【ネタバレ専用】スカイ・クロラ【徹底分析】 at CINEMA
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1:名無シネマ@上映中
08/08/03 14:17:03 CCZR9R0f
さあ、思う存分語ろうではないか。

本スレ↓
【押井守】スカイ・クロラ Part3【菊地凛子、加瀬亮】
スレリンク(cinema板)

2:名無シネマ@上映中
08/08/03 14:25:02 mQ0OH1Ty
まとめ
・ティーチャーを撃墜する、英語では「I'll kill my father」と言っていた
・ティーチャーは子供のキルドレにとって親父みたいなもの、整備士のおばちゃんが母親みたいな感じ
・キルドレはまだ歴史が浅く、ホントに不死身かどうかは分からない
・スイトだけ唯一生きて帰ってこれたのは、子供がいたからティーチャーが生かしたから

3:名無シネマ@上映中
08/08/03 14:46:30 CCZR9R0f
少年が大人の男になるために打ち勝たなきゃいけない存在。それが父親。
なんで少年は父親に打ち勝つ必要があるのかっていうと、それが大人になった証明だから。
これは女には分からんかも知れん。
男っていうのは何らかの形で父親に勝つまでは大人になったっていう実感を持てないんだよ。

父殺しの物語っていうのは世界中の神話に存在するエピソードで、現代ではスターウォーズのテーマもそうだった。
もう父親に勝ちたいっていう願望は文明圏を超えて、人類の本能としか言いようが無い。

優一は最後に"I'll kill my father!!"と言った。
劇中で何度も「僕は子供だよ」、「大人になりたくない」と言っていた優一なんだが、
この最後の台詞は「俺は大人になる!」っていう意味。

と、女性に優しい俺が解説してみた。

4:名無シネマ@上映中
08/08/03 14:49:37 CCZR9R0f
あ、別にティーチャーが優一の父親っていう意味じゃないからね。
あくまで象徴的な意味での父親。

5:名無シネマ@上映中
08/08/03 15:31:07 HXFyarb3
人間の生にとって絶対越えられない壁が死神の司る運命ならば、死神を越えられれば何かが変わるかも知れない。
幾多の若者が運命に挑み散華してゆく永劫の物語が我々の現実であろう。


6:名無シネマ@上映中
08/08/03 15:58:51 bFa+eOPs
自分のブログでやるかチラシの裏に書いておけ

7:名無シネマ@上映中
08/08/03 16:43:50 y/GX6AVo
見に行ってからね。



□前任者
 クロ・・

□刻印された癖
 クロ・・

□キルドレ
 クロ・・

□運命の象徴(オルゴール)
 輪廻

□スイトの噂
 妹→娘(父親は )
 前任者を・・

□ティーチャー
 元上司
 ?
 ・・・のオリジナル??
 瑞季の・・?? 


8:名無シネマ@上映中
08/08/03 17:05:34 CCZR9R0f
>>5
死生観ってのは大きく分けて2つある。

一つは死を恐れる考え方。
この死生観は、少しでも人生をエンジョイしたい。死はできるだけ先伸ばしにしたいっていう考え方になる。
天国があるっていう考え方のキリスト教なんかも基本的には同じで、大多数の人は死んだら死にっぱなし。
一部の選ばれたキリスト教徒だけが死後に天国で復活できる。
神道も同じ。偉大な人物だけが神になる。

もう一つは不死を恐れる考え方。
インドの土着宗教(今のヒンドゥー教)がそれ。この世こそが地獄で、しかも行き着く先には最大の苦痛「死」が待っている。
でもまた輪廻転生しちゃう。これが永遠に続く。
で、仏教はその輪廻を断つ道を示した。
つまり不死を恐れ、完全な死を望む。

水素は不死を恐れたが、愛する人の死を恐れるジンロウは空砲で答えた。
優一は自分がティーチャーを克服する事で何かを変えようとした。

9:名無シネマ@上映中
08/08/03 18:46:28 CCZR9R0f
FAQ: エンドロールの後のシーン.ってどんなだったの?

優一の生まれ変わりが再び基地に訪れる。
優一が訪れた時と同じように。
でも優一のときとは違って、水素は優一の生まれ変わりをまっすぐに見つめる。

10:名無シネマ@上映中
08/08/03 18:57:32 6Qi+BL6y
>>9
待っていた、という台詞も見る点だよね。
殺してあげたジンロウの後の生まれ変わりには冷たかったけど、玉砕(自然死?)した
ユウイチの後の生まれ変わりは待っていた、という点。

11:名無シネマ@上映中
08/08/03 19:55:05 sXQ7fuoh
他でも書いたことですが、ここにも書きます。

宝島社のムックでの、押井監督発言の要約:

「キルドレなんていないかも知れない。ティーチャーが最強だとも
限らない。全ては彼らの噂に過ぎず、彼らが生まれてから20年しか
経っていないから、全ては彼らの思い込みである可能性がある。
キルドレの存在などを断言したらSFになってしまう。だから、断言的
には作っていない。要は、全て「偶然」である可能性があるということ。
新聞の折り方が似ている二人の存在も、みんな偶然だという余地あり。
ティーチャーを打ち落とすのは、数年後のスイトの娘。ティーチャーは
無敵じゃない。」

もしそうなら、スイトもヒイラギと違った展開をして、救われるかも。




12:名無シネマ@上映中
08/08/03 20:51:46 Xf0KjnRC
いいね。
ヒイラギも癖だけ似たまったく別人で
キルドレは噂であって、ミツヤも成長して子供をもうけることができるといいね。

閉鎖的な子供特有の噂話かも。学校の怪談か都市伝説みたいな。
あの世界のテクノロジーで技術が受け継げるクローンとかありえない気も。


13:名無シネマ@上映中
08/08/03 22:41:00 sXQ7fuoh
監督自身のこの発言を知って、私はこの作品にやっと救いを見つけ
ました。ユーイチの死も無駄ではなくて、ヒイラギが来てから何かが
変わるのだと思いたいです。

14:名無シネマ@上映中
08/08/03 22:43:41 LapkfBeF
ムックを読んで救われる人がいるあたりやはり
押井だなw

15:名無シネマ@上映中
08/08/03 23:13:40 9mTxVrkn
エンドロール後の水素の行動が優一の死とは関係なく
「精一杯の笑顔でカンバレあたし!」
「喫煙はお肌の大敵だゾ☆」
ってスイーツ魂に目覚めただけだったら泣く

