仮面ライダーカブト P ..
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58:名無しより愛をこめて
20/02/21 23:59:58 KqwZNuRV0.net
>>53

大介 「(最後の仕上げに 香水を一吹き) メイクアップ」

女性客 「(鏡を見ながら) 流石ねぇ、大介ちゃん。 完璧だわ」

大介 「ありがとうございます」

(大介から 以前のような誉め言葉が返ってこない事に 怪訝な表情を浮かべるクライアントの女性)

女性客 「……(不満げな笑み)。 それにしても、随分 無口になったもんねえ。
     前は あんなに 私の事、褒めてくれたのに (鏡を置いて、つまらなそうに雑誌を手に取って めくる)」

大介 「貴女の美しさは変わりませんよ。 貴女は正に 一つの、一つの、 えっと……(言葉が出てこずに言い淀む)」

 (二人の間に 気まずい沈黙が流れる中、 間の抜けた豆腐屋の笛の音が 遠くから響いて来る)

女性客 「……なぁんか つまんなーい。 (雑誌を膝の上に 乱暴に置く)。 
     (次のページを開き、大介に向かって突きつける) 今度は、この子に頼んでみようかしら」

『メイクアップ界の新星 現る! その名は 相良和彦』
『何よりも大切なのは 日々 大胆に リッチに 成りあがろうという意識』

大介 「……(渋面)」

女性客 「この子、相当 評判良いらしいわよぉ。 (立ち上がる)
     大介ちゃんも うかうかしてると、ヤバいんじゃないかなぁ、フフフ」

 (庭の階段を駆け上がり、邸内に戻っていく女性客を 苦々しい表情で見送る女マネージャー)


    (カブト 第27話より)


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