森鴎外 at BOOK
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550:吾輩は名無しである
14/10/24 00:26:20.95 .net
>>548
インチキだと、ばれているのに、まだ続いているのか。

鴎外となんの関係もない部屋を、鴎外の下宿と偽って公開したり、詐欺だよ。
フンボルト大学からも、引導を渡されたんだろ。

いい加減、恥ずかしいことはやめろ。

551:吾輩は名無しである
14/10/25 01:52:01.35 .net
電車の窓とかいう超短編が意外と好き

552:吾輩は名無しである
14/10/25 22:37:12.43 .net
>>550
鴎外やベルリンの記念館を弁護したり解説したりする義理はないけれど、一応、事実だけを記しておきます。
今あるベルリンの記念館は、住所は違うが同じ建物の同じ階(マリエン通りとルイセン通りの交わるところにある建物)。
鴎外の第一の下宿のあった建物(戦災を免れて残っていた)の、鴎外の部屋があった同じ階(二階)に記念室がある。
ただ、そこが鴎外の住んでいた部屋でないのは事実。鴎外の住んでいた部屋には人が住んでいるから、仕方なくその隣の隣の部屋(角部屋)を記念室にしてある。
鴎外の部屋がどこであったかは1969年に篠原正瑛という研究者が調べて論文で発表している(『鴎外』第7号)。
また、部屋が違うことは開館当初から公表されている。だから、その事情は昔から理解されている。
開館30周年のセレモニーはフンボルト大学が主催し、総長出席のもと、大学の大講堂を使って開かれ、ヨーロッパや日本から200人以上の出席者が集まった。
脚気問題における鴎外の位置づけは、海軍軍医であった高木兼寛の伝記的内容の小説、吉村昭の『白い航跡』などを読むと分かる。
あるいは故・山下政三氏の研究に詳しい。

553:吾輩は名無しである
14/10/26 10:03:37.59 .net
>>552
いいなあ、こういうレス。

554:吾輩は名無しである
14/10/26 23:11:14.21 .net
>>552
火消しが出てきたか。
六草いちかの二冊目の本に、別の建物だと書いてあった記憶がある。
本が見つからないので、持っている人、フォローを頼む。

> また、部屋が違うことは開館当初から公表されている。だから、その事情は昔から理解されている。

目立たないところに、そういう中期があるのかもしれないが、
記念館を訪れた人たちは、ほとんどが、ここが鴎外の住んでいた部屋だと誤解しているだろ。

ほとんどの人が知らない注記の存在を知っているというのは、関係者かな?

555:吾輩は名無しである
14/10/27 04:57:08.86 .net
>>554
関係者でなく、鴎外を含む近代文学の研究者です(という意味では関係者と言っていいかもしれない)。
たまたま、このスレを訪れました。
六草さんの本も「違う建物」と書いてあるわけではありません。
行ってみると分かる。行かなくても地図(例えばgoogleマップ)で調べてみると分かります。
フリードリッヒシュトラーセという駅の近くです。
マリエン通りを辿って行くと32番地と書かれた入り口があります。
鴎外はこの入り口から建物に入って二階の部屋に上っていたのだそうです。
ところがマリエン通りはすぐに終わり、この建物に沿って右に曲がると、住所表記が変わりルイセン通り××番地となる。
この記念館の入り口は同じ建物のルイセン通り側にある(ルイセン通り39番地)。
この入り口を入って二階にあがると、左側が記念館の入り口になっています。
記念館に入って、窓から見おろすと、歩いてきたばかりの「マリエン通り」が真下に見えます。
鴎外自身のドイツ日記を見ると、明治20年4月18日には「この日僑居を卜す。マリエン通り32番地・・・」とある。
ところが、「自記材料」の明治20年4月の項には、「18日住居を定む。ルイセン通り32番地」と書いてある。
鴎外自身でさえ記憶違いをしているのです。
上記の篠原正瑛氏は不思議に思って調べてみたというわけです。「鴎外」第4号、5号、7号に詳しく発表している。
この雑誌は、研究者しか読まないようなマイナーな雑誌だから、確かに「ほとんどの人」はその存在すら知らないかもしれない。
私もこの記念館を訪れたことがあります。
なぜこの記念館がベルリンに存在するか、どう運営されているかを知ってみると、フンボルト大学側の努力に頭の下がる思いがします。
日本側から援助はほとんどありません(寄付程度)。
六草さんがなぜあのようなことを書いたか、その事情は知りません。
間違ったことを書いているわけではありませんが、ただ、誤解を生む記述ですね。

556:吾輩は名無しである
14/10/27 15:08:52.06 .net
訂正
上記>>552>>555
「鴎外第7号」は「鴎外第9号」の誤りです。
ごめんなさい。

557:吾輩は名無しである
14/10/27 16:41:24.80 .net
>>555
辺境の一文学者のためによく記念館なんかを維持しててくれるね。
西欧の学問、芸術に対する姿勢は、到底日本ではかなわない。
科学技術では追いついたところもありそうだけど、文系の学問は、マルクス研究以外まだまだはるか遠くにいるんだろうな。

558:吾輩は名無しである
14/10/27 20:42:15.29 .net
まったくその通りです。
せっかくですから、もう少し書かせてもらいます。
私がベルリンの森鴎外記念館を訪ねた時、たまたま当時の館長であるフンボルト大学の日本学の先生(クラウス・クラハト教授)がいらっしゃった。
その方が話してくださったところでは、現在、日本学や日本文学、日本語などに興味関心をもつ学生がほとんどいなくなっているのだそうです。
代わって、中国語や中国に関する学問に学生の興味が移っていっている。また、中国からの留学生の数も激増しており、逆に、日本からの留学生が激減している。
当然のこととして、大学も中国関係の研究や施設の充実、図書の購入などにお金を使うようになった。
これはフンボルトだけでなく、フランスやイギリス、アメリカの大学などもほぼ同じ状況なのだというのです。
かつてフンボルト大学における日本学の研究施設であったこの記念室も、その存続が危ぶまれている状況なのだそうです。
日本人としては、時代の趨勢だから仕方がないと、ただ指をくわえて眺めているだけでいいのか・・・悩ましいところです。

559:吾輩は名無しである
14/10/28 17:00:31.37 VrR3MRdHV
はいはいご苦労さん

560:吾輩は名無しである
14/10/29 10:56:18.99 .net
はいはい、ごくろうさん

561:吾輩は名無しである
14/10/29 11:03:25.36 .net
>>560
僕は>>558じゃないけど、なんで君はそんなに捻くれてるの?

実態を説明してくれて、それに対する普通の感想を書いてる人に、なにが不満なの?

