大江健三郎と古井由吉 at BOOK
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200:吾輩は名無しである
16/02/16 06:11:04.11 .net
日居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
もっとも、これが単なる省筆、あるいは書きそびれではないことは、いくつかの符号を踏まえれば明らかだろう―迂遠な羅列もこのあたりで留めて本題に入るが、
こうした持ち物の始末が曖昧にされることの重複は、『槿』の本筋である杉尾の記憶の不明瞭さとそのまま重なり合うのだ。
先述したが、萱島は兄に杉尾と寝ただろうと咎められ、妄想を引き取ってしまう。杉尾が大学三年、萱島が高校二年の時だというが、杉尾に覚えはない。
とはいえ彼女と何度か話し合っている内に朧な記憶が立ちあがってくる。萱島が兄に指弾され記憶が蘇ったように杉尾は萱島と話すことで記憶を呼び起こす。
彼は自分の手で記憶を処理することが出来なくなってしまう。
むしろ萱島と話している時の方が記憶が浮かんでくる。自分ではなく他人に記憶の在り処を求めてしまう。それこそ、献血の際に自分の血が溜まっていく様子は見られなかったのに、「他人の血の溜まりぐあいばかりが見えた」ように。
これを踏まえた上で改めて先程の羅列を振り返ってみれば、献血カードなり、鉢植なり、鞄なり、シガレットケースなりが、人から人へ預かったり預けられたりするのは本筋の効果を高めることにつながるだろう。
『槿』では小道具同様、記憶や妄想も人から人へ預かったり預けられたりするのだから。
杉尾の旧友にはもう一人、森沢という男がいて、突然電話をかけてきたかと思うと、更にもう一人の旧友である石山が入院したと知らせてきた。
病院という気詰まりな場所で一対一になるのを厭って助け船を求めたこの旧友は、いざ病人を目の前にすると、目を伏せっぱなしにして頼りにならない。
病院にいながらにして職場に電話して説教をしたり、見舞客に対しても抹香臭い喋り方をする石山のような男を、森沢は苦手にしていた。必然、杉尾が代わって相手をしてやらねばならなくなる。

201:吾輩は名無しである
16/02/16 06:13:48.03 .net
居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
見舞から少し経つと萱島から電話が来て、石山から病的な電話が来て困っている、と訴えられる。なんとかします、
と請け合ったものの良い手が浮かぶわけでもなく、かといって、人をあいだに入れないほうがいい、と女から言われたからには助言を求めるわけにもいかず、先延ばしにしてしまう。
当然、石山のことは粘りつく。病人の様子を空想で補いつつ思い浮かべたり、娘に対してあたかも石山の真似をするような説教をしてしまったりする。
その後、ふたたび病院から電話が来た、と萱島から訴えられるが、ここまで来ても彼は石山への忠告を先延ばしにしてしまう。
やがて、石山は精神科に転院したとの知らせが森沢からもたらされる。見舞った森沢いわく、病人は加害妄想に苛まれている。
なにかの事件を起こしたのでここに入れられていると思い込んでいる。どうやら二十代の頃の事柄らしい。そして、杉尾を呼んでくれ、と言った。
友人の機転によって病人と見えることは避けられたが、それから少しして森沢と会う道すがら、駅のホームで井手伊子と鉢合わせたかと思うと、彼女が萱島と知り合いであると告げられる。
また、森沢からも(萱島と思しき)女から電話があったと知らされる。杉尾は一切を報告するために萱島に電話をかける。
萱島いわく、石山は二人の過去について何かを知っているらしい。杉尾と萱島が通夜の後逢い引きしたのではないか、と疑っている。もちろん妄想である。杉尾が記憶している限りでは一度だけ、彼が高校生の時、そして萱島が中学生の時、彼女の家を訪ねたことを覚えている。
そして、門を開けて少女の手首を手繰りよせた感触を思い出す。おぼろな記憶を確かにするために、門の内に押し入ったのかしら、と訊くと、入って来たではありませんか、と返される。
杉尾の回想は鮮明になっていき、庭の隅の植込みで少女と共に低くしゃがみ込み、唇を合わせたところまでたどりつく。

202:吾輩は名無しである
16/02/16 06:16:37.11 .net
日居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
が、萱島は粘りつく。その夜、兄は寝ていた。兄ははっきりとした確信があったように自分を責めていた。その夜のほかに(お互いが大学三年、高校二年の頃)家に来たことはないか、と。
来てません、と杉尾は言い切った。しかし、言い切った分だけ記憶は確かになっていく。
少女が濡れた下着をおろして足の先から抜く様子が浮かんでくる。もう一つ、白っぽい寝間着姿が浮かんでくる。萱島の記憶も確かになっていく。
兄が蒲団に入ってことんと眠っていたと知らされたのを思い出す。杉尾との情事は見られていなかったと知って、申訳のない気持で安堵したのを思い出す。
微妙な食い違いを残しつつも話は終わるかに思われた。が、その後森沢との電話で、学生時代に仲間内で杉尾が萱島の身体を奪って捨てたとの悪評が流れていたと知らされる。
庭先での出来事から四年経った頃の話だそうで、萱島が最初に持ち出した過去の時点(大学三年、高校二年の頃)と一致する。
また森沢との会話では、石山が学生時代のころ萱島に執心だったとも知らされる。
萱島は石山のことを知らないかのように話していたではないか、と電話を切ったのち萱島に電話すると、何も告げないうちに、彼女は一転石山に付きまとわれていたと明らかにした。
それを契機とするように、萱島はふたたび杉尾から抱かれたと思い込んでいる、と井手伊子を通じて知らされる。やはり大学三年、高校二年の頃だという。
杉尾は改めて否定するが、井手が萱島にそれは妄想だと指摘して依怙地にさせてしまったために、直接引き会わされる羽目になってしまう。
萱島とホテルで引き会わされる際、杉尾は井手から二つの鍵を受け取る。一つは萱島の部屋の鍵、もう一つは井手の部屋の鍵。
井手は自らの部屋に閉じこもって、萱島と決着をつけたら、自分の部屋に来てくれるよう求めているのだ。
萱島の部屋に入ると杉尾は鍵を卓の上に返し、自分の記憶を取り戻すために話を始める。杉尾は以前の食い違いを無くすために萱島の兄が情事を見ていたのだと告げる。
兄の妄想には根拠があったのだと認める。すると萱島から、石山が自分と寝たと言い張っている、と知らされる。

