【文化】ジャポニスム ..
[2ch|▼Menu]
9:日出づる処の名無し
03/05/02 04:44 IsCEL1Xi
阿J正伝    −ある精神的勝利の記録ー

私が阿Jのために正伝を書こうという気になったのはもう一年や二年の事ではない。
しかし書こう書こうと思いながらつい気が迷うのである。
それと言うのも伝を立てる場合はまず最初にその人々の実績や貢献、
特別な文化や宗教を書くべきだが、誰も阿Jのそれを知らないのである。
阿Jには宗教がない。何か目に付く特別な働きをしたということもない。

ただ彼らが歴史に残した痕跡と言うのは、ほんの一時期貿易によって世界中で金を稼ぎ、
その時だけ記憶に残ったと言うことだけである。しかし阿Jが誇る経済はあっと言う間に
しぼんでゆき、落ち目になってからはすっかり忘れ去られてしまった。

ある東洋の一国の民族である阿Jは、容姿や体格が悪いだけでなく唯一誇れそうな「経済」さえ芳しくなかった。
世界の人々の阿Jに対する関係は必要なときに金をむしる取ることとからかうことに限られていたから、
彼らの誇りなどに注意を払う必要などなかった。また阿J自身、侮辱されても口答えしなかった。
たまには口論するとき等に顔を真っ赤にしてこんな風に言うくらいでだった。

「俺たちは、お前たちなんかより、ずっと豊かなんだぞ。お前達なんか、なんだい」

阿Jは本当の意味での豊かな生活を実現していなかった。東洋のごく狭い島国に密集して住んでいた。
貿易で他国から金を稼ぐことが唯一の能力だった。途上国にODAを出し、戦費が必要だと言われれば
黙って金を出し、近隣諸国から金をたかられた。それゆえ、人々は金が必要になると阿Jを思い出したが、
思い出すのはその金のことで、彼らの文化や誇りのことでは決してなかった。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4524日前に更新/305 KB
担当:undef