【散歩】永井荷風【踊子】 at BOOK
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50:吾輩は名無しである
11/11/07 19:31:41.04 .net
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51:吾輩は名無しである
11/11/08 11:35:09.73 .net
クロワッサン食いながらショコラ飲みたい
酒肆 太牙楼 登りたいw

52:吾輩は名無しである
11/11/09 22:43:01.48 .net
>>47〜49
劣等生は知らないだろうが、評論として、新帰朝者日記はよくとられていたよ。
現代国語の勉強もしつかりしておくべきものだな

53:吾輩は名無しである
11/11/11 15:54:51.28 .net
荷風の醍醐味はやっぱ、日記でしょ

54:吾輩は名無しである
11/11/19 00:18:19.01 .net
最初の妻のヨネって離婚されたあとどうなったんだろう。

>>45
平成生まれだけど荷風は教科書には出てなかったな。
ただ便覧には載ってたし文学史で習う。


55:吾輩は名無しである
11/11/19 02:03:22.06 .net
荷風が再発見した西船橋の葛羅の井に行ってきたけど、なんか住宅地の中の小さな祠みたいな感じだな
荷風が生きてた頃はもう少し自然豊かで風情あったんだろうな

56:吾輩は名無しである
11/11/22 15:17:20.09 .net
淫祠というんだな

57:吾輩は名無しである
11/11/29 16:58:34.00 .net
え〜っと、荷風先生のつけは、つけは・・・どこかいなっと

58:吾輩は名無しである
11/12/24 13:22:43.92 .net
「あめりか物語」最初の3遍読みました
さて、どうしたらいいんでしょうか
この陳腐な物語が延々続くような気がするんですが
あと続けて読む価値あるでしょうか。

59:吾輩は名無しである
11/12/24 15:15:05.67 .net
荷風は随筆だけ読めば良いと思います。

60:吾輩は名無しである
11/12/25 12:24:54.14 .net
そうかな?小説好きだな


61:吾輩は名無しである
12/01/07 12:30:04.40 .net
談林風の俳句もいいね

62:吾輩は名無しである
12/01/08 21:45:13.90 .net
戦後のラジオ対談番組の録音を持っているけど、
70歳を超えた荷風先生の声は若々しく、何より日本語に気品と味がある。
楽しそうに昔語りをしているこの録音は何回聴いても飽きない。


63:吾輩は名無しである
12/01/08 21:52:21.48 .net
>>58
折角読み始めたんだから最後まで読みましょう。
俺は「ふらんす物語」の冒頭が好きです。宿屋のおかみが
花をくれる場面が感動的。

小説は「新任知事」の冒頭が映画のシーンを見るようで
美しいです。

64:吾輩は名無しである
12/01/20 16:31:01.19 .net
新任知事って荷風の親戚スジをかいたんでしょ?

65:吾輩は名無しである
12/01/26 12:09:23.82 .net
おかめ笹が大好きです。滑稽小説とご本人は言っておりますが。
荷風散人はおぼっちゃまなのに貧乏人の生活の描写がリアルで
すごいと思います。

女性蔑視とも言われていますが、よるべなき女性が最後にふわっと
救われるような小説の終わり方が多いので、心の底では悲しい境遇の女性に
同情的な人であったような気がします。 女性を小説の単なる美しい飾りの
ように扱わないところが好きです。

66:吾輩は名無しである
12/01/26 15:14:41.12 .net
「ほら、あれが、荷風さんだよ、よ〜く、見て覚えときなさい」
と、浅草で、すれ違った荷風散人を指差して息子に教えていた、母親

小沢昭一サンも、浅草の喫茶店でお見かけしたそうなw

67:吾輩は名無しである
12/02/02 18:38:10.46 .net
>>65
そう、女にあたたかい共感を寄せています
断腸亭日乗でいえば

昭和三年二月五日:お歌
『まだ二十を二 ツ三ツ越したる若き身にてありながら、年五十になりてしかも平生病み勝ちなる
余をたよりになし、更に悲しむ様子もなくいつも機嫌よく笑ふて日を送れり』
昭和三年五月六日:小久
『いつぞや二七不動尊境内の稲荷に願懸をなし折鶴千羽奉納せし時のことを語る、初五百ほど
わけなく折りしが残り五百一夜の中に折りつゞけし時両手もつかれ果て眼は泣張らしたるやうになりしと、』
などがいいだなあ

みなさんが断腸亭日乗で好きなところは?


68:吾輩は名無しである
12/02/03 16:38:55.85 .net
昭和二十二年五月初三 
「雨。米人の作りし日本新憲法今日より実施の由。笑ふべし」

69:吾輩は名無しである
12/02/09 13:25:19.41 .net
荷風って、普通に英語とフランス語読めて、話せたんだってね。帰国しても。
やっぱ、天才なんですな

70:吾輩は名無しである
12/02/09 14:19:10.39 .net
そんなことで天才というなら世間は天才だらけになっちゃうよ。

71:吾輩は名無しである
12/02/14 14:58:37.65 .net
荷風の日記に、二村定一やエノケンってでてくるのかい?

72: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo
12/02/14 17:29:11.31 .net
明治の文豪の中で珍しく海外、それもおフランスに留学し、おフランス語が喋れた荷風に対して、
英訳洋書でしか読めず留学体験もない作家たちは嫉妬したのではないか、と言われているがどうだろうか。

73:吾輩は名無しである
12/02/14 22:26:23.60 .net
>>71

をを! 二村定一・・・
「アラビアの唄」「青空」「ミミの歌」「モン・パパ」
わたくし音盤を所有してをります

74:吾輩は名無しである
12/02/17 12:59:56.32 .net
小沢昭一と、二村定一、そして永井荷風・・・う〜ん。なんか
共通するところあるよね〜w

75:吾輩は名無しである
12/02/22 10:20:11.59 .net
>>72
石川啄木が嫉妬丸出しの文章を書いてるよね。

二村定一って古いなあ。たしか「べーちゃん」だったよね。

76:吾輩は名無しである
12/02/22 11:08:07.10 .net
>>71
日記(断腸亭日乗)に出てくるエノケンに関する記述は

昭和9年9月9日
昭和13年8月7日
昭和14年1月29日
昭和18年1月1日、8月13日
昭和19年10月9日

二村定一に関する記述は無し。

77:吾輩は名無しである
12/02/22 13:26:24.83 .net
やっぱ、帰国子女・・・原曲を彼の地で聴いているからかな

78:吾輩は名無しである
12/02/22 15:07:40.06 .net
>>72
フランスに「留学」したんじゃないよ。

79:吾輩は名無しである
12/02/24 11:38:20.37 .net
おフランスのリヨンにある、東京銀行の前身の横浜商工金だったかな・・
と〜ちゃんの、後光で赴任だな

80:吾輩は名無しである
12/04/18 22:46:29.65 .net
もうすぐ命日ですな

81:吾輩は名無しである
12/04/19 15:25:59.91 .net
そうでんな。桜も葉桜でんな。初夏でんな

82:吾輩は名無しである
12/05/25 21:42:42.33 .net
歌劇「葛飾情話」
音源でも演奏でも聴いた人いる?どんな内容だったの?

