【散歩】永井荷風【踊子】 at BOOK
[2ch|▼Menu]
[前50を表示]
150:吾輩は名無しである
13/06/30 21:41:46.12 .net
大正文士と漱石の弟子と第二次大戦の指導者って同世代なんだよなあ

151:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
シェークスピアとセルバンテスは同じ年に死んだとか、おいらのスペイン語
文法書にでていたが・・・確認はしておらん

152:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1867 夏目漱石 正岡子規 幸田露伴 南方熊楠 大石誠之助
1868 北村透谷 尾崎紅葉 徳富廬花 横山大観 鈴木貫太郎 岡田啓介 ゴーリキー
1869 ジッド マティス
1870 西田幾多郎 鈴木大拙 浜口雄幸 レーニン
1871 幸徳秋水 堺利彦 ヴァレリー プルースト
1872 樋口一葉 島崎藤村 田山花袋 徳田秋声 モンドリアン
1873 泉鏡花 岩野泡鳴 与謝野鉄幹 美濃部達吉
1874 高浜虚子 ホフマンスタール シェーンベルク
1875 柳田國男 リルケ マン グリフィス
1876
1877 ヘッセ
1878 有島武郎 寺田寅彦 与謝野晶子 吉田茂 スターリン マレーヴィチ
1879 永井荷風 寺内寿一 正宗白鳥 大正天皇 アインシュタイン トロツキー クレー
1880 米内光政 永野修身 ムージル チャンドラー
1881 ピカソ 魯迅
1882 斎藤茂吉 ジョイス ウルフ ストラビンスキー ルーズベルト
1883 志賀直哉 高村光太郎 北一輝 カフカ シャネル ケインズ ヴェーベルン ムッソリーニ
1884 小宮豊隆 東條英機 山本五十六
1885 武者小路実篤 大杉栄 パウンド ロレンス ベルク
1886 谷崎潤一郎 石川啄木 萩原朔太郎 藤田嗣治 ブロッホ

153:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1887 折口信夫 荒畑寒村 阿南惟幾 エリオット デュシャン ル・コルビュジエ 蒋介石
1888 九鬼周造 菊池寛 梅原龍三郎 デ・キリコ
1889 和辻哲郎 内田百間 石原完爾 木戸幸一 井上成美 ヒトラー ハイデッガー ウィトゲンシュタイン コクトー チャップリン
1890 ラング ドゴール
1891 岸田劉生 近衛文麿 ミラー ブルガーコフ グラムシ エルンスト 
1892 芥川龍之介 佐藤春夫 堀口大學 ベンヤミン ルビッチ フランコ
1893 毛沢東 マヤコフスキー
1894 福本和夫 徳田球一 西脇順三郎 セリーヌ フォード ルノワール
1895 バフチン ユンガー キートン
1896 宮沢賢治 林達夫 岸信介 ブルトン アルトー フィッツジェラルド ホークス
1897 三木清 宇野弘蔵 フォークナー バタイユ ゲッペルス
1898 横光利一 溝口健二 ブレヒト エイゼンシュタイン マグリット 周恩来
1899 川端康成 石川淳 島田清次郎 ボルヘス ナボコフ ヘミングウェイ ヒッチコック
1900 戸坂潤 中井正一 稲垣足穂 ブニュエル

154:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1901 昭和天皇 青山二郎 佐藤栄作 ラカン ジャコメッティ ディズニー ディートリッヒ
1902 小林秀雄 中野重治 蔵原惟人 河上徹太郎 白洲次郎 辻政信
1903 小林多喜二 小津安二郎 瀧口修造 アドルノ ノイマン ロスコ
1904 蓮田善明 ゴンブロヴィッチ ダリ デ・クーニング
1905 成瀬巳喜男 磯部浅一 安藤輝三 福田赳夫 サルトル クロソウスキー カネッティ ニューマン ショスタコーヴィッチ
1906 坂口安吾 朝永振一郎 ベケット レヴィナス ゲーデル ロッセリーニ
1907 中原中也 平野謙 亀井勝一郎 湯川秀樹 三木武夫 アーレント ブランショ オーデン シャール
1908 宮本顕治 ボーヴォワール メルロ=ポンティ レヴィ=ストロース クワイン バルテュス メシアン カラヤン
1909 太宰治 大岡昇平 花田清輝 埴谷雄高 淀川長治 ベーコン グリンバーグ
1910 保田與重郎 黒澤明 白洲正子 竹内好 久野収 大平正芳 ジュネ
1911 中村光夫 椎名麟三 岡本太郎
1912 武田泰淳 吉田健一 ダレル ポロック ケージ
1913 織田作之助 吉田秀和 丹下健三 カミュ シモン

155:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
>>152-154

こんなふうに大きい紙に図や表にして、腕組んで眺めるのは楽しいですね
『濹東綺譚』と『旅愁』は同時期の新聞小説だが ふたりの作者は20歳も離れていたのか

156:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1914 丸山真男 井筒俊彦 バロウズ デュラス
1915 野間宏 小島信夫 梅崎春生 バルト
1917 島尾敏雄 ケネディ
1918 中村真一郎 福永武彦 田中角栄 中曽根康弘 アルチュセール バーンスタイン
1919 大西巨人 加藤周一 吉岡実 ド・マン
1920 安岡章太郎 鮎川信夫 川上哲治 ツェラン アシモフ ブラッドベリ フェリーニ
1921 庄野潤三 大森荘蔵
1922 鶴見俊輔 水木しげる ロブ=グリエ ケルアック クセナキス
1923 遠藤周作 
1924 吉本隆明 安部公房 吉行淳之介 力道山 竹下登 カポーティ ノーノ
1925 三島由紀夫 野中広務 渡邊恒雄 ドゥルーズ ラウシェンバーグ ブーレーズ サッチャー マルコムX
1926 フーコー ギンズバーグ ビュトール ベジャール エリザベス女王 カストロ
1927 黒田寛一 グラス
1928 手塚治虫 今井俊満 澁澤龍彦 森毅 ウォーホル ジャッド ガルシア=マルケス ディック シュトックハウゼン チェゲバラ
1929 草間彌生 アラファト
1930 武満徹 デリダ ゴダール イーストウッド ガタリ バース ジョーンズ
1931 山口昌男 磯崎新 谷川俊太郎 入沢康夫 バーセルミ ゴルバチョフ

157:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
いやー面白いね。
荷風たちが日本版自然主義やってた時西欧の同世代は20世紀モダニズムの担い手になるというズレね。

158:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>157
それがそんなに面白いかね?
そのレベルの粗い図式でものごとを見ても一つも面白くないだろうに。
まあ、ここまで大雑把な思考回路だとしょうがないのかもなあ。

159:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>158
Vous avez raison, je suis d'accord avec vous.

160:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>158
まあそこまで言わんでも。 ゴシップ的に見て楽しめるじゃない
労を多とス と言ってるんだよ157は

161:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
荷風より30歳くらい下の中村光夫あたりの世代には荷風は古風なエロ作家ってイメージだったみたいだね。

162:吾輩は名無しである
13/07/12 NY:AN:NY.AN .net
>>161
根拠は?
中村ひとりが、何かの機会に一度そう言ったとか書いたとかいう話じゃねえだろうな。

163:吾輩は名無しである
13/07/13 NY:AN:NY.AN .net
>>158>>162は同一人物?

164:吾輩は名無しである
13/07/14 NY:AN:NY.AN .net
>>161
そのような発言してる
「(濹東綺譚によって)それまでは荷風をやや古風なエロ小説作家ぐらいにしか思っていなかった
知識階級が、彼を反俗の英雄と見るようになったのは、この小説がきっかけです」
ー中村光夫『今はむかし』

165:吾輩は名無しである
13/07/16 NY:AN:NY.AN .net
つまり、中村がそう書いてるってだけのことだな。

166:吾輩は名無しである
13/08/19 NY:AN:NY.AN .net
文人荷風抄 高橋英夫 
おもしろかった。

167:吾輩は名無しである
13/09/03 11:07:50.07 .net
>>166

具体的にはどんなところ? マジだったら、図書館のリクエストやめて、買うw

168:吾輩は名無しである
13/09/03 13:03:32.94 .net
>>167
買ったらええやん、と思って調べてみたら結構お高いのね

169:吾輩は名無しである
13/09/03 17:53:19.71 .net
お歌さんのその後も知りたいな

170:吾輩は名無しである
13/09/03 19:15:08.31 .net
中村光夫が三島由紀夫に舐められてたことは事実だな。
たいした人じゃないよ。

171:吾輩は名無しである
13/09/05 14:52:26.45 .net
>>169

お歌さんは素人やろう

172:吾輩は名無しである
13/09/05 15:18:46.37 .net
歌さんは写真見る限りではかなり綺麗だよな。説明だとそんなでもないけど。

173:吾輩は名無しである
13/09/07 07:10:31.78 .net
大学の国語で、震災か戦災かで荷風が家から避難して、
振り返ると家の辺りから凄い火の粉が上がり、
これ何々閣万巻の書籍が燃え落ちたならん。
とがいう下りを憶えているんだけど、断腸亭を読むと、
結局親父の家も本も売って築地に移っちゃうんだよね。断腸亭日乗も
戦前で終わってるし。

結局あのくだりは震災なのか、だとするとどの本に震災のくだり
が書かれているのか、おしえてください。

174:吾輩は名無しである
13/09/07 16:07:02.34 .net
東京大空襲の有名な件ざんす

175:吾輩は名無しである
13/09/08 00:13:23.02 .net
どの本に出てくるシーンですか?

176:吾輩は名無しである
13/09/08 01:32:02.23 .net
御免、ググってみた。その後偏奇館って所に移ってまた執筆資料を積み上げるんだね。しかも断腸亭日乗はまだ書き続けているし。俺のKindleの青空文庫版断腸亭日乗は尻切れとんぼだ。

177:吾輩は名無しである
13/09/08 17:24:23.29 .net
>>173

今、その日(昭和20年3月9日)の断腸亭日乗を展示してるよ
見て来た。    ーー於市川文学ミュージアム 

178:吾輩は名無しである
13/09/09 07:49:24.68 .net
父の旧宅と書籍道具類を処分した時、その前に床下に母が隠していた
父の上海からの道具類はどうしたんだろ。
これも金に替えたのかな。

179:吾輩は名無しである
13/09/09 12:27:49.65 .net
>>177
俺も先日行ったけど、
葬式の映像や盗撮されてる写真とかあってビックリしたわ

180:吾輩は名無しである
13/09/10 05:13:15.49 .net
荷風の病気って何だったの?
休学して学業から離れるきっかけとなり、
老年まで彼を悩ました宿痾とは?
ウィキペの記事には「病気」としかかいてないんだよ、けしからん。

今、「永井荷風はこれだけ読め!」って選集を買って日乗の続きを読んでる。

181:吾輩は名無しである
13/09/11 16:15:32.30 .net
荷風の親って郵船だろう・・・郵船の会社の子供って結構優秀なのも多いよな。
こないだ、ど忘れしたが、アイドルの女の子も親が郵船とかいってたな

182:吾輩は名無しである
13/09/14 22:03:59.56 .net
戦間期にロシア舞踊の興行をみて、
ロシア料理店に行ったら舞踏の一行が来ていて、
言葉の通じないのを残念がっていたが、
中に貴族崩れが一人でもいたら
フランス語で会話ができたんじゃないのかな。

183:吾輩は名無しである
13/11/05 19:02:11.12 .net
>>173>>176
ちょっと時系列が混乱している。
大正9年に築地から麻布の洋館、偏奇館に移転。
「すべて洋風に生活致したく・・・」の記載あり
(実際に毎朝必ず「ショコラ」(ホットココア)を飲むのが習慣)
関東大震災では無事。
東京大空襲で偏奇館が焼失
友人の作曲家・菅原明朗とソプラノの永井智子(事実婚)のアパルトマンに
転がり込むが、菅原邸も直後に空襲で焼失
菅原の故郷である瀬戸内に疎開し、岡山で終戦
「必ず3人一緒に東京に戻ろう」と言っていたのに、
村田武雄(音楽評論家)から1枚余分に切符が手に入ったと知らされ、
一人だけ勝手に帰ったので、菅原とは数年間気まずくなる。
最初は親戚の清元の家元の家に住むが、ここでもケンカ。
結局、借家→持家(共に市川市)に一人で済むことになる。

184:吾輩は名無しである
13/11/08 00:42:45.87 .net
本当に身体で理解するためには、やはりワーグナーとドビュッシーを聴き込まなければ。

185:吾輩は名無しである
13/11/08 21:08:11.38 .net
ふらんす物語は持っているが歓楽は全集じゃないと読めないのかな

186:吾輩は名無しである
13/11/11 20:56:25.95 .net
荷風で注目すべき点は、父親と祖父が文学的な人物だったということだな。
父親はよく知られた漢詩人の一人で、後半生は日本郵船の横浜支店長、上海支店長を歴任した人だ。
その意味で当時の財界・実業界の有力な人物の一人でもあったわけだ。
母親は鷲津毅堂という江戸時代末期のたいへんよく知られた詩人の娘で、
祖父と父親が、かなり知られた漢詩人だったということになる。
親父が偉いと息子はぐれるではないが、父親に対して自分自身の個性を対立させようとするには
経済力では問題にならないし、漢詩で競争してもかなわない。
そうなると、父親や祖父と違うということをいうためには、何か彼らのやらなかったことをやらなきゃならない。
それは社会の表だった芸では難しいので、荷風は若い時に落語家に弟子入りして、高座に上がったりなんかした。
それは荷風のその後の生涯に強い影響を持ったと思うな。

