【晩年】大江健三郎 8【様式】 at BOOK
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50:吾輩は名無しである
23/09/19 22:54:22.48 AtvcwM8k.net
 先に検索して分かったが、色んな彼の小説に登場するギー兄さんて実は実在
しないとか。奥さんや息子は実在。で小説登場。ギー兄さんはしかしフィクシ
ョン。とまた手の込んだ仕掛けを考える。
 『「雨の木」』連作には有名人もイニシャルで登場。奥さんも登場。息子も
登場。反核運動を盛り立てるために活動し書籍も書いたジャーナリストKさん
も実在した人。その有名人とのやり取りもしばしば出てきて主人公を批判し
たり問い詰めたり多彩な役回りを演じたりしてる。某私鉄基盤の企業も出てくる
し、高安カッチャン&その妻はフィクションだと思うがこれも実際はわからない。
セミナーで日本文学講義をサポートするペルー人の男性がいてこれは実在する
と思われる。この人はまたよく喋るし長い会話で登場する。いやまあ楽しい話を
ー内実はしみじみする話や夢のような体験、怖い体験もあるがーありがとうと
いう感想。ご本人は楽しくはなかったかもしれないが、こうまで多彩な、有名人も
まじった人間関係が描かれるとまあ楽しい。現代の奇譚めいた面白さもあり、
退屈させない小説。この時期の内省内面も基調としてあり、全体が叙事でもあり、
また一篇の長編詩のような詩情が流れているのがさすがの作品。

51:吾輩は名無しである
23/09/20 07:38:53.84 6Nsa7rp6.net
ギー兄さんは渡辺一夫と伊丹十三の合成だと思ってきた

52:吾輩は名無しである
23/09/20 15:13:25.22 M1A28qlZ.net
>>50
に触発されて
この本を買って「逆さまに立つ雨の木」
の冒頭部分を読んでみたよ。
あまりの馬鹿らしさにそっと本を閉じた
太宰の言葉で言えば
ぶん殴ってやりたいと思った。こんな本を読まされて
批評する事を迫られる日本の批評家に同情したよ。
なんでこの作者はホモがそんなに好きなんだろうか?
大江をからかう性的ユーモアが美味かった
伊丹十三などとの付き合いが元になって
いるのかもしれないが
ホモを持ち出して目眩しして逃げるのではなくて
ちゃんと人間を語り作品を作って欲しかったものだ。

53:吾輩は名無しである
23/09/20 18:52:10.21 Zn9MZZ0p.net
大江の読者は概して余りレベル高くない。

54:吾輩は名無しである
23/09/20 19:28:08.14 M1A28qlZ.net
>>53
ホモを否定してレベル高くないと言われるのは本望だよ。

55:吾輩は名無しである
23/09/20 20:35:54.73 Zn9MZZ0p.net
大江は政治的リベラルに依存し過ぎたから、リベラルにありがちな能天気の阿保馬鹿の読者も多かったが、
さすがにホモフォビアが大江の本を買うとか、あほらし過ぎる。

56:吾輩は名無しである
23/09/20 21:44:01.50 M1A28qlZ.net
高安かっちゃんの女房であるペニーの人間像が
あり得なさすぎる。
高安かっちゃんはおそらく伊丹を反映したもので
主人公が大江だが、
大江に同性愛の気持ちがあったじゃないかと
それで、高安かっちゃんが仕掛けた、仮の同性愛になる
女房の自分との性交を、
なぜ、断ったのかとその女房が言う話。
一体俺は何を読まされているのかと思った。
そういえばジェイムズジョイスは
主人公の排便を描いて小説を作ってたんだっけ?
と思い自分を慰めるが
あり得ない人間を描いて何の意味があるんだろうかと
本当に思う。原稿用紙の無駄。

57:吾輩は名無しである
23/09/20 21:57:31.82 R5EHJczi.net
「泳ぐ男」では強姦殺人犯の罪を赤の他人が身代わりになってやり、助けてあげようとする、ありえないバカバカしい話
こんなものを褒めるヤツは全く信用できない

58:吾輩は名無しである
23/09/20 22:47:16.03 M1A28qlZ.net
>>56
ちなみに、「逆さまに立つ雨の木」は、その後、原爆の話になるのだが、そうするとやたらと文章が読みやすく流暢になる。小説の中に政治的な事をそれまでの流れとは違う文体で割り込ませることについて、あるエッセイで書いていた様に思うが、いやらしい男だった。

59:吾輩は名無しである
23/09/21 08:23:47.26 J6C7qemf.net
 昔、磯田光一と吉本隆明との対談が1971年にあって、そこでどちらかが
近年の某作家の作品に触れ、その作家が炭鉱労働者や被爆者やのことを相変わ
らず書いてるが、実際の彼は都会に生活するグータラな都会人にすぎない。にも
かかわらず相変わらず社会派のように旧態依然の題材で書いている。そういう
ところに現在のあの作家の嘘が現れている。もしも本当にリアルに描いていく
なら、彼は都会に住むグータラな自分を書いているのに違いない。そう喋って
いる箇所があった。
 大江の『「雨の木」』連作のなかに「逆さまになった「雨の木」」というのがあ
るが、特徴として、主人公は大江と見做される「僕」だが
、その周辺に多様な、いかがわしい或いは立派な或いは平凡な、或いは知的だが
卑猥な、多様な人間が現れて翻弄されていく。翻弄されていくなかで、
「逆さまになった大樹の中を堕ちていく人間」「しかし自分では大樹のなかを
天空へ登っていくのだと思い込んでいる」というイメージが最後に登場して
締めくくる。
 全体が、当時のD=Gの思想を思わせる脱=領土化。決まった役回りから
逸脱する、浮遊し、多様化する人間。そこで思わぬ連結、離反、を演じる人間。
が次々に登場し、消える。

60:吾輩は名無しである
23/09/21 08:27:51.98 J6C7qemf.net
 故意か偶然か、この作品にはD=Gの「リゾーム」にある様々な概念が、
そのまま作中の動態に当て嵌められ、そのまま、多様に流動し、入り混じり、
そのまま器官なき身体さながらの絵図を展開する。これがD=Gのような先進的な
思想をヒントにした可能性もあるし、仮にそうなら、そこからエッセンスを
汲み取り、自己の世界に繰り込む手つきは見事だと思われる。小説のなかで
全体のシンボルである大きな樹木。雨のあとには小さな葉に水滴を貯め、
そこから水滴をいつまでも垂らす樹。というのは恵みの木のようにみえ、
しかしこの作品では最後に、天国に通ずると人間は思っているが実は地獄に
通ずる通路のようになっていく。この変換もまた面白い。
 1971年の磯田×吉本が提出した、都会に不自由なく生活しながら、そこは
書かないで変わらず社会派を気取った欺瞞。自己の虚しい作家生活の実体こそ
彼が書かなきゃいけないのに、リアリティがない。と言われていた、その批判を
実践するかのような手法にもみえる。様々に読める作品。
 ちなみに大江はこの作品で、高安カッチャンの元妻である中国系アメリカ人
女性と性交したと書いている。場所はこの女性の友人のアパートである。
性交したが、さほど良くはなかったと女性から言われる。こういうことを書い
てるから実の奥さんから、不信感を抱かれることにだんだんなったのではないか。
小説に自己とおぼしき人間が登場。奥さん以外と性交。というのが家庭生活に
及ぼす影響がないとは思えない。彼の家庭生活の大変さを想像し家庭生活は
大丈夫だったのかと思わず心配させられる。あの外見でこうまで性的に大胆な
ことをやっている(ことになっている)というのがまた感心するくだり。
底が見えないな人物だったと思う。