203:吾輩は名無しである
16/02/16 06:18:43.68 .net
日居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
石山が二十代の頃に罪を犯したという妄想と、石山が萱島に付きまとっていた事実がここでつながる。実際には兄と取っ組み会った末に逃げただけで、妹の身に危害は及んでいない。当然、杉尾とも寝てはいない。
すべてを了解した萱島は「ありがとう……故人はもう、夢にもあらわれません」とつぶやく。
杉尾は井手の部屋にも寄り(こちらの鍵の所在は文章の上では明らかでない)、それから石山を見舞に病院を訪れた。そこで、石山が萱島宅から逃げた後、弁明のために電話をかけたのだが、
妹が出たため咎められているような気持になり、とっさに、杉尾です、と名乗ってしまったと告げられる。
整理しよう。杉尾が高校生の時、萱島が中学生の時起こったとされる出来事は事実である。一方、杉尾が大学三年の時、萱島が高校二年の時起こったとされる出来事は、妄想が積み重なった末に出来上がったフィクションである。
実際は萱島につきまとっていた石山が兄と取っ組みあった末に逃げただけの話だ。
なぜ妄想が生まれたのかと言えば、まず杉尾が高校生、萱島が中学生の時に起きた情事が下敷きになった。それから、情事を見ていた兄が四年越しに妹を責めたことが下敷きになった。
妹は兄に隠れて杉尾と情事にいたってしまった自責の念と、兄の自殺を止められなかった自責の念を混ざり合わせ、
罪を償うかのように妄想を(歪んだ形で)引き受けた。更に、電話で執拗に繰り返された石山の妄想が女に乗り移り、犯されたという誤認につながった。そして、石山が萱島宅に電話した際に杉尾だと名乗ってしまったことで、杉尾が犯人だとされてしまった。
以上が萱島兄妹が言い募っていた、大学三年および高校二年の時に起こったとされる妄想の構成要素である。こうした人から人へと妄想や記憶が伝播する様子が、初めに述べたような小道具の行き交いによって支えられつつ描かれることで出来上がるのが、『槿』という小説なのだ。
極めて複雑に成り立っている小説のため、萱島と石山の妄想にだけ焦点をしぼったが、実際には萱島の妄想が井手に乗り移ったりもするし、あるいは女将の殺人鬼についての妄想が杉尾に乗り移りそれが無意識裡に萱島や井手とのやり取りに影響を及ぼしたりもする。

204:吾輩は名無しである
16/02/16 06:21:53.93 .net
日居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
あるいはこうした妄想や記憶の伝達という主題を印象深くするために、留守中に届いた電話を妻が伝えそびれるシーンだったり、無言電話が届くシーンだったりがはさまる。そもそも萱島の兄の葬式の知らせも、杉尾の留守中に妻が受け取ったのだった。
登場人物が徹底してタクシーや電話といった代行的なものを重用するだとか、先延ばしや遅延が全体にわたって頻出するだとか、語るべきことは山ほどあるのだが、
あますところなく語ろうと思えば全文を引用して、逐一注釈をつけるような真似をしなければならないだろう。
そのような怠惰な読者の代行をするような真似をして一体何になるのか、という疑問も浮かんでくるところだが、ともあれこれだけは銘記しておいても損はないだろう。
『槿』は極めてたくらみに満ちた小説であり、読者は全文を注意深く見つめ、一文一文の連関を小説を作るように組み上げなければならない。
そして、古井由吉の本当の凄みは、こうした凡人には到底たどりつけない頂点に登りつめておきながら、この達成を放棄し、古今東西の天才にさえ及びもつかない地点を目指し始めたところにある、
と勇み足を踏みたくなるところだが、果たしてそう断言できるのだろうか?
このように書き付けたのは講談社文芸文庫版の解説を担当した松浦寿輝だが(彼の作品分析は明察に満ちているものの)、彼に倣って『槿』が私小説的な仕立てに複雑な技巧をさりげなく混ぜ込んだ鮮やかな達成だというのなら、
物語を放棄したとされる『槿』以降の作品群にも同じことが言えるのではないか?

205:吾輩は名無しである
16/02/16 06:23:48.67 .net
日居月諸 @das_unheimliche 2015年10月25日
松浦ただ一人を責めるわけにはいかない。古井が『槿』以降作風を変えたというのは文芸界にとって定説であり、何より古井自身が作者あとがきにおいて、もう小説は書かない、と20年前を振りかえっているのだから。
しかし、これだけ技巧に長けた作家の言葉を、そのままに受け取っていいのだろうか?
―まあ、そうしたことは実際に『槿』以降の小説を読まなければわからないことだ。無駄口をたたいている暇があったら『槿』とのにらめっこを止めて、次の作品に移るべきかもしれない。だが、だからといって『槿』を放棄するような真似は慎まなければいけない。
『槿』以前の作品で用いられた技巧や主題は『槿』でもって完成を見た。一方で、『槿』によってもたらされた収穫は『槿』以後の作品に息づいているかもしれない。
通説に逆らってこそ、そうした発見は成り立つ。古井由吉はあらゆる意味で未だに読まれていない。未だに読まれ足りていない。
ちなみに松岡正剛が『槿』を取り上げた際、井手伊子をアパートまで送り届けたシーンを献血で同席した日に起こったものと勘違いしていたりするので―実際は献血の後は駅で別れ、
そこで受け取った献血カードをもとに井手とは再会する―『槿』は読めないのが当たり前の小説と思っていいです。
古井由吉とまともに取っ組み合って四年になるがその間に「先導獣」から『槿』まで15年分の仕事を追っ掛けられたから、この調子なら35くらいには2013年までの仕事を一通り扱える計算になる。
まあ、上等じゃないか。もっとも、依然古井由吉が生きていて仕事を積み重ねている可能性もあるが……。

206:吾輩は名無しである
16/02/16 08:39:58.21 .net
コピペ、迷惑です
やめてください

207:吾輩は名無しである
16/02/16 10:40:47.35 .net
>>206
病気なんだろうから、許してやれよ。
どうせ過疎スレだw

208:吾輩は名無しである
16/02/16 21:48:15.47 .net
>>198-205
「35くらいには」って、若いな!
文芸文庫版が出てすぐ読んでみたけど、正直読めたと自信をもって言えない。
このコピペを読んでまた挑戦してみようかと一瞬思ったけどもういいや。『槿』。

209:吾輩は名無しである
16/02/17 06:06:11.70 .net
『円陣を組む女たち』中公文庫 『女たちの家』中公文庫 『椋鳥』中公文庫
『杳子・妻隠(つまごみ)』新潮文庫 『聖・栖』新潮文庫 『櫛の火』新潮文庫
『楽天記』新潮文庫  『白髪の唄』新潮文庫 『辻』新潮文庫
『夜の香り』福武文庫 『眉雨(びう)』福武文庫 『槿』福武文庫、講談社文芸文庫
『行隠れ』集英社文庫 
『水』集英社文庫、講談社文芸文庫 『山躁賦』集英社文庫、講談社文芸文庫
『男たちの円居(まどい)』講談社文庫、講談社文芸文庫 
『仮往生伝試文』講談社文芸文庫 
『木犀の日 自選短編集』講談社文芸文庫
『夜明けの家』講談社文芸文庫

210:吾輩は名無しである
16/02/17 06:07:57.47 .net
『聖耳』講談社文芸文庫
『野川』講談社文庫

211:吾輩は名無しである
16/02/17 06:11:47.93 .net
未文庫化作品
『哀原(あいはら)』文藝春秋 1977年 短編集
『親』平凡社 1980年 連作長編
『グリム幻想−女たちの15の伝説−』 パルコ出版 1984年(絵本・挿画東逸子)
『明けの赤馬』福武書店 1985年 短編集
『夜はいま』福武書店 1987年 短編集
『長い町の眠り』福武書店 1989年 連作短編集
『陽気な夜まわり』講談社 1994年 短編集
『忿翁(ふんのう)』新潮社 2002年 長編
『白暗淵(しろわだ)』講談社 2007年 連作短編集
『やすらい花』新潮社 2010年 連作短編集
『蜩の声』講談社 2011年 連作短編集
『鐘の渡り』新潮社 2014年 連作短編集
『雨の裾』講談社 2015年 連作短編集

212:吾輩は名無しである
16/02/17 12:38:30.92 .net
>>209
せっかく書くなら、ベスト3ぐらいランク付けしてよ。

213:吾輩は名無しである
16/03/09 00:48:07.65 .net
古井由吉の新作!!
URLリンク(twitter.com)