187:吾輩は名無しである
13/11/12 13:20:46.25 .net
ほんま、血筋がちがうな・・・高見恭子は荷風の姪にあたるのかな?
三島由紀夫もなんか血筋らしいね

188:吾輩は名無しである
13/11/12 16:43:06.77 .net
これから発禁本読むところ
ようやく手に入れたよ

189:吾輩は名無しである
13/11/13 00:08:09.22 .net
著作権切れたのに吉川英治とかみたいに文庫でどんどん出してくれ
文庫本の断腸亭片手に浅草や永代橋を歩いてみたい
岩波じゃなくていいから摘録じゃなくて完全版で

190:吾輩は名無しである
13/11/14 16:35:49.87 .net
小説永井荷風
小島 政二郎 著

「荷風は大事な一生を誤った」
封印されていた評伝、ついに文庫化。
荷風を熱愛し、「十のうち九までは礼讃の誠を連ねた中に、ホンの一つ」批判を加えたことで終生の恨みをかってしまった作家の傑作評伝。

ちくま文庫定価:1,155円(税込)
刊行日: 2013/11/06

191:吾輩は名無しである
13/11/24 18:25:16.40 .net
歓楽読んだがなんでまた発禁本なのか
わからんわ

192:吾輩は名無しである
13/11/25 14:46:00.55 .net
荷風の若い時から死ぬまで、一貫したところの個人主義的な態度に共感するわ。

193:吾輩は名無しである
13/11/25 15:01:17.27 .net
岩波文庫あたりは粉飾があるので
古い古書を求めることにした

194:吾輩は名無しである
13/11/25 18:08:34.42 .net
古い古書ときたもんだ

195:吾輩は名無しである
13/11/26 20:18:29.86 .net
荷風の文章というのは、晩年の鴎外以後の、漢文の読み下し系統の、
それに日本語が加わって日本風にされた文章の名手というか、
最高の水準に達していると思うので、鴎外以後、その系統の近代日本語の
散文としては、荷風ということになると思う。
そういう文体を作りだしたというか、そういう文体が荷風の文学の魅力になっている。
これは小説でよりも、むしろエッセイ・随筆に強くあらわれていると思う。
たとえば鴎外の直接の影響というのは、晩年いくらか後になってからの荷風の文章には、
自分の事を「わたくし」と表現する。
この「わたくし」というのは鴎外のクセというか、後期の鴎外の文章の特徴の一つだと思う。

196:吾輩は名無しである
13/11/27 16:38:41.24 .net
大江よりは上だね荷風は

197:吾輩は名無しである
13/12/01 11:21:35.27 .net
確かに

198:吾輩は名無しである
13/12/02 10:25:32.89 .net
再発見されてしかるべき作家であるのは間違いない

199:吾輩は名無しである
13/12/02 10:53:33.26 .net
2ちゃんねるにきているのは
頭が悪いけれど知ったかしたい並み以下の負け組でしかない

200:吾輩は名無しである
13/12/02 14:59:17.55 .net
そういうおまえも負け組w

201:吾輩は名無しである
13/12/02 17:25:37.70 .net
荷風はいいよね

202:吾輩は名無しである
13/12/02 17:29:44.68 .net
読む奴がいないということはうれしいことでもある
おれだけ読んでればいい

203:吾輩は名無しである
13/12/02 17:31:15.08 .net
岩波文庫のふらんす物語よんだら
本当の荷風はわからないな

204:吾輩は名無しである
13/12/02 19:44:22.59 .net
「フランス物語」はフランスについて我々に教えるものは何も持っていないと思う。
フランスに関する情報を提供するという意味では傑作でもなんでもないし、
社会文学、あるいは芸術の分析という点でもたいしたものではないと思う。

205:吾輩は名無しである
13/12/03 07:41:36.77 .net
ふらんす物語な

206:吾輩は名無しである
13/12/03 22:50:13.58 .net
ランボーのsensationを「そぞろあるき」と訳すセンスが荷風先生らしい

207:吾輩は名無しである
13/12/05 16:03:46.92 .net
荷風のポルノはさすが当時の警察に目をつけられただけある

208:吾輩は名無しである
13/12/05 16:33:23.43 .net
大江には及ぶべきもない

209:吾輩は名無しである
13/12/05 23:53:12.75 .net
えっ、大江のポルノ???

210:吾輩は名無しである
13/12/06 23:19:51.55 .net
>>190
これ面白かった。
一つ批判したことって何だったのか書いてなかったけど。

211:吾輩は名無しである
13/12/11 21:54:15.57 .net
十中八九批判ばかりで、完膚なきまでに荷風の虚飾をはぎとり、人間性を白日の下に曝した書。
荷風フアン必読の小説。

212:吾輩は名無しである
13/12/12 13:24:46.76 .net
何という小説ですか

213:吾輩は名無しである
13/12/12 17:07:11.18 .net
>>212
>>190

214:吾輩は名無しである
13/12/12 21:34:55.14 .net
賛否半々って感じだったけどな。
3割荷風伝、2割自伝、後の半分が賛否半々の荷風論。

215:吾輩は名無しである
13/12/13 15:34:14.18 .net
荷風なかなかいいねぇ

216:吾輩は名無しである
13/12/13 22:00:46.19 .net
小島の心理を考えるならば、愛情は憎しみに変わるということかな。
荷風論はよく知らないが、荷風文学の美点と欠点もよくついているのではないか。
今は抽象的な文学論ばかり横行して、こういう人物論と文学論が一体化したような
作品はたえてないな。まあ前提の文壇がなくなったからな。

217:吾輩は名無しである
13/12/16 15:20:11.14 .net
荷風の小説はかなりマニアックだよな
これてもかこれでもかと底辺の女たちを描いている

218:吾輩は名無しである
13/12/16 15:22:49.63 .net
りさに読ましてあげたいね

219:吾輩は名無しである
13/12/16 17:41:56.53 .net
>>217
けど肝心な所で逃げてるんじゃないのかってのが>>190の小島の意見。
?東綺譚にしてもいい余韻で終わっているけど、それでいいのかと追求してる。

220:吾輩は名無しである
13/12/16 20:00:48.73 .net
もうその肝心なとこに警察が目を光らせていたわけだからね当時は
濁りそめなんかいい例だよ

221:吾輩は名無しである
13/12/16 22:55:21.30 .net
安岡章太郎や川本三郎なんかもそういうこと言ってるね。
ただ小島の言っているのは表現の自由の問題じゃなくて、
人と深く関わらない荷風のパーソナリティが
小説に深みを与えるのを難しくしてるんじゃないかということ。
小説家ではなくて物語作家だという言い方をしている。

もちろん小島より荷風の方が圧倒的に小説家としての才能があるけども、
小島は荷風の才能を漱石、鴎外、芥川、川端を越えうると評価し、
それにしては才能を十分に開花できてないのではないかという見方をしている。