61:吾輩は名無しである
23/09/21 10:25:20.03 cME9pZhg.net
大江の小説に登場する主人公の作家はいろんな女と性交するが、全てフィクションだ
これは大江が尾崎真理子に言っているし、石原慎太郎は大江に向かって一穴主義と言った
大江の小説に私小説はない

62:吾輩は名無しである
23/09/21 16:41:14.80 2ZM3srWN.net
>>61
それで自分は私小説を壊した人間だと
ほくそ笑んでいたのだとしたら
ほんとバカなやつだなと思うな。

63:吾輩は名無しである
23/09/21 16:52:32.02 2ZM3srWN.net
>>60
最後、ペニーは運賃代わりに大江からもらった中古の本を
それを、大江からのメッセージだと捉えて
世界の終わりに漂着物を拾って生活していくという
新興宗教をはじめる。往々にして女はこの様に
バカなわけだが。
読書というのは作者との一対一の対話の様な
ところもあるのではないかと思うんだが
俺は、大江との一対一の対話は本当に懲り懲りなんだな。
大江の小説はもっと世界にオープンになっていくべき
だろうと思う。
ちなみに中国系のペニーは
憂い顔の童子に出てくる白人のローズと何が違うのかと
思った。

64:吾輩は名無しである
23/09/21 16:55:08.32 MsLW8qSB.net
>>56
ありえない人間、とかあまり言わない方がいいよ
現実のほうがなんでもありだから
ブログなんかたどるだけでもいろいろ見られる
でも、小説としてのリアリティというのは読んでる方にはたしかにあって
現実そのまんまだと小説にならないわな

65:吾輩は名無しである
23/09/21 21:41:16.63 dpCQZgvw.net
性的人間の痴漢少年が線路に落ちて死んだのって偶然だったの?それとも故意?
幼女を誘拐する→幼女が線路に降りたのを確認したところで助けに行く→幼女を安全な場所に逃した上で自身は電車にはねられて死ぬ
痴漢少年はここまでを全て計算に入れた上で人生にピリオドを打ったのかな

66:吾輩は名無しである
23/09/21 21:49:41.74 dpCQZgvw.net
幼女が反対側のホームにいる母親へ向かって飛び出す→その幼女を助けた後で自身は電車にはねられて死ぬ
この流れが偶然だったとしたら痴漢少年は幼女を誘拐した後で何をするつもりだったんだろう?

67:吾輩は名無しである
23/09/22 00:03:55.56 Gl5U7AB3.net
>>59
漢代の中国の俗信に、龍は尺木(せきぼく)の中から天に昇るという信仰がある。
中野美代子いわく、漢代の思想家・王充によれば、これを単純に龍は木の中から天に昇ると解釈して良い。

68:吾輩は名無しである
23/09/22 06:51:23.41 6pJWDBju.net
>>61
って言いながら若い頃は娼婦買ったこととかありそう
古井由吉みたく死後のセクハラスキャンダルがないから晩年は健全な「進歩的文化人」だったんだろうが

69:吾輩は名無しである
23/09/22 07:34:21.48 KBXdhlv7.net
>>68
別に左翼だろうと女に汚い奴なんていくらでもいるし(鳥越俊太郎とか)、
むしろ進歩的なやつの方がフリーセックスを楽しんだりしてる
女がらみの噂が出ないのは、単にそういう性分じゃなかったってだけだろ

70:吾輩は名無しである
23/09/22 08:44:31.82 jLQJcO6v.net
大江の寸評はなかなか鋭い
朝日の筑紫哲也をオオザッパと一刀両断に切り捨てた
筑紫は相当応えていたようで、自分でこの話題を取り上げて
負け惜しみのようなこと言ってたな

71:吾輩は名無しである
23/09/24 20:02:06.83 5qLOdwvu.net
生贄男は必要かと投げかけた大江健三郎
日本文化を後退させたものとして本当に罪深いものが
あったと思うよ

72:吾輩は名無しである
23/09/28 09:17:19.84 9nhuorWc.net
tk_tk (不要な方のN.G登録用)
更に家族等などに紹介する側になり、更に¥4000×人数を入手可能。
URLリンク(i.imgur.com)

73:吾輩は名無しである
23/09/28 10:45:18.00 b9Fo50yA.net
>>72
これ絶対にやるべきね。

74:吾輩は名無しである
23/09/28 15:36:55.08 7dZ0chJR.net
>>4
まあ、がんばれよ 笑

75:吾輩は名無しである
23/09/28 16:24:14.28 woVnQtOm.net
タイミング的に
「人間の羊」は話題になっていいんじゃないか
ジャニー喜多川も進駐軍の端っこにいたし
短いからすぐ読めるし

76:吾輩は名無しである
23/09/28 18:48:38.93 xEdXO5fQ.net
晩年の、反原発運動は、立派だった。

77:吾輩は名無しである
23/09/28 18:52:13.64 xEdXO5fQ.net
俺は大江先生から書店で
取り替え子の出版記念でサインいただいたこと
あるからなあ。悪い気持ちはないよな。
伊丹十三の映画の方がオモロくて
好きだったんだけどな。

78:吾輩は名無しである
23/09/28 18:55:39.08 mtqVbS8p.net
>>72
じゃあやってみるか

79:吾輩は名無しである
23/09/30 14:07:54.46 wnm3mPGl.net
>>76
自分の描くことは
よく読めば誰かの模倣ばかりで
突き詰めればそこにしか自分の存在価値はないと
思っていたということだろ。

80:吾輩は名無しである
23/09/30 15:36:45.55 ufIKL/dq.net
>>75
あとハンチバックに対して他人の足とか

81:吾輩は名無しである
23/09/30 19:23:24.91 /yg1fkoJ.net
>>80
それも新潮文庫の短編集に入ってんだっけかな
あの短編集は、短編が並んでて読み易いんで
若い子もとっつきやすそうじゃん
もっと宣伝すればいいのにね

