砂の器 ..
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192:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 14:44 Voe8X3Mn
>>174さんのリンクでも語っている人がいるけど、冒頭の秋田行が気に入らない人って
多いんですね。
原作にはそこで和賀の企みが働いて捜査のかく乱を計る_という事になり、そこを知っ
ている人には中途半端な印象なのだと思うけれど、映画に於ける亀田の下りは無駄だとは思いませんでした。 それは自分は映画から入ったせいもあるのだろうけど。

”しかし捜査は難航した_”とある過程の一端としての描写だと考えられたし、先に
「東北・亀田」という誤認があって、「実は東北弁に似た出雲弁」→「亀嵩」という
展開の面白さが引き立つのだと思いました。

加藤剛のコンサートシーンの矛盾については>>174さんのリンク先コメントで初めて
知りました。 確かに芥川氏(現場には菅原氏も居たし)が助言をしてもよかった
のではと、読んで思いました。

193:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:00 vTkTZZjL
>>191
> 今の日本じゃ想像出来ない病気だよな

病気じゃなくて、病気を取り巻く状況じゃないかな?

遺伝病だとの誤解はほぼ完全にないし、
感染力弱いこともこの前の上告せずで広く知られたから。

動機の部分をくどくどと説明してないから、逆に分かりにくくなってるよね、最近。


194:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:01 HwBk6eY7
例の熊本のホテルは未だにハンセン死病患者受け入れるつもりはないらしいな

195:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:08 KnXRRyzW
死病じゃねーよ馬鹿

196:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:27 8HjjuJb9
>>194
ハンセン病の元患者達を頑として受け入れないその態度を、「一本芯の通った男気溢れるホテル」と評価されて、
繁盛するかも。

197:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:46 oGewrn3x
>196
男気あふれるレディースホテルだな(w
女性の人気は激しく低下しそうだ。

198:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:56 moF4RazJ
また映画版見ちまったよ。ああ良かった。
和賀英了が愛人との間に出来た子供を堕ろさせようとするのは、
何も婚約者がいるから、というだけではなく、
遺伝病だと信じられてきたハンセン病が、自分の子供に遺伝して
しまうのではないか、と考えたからなどと思ったりした。


199:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 15:58 oGewrn3x
>198
そうだろうね。絶対おろせ、っていう芝居は
保身だけじゃない表情だった。
宿命の輪を自分で断ち切ろうとしてたんだよ。

200:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 16:08 YoQNiRS2



201:はい、先生
04/02/02 16:19 zzQZw/09
>あれは、父子ではないのです。原田さんの細君が不倫して出来たのが、
中居さんなのです。原田さんが、怒って奥さんを殺そうとしたのですが、

亭主に自分の子でないのがバレたということだね?

>その前に中居さんが、自分の母親を始末してしまっていたのです。

ここまでは意味がわかる。しかし…

>原田さんは、自分の子でない事を知りません。

じゃ、最初の行で「奥さんを殺そうとした」っていうのと矛盾するんだけど。




202:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 16:25 lbHRVyJ6
174のリンクにあった、この疑問。

1 緒形拳が伊勢神宮の映画館で、加藤剛の現在の
  写真を見たわけですが、果たして何十年も経っている
  のに、7歳の頃見ただけの少年と同一人物であると気付くでしょうか?

これ、意外と気付いてない人は多いと思うんだけど、
和賀の額というか眉の上に傷があるんだよね。
浜村純扮する警官に和賀少年が殴られて血を流してた場面、あるでしょ。
そして、その傷跡は大人になっても残っていて、
それを偶然、映画館に掲げられてた写真で見た三木が和賀と気付いたのだ。
加藤剛の前髪で隠れて傷は見えにくいけど、確かに傷はある(写真にも写ってる)。
したがって、上記の突っ込みは成り立たないのだなー。

203:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 18:00 Voe8X3Mn
>>202 そう、写真を見て”成長した少年=和賀”気づくことに説得力を持たせる
為にケガのシーンを入れたんだろうしね。
加藤が控え室で鏡みて傷を気にするシーンがあるが、傷痕がちょっと判りにくい。

204:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 19:02 rVvw83UJ
いやーなんで70年代の映画って、冒頭シーン画面が縦長なんだよ!
ジャッキーチェンの映画も確かそうだったな。
砂の器なんか、本編中に4.5回縦長になりやがる。
非常に見ずらい。
けど、すごく面白かったです。

205:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 19:47 xfoJLFFg
>191
読んだ。泣。
もっとちゃんと知ろうと思った。

206:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 19:56 HwBk6eY7
映画の最後にテロップ流れるけど、隔離政策の法律無くなったのつい最近だよな
なんというか・・・

207:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 20:44 GKMgcssh
四国遍路と癩病〜光と陰
URLリンク(www1.ocn.ne.jp)

208:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 21:07 rYn5VrN4
この作品でも佐分の役は元大臣。
多いな政治家役が

209:この子の名無しのお祝いに
04/02/02 21:19 taG5tKUa
>>204
シネスコサイズの映画を4:3でトリミングするとき、タイトル等がはみ出る場合、
両端を切り落とさずに、今で言うスクイーズして表示することがある。



210:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 00:07 Nxy4PZEU
>>198-199
でも、大臣の娘と結婚したら、絶対にあと継ぎを作れって
言われると思う・・・
そこまで考えていなかったのかなあ。
それとも妻に他の男の子供を生ませるとか?

211:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 00:33 DR3kBcHE
>>198-199 ああ、そういう理由があったのか。
自分は、生まれてくる子が自身と同じ「片親」という境遇で生きていくことが
耐えられなかったのかと思ってた。(和賀の場合は結局父とも別れてしまうが)

212:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 01:07 Pm2vJKpJ
婚約者と結婚しても子供産ませないつもりだよ。

213:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 09:17 gg2GRnAH
砂の器と比べるのも本当になんなんだけど
「踊る大捜査線」でも「亀田」のトリックが使われてましたね。
ひたすら寒かったけど。

214:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 09:27 tEYBwy0q
おまいの釣りレスの方が寒くてたまらん >213

215:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 10:51 RBDJQ1Jo
>>202-203
まったく気がつかなかった!うーん、奥が深い…

>>210
部屋で作曲してるシーンの中で、「(結婚の事は)考えてないね」
というセリフがあったけど、本当に結婚しないつもりだったのでは?





216:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 15:09 MbwRU0TJ
佐分利信、政治家とか大企業の社長役とかがぴったりだったね、あと山村聡とか
今の政治家なんかよりよっぽど大物っぽい

217:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 18:43 RSmpun0Z
おお、こういうスレがあったとは・・・迂闊だったぁ〜。
TV板にへばりついててうっかりしていた。
みなさんのおっしゃること、いちいちうなずいて読ませて頂きました。
公開当時劇場で観て、その後TV放映を観て(2度くらいありませんでした?)
ビデオで4回ほど観てってくらい、大好きな映画です。
ダビングもしてあるのですが、DVDは持っていません。
予告編の他に特典映像とかあるんでしょうか?

218:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 21:47 gFtcU9rE
>>209
そのせいで、テレビでははみだした画面の端で事件がおこって
ると、突然画面がものすごいスピードで横スライドしていくこともありますよね
あれ昔は、スゲーカッコイイ演出だって勘違いして思っていた。

219:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 22:26 S73YRbyb
今後、テレビのロードショーで放送される事は二度とないんだろうな・・・。
内容が内容なだけに。

220:この子の名無しのお祝いに
04/02/03 23:19 iMEzMJIJ
>>206
あの字幕はじゃまだと思ったおぼえがある。

221:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 00:56 B8O3qeo+
映画見ました・・・後半は涙が全然とまりませんでした。なんかみなさんはツッコミ所
いっぱいあったみたいですが・・・・。
私は、疑問に思った事があったので(ある程度はこのスレ読んで解決しましたが)わかる方いたらお願いします。
1、幼いヒデオはなぜあんなに遍路で苦しい思いをしたのにやさしくしてくれた三木の家を飛び出してしまうのでしょうか?
2、紙ふぶきは1回ではなく何回かに分けてばらまいたのですか?(記事になるくらいだから・・・)


222:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 01:02 ROlj4ljK
>>221
> なんかみなさんはツッコミ所いっぱいあったみたいですが・・・・。

いや、最初は疑問があっても感動で精一杯よ。

> 私は、疑問に思った事があったので(ある程度はこのスレ読んで解決しましたが)わかる方いたらお願いします。

お前もあるんじゃん!(藁
回答はきっと他の人がしてくれるだろう。

223:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 01:04 klV/grFI
>221
1.に関しては、たとえどんなに優しくしてくれたとしても、
結果的に父と自分を引き離したのが三木だから、心底懐くことはできなかった、と
解釈してる。
2.はわからないです。

224:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 01:08 r6CpQENk
>>221
男のくせに泣くんじゃない。
涙をこらえて見るのがこの映画の見方でしょう。
少年、本浦秀夫の涙をこらえてけなげに生きているシーンが
名場面だ。

225:221
04/02/04 01:47 B8O3qeo+
深夜にも関らずレスくれた方々ありがとうございます。
ちなみに私、女なんですけどね・・・。
なんか三木がヒデオを可愛がるシーンが印象的だったので、
突然逃げ出したのが考えられませんでした。
映画では逃げ出してから音楽家になるまでの間は出てきませんでしたが、
TVではやりそうですよね。ちょっと楽しみです。

226:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 02:17 MYBNf7hG
>>221
ヒデオが出て行ったのは、あえて答えが無い方がいいのでは。捜査会議で今西もそこの所は断言してないし。
分からない方が、「宿命」について深く考えられるような気がします。

紙吹雪は原作でも映画でも目撃されてるのは1回ですね。

227:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 03:13 2uc4fiPP
DNA鑑定のなかった当時は裁判ではどういう結果
になったであろうと思うことがある。

228:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 03:18 2JuoMLdi
>>227
そんなこと言い出したらコロンボなんか(ry

229:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 09:13 y0xtGkG0
>>221 1に関して
秀夫は,自分にかかわることで三木夫婦が差別されることを恐れたのもあったんじゃ
ないだろうか。優しくされたからいっそう,そうなるのがつらいし,差別の結果自分
が捨てられることになったらもっとつらい。

秀夫を愛していたであろう母親が自分のもとを去らなければならなかったことや故郷
から離れざるをえなかったことから血の繋がりはなくても病人(父)やその血縁者
(自分)身近にいることが差別の対象になることが幼い心に刻み込まれていたのだと
思う。遍路の道中で差別のつらさ身をもって知ったことも大きいと思う。

230:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 09:19 lrzFNwKI
>>221
1・和賀の自供がないので真相は闇の中ですが、原作では幼い時からの
放浪生活が癖になって三木の元を飛び出したのであろうと推理されてます。
これは自分の感想ですが、真相もそういった所ではないかと思います。
映画の中で英夫を探す三木を遠くから泣きながら見ている英夫のシーンが
あったので、英夫なりに三木の親切は解っていたが、長年染み付いた
放浪癖に抗えなかったのではないかと。
2・塩山→相模湖間を何回かに分けてばらまいてます。
ばら撒いたのは1日だけです。
原作では記者が現場に居合わせて、その後知り合いの教授に話し、
その教授が自分が書いてるエッセイに載せたとなっています。
映画では教授の部分がカットされてるかもしれません。

231:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 09:26 KeY2mOEl
>>221
2に関しては、今週中に
URLリンク(www3.plala.or.jp)
を覗いてみましょう。

232:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 09:54 L9228N8P
>>221
1ですが、父親以外のすべての人間を信じる事が出来なかったのかもしれません。
それは、和賀英了という音楽家になってからも…

233:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 10:01 4KQJCKkf
原作を無視するわけではないが、あくまでも映画単体としての描き方を見て
個人的な解釈を……。

英夫が三木の家を出た原因が放浪癖というのは違和感がある。
もともと放浪癖なんて言うモノは、
寅さんのように、帰る家の存在に依存していることが多い。
むしろ、三木の家で親切にされることに閉塞感を憶えたと考えるべきでは?
(もちろん、父親と引き裂かれたという思いもある)

