講談社文芸文庫について語ろう at BOOK
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450:吾輩は名無しである
16/01/24 20:43:13.77 .net
俺はあんま読んだことないな
「綺譚集」というのだけ読んだことがある

451:吾輩は名無しである
16/01/24 20:48:54.96 .net
次、何買おうかな〜。

452:吾輩は名無しである
16/01/24 20:59:02.46 .net
曽根卓(稀刊 奇想マガジン 編集人)
今回のSFMでも、大森望が日本のSF作家をクラーク派・バラード派に分類しているが、むしろボルヘス派と呼ぶべき作家・作品群が存在し、
山田正紀『エイダ』、古川日出男『アラビアの夜の種族』、理山貞二「<すべての夢|果てる地で>」辺りで、
大森望自身は恐らくこの辺りがピンポイントで好き
2015年8月28日

453:吾輩は名無しである
16/01/24 21:03:02.62 .net
ちょっとパラパラめくってみた感じ「手紙読本」が面白そうだと思った。

454:吾輩は名無しである
16/01/24 21:23:37.77 .net
>>440
良かった?

455:吾輩は名無しである
16/01/24 21:45:55.49 .net
>>444
読んだのはかなり前だけど、よくできた怪奇小説集という感じだった
でもそれよりも世評の高い作品はいろいろあるのでAmazonとか参考にしてみたら?
俺もいろいろ読んでみたい

456:吾輩は名無しである
16/01/24 21:52:35.38 .net
>>445
なるほど。津原泰水さんは己の作品に自負があるみたいで、そこが好きなんだよな。バレエ・メカニックか何かを一冊しか読んでないけど。

457:吾輩は名無しである
16/01/24 22:45:45.16 .net
俺もブログとかTwitter見る限り、変人として遠ざけられてるのは分かるけど、作家としての気概は大したもんだと思う
まだ1冊しか読んでないが、もっと読まねば

458:吾輩は名無しである
16/01/24 22:55:33.01 .net
そうか、ありがとう。僕は前に買った「ブラバン」を読もうと思っています。

459:吾輩は名無しである
16/01/25 20:55:14.12 .net
今や文芸文庫にラインアップしていることが文豪の条件といわれるが、オマイラ
どう思う?新潮文庫やその他の文庫にラインアップしていても一時的な流行ってわけ。
確かにそうすかね。

460:吾輩は名無しである
16/01/25 21:02:45.84 .net
高橋源一郎とか文豪なのか?

461:吾輩は名無しである
16/01/25 21:03:57.02 .net
いや、必ずしもそうではないと思う。小説は大衆的な表現形式なのだから本当は漱石みたいに広く売れるべきなのだが、それが逆転してしまっている状況があるのよ。
いい本が売れないのは事実なんだけど、売れる本が悪いとは言い切れないのではないか。

462:吾輩は名無しである
16/01/25 21:04:58.36 .net
低俗なものが売れているのは事実だけど、必ずしも売れる本は低俗だとは言い切れないのではないか。

463:吾輩は名無しである
16/01/25 21:49:39.84 .net
「棺 蓋って事定まる」(難しい漢文でスマン)っていうけど、
生きてる時の評価はアテにならんでしょう、時の判定は冷酷だからね。
その点、生者はともかく、死後十年、文庫に一冊でも残っていれば文豪じゃない。

464:吾輩は名無しである
16/01/25 22:04:23.75 .net
八木義徳


465:は文芸文庫に1冊あるだけだけど「文豪」なわけね。



466:吾輩は名無しである
16/01/25 22:13:28.73 .net
>>450
>>454
敢えて言うと、>>449は「文芸文庫にラインアップしていることが文豪の条件」と言ってるわけで、
文豪ならば→文芸文庫にラインナップされてる、という論理構造
したがってこの命題は「文芸文庫に入ってれば文豪」、ということを意味しない
ベン図を書いてみればわかる。お前ら少しは論理学も勉強しろ
ま、>>449にはまったく同意できないけどw

467:吾輩は名無しである
16/01/25 22:21:24.13 .net
文芸文庫に入っている事は文豪である事の十分条件じゃないって事ね

468:吾輩は名無しである
16/01/25 22:24:07.67 .net
そう、必要条件であって十分条件でない
ちなみに「AはBの条件」とただ言うときは「必要条件」の意味

469:吾輩は名無しである
16/01/25 22:28:38.12 .net
じゃあ文芸文庫入りしていない漱石や鷗外は文豪じゃないわけね。
ノーベル賞作家の川端や大江は入ってるわけだから。

470:吾輩は名無しである
16/01/25 22:33:12.20 .net
「講談社文芸文庫に作家についての評論が入ってれば文豪」これ必要十分条件じゃないかな。
漱石論はあるし、谷崎論もある。志賀直哉は藤枝静雄の評論で有る。鴎外は評伝がある。どうだろう?

471:吾輩は名無しである
16/01/25 22:36:33.62 .net
>>458は正しい反駁だね
「文豪ならば→文芸文庫にラインナップされてる」という命題の対偶は
「文芸文庫にラインナップされてないならば→文豪ではない」という命題
しかし文芸文庫にラインナップされてない漱石や鷗外は文豪である
したがって>>449の主張する命題は誤り
Q.E.D.

472:吾輩は名無しである
16/01/25 22:40:11.02 .net
むつかしい話だな。中学のときに習ったけど忘れたな。

473:吾輩は名無しである
16/01/25 22:41:33.62 .net
>>459
「講談社文芸文庫に作家についての評論が入ってれば→文豪である」という命題は真かもしれないが、
「文豪であれば→講談社文芸文庫に作家についての評論が入っている」とは必ずしも言えない
例えば、芥川論や川端論はない(あったらスマソ)
したがって、「文豪である」ことは「講談社文芸文庫に作家についての評論が入っている」ことの必要条件かもしれないが、十分条件ではない

474:吾輩は名無しである
16/01/25 22:42:55.88 .net
尾崎紅葉が無いよ。

475:吾輩は名無しである
16/01/25 22:43:08.86 .net
>>461
まあ、俺ですら理解できるからそんな難しい話じゃないよ
野矢茂樹の『論理トレーニング』おすすめ
これを読むと、2ちゃんでの議論がいかに論理的に間違ってるものが多いかよく理解できる

476:吾輩は名無しである
16/01/25 22:44:48.25 .net
>>462
芥川はある。川端論は三島が評論で川端康成論を書いてて、「三島由紀夫文芸評論集」に入ってると思うぞ!