222:吾輩は名無しである
13/12/17 15:54:54.63 .net
荷風には強烈なルクスがある

223:吾輩は名無しである
13/12/19 16:32:42.58 .net
野心読了
途中妙な文章があったが概ね良好

224:吾輩は名無しである
13/12/20 17:53:26.09 .net
君の言葉は音楽的だ>>222

225:吾輩は名無しである
13/12/22 18:22:12.61 .net
よく考えずに全集版断腸亭日乗の一巻と二巻を買った
漢字がむづかしくてまともに読めぬ
正字正仮名なのは分かってたがここまで読めぬとは…
情けないことこのうえなし

226:吾輩は名無しである
13/12/22 22:08:41.77 .net
荷風全集昭和三十八年版だと十巻もある

227:吾輩は名無しである
13/12/23 00:08:18.91 .net
忘れられた作家だよね荷風は
新潮文庫で一冊、岩波文庫で四、五冊
荷風賞なんてのもないからね

228:225
13/12/23 06:03:55.80 .net
IPhoneに大辞林と旺文社漢字典を入れて
なんとか断腸亭日乗を読む
手書き入力できる漢字典がすこぶる便利だ
実物の漢和辞書よりかなり速く引ける

229:吾輩は名無しである
13/12/23 14:07:04.25 .net
こんなに熱心に読んでくれる読者がいるとは荷風も
あの世で涙を流して喜んでるよw

230:吾輩は名無しである
13/12/23 15:22:51.65 .net
佃煮ひとつとってみても日本人の俗悪性を剔抉せずにはいられない荷風散人であった。
没後公開を前提としているとはいえ、日々の記録にあそこまで容赦ない
時代批判を書き連ねるのはちょっと意地が悪いような気が。

231:吾輩は名無しである
13/12/23 15:26:28.03 .net
遺産や円本で金があったから、自由に批判できる立場を確保できた。
つまり万年野党と同じだ。
偏奇館は焼けたが、隣組から開放されてせいせいしたことだろう。

232:吾輩は名無しである
13/12/24 14:20:30.49 .net
小学校の若い女教師が強姦される場面には唸った。
あれだけの描写が出来たら森鴎外から声のひとつもかけられると
いうもの。

233:吾輩は名無しである
13/12/24 16:42:03.50 .net
なんという小説ですか>>232

234:吾輩は名無しである
13/12/26 23:04:47.65 .net
>>233
「地獄の花」(明治35年)

荷風23歳の作品で、これが森鴎外の目に止まったそうです。

235:吾輩は名無しである
13/12/30 11:40:54.45 .net
おりがとう>>234

236:吾輩は名無しである
14/01/01 11:47:36.54 .net
おい、永井荷風がラジオで喋るぞ!
NHK第二
いま谷崎潤一郎が喋ってる、その後に荷風が

237:吾輩は名無しである
14/01/01 12:14:09.16 .net
荷風聴いてる
いい声だな、70過ぎの声らしいけど若い
歯切れもいいし滑舌も 江戸っ子だわ
映画監督やりたいってさ

238:吾輩は名無しである
14/01/01 15:10:29.70 .net
新年あけましておめでとうございます。

ラジオのがした・・・

239: 【大吉】 【1675円】
14/01/01 16:38:03.51 .net
何年か前、これ聴きたくて放送センターまで行ったなあ

240:吾輩は名無しである
14/01/02 08:04:09.46 .net
>>237
遅いよ。

241:吾輩は名無しである
14/01/02 15:50:58.90 .net
荷風は好きですよ

242:吾輩は名無しである
14/01/02 20:50:08.70 .net
荷風の肉声は、岩波の全集で聞けるようになった。
去年か一昨年に追加された、補巻に付いているCDで。
図書館で借りられるやろ。

243:吾輩は名無しである
14/01/04 06:47:40.44 .net
>>242
岩波の全集によると、聞き手は嶋中鵬二氏になってるけど、
先日の放送では別人の名前だった。

244:吾輩は名無しである
14/01/05 22:34:56.21 .net
>>243
文藝春秋の池島信平氏だと言ってた。

245:吾輩は名無しである
14/01/09 15:40:05.58 .net
芝居を「しばや」と言ってるね 
むかしそういう老人がよくいた
カッフェの食べもンのはなしも面白かった

246:吾輩は名無しである
14/01/10 14:33:46.01 .net
大学時代に仲よくなった東京出身の人が「どうする?」を
「どうするい」というのを聞いて、なんかうれしくなったのを
覚えている。

247:吾輩は名無しである
14/01/17 16:51:38.16 .net
ふらんす物語ではあれだけ日本には帰りたくない、日本は嫌だって言ってたのに
江戸芸術論では文明開化で日本の芸術が滅びていくと嘆いていて面白い

248:吾輩は名無しである
14/03/29 23:15:20.65 .net
朝鮮研究の古田博司が
何故韓国(と中国)には永井荷風が生まれなかったのだろう?と疑問を呈していたが、
どうしてなんだろうね

249:吾輩は名無しである
14/05/09 18:18:37.34 .net
断腸亭日乗の関係した女をならべた下りではたと合点。
この程度の奴が文学を云々していた大正昭和の文芸界の下劣さw

250:吾輩は名無しである
14/05/09 18:19:24.95 .net
断腸亭日乗の関係した女をならべた下りではたと合点。
この程度の奴が文学を云々していた大正昭和の文芸界の下劣さw

251:吾輩は名無しである
14/05/09 21:47:41.13 .net
紅旗兵(旗本)の末裔で生粋の老北京人(北京っ子)である老舎は
中国のディケンズとまで言われたのだけど、
荷風のように花街の人間に反権力の志を仮託するようなことはしない。

日本は初期民権運動で博徒が花柳界と組んだので力があるように錯覚されるだけで、
一般に花街の人間は権力に組み敷かれるだけの立場に過ぎない。

252:吾輩は名無しである
14/05/11 13:49:48.30 .net
>>251 ってーことは、老舎は満州人?

253:吾輩は名無しである
14/05/11 16:51:08.77 .net
文体がやはり古臭いよね

254:吾輩は名無しである
14/05/16 18:52:00.24 .net
荷風は文学の本質から逃げを打った人生を終わっただけ

255:吾輩は名無しである
14/06/02 19:26:53.36 .net
ちょっと珍しい題材を得てそれのみで一生をおわった。鴎外先生
の気紛れのおかげで文名を得た。てなとこかな。

256:吾輩は名無しである
14/06/03 11:14:54.05 .net
初期の題材は家庭環境から得た職によるものだけど、
晩年の題材は自らの足で探したものと評価できる。

257:吾輩は名無しである
14/07/06 03:09:10.56 .net
全然楽しそうでない生き方だな

258:吾輩は名無しである
14/07/12 15:19:37.56 .net
荷風からsexと食い物と乗り物を除いたらなにが残る?

