【科学】顔がすぐに赤くなる"お酒に弱い体質の人"が飲酒と喫煙をすると、食道がんリスク190倍に 東大教授らの研究 at NEWSPLUS
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1:かなえφ ★
09/05/14 15:10:49 0
 顔がすぐに赤くなるお酒に弱い体質の人が飲酒と喫煙をすると、
食道がんになるリスクが、飲酒も喫煙もしない人に比べ、最大190倍も
高くなることが、東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究でわかった。

 同じ体質の人でも、飲酒・喫煙をしないと、リスクは7倍程度に下がった。
体質を理解して生活習慣に気を配ることで、予防したり、早期発見したり
できると期待される。

 研究チームは、食道がんの患者1070人と健常者2832人で、
約55万か所の遺伝情報の違いを比較。発がん性が指摘されている
アセトアルデヒドをアルコールから作る酵素と、アセトアルデヒドを分解する
酵素の二つが、食道がんのリスクに関連していることを突き止めた。

 アセトアルデヒドはお酒で気分が悪くなる原因物質で、たばこの煙にも
含まれる。顔が赤くなるのは、アセトアルデヒドの分解能力が弱いためで、
日本人の4割がこのタイプ。アセトアルデヒドを作る働きが弱いと、
気分が悪くなる前に、ついつい余分に飲んでアセトアルデヒドが増える。

 飲酒・喫煙の影響についても調べたところ、お酒に弱く二つの酵素の
働きが弱い人が、1日缶ビール1本以上の飲酒と喫煙をすると、相乗効果が働き、
お酒に強く飲酒・喫煙をしない人に比べ、食道がんのリスクが190倍も
高くなっていた。

読売新聞 2009年5月14日14時42分
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