214:吾輩は名無しである
16/03/22 18:44:39.28 .net
よう子と妻隠に感動したので他の作品も読んでみたいのですがウイキを見ると作風がいろいろと変遷しているようでどれを読めばいいのか悩んでいますので
よう子、妻隠のような文体、雰囲気の作品を教えてください

215:吾輩は名無しである
16/03/22 18:59:34.62 .net
またリハビリパンツのボケジジイがクソ自演ステマやってるw

216:吾輩は名無しである
16/03/23 00:10:33.58 .net
111 : 吾輩は名無しである2016/03/21(月) 08:15:08.37
チャンネル桜は!日本から!出〜て行け〜〜!
112 : 吾輩は名無しである2016/03/21(月) 08:16:03.60
在特会の真似してみた(笑)

217:吾輩は名無しである
16/03/23 00:12:51.10 .net
>>216
それは僕が書いたな。

218:吾輩は名無しである
16/03/23 00:14:30.80 .net
それが不謹慎ではあり得ないほど、日本における人種差別は完全に野放しである。調べてみてくれ。お願いだからフィールドワークしてくれ。

219:吾輩は名無しである
16/03/23 00:15:22.65 .net
人種差別デモがいかに野放しであるか、路上で確認してみて欲しい。本当にひどいよ。

220:吾輩は名無しである
16/03/25 23:47:03.10 .net
>>214
『円陣を組む女たち』中央公論社 1970年 のち文庫
『木犀の日 自選短編集』講談社文芸文庫 1998年 
「先導獣の話」「椋鳥」「陽気な夜まわり」「夜はいま」「眉雨」「秋の日」「風邪の日」「髭の子」「木犀の日」「背中ばかりが暮れ残る」を収録
『「内向の世代」初期作品アンソロジー』講談社文芸文庫 2016年
黒井 千次 (著), 後藤 明生 (著), 阿部 昭 (著), 坂上 弘 (著), 古井 由吉 (著)
「円陣を組む女たち」古井由吉…「海」1969年8月号(底本は『円陣を組む女たち』1974年3月 中公文庫)

221:吾輩は名無しである
16/04/28 05:34:37.98 .net
ゴロウ・デラックス 古井由吉 又吉直樹 11月12日 15.11.12
URLリンク(www.youtube.com)
冒頭、又吉の本棚に『行隠れ』2冊あるよね。自分も『行隠れ』好きだけど。

222:吾輩は名無しである
16/04/28 23:23:40.97 .net
『仮往生伝試文』と『やすらい花』も2冊づつあった。

223:吾輩は名無しである
16/04/28 23:43:33.74 .net
又吉の本棚。右側から
『仮往生伝試文』
『仮往生伝試文』
多分『陽気な夜まわり』
多分『半日寂寞』
『親』
『栖』
わからないけど多分『夜はいま』かな
『「私」という白道』
『山躁賦』
『槿』
『眉雨』
知らない人の本
『人生の色気』
『古井由吉集 (新鋭作家叢書) 』
『神秘の人びと』
『夜明けの家』
『やすらい花』
『行隠れ』
『椋鳥』
『日本の名随筆 (73) 火 古井由吉 (編集)』
中村文則の本
『白暗淵』
『やすらい花』
『始まりの言葉』
多分『日や月や』
『古井由吉全エッセイ』第1巻 日常の"変身"
『古井由吉全エッセイ』第2巻 言葉の呪術
『古井由吉全エッセイ』第3巻 山に行く心
『白髪の唄』
『行隠れ』

224:吾輩は名無しである
16/04/28 23:46:04.63 .net
『夜はいま』じゃなくて、やっぱり『夜の香り』の方かな

225:吾輩は名無しである
16/05/18 22:54:53.33 .net
「〈現代作家アーカイブ〉文学インタヴュー第2回 古井由吉」ショートバージョン Vol.2
「〈現代作家アーカイブ〉文学インタヴュー第2回 古井由吉」のショートバージョン Vol.2「意識の向こう側」を公開致しました。
第2回のゲストは古井由吉氏(作家)。聞き手は本会メンバーの阿部公彦氏(東京大学文学部准教授)が担当いたしました。※ショートバージョン Vol.3も順次公開予定です。
URLリンク(www.youtube.com)

226:吾輩は名無しである
16/05/24 23:29:14.96 .net
ご本、出しときますね?  2016/5/20放送分
URLリンク(gyao.yahoo.co.jp)
番組最後に藤沢周が古井に言及

227:吾輩は名無しである
16/05/27 23:41:29.22 .net
『木犀の日 自選短編集』講談社文芸文庫(10刷)の誤植だと思われる箇所見つけました。 
P45左から4行目「椋鳥」
>和子が、女どうしが打ち明けた。
『椋鳥』中公文庫P15では、
>和子が、女どうし打ち明けた。
単行本は持ってないのでわからないです。『椋鳥』中公文庫は既読で、今『木犀の日 自選短編集』を
読んでいたら、当箇所で、うん?と思い中公文庫を確認したら違っていました。中央文庫のほうが正解だと思うのだけれど
すごい細かいことですが、単行本はどうなっているのでしょうか。

228:吾輩は名無しである
16/06/02 19:58:11.00 .net
UPDATE / 2016.05.20
「〈現代作家アーカイブ〉文学インタヴュー第2回 古井由吉」ショートバージョン Vol.3
「書くことがなくなってからが勝負」を公開致しました。
ゲストは古井由吉氏(作家)。聞き手は本会メンバーの阿部公彦氏(東京大学文学部准教授)が担当いたしました。
URLリンク(iibungaku.com)

229:吾輩は名無しである
16/09/15 22:41:31.00 exOvj1IG.net
どちらの作家もまだ短編一つさえ読んでない

230:吾輩は名無しである
16/09/17 12:50:42.40 Wmmtjd9h.net
>>229
これを機会に、なにか読んでみれば?

231:吾輩は名無しである
16/10/13 01:47:28.24 xNoitTMR.net
古井由吉の文章 @furuiyoの(「早稲田文学」1982年5月号)からのツィートが面白い・明晰。
ciniieで検索したらあった。全文読みたい。
作家の仕事と生活
古井 由吉 , 夫馬 基彦
早稲田文学 〔第8次〕 (72), p70-87, 1982-05

232:吾輩は名無しである
16/10/13 01:49:37.88 xNoitTMR.net
ciniie×
cinii○

233:吾輩は名無しである
16/10/17 21:48:06.42 yrzXI+n6.net
田口ランディ(Randy Taguch) @randieta 2014年4月20日
古井由吉の「やすらい花」の中に収められた「生垣の女たち」を繰り返し読む日曜日。この小説は死ぬまでに何度も読むだろうなあと思います。何度も、何度も。年をとればとるほど、読みたくなる小説がありますね。

234:吾輩は名無しである
17/02/12 10:22:39.81 4ULmgxH6.net
半自叙伝 (河出文庫)
古井 由吉 (著)
出版社: 河出書房新社 (2017/2/7)
ゆらぐ玉の緒
古井 由吉 (著)
出版社: 新潮社 (2017/2/28)

235:吾輩は名無しである
17/06/06 20:11:35.25 J1J8pfms.net
講談社文芸文庫
蜩の声
定価 : 本体1,550円(税別)
288ページ

