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808:この名無しがすごい!
17/11/23 21:59:14.29 1ye8bMU1.net
お題『長靴下のピッピ』『きのこ』『ゲーム』『全否定』『60億(単位は自由)』から最低2つ
前半
>>229 とある配管工と亀野郎のイケナイお話
>>232 悪魔の神の証明
>>234 変わるもの、変わらないもの
>>247 今から私とゲームを始めましょう
>>254 Twilight the daystar

809:この名無しがすごい!
17/11/23 22:02:55.13 1ye8bMU1.net
お題『長靴下のピッピ』『きのこ』『ゲーム』『全否定』『60億(単位は自由)』から最低2つ
後半
>>267 見捨てられた者たち
>>275 智恵ちゃんと僕
>>278 魔王必読! 勇者が男の場合、絶対やってはいけないこと
>>288 今から私とゲームを始めましょう(改稿)
>>304 いいえ、違います

810:この名無しがすごい!
17/11/23 22:05:02.66 1ye8bMU1.net
お題『ああああ』『自動販売機』『殺人事件』『書き出し→「親父が失踪した」』『ヒーロー』
前半
>>328 異常者
>>332 俺は殺してない
>>335 正義のヒーロー殺人事件
>>337 探し屋右京
>>343 契約不履行
>>356 そして僕はまた通う
>>364 俺は親父が嫌いだ

811:この名無しがすごい!
17/11/23 22:05:57.03 1ye8bMU1.net
お題『ああああ』『自動販売機』『殺人事件』『書き出し→「親父が失踪した」』『ヒーロー』
後半
>>367 扇風機の多様化に関する考察
>>378 私の、一風変わった初恋の話
>>381 正義の味方、参上!!
>>392 自販機転生
>>400 家達探偵の事件簿〜『ああああ』の謎〜
>>402 ああああショー 〜名探偵編〜
>>408 おや? 字が疾走した?

812:この名無しがすごい!
17/11/23 22:07:50.02 1ye8bMU1.net
お題『戦闘描写を入れる』『タイムトラベル』『飴』『罠』『わさび』
前半
>>429 とにかくお題消化だけを考えた話
>>433 良い題名が思いつかない……
>>437 彼女と数学とタイムトラベル
>>449 焼肉屋での一幕
>>456 聖剣ワ・サビー

813:この名無しがすごい!
17/11/23 22:08:54.47 1ye8bMU1.net
お題『戦闘描写を入れる』『タイムトラベル』『飴』『罠』『わさび』
後半
>>463 鏡
>>469 美味しい飴ができました
>>472 未来ノ予定
>>502 特命戦士

814:この名無しがすごい!
17/11/23 22:09:40.81 1ye8bMU1.net
お題『海月』『登場人物が泣く(最低一人)』『秘密』『宇宙人』『砂時計』
前半
>>517 可哀想な者倶楽部
>>523 僕は君の全てになれるかな
>>525 60億年の時間を測る砂時計のお話
>>540 ON AIR With She
>>543 勇者タカシの色々な冒険

815:この名無しがすごい!
17/11/23 22:11:15.71 1ye8bMU1.net
お題『海月』『登場人物が泣く(最低一人)』『秘密』『宇宙人』『砂時計』
後半
>>547 砂の記憶
>>560 ラブコメのその前に
>>563 秘密

816:この名無しがすごい!
17/11/23 22:12:46.00 1ye8bMU1.net
お題『英語以外の外国語』『夜道』『月が綺麗ですね』『魔王』『テキーラ・サンライズ』
>>581 誰でも簡単、魔王の作り方
>>583 枯葉が風で揺れているだけだよ
>>591 勇者と魔王、酔っ払い編
>>592 王城の邂逅
>>610 いつもの一夜
>>613 若夫婦の夜中散歩
>>616 魔王の色々な冒険

817:この名無しがすごい!
17/11/23 22:14:18.06 1ye8bMU1.net
お題『プレゼンテーション』『ちくわ大明神』『錬金術』
>>634 異世界行ったけどちくわしか持ってねぇ
>>638 ちくわ大明神ゲーム
>>642 指輪の錬金術
>>645 誰だ今の
>>649 アルケミスト

818:この名無しがすごい!
17/11/23 22:15:17.60 1ye8bMU1.net
お題『人力車』『御令嬢』『嘘』
>>672 人力車に転生した俺がお嬢を救う
>>679 たわむれごと
>>681 お嬢様と自動車
>>689 Rickshaw−do
>>692 戯れ言