それよりもさらに動機として考えられるのは、
やはり父親の元に行きたいという、短絡的な衝動だと考える。
それは、療養所送りになる父を止めることはできないと分かっていても
なお駅まで走っていってしまった行動からもうかがえる。
まず「お父さんの元に行きたい!」があって、
多分、いろんな事情でそれがかなわなかったのだろう。

もしかしたら、療養所まで行ったけど、面会する前に大人に見つかって、
ほとんど口をきかない英夫のことだから、自分のことを話す前に逃げ出したとか……。
あるいは、いくら放浪の経験があると言っても、子どものことだから、
目的の療養所を見つけられずに、関西まで行ってしまったとか……。
とにかく、どこかで父親に会うことを断念したんだと思う。

そして、その過程において、差別されてきた自分の過去との訣別を
漠然とながら考えはじめ、大阪の雑貨屋の丁稚→子ども扱い→(戸籍捏造)→音楽家という道を歩んだのだろう。

そういう「父との訣別=自分の過去との訣別」という時間的経過を想像せずに、
放浪癖のある子どもが、誰からも強制されずに、大阪で居所を求めるとは考えられない。

234:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 10:41 y0xtGkG0
私も8歳かそこらの子供に放浪癖ってちょっと無理がある気がした。放浪してたのは2
年くらいでその前は定住してたわけだし,放浪も一人でしてたわけではないし。

その無理のある家出理由で三木が納得してしまうところに,ひでおとの気持ちのズレを
感じた。そのズレが後の殺人にもつながってるような気がする。

村の人にとっては,三木がひでおを引き取る(=ハンセン病の血縁者が村に住む)の
は内心迷惑で,自分たちが追い出したわけではないということで「放浪癖」は都合が
よかったんじゃないかとも思った。考えすぎかもしれないけど。
 



235:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 13:18 5B9J7yw5
三木がどんなにかわいがっても、やぱり実の親じゃないもの。
それに村の人はひきとられたいきさつも、
父の病気のこともみんな知ってるわけでしょう。
三木は親切にしてくれればくれるほど、実父を思い出すだろうし、
一歩外に出たら出たで村の子供は壮絶にいじめただろうし。
結局新たにやり直すといしたら、まったく別のところにいって
自分の経歴を一切知らない人の間で生活するしかないんだと思う。


236:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 17:10 yTIECVHu
今やってるドラマ、来週が亀嵩行きみたいだけど、予告で若手刑事が
「誰に聞いてもいい人っておかしくないですか」と言ってるシーンがあった。
ドラマでは三木は何か裏があるとか、偽善者ってことになってるのかな。
映画の三木は本当にいい人で、見ていて涙が出たけど。

>>235
巡査は赴任地が変わるから、いずれあの村も出て行けたんだけどね・・・
最終的には巡査をやめて雑貨商になったわけだし。
自分を愛してくれた実夫も、親切にしてくれた三木もひっくるめて、過去を全て捨てて
生きていかなきゃならないというのが、和賀の宿命だったということなんだろうね。

237:236
04/02/04 17:31 yTIECVHu
×実夫
○実父


238:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 19:29 MIGZXHxB
秀夫と一緒に病院に入院させればよかったのに。
そうすればこんな悲劇は生まれなかった。


239:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 22:17 y0xtGkG0
療養所の子供は病気でなくても地元の小学校にも通えない(PTAの反対とかが
ある)。一生療養所で暮らすことになる。それも悲劇。

240:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 22:29 dwGBCQ3+
丹波演説最高潮のシーン

黙って頷く丹子母鬼馬ニ。
(しかも刑事・・・。)
じゃなかったっけ・・・。

241:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 23:07 FlAVuLAM
>>240

そう!(大爆笑
最初にキャスティングが流れるときに
丹古母鬼馬二の名前があったからどこで出てくるかと思いきや、
いきなりあそこで出てきたんで、感動している最中なのにワロタよ。

242:この子の名無しのお祝いに
04/02/04 23:13 gz+srfS2
>>219
2年か3年前にテレビ東京で午後7時からノーカットでこの映画放映されたよ。
当時実況板か映画板で盛り上がった記憶がある。

243:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 00:32 csvvCVBy
ドラマ板のスレから拾ってきた。

「ふと思ったのだが、器って、もしかしたら托鉢での施しを受けた器を
象徴している部分もあるのかな?
だから、あの子は、どこでも拒絶される哀しさから、いくつも砂の器を
作って並べてた、とか。」

そうだったのか!!と、また泣けた。

244:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 00:51 z3G5GIgK
三木謙一がズーズー弁をしゃべる,という設定はおかしいのでは?

三木が亀嵩の駐在所に赴任したのは大人になってから。
それまでは岡山そだちだから,普通は岡山の方の訛りでしゃべりませんか?
また,仮にズーズー弁を中年になってからマスターし,隠居後も使っていたとすると,
死体を引き取りに来た息子が気づかぬはずはない。
三木は亀嵩時代はズーズー弁,岡山に身を置くと岡山弁のバイリンガルという設定か?
いや,だとしたら,東京で和賀と会ったときは第三の言語「東京弁」で話したはずである。
しかし実際にはズーズー弁だった。和賀はもちろん標準語で話をしたはず。

で,結論としては,三木は普段からズーズー弁で話す人である。
ズーズー弁と東北弁はほぼ同じであると言うことに気づかない息子がアホ。
おかげさまで捜査が遅れた,ということで。

245:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 02:31 P8lAHO3u
>>244
>息子がアホ。
に同意する

原作では、「10年間近く出雲地方で巡査をしていたから、訛りが出てしまっても少しも不思議ではない」
というような表現がある
だから、三木は岡山に帰っても、たまに出雲弁が出ることもあったと思う
一緒に暮らしている養子が、気がつかないはずがない