562:吾輩は名無しである
14/10/29 12:24:43.17 .net
>>561
自分が知らないことを知っている人に対する嫉妬かね?

563:吾輩は名無しである
14/10/29 12:49:20.33 .net
>>562
そうなのかな。
2chというのは一つの情報源だと思う。
鵜呑にはしないが、知ることのきっかけにはなる。

どの書き込みも、そう思って参考にすればいいのにね。

564:吾輩は名無しである
14/10/31 08:50:18.88 .net
ベルリン行ってみてえな
もう寒いかな

565:吾輩は名無しである
14/10/31 10:04:44.29 .net
わたしは>>560ではないけれど、
「はいはい、ごくろうさん」というニュアンスがわからなくもないな。
あえて説明を試みるほどの気はないが、こういうレスも一つの反応のしかただし、

それに対して「なんで捻くれてるの」という姿勢になってしまうことのほうに
「なんで?」を感じてしまうな。

ドイツの冬はきびしいよね。
こんな土地によく人が住み着いたものだと私など思ってしまいます。

566:吾輩は名無しである
14/10/31 10:26:58.34 .net
ベルリン市街戦の記録物を見るたびにベルリンの五月は寒いのかしらと思いますの

567:吾輩は名無しである
14/10/31 12:42:24.11 .net
鴎外の小説はなんか歌舞伎調でつまらん
荷風もそんなのある

568:吾輩は名無しである
14/10/31 13:07:31.74 .net
歌舞伎調?
きみは鷗外の小説も歌舞伎もどちらも知らないのね。
ああ、そういえば1915年の冬のドイツは特別寒さが骨にしみたことよ。

569:吾輩は名無しである
14/10/31 13:44:58.33 .net
明治二十一年の冬は来にけり・・・クロステル街のあたりは凸凹坎の処は見ゆめれど、
表のみは一面に氷りて、朝に戸を開けば飢ゑ凍えし雀の落ちて死にたるも哀れなり・・・か

暗くて寒そうだな

570:吾輩は名無しである
14/10/31 18:28:18.60 .net
>>567
外連味があるような感じがするね

571:吾輩は名無しである
14/10/31 18:40:03.06 .net
>>565
ここは文学板だから、「あえて説明を試み」ないとレスの意味がないんじゃない?
それを説明する方が、ドイツの気候がどうであるかよりも文学的には意味がありそうだw

572:吾輩は名無しである
14/11/03 13:33:30.87 .net
ドイツの気候も作品解釈に大切だぜ
豊太郎が逃げ出したのも、寒さが大きな理由じゃないかな

573:吾輩は名無しである
14/11/03 15:52:45.88 .net
ロンドンの気候も作品解釈に大切だぜ
漱石が逃げ出したのも、寒さが大きな理由じゃないかな

574:吾輩は名無しである
14/11/03 17:59:59.56 .net

寒さじゃなくて、霧に閉ざされた街だと思う
それから、実物の漱石と作品中の人物豊太郎を一緒にしたらまずいんじゃないの
それから、漱石は逃げ出したわけじゃない

575:吾輩は名無しである
14/11/03 19:20:27.30 .net
イギリス止めて、フランス行きたい、とお願いはしたけど

576:吾輩は名無しである
14/11/03 20:34:24.80 .net
ロンドンやベルリンよりもパリの方がいいよな
鴎外も漱石もまた違った存在になっていたろうな

577:吾輩は名無しである
14/11/03 20:39:21.53 .net
>>575
漱石にそんな話があったの?

578:吾輩は名無しである
14/11/03 20:40:14.75 .net
>>576
日本一の二流、になったかな?

579:吾輩は名無しである
14/11/04 20:19:30.63 .net

なんだいそりゃ?

580:吾輩は名無しである
14/11/04 20:24:27.68 .net
>>579
フランスは世界一の二流とかいわれてるから、さ。

581:吾輩は名無しである
14/11/05 12:00:45.29 .net
>>580
なるほど

582:吾輩は名無しである
14/11/09 18:18:19.08 .net
んじゃあ、鴎外は世界一の三流とか四流とかってことかなぁ

583:吾輩は名無しである
14/11/10 11:24:33.79 .net
>>582
ドイツは哲学の世界一の一流だったから、鴎外も日本一の一流でいいんじゃない?

584:吾輩は名無しである
14/11/10 19:26:37.17 .net
ドイツにはゲーテはいるし、マンもいる
文学の方も多彩だね

585:吾輩は名無しである
14/11/12 15:25:24.44 .net
年をとると、鴎外の史伝が面白くなるってほんと? おれは
ぜんぜん退屈。

586:吾輩は名無しである
14/11/12 20:05:50.35 .net
>>585
その時代に興味を持つ何かのきっかけがあると、とても面白く読める。

587:吾輩は名無しである
14/11/12 21:20:19.86 .net
>>585
若い頃は知識欲が旺盛で、どうしても前のめりの読書になっちゃうんだよね。
岩波の鴎外歴史文学集がお勧めです。
ゆっくり読むのがポイント。

588:吾輩は名無しである
14/11/13 08:17:23.29 .net
>>585の俺七十五才の後期高齢者なのだがwwエッヘン


予想されるスレ:
 「おまえが幼稚なだけ」「おまえが無学なだけ」「おまえが目がわるいだけ」ww

589:吾輩は名無しである
14/11/13 10:31:47.32 .net
>>588
前二つは外れるかもしれないが、三つめはその通りじゃないの?

590:吾輩は名無しである
14/11/13 11:51:38.40 .net
>>589釣れた釣れた馬鹿がつれたwww

591:吾輩は名無しである
14/11/13 12:46:29.49 .net
>>585 = >>588?? >>588 = >>590!!

592:吾輩は名無しである
14/11/13 19:32:53.77 .net
>>590
なんだ。
せっかく目が悪い、だけで終わらせてあげたのに。

君は自分から、幼稚で無学でおまけに頭まで悪いって告白しちゃったんだね。
残念だ。

593:吾輩は名無しである
14/11/13 19:38:45.96 .net
まあ、彼が予想しているのはレスではなくスレですから

594:吾輩は名無しである
14/11/14 08:18:10.13 .net
>>590氏は
>>592>>593と二匹続けて入れ食いで満足ちゃう?

595:吾輩は名無しである
14/11/14 09:00:43.05 .net
ていうか、エッヘンとえばるような展開にぜんぜんなってないのに
        ↓
>>585の俺七十五才の後期高齢者なのだがwwエッヘン

596:吾輩は名無しである
14/11/14 12:36:29.32 .net
>>590氏は
>>592>>593>>595と三匹続けて入れ食いで満足ちゃう?