16:名無シネマ@上映中
08/08/04 00:37:54 zVDSSXo6
>>14

ww

17:名無シネマ@上映中
08/08/04 01:03:09 K1MUNJsR
>>15
でも、例えそんなしょうもない心境の変化であっても「変わった」ことには違いない。
あの絶望閉塞感無限ループよりはマシだと思う。

18:aaaa
08/08/04 02:05:27 HVa7O1lT
スカイクロラを渋谷で観てきた。
押井守監督の映画はいつも見る側に真意を考えさせる余地を与えてくれる。


19:aaaa
08/08/04 02:06:21 HVa7O1lT
自分で考え抜いた言葉は他人から説明されるよりずっと心に浸透する。
自分の人格を構成し得るキーワードは自分で発掘するべきなんだ。
あとはそのキーワードが間違っていないことを経験でもって確かめればいい。
そうやって確証を持つことができたなら自信をもって自分の一部とすることができる。
だから参考書みたいに簡単に正解を教えるべきじゃない。
そこに多様性は全く生まれず、結局は個性と自信のない人間を作ってしまう。

20:aaaa
08/08/04 02:08:12 HVa7O1lT
映画の中では幾つかの提起がなされていた。
それは現代における少年と本当の意味で大人になりきれていない
大人たち(子供と同義)へ向けたものだった。

* 「死」に対して特別な意味を感じていない子供
* 可哀相という言葉で子どもの人生をnegativeに決定づける親
* 繰り返しのように毎日を過ごし曖昧に生きている子供
* 自分の意味を見出せない子供
* 人生が繰り返されないことに目を背ける子供
* 自立することで切り開く自分の運命や限界

21:aaaa
08/08/04 02:09:33 HVa7O1lT
戦争に行く子供に対して大人が「気をつけてね」と言い、
それに対して子供が「何を?」という返事をするシーンがある。
これは人を殺してしまう現代の子供たちを象徴している。
子供たちにとって「死」ということが生きている世界の中で
重要なfactorではないのである。映画の中で子供たちはキルドレと呼ばれている。
薬の製品名だったが、その開発過程で偶然生まれた子供のまま成長しない人間を
そう呼ぶことになったということらしい。
childrenと killを掛け合わせた造語に思えてしょうがない。


22:aaaa
08/08/04 02:10:32 HVa7O1lT
劇中に決して倒せないと言われているteacherという存在がいる。
戦争のバランスを保ち続けるために不可欠な最強の存在。
どうやらそれは大人の男であるらしいという情報。
しかし主人公はこのteacherに対し、仲間の手助けを拒否して一人だけで立ち向かおうとする。
teacherを倒すことでこの繰り返しのバランス(運命、限界)を崩すことが出来るかもしれないと思ったからだ。
主人公はteacherに戦いを挑むとき、仲間に対して「this is my fight.」、
それと一瞬だが「i'll kill my father.」と言っていた。
teacherに対してfatherという言葉を使ったのだ。
このシーンは映画の中核を成すメッセージの1つで、
子供たちに自立しようとする意思を伝えたかったのだと思う。
そのことで繰り返しの毎日から脱却し、自分の意思で生きていくことができるのだと。
しかし基本的に父という存在は息子の考えを把握しているものだ。
主人公は絶命直前に自分の得意技でteacherを倒そうとするが、
teacherはそれを見抜いており、主人公を完膚なきまでに撃破する。


23:aaaa
08/08/04 02:11:33 HVa7O1lT
主人公は必要以上に銃弾を打ち込まれ死亡する。
そう、「死」というのは残酷なのである。
無情であり「待った」は無い。
他の子供たちと同じく、エンドロールの直後に主人公と同じ遺伝子の
子供が現れるシーンがあるが、これは人生に2週目が無いことへの逆説なのだろう。
再び蘇る子供たちを見せて、現実との違いを実感させたいのだと思う。


24:aaaa
08/08/04 02:12:32 HVa7O1lT
映画の中で自分は何者なのか、自分は何のために生きているのか、
そのことに悩み苦しむ子供がいる。本当の大人、つまり親はそんな子供たちに対して
「可哀相」だからと擁護してはならない。簡単に正解を与えるのではなく
必要な場合にだけヒントを与えるべきである。


25:名無シネマ@上映中
08/08/04 02:16:04 2KKYGfw2
どっかでも書いたけど 学生運動のことが押井のイメージにあったような気がする

26:名無シネマ@上映中
08/08/04 02:16:26 2a3ALIMW
映画を見終えて帰り道に考えた。絢香の歌でなく「愛はブーメラン」ではあざと
いかな?私の横を若いあんちゃんが「押井はハルヒを読んだ
かな」「キルドレってダミープラクのぱくり?」なんて言ってる。オイラも年を取った。

27:aaaa
08/08/04 02:25:41 HVa7O1lT
個人的な感想を書いただけなので、
鵜呑みにせず自分の意見を自分で考えるように。
でないと(自分で考えないと)この映画の意味が無い。

28:名無シネマ@上映中
08/08/04 04:50:36 R+Sqm7Ug
脚本家の人は原作つきとはいえ、この手の手法?を
よく使うよね。
過去に何かあり、現在に戻るという。
原作だとこの話が長い伏線のはじまりだと思ったけど、
映画になるんだったら、
多分落ちはああだろうなと思ったら当たった。
笹倉が女になったのは物語の都合かな?

全然関係ないけど、ジョゼと虎と魚たちという映画を思い出した。

29:名無シネマ@上映中
08/08/04 10:47:57 uLNcOXqF
昨日観てきた。
全く関係無いが、エンディング後に少佐がスイトにパソコンを介して干渉し、最後は前衛的なダジャレでシメる。
と言う奇っ怪な夢を見た。

30:名無シネマ@上映中
08/08/04 11:19:05 gFt+cgaV
これOPはクレジットシークエンス入れずにそのまま進めて

本編ED→OPで使われたクレジットシークエンスでエンドタイトル→3人目登場→綾香

にした方がよかったんじゃね?その方が客も席立たないだろうし。
DVD出たら編集して並び替えてみるかな

31:名無シネマ@上映中
08/08/04 16:12:43 2a3ALIMW
>>29
夢を見るというのは睡眠の質に影響されるが、スカイクロラが君のゴーストに何かの「傷」を付ける位
の意味があったんだろ。オイラは夢に出なくて不満だがな。

32:名無シネマ@上映中
08/08/04 18:25:19 OGpEs7nS
>>14
www

作品だけでは足りないってのが(笑)

33:名無シネマ@上映中
08/08/04 20:57:46 tnyE+6/+
なんで、キルドレはみんな煙草吸うの???