477:吾輩は名無しである
16/01/25 22:46:11.94 .net
アメトーク オススメ本10冊を読書芸人の又吉・若林・光浦の3人が紹介!
又吉(1980年6月2日 - )
@人間小唄 (講談社文庫) 町田 康 A長嶋少年 (文春文庫) ねじめ 正一
B熊野曼陀羅 (文學の森) 堀本裕樹 C赤頭巾ちゃん気をつけて (新潮文庫) 庄司 薫
D杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫) 古井 由吉 E香水―ある人殺しの物語 (文春文庫) パトリック ジュースキント
F新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫) 村上 龍 Gコルバトントリ (文藝春秋) 山下 澄人
H庶民烈伝 (中公文庫) 深沢 七郎 I笑うな (新潮文庫) 筒井 康隆
J月の砂漠をさばさばと (新潮文庫) 北村 薫 K漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫) 西 加奈子
Lこちらあみ子 (ちくま文庫) 今村 夏子
光浦(1971年5月20日 - )
@ふくわらい (朝日文庫) 西 加奈子 A自分を好きになる方法 (講談社) 本谷 有希子
B八日目の蝉 (中公文庫) 角田 光代 Cグロテスク〈上〉 (文春文庫) 桐野 夏生  
Dパンク侍、斬られて候 (角川文庫) 町田 康 E不道徳教育講座 (角川文庫) 三島 由紀夫
Fわが性と生 (新潮文庫) 瀬戸内 寂聴 Gノラや (中公文庫) 内田 百けん
H日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫) 夢野 久作
若林(1978年9月20日 - )
@教団X (集英社) 中村 文則 A私とは何か―「個人」から「分人」へ (講談社現代新書) 平野 啓一郎
B強く生きる言葉 (イースト・プレス) 岡本 太郎 C何者 (新潮文庫) 朝井 リョウ
Dすべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) 川上 未映子 E燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) 司馬 遼太郎
F村上龍映画小説集 (講談社文庫) 村上 龍 G夢を与える (河出文庫) 綿矢 りさ
H教養としてのプロレス (双葉新書) プチ鹿島 Iサラバ! 上 (小学館)西 加奈子

478:吾輩は名無しである
16/01/25 22:47:13.08 .net
>>459
自分でレスすまそ
と思ったら、露伴が無かったわー(笑)
露伴が書いた芭蕉入門ならあったけど(泣)

479:吾輩は名無しである
16/01/25 22:47:38.71 .net
>>464
その本は読んで面白かった記憶があるな。内容は忘れたけど。

480:吾輩は名無しである
16/01/25 22:49:52.72 .net
>>466
なんか鼻で笑うのが申し訳なくなるようなまともなラインナップだな。

481:吾輩は名無しである
16/01/25 22:51:35.12 .net
>>465
おお、これは失礼!勉強になった
では三島論は?太宰論は?山本周五郎論は?大江論は?
という話にはなる
>>466
若林ってホント古典読まないんだな
こういうのが純文学好きと自称してるとなんかもやっとする

482:吾輩は名無しである
16/01/25 22:52:08.86 .net
「これが入ってねえじゃんセンスねーな!」と言うのは簡単だが…大江を挙げてないのはネトウヨに「クソ左翼芸人pgr!!!」とか言われるのが嫌なのか、単に読んでないのか。

483:吾輩は名無しである
16/01/25 22:53:07.47 .net
>>471
別にいいじゃん
たまたま入ってなかっただけかもしれないだろ

484:吾輩は名無しである
16/01/25 22:54:24.59 .net
>>468
あの本は内容忘れちゃダメだw
もう一度読んでみたら?

485:吾輩は名無しである
16/01/25 22:54:32.12 .net
その日の気分とかもあるしね。

486:吾輩は名無しである
16/01/25 22:55:16.68 .net
>>473
機会があったら読んでみます!

487:吾輩は名無しである
16/01/25 22:56:43.80 .net
事務所が広告屋に頼んで作ったリストとしては偏ってるでしょ。そこにリアリティがあるのかな。

488:吾輩は名無しである
16/01/25 22:58:55.13 .net
西加奈子が全員に入ってるというのは読書芸人コネクションに西さんが深く食い込んでいるという事以上の意味はないのだろうな。

489:吾輩は名無しである
16/01/25 22:59:07.67 .net
>>466
普通すぎてつまらん。選んだ人の個性がまったく見えないのって人の役に立つオススメとは思えない。
>>471
光浦は三島と寂聴同時に上げてるとこが面白い。

490:吾輩は名無しである
16/01/25 23:02:55.19 .net
こういうのは単に否定するよりも創造的にアップデートした方がいいのだと思う。テレビの社会的な影響力って依然としてすごく大きいから。
ネットをやってテレビは全く見ないという人には想像しづらいだろうけど、今だにテレビに出てない人の言葉は信用しない人は多いんだよね。

491:吾輩は名無しである
16/01/25 23:04:11.35 .net
このリストは多分、僕らが想像するよりも売り上げに影響を与えるんじゃないかと思う。

492:吾輩は名無しである
16/01/25 23:08:26.03 .net
こういうのがきっかけで広く文学に興味を持つならいいことだろうね
ミーハー的にこれを見た人の何十人かは、のちに講談社文芸文庫を買い支える存在になるかもしれない

493:吾輩は名無しである
16/01/25 23:12:38.04 .net
そうなるべきだし、そうなって欲しいよね。

494:吾輩は名無しである
16/01/25 23:15:27.83 .net
>>480
ダ・ヴィンチって雑誌見たことあるやついるかな?
芸能人のグラビア写真


495:と一緒にひたすらその芸能人がオススメの本上げていく雑誌なんだが、今読書に興味持ってる若い子はそれみて本選んで買ってるって聞いたことあるなあ。 「ダ・ヴィンチ系の本」って言葉をどっかの評論家が使ってた気がする。俺も一回立ち読みしただけなんだが、 このリストとも雑誌に紹介されてるのと大分被ってると思う。



496:吾輩は名無しである
16/01/25 23:17:42.68 .net
>>483
マジか。それは勉強になる。「ダヴィンチ系」というのはどんな傾向を指すの?

