【決算/米国】米金融大手、不良債権が大幅減　10～12月期6社決算[01/21]

【決算/米国】米金融大手、不良債権が大幅減　10～12月期6社決算[01/21] at BIZPLUS

1: ◆YKPE/zzQbM ＠ゆきぺφ ★
11/01/21 22:56:49
【ニューヨーク＝山川一基】米金融大手６社の２０１０年１０～１２月期決算が２１日出そろった。
景気の緩やかな回復に伴って不良債権処理費用が減り、５社が黒字となった。
ただ、金融危機時の住宅ローン問題が尾を引いてバンク・オブ・アメリカは赤字だった。

債券取引や投資銀行業務は低調で、一部大手の利益水準は市場予想を下回り、業界内の
明暗を分けた。

融資の焦げ付きに備えた引当金の積み増し額はＪＰモルガン・チェースが６割、バンク・オブ・アメリカ
とウェルズ・ファーゴは約５割、シティグループが約４割、前年同期と比べてそれぞれ大幅に減った。
主に米国でのカードローンや住宅ローンの引き当てが減ったため。

さらに、各社とも融資環境が好転したと判断し、積みすぎた引当金の一部を取り崩して利益に計上。
ウェルズは過去最高益となった。

一方、欧州の財政不安が再燃し、債券市場は低迷。株式公開や増資などによる収入も振るわず、
各社の投資銀行業務は低調だった。この影響で、ゴールドマンとシティの純利益は市場予想を大きく
下回った。

バンク・オブ・アメリカは、自社側の審査が不十分で不良債権化した住宅ローン債権を政府系金融
機関から買い戻したため、２四半期連続の純損失になった。

リーマン・ショックから約２年がたち米金融産業は危機を脱したが、オバマ政権による金融規制強化が
今後の収益増に影響を与えそうだ。各社は自己資本での投資活動を縮小しつつあるほか、消費者
保護をうたう金融規制の実施により、個人向けローンなどの手数料も今後減る見通しだ。

朝日新聞
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