トマス・ピンチョン7 at BOOK
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800:吾輩は名無しである
14/02/23 03:17:05.75
前近代から近代に移りゆく中で大きく価値観の変動があった
このころ芽生えて、今でも大きく息づいているものをモダンとすると
ポストモダンは次に来るべき大きな変動の中で
生まれるであろう価値観を表現しようとする試みのことじゃないかな
作者がそういう意図を持って書いてればポモ

でも、そもそも歴史の中で前近代から近代と来て、
次に来る時代の節目に生まれる価値観だから
その時になってみないと実際のところはわからない

コンピュータやインターネットが市井に普及して
大分大きく価値観の変動は起きてきていると思うけど、
はっきりした媒体性を持つそういったツールに文学は土台を持たないし、
今起きつつある変化のひとつがいわゆる地球市民的な国境の希薄化にあるから
この点ではその土地の文化の臭いが染み付いている言葉や文字を使った表現は難しいだろう
個人的には音楽なんかではわりかしうまくいっているようにみえるね

ピンチョンがポモだと感じる意見もわからないでもないけど、
ピンチョンは未来よりやっぱり現在を語っている文学だと思うな

801:吾輩は名無しである
14/02/23 08:07:31.26
すまない、ポモ以外は帰ってくれないか!

802:吾輩は名無しである
14/02/23 08:21:45.46
>>800
なるほどねー。
小説は形式性が強すぎるんだな。
そういう意味では、筒井康隆がやったような新聞連載とパソコン通信を組み合わせるとか、
メディアミックスするハルヒみたいな作品とかが「ポストモダン小説」っぽいのか?よくわからん。

803:吾輩は名無しである
14/02/24 00:42:52.54
801でそのレスかあ。抜け目がないなw

柔構造というのか、水銀的というのか、逃走線を引くというのか、
言葉はメディアとして強力だと思うんだよなあ。

凡庸な例え話で済まないが、例えばフライヤーて所謂チラシ、あるじゃん?
あれを連載小説にして、順不同で新宿各所に時々配布するの。
主人公の名前が例えば丸子で、丸子という名前と行動が何となく記憶に残る。
全部で何号あるのか、完結しているのか、初号がいつなのかも分からない。

ある日、君は丸子というグラフィティをインドネシアのある町の壁に見つける。
作者もわからず、意図も分からず、始まりも終わりも分からない物語に巻き込まれている。

あるいは、デレク・ベイリーのような人が
リンガ・フランカのように何処でも誰とでも音楽を成立させてしまう音の前意味性を発生させる。
そういうものが、商品だろうが非商品だろうが、人の視覚、聴覚などを経由して流通し続けるコンテンツ自体。
コンテンツこそが唯一実在するの。テヘペロ。

804:吾輩は名無しである
14/02/24 03:26:18.02
(´・_・`)

805:吾輩は名無しである
14/02/24 22:37:22.13
あ〜あ。
ところで(´・_・`) この眼を鼻の穴と見るのもあり

806:吾輩は名無しである
14/02/25 00:03:30.84
ポストモダンはインチキで哲学の黒歴史ってことでいいですね

807:吾輩は名無しである
14/02/25 07:41:44.03
重力の虹まだー?

808:吾輩は名無しである
14/02/25 22:28:24.18
marco

809:吾輩は名無しである
14/02/26 09:38:15.58
モダンはポストモダンを内包しててポストモダンなんか19世紀が終わるまでに出尽くしてると言う人もいるな
ハスミとか

810:吾輩は名無しである
14/02/26 22:24:45.23
「V.」の印象的なラストにあるランペドゥーサ島って、
透明度が高すぎて物が浮いてるように見えることで有名なあの海だったのか
それを知らなくて調べたらビックリした。最近移民問題で話題になったし
URLリンク(i.imgur.com)

811:吾輩は名無しである
14/02/28 21:12:29.99
本当にそんなのあるんかいなって思うものが実在してて、なるほどねーって思うものが作り話だったりするよね

812:吾輩は名無しである
14/03/01 00:36:52.16
メイソンアンドディクソンの翻訳は凄いと思うなあ
原書をぺらぺらめくっても、それが古い言い回しかどうかなんてサッパリだもん
底力がある人は違う

813:吾輩は名無しである
14/03/01 00:45:49.25
どうなんだろ。
ある意味では、「原書を正確に訳しきれているか」を厳しく審査できる人が極端に少ないとも言える。

814:吾輩は名無しである
14/03/01 00:56:25.71
そこまでの精査を求めるとすると、
日本語と英語の両方でオリジナルの擬古文小説を書いて成功できるレベルの
スーパー人材が必要なんじゃないの

815:吾輩は名無しである
14/03/01 01:28:33.17
あの翻訳は擬古文ではない。ただ漢語が多いってだけ。
翻訳出版直後のピンチョンスレでは、たしか「原書の意図と雰囲気を忠実に再現したいのなら漢字多用ではなく
擬古文を採用すべきだったのでは」というレスがいくつもあった。「そんなことしたらただでさえ少ない読者がもっと
減る」という話だったような。

あの震災の前後だったと思う。

816:吾輩は名無しである
14/03/01 01:32:06.85
なんちゃって気味の擬古文かな?と思わせるところはあるよね

817:吾輩は名無しである
14/03/01 08:45:35.41
訳者本人も、作中と同時代の日本語に厳密に合わせるのではなく
自分の使える範囲の日本語でできるだけ古っぽくしたものって言ってる
そういう意味ではなんちゃって擬古文だよね
まぁ原文も100%が18世紀の英語ってわけでもないんだろうけど

818:吾輩は名無しである
14/03/01 10:46:20.90
2024年頃にM&Dの新訳が2027年に出るとアナウンスされ、実際に出るのは2034年

819:吾輩は名無しである
14/03/02 01:02:57.20
(´・ω・`)?

820:吾輩は名無しである
14/03/02 01:14:11.96
ピンチョンすれ〜(^ω^)


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