497:吾輩は名無しである
16/01/25 23:20:17.87 .net
ダヴィンチとか王様のブランチで紹介された本を買う読者をバカにするやつっているよな
呉智英が「そうやって本を買い支えてるOLが日本の出版を支えてるのがなぜ分からないのか」と怒ってたな

498:吾輩は名無しである
16/01/25 23:22:10.52 .net
ダヴィンチもブランチも呉智英も知らないけど、それは正しいような気もする。文学が長いものに巻かれてどうすんだって言われたらわからなくなるけど。

499:吾輩は名無しである
16/01/25 23:31:04.73 .net
>>484
俺が見た感じでは直木賞受賞作品が多かった。
純文学では中村文則、村上春樹が載ってたかな。中村文則は今売れに売れてるし、ダ・ヴィンチ効果なのかもな。
いわゆる境界解体っていうのかね、それぞれミステリーと純文学の、ファンタジーと純文学の境界解体。海外ならオルハンパムクとかポールオースターとかがやってるポストモダニズム。純文学でダ・ヴィンチに乗るようなのはそういう作品だと思うよ。

500:吾輩は名無しである
16/01/25 23:39:17.39 .net
まあ、ダヴィンチにクロード・シモンとかベケットは載らないだろうね
エンタメか境界系
でもそれはそういう雑誌なんだから全然いいでしょう

501:吾輩は名無しである
16/01/25 23:44:11.83 .net
「ダ・ヴィンチ」は10〜20代のふつうの読者を対象にしたものだから
あれはあれで良いし、雑誌としては成功している。
この板にいる講談社文芸文庫や岩波文庫、国刊、白水、藤原、水声というのはマニアでしょう。
すくなくとも普通の読者からみれば。

502:吾輩は名無しである
16/01/26 13:19:12.91 .net
「ダ・ヴィンチ」はたまに立読みしたりするけど。
あくまでチェックするだけだな。
面白げな本を見逃さない目的で。
あの雑誌は読者層を20〜30代くらいに置いてる
んだろうし、ああいうセレクトになるのは自然かな、と。
まだ本に興味あるだけマシっていうかw
俺はオヤジだが、会社にいる周りの20〜30代は
ホントに本読んでないよ。電子書籍含めて。
マンガさえ読んでない。

503:吾輩は名無しである
16/01/26 13:33:39.55 .net
>>490
ν+とかいってみな
今は皆がネットでツイッターなり2chレス呼んでいるから
昔の人が読書家だとかいうよりずっと文章を読んでいるとかいう主張が真顔でされてるぞ
その若い連中もそう思っているだろう

504:吾輩は名無しである
16/01/26 13:38:37.25 .net
いま書かれてるテキスト自体は
人類史上最高の量だよなw

505:吾輩は名無しである
16/01/26 13:41:50.14 .net
文字自体は大量に読んでんだよな。
友達のランチがどーした、とか
家族でディズニーランド行った、とかなw
まあ、文学なんぞいらん方が幸福な人生
とも言えるしなw

506:吾輩は名無しである
16/01/26 14:17:34.93 .net
>>447
なるほどありがとう!僕も「火花」と「流」を読んだけど、「流」の方が面白かったな。

507:吾輩は名無しである
16/01/26 14:59:41.75 .net
ダヴィンチも創刊当時はもう少し純文学入ってた。島田雅彦とか載ってたしね。だんだん漫画ばかりになって久しぶりに見たらエンタメ芸能雑誌になってたw

508:吾輩は名無しである
16/01/26 15:19:55.16 .net
純文学は高慢ちきで大衆文学をバカにしているというイメージがよくないのかもね。だから羽田さんとかがテレビに出たりするのは良いことなんじゃないかな。

509:吾輩は名無しである
16/01/26 17:01:11.62 .net
そっちのほうが馬鹿にされる。

510:吾輩は名無しである
16/01/26 17:55:53.24 .net
羽田個人の営業戦略はまあ自由だろ。
パフォーマンスで興味持つ客の何%が
本を買うのか疑問ではあるが、ギャラは
貰えてるんだろうからいいんじゃない。
ただ純文学がムリして擦り寄っても、
必要無い人には最初から必要無いんだからムダ。
エンタメ作家だって下手な純文学を凌駕する
作品書いたりする人もいるんじゃないかな、最近は。
時間が淘汰するだろ。
昭和の作家でも消えた奴のが多い。
読むべき作家・作品は、
例え古書しか無くなっても生き残る。
で、スレタイに話を戻すと、
講談社文芸文庫は良書を残す試みだろ。
古書市場でしか会えなくなっても、意味はある。

511:吾輩は名無しである
16/01/26 18:01:18.78 .net
上とか下とか言いだしたら大抵の大衆文学は純文学より「上」なのではないですか

512:吾輩は名無しである
16/01/26 19:48:43.47 .net
講談社は純文学路線の文芸文庫とは別ラインの
“文庫コレクション―大衆文学館”を出していたけれどパッとしなかった。
大衆文学の方が時間の経過に弱い。
まあ、時間の経過に耐えうるものは文学ということで純文学に格上げされるのだろうけど。
でもまあ、売り上げでいったらどっこいどっこいだから
単に編集の趣味で決まるような気がする。

513:吾輩は名無しである
16/01/26 19:52:56.37 .net
獅子文六や龍胆寺雄が収録されているぐらいだから
そのうち池波、藤沢、周五郎、司馬とかも収録されるでしょうね。

514:吾輩は名無しである
16/01/26 20:14:52.96 .net
>>501に挙がってる作家に井上靖や清張も加えて戦後の大衆作家の評価って難しい気がする。

515:吾輩は名無しである
16/01/26 20:22:02.29 .net
井上靖はすでに文芸文庫入りをしていますが?
清張は自伝や初期短篇が評価されそうな気がしますね。
いちおう芥川賞作家だから。

516:吾輩は名無しである
16/01/26 20:33:47.40 .net
>>500
岩波にとられちゃったけど、花と竜なんかは出し続けて貰いたかったわ。

517:吾輩は名無しである
16/01/26 21:00:48.40 .net
>>500>>504
大衆文学館は時限のプロジェクトでしょ。
自分が退職するまでと、ベテラン社員が立ち上げた企画。

518:吾輩は名無しである
16/01/26 21:04:18.03 .net
司馬遼太郎は普通に文庫で売れてるからわざわざ文芸文庫にしないんじゃない?

519:吾輩は名無しである
16/01/26 21:48:39.24 .net
>>506
中公の「韃靼疾風録」とかが落ちたら拾うかも知れませんよ。
文芸文庫の役割は落ち葉拾いだから。
そう考えると獅子文六の「父の乳」とかを拾えばいいのに、と思います。

520:吾輩は名無しである
16/01/26 21:49:27.00 .net
大江の「新しい人よ目ざめよ」の文芸文庫版はまだ生きてるのかね?
講談社文庫版は健在。

521:吾輩は名無しである
16/01/26 21:54:26.98 .net
>>508
Amazonではヒットしないみたいですね。文芸文庫版があったのですか?