83:吾輩は名無しである
12/05/26 00:46:11.67 .net
↑水牛顔笑

84:吾輩は名無しである
12/06/20 15:04:41.88 .net
日和下駄の解説本を読んでいる・・・今の東京との比較がおもろいな

85:吾輩は名無しである
12/06/20 15:26:45.28 .net
>>72
荷風は教養人ってだけ。
作家としては三流。

コンプとかあろうはずがない。

86:吾輩は名無しである
12/06/20 19:35:59.89 .net
でも作家に教養って大切だよね。

87:吾輩は名無しである
12/06/26 13:17:09.86 .net
たとえ、ビッグで6億当てても、荷風のような生活は送れないだろう

88:吾輩は名無しである
12/07/13 01:11:20.84 .net
金利で生活できて、江戸文学、英語、フランス語の小説がすらすら読めて、
文語調で翻訳できても、まだ足りないだろうな。

89:吾輩は名無しである
12/07/20 05:45:16.11 .net
?東綺譚

90:吾輩は名無しである
12/07/20 05:45:53.29 .net
草g剛

91:吾輩は名無しである
12/07/27 20:49:39.95 .net
加藤郁乎『俳人荷風』読了ス

92:吾輩は名無しである
12/08/10 10:35:22.06 .net
あれほどラジオ嫌いだった荷風センセ、戦後はちゃっかりラジオの
対談番組に出てる。70歳を超えた老人にしては若々しい声で、本当に
楽しそうに話している。言葉の美しさはたしかにピカイチだ。

93:吾輩は名無しである
12/08/10 10:56:52.97 .net
墨東綺譚を書いた頃の荷風はおそらく相当、神経的に病んでいたろう。
だからこその、冒頭でのラジオ、映画、浪花節などへの中傷と見る。
荷風にとっての娼婦は癒しの効用を持っていたんだな。
中年以降の男が娼婦に癒しを求めるのもキモイがw

94:吾輩は名無しである
12/08/10 13:42:28.73 .net
>>93
おまえの下らないコメントもそうとうキモイよ。まじで。

95:吾輩は名無しである
12/08/10 14:32:55.47 .net
>>94
いや、俺は正しいことを言ったはずだが。


96:吾輩は名無しである
12/08/13 16:36:33.51 .net
>>93
断腸亭読んどけ

97:吾輩は名無しである
12/08/15 19:40:52.72 .net
義理の息子さん、今年亡くなったんだよな・・・
荷風と暮らしたのはあまり良い思い出じゃあ無かったとか。
今日はお盆だし、合掌。

98:吾輩は名無しである
12/08/16 21:45:39.54 .net
無くなったのか
じゃあついに荷風晩年のエロ小説全面解禁来る?

99:吾輩は名無しである
12/08/17 15:59:52.34 .net
>中年以降の男が娼婦に癒しを求めるのもキモイがw

普通だろう

>97

永井久光さん、亡くなったのか。合掌



100:吾輩は名無しである
12/08/17 16:03:07.13 .net
時折、拾い読みしてるんだが、文学板で俺以外に荷風を読める奴は
いないはずw

101:吾輩は名無しである
12/08/20 08:56:58.54 .net
何が言いたいの?w 女郎遊びもプロ並か?

102:吾輩は名無しである
12/08/20 10:58:54.85 .net
たぶん一生懸命辞書引きながらやっとポツポツ拾い読みしている。
こんな難しいのだれも読めっこないよなあ・・・とか思ってるんだろう。

103:吾輩は名無しである
12/08/21 14:11:50.49 .net
ニフウさんの文体でレス書いたら読みこなしたってことでよござんしょ。

104:吾輩は名無しである
12/08/22 15:20:33.43 .net
ざんしょざんしょ、さいざんしょ。おこんばわ

105:吾輩は名無しである
12/08/30 02:52:57.97 .net
永井荷風って難しいところあるの? とてもビジュアル的な描写だし
観念的なことをぐだぐだ書かず、文語的簡潔な文体で的確に冴えた批評眼を用いるだけ。
皮肉な文脈も当代一流の巧さでつい可笑しくなる。小林秀雄の皮肉よりずっと直截。
非常に読みやすい、わかりやすい、しかし上質できっぱりとした作風の作家だと思うが。

106:吾輩は名無しである
12/09/02 06:11:24.31 .net
そのとおりだと思う。
キリスト教を皮肉る文章には笑った。

107:吾輩は名無しである
12/09/11 03:46:16.42 .net
関東大震災の時 東日本大震災の時の石原慎太郎と同じこと言ってたんだねー・

108:吾輩は名無しである
12/09/12 15:25:26.42 .net
>>107

みんなそう思うだろう・・・人心乱れて・・・いまの詐欺集団民主党には
ぴったりだよw

109:吾輩は名無しである
12/09/26 17:32:05.38 .net
荷風をお慕いしておる、小沢昭一さん・・・体調不良らしいね

110:吾輩は名無しである
12/10/20 09:52:24.67 .net
青年時代、「珊瑚集」のなかの「仇敵」を愛唱していました。

わが青春は唯其処此処に照る日の光漏れ落ちし
暴風雨の闇に過ぎざりき
鳴る雷のすさまじさ降る雨のはげしさに
わが庭に落残る紅の果実とても稀なりき

111:吾輩は名無しである
12/10/22 02:56:29.90 .net
>>65同。
金持ちのお似合いドラ夫婦。妻蝶子⇒自分の着物をたたみもせず、
黒い顔に白粉ばかり塗りつけて、小説本ばかり読もうとしている…
って予言者!今だったらこういう女性、あ〜いるよね、だけど。
夫翰⇒昔も今も変わらずいるドラ息子。

112:吾輩は名無しである
12/10/27 13:22:06.85 .net
荷風以外の作家で、濹東綺譚や断腸亭日乗に近い質感の随筆を教えろください
やっぱ陰翳礼讃とか?

113:吾輩は名無しである
12/10/27 13:48:45.95 .net
木村荘八の『東京繁昌記』なんかはちょっと違う?

114:吾輩は名無しである
12/10/30 14:26:34.52 .net
荷風って、やっぱ彼の履歴や、踏み込んだ世界・・・一種他の作家とは
かなり違っているね〜どうよ

115:吾輩は名無しである
12/10/31 13:29:35.62 .net
>>112
むしろ、江戸時代から探せば良いじゃないか。

116:吾輩は名無しである
12/11/01 17:22:58.96 .net
.>>112
『慊堂日暦』などどうでしょうか

117:吾輩は名無しである
12/12/05 08:38:10.32 .net
>>112
荷風の師匠のようなひと。成島柳北じゃだめか?

