おのれ外道衆　拾の目

おのれ外道衆　拾の目 ..

92:名無しより愛をこめて
11/07/25 23:17:57.26 aiArkg+/O
>>89
なんでかアイムの頭から花生えてるのを想像した。

「これが外部生殖器ですのよ」
月を背に頭上に咲き誇る美しい花を指してアイムは微笑んだ。
「我が星の民を産み、殖やす。それが女王のさだめでした。民は皆、女王の子なのです。」
呆気に取られている様子のルカにもう一度微笑んで、アイムは静かにその身を寄せる。
「でも」
耳元の声が悲しく響いて、ルカは我に返った。
「わたくしは女王になれなかった」
はらり、はらりと花冠が散る。
。私がずっと、あんたの側にいる。だから泣かないで。
それだけがうまく言葉にできなくて、ルカはただ、震える身体を強く抱きしめた。

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