522:吾輩は名無しである
16/01/26 21:59:39.20 .net
そういえば「河馬に噛まれる」はkindleどまりですねえ。

523:吾輩は名無しである
16/01/26 22:15:08.49 .net
獅子文六とか三島のエンタメは最近リバイバルになってるね
源氏鶏太とかはリバイバルの兆しもないけど
まあ、当たり前だけど読む価値のある作品だけが後に残る
バルザックだってチェーホフだって当時のエンタメ系の小説なわけだしね

524:吾輩は名無しである
16/01/26 22:20:24.40 .net
100ページごとに課金とかすればいいのに

525:吾輩は名無しである
16/01/26 22:31:59.20 .net
ほんとうは石坂洋二郎の初期短篇とかも
大正末から昭和初期の風俗を反映するものとして評価すべきでしょう。
いきなり悪態で始まる夫婦喧嘩小説の「海を見に行く」とかもいいと思うんですけどね。

526:吾輩は名無しである
16/01/26 22:45:55.00 .net
青空娘 (ちくま文庫) 文庫 - 2016/2/9
源氏 鶏太 (著)
主人公の少女、有子は不遇な境遇から幾多の困難にぶつかりながらも健気にそれを乗り越え希望を手にする日本版シンデレラ・ストーリー。
解説 山内マリコ

527:吾輩は名無しである
16/01/27 00:01:25.71 .net
>>514
おお。こいつは失礼した
ちくま文庫はこういうのを仕掛けてくるねえ
他にこういう昭和のエンタメで来そうなの何かあるかな?

528:吾輩は名無しである
16/01/27 00:01:54.16 .net
>>509
「新しい人よ目覚めよ」は一つの謎なんだが、
単行本→文庫→文芸文庫→文庫って推移したのか?って昔不思議に思った記憶がある。

529:吾輩は名無しである
16/01/27 00:04:21.89 .net
>>511
チェーホフは知らんが、バルザックは最初大衆作家でデビューしたけど人気でないから、自覚的に文学に移行したんじゃなかったっけ。

530:吾輩は名無しである
16/01/27 00:11:10.61 .net
>>516
なるほど。文庫→文芸文庫 ではなく文芸文庫→文庫 だと文芸文庫版はなかったことにされるのでしょうか(笑)

531:吾輩は名無しである
16/01/27 01:10:27.56 .net
>>517
そうだったのか
俺って無知だな。教えてくれてありがとう
ちゃんと調べてみるよ

532:吾輩は名無しである
16/01/27 02:17:20.77 .net
古井由吉作品は平成になってから皆文芸文庫なのに野川だけ講談社文庫なのも謎だな

533:吾輩は名無しである
16/01/27 08:06:27.21 .net
新しい人よ眼ざめよ (講談社文庫) 文庫 - 1986/6/9
大江 健三郎 (著), 鶴見 俊輔 (解説)
ISBN-13: 978-4061837546
新しい人よ眼ざめよ (講談社文芸文庫) 文庫 - 2007/2/10
大江 健三郎 (著)
ISBN-13: 978-4061984677
初出:1986年6月講談社刊講談社文庫『新しい人よ目ざめよ』を底本とし、多少振りがなを省き、著者による加筆訂正をおこなう。

534:吾輩は名無しである
16/01/27 09:27:57.85 .net
まさかとは思うが大江の爺は万延元年やら懐かしい年に加筆してないよな
原本手に入れなければならなくなるじゃないかあの野郎

535:吾輩は名無しである
16/01/27 09:34:08.24 .net
チェーホフは素晴らしいね。

536:吾輩は名無しである
16/01/27 14:44:30.38 .net
そういえば文芸文庫の特徴は「解説」と「著者から読者へ(または著者に変わって読者へ)」と「年譜」の三つが付記されてることだけど、年譜書くのが上手いとそれだけで結構面白い。
例えば古井由吉の年譜に【1963年 26歳北陸大豪雪に遭う。半日屋根に上がって雪を下ろし、夜は酒を飲んで四膳飯を食うという生活が一週間続いた。銭湯でしばしば学生に試験のことを尋ねられて閉口した。ピアノの稽古を始めて、ふた月でやめる】
シュールで面白い。

537:吾輩は名無しである
16/01/27 14:47:32.26 .net
>>524
そうそう
ハスミの夏目漱石論を読んだら
かつて表層批評宣言文庫(だったか)巻末年譜に安原顕と藤枝静男のなんとか賞受賞を喜び合った
とかいう記載があったはずだが、抹消されていて笑った

538:吾輩は名無しである
16/01/27 15:04:00.10 .net
>>525
年譜は現代の人の方が面白いよね。
交遊とエピソードがはっきりしてるし、歴史の教科書みたいじゃ無い。
ああ、あと「著書目録」もオマケでついてるね。

539:吾輩は名無しである
16/01/27 16:13:24.84 .net
>>524
その現実をそのままに書いた記述のどこがシュールなの?

540:吾輩は名無しである
16/01/27 16:19:05.32 .net
面白いじゃない。シュールかどうかはわからんが。

541:吾輩は名無しである
16/01/27 16:37:22.20 .net
なんか最近「シュール」という言葉を「面白い」という意味で使う人がいるよね
シュールってそういう意味じゃねえから

542:吾輩は名無しである
16/01/27 16:55:56.76 .net
大事なことだね

543:吾輩は名無しである
16/01/27 17:06:40.88 .net
松本人志がシュールな笑いとか言い始めたあたりからそのゆとり用法始まったな

544:吾輩は名無しである
16/01/27 17:37:22.57 .net
スュールをシュールと言ってる時点ですでにゆとりだから

545:吾輩は名無しである
16/01/27 17:41:19.99 .net
シュールはシュールでいいんじゃねーの?
デジャヴュをデジャヴとかデジャブと書かれると気になるけど

546:吾輩は名無しである
16/01/27 18:03:58.27 .net
スュールww

547:吾輩は名無しである
16/01/27 18:08:48.26 .net
スュールなんて言ってるやつ見たことねえよ。

548:吾輩は名無しである
16/01/27 18:09:12.68 .net
ゆとりとか書いてる時点でオッサンだから

549:吾輩は名無しである
16/01/27 18:19:25.21 .net
若くてもゆとり馬鹿は嫌だ。

550:吾輩は名無しである
16/01/27 18:28:26.56 .net
すまん、シュールって使っただけでこんだけコテンパンにされると思わなかった(泣)自分なりにシュルレアリスム文学も評論もよく読んだんだけどな。
言葉が足りなかったせいもあるが、順に説明させてくれ。
シュールって現実ではない一つの場を作ってそこから生まれる違和を楽しむものだろ?
従って、現実を小説や文章に著せばシュールは生まれるでしょ。
あまり好きな作家ではないが村上春樹のノルウェイの森がまさにそれ。
作者が狙ってやってるか狙ってやらないかの違い。
この場合古井由吉という寡黙な文学者的なイメージを壊そうとしてあきらかに年譜の作者が狙ってアクティブな作家像を提示している(少なくとも俺はそう感じた)
だから面白い。一般的な「笑える」という意味を含みこむ。興味深いという意味で面白いという表現を使った。
松本のシュールという言葉は確かに間違ってるが、全てが間違ってわけじゃなく、シュールには笑いも生まれるということは間違っていない。
>>532
これだけは反論させてくれ。君はベルリンをベアーリンと書くのか?