単行本
蜩の声
定価 : 本体1,600円(税別)
242ページ

236:吾輩は名無しである
17/06/12 09:34:01.03 TfjVsEaA.net
00-10年代
小説
『聖耳(せいじ)』講談社 2000年 のち文芸文庫 連作短編集
『忿翁(ふんのう)』新潮社 2002年 長編
『野川』講談社 2004年 のち文庫 長編
『辻』新潮社 2006年 のち文庫 連作短編集
『白暗淵(しろわだ)』講談社 2007年 のち文芸文庫 連作短編集
『やすらい花』新潮社 2010年 連作短編集
『蜩の声』講談社 2011年 のち文芸文庫 連作短編集
『鐘の渡り』新潮社 2014年 連作短編集
『雨の裾』講談社 2015年 連作短編集
『ゆらぐ玉の緒』新潮社、2017年 短編集

237:吾輩は名無しである
17/07/17 23:11:03.82 10ybVdEH.net
通名コリアン
通名コリアン
通名コリアン

238:吾輩は名無しである
17/09/04 13:45:37.55 x1MFuGIu.net
こいつ、まだ日本にいるのかよ(怒
さっさと北朝鮮に行けよ。理想国家なんだろ(笑
秋目鞍のくせに政治に口出しやがって。
日本の恥だ、こいつは。
日本から出て行け!
今大学で教授面している反日のクソも同様だ。
お前らは粗大ゴミに出すのも恥ずかしい存在だ。
砕け散れ!
古井と大江、なんて並列にならべるバカは救いようがないな。

239:吾輩は名無しである
17/09/17 10:41:47.46 3IyLAVlI.net
と、書こうと思ったら、もう書いているやつがいてがっかり(笑

240:吾輩は名無しである
17/09/22 17:18:13.26 kSiYNj9D.net
南が丘文庫
URLリンク(www.minamigaoka.info)
Official Homepage
横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会

241:吾輩は名無しである
17/11/01 17:09:07.85 u9046zaI.net
岡部淳太郎
大江健三郎と古井由吉は日本の小説家にしては珍しく詩を理解している人なので、好感が持てる。
日本の小説家は全体的に見て、詩への理解がなさすぎる。
筒井康隆は好きな小説家だが、エッセイで「詩という文学形式に疑念がある」と書いていたのを読んだ時はがっくりした。
2017年10月30日

242:吾輩は名無しである
17/11/08 19:39:38.89 RNU/vBYp.net
・カギカッコ付き発言文をなくす
・時間がいきなり飛ぶ

これで古井由吉の出来上がり

243:吾輩は名無しである
17/12/05 20:15:51.90 O3VJggzUQ
大江「パパパパパフュームが見たいのお」古井「そうでんすなあ」

244:匿名
17/12/07 17:33:56.01 Ej+VjHuqF
いぬづ*さんへ

いぬづ*さんがくクリックしたものすごいAVがありますよね。尻ももんでますね。

245:匿名
17/12/07 21:47:53.08 Ej+VjHuqF
いぬづ*さんへ

いぬづ*さんがくクリックしたものすごいAVがありますよね。尻ももんでますね。

246:吾輩は名無しである
18/01/05 18:44:37.39 tsDnkjMv.net
大江健三郎は世間に結構知られてるけど、古井由吉はあんまり知られてない
又吉のおかげでちょっと知られたかも
又吉が好きな、太宰治と古井由吉ってあんまり合わない気がする
杳子を読んで脳が震えた、という又吉のコメントはちょっとおもしろい
サッカーやってたというのが又吉のイメージに合わない

247:吾輩は名無しである
18/01/05 18:52:56.50 tsDnkjMv.net
古井由吉の本は読む価値あると感じるが、又吉の本はいまいち読む気にならない
でも、漫才はちょっとおもしろかった、両親は全然おもしろくないといってたが、魂チューチュー吸うというやつ
ぼくは殺されるだろうというのが芥川賞のせいかと思ったらその前からやってたネタだった

248:吾輩は名無しである
18/01/05 20:35:57.86 OrgqZ+Jl.net
>>246
サッカーやってたら文学作品はわからない、と……

249:吾輩は名無しである
18/01/05 22:24:00.72 Ys47ig9F.net
石原慎太郎もサッカーばっかやってたらしいね

250:吾輩は名無しである
18/01/05 22:50:02.26 Ys47ig9F.net
石原慎太郎もサッカーばっかやってたらしいね

251:DJ学術 
18/01/06 08:57:36.35 eRZLFd/7.net
三といって思いつくことは?ラーメンではないわけで。健といえば、身体健康版もどうぞ。社会保障頼みの医療、年金、介護、も早々と国民はクリアしなければ、
次の時代の子供たちに予算が組めません。減税と増税の調整の時代になるでしょうか。

252:吾輩は名無しである
18/01/06 17:48:09.91 k+0gRSqi.net
>>248
暗いイメージとサッカーが合わない

253:DJ学術 
18/01/06 17:53:00.18 eRZLFd/7.net
帝レベル。

254:吾輩は名無しである
18/01/06 17:54:28.07 k+0gRSqi.net
又吉に小説書くように勧めたのは古井由吉
古井由吉は又吉を評価してる
又吉の小説も結構いい線いってるんだろうけど古井由吉には全然敵わないし、お笑い芸人の話だから読む気しない
お笑いが嫌い、うるさくて

255:吾輩は名無しである
18/01/06 17:56:02.32 k+0gRSqi.net
太宰治、お笑いが好きで、古井由吉が好きという矛盾が又吉

256:吾輩は名無しである
18/01/06 17:57:07.66 k+0gRSqi.net
>>250
慎太郎の小説も読む気しない

257:吾輩は名無しである
18/01/06 17:59:20.82 k+0gRSqi.net
石原慎太郎も又吉は才能あるといっていた
でも、次はお笑いは書くなといってたから、慎太郎もお笑い嫌いなんだと思った

258:DJ学術 
18/01/06 18:09:17.80 eRZLFd/7.net
一つ目小僧侶。

259:DJ学術 
18/01/06 19:00:32.52 eRZLFd/7.net
芸亭大学 豚骨ラーメン学部。

260:DJ学術 
18/01/06 19:06:05.02 eRZLFd/7.net
亭レヴェル。

261:吾輩は名無しである
18/01/06 19:17:02.30 k+0gRSqi.net
慎太郎が福田和也に、僕の歳まで現役の作家って他にいるかねと訊いて、福田和也が古井由吉さんがいますと答えたときの慎太郎の苦しそうな感じがおもしろかった
ああいうタイプのひとはね、と吐き捨てて否定しようといていた
慎太郎は古井由吉好きじゃないんだと思った

262:吾輩は名無しである
18/01/07 15:49:54.05 VRwi7Cqm.net
又吉には、うるさくないお笑いを開拓してほしかったのに小説家になってしまった

263:吾輩は名無しである
18/01/07 15:52:35.10 VRwi7Cqm.net
古井由吉は又吉が芸人だから新鮮さを期待したのだろう
単なる純文学好きの人の書いた小説ってあんまりおもしろくないから

264:吾輩は名無しである
18/01/07 17:33:56.95 CBqDQ6FW.net
大江健三郎全小説の解説書ける人材なんて今いるんだろうか

265:吾輩は名無しである
18/01/07 18:37:14.92 VRwi7Cqm.net
大江健三郎は最初村上春樹はアメリカの小説のコピーに過ぎないと否定してたのに、その後コピーでもあれだけ使いこなせれば大したものと肯定に回ったんだってね

