おのれ外道衆 拾肆の ..
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109:名無しより愛をこめて
12/08/20 23:24:57.08 Mgy4/GnY0
よし書いたぞ!
はじめて書いたSS(と呼んでいいのか)が男女でもなく百合でもなくホモSSだなんて自分が恐ろしいな外道衆。
しかし途中で諦めた。だって童貞ry


―――



「く〜ろリンっ♪」

黒木は仕事の手を止め、声の呼ぶ方、司令室入り口へと目を向けた。
もう夜中である。
時間も遅いので司令室には彼一人だ。
「陣か…」
とはいえこの呼び名で呼ぶのは陣マサトただ一人であるのだが。
「あんまり眉間にシワ寄せてないでー、俺とイチャイチャしようぜ?」
彼はそう言いながらスタスタと歩み寄ってくる。
「おい陣、やめろ」
「またまた黒リンったら意地っ張りなんだから」
ちゅ、と小さくリップ音がした。
唇への軽いキスだった。
そのまま陣は続ける。
「黒リンもなんだかんだまた俺とシたいかなって思ったんだけどなぁ?俺もうこの身体だし中に出しても大丈夫な気が―」
「だからやめろと言っている!!」
ダンッ、と机を叩く音。
「俺は13年前にお前が消えてからずっと一人で生きてきたんだ!今更やって来て一体なんのつもりだ!」
黒木が声を荒げることはそうそう無い。
一人称も変わっていた。
司令室にビリビリと声が響き、沈黙が部屋を包んだ。
「……あー…、その、ごめんな…本当に、ふざけすぎた、天邪鬼でごめん」
首をかいて俯きながら、陣は苦しげに謝った。
顔を上げると黒木は悲しそうにしながらも笑っている。
「その首かく癖も、変わってないんだな」
「そりゃまあ、全部そのままだからな…」
二人の間に妙な空気が流れ、少しして陣がそれを壊した。
「ここでやらなきゃいけねーことはたくさんある。でもな、俺はお前にまた会いたくてこうしてこの世界に来た、それも目的の一つだ。…たとえお前が誰か知らねー女と結婚してようが関係なかった」
「でも少し安心したよ、まだ独り身なんだな」
「まあ…縁も無かったしな。それに恥ずかしいことに、お前が忘れられなかった。」
そう言って黒木はそっぽを向いた。
「じゃあさ、また昔みたいにマサトって呼んで。それから、昔みたいに抱いてよ、お願い」
陣は泣いたような顔で笑っていた。

―――

チュク…チュク…チャプ…と卑猥な音を立ててディープキスが交わされる。
黒木が唇を離すと、
「もっと、もっとして…」
と、陣はキスをねだるのだった。
「本当にキスが好きだな、マサト」
「黒リンだって夜の職場でするの好きだったじゃんか。変わってないぜ」
「う、うるさい」
そう言って黒木は陣の口をキスでふさぐ。


司令室の濃厚な行為は、朝まで続いた。



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