Crystal 椿に捧ぐ
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455:名前はいらない 18/08/05 22:33:15.79 cOaWLBAD.net 1:「火星」戦争の神(MARS, The Bringer of War) 2:「金星」平和の神(VENUS, The Bringer of Peace) 3:「水星」翼のある使いの神(MERCURY, The Winged Messenger) 4:「木星」快楽の神(JUPTER, The Bringer of Jollity) 5:「土星」老年の神(SATURN, The Bringer of Old Age) 6「天王星」魔術の神(URANUS, The Magician) 7「海王星」神秘の神(NEPTURN, The Mystic) 尚(なお)、冥王星は、1930年に発見されたので、ここには登場しない。 456:名前はいらない 18/08/06 06:07:46.78 C/HyqoF3.net <ただ思っている あなたたちはおもっている 今朝がたまでの父を母を弟を妹を (いま逢ったってたれがあなたとしりえよう) そして眠り起きごはんをたべた家のことを> 峠三吉「仮繃帯(ほうたい)所にて」(『原爆詩集』収録)の一部を引いた。 広島の原爆忌である。 原爆によって無残な姿にされてしまった女学生。 詩はその心に映る投下直前までの愛(いと)おしい「記憶」を描く。 当時だから、生活は苦しかっただろう。 それでも語り合える家族や友がいて、心落ち着く家、町並みがあった。 それぞれの人が生きている「物語」の数々がそこにあった。 8月6日午前8時15分。 それが一瞬にして消えた。 最近、復刊した画集「消えた町 記憶をたどり」(森冨茂雄さん)。 原爆投下前の旧中島地区の町を鉛筆で描いている。 映画『この世界の片隅に』で広島の町を描く際の参考資料となった。 その絵を見れば、人びとの「物語」が想像できる。声が聞こえてくる。 それぞれの<眠り起きごはんをたべた家のこと>を感じる。 それが核兵器によって、跡形もなく失われた事実。 それを人間が行ったのだという事実におののく。 あの日から73年。核廃絶の動きは鈍い。 政治外交が核兵器を葬ることができぬのなら人の心の誓いをもって 葬るしかないのだろう。 人びとの「物語」を想像して慈しむ。 そして、何があろうと奪ってはならぬと。
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