82:吾輩は名無しである
23/09/30 20:15:09.29 LIvH+5wI.net
「不意の唖」は日本の村落共同体を描いた傑作
「戦いの今日」は朝鮮戦争脱走兵を描き、齋藤飛鳥たんが言及した作品

83:吾輩は名無しである
23/10/02 03:04:06.28 5u1nyAfR.net
>>82
しかし、それは偏狭な一人の左翼としての評価でしかなく
日本を代表する三島を超えるような評価はそこにあったのかね。

それで大江が思いついたのが反原発としての自分。

84:吾輩は名無しである
23/10/02 10:16:08.17 uxR1Lnk1.net
陰謀論w

85:吾輩は名無しである
23/10/03 21:25:33.52 Eoe8g8bs.net
『個人的な体験』新潮社、1964年 アップダイク
『万延元年のフットボール』講談社、1967年 フォークナー
『みずから我が涙をぬぐいたまう日』講談社、1972年 三島
『洪水はわが魂に及び』上・下 新潮社、1973年 旧約聖書

『ピンチランナー調書』新潮社、1976年 ラブレー/筒井?
『同時代ゲーム』新潮社、1979年 バフチン/山口
『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』新潮社、1982年 ラウリー
『懐かしい年への手紙』講談社、1987年 ダンテ

『キルプの軍団』岩波書店、1988年 ディケンズ
『燃えあがる緑の木』三部作 新潮社、1993〜1995年 イェーツ
『あいまいな日本の私』岩波書店 <岩波新書>、1995年 川端
『宙返り』上・下 講談社、1999年 R・S・トーマス

『憂い顔の童子』講談社、2002年 セルバンテス
『さようなら、私の本よ!』講談社、2005年 ドストエフスキー
『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』新潮社、2007年 ポー
『水死』講談社、2009年 漱石

86:吾輩は名無しである
23/10/03 22:14:02.85 Uvek1nV8.net
俺の文豪ベスト10
漱石 10年であれだけの作品を残した
谷崎 漱石と1、2を争う近代随一の作家だろう
秋声 海外文学を読み込んで西洋に負けない小説を書いた
賢治 童話だから侮られがち、詩と童話すばらしい
太宰 心理学者のような内面の描き方
三島 万能。ゲイだから恋愛が描けないのがマイナス
大岡 理路整然とした文章
文六 てんやわんや、読んでみろ
司馬 なんだかんだ近代最大の歴史もの作家
大江 昭和の最良の小説は良い。平成からあとはゴミ

87:吾輩は名無しである
23/10/03 23:51:47.87 z5eJ2fHZ.net
>>85
性的人間なんって
最後のシーンがミュージカル的で良いなと思ったけど
仲間の一人が電車で轢かれるシーンは
俺はら太宰治の「ダスゲマイネ」(津軽弁でだからだめなんだと言う意味らしい)からのパクリだと思ったんだけどな。
最後、主人公はオリジナリティとは何なのかとわからなくなり、反狂乱になって線路に入り込み轢かれる。
そして仲間の二人が何やら語って終わる。

88:吾輩は名無しである
23/10/04 17:54:50.95 ZewcnivL.net
わが近代日本十大作家

二葉亭四迷
夏目漱石
徳田秋声
島崎藤村
志賀直哉
谷崎潤一郎
川端康成
埴谷雄高
三島由紀夫
大江健三郎

89:吾輩は名無しである
23/10/05 20:50:27.20 BhNPT/Hs.net
村上春樹がノーベル文学賞逃すたびに叩かれる大江w

90:あ
23/10/06 09:12:12.35 2Z/Oge1O.net
>>89
「反日」とかそういう言葉を使う頭のおかしい人の炙り出しになってるな

91:吾輩は名無しである
23/10/06 14:01:37.11 deG9RWsC.net
>>90
安倍総理がこの国の左翼の実態の
炙り出しになったみたいにか?

92:吾輩は名無しである
23/10/07 00:21:20.39 H9X+HEn0.net
「かくまでも醜くき国になりたれば、捧げし人のただの惜しまる」
URLリンク(youtu.be)

93:吾輩は名無しである
23/10/07 18:57:24.30 H9X+HEn0.net
マスゴミのジャニーズ問題と
大江健三郎が社会を誘導した
政治的な力と、俺は何か関係があるのではないかと
思っている。

アンタッチャブルなものを大江はこの国に
作ったんだろうと思う。戦後憲法の醜さについて語るのは
反動的だと洗脳するのと同じように。

アメリカの核は汚くて中国の核は綺麗な核であるとする
大江のダブルスタンダードはないものとするように。

94:あ
23/10/08 05:31:30.02 St+9a+ey.net
>>93
「大江が中国の核実験を賛美した」というデマをまだ振り撒いてるのか
デマでも何でも振り撒いて攻撃して良いみたいな態度だからウヨク=頭イカれた奴ら
という社会的扱いができあがるんだよ

95:吾輩は名無しである
23/10/08 15:22:13.90 AAFqZXah.net
>>94
文化大革命を讃美して中国の核実験にはダンマリだっただろ。

ジャニーズへの今のマスゴミの忖度する性格は
大江天皇や大江ファシズムが影響したもの
なんだろうと思うよ。

96:吾輩は名無しである
23/10/08 17:25:00.61 G6UrYd7n.net
大江の政治姿勢は賛同できないものが多いが
小説は素晴らしい定期

97:吾輩は名無しである
23/10/09 07:13:18.28 iz+cWjCl.net
小説も面白くないだろうどう見ても

98:吾輩は名無しである
23/10/09 09:47:24.26 ufTGI21W.net
 若いときに『同時代ゲーム』『「雨の木」を聴く女たち』
『新しい人よ、目覚めよ』読もうとして、さっぱりピンと来なかったんだけど。
 最近高齢になってから『「雨の木」』を再読してあまりの面白さに感心した
よ。「僕」という大江本人と思われる主人公の周囲に出没する人間の多彩さ。
市民もいれば元同級生ー現、いかがわしい業界人ー、その妻、自称日本大使館
の勤務ー本当は不明。いかがわしいー、アルゼンチン人のテロリストの仲間が
いる女の元夫はメキシコの大学での「僕」のアシスタント、スウィミングクラ
ブのサウナ室で遭ったHなOL,そのOLにおっぱいやらオマンコやらチラ見させ
られて誘惑されている大学生、とにかく多彩な登場人物に逸話が満載で飽きさ
せないこと。
 よくここまでいかがわしい、大学や出版業界にいそうな人間を描いたなと
感心した。そういう「僕」もHなOLのおっぱいやオマンコやチラ見させられて
しっかり勃起してるという(笑)それも「水泳パンツが痛いくらいに激しく」
というから相当な勃起(笑)ホントに面白いお方。