266:吾輩は名無しである
18/01/07 18:42:06.91 VRwi7Cqm.net
古井由吉って顔と頭の形が亀っぽい
古井由吉が、火花読まれましたかと訊かれて「読みましたよー」と答えたときの口調が変でおもしろかった

267:吾輩は名無しである
18/01/07 19:52:35.83 cpVBrVPk.net
文庫版の対談にちょっと書き下ろし対談があったね
夏目漱石について

268:吾輩は名無しである
18/01/07 22:51:38.25 Zznt/RYw.net
>>264
いないと思うけど、尾崎真理子が全部の解説書くらしいよ
嗚呼・・・

269:吾輩は名無しである
18/01/08 18:34:34.07 ocWM7iZO.net
養老孟司が精神科医になってたら中井久夫とかぶってたし、作家になってたら古井由吉とかぶってたし、解剖学者でよかったのだろう

270:吾輩は名無しである
18/01/08 19:37:29.51 ocWM7iZO.net
杳子=多和田葉子

271:吾輩は名無しである
18/01/09 22:52:03.43 OT2CbRb0.net
>>265
最初の風の歌の時はそういう批判的な評価だったけど、
意外に次の作品では自分が理解できていなかった、
というような高評価に変わっていた

272:吾輩は名無しである
18/01/10 10:00:05.03 gVVc6zGS.net
>>271
それも違うよ
たしかに2作目の時には褒めてるが、1作目では言及もしてないし
URLリンク(prizesworld.com)
自分が理解できてなかった云々というのは別の本の発言だったはず
「大江健三郎 作家自身を語る」かと思ったが今見たら違った

273:吾輩は名無しである
18/01/10 15:46:07.44 c01eOrLu.net
文学の淵を渡るの文庫化が妙に早い気がする

274:吾輩は名無しである
18/01/10 16:00:04.28 cbORKpB9.net
>>272
違ったかなあ
理解できなかったといったのは
岩波新書の新しい文学のためにだったかなあ
これも違ったりして

275:DJ学術 
18/01/10 16:00:52.22 nHGH623B.net
三 三 ??? 大江 安倍 ????

276:吾輩は名無しである
18/01/10 18:54:03.43 y5AnVdv8.net
古井由吉が安部公房は巻き込まれ系だからイライラするといって、大江健三郎がたしかに安部公房は嘘くさいと受けるところ、暗に村上春樹批判を感じる

277:吾輩は名無しである
18/01/10 19:10:59.10 gVVc6zGS.net
>>274
なんかのインタビュー集だった気がするな

278:吾輩は名無しである
18/01/10 19:15:17.04 cbORKpB9.net
>>276
大江さんは元々公房とはめちゃめちゃ仲良くて
のちに絶交状態になった
理由はなんだろ?
だからハルキを暗に批判するとかじゃなくて
そのままじゃないの
批判だったら直にすると思う
当時の中上にさえ批判してたぐらいだから

279:吾輩は名無しである
18/01/10 20:10:07.71 B/Z5Nrzh.net
>>277
大江健三郎、106の質問に立ち向かう 大江健三郎 作家自身を語る(新潮文庫)
100、芥川賞候補になった村上春樹さんの「風の歌を聴け」 を評価されなかったのはなぜでしょう。
私はあのしばらく前、カート・ヴォネガット(ジュニアといっていた頃)をよく読んでいたので、その口語的な言葉のくせが直接日本語に移されているのを評価できませんでした。
私は、そうした表層的なものの奥の村上さんの実力を見ぬく力を持った批評家ではありませんでした。
34、 安部公房さんと一時期絶交されたというのは本当ですか。
大学闘争の時期、安部さんから電話があって、朝日新聞で学生たちを批判する対談を準備した、ともちかけられました。
私がそれはしない、と答えると、─それじゃ、きみと友人でいても仕方がないな、といわ れ、─ クソッタレ!と私が応じて絶交しました。
それから、本気で仲直りすることがあった、とは思いません。
あの人は友人にしてもらうより、天才としてその作品を読んでいることで幸いでした。

280:吾輩は名無しである
18/01/10 21:11:31.16 gVVc6zGS.net
>>279
おっと、やはり「作家自身を語る」だったか。そうそうこれこれ
さっき読み返した時、見落としていたようだ。ありがとう

281:吾輩は名無しである
18/01/11 15:56:51.44 e5CLv1Fg.net
村上春樹は海の人だけど、古井由吉は山の人だ

282:吾輩は名無しである
18/01/11 18:45:21.59 e5CLv1Fg.net
>>278
もちろん安部公房のことをいってるんだろうけど、
意識のうちに村上春樹があるような気がしたんだよなんとなく
安部公房の話のところだったから
村上春樹を持ちだしたら変だろう

283:DJ学術 
18/01/12 15:42:55.08 CEKHu6oT.net
清明寮も覗いた一周歩いたけど、総合診療から、インフォームドコンセントの効果は
出ていますか?収益面じゃないんだろうけど。本旨は。

284:DJ学術 
18/01/12 15:45:58.52 CEKHu6oT.net
国立って女性陣が経営してて一人しか男子学生とらないのかしら。より現実的に、
しかし国王であれ帝であれ系統立てしてあったら、空しい予想点数での競争が、
より現実的になり、さらには夢も失うこともないだろう。

285:吾輩は名無しである
18/01/12 15:46:18.30 WJz+em7c.net
文学の淵を渡るを読んでびっくりしたのは古井由吉のほうが先生みたいだったところ
大江健三郎が古井由吉の答えを聞いて一喜一憂してるような感じがした

286:吾輩は名無しである
18/01/13 16:11:00.76 amL5J6Lf.net
杳子は混濁をあえて削ってあるという堀江敏幸の発言がおもしろい
ブログ、亜硫酸日記:抜き書き(古井由吉Cインタビューby堀江敏幸/佐々木中)
で読んだんだけど

287:吾輩は名無しである
18/01/14 15:25:24.85 JXmOApfa.net
安部公房って、高校生の頃に何冊か読んでその時は結構おもしろかったけど、今では
全然読む気しない
あれが天才とはあんまり思えない
生活感のある星新一みたいな感じ
村上春樹のほうが上のような気がする

288:吾輩は名無しである
18/01/15 18:06:38.72 rDpAcKQk.net
少年の頃の又吉って、本田圭佑そっくりだったな

289:吾輩は名無しである
18/01/15 18:09:06.07 rDpAcKQk.net
大江健三郎と浅田彰って、一時期接近したのに、浅田彰が大江健三郎の息子の音楽を
貶したからまた疎遠になっちゃったんだってね

290:吾輩は名無しである
18/01/15 18:10:58.64 rDpAcKQk.net
柄谷行人も浅田彰も蓮實重彦も古井由吉を評価してるんだね
批判派っていないのかね?

