【裁判】毒ぶどう酒事件、奥西死刑囚(83歳)が心境 「自分はもう年だ…これが最後、再審を」
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1:出世ウホφ ★
09/12/10 02:00:58 0
三重県名張市で1961年に起きた名張毒ぶどう酒事件で、再審開始決定の取り消しを不服として最高裁に
特別抗告している奥西勝死刑囚(83)=名古屋拘置所在監=が9日、特別面会人を通じ、毎日新聞の取材に応じた。
弁護団は1月末に最終弁論にあたる答弁書を提出する予定で、年度内にも最高裁決定が出ることが予想されている。
これを受け奥西死刑囚は「自分はもう年。これ(第7次再審)が最後かもしれない」などと心境を語った。
人権団体・日本国民救援会愛知県本部副会長で、特別面会人の稲生昌三さん(70)を通じてやり取りした。
事件では無罪から逆転死刑、再審決定から取り消しへと2度にわたって司法判断が分かれた。
奥西死刑囚は逮捕から48年間の感想を問われ、約1分間の沈黙の後、
「筆舌にたえない。本当に残念で悔しい」と語った。
拘置期間も逆転死刑判決を受けた69年9月から40年が経過。1月で84歳となる奥西死刑囚は
「これが最後になるかもしれない。だから再審開始を信じています」と述べた。
弁護団は07年1月に特別抗告。最高検は今年10月23日、弁護団の意見書に対する答弁書を最高裁に提出した。
最高裁は弁護団の答弁書を待って判断するとみられる。【式守克史】
【ことば】名張毒ぶどう酒事件
61年3月28日、三重県名張市葛尾の公民館で開かれた住民の懇親会で、農薬入りぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡、
12人が重傷を負った。「妻と愛人(ともに事件で死亡)との三角関係を清算しようとした」と自供した奥西死刑囚(当時35歳)が
殺人容疑などで逮捕されたが、起訴直前に全面否認に転じた。1審津地裁(64年)は無罪、2審名古屋高裁(69年)は
逆転死刑、最高裁(72年)で死刑が確定。高裁は第7次再審請求審(05年)で再審開始を決定したが、
異議審(06年)で取り消した。
12月10日1時55分配信 毎日新聞
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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