34:名無シネマ@上映中
08/08/04 21:30:32 z3JX9ueI
思春期の子供ってタバコ吸いたがるし、タバコは大体の人間が思春期の時に
吸い始める。いわいる大人への憧れの象徴なんだと思う。大人になりたい
背伸びした様子を表しているんだと思う。

見てきたけど、毎日を目的も無くただ時間に流されるだけの生活を送る子供達
戦争をしてはいるけど大義も明文もない、仕事としての戦争。
そんな生活を変えよう、ただ流されるだけの人生から 能動的な人生にシフトしようと
絶対権力であるティーチャーに戦いを挑むキルドレ。そして撃墜され死ぬ。

これは押井は夢を追って能動的に生きようとする若者の人生を描きたかったのか?
社会というシステムから開放され能動的に生きようとする者は容赦なく淘汰される
今の社会を写したのか?家畜の様な生活をし、思考や思想を停止させ老いてみじめな老人になるか。
社会に反発して自分の道を行こうとするものは淘汰されるという 八方塞がりな現在を描いたのか。

それにしても若者に向けてのメッセージというのが読み取れない。
社会に歯向かうなと言うことなのか?

35:名無シネマ@上映中
08/08/04 21:33:07 HWKxrcAL
中途半端なビューティフルドリーマーだな

36: ◆HhTh8Gv36s
08/08/04 21:43:44 PqXPJqCE
 

37:名無シネマ@上映中
08/08/04 21:54:20 o/wsfUS6
>>34
> それにしても若者に向けてのメッセージというのが読み取れない。
> 社会に歯向かうなと言うことなのか?

何も変わらないように見えても、変えようとすれば何かが変わっていくってのが最大のメッセージだと思う。

エンドロール後の水素の表情を覚えてるか?

38:名無シネマ@上映中
08/08/04 21:55:52 z3JX9ueI
なーんかエヴァの最終回だな。

39:名無シネマ@上映中
08/08/04 21:57:38 SQaYyGw4
十分読み取れたけどな

>>37
周りが変わるか変わらないかはさておき
不幸を受け入れるならば、少なくとも自分の人生は変わる
これは間違いなく伝わると思う

40:名無シネマ@上映中
08/08/04 22:06:27 o/wsfUS6
>>39
> 不幸を受け入れるならば、少なくとも自分の人生は変わる

ちょっと違うんじゃないか?
不幸をありのままに受け入れてしまってる状態が最初の水素で、
それを受け入れないと決心することによって「少なくとも自分の人生が変わった」のがエンドロール後の水素。
と俺は思ったが。

41:名無シネマ@上映中
08/08/04 22:09:06 HWKxrcAL
>>38
かっこつけてる分、露出的な面白みもないけどなw

42:名無シネマ@上映中
08/08/04 22:11:06 SQaYyGw4
>>40
ああ俺が言ってるのは函南の方な
それが周りに波及したのが水素ね
その点はあなたの言ってる通りじゃない

43:名無シネマ@上映中
08/08/04 22:49:37 o/wsfUS6
優一について言えばジンロウの頃から未来を信じてて、それを水素に伝えようとし続けてる。
だから水素を撃たなかった。

水素を主役に据えるなら、水素がジンロウ=優一に未来を与られえる物語なんじゃない?

44:名無シネマ@上映中
08/08/05 00:02:42 tnyE+6/+
なんだ、俺はこのご時世のタバコ増税への当てつけかなと思ったw

45:名無シネマ@上映中
08/08/05 00:07:45 Zu5UgTm/
なんでコクピットの中では英語なん?

46:名無シネマ@上映中
08/08/05 00:11:17 3AtAokxa
>>44
いや悪まで俺の見解だから鵜呑みにしちゃいけないよ

47:名無シネマ@上映中
08/08/05 00:22:04 dz3x/UfM
>>46
いやいや、喫煙のシーンがやけに多く強調してるみたいだったから。。
まぁ、見る人それぞれかな

48:名無シネマ@上映中
08/08/05 01:58:31 E4iwD64f
みなさんは、この映画の結末に納得できるとは、凄いですね。
私は、面白かったけど、最後の戦いは絶対勝つと思ったのに
負けたので、ええええ???と思ってしまいました。
でも、何度も戦うことで無意識的に段々と、相手の動きが読めるようになり
いずれ勝てるのかな、と思いました。が、スレを読んでいるとそれも違うみたいですね。
主人公がラスボスに負ける作品なんて、見たことないですし。
勧善懲悪、王道、作品の見すぎでしょうか。

49:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:03:19 RAdgppzs
>>48
見すぎです。

50:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:06:22 KlFAbhDe
あのラストは"終わり"じゃなくて"始まり"だと思うので、最初は負けで良かったんだと思う。
生まれ変わっても彼等には"これから"がまだあるんだし。
死ぬ気で激しく挑み続けろ!!と自分は読みとれたので、静かなラストだったけどちょっと興奮した。

51:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:11:06 DA7qDpT3
>>48
負けないと戦争終わっちゃうね
戦争は無いといけないからさ

52:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:11:47 711cRNzK
神に戦いを挑んだの。
もちろん負けるのは決まってるけど
人の気持ちを変えることができたの。

53:48
08/08/05 02:20:13 E4iwD64f
>>49〜52

なるほど、あれでよかったのですね・・。ありがとうございます。
でもティーチャーを倒した先に何があるのか気になりますね。
新たなティーチャーが現れるのか、戦争が終わってしまうのか。

54:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:25:09 KlFAbhDe
戦争とか大きな事は変わらなくても、一人の諦めた人生が挑み続けた人生に変わるのかな。
いつか本当に死ぬ時に気付くのかもしれない

55:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:26:05 DA7qDpT3
確かにね。それはわからないね。
ただし、一つ言える事は、たぶんプログラム上キルドレは勝てないように
設計されてるんだよ。それは、会社の存続のためであり、社会的な要請かもしれない。
その代わり、不幸にもキルドレには永遠の命(何度も輪廻する)が与えられてしまった。
このような永遠の輪廻に立ち向かったのが函南なわけ。
それにより、スイトさんの心にも変化が生じたと。


56:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:31:20 MMR7/K4n
気持ちが変わった水素はどんな行動を起こすのだろうか。


57:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:33:32 DA7qDpT3
実際起こしてたじゃん
タバコ吸わなかったり、目を見て函南の次の奴見てたりさ
それぐらいだろ。でも君は生きろって言われて、その意志を次いだ証じゃないか。
ただし、スイトも死んで、もう一度コピーされたらどうなるかはわからない。

58:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:43:41 MMR7/K4n
え!それだけ?生きるだけ?

