【長編】−−−−−【 ..
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47:ユチョとチャミの狭間でplus J続き
10/04/16 12:55:40 Nbaoaexc
>>36
「笑ってくれたらオレはこのまま帰るからさ。でも、笑ってくれなきゃ帰れない」私の顔を両手で挟むと 頬を伝い落ちる涙をペロッと舐めた。
「アハッ、しょっぱい。涙ってね、泣く理由で味が違うんだよ〜。知ってた?」「え?ホントに?」私が驚いた顔をするとすかさず「知りませ〜ん。適当に言ってみました」と無表情で答える。
「なにそれ‥」私が言うと同時にジェジュンが「ッププ、アッハッハ〜」自分の言葉に耐えかねて吹き出していた。「アハッ、アハッオレってくっだらねぇ」
「うん、くだらねぇ」私も無表情で返すと 一瞬 ジェジュンの笑顔が固まった。が、その表情に私が吹き出してしまっていた。
「アハハハッ、今、ジェジュン固まってた」「だって…くだらねぇなんて言うから。くだらないじゃなくて くだらねぇって」「んふふ。あたしね意外と女らしくねぇの。うふっ」
「アハッ、ねぇのか」「うん。ねぇねぇ」他愛もない会話で夜中だというのに笑い転げた後「よし。笑ってくれた。これでオレは帰れるね」 あえて目を合わさずに言った。
「あの…ジェジュン、ホントにありがとう。それから‥ごめんなさい」
ジェジュンは目を合わせないままで「ごめんなさい…か」呟いていた。なんだか胸がキュゥっとする。このままおとなしく帰るのか?オレ。
なんだかわけのわからない感情が突然押し寄せ始めていた。


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