しかし、きょうびの秋の紅葉荷風散人ならなんというか・・・

118:吾輩は名無しである
12/12/10 14:37:28.92 .net
荷風さん大好きな、小沢正一さんが旅立たれましたよ・・・浅草で、
荷風さんをお見かけしたそうです

119:吾輩は名無しである
12/12/12 13:00:50.12 .net
>>112
柴田宵曲が中々良い。
荷風が誉めた森銑三はどうかね?
俺は読んでないが。

120:吾輩は名無しである
13/01/04 17:52:35.99 .net
荷風好きの人って趣味人を目指しちゃって苛烈な批判精神は受け継がないから全く毒にも薬にもならないつまらない退屈な存在になっちゃうよね。

121:吾輩は名無しである
13/01/05 10:39:54.87 .net
「性同一障害者」がいるように、「国同一性障害者」がいる。荷風の悲劇はフランス人に生まれなかったこと。
荷風の文学はそのねじれより生まれている。

122:吾輩は名無しである
13/02/01 15:34:10.57 .net
>>121

つまり、チョンや支那人が、やたら反日を煽りながら、キッパリと日本で
働いていることかw

123:吾輩は名無しである
13/02/16 01:20:16.15 .net
荷風が当時のフランスに憧れていたのはフランスが負け犬の国だからだよ
荷風自身虚弱体質で当時の社会から求められる人間では無かったし彼自身敗残者であることは認めたく無かったから文化国家であろうとしたフランスに行くことになる

124:吾輩は名無しである
13/02/16 10:07:13.30 .net
若いとき体が弱かったため、長じて工業社会的競争に馴染めなかった
のではないか。(文学で世に出て所詮競争には晒されるが)
荷風の言葉に「懈婦もカミさんになると悍婦になる」というのがある。
癒しのための家の中で悍婦と争うのは苦痛だよね。若いとき荷風を読ん
でおけばよかったと思わぬわけでもない。

125:吾輩は名無しである
13/02/16 14:31:48.23 .net
荷風=おまえら
菊地寛=twitter民

126:吾輩は名無しである
13/02/17 23:36:33.27 .net
傲慢千万な男で『物』として扱える人間としか付き合えなかったんだな
三島由紀夫の受け売りだけど
しかしそういうエピソードには事欠かないよな

127:吾輩は名無しである
13/02/18 00:53:07.04 .net
今ならそう捉えられてもしかたがないが当時は人の命は物や領土より価値が低かったからな

128:吾輩は名無しである
13/02/18 07:46:01.42 .net
人間的なつきあいができなかったという意味だな

129:吾輩は名無しである
13/02/19 00:00:03.13 .net
鴎外なんかも似たとこあんじゃないの?

130:吾輩は名無しである
13/02/20 14:02:44.96 .net
付き合いうんぬんに関しては作品を読めば理由が書いてある

131:吾輩は名無しである
13/02/22 21:05:24.93 .net
『梅雨晴』は44才になった荷風が亡くなった、少年の頃からの親友達を
懐かしむ随筆だが、作者の優しくて無邪気な人柄が現れているように思えて、たちまち荷風を
好きになる人も多いかもな。題名からして青空文庫向きだしw

132:吾輩は名無しである
13/02/23 13:57:57.42 .net
荷風が生きてたら秋葉原のAKB劇場の楽屋に上手いこと入り込み入り浸りになってただろう

133:吾輩は名無しである
13/02/23 14:27:34.95 .net
国策アイドルには惹かれなかっただろうな

134:吾輩は名無しである
13/02/23 16:14:26.60 .net
荷風って今で言えば小林よしのりみたいなもんか

135:吾輩は名無しである
13/02/24 19:12:42.22 .net
リリー・フランキーあたりじゃねーの?

136:吾輩は名無しである
13/02/24 21:37:21.37 .net
最新風俗のストリップの楽屋に入り浸る老作家って当時は相当世間には奇異に見えただろうねぇ。

137:吾輩は名無しである
13/02/26 00:31:15.47 .net
今で言う下田過激みたいな感じか

138:吾輩は名無しである
13/03/11 11:51:34.24 .net
下田とは、家柄も蓄財も、素養も全然荷風方が上だろう

139:吾輩は名無しである
13/03/19 11:56:08.71 .net
荷風さんは不眠症じゃなかったよね・・いいよな

140:吾輩は名無しである
13/03/25 11:12:14.73 .net
午後、午睡・・・とある

141:吾輩は名無しである
13/03/25 17:54:18.78 .net
たまたまこのスレ見つけてきになったから濹東綺譚借りてきてしまった
ふらんす物語も気になったが他にも借りてるのあるし体調崩してるからまた今度

142:吾輩は名無しである
13/04/10 11:19:15.05 .net
もうすぐ命日だな

143:吾輩は名無しである
13/05/21 09:17:38.77 .net
おわったよ

144:吾輩は名無しである
13/05/27 19:42:31.21 .net
維新の橋下さんの発言がマスコミにボロクソ叩かれてるけど
おまえら墨東綺譚読んだことあるんかいと言いたい

145:吾輩は名無しである
13/06/05 11:08:30.13 .net
荷風と橋下?

146:吾輩は名無しである
13/06/21 14:21:44.37 .net
荷風の新たな研究本が出たね・・・読売新聞の日曜版にでていたが・・スマン
切り抜くの忘れて、筆者と、出版社がわからん。教えてくんなませ!

147:吾輩は名無しである
13/06/27 10:19:01.41 .net
>>146
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)

148:吾輩は名無しである
13/06/30 13:22:53.22 .net
1878 有島武郎 寺田寅彦 吉田茂 スターリン
1879 永井荷風 大正天皇
1880 米内光政 永野修身
1881 森田草平 ピカソ
1882 ジョイス ストラビンスキー ルーズベルト
1883 志賀直哉 カフカ シャネル
1884 小宮豊隆 東條英機 山本五十六
1885 武者小路実篤 大杉栄
1886 谷崎潤一郎 萩原朔太郎
1887 折口信夫 荒畑寒村 デュシャン エリオット
1888 九鬼周造
1889 和辻哲郎 石原完爾 木戸幸一 ヒトラー ハイデッガー  ヴィトゲンシュタイン コクトー チャップリン
1890
1891 近衛文麿
1892 芥川龍之介 佐藤春夫 堀口大學
1893
1894 福本和夫

149:吾輩は名無しである
13/06/30 20:43:06.89 .net
1879 永井荷風 ・・・・
1883 ・・・・ カフカ ・・・・

いや〜、おもしろい年表をありがたう

150:吾輩は名無しである
13/06/30 21:41:46.12 .net
大正文士と漱石の弟子と第二次大戦の指導者って同世代なんだよなあ

151:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
シェークスピアとセルバンテスは同じ年に死んだとか、おいらのスペイン語
文法書にでていたが・・・確認はしておらん

152:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1867 夏目漱石 正岡子規 幸田露伴 南方熊楠 大石誠之助
1868 北村透谷 尾崎紅葉 徳富廬花 横山大観 鈴木貫太郎 岡田啓介 ゴーリキー
1869 ジッド マティス
1870 西田幾多郎 鈴木大拙 浜口雄幸 レーニン
1871 幸徳秋水 堺利彦 ヴァレリー プルースト
1872 樋口一葉 島崎藤村 田山花袋 徳田秋声 モンドリアン
1873 泉鏡花 岩野泡鳴 与謝野鉄幹 美濃部達吉
1874 高浜虚子 ホフマンスタール シェーンベルク
1875 柳田國男 リルケ マン グリフィス
1876
1877 ヘッセ
1878 有島武郎 寺田寅彦 与謝野晶子 吉田茂 スターリン マレーヴィチ
1879 永井荷風 寺内寿一 正宗白鳥 大正天皇 アインシュタイン トロツキー クレー
1880 米内光政 永野修身 ムージル チャンドラー
1881 ピカソ 魯迅
1882 斎藤茂吉 ジョイス ウルフ ストラビンスキー ルーズベルト
1883 志賀直哉 高村光太郎 北一輝 カフカ シャネル ケインズ ヴェーベルン ムッソリーニ
1884 小宮豊隆 東條英機 山本五十六
1885 武者小路実篤 大杉栄 パウンド ロレンス ベルク
1886 谷崎潤一郎 石川啄木 萩原朔太郎 藤田嗣治 ブロッホ

153:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1887 折口信夫 荒畑寒村 阿南惟幾 エリオット デュシャン ル・コルビュジエ 蒋介石
1888 九鬼周造 菊池寛 梅原龍三郎 デ・キリコ
1889 和辻哲郎 内田百間 石原完爾 木戸幸一 井上成美 ヒトラー ハイデッガー ウィトゲンシュタイン コクトー チャップリン
1890 ラング ドゴール
1891 岸田劉生 近衛文麿 ミラー ブルガーコフ グラムシ エルンスト 
1892 芥川龍之介 佐藤春夫 堀口大學 ベンヤミン ルビッチ フランコ
1893 毛沢東 マヤコフスキー
1894 福本和夫 徳田球一 西脇順三郎 セリーヌ フォード ルノワール
1895 バフチン ユンガー キートン
1896 宮沢賢治 林達夫 岸信介 ブルトン アルトー フィッツジェラルド ホークス
1897 三木清 宇野弘蔵 フォークナー バタイユ ゲッペルス
1898 横光利一 溝口健二 ブレヒト エイゼンシュタイン マグリット 周恩来
1899 川端康成 石川淳 島田清次郎 ボルヘス ナボコフ ヘミングウェイ ヒッチコック
1900 戸坂潤 中井正一 稲垣足穂 ブニュエル

154:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1901 昭和天皇 青山二郎 佐藤栄作 ラカン ジャコメッティ ディズニー ディートリッヒ
1902 小林秀雄 中野重治 蔵原惟人 河上徹太郎 白洲次郎 辻政信
1903 小林多喜二 小津安二郎 瀧口修造 アドルノ ノイマン ロスコ
1904 蓮田善明 ゴンブロヴィッチ ダリ デ・クーニング
1905 成瀬巳喜男 磯部浅一 安藤輝三 福田赳夫 サルトル クロソウスキー カネッティ ニューマン ショスタコーヴィッチ
1906 坂口安吾 朝永振一郎 ベケット レヴィナス ゲーデル ロッセリーニ
1907 中原中也 平野謙 亀井勝一郎 湯川秀樹 三木武夫 アーレント ブランショ オーデン シャール
1908 宮本顕治 ボーヴォワール メルロ=ポンティ レヴィ=ストロース クワイン バルテュス メシアン カラヤン
1909 太宰治 大岡昇平 花田清輝 埴谷雄高 淀川長治 ベーコン グリンバーグ
1910 保田與重郎 黒澤明 白洲正子 竹内好 久野収 大平正芳 ジュネ
1911 中村光夫 椎名麟三 岡本太郎
1912 武田泰淳 吉田健一 ダレル ポロック ケージ
1913 織田作之助 吉田秀和 丹下健三 カミュ シモン

155:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
>>152-154

こんなふうに大きい紙に図や表にして、腕組んで眺めるのは楽しいですね
『濹東綺譚』と『旅愁』は同時期の新聞小説だが ふたりの作者は20歳も離れていたのか

156:吾輩は名無しである
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
1914 丸山真男 井筒俊彦 バロウズ デュラス
1915 野間宏 小島信夫 梅崎春生 バルト
1917 島尾敏雄 ケネディ
1918 中村真一郎 福永武彦 田中角栄 中曽根康弘 アルチュセール バーンスタイン
1919 大西巨人 加藤周一 吉岡実 ド・マン
1920 安岡章太郎 鮎川信夫 川上哲治 ツェラン アシモフ ブラッドベリ フェリーニ
1921 庄野潤三 大森荘蔵
1922 鶴見俊輔 水木しげる ロブ=グリエ ケルアック クセナキス
1923 遠藤周作 
1924 吉本隆明 安部公房 吉行淳之介 力道山 竹下登 カポーティ ノーノ
1925 三島由紀夫 野中広務 渡邊恒雄 ドゥルーズ ラウシェンバーグ ブーレーズ サッチャー マルコムX
1926 フーコー ギンズバーグ ビュトール ベジャール エリザベス女王 カストロ
1927 黒田寛一 グラス
1928 手塚治虫 今井俊満 澁澤龍彦 森毅 ウォーホル ジャッド ガルシア=マルケス ディック シュトックハウゼン チェゲバラ
1929 草間彌生 アラファト
1930 武満徹 デリダ ゴダール イーストウッド ガタリ バース ジョーンズ
1931 山口昌男 磯崎新 谷川俊太郎 入沢康夫 バーセルミ ゴルバチョフ

157:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
いやー面白いね。
荷風たちが日本版自然主義やってた時西欧の同世代は20世紀モダニズムの担い手になるというズレね。

158:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>157
それがそんなに面白いかね?
そのレベルの粗い図式でものごとを見ても一つも面白くないだろうに。
まあ、ここまで大雑把な思考回路だとしょうがないのかもなあ。

159:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>158
Vous avez raison, je suis d'accord avec vous.

160:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
>>158
まあそこまで言わんでも。 ゴシップ的に見て楽しめるじゃない
労を多とス と言ってるんだよ157は

161:吾輩は名無しである
13/07/11 NY:AN:NY.AN .net
荷風より30歳くらい下の中村光夫あたりの世代には荷風は古風なエロ作家ってイメージだったみたいだね。

162:吾輩は名無しである
13/07/12 NY:AN:NY.AN .net
>>161
根拠は?
中村ひとりが、何かの機会に一度そう言ったとか書いたとかいう話じゃねえだろうな。

163:吾輩は名無しである
13/07/13 NY:AN:NY.AN .net
>>158>>162は同一人物?