99:吾輩は名無しである
23/10/09 13:51:01.47 7ypwdVzl.net
大江から小説とったらただの津田大介だろwww
小説は過去作引用の悪癖がでてきて以後どうかなと思うがそれでもすごい

100:あ
23/10/09 17:40:41.56 kFc+F1ZJ.net
歴史修正主義右翼と戦う、立派な知識人の仕事だろ
沖縄ノートなんて政治家ぐるみのスラップ訴訟がその高い価値を裏書きしたようなもんだ

101:吾輩は名無しである
23/10/11 00:48:58.19 qcQ1mOPT.net
>>100
だいたい民事裁判は刑事裁判のように9対1で勝敗が
決まるものじゃないだろ。
6対4でも勝敗が決められる。

大江を訴えた人たちは
大江が嫌ったリアリストだったんじゃないのかね。

102:吾輩は名無しである
23/10/11 14:43:48.92 BE3yQP3j.net
誰か同時代論集買いましたか
自分40年前の出発点持ってるんですが買い換えようか迷っています

103:吾輩は名無しである
23/10/11 18:45:49.08 fEUu0RMR.net
 『新潮文学アルバム』ってシリーズあるけど大江健三郎の巻はまだ出ないのかね
。まあ鋭意編集中なのかな。あと対談集や講演集も刊行されてよいと思うが。
『同時代論集』は持ってないけど60-70年代の大部のエッセイ集3冊「厳粛なる
綱渡り」「持続する志」「鯨の死滅する日」は改めて目を通しておきたい。彼の
出発点での意志的な姿勢が明確に出されてる本だと思うので。チラとは読んだけ
どけっこう言葉がきついと言えばきついんだね。多様な容貌を持ってはいるが
戦後民主主義の守護のためには過激なエッセイストでもあったみたいだね。

104:吾輩は名無しである
23/10/13 21:39:49.59 tb/ucFP9.net
大江を継承しようという作家はいないのか

105:吾輩は名無しである
23/10/15 19:43:16.26 ZlIPLVpG.net
岩波書店『世界』編集部
@WEB_SEKAI
大江健三郎をテーマにすると、どうして人は己を語りはじめるのだろうか。
「大江の良き読者とは言えない」著者が、作品、そして作家に接近するにいたった二つの手がかりとは? 
渡辺祐真/スケザネ「読み読まれ、書き書かれる主体―大江健三郎に入門するために」 #岩波世界

106:吾輩は名無しである
23/10/17 20:21:08.27 NgR2836U.net
大江健三郎氏が晩年書きそうだったら、どんな粗筋の小説がありえたか?
Bingで質問みんなしたと思うけど改めてどうぞ。 『夢見る星』でした。

107:吾輩は名無しである
23/10/17 20:21:17.41 NgR2836U.net
大江健三郎氏が晩年書きそうだったら、どんな粗筋の小説がありえたか?
Bingで質問みんなしたと思うけど改めてどうぞ。 『夢見る星』でした。

108:吾輩は名無しである
23/10/17 20:28:10.73 Q32f799n.net
>>107
くだらん
時間のムダ

109:吾輩は名無しである
23/10/18 05:56:09.89 CSqiT2p7.net
>>106
 生きていたらどんな小説?を考える場合、小説家として後半に、どんなことを
書いてたかが問題になるでしょう。1990−2010年代。それを思うと、彼が
形を変えて書き続けた、故郷の森の伝承。死んだ魂が森の大樹の根方に降りて
いき、それからまた転生する、という。その伝承と、森を守る守護者としての
、土地の神話の伝承者。それから、そういった諸々のなかに、本当の生き方とは
?という問いかけがある。そこに、モノの氾濫する時代に、モノを持たず、
知性も持たず、貧しく清く、全体に合一しながら生きていく生き方を、大江を
思わせる小説家「K」の故郷の友人「ギー兄さん」が体現する。「ギー兄さん」
は一度死んでしかし森の長老から任命される二代目の「ギー兄さん」まで
現れて、「ギー兄さん」というのが謂わば現代文明と合わない極致みたいな
人間として「僕」にさまざまに関わりメッセージを送る。初代「ギー兄さん」は
ただのイデオローグ的で人物はなくて「僕」の性的指南まで引き受ける。
故郷の象徴みたいな考え方でかつ大事な友人。

 「ギー兄さん」に象徴させる人物が現代文明ーモノや主体性ーと背反し、
森を守護しようとする。そして森が魂の輪廻を引き受けていることになっており
、作品としては、魂の守護はいかにして可能か、という問いを秘めていくんです
よね。そこで都市化やその住民やと対立も起こる。

110:吾輩は名無しである
23/10/18 05:56:51.02 CSqiT2p7.net
 あと、特徴的なこととして、森の守護をする「ギー兄さん」の思想として、
都市を破壊する文明にはいつか天罰が下る。という思想が出てくる。それが
また住民の反感を買って、より対立が激しくなる。徐々に「ギー兄さん」に、
反‐文明の色が出てきて、二代目「ギー兄さん」は手かざしによる病気の治癒
までやるようになり、そこで失敗してまたそれでインチキだと糾弾される。

 こういう反‐文明のムーブメントが小説ではテロになったり、神秘家になったり
。で、90年代以降のこういう小説が、オウム真理教事件を予告していたとも
言われていたんですよね。小説の中のそういうムーブメントの場合はオウム
の実像よりか、スキャンダラスではない。しかし文明と敵対するという側面は
オウムと共有してる。住民と敵対したり。で、大江を連想させる「K」とか
「僕」は、「ギー兄さん」にも住民にも加担はせず、見守るという姿勢でいる。
だいたい実際の大江健三郎も成城の自宅に生活し、対立を知りながらどちらにも
つかない。そこでの魂の問題とや清貧の思想には共感。
それが後半の小説ではよく出てくる。それででも「僕」としては魂の問題に
共感はしても、「ギー兄さん」とともに行動はしないんですね。一線を画す。
そこで大江健三郎という人の、文明への姿勢や評価や、分裂したまま最期まで
進んでしまうのと重なる。小説家としても、対立を描く記録者としての立場を
固持したまま亡くなったでしょう。

 後半の小説世界での、文明化と自然との対立。魂の問題に魅かれながらも
一緒に行動はしない「僕」。過激な行動に同伴はない。しかし、思想としては
「ギー兄さん」に共感はしている。頻繁に意見の交換もするし。しかし
行動は無い。が小説の中の「K」「僕」の姿勢なんですね。これは現実の大江
の姿勢と一致する。そこで分裂していく自己を描き続けたまま亡くなった。
と言えるんじゃないですかね。
 だから仮にまだ存命で書いていたとしても、この分裂について、いまだに
書いていたんじゃないか、て気はしますね。

