新・戦艦スレッド 115cm砲
at ARMY
109:T1A
21/04/17 15:21:40.92 Xd5gGwUL.net
>>106
10加のお話読ませていただきましたが、それは戦地に移動して設置した野戦砲兵(野戦重砲兵)が初めての目標を撃つ場合の話で、要塞砲兵のお話ではないですよね。
確かに演習用数量表でも野戦砲兵の場合、試射に要する時間は一目標の決定標尺に15分、同遠距離の時30分、遠距離で飛行機観測の時概定20分決定30分とあります。
但し交会法により座標を求めるときは20分。
とあります。
要塞砲は地域の標尺は既に済ませているのでこの点が異なりまた海岸射撃具装備の場合は更に速度と精度が増しています。
「射撃学教程」の海岸砲射撃中の海岸観測具(射撃具)に依る射撃によれば、
「本機に依るときは費消節時等殆ど零と為し得るを以て経過時間と死節時合時間内に距離及び方向の偏差及偏流、
目標の半腹等を修正せば可なり而してこれ等の修正は電気的に実施せられ観測所に於いて
目標を追随することに依り連続且つ自動的に目標未来位置に応ずる射撃諸元を火砲に付随せしめ
随時発射し得るものにして射撃速度並に精度を増大するも故障を生じたる際其の故障探求に時間並に技術を要す」
「(前略)1発ずつ発射し射距離と有効基線長との関係を考慮し当初約2回弾着修正を行い
略々目標に接近せる射弾を得るや通常試射を終り効力射に移る」
とされ、野戦砲兵とは全然所要時間も精度も異なっていることがわかります。費消時殆ど零とか試射は通常2発と。
そして以前危惧した通り、大掛かりな設備ですから故障が生じると面倒な様子も覗えます。
もっともこれも、主測遠所は垂直基線能力も併せ持っていて、特に三崎砲台の例だと電気算定具も3基備えていたり色々対策は打っているようです。
八八式海岸射撃具以前の装備の場合には交会法を使用していることも書かれていますから、その時点では野戦砲兵に多少毛が生えた感じだった様子もあります。
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