164:吾輩は名無しである
13/07/14 NY:AN:NY.AN .net
>>161
そのような発言してる
「(濹東綺譚によって)それまでは荷風をやや古風なエロ小説作家ぐらいにしか思っていなかった
知識階級が、彼を反俗の英雄と見るようになったのは、この小説がきっかけです」
ー中村光夫『今はむかし』

165:吾輩は名無しである
13/07/16 NY:AN:NY.AN .net
つまり、中村がそう書いてるってだけのことだな。

166:吾輩は名無しである
13/08/19 NY:AN:NY.AN .net
文人荷風抄 高橋英夫 
おもしろかった。

167:吾輩は名無しである
13/09/03 11:07:50.07 .net
>>166

具体的にはどんなところ? マジだったら、図書館のリクエストやめて、買うw

168:吾輩は名無しである
13/09/03 13:03:32.94 .net
>>167
買ったらええやん、と思って調べてみたら結構お高いのね

169:吾輩は名無しである
13/09/03 17:53:19.71 .net
お歌さんのその後も知りたいな

170:吾輩は名無しである
13/09/03 19:15:08.31 .net
中村光夫が三島由紀夫に舐められてたことは事実だな。
たいした人じゃないよ。

171:吾輩は名無しである
13/09/05 14:52:26.45 .net
>>169

お歌さんは素人やろう

172:吾輩は名無しである
13/09/05 15:18:46.37 .net
歌さんは写真見る限りではかなり綺麗だよな。説明だとそんなでもないけど。

173:吾輩は名無しである
13/09/07 07:10:31.78 .net
大学の国語で、震災か戦災かで荷風が家から避難して、
振り返ると家の辺りから凄い火の粉が上がり、
これ何々閣万巻の書籍が燃え落ちたならん。
とがいう下りを憶えているんだけど、断腸亭を読むと、
結局親父の家も本も売って築地に移っちゃうんだよね。断腸亭日乗も
戦前で終わってるし。

結局あのくだりは震災なのか、だとするとどの本に震災のくだり
が書かれているのか、おしえてください。

174:吾輩は名無しである
13/09/07 16:07:02.34 .net
東京大空襲の有名な件ざんす

175:吾輩は名無しである
13/09/08 00:13:23.02 .net
どの本に出てくるシーンですか?

176:吾輩は名無しである
13/09/08 01:32:02.23 .net
御免、ググってみた。その後偏奇館って所に移ってまた執筆資料を積み上げるんだね。しかも断腸亭日乗はまだ書き続けているし。俺のKindleの青空文庫版断腸亭日乗は尻切れとんぼだ。

177:吾輩は名無しである
13/09/08 17:24:23.29 .net
>>173

今、その日(昭和20年3月9日)の断腸亭日乗を展示してるよ
見て来た。    ーー於市川文学ミュージアム 

178:吾輩は名無しである
13/09/09 07:49:24.68 .net
父の旧宅と書籍道具類を処分した時、その前に床下に母が隠していた
父の上海からの道具類はどうしたんだろ。
これも金に替えたのかな。

179:吾輩は名無しである
13/09/09 12:27:49.65 .net
>>177
俺も先日行ったけど、
葬式の映像や盗撮されてる写真とかあってビックリしたわ

180:吾輩は名無しである
13/09/10 05:13:15.49 .net
荷風の病気って何だったの?
休学して学業から離れるきっかけとなり、
老年まで彼を悩ました宿痾とは?
ウィキペの記事には「病気」としかかいてないんだよ、けしからん。

今、「永井荷風はこれだけ読め!」って選集を買って日乗の続きを読んでる。

181:吾輩は名無しである
13/09/11 16:15:32.30 .net
荷風の親って郵船だろう・・・郵船の会社の子供って結構優秀なのも多いよな。
こないだ、ど忘れしたが、アイドルの女の子も親が郵船とかいってたな

182:吾輩は名無しである
13/09/14 22:03:59.56 .net
戦間期にロシア舞踊の興行をみて、
ロシア料理店に行ったら舞踏の一行が来ていて、
言葉の通じないのを残念がっていたが、
中に貴族崩れが一人でもいたら
フランス語で会話ができたんじゃないのかな。

183:吾輩は名無しである
13/11/05 19:02:11.12 .net
>>173>>176
ちょっと時系列が混乱している。
大正9年に築地から麻布の洋館、偏奇館に移転。
「すべて洋風に生活致したく・・・」の記載あり
(実際に毎朝必ず「ショコラ」(ホットココア)を飲むのが習慣)
関東大震災では無事。
東京大空襲で偏奇館が焼失
友人の作曲家・菅原明朗とソプラノの永井智子(事実婚)のアパルトマンに
転がり込むが、菅原邸も直後に空襲で焼失
菅原の故郷である瀬戸内に疎開し、岡山で終戦
「必ず3人一緒に東京に戻ろう」と言っていたのに、
村田武雄(音楽評論家)から1枚余分に切符が手に入ったと知らされ、
一人だけ勝手に帰ったので、菅原とは数年間気まずくなる。
最初は親戚の清元の家元の家に住むが、ここでもケンカ。
結局、借家→持家(共に市川市)に一人で済むことになる。

184:吾輩は名無しである
13/11/08 00:42:45.87 .net
本当に身体で理解するためには、やはりワーグナーとドビュッシーを聴き込まなければ。

185:吾輩は名無しである
13/11/08 21:08:11.38 .net
ふらんす物語は持っているが歓楽は全集じゃないと読めないのかな

186:吾輩は名無しである
13/11/11 20:56:25.95 .net
荷風で注目すべき点は、父親と祖父が文学的な人物だったということだな。
父親はよく知られた漢詩人の一人で、後半生は日本郵船の横浜支店長、上海支店長を歴任した人だ。
その意味で当時の財界・実業界の有力な人物の一人でもあったわけだ。
母親は鷲津毅堂という江戸時代末期のたいへんよく知られた詩人の娘で、
祖父と父親が、かなり知られた漢詩人だったということになる。
親父が偉いと息子はぐれるではないが、父親に対して自分自身の個性を対立させようとするには
経済力では問題にならないし、漢詩で競争してもかなわない。
そうなると、父親や祖父と違うということをいうためには、何か彼らのやらなかったことをやらなきゃならない。
それは社会の表だった芸では難しいので、荷風は若い時に落語家に弟子入りして、高座に上がったりなんかした。
それは荷風のその後の生涯に強い影響を持ったと思うな。

187:吾輩は名無しである
13/11/12 13:20:46.25 .net
ほんま、血筋がちがうな・・・高見恭子は荷風の姪にあたるのかな?
三島由紀夫もなんか血筋らしいね

188:吾輩は名無しである
13/11/12 16:43:06.77 .net
これから発禁本読むところ
ようやく手に入れたよ

189:吾輩は名無しである
13/11/13 00:08:09.22 .net
著作権切れたのに吉川英治とかみたいに文庫でどんどん出してくれ
文庫本の断腸亭片手に浅草や永代橋を歩いてみたい
岩波じゃなくていいから摘録じゃなくて完全版で