551:吾輩は名無しである
16/01/27 18:29:49.66 .net
馬鹿は嫌だね!でも馬鹿なオッサンは終わってるけど、馬鹿な若いやつならいくらか可能性があるかも知れないじゃん。

552:吾輩は名無しである
16/01/27 18:30:46.68 .net
>>538
いいね!もっと書いてくれ

553:吾輩は名無しである
16/01/27 18:36:14.05 .net
松本に影響された方のシュール使っちゃったんでしょ?
諦め悪いなあ

554:吾輩は名無しである
16/01/27 18:44:33.06 .net
>>541
話をずらさないでくれ。ここでの議論は俺が松本の影響を受けてるかどうかではなく、シュールという言葉の意味を整理するだけだろう。
ちなみに松本の『シュール「で」(なおかつ)面白い』と付け足せば間違っていない。もし君に読解力があるなら、松本の言葉を聞いても頭で勝手に「なおかつ」を加えて整理させられるはずなんだがな。
しかし若者は「シュール」の一語をそのまま「笑い」につなげることは間違ってる。
ちなみの俺は30代後半だ!!

555:吾輩は名無しである
16/01/27 18:49:03.85 .net
シュールな議論を期待

556:吾輩は名無しである
16/01/27 19:16:57.06 .net
>>542
ごっつええ感じを夢中で見てたな

557:吾輩は名無しである
16/01/27 20:10:08.73 .net
>>538
松本の笑いにシュールと使うのはいいけどお前の使い方はダメだろw

558:吾輩は名無しである
16/01/27 20:34:06.17 .net
>シュールって現実ではない一つの場を作ってそこから生まれる違和を楽しむものだろ?
>従って、現実を小説や文章に著せばシュールは生まれるでしょ。
>あまり好きな作家ではないが村上春樹のノルウェイの森がまさにそれ。
だめだこいつ・・・・早く(ry

559:吾輩は名無しである
16/01/27 20:36:13.38 .net
>>545
どこが間違ってるのかを指摘して欲しい。ただ間違ってると言われても困る。
最初に自分がシュールと使った理由はもう書いた。今度は君が考えるシュールを教えてくれ。論駁したのだから、その論駁まで思考を書いてくれ。
納得できたら謝るし、今度から直すよ!

560:吾輩は名無しである
16/01/27 20:56:39.85 .net
>現実を小説や文章に著せばシュールは生まれる
全ての小説や文章はシュールである、と言う意味になるぜ
>現実ではない一つの場を作ってそこから生まれる違和を楽しむ
これちょっと違うと思うんだけど現実に別のものをおいて現実を変貌させるんじゃないの?
本来調和しないはずのものを調和させる、作為のカタマリであるはずの作品に自動書記を導入するとか
それがシュール(超)現実であって現実を小説にすればシュールになるって言うのは19世紀のフローベールとかの話じゃね?
フローベールのホンとはありえない現実っぽい描写をシュールな面白みとするのはいいけど、それって松本レベルでシュールの意味が拡散した使い方じゃね?

561:吾輩は名無しである
16/01/27 21:05:25.92 .net
>>547
「ミシン」と「傘」と「解剖台」みたいなひとつひとつは現実のものでも組み合わせて非現実的なものを現出させるのならシュール
松本の笑いでは、例えばガキの使いのフリートークみたいに非現実的なシチュエーションを語ることが笑いの源泉になっている
そのような性格が強いから、松本の笑いをシュールなギャグと呼ぶのは正しい
古井の日記は現実を描いてるだけだから、内容が面白くてもシュールとはいえない
あとノルウェイの森はリアリズムの作品だから春樹作品の中でも一番シュールとは呼べない作品だろw
海辺のカフカでカーネルサンダースが出てきたり猫が喋ったりするのはシュールだけどね
まあ、とにかく「ワロタ!」の意味で「シュール」とか使うなってこと

562:吾輩は名無しである
16/01/27 21:15:28.56 .net
論駁w
まずは辞書引けってww

563:吾輩は名無しである
16/01/27 21:35:54.04 .net
>>549
え・・・もしかしてそこから始めなきゃいけない?
言葉や文章はけっして現実にはなれないよ。外国人に「赤」といってもつうじない。つまり赤色のイメージは言葉には完全に変換できない。物の本質には迫れない。
小説や日記でも同じ。トルストイやフローベールがいかに現実に即したものを書いても、書いてしまった時点でそれはもう現実ではない。
坂口安吾が三島と大岡の心理的リアリズムについてこう言ってる「彼らの文学は確かに素晴らしいが、それを小説でやらなきゃならないのか?それは無謀じゃね?」
考えてみれば鉛筆の先から現実が生まれることなんてあるはずない。
そこで悲観主義になるのではなくもうフィクションでいいじゃん、と開き直ったのがシュルレアリスム運動。
ここでは古井由吉の生活が書かれいるが、それは古井の生活が書かれた文章ではあるが、古井の生活そのものではない。
つまり、年譜の作者が読者が抱いてる古井由吉の勝手なイメージに「さらに別のイメージを上塗り」した文章でしかない。(確かに現実には近ずいているが)
俺の言葉がたりないのか、それとも君が勉強不足なのか。
村上春樹の作品についてはもちろん、解釈が分かれるのは当然。
しかし、作者本人が単行本の帯に【これはリアリズム小説として書きました。】と「わざわざ」掲げるか?
これはあきらかに狙ってやっているな、としか俺には思えなかった。
必死にggってきたマルドロールの歌を引用したのは笑えるが、読んで無いことがバレバレ
>>シュールはわろたという意味では使わない
俺は「シュール」と「笑った」を並べて使ったがけっして「シュール」という一語に二つの意味を込めてない。「シュール」から様々な感情が生まれる。だから『「シュール」で「笑える」』

564:吾輩は名無しである
16/01/27 21:40:34.07 .net
シュールやなあ

565:吾輩は名無しである
16/01/27 21:55:10.51 .net
俺もバカを相手にしちゃいけないという2ちゃんの教訓を守るべきだったな

566:吾輩は名無しである
16/01/27 21:56:04.04 .net
>>548
「シュール」発案者のブルトンが「シュール」とは「現実ではない」と言っているけど、
俺も自動記述は最初謎だったんだが、作為的に小説を作るのではなく、無作為に小説を作る、という一種のパフォーマンスみたいなものなんだ。と理解した。そんなのあり得ねえ・・・リアルじゃねえ・・・ってパフォーマンス。
実際に当時のシュルレアリストたちはいろんなパフォーマンスをしてた。
シュルレアリスムの詩人で作家のルネドマールは真っ黒な黒いメガネにヘンテコな装置をつけて視覚外のもの見ようというパフォーマンスをしてる。

