シベリアにラノベ含む読書の話その9 at SIBERIA
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563:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「日光殺人事件」。
📚浅見光彦シリーズ。
✒著者、内田康夫。
📄1990年、光文社。
 
フリーランス・ルポライターの浅見光彦は、‘旅と歴史’の編集長から話を持ち掛けられて日光へ取材に出た。
その話は、明智光秀が徳川家康の下で生きていたと言う説。
生き延びた光秀は陰陽道や風水に詳しかったため、南光坊天海(ナンコウボウテンカイ)として家康の側近だったと言う話。
そして、智秋牧場を経営する智秋家がその末裔ではないかとも編集長は吹き込んだ。
 
⚪そう言えば江戸の町は風水に基づいて作られている何て話を聞いたことがあるな😏.

564:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「ルーレットは殺しのサイン」。
📚秘密諜報員07号シリーズ、2。
✒著者、胡桃沢耕史。
📃1990年勁文社。
ジェームス・モンドはショーン・コネリーの映画「007シリーズ」を観てジェームズ・ボンドにあこがれ、ニューヨークに居を構える連邦調査局P0課に入ったのはいいが、デートとダンスくらいしかできないなまっちろい奴。
大統領補佐官のコネで入ったのだが、陸海軍の特殊部隊のそのまたえり抜きの様な者ばかり10人で構成された中に居て肩身が狭かった。
しかし、07号の前任者が反米組織に潜入後、捕まって死刑になったためにモンドはあこがれの07号を拝命。
更に運の良さは続き、他の誰もができなかった、国家転覆を企む組織を壊滅させた実績を残している。
 
⚪おもしろかったわ。
こりゃあ「ピンク秘密諜報員シリーズ」と言われるのも無理ないなw

565:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「新妻は二度ずつ、だまされる!💨豪邸タダで貸します死体つき」。
✒著者、辻真先。
📄1990年、新潮社。
 
加納克郎・智佐子夫妻は、狭くて暑くおまけに騒音がうるさいアパートに住んでいる。
そこへ克郎の友人・布施から、しばらくアメリカに行くので家を使ってくれないかと頼まれた。
場所は箱根湯本の別荘地で、敷地は3000平方メートルもある。
その豪邸は少しからくり屋敷みたいになってるが克郎たちに文句は無い。
そして記者である克郎は、小田急ロマンスカー通勤となるのだが、……。
 
🔸.これは作者が原稿を書いてるそばから編集社の担当者が読んで意見を挟み、読んでいる内容が本編と言う体になっている。
おもしろかった👍.
✏.人物名の漢字は一部適当😝.

566:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「日本一周“旅号”(ミステリートレイン)殺人事件」。
光文社文庫、長編推理小説。
著者、西村京太郎。
1986年、光文社。
警視庁捜査一課の日下功刑事は、一人20万円もする、国鉄が企画した10日間日本一周・旅号のチケットを両親にプレゼントした。
共済組合で40万円の借金をしたのだ。
列車はブルートレインで、東京から西鹿児島、京都、青森、函館、札幌、釧路、函館、青森、仙台を経て東京に戻る。
とはいえ、青森で乗客を降ろした列車はそこで北海道から乗客が帰って来るまで待機する。
日下刑事は両親を見送りに東京駅へ行き、和田有希と知り合う。
知り合うと言っても有希は旅号の乗客で、両親が先に知り合っていて紹介されたのだ。
特に母親の方は日下刑事の嫁にピッタリと、かなり気に入ってその気になっている。

列車は出発し、途中でぽつりぽつりと人が死んでいくのだが、……。
 
⚪おもしろかった。
刑事の母親がちょっとあれな感じもしたけど。

567:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「青に捧げる悪夢」。
著者、恩田陸.若竹七海.近藤史恵.小林泰三.乙一.篠田真由美.新津きよみ.岡本賢一.瀬川ことび.はやみねかおる。
2005年、角川書店。
 
 

収録作品は、
「水晶の夜、翡翠の朝」(恩田陸)。
「みたびのサマータイム」(若竹七海)。
「水仙の季節」(近藤史恵)。
「掴われて」(小林泰三)。
「階段」(乙一)。
「ふたり遊び」(篠田真由美)。
「還って来た少女」(新津きよみ)。
「闇の羽音」(岡本賢一)。
「ラベンダー・サマー」(瀬川ことび)。
「天狗と宿題、幼なじみ」(はやみねかおる)。
 
