【長編】−−−−−【 ..
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688:ユチョとチャミの狭間で+J続き
10/07/02 22:40:41 qIfWaG9o
久しぶりの投下です。題名ちょいと略しました

>>339
「ジェジュンッ!!ちょっ、これっあなた?なに!!どうしたのこの腕!! あぁ〜、困ったわねぇ… どうしよう…」
突然スタイリストの女性の驚愕した声がメイクルームに響く。同時にその場にいたみんなの視線が一斉にジェジュンに注がれていた。
そして「ホンット申し訳ない」平謝りで頭を下げるジェジュンがそこには居た。「あ〜、ホントだ‥お前何やってんだよ。大丈夫か?でも‥ダメじゃん」
隣で衣装に袖を通しながらユノが心配そうにジェジュンの青紫色に変色した腕と顔を交互に見ている。
「今日の衣装、これなのよ‥ちょっとこの腕じゃぁ出すわけにいかないわよねぇ。うーん‥。まあなんとかしなきゃね。」袖の短いジャケットを前に参ったという表情で拳を額に当てると
「ちょっと待っててね、相談してくるから」そう言い残し、スタイリストの女性は足早に部屋を出て行った。
「とりあえずなんでこんなことになったんだ?」ユノがジェジュンの肩に腕を回しガシッと引き寄せあらためて尋ねた。
「うん…ちょっとさ‥事故ってかさ…」ユノが事故という言葉で一気に慌て始め、肩に回した手を解くと今度は真正面からジェジュンの両肩をガシッと掴みまくしたてた。
「は!?事故?おまっ、事故にあったの?!いつ?ちょっ、チョトそれでっ?はねられたのっ??相手はっ?!」
慌てるユノを後目に「なになにー?事故ってぇ?ジェジュン事故にあったの〜?」メイク中のユチョンは完全に他人事で 鏡越しに喋っている。
「いや…そんなはねられたりじゃないし 夕べたまたま居合わせて……俺はこれで済んだけど…」
「俺は?ヒョン、今俺は。って言ったよね?んー、ってことは誰か一緒だったの?他にもケガした人いるの?」勘のいいチャンミンが衣装のサイズを調整されながら顔だけジェジュンに向けて口を開いた。自分の恋人がその相手だったなど知るはずもなく…。
「あー!女の人と一緒だったんでっしょ〜。誰かに見られてたら大変だよ〜。ヒョン写真撮られてないでしょうねぇ。」ジュンスがいいものを見つけて喜ぶ子供みたいな顔して笑っている。
「ああ、真夜中だったし一応帽子にメガネだったけど…人もほとんど居なかった‥あ、タクシーの運転手と病院の人には見られてるか。けど多分大丈夫だと‥」
「ジュンスゥ〜!お前は黙ってろ〜♪でもさ、ホントに見られてないだろうね?つか警察沙汰にはしなかったんだろ」女絡みはことに手慣れているユチョンが口を挟んだ。
「ああ。さすがにな。たださ‥」言いかけて突然言葉を遮るようにスタイリストがドアを開けて入って来た。「あー、良かったわよぉ〜ジェジュン。とりあえず今回のコンセプト壊さなくてすむ代わりの衣装あったあった。これなら隠れるわ。ほれ。」
抱えて来た衣装を広げて見せ「はい、さっさと着替えて着替えて」ほっとしたのか彼女は笑顔になっていた。
「お手数かけてスミマセン。」再び謝るとそそくさとパーテーションの裏にジェジュンは消えた。



「はい!本日の収録はこれでおわりです。東方神起さんお疲れ様でした!」「お疲れ様でしたー」歌番組の収録の完了を告げるディレクターの声と共にわらわらとスタジオを後にする5人。
歩くジェジュンの腰に後ろからスッと手を回し「さっきの続き、たださ〜って。ただ何なんだよ」ユチョンがニヤリと笑みを浮かべて尋ねた。
二人の先をあとの3人が歩いているのを確認すると「見つけたんだよ」小声でユチョンに耳打ちした。
「見つけたって何を?」「だからー女。その女がケガしたの。俺はその女の命の恩人だよ」「?どういうことだよ?」「轢かれそうになった女を庇ったの。でその時の怪我がこれだったわけ。
女の方が酷かったんだけどさ、 まあ膝を縫う怪我だけですんだのは不幸中の幸いだったってことかな。」
「ふーん……。で?」「で?じゃねえよ!そもそもお前のマンション行く途中だったんだからな!直後お前に電話かけたのに出なかったのは誰だよ!」
その言葉にユチョンの脳裏に昨夜の記憶が蘇っていた。


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