291:吾輩は名無しである
18/01/15 18:23:37.78 aU9BHTjp.net
>>290
他人のよいところを聞くよりもけなしているかどうかを聞きたがる
だからお前はだめなんだ

292:吾輩は名無しである
18/01/16 17:59:02.60 qZlqzdgL.net
ほめてばっかりっていうのも気持ち悪いよ

293:吾輩は名無しである
18/01/16 18:01:29.02 qZlqzdgL.net
杳子って斎藤環に言わせると分裂病らしいけど作品中には病名がまったく出てこないんだよね

294:吾輩は名無しである
18/01/16 19:08:45.74 qZlqzdgL.net
多和田葉子って、カフカが好きっていうより自分がカフカなんだよね、女カフカ

295:吾輩は名無しである
18/01/17 18:12:17.36 v2rwVLtq.net
さんま御殿みたいな明るい(うるさい)ものが好きな躁うつ病気質の人と、
古井由吉みたいな暗い(静かな)ものが好きな分裂病気質の人は対極的なのだろう

296:吾輩は名無しである
18/01/18 18:16:57.17 fzGLnT3v.net
古井由吉を初めて読んだ時、夏目漱石が現代に甦った感じがしてびっくりした

297:吾輩は名無しである
18/01/18 22:30:47.97 wMnMzdQw.net
読み直してください

298:吾輩は名無しである
18/01/19 17:51:01.79 yfR6QiNx.net
夏目漱石みたいな重みを持ち、それと同時に今っぽさもあるということ
村上春樹には重さがない、今っぽさだけ

299:吾輩は名無しである
18/01/19 18:01:56.31 pnPYw+RS.net
何も言っていないに等しい

300:吾輩は名無しである
18/01/20 01:38:12.38 WLUDQAw8.net
某書店で行われた古井の講演聞きにいったことあるけど、現代が学ぶべきは漱石と鴎外の史伝、荷風だって言ってた気がする。
もしかしたら荷風は漱石と鴎外の引き合いに出されただけかも。記憶があいまい。

301:吾輩は名無しである
18/01/20 18:34:29.52 PXvc+jfl.net
古井由吉の作品を読んでると神経が研ぎ澄まされていく感じがする
あんまり読むと神経過敏症になるかもしれない
さんま御殿でも見てる方が安全だろう

302:吾輩は名無しである
18/01/20 20:53:36.01 Wwr5EdDF.net
わざわざ聞きに行った甲斐はなかったようだね

303:吾輩は名無しである
18/01/20 22:36:56.65 PXvc+jfl.net
講演聞きに行ったのは僕じゃないよ
誤解してる

304:吾輩は名無しである
18/01/21 15:22:00.18 6rIK/m7P.net
郊外に住んでるので都心までわざわざ講演聞きに行くのはちょっとめんどくさい
某書店って紀伊國屋書店なのか?

305:吾輩は名無しである
18/01/21 16:17:49.56 NdrxjuSG.net
>>304
お前の住宅事情をいきなり聞かされても・・・
スレタイ読もうな

306:吾輩は名無しである
18/01/21 18:02:15.89 6rIK/m7P.net
昔はSF一冊一日で読むくらい速読だったのに、それでは文学作品には歯がたたないと思って
遅読するようにしたら、古井由吉は読めるようになったが速読ができなくなってしまった

307:吾輩は名無しである
18/01/21 19:10:29.09 ZISQMAnk.net
速読と言えばエッセイで大江が全否定してたな。あれは痛快。

308:吾輩は名無しである
18/01/22 18:25:46.05 rcUNOJfc.net
古井由吉を速読できる人はあんまりいないだろう

309:吾輩は名無しである
18/01/22 18:27:14.80 rcUNOJfc.net
村上春樹が描いてるのは空想
カフカが描いてるのは妄想
古井由吉が描いてるのは現実

310:吾輩は名無しである
18/01/22 19:53:06.63 rcUNOJfc.net
西部邁と古井由吉って知り合いだったんだよね

311:吾輩は名無しである
18/01/23 18:43:32.55 r4s+9bBg.net
古井由吉は又吉の火花について、
簡単に読めるような小説じゃない、人生がレールから外れてしまうことの危険性を描いている、
と言っていた

312:吾輩は名無しである
18/01/27 18:27:52.14 5DqmVYwp.net
又吉って俳句が好きで、古井由吉の文章に俳句を感じたんだってね
又吉が、言葉の余韻が残る文章を自分も目指したい、と古井由吉に言ったら、
古井由吉が、僕は文章が下手だからピントが絞れないので余韻が残ってしまうんだ、と答えたが、
又吉は本気にしてなかった

313:吾輩は名無しである
18/02/01 18:13:13.84 SVXFE6Aj.net
ゲスト古井由吉富岡幸一郎西部邁ゼミナール 2015年3月15日放送
URLリンク(www.youtube.com)
古井由吉富岡幸一郎西部邁ゼミナール 2015年3月22日放送
URLリンク(www.youtube.com)
古井由吉人生と文学西部邁ゼミナール 2015年3月29日放送
URLリンク(www.youtube.com)

314:吾輩は名無しである
18/03/07 23:48:41.84 pKzIOMtE.net
【エルパカ読書】 THE NOVEMBERSの選ぶ3冊
2012年10月16日 (火)
ケンゴマツモト(Guitar)の選んだ3冊
@佐々木中 『九夏前夜』
出会ったのは去年 新潟のモスバーガーで 俺はこれを読んで号泣した
その後に竜宮城という居酒屋で鯨ベーコンを食って そのあと「へぎそば」という蕎麦を食った
同著者「切り取れ、あの祈る手を」も必読 貴方が革命を胸に読書と共に生きていくのなら
A大江健三郎 『ピンチランナー調書』(新潮文庫 改版)
造作無く掴み掛かれば良いのだ と思う 何度でも 傑作 以下引用
「最後には自分の勘で選択し、そしてわれわれ自身が走るのだ!
リー、リー、リー、リー、リー、リー、リー、リー、リー」
B古井由吉 『古井由吉自撰作品 8』
著者の自選集 便宜上8巻を選んだが 当然全8巻マストバイ 完全に日本最高峰 追随は許されていない
あらゆる相反するもの その境界を見つめる巡るなぞる
突如 または じわりと何かが立ち上ってくるそれを掴もうとする当然掴めない ああ読書の快感だ

315:吾輩は名無しである
18/03/29 13:14:18.00 qWvnYIs/.net
【ゴロウ・デラックス】3/30 (金) 0:58 〜 1:28 (30分)TBS
<ゲストト(50音順)>浦沢直樹/桜庭一樹/西村京太郎/古井由吉/松本零士/横尾忠則

316:吾輩は名無しである
18/04/05 21:32:42.73 AvsLKrI4.net
////古井由吉////(982)01/11/10-03/07/23
スレリンク(book板)

317:吾輩は名無しである
18/04/20 09:39:50.38 hFQQGKx0.net
『国文論叢』
第53号(2018年3月)
『夜の寝覚』考─「臍の緒」を切る男君をめぐって─/倉持 惠子
『義経記』巻第七「大津次郎の事」の構造に関する考察─女房と「所の者ども」を中心に─/斉賀 万智
上京青年の犯罪─中上健次「十九歳の地図」論─/松田 樹
-----【小特集「内向の世代」】-----
小特集によせて─五〇年目の「内向の世代」─/竹永 知弘
アミダクジ的弁証法─初期後藤明生の方法論的変化─/中沢 忠之
物語の氾濫─古井由吉「聖」論─/竹永 知弘
記憶する身体、「群棲」する時空間─黒井千次「オモチャの部屋」「手紙の来た家」を中心に─/山本 昭宏
-------------------------------------
ヌとツの意味規定における局面の認識/井上 高輔
依頼場面における文末表現の男女差について─日本人大学生の談話完成テストによる─/李 玧周