111:吾輩は名無しである
23/10/18 06:14:02.60 CSqiT2p7.net
>>110
>都市を破壊する文明にはいつか天罰が下る。という思想が出てくる。

 は

森を破壊する文明にはいつか天罰が下る。という思想が出てくる。

 の間違いです。よろしく。

112:吾輩は名無しである
23/10/18 18:59:25.95 EbNdfx7L.net
水死は晩年の傑作
これだけ父親をかくのをしぶってたのはなぜだ

113:吾輩は名無しである
23/10/19 14:38:41.93 v8Fvk5JT.net
 英語の原詩があるし。しかも訳文ない。自分で訳すしかない。あと、森の
信仰や伝承や民話や自然の風物も多い。古今東西の宗教家。なにやら難しい
語彙も出てくる。そにたびにgoogle検索もしくはIMEパッドもしくは漢和辞典
もしくは英和辞典。

 百匁蝋燭、木蝋、鞠躬如、シーガルの石膏、これらが数ページのなかで
話に出てくる。読み方、意味、事項の内容、一々調べる必要が出てくるので
とにかく検索&調査が多い。スマホもPCも辞書もないなら多分読めない。
 
 村上龍、埴谷雄高、の小説が小説の一番最近読んだものだが、ここまで
調べることはなかった。あたかも高校時代に戻ったような気分。読むのに
一々読めない漢字や事項を調べる必要のある小説とか、あまり経験しない。

 他の人もこれ、苦労するよね。苦労しないで読んでる人はいないだろう。
かなり教養のある人でも苦労するだろう。読者が減って行った要因の1つで
しょう。読むのが大変すぎる。

114:吾輩は名無しである
23/10/19 14:39:54.30 v8Fvk5JT.net
 英語の原詩があるし。しかも訳文ない。自分で訳すしかない。あと、森の
信仰や伝承や民話や自然の風物も多い。古今東西の宗教家。なにやら難しい
語彙も出てくる。そにたびにgoogle検索もしくはIMEパッドもしくは漢和辞典
もしくは英和辞典。

 百匁蝋燭、木蝋、鞠躬如、シーガルの石膏、これらが数ページのなかで
話に出てくる。読み方、意味、事項の内容、一々調べる必要が出てくるので
とにかく検索&調査が多い。スマホもPCも辞書もないなら多分読めない。
 
 村上龍、埴谷雄高、の小説が小説の一番最近読んだものだが、ここまで
調べることはなかった。あたかも高校時代に戻ったような気分。読むのに
一々読めない漢字や事項を調べる必要のある小説とか、あまり経験しない。

 他の人もこれ、苦労するよね。苦労しないで読んでる人はいないだろう。
かなり教養のある人でも苦労するだろう。読者が減って行った要因の1つで
しょう。読むのが大変すぎる。

115:吾輩は名無しである
23/10/19 20:56:37.09 ILSf7+hi.net
大江記念館みたいなのが無いのは本人の意思?
それともただ人気無いから?

116:吾輩は名無しである
23/10/20 03:53:07.36 oEnItYHM.net
 あと、森のなかに生活してる登場人物が主人公だから、色んな植物、川魚、
山用語、も多い。これも知らないから検索もしくは辞書で調査。「朴の木」
って読める人いないでしょ。何を指してるのかも当然不明。イメージを持つのに
一苦労。

 そうそう。あと人物たちが生活する山の地形があるんだけど、その地形を
もとに人物は移動したり、話が出来上がる。その地形が把握されないと、
話にもついて行けない。当然。作者のお手製でもよいから図面を書いておいて
くれないとキツイ。これ、彼の後期の小説での定番の読者からのクレーム
じゃないのか。なんで作者が谷間の図面を書かなかったのか。それがないと
イメージを描けないですよ。おかしい。完全に。読者おいてけぼりで勝手に
書いてる印象。これじゃあ作品を味わうにも一苦労。ここのこと、指摘する人
いたのかな。おかしい。不親切すぎ。読者の苦労を考えてない。自分だけが
分かってる。これで読者が徐々に減ったとしても当然ですよ。

117:吾輩は名無しである
23/10/20 04:00:49.71 oEnItYHM.net
 その森の中の地形。生活する場所の位置。そこが分かりにくい。そこが
分かりにくいと話がリアルにはならない。そこで作者だけが分かってる。
まずいでしょう。で、こういうことを誰も指摘しないまま亡くなったんだよね
きっと。「大江さん。これ、読んでて地形が把握しにくいですね」て
誰も、研究者も謂わなかったんだよね。分かったような顔して。分かったような
顔するなって言いたい。研究者や編集者がちゃんと指摘しないからこうなった。

118:吾輩は名無しである
23/10/20 11:09:07.67 XcA2BUi2.net
変な改行入れないで

119:吾輩は名無しである
23/10/20 12:52:00.23 SqaGqH09.net
 ちなみに上レスでクレーム入れたからといって大江健三郎の小説が
読む価値なしとか言いたいわけではない。それは別問題。考えさせる小説である
ことに変わりはない。ただ、読者に不親切が過ぎる。そのために読みにくさを
増幅させていたのではないか。そこを言いたかった。大江氏が自覚しないなら
編集者とかが気を利かせて「屋敷」「谷間」の見取り図を添付してくれたら
大江氏の後期の小説がより読みやすくなったのは間違いない。そこで読者に
たいする怠慢があったということ。そこから「大江の小説は読みにくい」の風説
も出たんじゃないか、そこを言いたいわけ。作者本人も多分この点について
気づいてないまま亡くなってる。

 大江健三郎のクラスにもなると、編集者も意見を言いにくくなっていたのでは
ないか。+彼がノーベル文学賞を受賞してしまうと、ますます言いにくくなる。
それによって、一般読者からすると、大江健三郎の小説は語彙が事典・辞典
ないと読めない。また小説の人物の生息する地域の地形がまったく把握
できない。そういうマイナス評価が後期は特に増幅していたのではないか。

 私の場合も大江健三郎の小説1980年以降読んでなかったので、どういう
ことになっているのか把握はしてなかった。最近、彼の小説を読みながら、
ここは作者による補足が必須ではないかと思える箇所がある。特に「僕」の
生まれ故郷である、四国の森の地形図は、小説を読み進めるうえで必須では
ないか。必須であるにもかかわらず、彼の本にそういう図面が添付されている
例がない。これは明らかにおかしいし大江健三郎の小説を読みにくく
させていた重大なる要因の1つであると言いたくなった。そういうことです。

120:吾輩は名無しである
23/10/20 19:38:12.71 Qt3JA6q+.net
なんかすべてポイントがズレてて、要するにアホなんで
よほどのアホでないと反対意見的なものも書く奴いなさそうwww

121:吾輩は名無しである
23/10/22 11:06:31.92 GZvsdaFb.net
今年の秋、読む大江小説は、われらの時代、いかに木を殺すか、
取り替え子、の3冊に決まった

122:吾輩は名無しである
23/10/22 12:07:27.14 uaIskIRt.net
>>121
 いっそのこと講談社版大江健三郎全小説全15巻買ったらよいのに。

 紀伊国屋書店のwebで¥85`400(税別)で宣伝してます。これであなたの
部屋に、あの大江健三郎の小説がすべて揃います!