自殺志願者には大きな一歩なんかなぁ

会社を潰すとか、クーデターを起こすとか,みんなを連れて逃亡するとか…
エンターティメント過ぎますかそうですか。

59:名無シネマ@上映中
08/08/05 02:50:00 DA7qDpT3
十分だろ。今の若者に言いたいことがあるってのはそういうことだと受け取ったけど俺は。
以下押井の言い分も入るけど
人生は基本的につらいんだ。でもそこまで悪いもんじゃない。
自分が不幸になることを積極的に受け入れれば(函南の場合、死を受け入れれば)
少なくとも走り抜けられる。
で、それが大事な人との関係の中で何か影響を与えれば本望なんじゃないかっていう


60:名無シネマ@上映中
08/08/05 04:20:50 2M46U2gh
>>ID:HVa7O1lT
>簡単に正解を教えるべきじゃない。
>個人的な感想を書いただけなので、
>鵜呑みにせず自分の意見を自分で考えるように。

かっこつけんなよナー。正解は教えないけど、少しヒントだけ与えるのが真の大人?
何も言っていないのと同じなんだよ。

アトヅケの理屈付けに満ちた「哲学」と呼ばれる汚らしいシロモノ、
ぶっちゃけ金銭追求オンリーで動いている大人の世界。

「水素」なんて科学的な名前をヒロインに付けてみて、さまざまな
人間的な葛藤までも、あたかも物理化学で解明できるように見せかける汚〜いヒッカケ。

大人の都合で搾取されつづける子供(見世物)たちのお話。死んでもいくらでも代わり(別の子だが)が存在する。
タイで生きたまま臓器をとられる子供と同じ。日本もタイも変わりなし。 この世にろくな正解ナシ。

61:名無シネマ@上映中
08/08/05 04:32:30 2M46U2gh
タイの悲惨な現状を伝えようということで「闇の子供たち」なんて映画があって、
普通の人は「タイの子供って日本よりも可哀想だな」と思っちゃうんだろうけれど、
タイの子供を買う9割、臓器を買っていく何割は他ならぬ日本の大人なわけで…。

そんな鬼畜な大人に囲まれて暮らしているのが、日本の子供なんですよ。
で、「スカイ・クロラ」だ。

子供だから駄目だとか大人だからいいというわけでもないでしょう。
この世界の全てが鬼畜の塊なんですから。
この世にあえて正解真理があるとするなら「金銭追求のために世界が回っている」ってことで。

62:名無シネマ@上映中
08/08/05 06:22:18 KlFAbhDe
こ、これは新しい映画の宣伝方法ですな!!!!

63:名無シネマ@上映中
08/08/05 06:27:43 ZlkU4TP/
>>61
何処で吹き込まれたのか知らんけどタイでガキ買ってる旅行者の多くは欧米人。
日本人が9割なんて数字はあり得ない。あと現地人も買ってるから。ロリコンだけ
でなく「処女とセックスするとエイズが治る」という迷信を信じたエイズ患者とか。

大間違いの前提で何語った気になってんの。何が「かっこつけんなよナー」だよ。バカ丸出し。

64:名無シネマ@上映中
08/08/05 07:18:54 5Y0HmHME
昨日見てきた。
>>11見てなるほどなと納得してしまったw
あの映画の時点では全てキルドレたちの妄想だという
可能性は拭えないんだな。

最後までティーチャーが何者だったのか分からないあたり
押井監督らしいちゃらしい。
ティーチャーの存在そのものが妄想の産物だとしたら
キルドレたちもそのうち大人になるんだろうな。
ミズトはもともと童顔だ、つーことかねw

65:名無シネマ@上映中
08/08/05 07:33:31 2M46U2gh
>>63
欧米人も買ってますとか現地人も買ってますとか
ごくたまにはロリコン以外の需要もあるんですとか、
おそらく日本を擁護したいんだろうけど
地理的に欧米よりも日本がタイに圧倒的に近くて、日本にロリコーンが多いんだからね。
あとは推して知るべしよ。
9割という数字が少々違っていても「大間違いの前提」にはならない。

>バンコクの「性市場」の最大の買い手が日本人観光客である。
>バンコクに入る前、パヤオで受けた説明では「最近は中国人や韓国人、オーストラリア人なども買春に来るが、一番多いのは日本人。
>半分以上はそうだ」とのことだった。
URLリンク(www.ohmynews.co.jp)


>何が「かっこつけんなよナー」だよ
一人でスカした7連レスもつけるようなID:HVa7O1lTには、イッパツ何か書いてやらなくてはと思うだろ?

66:名無シネマ@上映中
08/08/05 07:47:46 I1bsy+7p
>>65
オーマイニュース・・・w

このスレで君に関わりたくないので深くは突っ込まないけど
もう少しまともなソースを提示するべきでは。
書かれたものを何でもかんでも鵜呑みにすると碌な事にならないぞ。

67:名無シネマ@上映中
08/08/05 08:09:11 oFozifjd
いかにも某変態新聞から引っ張ってきた話だな
ちなみに事実無根な話だとはあれも認めてるよ。大々的に公表して訂正しないあたりが姑息だけど

68:名無シネマ@上映中
08/08/05 08:32:46 QZl/obQ8
>>64
ティーチャーは押井自身かな、と受け取ったんだけど。
「若者に伝えたいことがある」、って釣っといて、あの結末。
「君たちコピー世代には僕やパヤオを超えることはできない」っていう。
でも嘲笑ではなく挑発なのかな。若いクリエイター全般に向けての。とにかく嫌な気はしなかった。


69:名無シネマ@上映中
08/08/05 09:36:02 0A59t7hR
俺はキルドレが押井本人に感じた。

ティーチャは上から目線で若者を見、出る杭を打つ大人達の象徴

70:名無シネマ@上映中
08/08/05 11:34:59 xODqVQTB
原作一杯ありすぎてわけわからん
時系列どうなってるん

71:名無シネマ@上映中
08/08/05 14:37:11 6TY9l7Fm
>>70
とりあえず一番最初に出た「スカイ・クロラ」が物語としては最後の話。

ナ・バ・テア None But Air
ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven
フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life
クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky
スカイ・クロラ The Sky Crawlers

の順に読めば時系列通りになる。

72:名無シネマ@上映中
08/08/05 15:39:45 2bnOsP08
>>71
そうなのか・・
ありがとうその順に読むわ

73:名無シネマ@上映中
08/08/05 16:55:47 W39wGEzV
>>72
発売順に読めよw

74:名無シネマ@上映中
08/08/05 17:19:31 gUJvfjv0
いや時系列順の方がわかりやすいよ。

75:名無シネマ@上映中
08/08/05 17:31:40 z52t1tvV
私も発売順に読むのをお勧めするがなぁ…。
時系列順に読むと、かえって「スカイ・クロラ」で肩透かし受けるような印象も…。
ぶっちゃけ森さんとしてもあまり細かい設定は考えず、何となく第一作「スカイ・クロラ」を書いちゃった部分多いと思うんだよね。

「クレィドゥ・ザ・スカイ」の現実と境目がつかなくなってくる白昼夢を見る表現は雰囲気ものとしても上手い。
しかし、あちこちつじつま合わない最後として「スカイ・クロラ」を読むと消化不良起こしそうな気がするんだけど?