⚪オムニバス短編でいいのかな?
「闇の羽音」と「ラベンダー・サマー」が印象に残った。

568:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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↑ホラー&ミステリー・アンソロジーだった

569:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「哀愁変奏曲」短編集。
著者、赤川次郎。
1990年、集英社。
 
 

1.「ささやくピアノ」。
数々の作曲コンクールに落ち続け、子供にピアノを教えたりしてなんとか食いつないでいる売れない音楽家・石井栄史のアパートに突然アップライトピアノが届く。
運送伝票を見ても送り主は見知らぬ名前だ。
その後、音楽事務所の片岡と言う男が訪ねて来て歌謡曲の編曲を依頼され、そこでピアノの送り主の名前が片岡だったことを思い出す。
話を聞いてピアノは人気アイドルの新藤亜由美からのプレゼントで、アレンジャーとして推薦したのも亜由美だと知る。
しかし石井の部屋にはテレビなど無く、アイドルなんて一人も知らなかった。


2.「イングリッシュホルンの嘆き」。
香菜子は短大をでて叔父が経営する名曲喫茶‘G’で働いていた。
この店はうまいコーヒーを飲ませるので知られている。
中にはクラシックは嫌いだがコーヒーがうまいから耳栓をしてまでコーヒーを飲みに来る客もいるほどだ。
そして毎日16時頃に来る女性は、ブレンドコーヒーを注文して同じ曲をリクエストする。
その曲は、ドボルザークの新世界第二楽章ラルゴ。
ある日、香菜子はその女性に頼み事をされ、協力したのだが……。


つづく

570:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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3.「シンバルの鳴る夜」。
谷原潔はオーケストラの指揮をしていた。
もうすぐ曲が終わる、スコアにしてあと1ページだ。
最後を閉めるのはシンバルなのだが、その奏者が腕組みをして居眠りをしている。
しかも最後列なので誰も気がついてない。
谷原はシンバル奏者の前に居るファゴット奏者を見て必死に伝えようとするが、ファゴットの演奏はもう無いので、なぜ指揮者がこっちを見てるのかが解らないらしくなかなか伝わらない。
それでもやっと理解できたようで、ファゴットの長い管でシンバル奏者の足を突っついて目を覚まさせた。
目覚めてキョロキョロしていたがどうにか間に合ってシンバルを構えてスタンバイする。
さあここでシンバルとゆうところで場内に女の声が響いた。
「シンバルを打たないで」と叫んだのは香取佐和子で、なんでそう叫んだのかは不明。
後日、谷原は妻の久子共々、香取家に招かれた。
コンサートを台無しにしたお詫びだそうだ。
山奥の豪邸に着き香取夫妻に迎えられ、満足の行くディナーだったのだが……。


4.「弦の切れる日」。
大畑絹子は、娘の早苗にチェロを買うため楽器商へ来ている。
楽器商を通して持ち主との価格交渉は既に済んで2千万円に決まっていた。
しかし間際になって持ち主が3千万円に値をつり上げてしまい、楽器商も「もう約束したのだから」と持ち主を説得しようとしたが、「本来の価値よりも安く売るのが仕事なのか」と突っぱねられ困ってしまう。
その帰り道で絹子はボーッとしてて車にひかれかけ、運転していた男に怒鳴られた。
ところが男は同級生で、絹子に気づき、井原だと名乗り、車に乗るよう促す。
話の成り行きで井原が1千万円を援助することになったのだが……。


つづく

571:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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5.「ハープの影は黄昏に」。
私(大学1年女子)は、夏休みで叔母の家に来ている。十日間の予定だ。
敷地は大きく、馬場や森が有る。
森の中を馬で行くとハープの音がしてきて小さな家を見つけた。
叔母の敷地内なのにと思ったが近づくと若い女性が居て紅茶を振る舞われて帰る。
屋敷に戻った私は叔母との会話が昨日と同じで、夕食のメニューも昨日と同じだと気づいた。
まさか同じ物を使用人が出すとも思えないし、などと考えていたら叔母が昨晩と同じことを言い出す。
明日は知り合いの人が来るから会ってほしいとのことだ。
そして同じ日が巡って来て……。


6.「幻の鼓笛隊」。
山間の大きな谷に吊り橋が完成して、間もなく開通式を迎える。
橋ができる前は大きく迂回して山を通らなければならなく、車の転落事故も発生したりで危険だった。
更に一部の小学生はその道を歩いて学校に通っていたのでさぞかし大変だったろう。
橋を渡れば学校までの時間は4分の1くらいには縮まると思う(たぶん)。
そこで開通式には小学生による鼓笛隊の行進が行われたのだが……。