597:吾輩は名無しである
14/11/14 12:44:12.75 .net
>>590氏は
食いついた>>592>>593>>595の尻尾にまた>>594>>596がかかったので満足ちゃう?

598:吾輩は名無しである
14/11/14 13:08:09.87 .net
>>590氏は
食いついた>>592>>593>>595>>597の尻尾にまた>>594>>596
がかかったので満足ちゃう?
以下延々と続きますwww

599:吾輩は名無しである
14/11/17 15:33:26.21 .net
釦を落とした

600:吾輩は名無しである
14/11/23 06:24:26.12 .net
金も落した

601:吾輩は名無しである
14/11/23 17:49:16.29 .net
鴎外のどこがいいのかな

602:吾輩は名無しである
14/11/23 21:03:47.86 .net
>>601
文章

603:吾輩は名無しである
14/11/23 22:31:16.70 .net
漢文? 文語? 言文一致? ・・・・ どれも??

604:吾輩は名無しである
14/11/24 22:20:26.95 .net
ワシントン アーヴィングの リプヴァンウィンクル の鴎外訳は
傑作です。原作以上の文学的価値あり。

605:吾輩は名無しである
14/11/24 22:29:49.71 .net
>>604 野獣死すべし 1980年の映画

606:吾輩は名無しである
14/11/25 17:58:45.92 .net
>>604
>>605
松田優作、かっこよかったな
彼が呟いていたのは、鴎外の訳だったの?

607:吾輩は名無しである
14/11/25 22:48:59.42 .net
>>606
おぼろげな記憶だが、鴎外の訳じゃない(淡々と粗筋を喋っている感じ)
全く別のシーンで萩原朔太郎の詩を朗読しているのは有名だけど

>>605の書込みの意味はなんだろ?

608:吾輩は名無しである
14/11/26 08:25:47.64 .net
鴎外の「阿部一族」は武士道の非合理を描いた傑作ですがじつは、西鶴の 

「武道伝来記」のほうが題材豊富で文学的価値が高い。

609:吾輩は名無しである
14/11/26 12:44:58.16 .net
武道伝来記おもしろい 敵討小説集

610:吾輩は名無しである
14/12/01 18:00:13.82 .net
桟橋が長い長い・・・

611:吾輩は名無しである
14/12/03 21:57:57.76 .net
史伝も長い長い・・・

612:吾輩は名無しである
14/12/16 04:40:44.83 .net
鴎外の次男(不律を入れると三男)の類という人の「森家の人びと」を読んでる。
鴎外の子供たちは、みな変だ

613:吾輩は名無しである
15/02/13 22:42:36.72 .net
あやや

614:吾輩は名無しである
15/02/18 09:37:39.14 .net
オヨヨ

615:吾輩は名無しである
15/02/18 11:16:43.34 .net
小林信彦さんですか?

616:吾輩は名無しである
15/03/13 21:54:15.10 .net
類さんはいい男だな

617:あぼーん
あぼーん
あぼーん

618:吾輩は名無しである
15/04/18 19:47:52.12 .net
>>603
10年以上前、東京堂書店で鴎外漢詩集見つけたときに買っとけばよかった。
ネットで買えるけど保管が悪いから傷んでるんだよな。
文庫か電子書籍になってほしい。

619:吾輩は名無しである
15/04/21 03:01:31.83 .net
>>617
ほんと?

620:吾輩は名無しである
15/05/31 20:00:16.85 .net
URLリンク(www.amazon.co.jp)
即興詩人 [Kindle版]
アンデルセン

621:吾輩は名無しである
15/06/09 19:52:58.12 .net
翻訳とはいえ名文だよね

622:吾輩は名無しである
15/06/25 19:03:25.12 .net
ワシントンアーヴィングのリップヴァンウィンクル鴎外訳、
原典より文学的価値高し。名訳だよ。

623:吾輩は名無しである
15/06/25 19:18:51.99 .net
重訳ですからな

624:吾輩は名無しである
15/06/25 19:33:33.54 .net
失礼

625:吾輩は名無しである
15/06/28 12:32:38.07 .net
>>623独訳からの?

626:吾輩は名無しである
15/06/28 14:20:12.87 .net
鴎外訳のストリンドベリなんかはいいよな

627:吾輩は名無しである
15/06/28 18:00:55.60 .net
>>626
それも重訳だ

628:吾輩は名無しである
15/06/29 08:09:54.66 .net
重訳はその文学的価値に係わりあるのかな? 世には読めない
日本語の直訳が横行しているが。訳せばいいってーもんじゃねえ

629:あぼーん
あぼーん
あぼーん

630:あぼーん
あぼーん
あぼーん

631:あぼーん
あぼーん
あぼーん

632:吾輩は名無しである
15/08/30 07:56:50.58 .net
椋鳥通信

633:吾輩は名無しである
15/09/04 02:23:10.53 .net
文体が固いのはわざとか
それともまだ言文一致がこなれてなかったのか

634:吾輩は名無しである
15/09/15 08:01:12.81 .net
某儀明日年来の宿望相達し候て、妙解院殿(松向寺殿)御墓前において首尾よく切腹いたし候事と相成り候。
しかれば子孫のため事の顛末書き残しおきたく、京都なる弟又次郎宅において筆を取り候。
 某祖父は興津右兵衛景通と申候。
永正十一(十七)年駿河国興津に生れ、今川治部大輔殿に仕え、同国清見が関に住居いたし候。
永禄三年五月二十日今川殿陣亡遊ばされ候時、景通も御供いたし候。
年齢四十一歳に候。法名は千山宗及居士と申候。
 父才八は永禄元年出生候て、三歳にして怙を失い、母の手に養育いたされ候て人と成り候。
壮年に及びて弥五右衛門景一と名告り、母の族なる播磨国の人佐野官十郎方に寄居いたしおり候。
さてその縁故をもって赤松左兵衛督殿に仕え、天正九年千石を給わり候。
十三年四月赤松殿阿波国を併せ領せられ候に及びて、景一は三百石を加増せられ、阿波郡代となり、同国渭津に住居いたし、
慶長の初まで勤続いたし候。
慶長五年七月赤松殿石田三成に荷担いたされ、丹波国なる小野木縫殿介とともに丹後国田辺城を攻められ候。
当時田辺城には松向寺殿三斎忠興公御立籠り遊ばされおり候ところ、神君上杉景勝を討たせ給うにより、三斎公も随従遊ばされ、
跡には泰勝院殿幽斎藤孝公御留守遊ばされ候。
景一は京都赤松殿邸にありし時、烏丸光広卿と相識に相成りおり候。
これは光広卿が幽斎公和歌の御弟子にて、嫡子光賢卿に松向寺殿の御息女万姫君を妻せ居られ候故に候。
さて景一光広卿を介して御当家御父子とも御心安く相成りおり候。
田辺攻の時、関東に御出遊ばされ候三斎公は、景一が外戚の従弟たる森三右衛門を使に田辺へ差立てられ候。
森は田辺に着いたし、景一に面会して御旨を伝え、景一はまた赤松家の物頭井門亀右衛門と謀り、田辺城の妙庵丸櫓へ矢文を射掛け候。
翌朝景一は森を斥候の中に交ぜて陣所を出だし遣り候。
森は首尾よく城内に入り、幽斎公の御親書を得て、翌晩関東へ出立いたし候。
この歳赤松家滅亡せられ候により、景一は森の案内にて豊前国へ参り、慶長六年御当家に召抱えられ候。
元和五年御当代光尚公御誕生遊ばされ、御幼名六丸君と申候。
景一は六丸君御附と相成り候。元和七年三斎公御致仕遊ばされ候時、景一も剃髪いたし、宗也と名告り候。