76:名無シネマ@上映中
08/08/05 18:35:19 4uP1gPRO
正直クレィドゥはしんどい。
森さんの好きな多重人格ミステリみたいなのだが
クロラ、ナバテアに比べて爽快感がない。
キルドレの設定に興味あるやつは面白いかもしれないが。
ナバテアで終っといた方がよかったな。

77:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:21:34 R7Jr0quG
見に行った。なかなか面白かった。
「ティーチャー」が「大人の男」で優一があっさり負けるのは、子供でいるうちは絶対に大人に勝てないという宿命と劣等感だと思った。
ラスト近くの、いつも見る風景が〜だっけ?あのくだりは好きだな。

78:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:27:55 lpRuGijX
え、スカイクロラの舞台って 平和な世界で 戦争ごっこをしてる・・って設定なの?

仲間もガンガンティーチャーにやられて殺されてなかった??

79:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:31:19 DA7qDpT3
うん。でもすぐ蘇るね。遺伝子操作で

80:義春 ◆kN.orXi3Fg
08/08/05 20:37:01 WmnqHusq
>>78
ただ蘇るだけじゃ戦争が終わっちゃうから、戦況をコントーロールして永遠に争わせるために
倒せないティーチャーがいるの。

81:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:37:15 Xi04+iMT
音楽もすごく良かったな〜
人狼も良かったけどそれに匹敵する
ぐらい良かった

82:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:37:40 zHz2phvh
財閥間の経済戦争を傭兵会社が請け負ってやってるような感じじゃないか?
エスカレートしてくると政府が介入して冷や水を浴びせるが、別に終わらせる気はない。

83:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:44:15 lpRuGijX
え・・・でも、クローン技術が発達してるって想定して
そのパイロットのクローンとか先生に撃墜された機体とかの復活費用とか金銭的な問題って
あの世界ではどうなってるのかな・・・

ゲーセンでゲームをやってるかのように安価で機体もクローンも復活できるって設定なのか・・・・


84:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:49:16 DA7qDpT3
そりゃ会社が出してるんでしょ
会社は放映権とかで莫大な金を全世界から取れるんだろうし
普通に考えて余裕だろ

85:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:55:54 lpRuGijX
・・・なるほど、原作を読まなかった俺には一回だけみた劇場版では
ストーリー&設定を補完できなくて、このスレや本スレでいろいろ教えてもらってなんとなくわかってきたわ・・・

押井の作品は比較的好きだけど、設定が難しいのが多すぎる・・・
初見で理解しづらい内容って、コアなファンにはストライクかもしれんが
一般的な人には切り捨てられちゃいそうだがなぁ・・・

86:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:58:45 vamVHG25
ミズキの母は水素で父親は誰?

87:名無シネマ@上映中
08/08/05 20:59:11 DA7qDpT3
今回はわかりやすいって押井にしては圧倒的に
ちなみに俺も初見ね原作もしらんし
わざと内容頭に入れないでいったけど
見ようと思えば見えてくるよ、色々

88:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:00:41 XHB3OxGv
ティーチャ

89:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:05:35 FbRrVPSd
一般人だって落ちた機体やパイロットの遺体見て「可哀想〜」とか言うけど
ゲームとしての戦争反対!とは言わないみたいだしね

同じ体をいくつでも再生できるのはいいとして、
知識や技術、癖までも伝えることができる、でもプライベートな記憶は伝わらないとは
なんと都合のいい設定でしょう

90:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:05:47 FbRrVPSd
一般人だって落ちた機体やパイロットの遺体見て「可哀想〜」とか言うけど
ゲームとしての戦争反対!とは言わないみたいだしね

同じ体をいくつでも再生できるのはいいとして、
知識や技術、癖までも伝えることができる、でもプライベートな記憶は伝わらないとは
なんと都合のいい設定でしょう

91:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:05:53 gUu62YMp
最後のティーチャーと戦う寸前の「景色は違う〜」のとこなんて以前の押井作品には無かったよね
押井は押井なりに分かりやすく作ろうとしてるのは感じ取れた

92:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:07:09 Pb51X6z5
>>88
森さん?

93:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:07:41 lpRuGijX
大事なことだから2回言いました禁止w

94:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:08:07 DA7qDpT3
ファンタジーに関してはフレームワークは受け入れなきゃだめだよ
それじゃなきゃファンタジーの意味も無いわけだし
そこは置いといてとしなきゃとてもじゃないけど見れない

95:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:09:15 lpRuGijX
やばいな クロラと攻殻2のDVDが出たら買っちゃいそうだな

96:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:11:06 zHz2phvh
>>84
観客が金払って見物に行くわけでもないし、戦闘機の値段からして桁外れに合わんだろ。
スカイ・クロラの世界の戦争が観客から金を集めるためのショーだってのはあくまで比喩的な表現だと思うんだが。

原作知ってる人、解説よろしく。

97:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:13:44 DA7qDpT3
>>96
でも仮に世界に戦争ショーやる会社が二社しかないとしたら寡占もいいとこだよ
絶対可能だろ。放映権、スポンサーだけで余裕でしょ

98:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:16:54 gUu62YMp
戦争請負会社は「ショーとしての戦争」を提供するだけではない。
煙草、マッチ、ビールからポップコーン、さらには教育機関の運営、薬品の開発に至るまで、人々の生活に関わるすべてを、国家に変わって供給する一大起業なのである。

99:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:18:51 zHz2phvh
>>97
実況だけで放映してないじゃん。あれで金が集まるとは思えないが。

100:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:20:44 DA7qDpT3
スポンサーってのは国がかむかもしれないよね
仮に軍事費用が全くいらない平和な国家が築けてるんだとしたら
その分は融資で募れるかもしれないし、今の国連の金みたいにさ
なにせ平和を維持するために必要な戦争ショーなんだから

101:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:22:16 lpRuGijX
でもさ、平和な世の中だとして、今の日本が刺激に飢えてるからってクロラの世界のような
仮想戦争は 我々がやってるようなPS3や箱○のオンライン対戦とは違うと思うなぁ

オンゲームの中では死人は出ないがクロラの戦争は死人がでてるしなぁ・・・
同じ刺激でも バトルランナーでストーカー(追跡者)から
必死に逃げて戦ってるシュワちゃんを見て楽しんでるあの視聴者やショー的な感じかな

102:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:27:01 o0ahVROV
>>101
本当に死者が出るから平和を実感できる。って設定じゃないの?


