柄谷行人の晩年をひっ ..
531:吾輩は名無しである
20/02/14 16:13:05 sKdxRri3.net
日本にロマン主義が入っても、西洋のロマン主義で重視された
辺境性や風土性が、私小説、白樺派、戦後派でもあまり表出されないで来た所を、中上健次が総体として引き受けて、主題として昇華したって感じか?
民俗学で表象される地方は、美化された地方や、学術的探求を主要
目的とした眼差しだったから、清濁併せ呑むような表出は、
教養による検閲で不可能に近かっただろうからな
マルクス主義はマルクス主義で、地方も都会も、
プロレタリアとブルジョアに還元されてしまって、
風土性の差異に対する感覚や考察が脱落しただろうし
読み込もうと思えば面白い作家だな
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