259:吾輩は名無しである
14/07/13 06:34:06.30 .net
文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。

260:吾輩は名無しである
14/07/13 12:26:19.28 .net
描写がすべてなんだからそれでいいんです小説は>>258

261:吾輩は名無しである
14/07/13 19:36:31.51 .net
>>260鴎外先生の史伝は小説なりや?

262:吾輩は名無しである
14/07/16 23:05:34.03 .net
俗物荷風 政府政治家を批判しながら、糞役人の選考する
文化勲章を喜んで「拝受」 金に汚い偏奇館主人は文化功労年金が
欲しかったのだろう
文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。

263:吾輩は名無しである
14/07/17 08:08:09.41 .net
>>258
口の臭いじじい

でも作品は好きさ☆

「葛飾情話」どっかで上演してくれないか

264:吾輩は名無しである
14/08/25 00:12:44.15 .net
アリゾナってアメリカ料理の店ですか?

265:吾輩は名無しである
14/09/09 22:10:02.20 .net
偏奇館は一見化物屋敷の如く荒れ、ガラスを通して見ゆるカーテンもボロボロになつてゐ、人が住んでゐるとは見えず、門の呼鈴の破壊せるものを
押してみたれども応答なし、瓦を飛び飛びに敷きたるを踏んで勝手口に至りガラス障子を開けば荷風先生台所に腰かけて食事中なり


谷崎潤一郎『疎開日記』

266:吾輩は名無しである
14/09/14 02:33:36.70 .net
荷風さんは今で言えばゴミ屋敷系の人ですな

267:吾輩は名無しである
14/09/14 15:13:51.43 .net
永井荷風と志賀直哉はともに超過大評価された文豪だろが。
異論は認めない!

268:吾輩は名無しである
14/09/14 15:19:40.03 .net
荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。

269:吾輩は名無しである
14/09/14 16:25:48.72 .net
荷風は雨の描写が素晴らしい

270:吾輩は名無しである
14/09/19 01:01:45.45 .net
>>266
きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。
>>265
疎開日記からだぞ! 

271:吾輩は名無しである
14/09/19 01:11:19.55 .net
>>270
>きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。

嘘つけw

272:吾輩は名無しである
14/09/19 22:52:26.58 .net
こういう生活は、もし彼が貧乏で必要にせまられておくっているのだったら、惨めないたましい感じをあたえたでしょうが、
これがまったく金持ちの酔興である点に、少なくとも世間の常識からは、そう思うほかないところに、ある救いと愛敬がありました。


しかし、こういう乞食の住居のような部屋に着古しの背広で坐っていても、長身の荷風の姿勢には、どことなく優雅なところがありました。
ことに上半身をやや反らして、片手で髪をなであげる動作をするときなど、驚くほど若々しく見えました。


中村光夫「人と文学」

273:吾輩は名無しである
14/09/28 23:36:48.54 .net
お父上は明らかに薩長藩閥の側、一番尊敬する森先生は長州の足軽のブレーンなのに自分の出自について太宰みたいにちっとも悩まないところが荷風の素晴らしいところ。

274:吾輩は名無しである
14/09/29 11:42:56.05 .net
年齢もあって共産党麻疹にかかってない。
「申訳」みたいなの書いているくらいで。

275:吾輩は名無しである
14/10/01 19:31:51.05 .net
>>270
まて、「マンドクセ」と家の庭に立ちションする人だぞ!

276:吾輩は名無しである
14/10/01 19:34:08.62 .net
>>253
そら確信犯。
荷風の戯曲を観てみたい。

277:吾輩は名無しである
14/10/01 23:05:07.04 .net
>>268 :吾輩は名無しである:2014/09/14(日) 15:19:40.03 荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。

おまいさん、一葉の日記よんでから言いねえ。

278:吾輩は名無しである
14/10/02 08:19:55.46 .net
>>268
つ「押しも押されもせぬ」
一応文学板だからさ

279:吾輩は名無しである
14/10/02 22:19:20.96 .net
荷風ファンなら梅暦は必読ですか?面白いですか?

280:吾輩は名無しである
14/10/03 22:03:50.98 .net
>>279春水全然おもしろくないね。 ワ印読まずに江戸を語れるか。

281:吾輩は名無しである
14/10/04 07:41:32.27 .net
尾形春水
URLリンク(kzho.net)

282:吾輩は名無しである
14/10/04 11:27:34.57 .net
地獄の花読もうかな

283:吾輩は名無しである
14/10/06 22:30:12.92 .net
>>279
必読だとおもふ ほかに岡鬼太郎も準必読

>>280
わたしシロートだけど、春水の 春色梅暦と春暁八幡かねを版本で讀んだ(十年かけて)
おもしろかった 

284:吾輩は名無しである
14/10/07 09:26:55.74 .net
ここまで腕くらべなし

荷風=日記文学と思ってる連中には受け入れられんのだろうが個人的にはあれこそ傑作だと思うんだが

285:吾輩は名無しである
14/10/11 22:46:39.08 .net
荷風さん震災以後は江戸趣味も諦めて「最新流行」の風俗の観察に専念した感じですね。

286:吾輩は名無しである
14/10/17 18:03:01.30 .net
洒落本大成と名作歌舞伎全集読破した奴いる?

287:吾輩は名無しである
14/10/19 13:47:51.81 .net
「洒落本大成と名作歌舞伎全集」荷風さんとどういふ関係あります?

288:吾輩は名無しである
14/10/21 21:11:01.15 .net
荷風好きでもそこまでディープに江戸文芸にハマる人は少ないんじゃないか。
漢学や漢詩文にハマる人はさらに少ないと思われる。

289:吾輩は名無しである
14/10/24 09:36:13.95 .net
ハマル必要はないかもしれないが、荷風をよむためには、いわゆる和漢洋の
素養はあるほうが望ましいのではなかろうか。英仏語、日本古典文学、漢文……
これだけの素養は今の学校教育ではとても無理。荷風が読まれない原因だろう。
読みたくても読めないのだ。もちろん全部できなくても読める範囲で読めばいいのだけれどもね。
かくいう己は、英語は人並みに辞書を引けば頭と尻尾の区別くらいはできるが、他はからきし駄目。
荷風の日記文学を称揚する人は多いが、「ほんとに読めてんの?」と、下司の勘繰りをしたくなる。
戦後は「SMバー」じゃなっかたストリップ小屋を舞台にした小説があればそれを読みたいね。

290:吾輩は名無しである
14/10/24 13:18:16.07 .net
谷崎、芥川辺りまでの世代と小林秀雄の世代以降で物凄い断絶あるね。
前者は正規のコース以外に漢学の学校に通ったりしたけど後者は国家の正規コースだけ。