⚪「世にも奇妙な物語」のような部分も有っておもしろかった。
おわり

572:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「六本木捜査官」。
著者、島田一男。
1990年光文社。
 
 

六本木警察署に死体発見の通報が入った。
南部坂下のドイツ大使館に近い場所に有る公衆電話ボックスに女性の死体、とのことだ。
第一発見者は、近くの幼稚園に勤める保母さんで、周辺は大騒ぎになった。
そして、近くの大学へ講演のために来てた刑事課長の中沢警部が学生の話を聞き、近くの家に飛び込んで一報を入れたと言っている。
そして六本木署から竹内刑事と江頭部長刑事が現場に駆けつけた。
中沢が江頭・竹内に説明したところでは、被害者は二十代半ばの美女で、最初から他殺と断定。
そこから江頭・竹内コンビの捜査が始まる。
 

573:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「沖縄県営鉄道殺人事件」。
著者、辻真先。
1993年、講談社。
 

小説家・愛称・ポテトは、沖縄にかつて存在した県営鉄道を題材にミステリー小説を書こうとしている。
それで沖縄へ取材旅行に行くことにした。
その取材旅行に彼女・愛称・スーパーが一緒に行くと言い出した。
スーパーとしては、取材旅行に同行してあれこれ口を出すのもそうだが、かつての同僚・カユミに会う目的も有る。
スーパーがカユミと出会ったのは、東京で漫画家を目指してアシスタントをしていた時の同僚で、カユミは母親の看病をしなければならなくなり沖縄へ帰った。
カユミの家は元々、琉球の王族だったのだが、戦争で沖縄がめちゃくちゃにされて、その後に再興できずに没落。
そしてカユミは医療費などの逼迫で金持ちの二号に、……。
 
⚪ちょっとややこしい部分があった気がする。
他作とごっちゃになってるかも。
かなり前のことだから。

574:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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『西鹿児島発「交換殺人」特急』。
著者、峰隆一郎。
1990年、講談社。

 
4月24日はどんよりとした感じで、時折小雨が降るような天気だった。
そんな横浜の山下公園に立っていた男が海に落ちてそのまま沈み、目撃者が通報。
海に落ちた男はダイバーによって引き上げられたが既に死亡している。
目撃証言によれば、人形が倒れるようにして落ちたと言うし、しばらく海に浮いていたが手足は動かさなかったと言う。
死因は、溺死ではなく背中に弾痕が有り、後ろから2発撃たれていた。
その後、死んだ男の友人で、元刑事の探偵が遺族から依頼を受けて調べ始めるのだが、同じ4月24日に、……。
 
⚪車内で死んでしまうと終点まで乗せて行かなきゃならないって本当なのかな?

575:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「香港・復讐の夜景」。
密命諜報員シリーズ。
著者、岡崎洋。
1990年、青樹社。
 

本郷義明は、外務省アジア局に勤務する傍ら、密命諜報員としての顔も持っている。
本郷は成田空港で、フィリピンから来たミゲールと言う女性を出迎えた。
ミゲールは、日本商社・マニラ支店長誘拐事件の時、本郷がマニラで世話になった女性。
そのお礼も兼ねて香港へ招待して休暇をすごそうと計画していた。
香港では、仲間のベンソンやその妻子と落ち合って行動を共にするつもりだったのだが、……。
 
⚪こうゆうの好きだな。

576:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「臨床真理」。
著者、柚月裕子。
2009年、宝島社。
 

夕方からの雨がミゾレに変わり、どの車もシャーベット状態の路面に苦労していた。
そんな渋滞の中に患者を搬送中の救急車も巻き込まれている。
普段なら30分ほどで病院に着く距離なのだが、今夜は1時間を過ぎてもまだ着かない。
患者は、障害者施設入所者のリストカットをした少女で、意識も無く瀕死の状態。
ようやく重体を抜けて走り出したころ、少女の容態が更に悪化して、乗務していた救命士が「おそらく脳死だろうな」と思った瞬間、施設から無理矢理に乗って来ていた青年が暴れだし、……。
 
⚪精神物は時たま背筋が寒くなったりするわ。

577:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「クジラの彼」ほか、全6編。
著者、有川浩。
2007年、角川書店。
 

