シン・ウルトラマン26 ..
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426:名無しより愛をこめて
22/07/05 07:37:17.41 d6JzJUFW0.net
>>409
シン・ゴジラ」同様、この映画の最大の特徴は2つあります。まず、栗原洋平と庵野秀明による、一切の無駄を省いた必殺の編集。
その結果、112分の映画の中で繰り広げられる膨大なエピソードを、実に轟々としたペースで展開させることに成功している。
また、鈴木慶三氏の撮影は、人間たちが住むさまざまな環境を、予想外の、しかしむしろ心地よいリアリズムで捉えており、
物語を理想的に進行させるニュース作品的なアプローチも非常に効果的であった。
もうひとつは、巨額の予算によって、地球上、あるいは宇宙で、すべての巨大生物を非常に印象的に登場させることができたことだ。
その動きや、登場するたびに起こる災難、そしてさらに傑出した戦いは、特撮のスタイルで、特撮全体がいかに素晴らしいものであるかを示している。
同時に、この作品には現代的な要素もかなり見受けられます。
例えば、女性特撮作家の存在、そして麻美というコンセプトは、官能的な要素を欠かすことはできないが、
彼女の見事な脚に絶えず焦点が当てられているように、むしろ嬉しい追加要素である。
アメリカや中国に対する "パンチ "は、かなり微妙なアプローチではあるが、ここにもある。
一方、災害に直面しても「責任回避」のゲームを続ける政治家に対するコメントは、別の、かなり鋭い道をたどっている。
また、プロパガンダやニュースによる世論操作の概念もあり、ザラブがその主な媒体となっている。
ウルトラマンがヒーローからパブリックエネミーに変わる様子は、物語の最も興味深い要素の1つであることを示唆している。
最後に、微妙で短い、時に非常に皮肉なユーモアが、全体的に優れた物語上のアプローチを確固たるものにしている。
演技、そして基本的にキャスティングも非常に高いレベルにある。斎藤工は人間のウルトラマンを見事に演じ、彼が宇宙人であることを、
かなりエキセントリックな態度で表現しており、見ていてとても可笑しい。
長澤まさみも偉そうで誰よりも賢いアサミを演じ、西島秀俊も理屈っぽくて真面目な田村公男を演じている。
「シン・ウルトラマン」は、あらゆる面で精巧に作られた素晴らしいSF映画であり、ぜひとも大きなスクリーンで見ていただきたい作品のひとつです。


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