567:吾輩は名無しである
16/01/27 22:01:20.28 .net
>>549
>え・・・もしかしてそこから始めなきゃいけない?
お前はまず辞書を引くことから始めろw

568:吾輩は名無しである
16/01/27 22:09:29.25 .net
1963年 26歳 ふた月屋根に上がって雪を稽古し、夜は酒を下ろして銭湯で大豪雪を食うという生活が半日続いて閉口した。しばしば学生に飯のことを尋ねられて北陸した。ピアノの一週間試験を始めて、四膳でやめる
これならシュール

569:吾輩は名無しである
16/01/27 22:25:02.58 .net
>>556
それもシュール。ただそれは、お前が作為的に文章を変えたんだろう?
狙ってやってるならそれはシュール。
もう一度言うが、古井の年譜を作成した作者は意図的に読者のイメージを上塗りした、リアルな方へ、しかしそれは実際の古井の像ではなく年譜の作者のイメージにすぎない。だから違和が生まれた。

ダリっていうシュルレアリスムの画家は本当は真面目なのに意図的に周囲に変人だと思い込ませようとしてた。彼には自分の飼い猫を食べたっていう話がある。
現実は真面目なダリ、虚構の変人

570:吾輩は名無しである
16/01/27 22:29:12.79 .net
シュルレアリスムは「現実」的に整理される前の深層心理や印象を
忠実に表現しようとする芸術運動じゃないの。
ようするに心理学の影響下でおこった芸術運動で従来のリアリズムを超えるもの
という意味での超現実主義と理解しているけど?

571:吾輩は名無しである
16/01/27 22:29:37.02 .net
>>557
自分でレスですまん
続き
現実は真面目なダリ、虚構の変人のダリ、ダリの変人に思わせたいという意図的な気持ち。
この三つが合わさって「シュール」、「現実ではない」、という彼の人生はシュールで面白い人生として解釈できる。

572:吾輩は名無しである
16/01/27 22:35:14.24 .net
>>558
それは言葉として「印象」にとどまるでしょ。
言葉で表せる前の深層心理は単に「印象」と言葉として言い表せるし、あなたも印象という言葉を現に今、使ってる。
絵画でいうとわかりやすいんだが、印象派とシュルレアリスムの画家って全く違うでしょ?

573:吾輩は名無しである
16/01/27 22:35:32.34 .net
何言ってんだコイツ……
あとシュールという言葉以前に古井の年譜は自筆だろ

574:吾輩は名無しである
16/01/27 22:37:25.22 .net
すげえな。建設的だと思うよ。読む元気はないけど。

575:吾輩は名無しである
16/01/27 22:42:59.72 .net
>>561
古井本人が書こうと書くまいと同じことだって言いたかったからダリの話を持ち出したんだがな・・・。理解できなかったか、俺の文章力ないせいだわごめん。

576:吾輩は名無しである
16/01/27 22:49:13.83 .net
自分に対する厳しさが凄いな。

577:吾輩は名無しである
16/01/27 22:52:25.08 .net
まあ、「ゴメン」の一言が言える大人になりたいよね

578:吾輩は名無しである
16/01/27 22:54:24.30 .net
>>554
いや、だから作為的なところを崩す、まではいいんだけど彼らは無意識を信じてたのも事実では?
自動書記はパフォーマンスに過ぎないってのは彼らの過大評価じゃないの
まだまだ脱魔術しきってないでしょう
これはフランス19世紀象徴主義詩論から共通の自我と宇宙の合体みたいな志向はあると思う
その中の自我の消失に向かう試みの一つであって「ありえない」っていう効果を期待したものじゃないっしょ
もちろん理性的なシュルリアリストはいるけれど
おれは地上権を購買してさうして
おれは自分に
一個の危険な藤椅子を建造せり
未だ暗黒である
足の指がおれのトランクにぶつかる

579:吾輩は名無しである
16/01/27 22:55:01.91 .net
年譜の最後には「著者編」としか書かれていなかったから、古井本人が書いたかどうか自信がなかったんだよ。
誰か別の人が書いて、それを編集したかもしれなかったから、「年譜作者」と言葉で濁していた。

580:吾輩は名無しである
16/01/27 23:05:51.39 .net
>>566
いや違う。たしかにシュルレアリストたちは象徴派の系譜で発展したもの。だけど象徴派の作家たちは現実ではないものをなんとか現実の自分に引き込もうとしてたの対して、シュルレアリストたちは現実から「ありえないもの」に向かおうとする意志。まったく逆。
ブルトンの自動記述は自動記述をするという「行為自体」がありえないもの。
自動記述された文章そのものがシュールなのではなく、行為をおこなっているブルトン自体がシュール。ということ。その意味でのパフォーマンスという言葉を使った。
建設的な質問で助かる。

581:吾輩は名無しである
16/01/27 23:24:57.70 .net
行為を行っているブルトンがシュール?

582:吾輩は名無しである
16/01/27 23:36:55.43 .net
>>569
自動記述で書いたものに限れば、自動記述の文章はブルトンのシュールなパフォーマンスの一部でしかない。
もちろんブルトンはシュールな作品を別に書いてる。
一方、例えばランボーや西脇順三郎、TSエリオットの詩は違う。芸術の分野でしかシュールな作品を残さなかった人。
。ややこしいがね。
また、ダリの話を持ち出すけど、ダリはシュールな絵も書いたし、私生活でもシュールなパフォーマンスを行っていた。芸術の分野でしかシュールを表現しなかった人と、行動でもシュールを行っていた人と分かれる。ダリやブルトンは両方やった人。

583:吾輩は名無しである
16/01/27 23:38:13.68 .net
うん。わかった。
でも古井の年譜は面白いがシュールではない。

584:吾輩は名無しである
16/01/27 23:50:17.88 .net
“自動記述をするという「行為自体」がありえないもの”
で、そのような行為を
”おこなっているブルトン自体がシュール”
そうすると、原理的にできもしないことをやろうとすることが「シュール」の定義となる。
であるならばたとえば国木田独歩の「春の鳥」に出て来る空を飛ぼうとして崖から墜落死した
知恵遅れの少年も「シュルレアリスム」の範疇に入るわけね。
というかダリがアートパフォーマンスとして行ったこのような不可能性への挑戦とは?
そもそも作品が「シュール」から除外されるのなら
原理的に実現不可能と思われる無謀な行為はすべて「シュール」になるのでは?
で、古井もこのような無謀なアートパフォーマーなわけね。