635:吾輩は名無しである
15/09/15 21:22:35.06 .net
森鴎外の文体は歴史小説には合う

636:吾輩は名無しである
15/11/02 05:14:19.50 .net
豊太郎男のクズすぎて寝れなかった(´・ω・`)

637:吾輩は名無しである
15/11/09 20:13:50.98 .net
>>601
近代初の社畜、ATMに徹した

638:吾輩は名無しである
15/11/09 22:33:57.41 .net
>>637
女関係では結構身勝手だったけどね。

639:吾輩は名無しである
15/11/10 18:29:38.80 .net
ここは日本だ

640:吾輩は名無しである
15/12/03 18:17:18.18 .net
>>639
「普請中」ですね

641:名無し募集中。。。
15/12/03 22:17:27.93 .net
椋鳥通信読んだ方おられますか?
面白い?

642:吾輩は名無しである
15/12/08 19:04:45.03 .net
>>641
ひとりWikipediaですね

643:名無し募集中。。。
15/12/08 22:57:43.78 .net
前は文語にすごい苦戦したけど時間経って読むと結構スラスラ読めるようになった

644:吾輩は名無しである
16/01/17 18:46:55.45 .net
『青年』って意外といいな
お雪さん、かわいい

645:吾輩は名無しである
16/01/17 23:07:30.56 .net
>>633
権力や家庭に飲み込まれないように、必死に抵抗していた結果という意見があるね。

646:吾輩は名無しである
16/01/27 12:16:33.88
★book:文学[重要削除]
スレリンク(saku2板:28番)-

647:吾輩は名無しである
16/01/27 12:16:30.04 .net
★book:文学[重要削除]
URLリンク(macaron.2ch.s) c/test/read.cgi/saku2/1406585876/28-

648:あぼーん
あぼーん
あぼーん

649:削ジェンヌ ★
16/01/28 10:30:08.81
>>617,629,630,631の削除に反論のある方は七日以内に下記スレッドまでお願い致します。

スレリンク(saku2板:28番)-n

650:吾輩は名無しである
16/02/01 12:06:34.94 .net
あなたは40代ロサンゼルス府警新聞作りですか?ドーハの悲劇「横浜衝撃イヤフォン」「横浜悪夢イヤフォン」ですか?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?

651:吾輩は名無しである
16/02/10 22:39:48.97 .net
森鴎外はスパイだった?モラルに欠けた軍医が権力の頂点に立てた理由
URLリンク(gendai.ismedia.jp)

652:さくぢょぬこ。 ★
16/02/18 14:22:45.19
>>648の削除に反論のある方は七日以内に下記スレッドまでお願い致します。

スレリンク(saku2板:36番)-n

653:吾輩は名無しである
16/03/01 01:50:57.57 c4xOgazcE
落ちてねーかオイ

654:吾輩は名無しである
16/05/28 00:17:17.60 .net
歴史
URLリンク(www.youtube.com)

655:吾輩は名無しである
16/05/28 08:06:18.58 .net
そろそろ「渋江抽斎」を読もうか

656:吾輩は名無しである
16/05/28 20:27:26.09 .net
女性限定、恋愛相談サイトオープン。
4000名のイケメンカウンセラーが在籍中♪
自己紹介動画はいつでも見放題です!
メンガ って検索してください
※本当のサイト名は英字です

657:吾輩は名無しである
16/06/01 08:35:13.07 .net
↑鴎外漁史、びっくり仰天

658:吾輩は名無しである
16/06/14 08:19:35.04 .net
日本語文章の最右翼『空車』

659:学術 ディジタル アーカイヴ@院教授
16/06/14 16:31:40.47 .net
教育実習で舞姫に当たったけど、資料調査だけで終わった。
擬古漢文調がリズムがよく歯触りがよかったなあ。名文。美文。
森鴎外まで来ると帝大もなかなか。

660:吾輩は名無しである
16/06/14 17:54:46.28 .net
>>659
当時はまだ東京大学という名称だった。
鴎外は、卒業時点では東京大学卒の医学士。
ただし、まだ19歳だった。
知ってて書いてるとは思うけど、他の方の参考までに。

661:学術 ディジタル アーカイヴ@院教授
16/06/14 18:58:44.91 .net
脚気のことも書いてあったような。フォロー or スルー
ありがと。

662:学術 ディジタル アーカイヴ@院教授
16/06/14 20:11:06.70 .net
軍医というと純文学科の匂いがするよな。

663:吾輩は名無しである
16/07/05 20:02:16.18 .net
ウィタセクスアリス読んでみたんだけど
これって森鴎外自身がモデルなの?