123:吾輩は名無しである
23/10/22 12:24:49.63 GZvsdaFb.net
>>122
大江の小説は全て持っている
その全集に入っていない作品も

124:吾輩は名無しである
23/10/22 13:26:52.07 aVcnYKgK.net
そういや大江健三郎全小説を買った時に勢いで『夜よゆるやかに歩め』も買ったんだった
まだ読んでねーわ
それにしてもいいタイトルだ

125:吾輩は名無しである
23/10/22 15:24:48.01 wWgfr+aQ.net
>>119
大江の小説は不親切というけれど
大江の文章は悪文だと言う批評には
しっかり、はっきりと、言語学者の
大野晋氏が日本語として
正しいと、お墨付きを与えてくれたと、これみよがしに
発表して自分を守ってたよな。

それにならって、筒井康隆は
大江の文章を読みにくいという奴は読めないだけだと
いう批評を導き出す。

そういう風にして悪文という批評を政治的に
封殺する。大江は、そういう自分を護る
能力はしっかり持っていたわけだ。

126:吾輩は名無しである
23/10/22 15:42:42.33 GZvsdaFb.net
大江を悪文と批判するヤツは低能にすぎない
文学はムリなんだろう
東野圭吾あたりを読んでいればよい

127:吾輩は名無しである
23/10/22 15:55:05.25 wWgfr+aQ.net
>>126
百歩譲って、日本語として首の皮一枚間違って
いないのかもしれないが
褒められた文章ではないだろ。
 
サブカルチャーすぎる。

128:吾輩は名無しである
23/10/22 16:00:57.06 aVcnYKgK.net
>>125-126
俺も大野晋や筒井康隆に同意
なんでも分かりやすければいい文章なわけもないし、
分かりやすくリライトすることでこぼれ落ちるものがあるのが文学の文章

>>127
分かりやすければ褒められる、分かりにくければ褒められない文章であると
一元的な序列付けの評価をするという時点で非文学的な態度だ
また「サブカルチャーすぎる」ってのは意味不明
あなたの文章の方がよほど日本語になってない
大江の文はあれでいてかなり明晰

129:吾輩は名無しである
23/10/22 16:05:25.88 wWgfr+aQ.net
>>128
文章は明晰であれば良いってもんじゃないだろ。
日本語としての音楽的なものも日本語の
大きなメッセージの一つ。

130:吾輩は名無しである
23/10/22 16:23:06.19 aVcnYKgK.net
>>129
言葉の使い方の問題かもしれないが、概して文豪として名の残ってる人の文章はおしなべて明晰
言語というものは意味を伝えるものであることを考えると意味不明の文章であってはならない
また、なんで明晰の反対が音楽的なのかも意味不明

そして「日本語としての音楽的なものも日本語の大きなメッセージの一つ。」って何?w
メッセージってどういう意味を伝えたくて使ってるワードなの
確実に言えることは、あなたの文章は明晰ではないということ

131:吾輩は名無しである
23/10/22 16:39:28.07 wWgfr+aQ.net
>>130
日本語には、これまで日本人が生き抜いてきた
知恵が込められているんだろうと思うよ。
それは、日本人の心も育ててきてたはず。
日本語は日本人の心を表してきたけれど
日本語から日本人が学んできた部分も
あると思う。
そういう正しい日本語から大江は外れるだろ。
だから大江はサブカルチャー。

132:吾輩は名無しである
23/10/22 17:54:20.29 jIMpKELv.net
大江の文章は悪文だと篠田一士がはっきり言い切ってるな
篠田の非批評が

133:吾輩は名無しである
23/10/22 18:01:05.72 jIMpKELv.net
>>132
訂正
篠田の批評が正鵠を射たものかどうかは別として、そういう批判が
一定数あるのは事実

134:吾輩は名無しである
23/10/22 18:11:51.60 GZvsdaFb.net
篠田一士こそ悪文
あのデブに似つかわしいダブダブの文章だった

135:吾輩は名無しである
23/10/22 18:15:26.77 Nqu2Plbm.net
大江記念館とか作られないかな?

136:吾輩は名無しである
23/10/22 20:32:50.24 wMtkXhTG.net
>>131
思うよ。
はず。
と思う。
だろ。

全部あなたの感想ですね
ありがとうございました

137:吾輩は名無しである
23/10/22 22:14:26.03 yZSFi7k3.net
伊藤整の文学論って空疎な専門用語が並んでるだけでくっそ読みづらい
しかも内容がない
川端の文学論の代作で自信をつけたらしいが、小林秀雄からは批判されてる
時間の無駄だった

138:吾輩は名無しである
23/10/23 07:26:42.04 ms6EOY/r.net
>>137
大江とは無関係

139:吾輩は名無しである
23/10/24 06:31:16.03 wv7bUrxp.net
 大江健三郎というと80年代にさんざん「知的なイモ」とか某批評家に言われて
散々だったけどね。なんでテキストを巡ることが、自分が読書した記録が
小説になるんだ、障碍者の息子が溺れるのを見て海外文学の原語を思い出して
助けないんだ、人倫に反するだろう、とかね。エコロジー
傾倒する主人公出して主題主義で文学として勘違いしてるとか。
 とにかく不親切だからね。用語がめんどくさいし地形が分からないし。引用
されてる英詩には訳がないし。教養ない人間は読まなくていいと言ってるよ
うなもんだし。
 褒める人間も教養主義で鼻が高く。人から好かれないのが褒めてた。褒める
人間がタチが悪いのでそれもあって嫌われてたんだろうね。蓮實重彦、
渡部直己とかね。間違っても好かれない。渡部はセクハラで有名だし
蓮實も屈折が激しくてネクラが顔に出てるし凡庸バカにしてるし。

140:吾輩は名無しである
23/10/25 07:25:47.33 3EH8aJ/t.net
>>139
散々って吉本隆明がなんか下品な口調で悪口言ってたってなんか意味あんの?
むしろ吉本隆明自体が今となっては散々だろ

141:吾輩は名無しである
23/10/25 07:31:50.94 0FrBtoNh.net
>>139
お前が凡人すぎて呆れる
大江を読まずに春樹を読んでいればいいんじゃね