291:吾輩は名無しである
14/10/24 21:06:10.75 .net
著名な小説家で、漢文が読めて、漢詩が作れたのは誰だろう。
鴎外、漱石、露伴などは別格として、荷風、龍之介くらいか。谷崎や志賀の名前は聞かないしね。
こちらも詳しくないから。
確かに小林秀雄世代以下は漢文学は絶滅したね。その代り、海外文学の理解が深くなった。
小林、弟子筋の中村光夫、福田恒存、大岡昇平。
荷風はやはり巨人だな。和漢洋、どれをとっても一流だ。こういう種族は絶滅したな。

292:吾輩は名無しである
14/10/24 21:08:46.08 .net
今思い出した。かろじて衣鉢を継いだのは石川淳か。

293:吾輩は名無しである
14/10/24 21:32:13.69 .net
荷風、谷崎は言文一致より先に古文で日本語に触れた。
小林なんかはもう最初から言文一致文でしょ。

294:吾輩は名無しである
14/10/24 21:57:14.50 .net
著名かどうかはともかく中島敦が最後の世代でしょう。
学生時代に中国文学を専攻していた作家の酒見賢一によれば
司馬遼太郎の漢籍の素養はなかなかのものだったらしいけれど、
詩作はしていないね。

ただまあ、江戸時代に来日した朝鮮通信使の李王への報告によると
日本人も詩作はするのだが韻律が出鱈目だ、ということなので
やはり限界はあるのかもしれない。

295:吾輩は名無しである
14/10/24 22:41:15.07 .net
金貯めて全集買った時は嬉しかったなあ
重くて重くて家まで持って帰るのが大変だった

まだ一巻も読み終えてないけど

296:吾輩は名無しである
14/10/24 23:14:49.48 .net
今の時代、荷風を読むなんて最高の知的贅沢だぜ。

297:吾輩は名無しである
14/10/25 15:26:31.57 .net
小林の故郷を失った文学てのは江戸以来の教養を失ったということなんでしょう

298:吾輩は名無しである
14/10/25 16:47:13.38 .net
荷風は文体が古くなりつつある

299:吾輩は名無しである
14/10/25 18:45:29.80 .net
ま、玄人女あひてばかりで恋愛経験のなき変人ってことで手をうちませう。

300:吾輩は名無しである
14/10/25 19:03:15.56 .net
荷風には俳句がある
漱石、龍之介、百間、川上弘美の他に
俳句を書いた小説家はいますか

301:吾輩は名無しである
14/10/25 20:20:07.56 .net
小林恭二

302:吾輩は名無しである
14/10/25 20:27:08.98 .net
>>298

戦後くらいにすでに「古い」と言われていたので、今さら古くなるかな。

>>300

俳句を作るというのは、俳号を持ち句集があることと考えると、
なかなか思い浮かばないが、意外なところでは、江藤淳。句集もあるはず。

303:吾輩は名無しである
14/10/25 20:31:03.88 .net
江藤淳で思い出した、(つまり三田系ということ)
久保田万太郎、小島政次郎、佐藤春夫、なんか作っていそう。

304:吾輩は名無しである
14/10/26 22:01:59.70 .net
漢詩
Wikipedia項目リンク

305:吾輩は名無しである
14/10/26 23:55:10.70 .net
泉鏡花が作ってる
鏡花の俳句は数が少ないんだが評価はわりと高い
「わりと」がつくのは、少々異風だから

306:吾輩は名無しである
14/10/27 09:03:33.48 .net
>>303
作っていそうって、おまえね(笑

307:吾輩は名無しである
14/10/27 13:52:38.04 .net
荷風は渋いですね。ルックスも良いですね。

308:吾輩は名無しである
14/10/27 16:00:17.65 .net
グックスなんかいいもんか。汚い歯抜けジジイだよ。
渋くもない。むさい。

309:吾輩は名無しである
14/10/27 21:48:29.30 .net
>>309
老人を臭いとか、汚いとか言ったらいかんよ。
君もすぐ老人になるのじゃからね。「コレ昔、紅顔の美少年」
それにここは老人の駄弁り場、老人ホームのようなところじゃ。
老人たちが気を悪くするよ。
若いもんが来るようなところじゃない。

310:吾輩は名無しである
14/10/27 22:29:26.65 .net
 七十になる日もだんだん近くなって来た。七十という醜い老人になるまで、わたくしは生きていなければならないのか知ら。そんな年まで生きて
いたくない。といって、今夜眼をつぶって眠れば、それがこの世の終だとなったなら、定めしわたくしは驚くだろう。悲しむだろう。
 生きていたくもなければ、死にたくもない。この思いが毎日毎夜、わたくしの心の中に出没している雲の影である。わたくしの心は暗くもならず
明るくもならず、唯しんみりと黄昏れて行く雪の日の空に似ている。


永井荷風「雪の日」

311:吾輩は名無しである
14/10/28 08:36:17.65 .net
>>309 :吾輩は名無しである:2014/10/27(月) 21:48:29.30 >>309
若者を臭いとか、汚いとか言ったらいかんよ。
君も昔は若者だったのじゃからね。「コレ未来、皺顔の禿老人」
それにここは若者の駄弁り場、保育園のようなところじゃ。
若者たちが気を悪くするよ。
若いもんが来るようなところじゃない。

312:吾輩は名無しである
14/10/28 08:38:33.53 .net
誤  若いもんが来るようなところじゃない。
正 老人が来るようなところじゃない。

313:吾輩は名無しである
14/10/28 08:39:35.59 .net
>>309
そんなことを言っていない。
歯が抜けたら入れ歯を入れろ、年をとって面倒だからとむさい格好をするな、ということ。
荷風の死の直後に石川淳が「敗荷落日」で荷風を批判したのはこのこともあった。

だらが臭いなんて言ったんだい?荷風について歯抜け、むさいと言ったのを
勝手に老人一般のことに敷衍して、臭いとまで言ったのはおまえじゃないか。

314:吾輩は名無しである
14/10/28 12:45:42.74 .net
一葉女史のたけくらべをまねた小説あったな。露伴先生は
どう御批評?

