【腐女子カプ厨】巨雑6438【なんでもあり】 at NANMIN
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615:名無し草 (スプッ Sd9f-G+K4)
16/04/06 13:54:15.79 d.net
まあ、掃除が終わらなければ他のことはさせてくれないようなので、大人しく従う。
リヴァイはハタキに意識を戻したエレンを盗み見て、内心で頭を抱えた。
(どういうことだ…可愛いってなんだ可愛いって!!)
そう、リヴァイは口の当て布を下ろして振り返ってきた三角巾姿のエレンを、あろうことか『可愛い』と思ってしまったのである。
(待て…あいつは男だろうが! 確かに可愛い顔をしてるが!)
…と言い訳を脳内で叫んで、再び自分の思考に絶望した。
(おい…可愛いって顔ならやつの馴染みだというきのこ頭の方が…いや、あれも男だ。クリスタって女のことを言うんじゃないのか)
しかしクリスタの姿を思い返してみて。
(エレンの方が可愛いだろうが!)
と、セルフツッコミのち絶望というコンボを自ら喰らう。
器用な男だ。
「リヴァイさーん?」
悶々としているリヴァイをエレンが呼んだ。
「こっちの棚終わりましたけど…」
「…分かった。確認する」
(人には手ぇ止めるなって言っといて、リヴァイさんの手の方が止まってんじゃん)
ムッと頬を膨らませて、エレンはぼすりとソファへ座る。
他の誰かがやろうものなら「掃除中だ」とか「埃が立つ」とハリセンを飛ばすところだが、今回のリヴァイは違った。
(クッソあざとい!!!)
先ほどうっかりどきゅんとキたかもしれない、掃除スタイルのエレン。
そのエレンが同じ格好でソファに座り、膝に立てた両手に顎を乗せて膨れっ面をしているのである。
そのまま叫びそうな声を深い溜め息に変え、リヴァイは掃除の終了を告げた。
「まったくなってねぇが、今日はもういい。倉庫を手伝ってこい」
「? 分かりました」
釈然としないながらも、エレンは立ち上がる。
「その掃除スタイル用の三角巾はお前にやる。どうせ倉庫でも汚れるしな」
「はあ…ありがとうございます…?」
首を傾げるエレンに、なぜ首を傾げるのか尋ねたいのはリヴァイの方だ。
エレンが部屋を出ていけば、部屋の中は一気に静かになる。
(なんだってんだ



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