190:吾輩は名無しである
13/11/14 16:35:49.87 .net
小説永井荷風
小島 政二郎 著

「荷風は大事な一生を誤った」
封印されていた評伝、ついに文庫化。
荷風を熱愛し、「十のうち九までは礼讃の誠を連ねた中に、ホンの一つ」批判を加えたことで終生の恨みをかってしまった作家の傑作評伝。

ちくま文庫定価:1,155円(税込)
刊行日: 2013/11/06

191:吾輩は名無しである
13/11/24 18:25:16.40 .net
歓楽読んだがなんでまた発禁本なのか
わからんわ

192:吾輩は名無しである
13/11/25 14:46:00.55 .net
荷風の若い時から死ぬまで、一貫したところの個人主義的な態度に共感するわ。

193:吾輩は名無しである
13/11/25 15:01:17.27 .net
岩波文庫あたりは粉飾があるので
古い古書を求めることにした

194:吾輩は名無しである
13/11/25 18:08:34.42 .net
古い古書ときたもんだ

195:吾輩は名無しである
13/11/26 20:18:29.86 .net
荷風の文章というのは、晩年の鴎外以後の、漢文の読み下し系統の、
それに日本語が加わって日本風にされた文章の名手というか、
最高の水準に達していると思うので、鴎外以後、その系統の近代日本語の
散文としては、荷風ということになると思う。
そういう文体を作りだしたというか、そういう文体が荷風の文学の魅力になっている。
これは小説でよりも、むしろエッセイ・随筆に強くあらわれていると思う。
たとえば鴎外の直接の影響というのは、晩年いくらか後になってからの荷風の文章には、
自分の事を「わたくし」と表現する。
この「わたくし」というのは鴎外のクセというか、後期の鴎外の文章の特徴の一つだと思う。

196:吾輩は名無しである
13/11/27 16:38:41.24 .net
大江よりは上だね荷風は

197:吾輩は名無しである
13/12/01 11:21:35.27 .net
確かに

198:吾輩は名無しである
13/12/02 10:25:32.89 .net
再発見されてしかるべき作家であるのは間違いない

199:吾輩は名無しである
13/12/02 10:53:33.26 .net
2ちゃんねるにきているのは
頭が悪いけれど知ったかしたい並み以下の負け組でしかない

200:吾輩は名無しである
13/12/02 14:59:17.55 .net
そういうおまえも負け組w

201:吾輩は名無しである
13/12/02 17:25:37.70 .net
荷風はいいよね

202:吾輩は名無しである
13/12/02 17:29:44.68 .net
読む奴がいないということはうれしいことでもある
おれだけ読んでればいい

203:吾輩は名無しである
13/12/02 17:31:15.08 .net
岩波文庫のふらんす物語よんだら
本当の荷風はわからないな

204:吾輩は名無しである
13/12/02 19:44:22.59 .net
「フランス物語」はフランスについて我々に教えるものは何も持っていないと思う。
フランスに関する情報を提供するという意味では傑作でもなんでもないし、
社会文学、あるいは芸術の分析という点でもたいしたものではないと思う。

205:吾輩は名無しである
13/12/03 07:41:36.77 .net
ふらんす物語な

206:吾輩は名無しである
13/12/03 22:50:13.58 .net
ランボーのsensationを「そぞろあるき」と訳すセンスが荷風先生らしい

207:吾輩は名無しである
13/12/05 16:03:46.92 .net
荷風のポルノはさすが当時の警察に目をつけられただけある

208:吾輩は名無しである
13/12/05 16:33:23.43 .net
大江には及ぶべきもない

209:吾輩は名無しである
13/12/05 23:53:12.75 .net
えっ、大江のポルノ???

210:吾輩は名無しである
13/12/06 23:19:51.55 .net
>>190
これ面白かった。
一つ批判したことって何だったのか書いてなかったけど。

211:吾輩は名無しである
13/12/11 21:54:15.57 .net
十中八九批判ばかりで、完膚なきまでに荷風の虚飾をはぎとり、人間性を白日の下に曝した書。
荷風フアン必読の小説。

212:吾輩は名無しである
13/12/12 13:24:46.76 .net
何という小説ですか

213:吾輩は名無しである
13/12/12 17:07:11.18 .net
>>212
>>190

214:吾輩は名無しである
13/12/12 21:34:55.14 .net
賛否半々って感じだったけどな。
3割荷風伝、2割自伝、後の半分が賛否半々の荷風論。

215:吾輩は名無しである
13/12/13 15:34:14.18 .net
荷風なかなかいいねぇ

216:吾輩は名無しである
13/12/13 22:00:46.19 .net
小島の心理を考えるならば、愛情は憎しみに変わるということかな。
荷風論はよく知らないが、荷風文学の美点と欠点もよくついているのではないか。
今は抽象的な文学論ばかり横行して、こういう人物論と文学論が一体化したような
作品はたえてないな。まあ前提の文壇がなくなったからな。

217:吾輩は名無しである
13/12/16 15:20:11.14 .net
荷風の小説はかなりマニアックだよな
これてもかこれでもかと底辺の女たちを描いている

218:吾輩は名無しである
13/12/16 15:22:49.63 .net
りさに読ましてあげたいね

219:吾輩は名無しである
13/12/16 17:41:56.53 .net
>>217
けど肝心な所で逃げてるんじゃないのかってのが>>190の小島の意見。
?東綺譚にしてもいい余韻で終わっているけど、それでいいのかと追求してる。

220:吾輩は名無しである
13/12/16 20:00:48.73 .net
もうその肝心なとこに警察が目を光らせていたわけだからね当時は
濁りそめなんかいい例だよ

221:吾輩は名無しである
13/12/16 22:55:21.30 .net
安岡章太郎や川本三郎なんかもそういうこと言ってるね。
ただ小島の言っているのは表現の自由の問題じゃなくて、
人と深く関わらない荷風のパーソナリティが
小説に深みを与えるのを難しくしてるんじゃないかということ。
小説家ではなくて物語作家だという言い方をしている。

もちろん小島より荷風の方が圧倒的に小説家としての才能があるけども、
小島は荷風の才能を漱石、鴎外、芥川、川端を越えうると評価し、
それにしては才能を十分に開花できてないのではないかという見方をしている。

222:吾輩は名無しである
13/12/17 15:54:54.63 .net
荷風には強烈なルクスがある

223:吾輩は名無しである
13/12/19 16:32:42.58 .net
野心読了
途中妙な文章があったが概ね良好

224:吾輩は名無しである
13/12/20 17:53:26.09 .net
君の言葉は音楽的だ>>222

225:吾輩は名無しである
13/12/22 18:22:12.61 .net
よく考えずに全集版断腸亭日乗の一巻と二巻を買った
漢字がむづかしくてまともに読めぬ
正字正仮名なのは分かってたがここまで読めぬとは…
情けないことこのうえなし