819:この名無しがすごい!
17/11/23 22:16:01.25 1ye8bMU1.net
お題『君が僕を魔法少女にした』
>>711 この頃流行りの魔法少女
>>727 マホウのチカラ
>>731 君が僕を魔法少女にした
お題『みそラーメンが特産品な地獄』
>>746 おかえりなさい
>>754 あの世のラーメン
>>761 とある俺様ストーリー

820:この名無しがすごい!
17/11/23 22:22:48.60 1ye8bMU1.net
しめて全85作品かな
どれも素晴らしいけど>>408>>456>>754あたりは忘れられない
お題消化が美しいw

821:この名無しがすごい!
17/11/23 22:26:06.54 XsQiuomU.net
こうやってまとめるとすごい数だなあ
まさかこんなに賑わうとは

822:進行
17/11/24 00:00:08.78 u9qLnlVp.net
まとめありがとう!
ああああの辺りが最盛期だなぁ

823:この名無しがすごい!
17/11/25 16:32:53.21 71liRY3L.net
ややカテ違いっぽい「君の縄」もエロパロ板で書かれてたら佳作として
それなりに評価された作品だったと思う。

824:この名無しがすごい!
17/11/28 07:48:27.27 4he+akBr.net
埋めます

825:この名無しがすごい!
17/11/28 07:49:27.68 4he+akBr.net
「とりっくおあとりーと!」
ドアを開けると、ゆう君は頭からシーツを被ったまま抱きついてきた。
今日は週に2回の家庭教師の日、おばさんに頼まれてこうやって勉強を見てあげる為に訪れているのだ。
「ハロウィン?」
「うん! きょうがっこうで習ったの!」
「そっか、もうそろそろだもんね」
嬉しそうに笑う彼の頭を撫でてあげると、くすぐったそうに笑う。
「あのね、おかしがもらえるんだよ! くれないといたずらしちゃうんだよ!」
足元に抱きつきながらぱたぱたと手を振るゆう君。
僕は彼が押さえるシーツの下、ズボンの中へと手を差し込んだ。
「え、あれ? うぇ、そのあのっ!」
「ごめんね、今お菓子持ってないから。代わりにいたずらしちゃおっか」
指先が触れたのか「ひうっ」としゃくりあげた彼をそっと横たえる。
思わず力が抜けてしまったのか、支えを失ったシーツはそのままフローリングへと広がった。

続きはwebで

826:この名無しがすごい!
17/11/28 07:50:14.29 4he+akBr.net
「まずい、このままではいけない...」
暗い部屋でジャック・オ・ランタンの一人、ウィルは呟く。
ウィルには、他国に流れた自身の文化を正常に発展させるという役割がある。
アカデミー時代は、優秀な成績をとっていた、いや、とってしまったウィルは最も管理が難しいと言われる「日本」に派遣された。
前任者のオーから引き継ぎをする。オーの死んだ魚のような目が気になった。
一年目、最初のハロウィン。ウィルは絶望した。
子供が仮装をし「トリックオアトリート」と唱えると、老人は「こんな時間に非常識だ!」と苦情を言い、後日、町内会議でハロウィンで他の民家を訪ねる事は禁止された。
都会では、若者が盛り、ハロウィンはただのコスs⚫xの口実となっていた。ニュースやネットでは苦言を呈されていた。

状況は冒頭に戻る。
ウィルは必死に考えた。ハロウィンをあるべき姿に戻そうとした。
2年目。ウィルは努力した。頑張ったのだ。メディアに働きかけ、正しいハロウィンを広めようとした。

全てが、徒労に終わった。
鏡を見ると、何かを思い出した。前任者のオーの死んだ目だった。
気分を変えるため、街を歩いていると、電気屋のテレビでニュースが流れていた。
ニュースでは、クリスマスチルドレンならぬハロウィンチルドレンという単語が出来ていた。
ふと、後ろを振り返ると、赤い服を着たおじいさんとやけに甘い匂いのするおじいさんがとてもいい笑顔で立っていた。