俺がこの映画で最も疑問だったのは「じゃあ大人ってナニよ?」
って事だったんだけど、どのスカリ・クロラ スレを覗いてもあまり
話題に登ってないのね。

103:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:36:03 zHz2phvh
>>100
共産主義が世界革命に成功した世界って言うんなら有り得るかもしれないけど、スカイクロラって資本主義の世界しょ?

ほぼ完全な平和が実現されて、他の国の戦争なんて他人事に思えちゃう国って正に今の日本だと思うんだけど、
戦争請負企業なんて全く必要としてない。
それを現実として、押井も、森も知ってると思うんだよ。

なのにあえて、なぜ、そういう持論を水素に言わせたのかってのが論点だと思う。
そういうニヒルな論理で自分自身を納得させてるっていう心理状態を表現したかったんじゃないかと。

てか原作知ってる人、お願いします。

104:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:36:38 B7+RanF9
>>102
>「じゃあ大人ってナニよ?」
原作は分からないけど、映画に関してはそれほど重要なものでもないと思う。
キルドレ、つまり現代の若者、が超えられない何かだろ。

105:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:40:29 B7+RanF9
>>103
>戦争請負企業なんて全く必要としてない。
単純に理不尽に死んでいく人間がいることを見ることによって、
自分達が幸せである事を実感したいだけじゃないの?

106:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:43:22 lpRuGijX
本スレでうざいコテがいるんだけど なんなのあれ?
さも、「俺はわかってるんだぜ?」風なのがむかつくんだが

107:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:44:13 zHz2phvh
>>105
現実として今の日本がそれを必要としてないじゃないか。

当の日本人である押井や森がそれを知らないとはとても思えないんだよ。

108:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:44:40 DA7qDpT3
あぼーん当然してるわけだが

109:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:44:44 Ci9GjjuS
一度きりの生を生き抜くために頑張ったり妥協したり手を取り合ったりするのが大人
展望なく生きるのが大人じゃない人

110:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:46:26 DA7qDpT3
でも展望無く生きるキルドレの人生は一度きりではないと

111:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:48:00 h2czR2AP
バトルランナーはガキのころに見てトラウマになったわw

112:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:49:01 o0ahVROV
>>104
たしかに表面的にはさして問題視されていないかもしれないけど、
突き詰めて考えて行くと避けては通れない問題だと俺は思うよ。
だって、カンナミやスイトはティーチャという大人の象徴を倒すことで、
ループする日常から脱却しようとした訳でしょ?
キルドレの設定からして「成長しない子供」なんだから、
その対極には「大人」っていう概念が潜在してる。

113:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:49:48 gUu62YMp
>>103
現実での他国で行われている戦争が、スカイクロラの「ショーとしての戦争」でしょ?
なんで戦争請負会社が必要とされてないと思ったの?

114:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:50:56 zPVGsSm8
> 実況だけで放映してないじゃん。あれで金が集まるとは思えないが。
あれは無料放送で、会員向け有料放送はリアルタイムの戦闘映像が配信される…のかも

115:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:50:57 o0ahVROV
>>109
劇中にそういった大人って誰か登場したかな?

116:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:54:39 lpRuGijX
ショーとしての戦争ならば 飛行機VS飛行機の空戦オンリーというレギュレーションで戦えばいいと思うのだが
主人公陣営の 基地に攻撃を仕掛けてくるのは ショーとしてどうなのかな〜って感じた。
水素があがって 阻止してたようだが・・・

117:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:55:00 Ci9GjjuS
>>115
名もなき老若男女たちの多くは大人だと思うよ
画面に出てこない部分で大人な生を送っている

118:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:55:12 B7+RanF9
>>107
いや、戦争してる国や飢餓に苦しんでる国をニュースで見て、
優越感に浸るとまでは言わないけど、安心してるでしょ。

119:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:56:53 DA7qDpT3
>>112
日常というかある種の不老不死からの脱却
ただし、ティーチャが死ねば戦争は無くなり(また復活するかもしれないけど)
キルドレはずっといき続けなくてはならないという矛盾
ただし自殺とかすれば話は別だけど
問題は戦争ショーが無くならなければ、キルドレは無限ループで量産されるという点
ただし有史以来戦争は無くなっていないことから察するにキルドレループは続く
それに抵抗したのが函南


120:名無シネマ@上映中
08/08/05 21:59:30 zHz2phvh
>>113
日本で他国の戦争に関心を持つ人なんでほんの数割。それも20歳前後の数年間だけちょっと興味を持って
30歳になる頃には興味すら失ってしまう。
事実としての戦争なんて、人間の幸福感にはなんの役割も果たしてないんだよ。
それが日本で実証されちゃってる。

121:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:00:57 B7+RanF9
>>112
>ループする日常から脱却しようとした訳でしょ?
そう。
で、超えられなかったし、今後越えられるような示唆も無かった。
大人は子供が倒すことのできないものって言いたかっただけだろ。
劇中ではティーチャーという個人だったけど、
それは社会やシステム全てをさしてると思う。
実際、他のスレでもティーチャーの代わりはいくらでもいるって話も出てるし。

122:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:06:52 o0ahVROV
>>117
少なくともさ、劇中に登場したいわゆる「大人」達は、
キルドレ達と内面がそんなに変わりないように思えたんだよね。
一度きりの生を生き抜くために頑張ったり妥協したり手を取り合ったりする大人っていた?

123:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:08:11 gUu62YMp
>>120
戦争に対する興味は問題じゃないんじゃない?
興味が無かろうが、戦争によって苦しんだり死んだりしてるのは誰だって知ってるでしょ。だから戦争から遠い日本にいて平和を実感できるんじゃん。
日本で実証されてるってどういうこと?

124:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:09:26 o0ahVROV
>>119
>>121
うん。
で、俺が疑問なのは、じゃあそのキルドレが絶対に越えられない
「大人」の正体についてなんだ。

125:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:11:40 B7+RanF9
>>124
これ以上、どう答えろっちゅーねんw
宇宙人とでも言って欲しいのか?

126:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:16:30 zHz2phvh
>>123
今の日本人は他国の戦争をゲームやアニメの映画の戦争の実写版くらいにしか感じてないと思うぞ。
他国の不幸を土台に幸せを感じる以前に、その不幸な他国を現実としてすら感じていない。

127:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:17:05 o0ahVROV
>>125
宇宙人なら、それはそれで面白いけどwww
キルドレが「大人」や「社会」や「システム」を越えようとしているなら、
彼らが求めるのは大人や既存の社会を越えた何かってこと?

128:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:23:20 92mdTJm5
撃とされても撃とされても、出撃を繰り返す米英の重爆乗り。
東部戦線で4号戦車に乗って、T34やJS2と渡り合わねばならないドイツの戦車兵。
数だけを頼りにティーガーに殴りかからねばならない、アメリカの戦車兵。
一度出れば、半分近く帰ってこれない、日本海軍の中攻乗り。

みんなキルドレみたいな気分だったのではあるまいか?


129:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:25:11 gUu62YMp
>>126
その言い分は極端だと思うけど重く感じたりはしてないかもしれないとは思う
でももし世界から戦争が無くなったとしたら、その事実は現実として重く受け止めなければいけなくなると思う。
今まで戦争は絶えなく続いてきたからこそ、戦争が消えるという変化は重大で、日本の平和だと思える居心地なんかはなくなっちゃうと思った。

130:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:28:38 B7+RanF9
>>127
彼等は何も求めていない。
ただ、与えられた環境の中で漠然と生きるだけ。
函南はたまたま、何かを感じてティーチャーを倒そうとしただけ。
それも、映画としての味付け程度でしかないと思う。
要は単純な日常の中で何かを変えようとすることにより、
何かがほんの少し変わることを監督は言いたかったのでは?

131:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:36:53 TJYxwK7G
あの監督って結局のところは単なるミリオタなのに
「戦争を通して平和を噛みしめ」とかなんとか口実を並べるのが
いかにも後付けですって感じでそこは好きになれない

132:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:37:51 DA7qDpT3
そんなことどこで言ってた?

133:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:50:33 zHz2phvh
>>129
戦争や内紛に悩まされる発展途上国は映画なんかの発信もないし、大半の日本人には感情移入も出来ない。
歴史やフィクションの世界と大差ない存在なんだよ。
逆を言えば歴史やフィクションで十二分に代替できてしまう。

何割かの、日本国内での不幸な人は、不幸な国に対する優越感みたいなものに支えられてる面があるかも知れん。
でも戦争が必要条件なわけじゃないんじゃないか?

134:名無シネマ@上映中
08/08/05 22:51:31 zHz2phvh
てか原作知ってる人、原作の世界設定を教えてください。

135:名無シネマ@上映中
08/08/05 23:02:49 B7+RanF9
>>133
でも、今でも平和を説くのに戦争を持ち出すからなあ。
俺はこれが大嫌いなんだけどね。
やっぱり、なんらかの影響は与えてると思うよ。

136:名無シネマ@上映中
08/08/05 23:07:12 DhFNkG1I
>>134
原作のレンズ(函南の目)には、身の回り数メートル以上の世界は
もやがかかっていて、はっきりとしたことは何も見えないようにできている。
例えば、外観がヨーロッパっぽいだとか、自分が勤めている会社名とか
函南が興味のないこと(飛ぶこと以外)についてははっきりした描写がない。
唯一、彼に話し掛ける人間が、彼の知らないことを言う程度。
世界設定など、なきに等しい(この話に必要ない)。
客観的な世界を書いている小説ではなく、彼の、主観的な気分を書いている作品。
まあいっぺん読んでみそ。

137:名無シネマ@上映中
08/08/05 23:08:07 g9G2+qZl
>>134
あっちの>>882に貼り付けてあったので、少し答えると。
国家は絡んでる。時間軸でいくと4部までだと、金の話は、でてきてないね。
途中までしか読んでないのと、映画版は観てないから説明できないけど。
自分が読み終わる前に、全部読んだ他の人の答えがでると思うけど。

4部まで読んだ感じだと、金の流れとかこの先でそうにないかな。


138:名無シネマ@上映中
08/08/05 23:11:24 g9G2+qZl
>>136が答えてるけど、やっぱ説明ないんだね。
>>137で書いた4部は間違え、3部までしか読んでないわ。いま4部読んでるとこ。


139:名無シネマ@上映中
08/08/05 23:54:17 o0ahVROV
>>130
監督の最終的な回答はわかるよ。それはティーチャとの決戦に向かう
カンナミの口からはっきりと語られたし。

でもさ、それだけがこの映画のテーマなら、劇中であそこまでキルドレと大人との
対比を克明に表現しなかったと思う。
例えば水素はさ、大人に嫌悪感のような感情を抱いている一方で、強烈な憧れという
一見矛盾している感情も抱いてる。それは煙草だったり飲酒であったり、
あるいはレストランでカンナミと食事をするシーンで、カンナミを誘惑するために
口紅を引いてくるといった描写からも伺えると思う。

で、ここから結局立ち戻るのは、大人って何だろうとかキルドレって何だろうとか、
そういう疑問なんだ。

自分でも、堂々巡りをしているとは自覚してるんだ。スマン。

140:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:02:33 T7eXwhKI
「・・・一部の特別な人間だけに戦わせて、それによって民衆の捌け口を用意する。そうしたうえで、今の平和が築かれているんです。
 あるときは、戦うことに反発するエネルギィを、その一箇所に集める。
 しかも、それは政治の枠組みの外にある。上手いやり方です。
 あるいは逆に、戦う者に感情移入させることで、反社会的な破壊行為への動機を抑制できる。
 ・・・もしも同じ人間だったら、きっと批判が集まったでしょう。
 それが、タイミング良く、偶然に我々の前に現れた。歳をとらない人間が。死なない人間が。」

飛ぶことにしか興味のないクサナギに真実を伝えようとする新聞記者の言葉。
まだ続くけど、長くなるな。

141:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:02:46 CYy2DYDd
>>139
うん。なんとなくわかるんだけどさ。
キルドレの場合与えられたわけだ子供という資格を。
で、キルドレ以外ってのは自然に大人になるという意味で大人を与えられてるんだよ
結局はその違いだけじゃない。しかもこの付与ってのは絶対変えられないわけ。
それに立ち向かうっていう話じゃないか。

142:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:02:49 cz59axwm
押井作品にしては目に優しかったので助かった。

143:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:16:54 BO1dE2eZ
今まで同じような映画を作り続けてきた生活から抜けるために
大型予算で大作映画というティーチャーに挑戦するもあえなく興行で撃沈。
で、生まれ変わってこれ作りましたよ、というオシイ自身の映画だな。
本人も若者相手に自分は人生の二週目に入ったって言ってたし。

144:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:46:10 Lw+Ps1BR
>>141
>で、キルドレ以外ってのは自然に大人になるという意味で大人を与えられてるんだよ
そこだ。「自然に大人になる」ってのはどういうことなんだろ?
キルドレ達は肉体的に老化しない。だから死という概念が希薄で、代償として生が実感できない。
それゆえに彼らは表層的な格好だけでも大人の真似事をするのか。そして戦場で、死と
背中併せになることでリアルな生を体感しようとする。
にも関わらず、劇中ではキルドレ達の大人的行動の模範になっている当の大人達の実態が、
よくわからない。むしろ登場する大人達は、どこか情けなく描かれている節がある。
ドライヴ・ウェイにたむろしている中年達なんかは、何一つとしてキルドレと変わりなさそうだ。
「自然に大人になっている人々」は身体的な成長ではなく内面的に何が「大人」なんだろう?

145:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:48:11 WfmNw/a2
完全な平和が実現した世界で、大人たちが作った「ショーとしての戦争」。




意味不。

146:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:49:58 1t7LEmhb
子供ができれば大人,とも限らんしなぁ

147:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:51:00 CYy2DYDd
>>144
内面的に大人なんてないでしょ
あるのは明確に身体的な差のみ

148:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:54:46 kyA0OIgo
ティーチャ=あの老人説ってのもあるようだけど
その真偽はともかく、お約束で勝ちを保証されているティーチャも含めて
個々の大人自身はそんなに立派なものじゃないんだろうね
キルドレにとっての壁は、個々の大人ではなく、
集合としての大人たちが構築したシステムというかお約束の体系なんだと思う

149:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:57:16 ACymwEY/
水素ちゃんのぺっちゃんこのおっぱいとかそういう話題はしないの?

150:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:57:29 WfmNw/a2
>集合としての大人たちが構築したシステムというかお約束の体系なんだと思う

大人って、作者だろ。


151:名無シネマ@上映中
08/08/06 00:58:47 kyA0OIgo
あ、それでいいや、ははは

152:名無シネマ@上映中
08/08/06 01:01:54 OiOlhuVr
すごいねーそれで正解でいいよー

153:名無シネマ@上映中
08/08/06 01:26:44 Q30ZzwWK
原作読めばショートしての戦争の詳しい設定が分かるかな、と思って読んだら、かけらも書いてなかった。
あれからよくここまで妄想を膨らませたなぁ。
新聞読むといろいろ細かく書いてるしw

154:名無シネマ@上映中
08/08/06 02:05:09 kaFx4/yh
>>153
ショーとしての戦争 という設定は、原作では状況を成立させる
ためだけにしか用意されていない。
原作と映画の違いは、函南(達)が、飛ぶこと、そこで戦うことが
自分が本当に打ち込めることで、生を実感できる瞬間で、ほかの事は
まったくどうでもよい、と感じているというところをクローズアップさせて
いる所。強調しすぎると、単に好きなこと、打ち込めることを持っている
若者、という見え方になってしまうので、映画では抑えて表現したのだ
と思われる。映画では、より、世相を反映させたいという意図があった為に
生き生きしている空のキルドレ達より、地上でだらりとしている部分を
強調している。その部分を、半ば否定的に描くことで、一歩踏み出そう
というメッセージを成立させようとしている。
原作では、このように、戦うことが、本当に好きで、戦うことでしか
生きていけないっていう人がいる、ということを踏まえなければ、戦争
それ自体を単純に否定することでは、平和などありえない、ということを
表現したかった、と、森さんはおっしゃっておられますた。

けど、やっぱ2人とも、レシプロ機で飛びまくって、戦うって超カッコいい
やってみてーってのが、作品作った原動力と俺には思えて仕方ない・・・

155:名無シネマ@上映中
08/08/06 02:10:02 ihR+JQzV
これはさあ・・・大人も子供も同じだってことだと思うんだ。
作中の戦争状況は、大人から見れば日常を維持するための非日常
だけどキルドレから見れば日常。
ユーイチは生きていくために非日常が必要だと悟り、ティーチャーに挑むわけだ。
つまりこの時点でもうやってることは大人なわけ。
「終わりなき日常」が若者特有の幻想だ、ってことはBDでも描かれていたけど、
結局それらは制度的に与えられたものにすぎない。そこに気付いて終わる。
それでも疑問が残るのは、「日常に非日常を見いだす知恵」を身につけたところで、
結局それも大人達の手のひらで踊っているだけなんじゃないかというところ。
これがユーイチの最後の台詞「それだけでは、いけないのか
それだけのことだから、いけないのか」という歯切れの悪さにつながっていると思う。

156:名無シネマ@上映中
08/08/06 02:19:46 gXL9pmrT
>>149
彼女は拒食症寸前のガリガリちゃんなのであれでいいんです
、原作ではごはん残して食堂のおばちゃんに怒られたりしてます。


ショーとしての戦争なんだけど俺が高1の頃、湾岸戦争があってなリアルタイムで中継されてたんだ、
米軍にもカメラがはりついいてて、バグダッドからも空爆の様子がTV中継されてた、
解説者が米軍の戦術とイラク軍の戦術について解説したりしてスポーツ中継みたいだった、
実体験として「ショーとしての戦争」には僕は違和感はない。

あとショーとしてもっとも消費された戦争ってWW2だと思う、映画、漫画、小説、TVドラマ、専門書、ガンカメラ映像ばっかりのDVD、TVゲーム、
娯楽のコンテンツとして非常に優秀、エースパイロットが大勢出た、物語が非常に多い。

現状のアフガニスタンやイラクの戦争は娯楽としてより公共事業としての側面が非常に強く出てるよね、
ルールがきちんとしてないので娯楽化しにくいんだと思う、「仕掛け爆弾で何人死にました」とか全然面白くない。
「民間軍事会社」がメジャーになった点では面白いけど、むしろ観戦がたじゃなくて参加形のエンターテイメントなのかも。

「民間軍事会社」の大手ブラックウォーター社、熊のマスコットキャラとかのグッズなんかまで出てる、
URLリンク(www.blackwaterusa.com)
コンテンツビジネスに乗り出したら面白いのになあ。


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