664:吾輩は名無しである
16/08/25 22:51:52.86 .net
晩年の鷗外の作品ってめちゃくちゃつまんねーな
退屈な史実ばかりを書いてるだけ
ネタ尽きたんなら潔く引退すればよかったのに

665:吾輩は名無しである
16/08/29 17:53:56.73 .net
その歴史小説のほうが全盛期っていう人もいるから

666:吾輩は名無しである
16/08/29 23:55:10.53 .net
ワロタ

667:吾輩は名無しである
16/10/06 11:10:06.13 fqABGhNk.net
鴎外の文章を読むことは、昨夜から何も食べておらず、水もあまり飲めず腹ペコでクタクタの時に
米からコトコト煮た白粥の程良く冷めたのに、岩塩をはらはら振り掛けて食うような。
白粥か蕎麦か握り飯かは人によるでしょうが、一言で言うと滋味。

668:吾輩は名無しである
16/11/21 17:50:28.07 Zwy+Pio+.net
ちょっとなに言ってるか分からないです

669:吾輩は名無しである
16/12/20 17:05:37.22 /2+4pHgh.net
分かるぞ

670:吾輩は名無しである
16/12/20 20:20:15.38 uTqblyZt.net
分からなくとも、面倒くさくとも、あの漢語調の整った文章に参ってしまうんだよなあ。もちろん最後まで読めないけど。

671:吾輩は名無しである
17/01/22 23:47:03.14 6pqa6xRA.net
鴎外の作品つまらん

672:吾輩は名無しである
17/01/23 02:31:36.73 vSXxkVis.net
>>670の文脈がわからない

673:吾輩は名無しである
17/01/23 10:54:01.23 MmMhYPig.net
そんな諸兄には、興津…がおすすめ

674:吾輩は名無しである
17/02/04 13:22:41.02 SIzLhrXP.net
URLリンク(pbs.twimg.com)

675:吾輩は名無しである
17/02/09 15:06:53.07 e5qvdJJR.net
鴎外の好物はご飯の上に四つに割った饅頭を載せ湯をかけたもの
奇異に思うが食べてみるとインスタントのおしるこで
甘過ぎず美味しい
鴎外の文章も似ている
雁などは読みやすく完成度も高い

676:吾輩は名無しである
17/02/12 11:31:56.76 zA7VNr73.net
『諸国物語』に収められている「フロルスと賊と」って、これはいったいどういう小説なのですか!!!!

677:吾輩は名無しである
17/06/18 18:03:16.03 Qe72Fj7n.net
>>663
> ウィタセクスアリス読んでみたんだけど
> これって森鴎外自身がモデルなの?


他に誰がいると?

678:吾輩は名無しである
17/07/18 19:59:04.34 oq5E/9QF.net
スレチでスマンが
東大の前進が開成所って言ったんだな
最近はじめて知った
開成高校とかそれにちなんでたのかな?

679:吾輩は名無しである
17/07/23 06:52:18.39 QteR1SjS.net
>>677
リアルにケツ穴狙われてたからこその説得力があるよな
美少年より男らしいほうが狙われるんだな

680:吾輩は名無しである
17/07/24 23:54:15.83 t7UDSYEz.net
ここで聞くのが正しいのかわからないんだが、最後の一句にでてくる「マルチリウム」がいまいちわからん。
ググると殉教者とか殉教者の墓とかでてくるんだが本文中でどういう意味で使われてるのかいまいち理解できない。

681:吾輩は名無しである
17/07/25 21:37:44.96 nG14l0xf.net
☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、公的年金と
生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、ベーシックインカムの
導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば財源的には可能です。
ベーシックインカム、でぜひググってみてください。お願い致します。☆☆

682:吾輩は名無しである
17/07/27 20:23:36.21 dFoLinpq.net
大塩平八郎を読んだ
内容はともかく、なぜ鴎外は彼を題材にした作品を書いたのだろうかと疑問に思った

683:吾輩は名無しである
17/08/06 20:24:07.95 ltQSoeMJ.net
かのようにを読む
私の感想を簡潔にいえば
外界との衝突を避けるため、ひたすら読書に、思索にふけることに逃避する青年の話
なかなか考えさせられる作品だった

684:吾輩は名無しである
17/08/07 13:40:04.90 WCH6744V.net
>>683
「かのように」というのを知らなかったので、はじめて読んだ。
理念小説といってもいいんじゃないだろうか?
鴎外自身の、明治維新の否定と新政府での自身の立場の葛藤を、理念として表現しているようにも思う。
よく発禁にならなかったな、というのがもう一つの感想。

685:吾輩は名無しである
17/09/02 18:41:05.53 dgGDWxwM.net
六草の仕事は素晴らしいとは思うが、
鴎外とエリーゼの恋を至純のものとして持ち上げたいという思いが強すぎて、
喜美子や良精にしわ寄せが行ってる可能性もあるのではと思っていたら、
案の定遺族から抗議が来たらしい。

686:吾輩は名無しである
17/09/04 14:15:15.44 x1MFuGIu.net
>>680
元文ごろの徳川家の役人は、
もとより「マルチリウム」という洋語も知らず、
また当時の辞書には献身という訳語もなかったので、
人間の精神に、老若男女の別なく、罪人太郎兵衛の娘に現われたような作用があることを、
知らなかったのは無理もない。
しかし献身のうちに潜む反抗の鋒は、いちとことばを交えた佐佐のみではなく、書院にいた役人一同の胸をも刺した。
この文章を読めば、martyriumを知らなくても類推できるんじゃないの?
ってか、丁寧なマルチリウムの説明の文章だろう。

687:吾輩は名無しである
17/09/05 23:31:59.35 UGl7mHqX.net
六草の仕事って、結局「薄情な人間」が「弱い人間」に代わっただけで
鴎外がダメな人間であることには何の変わりもないんだよなあ。

688:吾輩は名無しである
17/09/07 23:50:08.69 Rusb1LXu.net
>>686
 本文中で言えば「献身」解釈すれば「自己犠牲」ということについて「マルチリウム」と言っているんだろうことはわかったが、
 いざ調べてみると「martyrium」には殉教者などという意味しかないので結局これは森鴎外の生きていた頃は「献身」と訳されていたのだと解釈すればいいの?
 どうにも現代の「martyrium」と当時の「martyrium」では大きな違いがある様に思えるんだが。

689:吾輩は名無しである
17/09/08 02:45:15.96 bBPaDY2K.net
>>688
お前さんの使った辞書は何?

690:吾輩は名無しである
17/09/08 08:21:51.82 EPOH6/PB.net
>>689
URLリンク(eow.alc.co.jp)
URLリンク(ejje.weblio.jp)
もちろん「殉教」を「他者へ命を捧げること」と訳すことは可能だが、現代の「martyrium」は「建物」としての意味合いが強い様に思える。
「献身」と訳してしまうのはあまりにも意訳すぎると思うんだが。

691:吾輩は名無しである
17/09/08 08:50:54.37 bBPaDY2K.net
>>690
基本的に、鴎外はドイツ語に堪能だったと思うんだが(笑

692:吾輩は名無しである
17/09/08 09:46:57.20 EPOH6/PB.net
>>691
ん?独和で調べろってこと?
URLリンク(ja.glosbe.com)
URLリンク(www.wadoku.de)
それともドイツ後に堪能だから訳に間違いはないだろうと言うこと?