なんだか親父は東北弁に似たしゃべり方するなぁ、とか養子は思ったことはないのか?
それとも、和賀と会った時だけ出雲弁がでたのか?それは有り得ないよね

ズーズー弁の設定は、たしかにおかしいと思います


246:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 03:29 Bj39bJMU
いやそこについては、国語研究所での話で、
関西より西だったかでは、こういった発音だと出雲弁だと認識されている
という言い回しがあった。
養子は、親父が出雲弁を時々話す、という認識はあっても、
今西が言う「東北弁」だという認識がなかったということじゃないのかな?
まあ、「東北弁」と言われて、ああ出雲弁のことだと気がついてくれても
よさそうな気がするんだが、それをあの国語研究所での話で潰しておいたとか。

映画の台詞の上では、あの息子に話を聞く時に「ズーズー弁」という表現は
してないみたいだからなおさら。(捜査会議の時だけみたい)

247:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 11:42 60pldNQp
>>244
俺も昔観たときは同じこと思った。

でも、大人になってからそれほど重要なことではないと思うようになった。

俺は、東京生まれ東京育ちだけど、大学時代の4年間だけ札幌に住んでいた。
東京の人間と話すときには、当然、東京弁だけど、
北海道の友だちと話すときは、自然と北海道訛りや北海道弁が出る。
札幌のように東京弁とそれほど変わらない土地柄でさえ、
訛りや方言が出るのだから、
20年(?)も赴任していた出雲弁なら、その地方の人間としゃべるときに出るのは
特に不思議なことではないと思うようになった。

248:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 13:47 pNAz662I
三木は和賀に会った時に、言語中枢が亀嵩時代にトリップしちゃったんだよ

249:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 21:29 Zo5NX0xn
島根の警官が車で丹波を案内するとき、訛っていないことを指摘
されて、東京の人と話すときは気を遣っていると言っていたこと
も、何かの伏線だったのでは。

250:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 21:50 IGLJU3V9
>>244 私も、247さんと同じような意見なんだけど、色んな所を転々とした人って、
そこの人(そこの土地の人)としゃべる時はそこの方言使うんだよね。
三木は相手がヒデオだからあえて普段使わない出雲弁を使ってしゃべったんだと思う。
出雲弁を使った方が、お互い当時当時の気持ちになれるし、親近感がわくから。


251:この子の名無しのお祝いに
04/02/05 22:53 tpJiLMva
俺は大学まで関西弁、大学入ってからずっと都内に20年。

実家に帰ったら廻りが関西弁なので、意識しなくてもすぐにスイッチが入って、
関西弁になる。電話がかかってきたときもそう。こちらからかけるときは少しスイッチ入れる。

で、東京に住んで10年くらいした頃から、
実家に帰っていても、ごく稀に東京の言葉になることがある。
主に東京に住んでから覚えた言い回し、新しい言葉のイントネーション。

だから>>244の言うようなことは不自然だとは思わない。
たぶん俺と同じような体験の持ち主を脚本(原作?)の参考にしている。


252:この子の名無しのお祝いに
04/02/06 01:48 BR8MS6M0

三木が泊まった、伊勢の二見旅館の女中は「東北の人かと思いました」って言ってるよね。

原作では、「自分が長くいた村も、こういう訛り(ズーズー弁)を使うので、よく間違われるんですよ」と
三木が女中に話したとなっている。

つーことは、やっぱし日常的にズーズー弁を使ってたんじゃないか!?とつっこみたくなるね。

まぁ、もうどーでもいいことだが・・・。

253:この子の名無しのお祝いに
04/02/07 03:42 LSzeXAVw
丹波は演技or本当に泣いたの?

254:この子の名無しのお祝いに
04/02/07 05:09 5dlppj7y
何度もマジ泣きしてNG出したらしい。収録されたものでもかなり来てるようだ。

255:この子の名無しのお祝いに
04/02/07 13:35 UoDJK5m7
復刻!邦画名作選
松竹映画『砂の器』サウンドトラックより
ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」(\1470)

のCDを見つけたのでゲトしますた。
ちなみに『砂の器』O.S.Tは\2000

音楽監督:芥川也寸志
作曲・ピアノ:菅野光亮
です。

256:この子の名無しのお祝いに
04/02/07 22:01 MqiAWNf2
今日見たけどピアノ弾いてる姿はガクトそのものだろ

257:この子の名無しのお祝いに
04/02/08 02:19 ll97v2ki
>>221
いままで和賀は冷たくされたりいじめられたりしたことがあったけど、
三木夫婦にご飯を食べさせてもらったり優しくされて
優しくされることが意味もなく怖かったのだと思う。
この優しい人達がもし今度自分のことを拒否したら
こんどこそ自分(和賀)の心が壊れてしまいそうだったのだと思う。
人の心の優しさを知って、余計にそれがなくなる時が怖かったのだと思う。
今まではあっちいけとか言われてもそういうものにはカラを被って我慢できたけど、
心が三木夫婦の優しさにふれてガチガチに固めていたカラが割れてきていたから
もし今度三木夫婦にも拒絶されたら、
今度こそ自分がどうして頑張っていけばいいのか
失う優しさが怖かったのではないかと思う。
だから、拒絶されるよりも自分から拒絶してしまおうと三木夫婦のところから
出ていったのではないかと思う。
優しさになれていない和賀には、優しさを拒絶されるのが怖かったのだと思う。
それなら自分から先に拒否して生きていこうと思っていたのだと思う。

258:この子の名無しのお祝いに
04/02/08 03:04 CFD4l5ts
クラシック板でもスレ立ってるぞ。

【中居】「砂の器」の主人公って?【ヘタ!】
スレリンク(classical板)l50

259:この子の名無しのお祝いに
04/02/08 09:09 dQLIzg4Z
ハンセン病患者の画像が貼られてたんで、転載。
URLリンク(www.gazo-box.com)

ハンセン病について解説されているサイトでも、患者の画像を掲載しているところは
ほとんどないので、こういった画像を見る機会は少ないと思う。
人権問題も複雑にからんでくるしね。
見た事ない方はどうぞ。ただし、閲覧には注意。


260:この子の名無しのお祝いに
04/02/08 09:29 djrdwq+v
上の画像見ると加藤嘉がただのやせ細ったじいちゃん
に見えた。

261:この子の名無しのお祝いに
04/02/08 10:26 QdUy4Q0C
>>257
うん。そうゆう見方もありだよね。
和賀って三木の所を飛び出した後って人を信用しないで生きていた
みたいで、愛人のこともどこらへんまで本気だったかわかんないんだけど、
そういう心を持っていたら愛されることに不信を
抱いていてもおかしくはないよね。

262:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 10:45 uWXlIPs4
ガルシアさん、更新age
URLリンク(www3.plala.or.jp)

263:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 19:57 ZU3+OzXZ
やっとレンタルビデオを借りられて、子供の世話の合間に
何回かに分けて見ました。皆も書いているように、後半の音楽と脚本が
よかったです。音楽はあまりクラシックは詳しくないのですが、
ちょっとラフマニノフとかチャイコフスキーのピアノ協奏曲っぽ
かったですね。いい曲です。ただ、前半の「紙吹雪の女」が
和賀の愛人だとわかるくだりが強引に思えました。今TVドラマ化
されていますが、蒸気機関車が走ってくる場面など、やはり
当時でなければ再現できない部分が多いと感じました。それで
もドラマの方の最終回まで録画するつもりです。
子供の秀夫が三木巡査のところから逃亡した理由ですが、私は
戦災孤児の話・・・野坂昭彦氏の著作などで、優しくされれば
されるほど放浪へ出たくなってしまう孤児の気持ちが書かれて
いた作品を思い出しました。三木巡査が自転車で探しまわって
いるとき、木陰で涙をぬぐっていた秀夫には、父親とわかれ
させた巡査にうらみの気持ちもあったのでしょうが、そのほか
にもそういう気持ちがあったのだと思います。
しかしそれが殺人という結末になったことは、実に悲しいことだと
思いました。原作ではほんの数行の遍路の映像が本当に強烈でした。

264:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 20:30 05fD1gMK
>作ではほんの数行の遍路の映像が本当に強烈でした。

あのシーンと音楽で号泣しますたウワァァ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!!!

265:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 21:25 Xa5Up1mE
>>259さんが紹介して下さっているサイトのハンセン病の方って
具体的にどういった姿をされているのでしょうか?
本来なら自分の目で確認しなくてはいけないのでしょうが
もうひとつ勇気が出なくて・・・

266:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 21:36 dgpkLWWQ
>>265
ハンセン病の現実を見なくても生きてはいけます。
しかし、何かを得たいのであれば勇気を持って現実を見ましょう。
1週間や1ヶ月へこんでもいいじゃないですか。

267:この子の名無しのお祝いに
04/02/09 22:09 rDCvywpn
>>265
寝る前には見ない方がいいですね。
どうしても見たくなければ
>>188
を読む程度にしておきましょう。


268:この子の名無しのお祝いに
04/02/10 02:22 puYVqvdQ
>>266さん>>267さん、お返事ありがとうございました。
今の所見る勇気が出ないようです。
好奇心から拝見するのも気がひけてしまいますので・・・



269:この子の名無しのお祝いに
04/02/10 09:24 OAWjRX5b
昔学生の頃買った新潮文庫には、カバーの内側に映画の
白黒写真が掲載されていました。その後処分して、
今度また買い戻した文庫では、当然そんな写真はカバーには
ない。つくづく、捨てずに古い文庫を取っておけばよかった
と思いました。

270:この子の名無しのお祝いに
04/02/10 09:30 OAWjRX5b
続けての投稿すみません。
>>259さんの紹介している写真を見ました。
やはり衝撃的でした・・・・
こんな風に書いたら悪いと思うのですが、昔白土三平の
漫画に出てきたハンセン氏病の術者そのままでした。
白土さんは実際の患者のことを知って、あの漫画を
描かれたのだなあと思いました。

271:この子の名無しのお祝いに
04/02/11 14:42 6Ecc0KDB
遅ればせながら、原作を読了。
この話があの映画になったのか……と思うと、
映画は原作を越えているなあ、と改めて感動した。
もちろん原作には原作の良さがあるし、
映画にも舌足らずなところは多いけど、
原作を広げてああいう作品を作り上げたところはすごいと思う。

272:この子の名無しのお祝いに
04/02/11 16:37 v/9Y2GN2
映画のクライマックスシーンは音楽と映像の見事なまでの合体、感動した

273:この子の名無しのお祝いに
04/02/11 22:42 CL46opF9
親子が村から旅立つシーンで、村を見下している千代吉の
なんともいえぬ表情ですでに涙腺がゆるゆるです、、、。
名作っす。

274:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 00:11 9wv0PEfg
村を見下している千代吉を見ると、あそこから
同じ監督の「やつはかむら」になってしまいそうだ。

275:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 00:12 MxALjEH6
>>274
尼子の大将は中居版に出てるがな

276:LP持ってた男
04/02/12 00:44 1l1nFdxq
その昔,TBSの「月曜ロードショー」(荻昌弘解説)で放映したときのこと。
いよいよクライマックス間近。操作会議で今西刑事(丹波)が和賀(加藤)の
殺人動機を説明する。固唾を飲んで聞き入る内藤武敏以下捜査陣。
今西「それは,当時としては不治の病と言われた(音声カット)だったのです!」
ですぐにCM。放送禁止用語とはわかっていたが,あまりに芸のないやり方に
愕然とした。初めて見た人はどう思ったのであろうか。


277:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 07:15 ufTkrlp2
菅井きんは親戚だったのか?

278:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 08:40 pFWjfKub
>>276
あれ、そうでしたかね?
しかしこの映画はハンセン氏病のことが原作よりもウエイトを
おいてるので、肝心の病名カットしちゃあかんがな。
製作者サイドはハンセン氏病への謂れ無き差別を
描こうとしてたと思うんですが、そんなんのも駄目なんすね。

279:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 08:51 q9izXo+p
>>276
最後に出てくる病名の字幕はカットされてなかったの?

280:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 20:00 QVfuaFqY
>>279
捜査会議のシーンでは「ライ病」だった。
ライという言葉がいわゆる差別用語で、ハンセン氏病は
セーフだったんだね。
でも、何で今西も「ハンセン氏病」と言わなかったんだろ。

281:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 20:15 K1fQKR7T
>>280
差別用語であっても「らい」というほうが自然であると思う。
まして映画が撮影されたのは30年も前なのだから。

282:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 20:57 wzQmzBnY
>>280
>「らい」が差別用語
そうだったんですか。知らなかったです。当時は自然に使っていた
言葉と言われれば、そうかも知れないと思います。たしか少年サンデー
の記事に、太平洋戦争で手足を失った元兵隊の図に、やはり「かたわ」
みたいな説明が載っていたのを覚えています。当時はまだ終戦直後の
記憶が生々しく、「砂の器」にも戦前の影が落ちていると思います。
ある批評サイトで映画版の批評で「古い」というのを見たんですが、
監督の野村芳太郎はわざと戦前からの色を出して撮影していたのでは
ないかと思います。「らい」という言葉を出したのも、そのせいでは
ないかと思えますね。


283:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 21:06 QVfuaFqY
>>282
ただ、原作では「ライ(漢字)」とはっきり書いてあるから
原作連載当時は、自然に使っていたのかも知れない。
おそらく革新・人権団体とかが勢力を伸ばしてきた
昭和40年前後ぐらいから、抗議とかが激しくなり
放送禁止用語が増えたから、その影響だろうね。

284:280
04/02/12 21:19 K1fQKR7T
放送禁止用語というのはテレビの自主規制の問題では?
「かたわ」とか「びっこ」とか別に身障者以外に、物の状態をあらわすのに
日常的に使われるし、「キチガイ」もいわゆる精神異常者に普通に使われている。
 で、今西が「らい」という言葉を使ったのも私は自然に感じました。
決して差別を助長しようとしてるのではなく、なんだか言葉狩りのような現在の風潮で
昔の、しかもテレビではなく映画での言葉遣いは同列には語れないと思います。

285:276
04/02/12 22:25 bVG2TFpR
>>280さん
私の説明のいたらぬ所を補っていただいてありがとうございます。
最後の字幕はそのまま放映されましたが,そもそもその字幕も
>>93さんの御指摘の千代吉のメイクと同じく,患者団体さんとの
話し合いの結果で追加されたものであると朝日新聞で読んだことが
あります。それならば,操作会議のセリフも撮り直せばと素人は
思うのですが,そうしなかったのが制作者側の闘いであり,判断
だったのでしょう。
私が知りたいのはTV局のスタッフも同様の闘いや判断をしての
音声カットだったのか,それとも予定調和的な自主規制だったの
かということで,25年も前のことだけど,今にも通じる問題だと思
うのです。

286:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 22:43 r+leSHm3
>>283
> ただ、原作では「ライ(漢字)」とはっきり書いてあるから

「癩病」こんな字ね。

>>285
森達也の『放送禁止歌』を読むと、(この本必読!)
TV局でちゃんと考えている人は皆無に近いと考えるのが妥当だろうね。


287:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 22:47 r+leSHm3
>>282
> たしか少年サンデーの記事に、太平洋戦争で手足を失った元兵隊の
> 図に、やはり「かたわ」みたいな説明が載っていたのを覚えています。

大島渚が日テレのドキュメントで撮った「忘れられた皇軍」には、
片手や片足や両目を失った元朝鮮人軍属が出てくるね。
これもTV放映は不可能かな。

図書館なんかでビデオ上映できるけど。(例えば川崎市市民ミュージアム)

288:281=284
04/02/12 23:07 K1fQKR7T
間違えて280にしてしまいました。280さんすみません。

289:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 23:13 LS3rX9T+
>287
「忘れられた皇軍」に関しては
かなり昔にNHKで一部を放送した事あるけどな。
今はどうだろ?やっぱ無理かな?



290:岡崎の三遊間
04/02/12 23:24 DV+25eIp
僕は、「砂の器」は田中邦衛と佐藤浩市が出ているのを昔見た。あれはよかった!「寝たあとに 草が群がる ころもがわ」。大空眞弓とか、

291:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 23:30 eXe/kTHB
ガイシュツかも知れないが、
数年前のテレ東の放映では堂々と「ライ」と言っているのだが。
なお、テレ東は20年ぐらい前に「エタ、ヒニン」が連発される「破戒」を
放映した実績もあり(この時は事前に解同などと協議した)。
厳密には放送「禁止」用語というものはなく、
必要性もなく安易に発言するとあとで厄介な問題が起きる可能性のある言葉を
放送局連盟が勝手にリストアップして自粛しているだけなのだよ。

292:この子の名無しのお祝いに
04/02/12 23:42 7QxOL3xG
>>291
テレ東放映は3年前。
確かにあの時は音声カットも一切なく、ノーカットで放送した。
TBSは妙なところで感覚がずれてるんだよな・・・

293:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 00:21 dMjzzyMf
>>292
差別を告発したり、差別を批判する為なら、
あえてそういう言葉を使わざるを得ない
場合もあるんだけどな。
そこらあたりから逃げるのは本末転倒ではないか?と。

294:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 00:23 ZVEry4wG
えらく関係ないですが、
昔昔に片足のない兵隊さん(服装が映画に出てくる兵隊さんの服装のままだったの)が
浅草寺?明治神宮?の門の脇あたりに立っていたのを見たことありませんか?
小さすぎて場所がはっきり覚えてないのですが、浅草寺だと思うのですが。
初詣に行った時だと思うのです。お寺の門の脇に立ってました。
生まれて初めて身体障害者を見て見ちゃいけないけど、
目がいってしまうのを止められず凝視していた覚えがあります。
なにか・・・何でも見ちゃいけない、蓋をしてしまうことでは
何の解決にもならないと最近は思います。

295:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 04:35 xlmCHfbU
>>294

昭和40年代には、新宿と上野にいたよ。
別人だと思うけど、子どもだったのでよく憶えていない。
浅草にいた記憶はない。

296:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 08:54 aTjYmtLS
>>294
西新宿で見たことある


297:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 09:22 X65vfygk
傷痍軍人な。
私も子供の時見たよ。地方ですが。
自分も>>294と同じではじめて見た身体障害者かな。
併せて戦争というものを感じたはじめてのことかも。
つうか歳ばれそう。

298:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 21:50 Yw1PGTPv
>>291
TBS(テレビ初放映)時は、言葉狩りのような風潮が強く
あとあとの面倒を嫌ったテレビ局側が自己規制した。
ただ、あまりにも行き過ぎて表現者の方から疑問を
呈する声が強くなったのと革新・人権運動の衰退が相まって、
テレ東の時はそのまま放映されたということだね。
確かに差別につながるからなくせばいい、あるいは言い換えれば
事足りるとの考え方はナンセンスだと思う。
ちなみに「癩」は「かったい」とも読み「こじき」と
いう意味があるから、この辺が問題になったのかな。
でも昔は「癩の瘡うらみ」(癩病患者が梅毒患者をうらやましがる、
転じて自分よりわずかでもよい境遇のものをうらやむことの意)
ということわざが堂々と使われていたらしい。
これはさしもの俺もどうかと思うよ。

299:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 22:13 1op15WmU
URLリンク(kuram.tv)
ポッポ屋も放送禁止用語じゃん




300:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 22:16 1op15WmU
>>299
くみとりや×
清掃員○
ってのもヘン

301:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 22:57 0UgG/hik
たしか、「八百屋さん」と愛称的に呼ぶのはよくても
八百屋、とか××屋と呼びつける(?)のは言葉狩りに引っかかるらすぃ。

302:この子の名無しのお祝いに
04/02/13 23:25 /aZMxlvF
「この八百屋さん風情が!」

303:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 00:57 efCEypVo
婦人も駄目なの?
じゃ御婦人にとってかわる言い方って?


304:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 10:20 GOEqnRSB
砂の宇吉

305:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 19:54 y2LD/Tok
女が自分を女性と呼ぶのもキモイ。いっそ生物用語でオス・メスか。
今度生まれたおたくの子供さん男の子ですか? →
今度生まれたおたくの子供さんオスですか? とか。



306:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 20:02 HWyQ/swR
>>298
俺、小学校6年生の時、小学館の「小学6年生」を毎月
買ってもらっていた。1月号には、「いろはかるた」が
ふろくについていたんだけれど、「癩の瘡うらみ」は
「家宝は寝て待て」に変えられていて、本誌の巻末には
「お父様お母様へ」という欄で、
「このことわざは、お子様にはふさわしくないので変更しました」との
お断りがついていたよ。もう25年も前のことだけど。

307:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 21:57 fa9sij6T
>>298
テレ東は放送禁止用語らしきものがある映画でも(にあんちゃんとか)
あとで断り書きをして無修正で放送することが多々あるね


308:この子の名無しのお祝いに
04/02/14 23:44 0T55bXxL
加藤嘉。筋金入りの反戦家で,特攻隊上がりの鶴田浩二に「大東亜戦争は間違いだった」と言わしめた人だったらしい。

309:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 10:33 fWBZLkor
>>309
ゴリゴリの共産主義者だったね。
よく、共産党の機関紙に
名前が出ていた。

310:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 11:02 CFo4Un7W
>>307
差別的な表現をしている部分の音声をカットしたりしないの?
昔の映画やドラマの再放送見ると、そんなのがよくあったけど。

311:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 11:10 woscjX7S
TV放送でカットされた映画の名セリフ
川島透・竜二
『カタギになるか?カタギになってコ××するか?』
黒澤・用心棒
『この宿場の人間はみんな××ゲーだ、だけどオメエがいちばんキ××ーだ』
山田・幸せの黄色いハンカチ
武田鉄也がタコ八郎の乗った車を蹴りながら『この×ャ×ショー!』
セリフではないけど東宝の「サンダ対ガイラ」ではサンダが広島の原爆を浴び
て世にも醜いケロイドになる、ってシーンはカットされている

312:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 11:10 gbGg5A31
>>310
黒澤明は「絶対カットするな!」といっていたので
テレビでやるときは断り書きが出て、無修正で放送する。

さすが巨匠!

313:312
04/02/15 11:14 gbGg5A31
補足
WOWOWで全作品放送したとき、スタッフが無修正で放送することを条件に
黒澤プロから放送権を取り付けたらしい。

NHKBSで放送するときも無修正だよ。
(他の監督作品だと修正されることが多い)

314:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 11:16 woscjX7S
映画ではないけど、今年の元旦のニューイヤー駅伝  
トップランナーが足を引きずりだしたのを見て、解説の瀬古が
『あ、ビッコひいてますよ。ビッコを』と放禁用語をリフレイン

315:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 11:40 b9/6B/dr
監督協会ガンガレ

316:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 20:25 MMrDOWxY

今夜の実況は こちらで

砂の器 ◆ 第五話
スレリンク(livetbs板)

317:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 22:02 XNm9H4qf
中居の間が長すぎる

318:この子の名無しのお祝いに
04/02/15 22:06 lOvMAejg
最終回だけ見ればいいドラマになったな

319:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 05:44 NL0bvBnA
で、タイトルの「砂の器」ってのは、
放浪中に幼少の秀夫が、砂の器を作って遊んでいたことと、
その後の秀夫の半生が、砂の器のように脆く壊れやすい物だったこと
のダブルミーニングってことでいいんでしょうか?

320:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 08:26 bCry97z/
>>319
はい、そうです。

321:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 11:20 tpmfU9O2

>>29はビデオテープが「停止」とか「巻き戻し」が出来ることを知ってるのかな?

あと、返却するまでは何回でも見ていいこととか。



322:アホのアムステルダム
04/02/16 13:09 cBuKOnDD
知らない・しっ知らない

323:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 13:31 jQs5rqnw
なんでそげなこと言うだらか。

324:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 16:02 zuZ2f1ld
>>320
ちがうよ


325:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 17:55 8CfrVx0L
>>321
>>29は新しく発売された方のビデオを借りたから新作のため一泊しか借りられないのでは?


昨日DVD観たけどやっぱり森田健作も丹波哲朗も演技うまくないんだね。二人とも本人にしか思えん。存在感が強すぎるのかな?

326:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 21:44 kXX7qsXj
>>325
丹波演技うまいじゃん。

327:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 21:57 Z/1JbKwP
感動作なんだけど...
ちょっと思うこと...