318:吾輩は名無しである
18/04/22 22:22:02.98 dHiXLVVZ.net
西部邁発言@「文学」対論
刊行日 2018年5月
著者 西部邁 古井由吉 加賀乙彦 辻原登 秋山駿著
定価 2000+税
ISBN 978-4-8460-1715-6
Cコード 0095
ページ数 256
判型 四六
製本 並製

319:吾輩は名無しである
18/04/27 00:24:35.46 L1xLA4Li.net
>>312
>又吉が、言葉の余韻が残る文章を自分も目指したい、と古井由吉に言ったら
「余韻」?
そういう読者との共同作業(高橋源一郎)に基づく曖昧さを排して
しっかりと行間を詰めようとしたのが古井だと思うけど
古井の作品に俳句を感じられるのはかなり特殊な感性だと言うしかない

320:だいとうりょう
18/05/07 23:44:35.02 b8yzxCor1
古井由吉も大江健三郎も折口信夫も、妖しげな文体だけど、あれはやっぱり性なのかな。

321:吾輩は名無しである
18/05/15 14:00:19.00 ZlnluK1X.net
文学の器 [単行本] 坂本 忠雄 (著)
4、川端康成「雪国」 古井由吉, 福田和也
11、江藤淳「成熟と喪失」 古井由吉, 福田和也

322:吾輩は名無しである
18/05/15 14:23:13.80 ZlnluK1X.net
空海への道 第三回
URLリンク(www.youtube.com)
古井由吉出演

323:吾輩は名無しである
18/08/07 20:01:48.54 hW9vMTpC.net
ALL REVIEWS
書評
吉本 隆明 / TAKAAKI YOSHIMOTO 書き手:吉本 隆明
『仮往生伝試文(新装版)』(河出書房新社)
URLリンク(allreviews.jp)

324:吾輩は名無しである
18/08/13 09:22:43.40 pJm9njN7.net
>>319
全く曖昧な部分がなかったら芸術じゃないよ
ニーチェも言っているように

325:吾輩は名無しである
18/08/13 13:45:39.81 G0eSD77h.net
>>324
ニーチェってそんなこと言ってんの?どこに書いてるのか教えてもらえないか

326:吾輩は名無しである
18/08/19 18:26:31.70 e3KEW9FP.net
両者の共通点
内容のなさをもったいぶった表現で取り繕っている

327:吾輩は名無しである
18/11/06 18:05:53.65 PVUGnM7Aa
sage 消去 感情教育笑う 消去

328:吾輩は名無しである
19/01/27 14:41:22.01 szAl46mm.net
あの日 あのとき あの番組「シリーズ平成 冷戦終結の衝撃 そして世界は」
スレリンク(livenhk板)

329:吾輩は名無しである
19/07/26 19:09:53.78 mfb0eqkP.net
小林康夫『出来事としての文学』講談社学術文庫
「<災厄>の世紀と<荒野>の思想」古井由吉 対談
平野啓一郎 『「生命力」の行方 変わりゆく世界と分人主義』
震災後の文学の言葉 古井由吉 対談 371−391
平野啓一郎『ディアローグ』
古井由吉・島田雅彦 三島由紀夫不在の三十年 35−71
『震災後のことば 8・15からのまなざし』
安泰が続くと言葉が崩れる インタビュー古井由吉 177−220
李 恢成『時代と人間の運命 対論篇』
新しい文学を求めて 阿部昭 古井由吉 鼎談 145−194
富岡 幸一郎『作家との一時間』
古井由吉との一時間 263−288
『座談会 昭和文学史 第六巻』
第25章 戦後の日米関係と日本文学―朝鮮戦争から九・一一まで
(小田実、古井由吉、井上ひさし、小森陽一)247−343
佐々木 中 『この日々を歌い交わす---アナレクタ2』
ところがどっこい旺盛だ。古井由吉 対談

330:吾輩は名無しである
19/07/26 19:10:15.51 mfb0eqkP.net
養老孟司『脳という劇場 唯脳論・対話篇 新装版』
非在の中枢あるいは複数の自我 古井由吉 対談 319−353
『芥川龍之介 (日本文学研究論文集成)』
小説、時代のフォルム 古井由吉 三好行雄 対談 7−35
小川国夫『その声に拠りて小川国夫対談集』
文体と生活 古井由吉 対談
坂本忠雄『文学の器』
4、川端康成「雪国」/ゲスト 古井由吉 73−91
11、江藤淳「成熟と喪失」/ゲスト 古井由吉 219−242
武田 泰淳『武田泰淳全集 別巻 2 』
元気の出る小説 古井由吉 対談
吉行淳之介『吉行淳之介全集 別巻1 猫背の文学散歩 夢・鏡・迷路』
拒絶反応について 古井由吉  対談 110−148
高橋 源一郎, 山田 詠美 『顰蹙文学カフェ』
「権威」からの逃亡(ゲスト・古井由吉)

331:吾輩は名無しである
19/07/26 19:23:53.43 mfb0eqkP.net
吉増剛造『打ち震えていく時間』
魔のさす場所 対話 古井由吉

332:吾輩は名無しである
19/07/27 23:12:55.02 MRQXggcS.net
『文学』増刊 酒と日本文化
酒と文学者群像 古井由吉 ほか座談 135−157

333:吾輩は名無しである
19/07/27 23:23:57.81 MRQXggcS.net
『現在における差異 : 吉本隆明対話集』
現在における差異 古井由吉 対談

334:吾輩は名無しである
19/12/03 21:33:50 98H+sq9J.net
01『円陣を組む女たち』中央公論社 1970年 のち文庫 短編集
02『男たちの円居(まどい)』講談社 1970年 のち文庫、のち「雪の下の蟹・男たちの円居」講談社文芸文庫 短編集
03『杳子・妻隠(つまごみ)』河出書房新社 1971年 のち河出文芸選書、新潮文庫 短編集
04『行隠れ』河出書房新社 1972年 のち集英社文庫 長編
05『水』河出書房新社 1973年 のち集英社文庫、講談社文芸文庫 連作短編集
06『櫛の火』河出書房新社 1974年 のち新潮文庫 長篇
07『聖』新潮社 1976年 のち「聖・栖」新潮文庫 短編集
08『女たちの家』中央公論社 1977年 のち文庫 長編 
09『哀原(あいはら)』文藝春秋 1977年 短編集
10『夜の香り』新潮社 1978年 のち福武文庫 連作短編集
11『栖(すみか)』平凡社 1979年 のち「聖・栖」新潮文庫 連作長編

12『椋鳥』中央公論社 1980年 のち文庫 短編集
13『親』平凡社 1980年 連作長編
14『山躁賦(さんそうふ)』集英社 1982年 のち集英社文庫、文芸文庫 連作短編集
15『槿(あさがお)』福武書店 1983年 のち文庫、講談社文芸文庫 長編
16『グリム幻想−女たちの15の伝説−』 パルコ出版 1984年(絵本・挿画東逸子)
17『明けの赤馬』福武書店 1985年 短編集
18『眉雨(びう)』福武書店 1986年 のち文庫 短編集
19『夜はいま』福武書店 1987年 短編集
20『仮往生伝試文』河出書房新社 1989年、新装版2004年 のち講談社文芸文庫 長編
21『長い町の眠り』福武書店 1989年 連作短編集

22『楽天記』新潮社 1992年 のち文庫 長編
23『陽気な夜まわり』講談社 1994年 短編集
24『白髪の唄』新潮社 1996年 のち文庫 長編
25『木犀の日 自選短編集』講談社文芸文庫 1998年。
26『夜明けの家』講談社 1998年 のち文芸文庫 連作短編集