693:吾輩は名無しである
17/09/08 10:00:58.34 bBPaDY2K.net
>>692
お前さん、その言語感覚のレベルで鴎外が書いたものの間違いをうたがってんの?(爆

694:吾輩は名無しである
17/09/08 11:25:02.44 EPOH6/PB.net
>>693
間違いってのは言い過ぎた。
ただ現代と当時、というか俺の言語感覚のレベルと森鴎外とでは「martyrium」の認識に差異があると思ったって話。
URLリンク(www.wadoku.de)
URLリンク(ejje.weblio.jp)
献身と訳すものなら他にもあるのに、わざわざ宗教的な意味合いが強い「martyrium」を意訳して用いたのには意味があるのだと思うが、その意味が最初の書き込みをした時はわからなかった。
今は宗教的な意味を持つことが重要だと解釈すれば良いとなんとなくわかった気になっているが、この認識で合っているのだろうか。

695:吾輩は名無しである
17/09/08 16:46:32.67 bBPaDY2K.net
根源に宗教があるかどうかはわからんが、
親孝行な娘の行為としては、日本人なら、心情的には現代でもうなづけるところはあるんじゃないか?
ただし、この場合は、逆縁となっても、信ずる正義を貫こうってところがあるわけだから、
裁きが主張どおりに行われたら、むしろ宗教としては困る状況だろうな。
ただ、その意味では無欲な献身ではないわけで、違和感があるのはわからなくはないが。
いずれにしても、鴎外は喜ぶかも知れないが、考えすぎって気がする。

696:吾輩は名無しである
17/09/08 18:38:37.09 1l2SUDry.net
>>695
度々丁寧な回答サンクス
鴎外の作品で言えば「ニルアドミラリ」などもそうだが、鴎外に限らず文豪の選ぶ外国語にはきっと想像し難い思惑が内包されているのだろうと勘ぐってしまう。
でも案外単純な理由であることが多いのかね。

697:吾輩は名無しである
17/09/08 18:57:49.04 1ZbfHnes.net
>>695
>親孝行な娘の行為としては、日本人なら、心情的には現代でもうなづけるところ
さすがに現代でうなずく人はいないだろう。
よほど政治的に偏ってるならともかくだが。
現代というか、昔も今も、親は子供の身代わりになることはあっても、子供を親の身代わりにはしたいと思わない。
昔は、娘を身売りしたりするのは珍しくはなかったようだし、もちろん間引きもあった。
とはいえ、身売りや間引きをしなければ、親子ともに飢え死にするという状況と比べるのは無理がある。
この作品の出来がいいとは思えないけど、鴎外の権力に対する隠れた反感がよくあらわれてるとはいえそうだ。

698:吾輩は名無しである
17/09/08 19:10:18.80 FtpwtWlp.net
露伴の文語は格調高く、難解な漢語多出、閉口。
鴎外のそれは格調同じく高く、難解な漢語無し。
時代の差か?
それにしても 五重塔は日本文学の五指に入る傑作。

699:吾輩は名無しである
17/09/09 14:27:00.55 yEsTgbIO.net
大好き。

700:吾輩は名無しである
17/09/17 12:25:34.03 +DyuVXIm.net
時代物結構多いよな
仇討ちだったり堺事件とか
読むのしんどいけど結構楽しい
境事件で切腹した箕浦の、自身のハラワタをつかんだ上での口上とかしびれる

701:吾輩は名無しである
17/09/18 20:23:14.37 8z/mafMp.net
堺に切腹した土佐人の墓を訪ねた。すぐ傍に幼稚園。
砂岩の粗末な石塔。字は判読できた。はかないなあ!
生きて人生、死んでも、人生。

702:吾輩は名無しである
17/09/22 16:32:07.36 kSiYNj9D.net
南が丘文庫
URLリンク(www.minamigaoka.info)
Official Homepage

横浜市立南が丘中学校の母体である、平成研究会、通称、経世会とは、自由党吉田茂派を起源に持ち、周山会(佐藤栄作派)・木曜クラブ(田中角栄派)の流れを汲む、鉄の軍団と呼ばれた保守本流集団である。
横浜市立南が丘中学校OB会

703:吾輩は名無しである
17/10/11 16:19:24.20 s0ireApt.net
>>398
幕末の有名な遣米使節の新美某の娘は芸者になった
それが柳原伯爵に身請けされ、生まれたのがあの柳原白蓮

704:吾輩は名無しである
17/10/11 16:24:22.52 s0ireApt.net
>>398
※後半について
それは当然でしょう
昔は実質一夫多妻制みたいなもの
庶民に倹約質素を奨励した水野忠邦だって、若い妾を5人くらい抱えて、それぞれに屋敷を与えていた
庶民だって金さえあればそうことは可能
また公娼制度もあり、私娼も多数
男は性的にはかなり自由だった

705:吾輩は名無しである
17/10/11 16:30:37.22 s0ireApt.net
>>429
> 東京では彼は妾をおいていたようだが。


それは鴎外の実母が探してあてがったお妾さんだね 最初の妻と離婚したあと、実母が鴎外の生理的な面を心配して、知り合いの未亡人か何かを、妾とした
かなり美人だよ
キリッとして垢抜けた雰囲気
ただ昔の下町の女性だから学があったわけではない 正妻にはなれないタイプ
実際それからしばらくして、別の良い家柄の女性を後妻として迎えている

706:吾輩は名無しである
17/10/11 17:00:54.43 FhnzanS7.net
>>704
他の国の一夫多妻は知らないが、日本の武家の多妻は勢力の維持拡大のため。
武家は本家を軸とする親族会議が実権を握っていて、家を構成する子供が多いほど発言力を強めることができた。
男子でも女子でも、家を構えさせたり嫁がせたりすることで勢力の拡大を図れた。
次男は長男の予備軍として部屋住みにさせ、三男以降は他家に養子に出した。
養子に出した男子は無関係だが、女子の場合は、嫁ぎ先とは互いに親族となった。
日本では男女とも性的な制約が少なかったのは確かだが、家の存続や共同体の維持に性が埋没していたことも忘れてはいけない。

707:吾輩は名無しである
17/10/25 22:28:22.75 KqvloU29.net
鴎外の作品を読んでいて、一昔前の時代はある一面では家族構成が柔軟だなと感じた。
子に恵まれなければ前途有望よさそうな子を養子にしたりね。
まあ親しいところから迎えるケースが多いようだけど。
とにかく”家”の存続というのが重要だったのだね。
ゆえに家名に泥を塗るような真似はすまい、家名に恥じぬ生き方をしようとの矜持が発達したのだろうか?
※もちろんそのような家は一部の特権階級に限られるのかもしれないが
利己主義が跋扈している現代ではそのような精神的支柱は得られまい。
得られたといても、それは肥大化した個我による似て非なるものだろう。
皆が皆それによって行動すれば、きっと人はホッブズのいう自然状態に行き着くだろう。
とはいえ、そうあれる者はある意味では幸せかもしれない・・・。
そう考えると家や国、または宗教などに基づく共同意識を築くというのは重要なのだ、と今更ながらに気づかされた。

