【齋藤】大江健三郎 7 ..
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587:吾輩は名無しである
23/04/02 19:23:22.17 8sHCfjFO.net
追悼後に5ch.で小説のことはあれこれ言われてるがエッセイについてはまず出ては
こないね。彼の戦後の政治状況やヒロシマについてのエッセイに影響された人は
1960-1970年代にはかなりいたんじゃないかと思うんだが。
彼は戦争を通過したことを重大な経験としなければならないとしていたし、
日本国憲法の擁護者だった。そこで日本国憲法が
アメリカの占領政策にすぎないたいして意味はないとする同期の批評家江藤淳
とは袂を分かったはず。死んだ三島由紀夫ともそこでは相容れていなかったはず。
文藝春秋から出ていた分厚いエッセイ3冊『厳粛な綱渡り』『持続する志』
『鯨の死滅する日』
は刊行当時はかなり読まれたでしょう。彼の立場は過激な行動を容認はするが
自らは非-暴力主義という感じだったので新左翼からは疎まれていたと思うが。彼の
愛読したサルトルについても1970年前後にフランスの毛派に加担してからはそこには
同意はしてはなかったでしょう。ただ大江氏はサルトルと同様に同時代への生な
発言は止めずに続けていたし集会へも参加していた。あれはサルトルから
受け継いでいたしサルトルが生きていたと思う。今や
サルトルの思想や行動も日本では一部の研究者を除いて忘れられつつあるみたいで、
これも隔世の感がしますけど。


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