1.「クジラの彼」。
海自の潜水艦乗りとOLの話。
2.「ロールアウト」。
航空設計士になった女性の話。
ずいぶんと前だから後は覚えてない。
3.「国防レンアイ」。
4.「有能な彼女」。
5.「脱柵エレジー」。
6.「ファイターパイロットの君」。
 
これは有川浩「自衛隊三部作」の一つだそうな。

578:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「伊良湖・犬山殺人ライン」.
著者、深谷忠記。
1991年、徳間書店。
 

時代小説作家が1年間休筆すると聞いて出版社の出版部員は作家の自宅を訪れた。
原稿依頼をしていたからだ。
最終的に休筆明け一番に書いてもらう約束をして帰って来たのだが、……。
 
⚪なんとなく見てる2時間ドラマって感じがしたわ。

579:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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星へ行く船シリーズ・第2弾
「通りすがりのレイディ」。
📚コバルトシリーズ。ロマンチックSF.集英社文庫。
著者、新井素子。
1982年、集英社。
 

水沢総合事務所に就職した森村あゆみは事務所の先輩・山崎太一郎に手作りケーキを届けるために自宅で玉子と格闘していた。
たぶん、ケーキなど焼いたこと無いと思われるあゆみにとっては一大事だったのだろうな。
そして、いざ太一郎のマンション(?)の前まで行くと、見知らぬ美女が銃撃されて倒れてしまう。
が、当たらなかったのかその美女は立ち上がって相手の男を倒し軽々と抱え上げ、動く歩道(のような物)に乗せて自分は別方向に立ち去ったのだが、……。
 
⚪おもしろかった。
あゆみはどんどん深みにはまって行くようだな。

580:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「高嶺の花殺人事件」.
角川文庫。
著者、太田蘭三。
1991年、角川書店。
 

警視庁北多摩署の相馬刑事は仕事帰りに行きつけのスナック「エボン」に寄った。
そしてカウンターでスツールに座り水割りを注文したが、横の女性が気になる。
美人でスタイルも良い。
店のママとも顔見知りで、常連なのか?、名前は加奈子と言うらしい。
ところが相馬と加奈子は初対面ではないことにお互い気づく。
加奈子は以前、乗鞍へスキーに出かけた時、中央道でチェーン装着に手間取っているところを相馬に助けられたことがある。
そして今ここで愛川加奈子(アイカワカナコ)大学生と知った。
お互いに名乗り会話をしてるうちに加奈子が友達とバスツアーに申し込んだけど相手の都合が悪くなって、代わりに相馬が一緒に行くことになり、相馬はウキウキに……。
 
⚪運が悪いと言うかなんとゆうかねぇ。

581:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「伊豆・天城、幻の殺人旅行」.
.中公文庫。
著者、斎藤栄。
2000年、中央公論新社。 


警視庁鉄道警備隊の刑事は、遠縁にあたる女性から、友人と一緒に行く伊豆・修善寺旅行に付いて来て欲しいと頼まれた。
理由は、ある男に嫌がらせをされていて、殺すと予告されたからだそうだ。
その男はかなり酷い嫌がらせをしている。
そして刑事は旅行に同行したのだが、……。
 
⚪ちょっと解りにくい感じもした。
あまり集中してなかったからか?

582:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「暗闇坂の人喰いの木」.
.御手洗潔シリーズ。講談社文庫。
著者、島田荘司。
1990年、講談社。
 

プロローグはスコットランド中西部の山中にシェルターのような小屋を村人に知られないようにこっそりと作っている妙な男の話から始まる。
そして月日が飛び、場面は1984年9月の横浜・馬車道に移り、探偵・御手洗潔の事務所に。
そこには御手洗の助手をし、その活躍ぶりを本にしている作家の石岡と言う男が居た。
そして石岡のファンだと言う女性から電話がかかってきて、会いたいとのこと。
石岡は喫茶店で会ったのだが、……。
 
⚪おもしろかった。
背筋が寒くなった場面も……だけど。

583:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
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「幽霊候補生」ほか、全五話.
著者、赤川次郎。
1982年、文藝春秋。
 

1.「幽霊候補生」.
2.「双子の家」.
3.「ライオンは寝ている」.
4.「ちまたに雨の降るごとく」.
5.「眠れる棺の美女」.
 
⚪ちまたに雨の降るごとくはわからなかった。
かなり頑張って偽装しやがったなってとこだな。


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