708:吾輩は名無しである
17/10/25 22:39:09.57 T7DtTSXi.net
>>707
家も国も宗教も排他的だけどね。
排他であることが重要とは、とても思えないな。
個人を殺し、他の集合を支配する。
鴎外自身、家からも国家からも、最後は逃げてしまったわけだから。

709:吾輩は名無しである
17/10/26 19:02:54.76 wXFVB1Td.net
集団への帰属を欲するのは安楽を得んがためか?
それじゃあ畜群と罵られそうだね。
そんなら超人を目指そうか?
綱渡りの日々に魂は耐えられるだろうか?
それに耐えうる意思はどのように培えばいいんだろうか?

710:吾輩は名無しである
17/10/27 20:21:46.75 2JJYTS3F.net
>>709
集団に帰属したがるのは、自分が個人として確立してないからだな。
つまり、未開社会の精神の名残り。
市民社会が発展していくと、普通は利害の相反から、個人としてその社会に参加していくようになる。
日本では現代でも市民社会が成熟せず、専制王制のような集団への帰属意識による集団社会とでもいうべき、いびつな構造になっている。
明治維新そのものが、王政復古としての維新、という歴史としては矛盾した方向を標榜しても、誰も疑問を持たない奇妙な精神構造の産物だ。
鴎外は、その精神をばかげたものとして切り捨て、漱石はその愚かな社会に翻弄されて精神を病んだ。

711:吾輩は名無しである
17/10/30 20:55:25.34 83oA3rHI.net
一葉はんが長生きしあはったら鴎外せんせをしのいだかわからしまへん

712:学術
17/10/30 20:57:14.74 KEtlQGGR.net
しの いだ。

713:学術
17/10/30 21:16:49.14 KEtlQGGR.net
らうたし。かし。おかし。

714:学術
17/10/30 21:17:34.46 KEtlQGGR.net
カンサイズ。

715:吾輩は名無しである
17/11/02 21:08:52.95 Q3oOUHxD.net
「安井夫人」を読んだが、あの作品は安井息軒が主人公で、
夫人はほとんど描かれていないような気がするのだが。
なぜ題名を安井夫人としたのだろうか。

716:吾輩は名無しである
17/11/24 18:11:34.35 sNRhJypS.net
文語は読むのきついが鴎外の口語はやはり良い

717:吾輩は名無しである
17/12/20 10:18:21.78 6OHn1Vyu.net
選集買った
とりあえず半日読んで笑った

718:吾輩は名無しである
18/01/22 11:10:20.47 LXlfAxdy.net
鴎外っていうと「麦飯に反対して大勢の軍人を脚気で死なせた人」のイメージが強くて、
花袋の「一兵卒」で主人公が脚気になってるのを読んだときも、
鴎外のせいじゃん!って思った

719:吾輩は名無しである
18/02/02 23:53:31.72 nvJgUkPc.net
脚気の件についてはよく調べたらなるほどなと思った、当時は庶民に全国的に白米食が広まったばかりで当時は何よりのご馳走でこれを容易に切り替えるのは兵士の士気に関わったかもしれない。
効果は認められたとはいえまだ医学的根拠のないやり方に頼るより当時の最高のご馳走を食べさせて兵士を戦場に送り出すことを優先した結果なのかもしれない。

720:吾輩は名無しである
18/02/03 18:32:19.27 +xTnU8yH.net
海軍ははなっから英国式を採用したのでパン食だっただけ、
しかし、りっぱな日本食の「カリーライス」がある。
江川担庵はパン食を兵糧に採用したかったようだが。
文学を論じる場で、軍隊の食事を持ち出して、けなすのは
いただけないね。

721:吾輩は名無しである
18/02/05 00:53:48.93 OQSKl3zt.net
>日本では現代でも市民社会が成熟せず、専制王制のような集団への帰属意識による集団社会とでもいうべき、いびつな構造になっている
今時こんなカビが生えたサヨクみたいなこというやつがいるとは・・

722:吾輩は名無しである
18/02/05 12:03:12.25 imt6nvua.net
>>721
カビが生えたサヨクがそう言ってるんなら、カビが生えたサヨクは正しいってことだね。

723:696
18/02/08 04:14:15.03 0ozSveAw.net
>>706
随分長い演説お疲れ様。 でもその程度のことは知ってますからご心配なく。

724:吾輩は名無しである
18/02/08 10:31:21.08 Sp8TtJBP.net
>>723
随分遅いレスだけど、わずか数行の文章が長いって、現代の国語教育はどうなってるんだろう?

725:吾輩は名無しである
18/02/27 09:51:56.64 6jOuWCJn.net
史伝を書き始めてから一遍に面白さを失った。
史伝は不眠症の処方のひとつ、読めば眠くなる。
そうそう、漱石の明暗なども。

726:吾輩は名無しである
18/03/14 18:21:23.43 QpQF/6rW.net
酷評すれば史伝には芸術性皆無。
ドキュメンタリー映画ベルリンオリンピック、東京オリンピック
は芸術作品です。ありのまま記述すりゃよいってーもんじゃない。

727:吾輩は名無しである
18/03/15 09:57:39.68 W9+Brxia.net
>>726
ドキュメンタリー映画ベルリンオリンピックを礼賛するのは、金正恩ぐらいかもw

