船乗りなんでも相談室・10 at SPACE
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1008:キモ頭皮
16/04/11 03:44:48.12 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。 

1009:キモ頭皮
16/04/11 03:45:36.32 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」  

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1010:キモ頭皮
16/04/11 03:47:34.06 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。   

1011:キモ頭皮
16/04/11 03:48:26.74 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?  
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1012:キモ頭皮
16/04/11 03:49:01.89 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。 

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1013:キモ頭皮
16/04/11 03:49:30.13 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。 
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1014:キモ頭皮
16/04/11 03:50:15.73 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。 
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1015:キモ頭皮
16/04/11 03:50:56.94 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。  

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1016:キモ頭皮
16/04/11 03:51:44.80 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。  
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1017:キモ頭皮
16/04/11 03:52:32.21 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?  
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。  

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越


1018:して一人暮らしを始めたところでした。 所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。 もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。 この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。 でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」 魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。 世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。 「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。 とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。   



1019:キモ頭皮
16/04/11 03:53:26.26 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。 
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。 

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。 
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1020:キモ頭皮
16/04/11 03:54:42.68 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。  
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1021:キモ頭皮
16/04/11 03:55:21.96 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1022:キモ頭皮
16/04/11 03:56:23.02 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1023:キモ頭皮
16/04/11 03:57:12.24 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。 

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。

1024:キモ頭皮は臭い
16/04/11 03:58:40.54 .net
ブーム到来!埼玉県民の「自虐とプライド」

高層ビルの向こうにはすぐ田んぼ、でも池袋まで25分で行ける。川越、秩父に草加せんべい、あとは何かあったっけ?
都会と田舎に挟まれ、彼らは何を想うのか―おかしくも哀しい心の中を探る。  

生まれも育ちも埼玉は大宮、40代男性が言う。
「高校生の頃、東京の同級生と初めて新宿で遊んだ時、『はるばる埼玉からよく来たな』とバカにされて、ケンカになりました。
埼玉をバカにされるのって、顔や身長と同じで、自分じゃどうしようもないじゃないですか。だから悲しかったし、頭に来た。今となってはどうでもいいけどね。

親に『どうして埼玉なんだよ!』って噛みついたこともありました。いや、いいところなんですよ、埼玉は。
空が広いよ。埼玉県民だから得した経験は、特にないけど……東京に近いことくらいかなあ。というか埼玉は、ほぼ東京でしょ?」

いまひそかに「埼玉」がブームになっているのを、ご存知だろうか。
ただし、「みんなの憧れの的になっている」というわけではない。埼玉県民の自虐ネタと、ヘンなプライドのせめぎ合いが、面白がられているのだ。

火付け役となったのは、話題のこんなギャグ漫画である。舞台は、とある架空の国。そこでは「東京都民」と「埼玉県民」の間に、圧倒的な身分の差があった。
埼玉県民が東京へ行くには通行手形が必要で、運よく都内に入れても、高級百貨店などをうろつけば「埼玉狩り」に遭い、強制送還されてしまう。

当然、東京の学校では、埼玉県出身家庭の子供は激しい差別に遭っている。腹痛を起こした「元埼玉県民」の生徒に、無情な言葉が投げかけられる。
「そこらへんの草でも食わせておけ!」(注・これはギャグです)

東京都民にゴミのように扱われ、搾取される埼玉県民。所沢出身の主人公・麗は東京の名門学園に転校し、
本当の身分を隠しながら、「埼玉解放」のための果てなき戦いに身を投じてゆく―。

これが'82年から'83年まで執筆された『翔んで埼玉』のあらましだ。作者は、ギャグ漫画の金字塔『パタリロ!』でも知られる魔夜峰央氏。
本作は30年あまりの時を超えて昨年12月に復刊され、なんと30万部超のベストセラーとなっている。「ひどい言い草だけど、面白い」と大ウケなのだ。

なぜこの異色作を描いたのか。魔夜氏に聞いた。「僕は当時、故郷の新潟から埼玉の所沢に引っ越して一人暮らしを始めたところでした。
所沢で暮らしているうちに、『どうも埼玉の人は、東京に強いコンプレックスを抱いているらしい』と分かってきたんです。
もちろん誇張はしていますが、劇中で吐露される埼玉県民の思いは、僕自身が見聞きしたり感じたりしたことがもとになっています。

この作品の中には、茨城のことを埼玉以上の僻地だとくさす場面があるのですが、茨城の人からは当時『茨城をバカにしている』とクレームがありました。
でも埼玉の人からは、これだけ描いても一切ないんです。埼玉県民は笑ってすませてくれる。むしろ、自虐ネタとして楽しんでくれている人が多いみたいですね」

魔夜氏が言うように、埼玉県民の心もようには、こみいった葛藤が秘められている。
世界有数の大都市・東京に隣り合ってはいるが、埼玉は田舎だ。さいたま市中心部、浦和や大宮の街並みは、愛知県と同じ700万人が住む県の県庁所在地であるにもかかわらず、これといった特徴もない。

「たまアリ(さいたまスーパーアリーナ)があるだろ!」と怒る県民がいるかもしれないが、その「たまアリ」が建つさいたま新都心から15分も歩けば、広大な農地が広がっている。
とはいえ、必要とあれば東京にはすぐ出られるので、暮らしに特段の不自由はない。大宮に住む50代男性が話す。


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