142:吾輩は名無しである
23/10/25 10:32:50.04 hgIEw7xU.net
 80年代以降の彼の作品。大江健三郎自身と思われる「僕」が東京と四国
往復。四国では幼馴染や「僕」のお眼鏡にかなった人物が森を守る運動家。
手かざしの宗教家。その周囲の人間は皆彼に理解がある人ばかりで守る。

 そういう噺と、実際に大江の小説を読んでいる読者層の乖離が激しいのでは
ないか。家族も親族も崩壊。孤立して都市生活。手かざしを信仰などすれば
まだやってるの?と笑われる。下手するとオウムの残党かと通報される。

 立派な身分のノーベル文学賞作家だからこそある優雅な生活(笑)それを
崇める信者(笑)これが読まれなくなったとしても当然といえば当然。都市生活者
の毎日とはかけ離れてる。喜んでるのは大江信者のみ。1億分の8人くらいの
登場人物。これが我々の精神になんらかの力を付与し、世界を変革する力を
付与?あまりにマゾヒスティックで悲惨。それがあの作品みたいに明るく
天真爛漫って有り得ないんじゃないか?そもそもあの森の生活。自給自足生活
自体、天の賜物。登場人物も同じく天の賜物。天から授かった物語。それが
大江さんの小説?(笑)それってどこまで読者は自分の話として読んでる?
信者を除いてそんな読者いる?非常に疑問。

143:吾輩は名無しである
23/10/25 10:46:04.38 hgIEw7xU.net
 あと、ここに書いてる愛読者らしき書き込みも「頭がいい」選民意識が
高い。「凡人」は読むなとかね(笑)そういう言い方を聴いたら大江氏は
どう思ったろうね。まああの顔がますます憂鬱になって暗くなったのは
間違いない(笑)「僕の読者はこういう人ばかりだったのだ。僕の目の前は
真っ暗に変わり眩暈がした」とか「僕」が書いたでしょう。可哀そうに(笑)

 ついでに「ギー兄さん」から「君の小説の内容が一般人とはかけ離れてる。
なんでもっと親しみ易い設定で書かないのか。一度でも考えたことが
あるのかな。それで戦後民主主義とその小説とはどういう関係があるのかい?
何もない。ただKちゃんの趣味だよね」とか言われてたんじゃないの?(笑)
「君が四国の生活に愛着をもってることはよく分かる。でも多くの読者に
とっては夢の亦夢なんだよ。Kちゃんの書いてる生活は。考えたことがあるのか
い?だから小説がだんだん売れなくなったんだ」とかさ。大江氏の小説に
まさに引用されそうだ(笑)そういうことを書いて新潮社に送信してやればいい
のに。担当者も「ああ。俺もなんとなくそう思ってたんだけど。大江さんは
大作家だから言えなかった。俺だけじゃなかったんだなあ」て思うだろう。

144:吾輩は名無しである
23/10/25 11:13:46.51 lOZkywfS.net
>>142

だとすると
むしろ君が何を優れた文学として定義しているのか知りたいな
例えばその同時代の作家で、どの作家がどういう意味で、誰の救いでどう素晴らしいとか

まあこう聞きながらまともな答えは返ってこないという強い予感があるんだが

145:吾輩は名無しである
23/10/25 14:41:07.09 /tAxJ8Q6.net
 僕が気になったのは、ギー兄さんからメールで送信された、次のような
文面であった。
《それと最近気にかかったのは、某インターネットサイトで、Kちゃんの
小説について話してる人間が、「凡人は読まなくていい」という意味の文言を
書いていたことだ。無論、読者と作者とは同一ではない。しかし、読者を
誘発するのはやはり作者である。僕はそう言うしかない。Kちゃんの中の、
なんらかの素質が、読者を誘っているのだよ。そこで、「凡人は読まなくて
いい」と暴言する読者の何と、Kちゃんの小説が引き寄せ合うといえるのか。
僕は考えてみたんだ。
 きっとこうだと思う。Kちゃんの小説には、教養小説ともいうべき引用が
豊富にある。なかには僕がKちゃんに貸したり贈ったりした本の一節も混じって
いる。だから引用それ自体はKちゃんだけの責任ではない。とはいえ、それを
自らの小説に引用し、翻訳もつけずに話を続行する、これはどうみてもKちゃん
の責任なんだ。そういう手つきはある程度の教養がある人しか読ませない。
わかるよね。それが今のKちゃんの書いている小説なんだよ。そこから、先の
ような「凡人は読まなくていい。〇〇の小説でも読んでろ」などと暴言を
吐く輩が現れる。たぶんKちゃんの意図に反してね。そこについて、Kちゃん
自身はどう思っているのか。ちょうど最近読んだ、批評家Yのテキストで、
Kちゃんの小説のことが取り上げられて。テキストを巡ることがなんで小説
になるんだ?と疑問を呈し、喝采を浴びていた。僕からすると、そうだよ、
それも小説なんだ、て言いたいくらいだったけどね。》
 このギー兄さんからのメールはしばし僕を俯かせ、無言にもさせるもの
であった。

146:吾輩は名無しである
23/10/25 14:41:18.92 uCTLV9Oi.net
>>141
どっちも駄目でしょ?タイプの違うダメさ
大江は読みづらい
春樹は中身がない
どっちも面白くないのが弱点(笑い

147:吾輩は名無しである
23/10/25 14:55:32.43 /tAxJ8Q6.net
>>144
 私が今文学として成立すると強く考えるのは、親子関係の破綻。育児放棄。
子供の乳児時代のあるいは胎児時代のトラウマ。そこから生じる成長後の
世界の破綻。破壊衝動。
 作品としてあげればサルトルのフローベール論『家の馬鹿息子』また、
こっちはまったく一般的には知られてはいないが樹村みのりという漫画家が
80年代初頭に描いた『海辺のカイン』という作品。とりあえずはこの2作は
現代日本の精神、心、の深部における閉塞にまともに対峙する作品だと
みている。両方ともamazonで入手できる。読んでみたらいい。
 サルトルのフローベール論は初期の『存在と無』など比較にならない
realityがある。近代の心と精神の深部を照らすいまだにリアルな考察が
全編にある。初期のサルトルしか語られないのが残念でならない。
 樹村みのりの漫画は言うまでもない。誰も知らない。
 大江氏の小説も悪くはないんだけどね(笑)私は嫌いではないよ。初期の
エッセイも好きだしね。

148:吾輩は名無しである
23/10/26 11:04:33.73 OaJDeJn7.net
親密な手紙早くKindleにならないかな
大江が晩年に若き日に夢中になったオーデンについて何を語ったのか読みたい

149:吾輩は名無しである
23/10/26 11:11:59.33 YgkdFuMd.net
ヴィスコンティの『家族の肖像』で若者がオーデンの詩を
朗誦する場面があったっけ