728:吾輩は名無しである
18/03/18 14:01:15.32 px+3I4uM.net
「女流作家レニ・リーフェンシュタール この元女優の手になる「オリンピア」は、どうしようもない傑作である」
(『絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ4 文化の利用』草森紳一著、文遊社刊より)
市川崑総監督が語る名作「東京オリンピック」
−戦前のベルリンオリンピック(1936年)でレニ・リーフェンシュタール(ドイツ)がつくった
『民族の祭典』『美の祭典』はご覧になっていらっしゃいますか?
市川: 勿論見ました。ミュンヘンオリンピック(1972年)の時、リーフェンシュタールさんに偶然会って、
いろいろな話しをしました。とにかく『民族の祭典』は名作だと思います。
あらゆる政治的なことは一切抜きに、映画として素晴らしい。
【解説:淀川長治】
『民族の祭典』これは本当に今考えてもぞっとするぐらい立派でしたね。
そのオリンピック、ベルリンオリンピックの実写ですけど実写、それと言えないね。
これが本当のニュースと言えないぐらいに劇的なんですね。凄いんですね。
大和屋が影響を受けた・好きな映画
戦艦ポチョムキン、十月、ストライキ、アンダルシアの犬、不良少年
次郎長三国志シリーズ、野獣の青春、群盗荒野を裂く(何故殺すのか)西部魂、民族の祭典・美の祭典(オリンピア) 
大塚英志インタビュー 工学知と人文知
少し年上だけど三島由紀夫がいる。彼はレニー・リーフェンシュタールの『オリンピア』
(『民族の祭典』『美の祭典』の二部作を指す)というナチスドイツの映画を観てこれが機械芸術なんだっていうね、
直接的な言い方ではないけど機械芸術論を知っていないとわからないような作文を学習院時代に書いている。
お勧め(オススメ)映画(映画批評の映画研究塾)
1938「サブマリン爆撃隊」「赤ちゃん教育」「我が家の楽園」「汚れた顔の天使」「黒蘭の女」
「牧童と貴婦人」「獣人」「ラ・マルセイエーズ」「霧の波止場」「北ホテル」
「民族の祭典」「美の祭典」「バルカン超特急」「アレクサンドル・ネフスキー」「鶴八鶴次郎」
「按摩と女」「争闘阿修羅街」
手塚治虫は「アドルフに告ぐ」の冒頭をベルリン五輪で開始し、
西田修平と大江季雄の陸上棒高跳びの場面など、当作を意識した描写になっている。

729:吾輩は名無しである
18/03/18 16:54:02.31 syh7u5pd.net
>>728
全体主義、国家主義が好きな人には高く評価されるよね。

730:吾輩は名無しである
18/03/18 19:38:54.23 px+3I4uM.net
スーザン・ソンタグ
「レニ・リーフェンシュタールの『意思の勝利』と『オリンピアード(原文ママ)』を傑作と評することは、
ナチのプロパガンダを芸術性に免じて見逃すことではない。
ナチのプロパガンダはそこにある。だが、それ以外の何かがあることも確かだ。
それを無視することは、われわれにとって損失である」
溝口健二著作集刊行記念:佐相勉インタヴュー
例えば小津安二郎なんかにしても『民族の祭典』(38)をその年のベストテン一位におしてるんですよ。
だからそれは溝口だけじゃなくて、日本の映画界全体で当時のナチスの映画に対する評価は高かったんじゃないかな。
黒澤は山本嘉次郎監督『馬』(1941)の助監督をつとめているとき、高峰秀子とともに『民族の祭典』を見にいった。
帰り道、黒澤は高峰いわく「私の存在など気にもとめてくれず」足元を見ながら黙々と歩いていたそうです。
映画『ニワトリはハダシだ』 インタビュー2
対談者 ................  森崎東、 榎戸耕史
もう一つ、入って直ぐの所にカメラの移動車を押しているレニ・リーフェンシュタール、
『民族の祭典』(38)のファーストシーンが再現されているんですよ。この映画の公開当時、
小学校の低学年だった僕は教師、クラスメイト達と一緒に見たんです。
僕の前にはおかっぱの女の子達が並んでいまして、円盤投げの全裸の青年の写ったタイ トルバックで、
移動車が彼の背中の方から回り込んでいくわけですが、そのおかっぱ頭が移動車が回り込んでいくのにつられて、
一斉に回り込むわけです(笑)。その瞬間を非常にビビッドに思い出しました。
古川薫「花も嵐も 女優・田中絹代の生涯」(平成 14 年 2 月 15 日 文芸春秋)では、
昭和 15 年にレニー・リーヘンシュタールの「民族の祭典」を見て、女性監督の仕事に感銘を
受けたことが記されている。
広くて深い、ドキュメンタリー映画の世界/原一男
 ニューヨークでは、週一度、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の映画部門に頼み込んで収蔵作品を見せてもらった。
ルイ・リュミエール「工場の出口」、ロバート・フラハーティ「ナヌーク」、ジガ・ヴェルトフ「カメラを持つ男」、
リーフェンシュタール「オリンピア=民族の祭典」、ヨリス・イヴェンス「雨」etc、みんな、ここで見たものだ。

731:吾輩は名無しである
18/03/19 10:34:50.93 kfM986Yc.net
>>730
日本人は全体主義や国家主義が好きだけど、ソンタグという人は美を勘違いしてるんだろうね。
勘違いというのは、整列乗車を美しいと感じるような美的感覚のことだけど。

732:吾輩は名無しである
18/03/19 23:16:01.06 8QZZM6hl.net
1998
◆プレミエラ誌選:史上最高の映画ベスト100ランキング
民族の祭典 美の祭典
2005
◆タイムTIME誌選:歴代映画ベスト100リスト
民族の祭典 美の祭典
2013
◆米エンターテインメント・ウイークリー誌選:オールタイム映画ベスト100ランキング
84 美の祭典 民族の祭典Olympia (1938, Ger.)
大アンケートによる洋画ベスト150 (文春文庫―ビジュアル版)
出版社: 文藝春秋 (1988/07)
73 民族の祭典/美の祭典
キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」世界映画編 1995
78 オリンピア(民族の祭典/美の祭典)
またまた鈴木則文監督来場。『トラック野郎 度胸一番星』 『聖獣学園』
本の中でも『ドカベン』を褒めていた中原昌也、今日も『民族の祭典』に並ぶスポーツ映画の傑作だ、と言っておりました。
 ---- レニ・リーフェンシュタールとナチ美学の危険な関係 ----
渋谷哲也
すなわち、彼女のナチ加担という政治的罪は、彼女の美的な功績とは別の次元で考えられるべき問題だということである。
そしてそれとは別の問題として、彼女の作品に「ファシズム的美学」が見られるとするなら、
まさしくそこでの「ファシズム的」とは何なのかを多面的に問いかけてゆかねばならないだろう。

733:幸ちゃん
18/03/20 10:13:24.26 QRDigqRj.net
森鴎外はベルリンで「女の顔がどうだ」ばかり記録してんのなw
勉強したことと言えば、「論語」「春秋」「孟子」などを蘭語で読んだことくらい。
んでユダヤ娘をからかったら、日本までついてきてしまった。

734:吾輩は名無しである
18/03/20 10:41:52.47 Gv9Cokkp.net
>>733
鴎外は極端な美人好き。
非美人の最初の奥さんからは3日で逃げ出したが、美人の出戻りと再婚したら悪妻?でも添い遂げた。
ほんとうは西欧の美人、ドイツ娘と結婚したかった。
ところで、その娘がユダヤ人であるという根拠はなにかあるの?


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