585:吾輩は名無しである
16/01/27 23:52:57.66 .net
>>568
いま読んでいたペーパーバックでsurrealisticという単語が出てきた
暴動で町が炎上しているところ
昨日まで平和だった町が突然あちことで火の手が上がるさまをsurrealisticと表現している
当たり前だが英語やフランス語に「シュール」なんて単語はなくて和製英語のシュールという言葉を連呼しながらsurrealisticの話をする鈍感さはおいておいて
自動筆記についてはもしもパフォーマンスだとしたら同じことをした芸術家がたくさんいたことをどう捉えるか
みんな「おかしなことをする」というパフォーマンスをしていたのか、たんにブルトンの意図を理解できなかった馬鹿の集まりなのか
ブルトンはその馬鹿たちをたしなめなかったのか、彼自身もわかっていなかったのか
芸術家の非合理な行動をパフォーマンスアートとかコンセプチュアルアートとか言ってしまうとそれを延々繰り返していたほかの芸術家を無視してしまう
そういう流行があった背景には共通の動機や理論が必要で、そのなかにはブルトンの発言もあれど、なにかしら自動筆記で作品を残しうると考えていた時代の空気を無視してしまうとつまらなくなる

586:吾輩は名無しである
16/01/27 23:53:45.93 .net
北陸大豪雪に遭う。→事実
半日屋根に上がって雪を下ろし、夜は酒を飲んで四膳飯を食うという生活が一週間続いた。→事実
銭湯でしばしば学生に試験のことを尋ねられて閉口した。→事実
ピアノの稽古を始めて、ふた月でやめる。→事実

587:吾輩は名無しである
16/01/28 00:03:44.53 .net
日常で無意識に使うシュールというのは
話者が非現実的だと主観的に思うことであって、事実かどうかは関係ない

588:吾輩は名無しである
16/01/28 00:04:35.46 .net
>>572
俺はそんな定義はしていない。発案者のブルトンがシュールとは「現実ではないこと」と言った、時々言い換えてるけど、ここまで俺はこのブルトンの言葉から離れたことは一度もない。
誰も除外とは言っていないだろう。一部と言った。
よく読んで!
>>で、古井もこのような無謀なアートパフォーマーなわけね。
これは正しい。さっき象徴派の話が出たけど、原理は逆だけど、神秘的な部分があるのは、象徴派とシュレアリストは共通している。
自我や自己について語るのはそれだけでも神秘的な行為でしょ?現に、「私とは何かという」議題の答えは無い。
読者のイメージを破ろうとする、これは古井のパフォーマンスでもある。
もちろん古井の小説はシュールではないし、古井はシュレアリストでもない。
しかし、誰でもシュールな行為というのは日常生活で行っている。

589:吾輩は名無しである
16/01/28 00:20:11.36 .net
>>576
ブルトンがシュールという単語を一度でも使った?
かれはシュールレアリズムというフランス語+英語の合成語を作ったのであって「シュール」という形容詞は70年代の広告代理店が作った造語ではないの?
そんなものに定義はないし、だれでも「シュール」なところはある、なんて言葉の選び方が適当すぎない?
それはsurrealisticを薄めまくった使い方なんだけど、ブルトンを持ち出しているのは滑稽だよ
ブルトンがいつ彼が死んだ後に使われるようになった言葉を「現実ではないこと」だとか言ったの?
そもそも定義があるわけでもない造語に君がこれはシュールだ何だというのは別に自由なんだけど、ブルトンはそんなことは言っていないし説得力ないよ?

590:吾輩は名無しである
16/01/28 00:40:51.16 .net
間違って使っちゃって恥ずかスィー!
のひとことが何故言えないのか

591:吾輩は名無しである
16/01/28 00:41:02.94 .net
>>587
ならなぜ最初に俺の使い方を批判された?
こうだという論理をまるっきりださないで、
「意味が違う、これだからゆとりは・・・」と言われたのだから、相手がその本当の意味を知っていると思うのは当たり前じゃないか?
最初の段階で「お前はそう解釈するのか、俺はこう解釈する」もしくは「意味なんてねーんだよ!勝手自己解釈のきめえイメージ押し付けんな」といえば良かったし、現に俺はずっと前に、「間違ってたなら謝るし、今度から直すと」、シュールリアリズムの定義を要求している。
>>ブルトンはそんなことは言っていないし説得力ないよ?
これは勉強不足でした。ごめん!ggったらwikiにまで載ってる。
しかし、ブルトンの行動と原理が運動を提唱したと考えられているのは紛れもない事実では?(ランボーやデゥカスという意見もあるらしいが)
ブルトンの行動と原理をシュレアリストに定義を加えたと言えるのでは?言葉は本質の後で付け足されるものでしょう。

592:吾輩は名無しである
16/01/28 00:48:54.76 .net
こいつって前に文芸文庫は1冊500円で出せると騒いでたやつ?

593:吾輩は名無しである
16/01/28 00:54:30.00 .net
>>579
古井由吉の年譜がシュールレアリスティックって言われたらなんかおかしいと思うでしょ?
言葉には歴史があるの
シュールという日本語はそれこそダウンタウンとかの使い方のほうがずっと正しい
君がこれまで使ったシュールを全部シュルレアリスティックに変えてごらん?
人は誰でもシュルレアリスティックなところがある、これとひとは誰でもシュールなことをしている
全然違うでしょう?にもかかわらず君はシュールとブルトンを直結させているの
君が最初に使ったのは広告代理店が作った用法に毒されている「シュール」という言葉で初めて成り立つ言葉
シュルレアリスティックとしたらあくまで当時の用法に戻らざるを得なくて、そうすると君のような言い方は生まれない
こういう言葉の使い方に敏感だったのがシュルレアリストを評価した人たちであって「シュール」なんざ言葉の鈍感さにもほどがあるから馬鹿にされているんだと思うが
いちおう、自動筆記については精神分析の影響を指摘するのが主流なわけだが、そういう歴史的な文脈無視してパフォーマンスアートだと主張するのも、正直視野が狭いと思う
君がそう思いたいのはいいけど、それは単にブルトンしか読んでないだけにすぎない

594:吾輩は名無しである
16/01/28 01:01:55.31 .net
>>581
何度も言わせないでくれ・・・。「シュールで面白い」と言ったが、シュールそのものを面白いという意見は一回も出してない。
もしそうなら、「面白い面白い」とアホみたいに二つ同じ言葉を並べただけじゃないか。
もう遅いし寝る!別のスレでこの議論が面白いと書かれてた。
ずっとスレチですいませんでした

595:吾輩は名無しである
16/01/28 01:13:22.19 .net
フールとシュールで韻踏めるね!

