【政治】 総選挙直前の死刑執行に疑問の声
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1:出世ウホφ ★
09/07/28 16:29:00 0
法務省は28日、3人の死刑執行に踏み切った。政権交代をかけた衆院選の直前。
野党の死刑反対派の議員からは批判の声が上がった。
法務省内で記者会見した森法相は、半年ぶりの執行について
「間隔や客観情勢との関係において、時期は全く意識していない」と強調した。
衆院が解散した政治的な空白期に執行した理由を問われると
「解散しても法務大臣であり、大臣としての職責を粛々と果たした」と語った。
死刑に反対する国会議員でつくる「死刑廃止議員連盟」の保坂展人・前衆院議員は
「国会議員が声を上げにくいこの時期を選んで、だれも責任を取らないような形で執行したとしか考えられない」と批判。
死刑に反対する市民団体「フォーラム90」の関係者も「正直言って、総選挙前にあるとは思わなかった」と驚きを隠さなかった。
フォーラム90によると、衆院解散中の執行は93年に一時止まっていた死刑執行が再開されて以来、例がない。
法務省は、批判を覚悟のうえで執行にこだわったようだ。鳩山元法相以降続いていた
「約2カ月〜3カ月に1回」という執行のペースは崩れていた。
17年半ぶりに受刑者が釈放され、再審開始が決まった「足利事件」などがあり、
「執行しようと思っても、見送らざるを得ない事情が続いた」(幹部)という背景があった。
だが、初めての裁判員裁判が8月3日に東京地裁で開かれることが決まった。
ある幹部は「これ以上、期間が開いてしまうと、裁判員制度を担う市民たちに
死刑制度の必要性を理解してもらえなくなる」との思いを漏らした。(市川美亜子、延与光貞)
朝日新聞
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