335:吾輩は名無しである
20/02/27 12:43:56.26 2PhSlkZ3.net
古井由吉に合掌

336:吾輩は名無しである
20/02/27 12:53:36.01 Oa6wgJxL.net
マジで悲しいなぁ…朗読会とか行ってみたかった
御冥福をお祈りします

337:吾輩は名無しである
20/02/27 12:59:10 hLqWyv18.net
2002年W杯の日本対ベルギー戦の日に行ったよ
忿翁が出た時で、ジュンク堂でのイベントだったな

338:吾輩は名無しである
20/02/27 20:42:45 h8AG3AOP.net
古井の方が先に逝ったんだ
仙人も死ぬのか

339:吾輩は名無しである
20/02/27 23:26:00 03KR+pFa.net
古井由吉死去で柄谷のコメント無しか。

340:吾輩は名無しである
20/02/28 01:57:41.05 FksBWfrn.net
小林康夫とか松浦寿輝とか
あの辺りが語りそうな気がするけれど

341:吾輩は名無しである
20/02/28 08:25:26 BTMTVgYa.net
古井由吉の作品の価値をおれは認めない。
特に芥川賞受賞作は古井由吉語で書かれていて、意味不明なところがわんさかだ。
選考委員みんながこれをほめているのは、ひていすると自分の文壇の地位があやうくなるからだろう。
こんな作家が日本の小説をだめにして出版不況を生んだのだ。

342:吾輩は名無しである
20/02/28 19:13:16 FksBWfrn.net
自分は文章が下手なので書き連ねていく手法をとった
また、普通の作家は危機意識を封じ込める方向で創作をし
危機に一定の輪郭を与えるのだが
自分には危機感という自意識そのものが関心事であり
自我の動揺とそこから派生する官能性を表現することに重点を置いた

こんなことを小林との対談で述べていたな
古井の対極に位置するのが同時期に作家デビューした丸山健二だろう

志賀直哉とかもそうだけど
いくら危機に直面しても文章表現の枠内に収めて
物の様に整理しようとするので作者はもちろん読者も安心できるわけだ
ただ、事件を言葉で整理しただけなので
「生」と隣り合わせの存在である
災厄に対して鈍感になるだけの話なんだけどね
つまり「安心」を創作するわけだ
そう考えると古井の作品の場合はぜんぜん安心できない

343:吾輩は名無しである
20/02/28 19:58:25.95 vb8wg60L.net
危機意識?危機感?
不安みたいな意味合いなのかな

344:吾輩は名無しである
20/02/29 21:02:00 6Se4M3Jc.net
古井本人は「難」と言っていたよ
科学的合理主義による普遍法則が確立されても
実際に災厄に遭遇して苦しむのは人間的諸個人であり
それは危難の後も人生経験として尾を引く

つまり「生」ある限り呪縛は続くので
自分の創作行為は呪いの封じ込めのような意味がある
それ故に端正に書くことが求められており
これは一種のアニミズム的アプローチなのだ、とね

でも飼いならす方向で進めていくので
たとえば老荘思想の万物斉同のように混沌を楽しむ方向になる
「有」と「無」とか言い出すのはそのためだろうね
だから近代合理主義の理性主義に基づく主体確立という安心ではなく
主体の揺らぎをも是認する官能性が前面に出て来る

345:吾輩は名無しである
20/02/29 22:32:04 AC1t3naB.net
呪いの封じ込め→それ故に端正に書く
の流れが理解できない
俺はあまり頭が良くないんだろう

346:吾輩は名無しである
20/03/01 20:31:28.59 K0R37SMI.net
>>345
>流れが理解できない
古井がそういう風に説明しているだけだから
他人が納得するかどうかは別の話
観念的総括ではなく細部の描写にこだわるので
虚無意識によって生じる苦患が生の官能性によって包み込まれる
まあ、そんなところだと思うけど
たとえば小川国夫は古井の作風を
病者の持つ感受性の豊かさと形容していたけど
そんなに簡単に片づけられそうな気はしない

347:吾輩は名無しである
20/03/01 21:25:49.81 P05Cv91h.net
虚無意識ってなに?無意識とは違うの?
生の官能性ってなに?
よくわからん言葉使って煙に巻いてるだけに思えるんだけど

348:吾輩は名無しである
20/03/04 17:55:21 2FAvIjkf.net
古井由吉の文章@furuiyo
「だから、同年代といえる文学者の中で、自分に一番近いのは古井さんだったような気がします。
彼はエッセイ=実験を静かに続けてきた。ものすごくラディカルな人でしたね。同時代に古井さんがいたことをありがたく思う。」
柄谷行人氏「古井由吉さんをしのぶ」「朝日新聞」2020年3月4日夕刊
URLリンク(twitter.com)
(deleted an unsolicited ad)

349:吾輩は名無しである
20/03/04 22:35:54 JvW6UNGu.net
>>348
>虚無意識ってなに?無意識とは違うの?

無意識ではないよ
ニヒリズムの一種だから

>生の官能性ってなに?

ニヒリズムの反対だね
一時期「みだら」という言葉を好んで使っていたけどね

350:吾輩は名無しである
20/03/05 01:28:35 jOIXCeyc.net
自分でも何言ってるかよくわかってなさそう

351:吾輩は名無しである
20/03/05 02:44:42.89 kvK0Konf.net
まぁ、なんとな〜くは分かるけど、その先を言語化しないとね
知的な作家のスレなのだから

352:吾輩は名無しである
20/03/05 19:50:05 7ohVVrcm.net
官能がニヒリズムを包み込むって要するに世の中とか色々どうでもいいけどセックス気持ちいいですーってことか
しょうもな

353:吾輩は名無しである
20/03/06 12:49:17 UqcrxUsY.net
ネットで『槿』の価格が高騰している
手に入れにくいのか

354:吾輩は名無しである
20/04/04 05:31:52.35 wCXu+kVA.net
詩への小路の薄さと値段に卒倒した

355:吾輩は名無しである
20/04/04 10:37:26.33 YSuJYerM.net
文庫も2千円が珍しくなくなった

356:吾輩は名無しである
20/05/07 21:49:42.22 /7e/L3ht.net
平野啓一郎さんが2020年5月号の文藝春秋に古井さんの追悼記事書かれてるね
あまり掘り下げて分析的なことを書いたりするのではなくて、
個人的な関係から思い出話を足掛かりにして、古井さんの人間的な魅力を語る、といった感じの記事
間延びしたような平易な表現がやたら頁をまたいで続く為に、字を追うために
目を動かしてる内に疲れて来た
文庫や単行本ばかり読んでると、字の大きさや間隔がしんどく感じる
個人的には方々で発表された古井さんの追悼記事を集めて文庫化でもして欲しいな

357:吾輩は名無しである
20/10/03 07:09:43.80 wZGg3c0J.net
古井由吉さんて、すごい小説家だとするとなんで芸術院賞とか芸術院会員とか文化功労者とかなってないんだろう。
素朴な疑問

358:吾輩は名無しである
20/10/06 14:03:15.44 imlRBt7u.net
大江君も駆け出しのころは「死者の奢り」「飼育」など、なかなか面白い作物を
提供してくれたもんだがね。どこ辺りからかなぁ?「個人的な体験」辺りが一つの
節目かねえ。それ以降、もう狂人となってしまったね。


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