827:この名無しがすごい!
17/11/28 07:50:51.47 4he+akBr.net
■タイトル:魔物たちのハロウィン
 ―魔王城にて。
「魔王様、朝礼の時間でございます」
 竜の頭をした魔大臣の言葉に、重いまぶたをこすりながら、魔王は頷いた。
「ふわあ……、低血圧な我には辛いものがあるな」
 ゆっくりと自室の扉を開け、バルコニーを目指す。
 魔王軍では毎朝、広場に城内の全軍を集め、朝礼を行う習慣がある。
 魔王はバルコニーから毎朝小話をしている。
「今日の話のネタは何にするか……
 そうだ、プレミアムサタンデーだから早く帰るように、とかそういった話にしよう」
 バルコニーに辿り着いた魔王は、魔イクを手に取り、階下を見下ろした。
「えー、本日はお日柄もよく……ええっ! 何だこれは!」
 魔王は驚愕した。
 それもそのはず、いつもなら広間を埋め尽くす魔物が一匹もおらず、
 代わりにいたのは、広間を埋め尽くす人間たち―それも、
 勇者、戦士、魔法使い、僧侶といった勇者パーティーの面々だったからだ。
「ま、魔大臣! これはどういうことだ! 大量の勇者に魔王城が攻め入られているぞ!」
 魔王の言葉に、側にいた魔大臣が笑って答える。
「ハハ、落ち着いてください、魔王様。今日が何の日かお忘れで?」
「何の日だと? 10月31日だが、何の日でもないだろうが」
「まーた、魔王様ったら。10月31日といえばハロウィンですよ、ハロウィン」
「ハロウィンだと?」
 魔王も言葉は聞いたことがあった。
 確か、人間どもの祭りか何かだったはず。
 子供が化け物の仮装をして街を歩き、大人に『お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ』と尋ね回る理解に苦しむ祭りだ。
「それは人間どもの習慣だろうが。それにハロウィンとこの勇者の集団が何の関係がある」
「かねてより魔王軍は娯楽が少ないと不評でして。人間どもの祭りを魔王軍にも取り入れることにしたのです」
「我に黙って決めるなよ……で、あの勇者集団は」
「人間たちは化け物に仮装しますが、我々は元から化け物なので。我らにとって化け物といったら何か、と
 考えたら、勇者の一団かなあ、と」
「なるほど……そういうことか。合点が行ったぞ」
 魔王は落ち着いて勇者の集団を良く見てみる。
 仮装と聞いたが、そこにいるのは勇者パーティーそのものに見える。
 人間にしか見えない。
「いったいどういう仮装の技術なのだ? 魔物が化けているとは思えんぞ」
「それはこの、」
 魔大臣が豪華な装飾の杖を取り出す。
「魔界の秘法の変化の杖で変身させました」
「秘法をこんなくだらんことに使うなよ!」

828:この名無しがすごい!
17/11/28 07:51:15.19 4he+akBr.net
 魔王が呆れていると、階下の勇者の姿をした魔物たちから声が聞こえる。
「はあー、マジで魔王軍ブラックだわー。マジ辞めたいわー」
「魔王様って良く見ると松崎しげるに似てるよね」
「魔王軍、敗色濃厚すぎてやる気出ませんわあ。今から勇者パーティーの仲間になろうかな」
 魔物たちは口々に魔王への愚痴を言っている。
 それを聞いた魔王は、憤怒の表情で魔大臣を睨み付けた。
「おい、何だあいつらは。皆殺しにしていいのか」
「まあまあ、魔王様落ち着いてください。ハロウィンではああいった言葉を許しているのです」
「どういうことだ」
「勇者たちが魔王様をたたえる言葉を使っていたら不自然でしょう。
 ですから、あのように魔王様に批判的な演技をしているのです」
「演技だと? 正直、本音にしか聞こえないが……」
「まーたまたぁ。演技ですよ、演技」
 魔王はいまいち納得がいかなかったが、たまにはこういった息抜きがあった方が
 軍の士気向上に繋がるかと思い、それ以上追求しなかった。
「そういえば、人間どもの世界では『お菓子くれなきゃ、いたずらするぞ』がハロウィンの言葉だが、
 魔物のハロウィンではどうなるのだ」
 魔王の素朴な疑問に、魔大臣が答える。
「魔物はお菓子もいたずらも興味がありません。より実用的なものを求めます。ですのでこうなります」
 魔大臣はにやりと笑い、続ける。
「殺されたくなければ、金をよこせ」
「こわっ! ただの強盗じゃないか」
 魔物のハロウィン、恐ろしい祭りだ。物騒すぎる。
 勇者パーティーの姿をしたやつらがそんな台詞を吐きながら、街の中を練り歩くとは、
 何て恐ろしい―むっ? と魔王は気づく。
「魔大臣、良いことを思いついたぞ」
「どうされたので?」
「この魔物どもを、人間どもの街に解き放つのだ」
「街を襲うのですか?」
「いや、襲わなくてよい、ただハロウィンのように振舞えばよいのだ。フハハハハ!」


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