リレー小説　還らざる時の終わりに…

リレー小説　還らざる時の終わりに… at SIBERIA

626:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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3回戦はタクボさんも加わりさらに激しく情熱的になった
途中から剛健はいなくなっていた

627:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「全く何だったんだあの男は」と思いながらも秘伝書の事が気になる。後で両親に聞いてみよう。

628:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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あまりの激しさにトワさんが息を引き取ったのでトワさん2号を出動させた
4回戦に備えYZWが待機していた
ここで決着をつけねば！

629:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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だがさすがは性帝YZWだった。芸能界で言ったら堺正章だった。

630:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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僕はひと息ついて剛健が置いて行った菓子折りを開放して中の菓子を賞味した。

631:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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それがトリカブトと青酸カリの入ったやつだったので僕は即死した。「閻魔さんよぉ、今度は僕をキムタクに転生させろよぉ!」

632:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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話の流れをばっさりと切られた刹那

僕はオオカミのような遠吠えをしていた
あれ？わんわんになっとる
僕は浮足立ってハッピーステップで走り出していたんだ

633:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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犬に転生したのか。死んでいたのは短い時間だったな。さて、これからどうしたらい
いか。

634:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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だが現実はそんな甘いものじゃなかった。誰が通報したのか僕は保健所のオッサンらに拉致られ、殺処分される事になった。

635:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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ここ掘れワンワン

636:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「わっ！この犬喋るぞ！」保健所の職員はキモいからと言って僕を解放した。

637:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「やはり現実は甘かったな!!」僕はその足で実家に向かった。

638:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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犬になった僕はどうにかしてわが家にたどりついた。玄関に忌中の札が貼ってあるで
はないか。

639:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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だが僕の実家のはずなのに、僕の葬式じゃないようだ。遺影が僕の顔じゃない、こんなイケメンじゃない!!

640:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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僕が仏間で蛸踊りをやっていると、入口のところで高校生くらいの女の子が目を丸く
していた。いたりいなかったりする厄介な僕の妹だ。
「おかあさん、犬が入りこんでる！お兄ちゃんの遺骨が食べられるかも！」と言って
駆けだしていった。

641:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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その刹那僕は彼女に襲いかかり、レイプしようとしていた。

642:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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獣姦ショーは評判が良くなかった
YZWは渋い顔をして見世物小屋を畳んだ

643:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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その後僕は責任を取らされる形で、人喰いヒグマとプロレスする羽目になった。

644:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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でもヒグマスクさんは案外気さくで良い人だったんだよ。
仕事終わりにはよく一杯飲み屋でご馳走になったなぁ

645:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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気さくで良い人ではあるが、僕はマスクを100%信用しているわけではない。すきを見
て僕が飲んでる酒に青酸カリを注入してくるなんてことも、この理不尽な世界ではあ
るだろう。

646:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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YZW「そうして人を信じられない貴様は寂しい人生だな。お前本当は童貞だろ?」