315:吾輩は名無しである
14/10/28 21:47:07.56 .net
福地桜痴
朝寝坊むらく
広津柳浪
森鴎外
上田敏
Ι
永井荷風−井上唖々
Ι
谷崎潤一郎
佐藤春夫
堀口大學
久保田万太郎

316:吾輩は名無しである
14/10/29 22:48:29.76 .net
>>313
石川淳は荷風が大好きだったんだよ
「敗荷落日」で「兄さん、なんで死んじゃったんだ・・」って言ってる

317:吾輩は名無しである
14/10/29 23:26:03.12 .net
坂口安吾 通俗作家 荷風 ―『問はず語り』を中心として―

URLリンク(www.aozora.gr.jp)

318:吾輩は名無しである
14/10/31 13:11:50.84 .net
荷風が生き続けたら渋谷で援交コギャルやヤマンバを追いかけたり秋葉原でAKB劇場通い詰めたりしてたかな。

319:吾輩は名無しである
14/11/01 12:32:12.73 .net
>>318半島から来たプロ女も一緒にいれてくんな

320:吾輩は名無しである
14/11/01 16:47:40.21 .net
こきたない生活していたみたいですよ
写真なんか見ると

321:吾輩は名無しである
14/11/02 08:54:13.81 .net
週刊現代に荷風の手紙が載ってる

322:吾輩は名無しである
14/11/03 13:49:29.07 .net
江戸を継承したのは斎藤緑雨ー正直正太夫

323:吾輩は名無しである
14/11/03 18:28:32.66 .net
今江戸趣味といっても歌舞伎見て浮世絵見て江戸時代の小説読んで俳句作って・・・

324:吾輩は名無しである
14/11/06 08:21:08.01 .net
「江戸時代の小説」www

325:吾輩は名無しである
14/11/08 11:55:26.18 .net
中村吉蔵、永井荷風の両氏が柳浪の門下だったと云うことになっているが、私が後年父に聞いたところに拠ると、「中村は
ただ家に寄寓していたというだけで、はっきり門下ということになったのは永井一人だ」とのことであった。


「永井は最初からズバ抜けて才能があった。中村は学者に向いたろうが、作家としては永井とは較べものにならなかった」
と後年父は私に話したことがあるし、又荷風という雅号は、永井さんが荷風というのともう一つ何とか云うのと二つ持って
来て選んでくれと云ったので、荷風が字面も好いし、響きもいいので、「それにしたらいいだろう」と云って荷風を選んだ
というようなことも云っていた。



廣津和郎「父広津柳浪のこと」

326:吾輩は名無しである
14/11/09 00:08:52.14 .net
・・中村吉蔵
またマニアックな。
荷風全集にその名は出て来ませんね。ありがとう。

327:吾輩は名無しである
14/11/10 23:41:43.24 .net
今戸心中っていいの?

なんで荷風がハマったのかイマイチわからんかった

328:吾輩は名無しである
14/11/12 15:18:55.04 .net
蓮はハスの全称、荷はハスの花、董はハスの根、レンコン。漢字は
奥が深い。

329:吾輩は名無しである
14/11/15 10:40:19.86 .net
漢学、漢詩文なんてどこからどう勉強するのか見当がつかない

330:吾輩は名無しである
14/11/15 16:39:29.81 .net
荷風の俳句も悪くない

331:吾輩は名無しである
14/11/17 20:06:31.89 .net
どないにいうても俳諧は荷風より蕉風でんな

332:吾輩は名無しである
14/11/22 12:10:45.38 .net
蕉風は別格
荷風は談林風かな
荷風が序文を書いてる『江戸庵句集』なんていい味だしてる

333:吾輩は名無しである
14/11/22 17:30:23.14 .net
荷風は文体が古い

334:吾輩は名無しである
14/11/22 18:35:43.07 .net
せやけど談林といえば西鶴にきまっとるがな、あとはどうでも
よろし

335:吾輩は名無しである
14/11/25 08:28:31.52 .net
鴎外の「阿部一族」は武士道の非合理を描いた傑作ですがじつは、西鶴の 
「武道伝来記」のほうが題材豊富で文学的価値が高い。

336:名無し募集中。。。
14/11/25 08:50:16.85 .net
つゆのあとさき
良かった
荷風は女を知ってるから上手い

337:吾輩は名無しである
14/11/27 18:49:45.04 .net
女を知っているという奴ほど女を知らない。異性は性交だけでは
解らないよ。

338:吾輩は名無しである
14/11/27 21:00:49.17 .net
荷風のおすすめはなんですか

339:吾輩は名無しである
14/11/28 08:21:33.08 .net
ないね

340:吾輩は名無しである
14/11/28 09:41:13.41 .net
>>338
好み、教養、年齢、性別等がわからないと、答えられないね。

341:吾輩は名無しである
14/11/28 09:46:45.81 .net
>>337
異性は性交だけでは解らない、なんていうやつほど女をしらない。

342:吾輩は名無しである
14/11/28 15:02:09.61 .net
荷風って相当の女と性行を成功した(おもろいやろが)みたいだが、
荷風って二枚目なのか?
なんか口から顎までが奇妙な長さなんだが。

343:吾輩は名無しである
14/11/28 15:41:35.64 .net
>>340かわいいね

344:吾輩は名無しである
14/11/28 19:20:20.46 .net
>>341おめ〜まだだなwww

345:吾輩は名無しである
14/11/29 23:16:08.11 .net
>>342
商売女ばっかりじゃないか。

346:吾輩は名無しである
14/11/30 07:21:35.69 .net
特殊な世界の女を描いた。世間一般の女は知らない。
「女を知る」とはいえんね。

347:吾輩は名無しである
14/11/30 09:46:22.11 .net
金にものを言わせて犯しまくっていたのでしょうね

348:吾輩は名無しである
14/11/30 09:56:53.23 .net
そういう商売の人を買うのを「犯しまくる」て言うのかな

349:吾輩は名無しである
14/11/30 10:23:42.84 .net
荷風は素人童貞だったのか。
処女とやったことはなかったんだな。

350:吾輩は名無しである
14/12/01 00:36:17.54 .net
仏蘭西人の女中だった女を雇った次の夜、
ためしにちょっと誘ったら、嬉々として応じた(断腸亭日常)

ここんとこいいね

351:吾輩は名無しである
14/12/01 15:42:05.33 .net
>>350
それ何年何月の記述ですか?おちえて。

352:吾輩は名無しである
14/12/01 21:16:52.65 .net
>>351
日乗の昭和10年11月24日だ

さらに
12月7日 下女正江風邪ひきたりとてガーゼの寝衣に赤き細帯しどけなく床の中にて寝てゐたり。
12月27日 (略)下女正江を捕へて倶に入浴す。

353:名無し募集中。。。
14/12/02 01:12:09.04 .net
>>346
世間一般の女だよ

354:吾輩は名無しである
14/12/03 12:35:14.52 .net
荷風は日記を公開を前提に書いていたふしがある。したがって、
内容はすべて真実とはいいがたいね。

355:吾輩は名無しである
14/12/03 18:15:45.15 .net
かなりふくらましていただろうな。

356:吾輩は名無しである
14/12/04 15:56:39.11 .net
いやらしい不潔低俗満載。 清長、歌麿、などのワ印のほうが
格上。

357:吾輩は名無しである
14/12/05 08:10:22.23 .net
>>353 :名無し募集中。。。:2014/12/02(火) 01:12:09.04 >>346
世間一般の女だよ

>おまえにとってはなw

358:吾輩は名無しである
14/12/05 10:19:45.33 .net
>>357
コピペの仕方は変だし
引用符つける場所は変だし…

個人的には荷風が知ってる女が春をひさぐ人だけだろうと一般人も含めてだろうとどっちでもいい

359:吾輩は名無しである
14/12/05 17:44:18.83 .net
私家版腕くらべ読んだ!もうどれも私家版なのかな?分からんが。
古い日本文学全集を昔買ってそれに収録されていたのだけれど、駒代が最後にああなって良かったなぁ。次はつゆのあとさき読む!