226:吾輩は名無しである
13/12/22 22:08:41.77 .net
荷風全集昭和三十八年版だと十巻もある

227:吾輩は名無しである
13/12/23 00:08:18.91 .net
忘れられた作家だよね荷風は
新潮文庫で一冊、岩波文庫で四、五冊
荷風賞なんてのもないからね

228:225
13/12/23 06:03:55.80 .net
IPhoneに大辞林と旺文社漢字典を入れて
なんとか断腸亭日乗を読む
手書き入力できる漢字典がすこぶる便利だ
実物の漢和辞書よりかなり速く引ける

229:吾輩は名無しである
13/12/23 14:07:04.25 .net
こんなに熱心に読んでくれる読者がいるとは荷風も
あの世で涙を流して喜んでるよw

230:吾輩は名無しである
13/12/23 15:22:51.65 .net
佃煮ひとつとってみても日本人の俗悪性を剔抉せずにはいられない荷風散人であった。
没後公開を前提としているとはいえ、日々の記録にあそこまで容赦ない
時代批判を書き連ねるのはちょっと意地が悪いような気が。

231:吾輩は名無しである
13/12/23 15:26:28.03 .net
遺産や円本で金があったから、自由に批判できる立場を確保できた。
つまり万年野党と同じだ。
偏奇館は焼けたが、隣組から開放されてせいせいしたことだろう。

232:吾輩は名無しである
13/12/24 14:20:30.49 .net
小学校の若い女教師が強姦される場面には唸った。
あれだけの描写が出来たら森鴎外から声のひとつもかけられると
いうもの。

233:吾輩は名無しである
13/12/24 16:42:03.50 .net
なんという小説ですか>>232

234:吾輩は名無しである
13/12/26 23:04:47.65 .net
>>233
「地獄の花」(明治35年)

荷風23歳の作品で、これが森鴎外の目に止まったそうです。

235:吾輩は名無しである
13/12/30 11:40:54.45 .net
おりがとう>>234

236:吾輩は名無しである
14/01/01 11:47:36.54 .net
おい、永井荷風がラジオで喋るぞ!
NHK第二
いま谷崎潤一郎が喋ってる、その後に荷風が

237:吾輩は名無しである
14/01/01 12:14:09.16 .net
荷風聴いてる
いい声だな、70過ぎの声らしいけど若い
歯切れもいいし滑舌も 江戸っ子だわ
映画監督やりたいってさ

238:吾輩は名無しである
14/01/01 15:10:29.70 .net
新年あけましておめでとうございます。

ラジオのがした・・・

239: 【大吉】 【1675円】
14/01/01 16:38:03.51 .net
何年か前、これ聴きたくて放送センターまで行ったなあ

240:吾輩は名無しである
14/01/02 08:04:09.46 .net
>>237
遅いよ。

241:吾輩は名無しである
14/01/02 15:50:58.90 .net
荷風は好きですよ

242:吾輩は名無しである
14/01/02 20:50:08.70 .net
荷風の肉声は、岩波の全集で聞けるようになった。
去年か一昨年に追加された、補巻に付いているCDで。
図書館で借りられるやろ。

243:吾輩は名無しである
14/01/04 06:47:40.44 .net
>>242
岩波の全集によると、聞き手は嶋中鵬二氏になってるけど、
先日の放送では別人の名前だった。

244:吾輩は名無しである
14/01/05 22:34:56.21 .net
>>243
文藝春秋の池島信平氏だと言ってた。

245:吾輩は名無しである
14/01/09 15:40:05.58 .net
芝居を「しばや」と言ってるね 
むかしそういう老人がよくいた
カッフェの食べもンのはなしも面白かった

246:吾輩は名無しである
14/01/10 14:33:46.01 .net
大学時代に仲よくなった東京出身の人が「どうする?」を
「どうするい」というのを聞いて、なんかうれしくなったのを
覚えている。

247:吾輩は名無しである
14/01/17 16:51:38.16 .net
ふらんす物語ではあれだけ日本には帰りたくない、日本は嫌だって言ってたのに
江戸芸術論では文明開化で日本の芸術が滅びていくと嘆いていて面白い

248:吾輩は名無しである
14/03/29 23:15:20.65 .net
朝鮮研究の古田博司が
何故韓国(と中国)には永井荷風が生まれなかったのだろう?と疑問を呈していたが、
どうしてなんだろうね

249:吾輩は名無しである
14/05/09 18:18:37.34 .net
断腸亭日乗の関係した女をならべた下りではたと合点。
この程度の奴が文学を云々していた大正昭和の文芸界の下劣さw

250:吾輩は名無しである
14/05/09 18:19:24.95 .net
断腸亭日乗の関係した女をならべた下りではたと合点。
この程度の奴が文学を云々していた大正昭和の文芸界の下劣さw

251:吾輩は名無しである
14/05/09 21:47:41.13 .net
紅旗兵(旗本)の末裔で生粋の老北京人(北京っ子)である老舎は
中国のディケンズとまで言われたのだけど、
荷風のように花街の人間に反権力の志を仮託するようなことはしない。

日本は初期民権運動で博徒が花柳界と組んだので力があるように錯覚されるだけで、
一般に花街の人間は権力に組み敷かれるだけの立場に過ぎない。

252:吾輩は名無しである
14/05/11 13:49:48.30 .net
>>251 ってーことは、老舎は満州人?

253:吾輩は名無しである
14/05/11 16:51:08.77 .net
文体がやはり古臭いよね

254:吾輩は名無しである
14/05/16 18:52:00.24 .net
荷風は文学の本質から逃げを打った人生を終わっただけ

255:吾輩は名無しである
14/06/02 19:26:53.36 .net
ちょっと珍しい題材を得てそれのみで一生をおわった。鴎外先生
の気紛れのおかげで文名を得た。てなとこかな。

256:吾輩は名無しである
14/06/03 11:14:54.05 .net
初期の題材は家庭環境から得た職によるものだけど、
晩年の題材は自らの足で探したものと評価できる。

257:吾輩は名無しである
14/07/06 03:09:10.56 .net
全然楽しそうでない生き方だな

258:吾輩は名無しである
14/07/12 15:19:37.56 .net
荷風からsexと食い物と乗り物を除いたらなにが残る?

259:吾輩は名無しである
14/07/13 06:34:06.30 .net
文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。

260:吾輩は名無しである
14/07/13 12:26:19.28 .net
描写がすべてなんだからそれでいいんです小説は>>258

261:吾輩は名無しである
14/07/13 19:36:31.51 .net
>>260鴎外先生の史伝は小説なりや?

262:吾輩は名無しである
14/07/16 23:05:34.03 .net
俗物荷風 政府政治家を批判しながら、糞役人の選考する
文化勲章を喜んで「拝受」 金に汚い偏奇館主人は文化功労年金が
欲しかったのだろう
文化勲章受章者、文化功労者、芸術院会員、
文化功労年金、芸術院会員報酬。
貧しい文士だとよ。

263:吾輩は名無しである
14/07/17 08:08:09.41 .net
>>258
口の臭いじじい

でも作品は好きさ☆

「葛飾情話」どっかで上演してくれないか

264:吾輩は名無しである
14/08/25 00:12:44.15 .net
アリゾナってアメリカ料理の店ですか?