596:吾輩は名無しである
16/01/28 01:16:00.96 .net
>>581
あんたの方が正しいのは明らかだけど、こういうバカは相手にするとつけあがるからスルーすべきだよ


597: そろそろ元のスレに戻そう



598:吾輩は名無しである
16/01/28 07:44:14.63 .net
>>580
500円野郎は僕だけど、この台詞は断末魔に見えるなw

599:吾輩は名無しである
16/01/28 08:07:50.36 .net
>>582
スベらんああ

600:吾輩は名無しである
16/01/28 08:11:32.21 .net
最初の引用で無理筋だから諦めろ

601:吾輩は名無しである
16/01/28 08:42:06.81 .net
>>585
>>580は単発でちょっと思いついたことを横から書き込んだだけなんだけど、断末魔って?
こういうのをシュールなレスと言います
それにしてもあんたみっともなかったよね

602:吾輩は名無しである
16/01/28 09:50:43.67 .net
>>588
「やつ」とか敵意むき出しだから一体何なのかと思ってさ。不満があるなら今から話を蒸し返しても全然いいんだけど、面白い話の後に何の意味もない言い合いするのもダサいからやめとくわ(笑)

603:吾輩は名無しである
16/01/28 09:54:25.51 .net
なんであそこまで丁寧に説明している相手に敵意を抱くのか、僕には全然わからん。

604:吾輩は名無しである
16/01/28 10:18:42.72 .net
ただのかまってちゃんだろう。

605:吾輩は名無しである
16/01/28 10:34:22.69 .net
電子書籍版がある本は、わりと売れてるものなのかな。

606:吾輩は名無しである
16/01/28 10:35:35.49 .net
>>589
で、結局あんたはシュールで面白いと書いた人なの?
俺は別に言い合った相手じゃないけれどさ

607:吾輩は名無しである
16/01/28 11:32:23.55 .net
>>593
違うよ。もうやめよう。

608:吾輩は名無しである
16/01/28 11:41:01.67 .net
しつこいと女の子に嫌われるよ。

609:吾輩は名無しである
16/01/28 11:53:36.19 .net
らみぱす らみぱす しゅーる しゅーる しゅ

610:吾輩は名無しである
16/01/28 11:55:40.45 .net
もうええわ!

611:吾輩は名無しである
16/01/28 12:01:27.04 .net
さっきクリーミーマミ見てたよ。

612:吾輩は名無しである
16/01/28 12:01:45.79 .net
600

613:吾輩は名無しである
16/01/28 12:48:59.98 .net
文芸文庫でも絶版になってるやつこそ電子化してもらいたいわ。

614:吾輩は名無しである
16/01/28 13:44:52.61 .net
岩波文庫みたいにリクエスト復刊とかあるのかな。

615:吾輩は名無しである
16/01/28 13:50:55.90 .net
一旦電子化を導入してしまうとビジネスモデルが崩れかねないからな…

616:吾輩は名無しである
16/01/28 13:52:25.40 .net
でも半分くらいは電子書籍化してるじゃん。

617:吾輩は名無しである
16/01/28 13:52:35.48 .net
群像編集部
【文芸文庫復刊企画!】創刊以来、数々の名著を刊行してきた講談社文芸文庫。このたび読者リクエストによる復刊を企画いたしました。
8月末までにリクエストしていただいた文芸文庫既刊作品の内、上位5作品を復刊いたします!
2015年8月5日
Fragments
20世紀散文作品の四大傑作のひとつにナボコフが挙げたアンドレイ・ベールイ『ペテルブルグ』が、
講談社文芸文庫〈読者リクエスト復刊〉の1位になり復刊。
2位〜5位の後藤明生『首塚の上のアドバルーン』、メルヴィル『白鯨』、アポロニオス『アルゴナウティカ』、ワイルド『ワイルド全詩』も復刊。
2015年11月17日

618:吾輩は名無しである
16/01/28 14:14:23.26 .net
>>603
ほんとだ!電子書籍で1400円か
中村光夫 - 谷崎潤一郎論 (講談社文芸文庫)
URLリンク(www.amazon.co.jp)

619:吾輩は名無しである
16/01/28 14:43:58.19 .net
>>604
ナボコフ出るなら買おうかな〜。

620:吾輩は名無しである
16/01/28 14:49:30.10 .net
>>606
よく読もう

621:吾輩は名無しである
16/01/28 14:50:05.53 .net
関係ないけど文芸文庫のナボコフって誤訳が多いんじゃなかったっけ

622:吾輩は名無しである
16/01/28 14:51:46.49 .net
昔の福武文庫の絶版のやつ欲しい。

623:吾輩は名無しである
16/01/28 14:52:02.20 .net
文芸文庫の電子書籍版はクソだよ
解説や年譜は軒並みカットされてる
ていうか解説も収録されてるものがあるのかな?

624:吾輩は名無しである
16/01/28 14:52:43.77 .net
>>609
福武文庫のナボコフは誤訳だらけだと若島正が言ってた

625:吾輩は名無しである
16/01/28 14:59:43.46 .net
>>611
ナボコフ以外は?

626:吾輩は名無しである
16/01/28 15:03:26.43 .net
ナボコフ以外は


627:知らんなあ ちなみに福武文庫の何が欲しいの? わりと別の版でも入手可能な気がする



628:吾輩は名無しである
16/01/28 15:29:07.69 .net
中公文庫の、マゾッホの魂を漁る女、お願いします。

629:吾輩は名無しである
16/01/28 15:35:48.02 .net
>>613
ドストエフスキィ前期短編集。
後期は古本屋で買って持ってるから、前期が欲しい。

630:吾輩は名無しである
16/01/28 15:56:32.60 .net
>>615
なるほど……
俺全集の端本持ってるから読めるのでそれは必要なかった
ちなみに、訳者の米川正夫は今年からパブリックドメインになったので、待ってれば青空文庫で読めるようになるかも
もうひとつちなみに、後期短編集は「作家の日記」を持ってればそこに収録されてる

631:吾輩は名無しである
16/01/28 15:58:25.23 .net
なおGoogleによれば米川正夫はまだ生きてるらしい
URLリンク(i.imgur.com)

632:吾輩は名無しである
16/01/28 16:01:42.35 .net
ドストエフスキーは短編も神的に素晴らしい。
ロシア文学全般、力入れてくだされば、購入しますよ、講談社さん!

633:吾輩は名無しである
16/01/28 16:04:52.91 .net
米川正夫訳の「カラマゾフの兄弟」は至高。

634:吾輩は名無しである
16/01/28 16:08:48.23 .net
>>601
やってほしいよね

635:吾輩は名無しである
16/01/28 16:30:02.99 .net
>>619
いま青空文庫で作業中になってるね

636:吾輩は名無しである
16/01/28 16:35:30.81 .net
>>620
>>604を参照
>>621
楽しみだよね。でもあんな長い本がパブリックドメインになるたびに小説が売れなくなるんじゃないかと多少不安になってしまうけど(笑)


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