360:吾輩は名無しである
14/12/05 18:43:24.38 .net
359 名前:吾輩は名無しである :2014/12/05(金) 10:19:45.33 >>357
コピペの仕方は変だし
引用符つける場所は変だし…

個人的には荷風が知ってる女が春をひさぐ人だけだろうと一般人も含めてだろうとどっちでもいい

>おまえにとってはなw

361:吾輩は名無しである
14/12/06 14:02:30.90 .net
結局ここにいるのは女を知りたいやつばかり。
同じ人間なんだから荷風読んでればだいたいわかるはずだ。

362:吾輩は名無しである
14/12/06 18:46:36.44 .net
>>361 :吾輩は名無しである:2014/12/06(土) 14:02:30.90 結局ここにいるのは女を知りたいやつばかり。
同じ人間なんだから荷風読んでればだいたいわかるはずだ。

>おまえだけはなw

363:吾輩は名無しである
14/12/06 19:31:05.06 .net
>>361
女を知りたいやつ「ばかり」ってことはないんじゃないかな
私別に女知りたいと思わないしw

364:吾輩は名無しである
14/12/09 09:59:13.64 .net
荷風って確か2度離婚しているんだよな?
それからさすがに結婚がめんどくさくなって、
やり逃げできるような都合のいい女ばっか食うことにシフトしたんだろう。

365:吾輩は名無しである
14/12/09 12:00:09.82 .net
  ↑
てめええのゲス根性をあてはめてるブタ野郎

366:吾輩は名無しである
14/12/09 12:17:13.12 .net
いやある意味当たってるよ。
ゲスで冷酷なところも荷風の魅力でしょうw

367:吾輩は名無しである
14/12/09 12:50:11.77 .net
>>365
図星だったな。
オマエ異常に興奮してんじゃんかw

368:吾輩は名無しである
14/12/09 12:52:49.32 .net
離婚を2度以上するやつは言い訳は無用。
谷崎も離婚は2回だったっけ?3回だったかしらん。興味ねーけど。
でも最後が松子さんでよかったね。

369:吾輩は名無しである
14/12/09 20:40:54.30 .net
荷風のゲス野郎振りを楽しめなくてよく荷風ファンやれるなw

まあ叙情的な小説のみ好きってならありえるが

370:吾輩は名無しである
14/12/10 11:26:22.18 .net
ブサ男のいやったらしさみたいなものはありますね

371:吾輩は名無しである
14/12/10 13:09:21.01 .net
荷風先生のとびきりのクズエピソード教えてください

372:吾輩は名無しである
14/12/10 15:27:37.64 .net
永井のスピノザ、ニーチェ論、ブランショのマラルメ、
リルケのマルテ、
日記はミシェルレリス。
政治哲学文はバタイユ、
クリステヴァ、アンネフランク、ハーレント、ボーボワール、
カミーユクローデル シモーヌ ヴェイユ
あたりがハイレベル。
ブレヒト、リオタール、ベケット、もなかなか。
カフカ、ボルヘスなんてとこは大学でやったが、フロイト
も重要。
神話文学、形而上のものをあつかう文学、民俗、考古文学
、表象文学などもいい。

373:吾輩は名無しである
14/12/10 18:19:28.21 .net
作家の家だったかなんだかに
きたない茶の間写真で載ってた

374:吾輩は名無しである
14/12/10 19:11:58.73 .net
三味線の師匠の家に居候しながら三味線が鳴りだすと怒ってたんだっけ

375:吾輩は名無しである
14/12/11 07:29:59.56 .net
しかし最近の高齢者って元気だよな。
荷風の最晩年て抜け殻とか燃えカスとしか言いようがない感じなのに。

376:吾輩は名無しである
14/12/15 07:31:15.93 .net
やはり荷風の主要な敵は大日本帝国とか薩長藩閥だったんだろうな。
終戦で敵は自壊して張り合いがなくなったんじゃないか。

377:吾輩は名無しである
14/12/15 09:17:26.23 .net
荷風全身から漏れる臭いにおいがたまらんという奴が集まるスレ
はここか? 朝鮮人どもw

378:吾輩は名無しである
15/01/02 15:32:17.98 .net
1日、日本各地の神社は大勢の参拝客で賑わいを見せた。元日に神社を参拝して福を祈願する「初詣」という風習だ。ほとんど全ての職場で
3日間の休暇が与えられ、長いところでは8−9日間休むケースもある。家庭では魚、エビ、豆など幾つかの材料で作った「お節料理」を重箱に
詰め、連休中はずっとそれを食べる。郵便局には、年賀状が山のように押し寄せる。

日本人は、このように太陽暦の正月に休みを取り、旧正月は別に祝うことはない。旧正月のことを、中国では「春節」、韓国では「節日」と呼び、
いずれも最大の名節とみなしているのとは異なる。日本は、漢字文化圏の国の中では唯一、「月」の流れには従わない国なのだ。

もともとは日本も陰暦で正月を祝っていた。しかし明治維新を境に変化を迎えた。1872年、明治政府は近代化を名目として西洋式の太陽暦を
採択し、陰暦の名節に休むことを禁じた。そのかわりに太陽暦の元日を名節にした。国民の時間の観念を西欧式に変えるため、1年の始まり
を太陽暦で祝うようにしたわけだ。太陽暦の元日が定着するまで数十年掛かったものの、明治政府は太陽暦を使用し続けた。日本がほかの
漢字文化圏の国々よりも早く農業経済社会から抜け出し、近代化を実現していく中で、陰暦の概念はほぼ姿を消した。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

ソース:朝鮮日報 2015/01/02 08:27
URLリンク(www.chosunonline.com)

379:吾輩は名無しである
15/01/03 13:23:45.58 .net
>>378朝鮮が漢字文化圏? 漢字を捨てて、同音異議に苦しむ
馬鹿半人間の朝鮮猿人どもw

380:吾輩は名無しである
15/01/03 21:39:20.93 .net
2014年のパリ
URLリンク(www.youtube.com)

ベルエポックのパリとの違いに荷風先生も驚愕するかしら

381:吾輩は名無しである
15/01/03 21:56:19.38 .net
「ベルエポックのパリ」も現代に劣らず「狂騒の時代」で、荷風先生は
案外喜んだのではないかしら。

382:吾輩は名無しである
15/01/04 01:52:00.30 .net
荷風先生のストリップ通いなんてアイドルの追っかけの走りみたいなもんだよね


次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

50日前に更新/167 KB
担当:undef