265:吾輩は名無しである
14/09/09 22:10:02.20 .net
偏奇館は一見化物屋敷の如く荒れ、ガラスを通して見ゆるカーテンもボロボロになつてゐ、人が住んでゐるとは見えず、門の呼鈴の破壊せるものを
押してみたれども応答なし、瓦を飛び飛びに敷きたるを踏んで勝手口に至りガラス障子を開けば荷風先生台所に腰かけて食事中なり


谷崎潤一郎『疎開日記』

266:吾輩は名無しである
14/09/14 02:33:36.70 .net
荷風さんは今で言えばゴミ屋敷系の人ですな

267:吾輩は名無しである
14/09/14 15:13:51.43 .net
永井荷風と志賀直哉はともに超過大評価された文豪だろが。
異論は認めない!

268:吾輩は名無しである
14/09/14 15:19:40.03 .net
荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。

269:吾輩は名無しである
14/09/14 16:25:48.72 .net
荷風は雨の描写が素晴らしい

270:吾輩は名無しである
14/09/19 01:01:45.45 .net
>>266
きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。
>>265
疎開日記からだぞ! 

271:吾輩は名無しである
14/09/19 01:11:19.55 .net
>>270
>きわめて几帳面で清潔な上流階級のひと。

嘘つけw

272:吾輩は名無しである
14/09/19 22:52:26.58 .net
こういう生活は、もし彼が貧乏で必要にせまられておくっているのだったら、惨めないたましい感じをあたえたでしょうが、
これがまったく金持ちの酔興である点に、少なくとも世間の常識からは、そう思うほかないところに、ある救いと愛敬がありました。


しかし、こういう乞食の住居のような部屋に着古しの背広で坐っていても、長身の荷風の姿勢には、どことなく優雅なところがありました。
ことに上半身をやや反らして、片手で髪をなであげる動作をするときなど、驚くほど若々しく見えました。


中村光夫「人と文学」

273:吾輩は名無しである
14/09/28 23:36:48.54 .net
お父上は明らかに薩長藩閥の側、一番尊敬する森先生は長州の足軽のブレーンなのに自分の出自について太宰みたいにちっとも悩まないところが荷風の素晴らしいところ。

274:吾輩は名無しである
14/09/29 11:42:56.05 .net
年齢もあって共産党麻疹にかかってない。
「申訳」みたいなの書いているくらいで。

275:吾輩は名無しである
14/10/01 19:31:51.05 .net
>>270
まて、「マンドクセ」と家の庭に立ちションする人だぞ!

276:吾輩は名無しである
14/10/01 19:34:08.62 .net
>>253
そら確信犯。
荷風の戯曲を観てみたい。

277:吾輩は名無しである
14/10/01 23:05:07.04 .net
>>268 :吾輩は名無しである:2014/09/14(日) 15:19:40.03 荷風は日記文学の世界では押しも押されぬ大家ですよ。
下手すりゃ100年以上残る。

おまいさん、一葉の日記よんでから言いねえ。

278:吾輩は名無しである
14/10/02 08:19:55.46 .net
>>268
つ「押しも押されもせぬ」
一応文学板だからさ

279:吾輩は名無しである
14/10/02 22:19:20.96 .net
荷風ファンなら梅暦は必読ですか?面白いですか?

280:吾輩は名無しである
14/10/03 22:03:50.98 .net
>>279春水全然おもしろくないね。 ワ印読まずに江戸を語れるか。

281:吾輩は名無しである
14/10/04 07:41:32.27 .net
尾形春水
URLリンク(kzho.net)

282:吾輩は名無しである
14/10/04 11:27:34.57 .net
地獄の花読もうかな

283:吾輩は名無しである
14/10/06 22:30:12.92 .net
>>279
必読だとおもふ ほかに岡鬼太郎も準必読

>>280
わたしシロートだけど、春水の 春色梅暦と春暁八幡かねを版本で讀んだ(十年かけて)
おもしろかった 

284:吾輩は名無しである
14/10/07 09:26:55.74 .net
ここまで腕くらべなし

荷風=日記文学と思ってる連中には受け入れられんのだろうが個人的にはあれこそ傑作だと思うんだが

285:吾輩は名無しである
14/10/11 22:46:39.08 .net
荷風さん震災以後は江戸趣味も諦めて「最新流行」の風俗の観察に専念した感じですね。

286:吾輩は名無しである
14/10/17 18:03:01.30 .net
洒落本大成と名作歌舞伎全集読破した奴いる?

287:吾輩は名無しである
14/10/19 13:47:51.81 .net
「洒落本大成と名作歌舞伎全集」荷風さんとどういふ関係あります?

288:吾輩は名無しである
14/10/21 21:11:01.15 .net
荷風好きでもそこまでディープに江戸文芸にハマる人は少ないんじゃないか。
漢学や漢詩文にハマる人はさらに少ないと思われる。

289:吾輩は名無しである
14/10/24 09:36:13.95 .net
ハマル必要はないかもしれないが、荷風をよむためには、いわゆる和漢洋の
素養はあるほうが望ましいのではなかろうか。英仏語、日本古典文学、漢文……
これだけの素養は今の学校教育ではとても無理。荷風が読まれない原因だろう。
読みたくても読めないのだ。もちろん全部できなくても読める範囲で読めばいいのだけれどもね。
かくいう己は、英語は人並みに辞書を引けば頭と尻尾の区別くらいはできるが、他はからきし駄目。
荷風の日記文学を称揚する人は多いが、「ほんとに読めてんの?」と、下司の勘繰りをしたくなる。
戦後は「SMバー」じゃなっかたストリップ小屋を舞台にした小説があればそれを読みたいね。

290:吾輩は名無しである
14/10/24 13:18:16.07 .net
谷崎、芥川辺りまでの世代と小林秀雄の世代以降で物凄い断絶あるね。
前者は正規のコース以外に漢学の学校に通ったりしたけど後者は国家の正規コースだけ。

291:吾輩は名無しである
14/10/24 21:06:10.75 .net
著名な小説家で、漢文が読めて、漢詩が作れたのは誰だろう。
鴎外、漱石、露伴などは別格として、荷風、龍之介くらいか。谷崎や志賀の名前は聞かないしね。
こちらも詳しくないから。
確かに小林秀雄世代以下は漢文学は絶滅したね。その代り、海外文学の理解が深くなった。
小林、弟子筋の中村光夫、福田恒存、大岡昇平。
荷風はやはり巨人だな。和漢洋、どれをとっても一流だ。こういう種族は絶滅したな。

292:吾輩は名無しである
14/10/24 21:08:46.08 .net
今思い出した。かろじて衣鉢を継いだのは石川淳か。


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