この作品で「ライ病のビジュアル」を刷り込まれていた気がする。
も一つ挙げれば『ベン・ハー』でも同様に。





328:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 22:10 F5ZT3XJ3
『砂の器』更新age
URLリンク(www3.plala.or.jp)

329:この子の名無しのお祝いに
04/02/16 23:36 wNtyBfLu
>>276の言った「月曜ロードショー」では荻昌弘が有益な情報を述べていた。
脚本の橋本忍氏が荻氏にこう語ったらしい。
「荻さんね,これは僕たちが必死で考えた『人形浄瑠璃』なんだ。
 オーケストラは三味線,丹波が大夫(語り),放浪する親子が人形なんだよ。」
なるほどと思った。(作った人が言うんだから,もっともな話だ。)
以来,この映画を差別解消の視点からのみ語る人には違和感を覚える。
その後の私は,この手の異化効果的音楽かけまくりの映画を大画面・大音響の中で
思考停止しながら観るのが無上の喜びになっている。有名なところだと
「2001年宇宙の旅」の冒頭,「地獄の黙示録」のキルゴアの場面,「未知との
遭遇」のUFOとのジャズセッション,「ベニスに死す」のマーラー。晩年の深作作品の
タイトルバックなど。 

330:この子の名無しのお祝いに
04/02/17 00:17 PecoRvzx
>>329
あなたと全く違う理由だけど、同意するわ。
そもそもこの映画で涙に濡れるには思考停止するしかないはずよ。
ハンセン病者の親子は常に差別され、同情される対象に固定される図式ね。
この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」だなんて、いい気なもんね。

ところでこのスレの皆さんは同じ松本清張の「眼の壁」(映画化)の
犯人の出自や死体処理のトリックにはどう思うのかしら?


331:この子の名無しのお祝いに
04/02/17 00:28 tPEVsUbj
>>330
この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」

テメエがどう解釈するかは勝手だが、
どこをどう取ればこんな考え方になるのかね。
思考停止どころか「思考破綻」だな。

332:この子の名無しのお祝いに
04/02/17 00:43 GBVIl5AN
>>330
>ハンセン病者の親子は常に差別され、同情される対象に固定される図式ね。

そうやって同情しておけば、安心なんですよね。自分は「同情してあげる」側だから
絶対安全圏にいる。熊本のホテルを批判しても、現実に自分がその職場にい
たら、誰もが本社の指示に従うだろう。そういうもの。

>この病に冒されたら殺人を犯すのが「宿命」だなんて、いい気なもんね。

だから、ハンセン氏病の当事者・家族や、関係する活動家は、この映画を好まないらしいですね。

「眼の壁」は、手形詐欺一味の親玉が精神病院を買収していて、入院患者になり
すまして世間から隠れていた話でしたっけ? 大時代な硫酸プールには参ったね。

「砂の器」も「眼の壁」も、地道な捜査の過程は渋いリアリズムでいいのだが・・・。

333:この子の名無しのお祝いに
04/02/17 22:51 UZ5jiIBy
>>330
このスレのたんなる「砂の器」マンセー厨房は
「眼の壁」なんて言ったって、知らないの多いと思うよ。
あの原作もたしか某団体から相当叩かれてたはずだ。

334:この子の名無しのお祝いに
04/02/18 00:23 HwHNKSiG
>>330
「眼の壁」って原作と映画もずいぶん違うんじゃなかった?

原作:犯人→被差別部落出身者。幼いころに受けた差別体験から、
      世間を見返してやろうと右翼の親玉になり、殺人を犯す。
   死体処理→皮革をなめす薬品に人間を浸して白骨化させる。

映画:犯人→信仰宗教の教祖
   死体処理→陶器を焼くときに塗る薬品に浸す。

ついでに言えば、松本清張はサヨ作家ってことになってるけど、
「砂の器」のハンセン病者の扱いといい、
「眼の壁」の被差別部落出身者の扱いといい浅薄で、
人権感覚には相当問題ある作家だと思う。
まあ、良くも悪くも、「庶民」とその常識を共有してる
「庶民的な」作家だったとはいえるんじゃないかな?

335:この子の名無しのお祝いに
04/02/18 00:55 KO67ckiL
>>332
> だから、ハンセン氏病の当事者・家族や、関係する活動家は、この映画を好まないらしいですね。

言えるのは、好まない人がいる、くらいだろ。
作るときにちゃんと意見聞いて作ってんだし。

336:この子の名無しのお祝いに
04/02/18 17:35 UJKpcLn7
>>290
>「砂の器」田中邦衛と佐藤浩市が出ているのを昔見た。あれはよかった!大空眞弓とか

私も見ましたが貴殿と違って全然評価に値しない映画だと思う。先ず原因をライ病とせずに村の
有力者を傷つけて放浪の旅に出た。殺したわけでもないのに何で放浪? チョットした
離れた町に行けばいくらも(戦前だが)生きられる。あまりにも無理がある。最後に佐藤浩市が自供して
手錠をかけられる。飛行機に乗られなくて音楽会は中止。情がない。野村監督作品のほうが100倍よし。

337:この子の名無しのお祝いに
04/02/18 23:27 IbDahK9n
>>334
原作では「忌まわしい父」などという記述もあるし、
殺人の動機も、成功を目の前にした若者が
このような父親を持った過去を知られたくなかったというのが
前面に出ていた。これだけ見てもわかるように、
松本清張の中では、差別を告発するなどという考えは
もともとなかったと思う。
ハンセン氏病者の苦難を大胆に表現して、結果的に親子の絆や
差別問題まで浮き彫りにしたのはあくまで映画、
もっといえば脚本の力が大きい。

338:この子の名無しのお祝いに
04/02/18 23:29 /Ko3qu/1
>>337
映画の最後のテロップはぐさっとくる

339:この子の名無しのお祝いに
04/02/19 03:50 Zm3HLQBN
>>338
あの最後のために、延々とテロップやってたんだよな。
最初観たときはイラネー!って思ったけど。
最後だけ出すとそこの意味が深杉になって目立つし、
「この作品はフィクションであり…」をやってもお約束みたいで意味薄くなるし。
つくづく橋本忍の気遣いを感じるやり方だった。


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4148日前に更新/283 KB
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