150:吾輩は名無しである
23/10/26 14:52:38.55 RPJbuqFQ.net
>>148
読んだけどあんまり期待しないほうがいいよ
一篇一篇がすごく短くて、内容も大江の熱心な読者ならとっくに知っていることばっかりだと思う。文学論とか政治について語ることもほぼなく、基本的には思い出話がずっとつづく感じ。ある意味リラックスして読める。
『万延元年』で大江は、蜜三郎(兄)よりも鷹四(弟)のほうに自己投影してた(自己認識が近かった)、っていうのは意外だった。

151:吾輩は名無しである
23/10/27 13:34:03.37 X1xdVA+I.net
大江の文学論読んだら「異化」がよっぽど重要だと思っているらしい
あの文体も「異化」の実践なのだろう
しかしあれを芸術だと言えるだろうか

152:吾輩は名無しである
23/10/27 14:26:32.41 5d2VnZhs.net
わかってないね
相変わらず

153:吾輩は名無しである
23/10/27 18:49:48.06 lcqyMC3l.net
>>152
姑息な煽りだなw

154:吾輩は名無しである
23/10/28 04:25:45.39 6QGUSN9D.net
>>150
蜜三郎という名前は
まさに大江健三郎そのものなんだけどな。
人間の羊に出てくる人間も蜜三郎っぽい。
渡辺一夫に、君には逃げ道が必要だからと
逃げ道がある城の模型をもらったというエピソードも
蜜三郎。

155:吾輩は名無しである
23/10/28 04:29:52.44 6QGUSN9D.net
>>151
人を没入させるための方法論みたいなものだろうか。
年末年始はドストエフスキーに浸るみたいなこと
どこかで言ってたけど、今それを思い出すと若かったな。

156:吾輩は名無しである
23/10/29 08:55:09.86 uP/UR/L/.net
『夜よゆるやかに歩め』
甘美にして残酷な恋愛小説

157:吾輩は名無しである
23/10/29 20:37:20.47 OOJU79yi.net
鷹四は蜜三郎のことを陰険と言っていた。
まさに大江健三郎のことなんじゃないのかな。

仮に、二人とも大江健三郎の一部であったとしても
蜜三郎が大江健三郎であるということも
事実なんじゃないのかな。

大江が憲法改正反対という時
その陰険的覚悟があってのことなんだろうとは
思ってきた。

158:吾輩は名無しである
23/10/29 22:14:00.77 PwAF3UbM.net
>>769
こういうことか
結構いい話だな

159:吾輩は名無しである
23/10/30 04:40:51.45 hLTskWT/.net
『静かな生活』
自動人形の夢?
読んでます

160:吾輩は名無しである
23/10/30 16:06:34.73 hwgxWm+T.net
 『燃え上がる緑の木』てオウム真理教を内側から眺めた目線を感じるね。
実はあそこが数々の凶悪事件で炎上する前から書かれていたということで
予告した小説とも言われたらしいけど。
 あそこは凶悪事件や住民トラブル、信者トラブルで崩壊するんだけど、
どっか集団リンチの犠牲になった側面もある。今話題の山崎まさよしの件も
そうだけど。集団リンチのために生きているような不特定多数の存在という
のが現代の特徴で、そういう多数をすでに『燃え上がる緑の木』は描いてる。
そこもオウム事件にまつわる事象として入ってくるし、そこもあの小説は
描いてる。
 疑似超能力をギー兄さんが持っていると評判になり、そこは自ら最終解脱者
を自称した麻原とは違うんだけど、支持者のなかには実際に自分の病気が
麻原に触ってもらったり、で治ったと思ってる人もいただろうから。そこも
或る程度共通するというふうに視えてしまう。
 『新しい人よ目覚めよ』以降吉本に酷評されて。反核で酷評。小説で酷評。
と良いとこ無しにされていったけど、今読むと、『燃え上がる緑の木』は
オウム事件の深層に偶然とはいえ届いてるし、そんな小説家は同時代に
いなかっただろうし貴重な存在だよ。麻原はヨーガ修行者としては優秀だと
吉本は擁護していたし、あの小説などは認めて然るべきと思うが言及はなし。
 散々批判していざ拾うべきものを出してももう読んでない。ああいうところ。
まあ視力が弱くなったのもあるんだろうが、手薄に感じるね。あそこまで
酷評したならその後どうなったくらいフォローするべきだと思うが。してなさ
そうなのが。

161:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/10/30 16:27:18.17 WlqW/ryD.net
麻原はサイズが余ってるなあ。顔も太ってる、死刑にしたけど。風紀の乱れ。

162:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/10/30 16:28:09.68 WlqW/ryD.net
ああいうのより厳選した下の値打ちじゃないものを、メディアに。

163:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/10/30 16:29:17.23 WlqW/ryD.net
あの当時の精神性じゃなくても死刑は死刑だ。後悔無い。セクハラの疑い。

164:死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士
23/10/30 16:29:51.87 WlqW/ryD.net
オウム というより オーム じゃないか。

165:吾輩は名無しである
23/10/30 16:31:34.91 hwgxWm+T.net
 吉本の大江氏の小説酷評の最たる『懐かしい年への手紙』にしても、「こんな
小説は知的なイモ」「こんな小説まともに読んでるのは世界中僕一人」とか
太宰治シンポジウムで発言するんだが。ギー兄さんから大江自身らしいK
ちゃんが何かと批判されたり疑義を呈されたり。痛烈な自己批判も入ってる。
『燃え上がる緑の木』でも、自分は世田谷に住んで、しきりと故郷の伝承とか
神話を書いてるが、自分が故郷から離れて都会人やってることの自己弁護じゃ
ないのかと新ギー兄さんからも批判されてる。自己批判が入ってるってことは
吉本は指摘しないが、疑似私小説で自己批判までしてるって凄いことだし
誠実さの現れといえる。そんなことは吉本の批判には書いてないが。ここも
手薄なんだな。読んでるならそこは指摘しないと。誠実さはあるって。
 しかも『懐かしい年への手紙』ではギー兄さん、その大学時代の女友達2名、
Kちゃん、ギー兄さんの父親のお妾さんだったセイさんの5人のあいだで
だんだん男女関係が入り乱れてきて、Kちゃんが思春期で性の興味が爆発する
年齢なこともあって際どいHなシーン満載で、「修身の教科書」とは程遠い。
そこも吉本は指摘すればいいのにしない。読んでみてあまりのえげつなさに
引くくらいな性描写のえげつないグロイこと。
 ああいうの。吉本さんは指摘できてないと誰かが言えばよかったのに
結局遠慮して言わなかったんだろうね。なにせ「あの吉本」だから。


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