私たちの詞華集を作ろう
at POETICS
5:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/21 01:02:35.88 HSAnjqrA
三
ゆらりゆらりとおちてゆきながら
目をつぶり、
双つの足うらをすりあはせて、わたしは祈る。
「神さま、
どうぞ。まちがひなく、ふるさとの楽土につきますやうに。
風のまにまに、海上にふきながされてゆきませんやうに。
足のしたが、刹那にかききえる夢であつたりしませんやうに。
万一、地球の引力にそつぽむかれて、落ちても、落ちても、着くところがないやうな、悲しいことになりませんやうに。」
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この詩は、反戦詩として僕に意味をなしているわけではありません。
ひとりの人間としてこの「わたし」に自分を重ね合わせたときに
どうしようもなく自分を孤独にしてしまう、あるいは自分の孤独さを痛感させてしまう存在を
それでも愛さずにはいられない存在としての「わたし」が見えてきます。
そういうことに胸を締め付けられてしまう気持ちになるときがどうしてもあるのです。
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