科学関係ぶっちゃけスレ at RIKEI
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350:、
08/10/28 19:37:13
T・E・ロレンスも同様の体験を書き記している。それが起こったのは、アラブ人の一団と共に旅
をしていたときだ。「この清澄な夜明けにわれわれは旅立った。太陽と共に感覚は目覚めて
いたが、夜の思考に疲れた知性はまだ惰眠を貪っていた。こういう朝には、一時間か二時
間の間、世界の音、匂い、色彩は、人間ひとりひとりに直接に触れるのだ。何らかのフィルター
を通したり、思考によって類型化されたりすることがない。それ自体によって、ありのま
まに存在しているように見えるのである、、、、」。

ロレンスによれば、彼の問題の根源は「思考に囚われる性質」である―つまり、右脳の意識
だ。ここでもまた、それがある種のフィルターとして働くのが分かる。つまりサングラスのようなも
のだ。思考に囚われるその性質がなければ、われわれは「あらゆるものがありのままに見
える―無限の存在として」。つまり通常の人格の境界が消滅するのだ。

また、フィリップスの言う「愛の海に囲まれた」体験も見過ごしてはならない。このような体験
は、生きた、好意的な力としての自然の感覚ももたらす。

ナーバイによれば、キリシャリ族は8万種の植物の効能に親しんでいるというが、このことはまた、
偉大なベンガルの科学者ジャガディス・チャンドラ・ボースの仕事を思い起こさせる。私がそれをは
じめて知ったのは、ピーター・トプキンズとクリストファー・バートの「植物の神秘生活」(1973)だ
った。ボースの最も驚くべき業績は、生物と無生物の間に厳密な境界は存在しないというこ
とを示したことだ。

ボースは1858年、インドの役人の子として生まれ、幼くして優れた才能を示したので、父
は彼をイギリスに留学させ、ケンブリッジで物理学、化学、植物学を学ばせた。だが、カルカッタ大学
の物理学教授に任命されると、彼は一種の偏見に直面することとなる。生涯にわたって続
くことになるそれは、彼に「身の程をわきまえさせよう」とする同僚たち―インド人、白
人を問わず―の嫉妬だった。彼はその才能が認められるまで何年もの間、無給で教えて
いた。彼はマルコーニ以前に電波の送信を行い、物理学者としての天才を示した。

351:、
08/10/28 19:41:43
彼はイギリスに招かれて王立研究所で講演を行い、それがあまりにも好評を博したため、王立
協会は政府にかけあって、研究所の設立資金4万ポンドを融通させた。だがここでもまた
インド人の同僚の嫉妬と中傷が彼を妨害した。1899年、ボースは奇妙な事実に気づいた―
―電波を受信するために金属のコヒーラー(検波器)を酷使すると、次第にその効果が薄れるの
だ。一方、しばらく「休ませて」やると、回復する。ボースは、生物と「無生物」、特に金属
の間の境界について研究を始めた。

王立協会の会長であるサー・マイケル・フォスターが研究所にやってきたので、ボースはグラフを見せた。
この傑出した科学者はがっかりした。

「これがどうしたのかね?もう半世紀も前から明らかになっていることだが」
「これは何だと思いますか?」とボースはたずねた。
「何故そんなことを聞く?筋肉反応の直線だろうが!」
「申し訳ありません」とボースは言った「実はこれは金属の錫の曲線なのです」。
「なんと!」フォスターは不信の叫びを上げて飛び上がった。ボースは鉄や胴など、他の金属によ
る類似の結果を見せた。彼はまた金属が記憶を持っていることも示した。金属の表面を酸
で腐食させた後に、その痕跡が消失するまで研磨する。だが実験によれば、それが腐食し
ていた箇所が判明するのだ。

次に彼は植物の葉を用いた実験を行った。それはちょうど人間と同様に麻酔をかけること
が出来るのだ。彼はクロロフォルムを用いて松の木にまで麻酔をかけ、それを移植して見せたのだ。

反発は依然として根強かった。王立協会で植物や金属に関する実験を行ったときには、生
理学の長老であるサー・ジョン・バードン=サンダーソンが、こんなことはありえないと実験を一蹴し
た。だが元教授のひとりがリンネ協会でエキジビジョンを手配してくれ、ボースは大成功を収めた。
だが危険な策略によって、またしても彼の実験結果は王立協会から発表することはできな
くなった。


352:、
08/10/28 19:47:25
最終的に、彼は植物の成長を秒単位で示すことの出来る装置まで発明した。そのひとつは、
光線を使って植物の「筋肉のような」運動を1万倍に拡大することが出来た。こうして5
9歳のとき彼はナイトの爵位を与えられ、自らの研究所を開くことが可能となった。

彼の人生に残された20年間で、彼は自然には「間隙」が存在しないということを示す実
験を続けた。動物、植物、そしていわゆる、「無生物」は、すべてが緩やかに遷移し合って
いる。ある講義の中で彼は万物の「浸透的統合」について語り、それによって彼は「30
世紀前、わが祖先がガンジスの畔で主張したメッセージ」を理解することが出来た、と述べた―
―つまり、つまり、自然の多様性の背後にある全一性のメッセージだ。

ゲーテとは違って、ボースは同僚たちから夢でも見ているんじゃないかと一蹴されることはな
かった。だが遥かに時代を先取りしていたという点では、彼もゲーテと同じ運命を共有した。
その結果、20世紀最大の科学者の一人である彼は、ほとんど忘れ去られることとなった
のだ。

当然、次のような疑問が湧く―どうすれば彼の研究を続けることが出来たのか?

その答は、ジェレミー・ナーバイの「宇宙の蛇」の中にある。科学者自ら「シャーマンのヴィジョン」を開
発すべく努める、あるいは少なくともその可能性を認めるということだ。治金学者サー・ロバ
ート・オースティンは、彼自身もまた金属は生きているという結論を出した、とボースに語ったが、
王立協会でそのことをほのめかしただけで一蹴されてしまったという。彼にはボースのよう
な強みがなかった―ボースはシャーマン的伝承に根ざす文化に育った人間だった。


353:、
08/10/28 19:49:15
、、、 ハプグッドの実験と洞察   、、、



興味深いことに、チャールズ・ハプグッドその人もまた晩年にはこのような考えを抱くにいたり、
最後の著書「霊の声」(1975)の長い序文の中でそれを表明している。

彼の出発点はチャンドラ・ボースの著作だった。その幅広い読書の中で、ハプグッドはボースの「生
物と無生物の反応」(1902)に出会った。特に彼の印象に残ったのは、ボースの電波受信
機の金属が、使いすぎると「疲労する」ことを示したことだ。だがさらにショックを受けたも
のは、もう一つの観測のほうだった―その受信機を数日間使用せずにおくと、それは不
活性となるのだ。

ボースは言う、「実際、刺激の欠如によってそれは怠惰となり」、再び活性化するには「強いショック」を与えねばならなかった。

ハプグッドは正しくも、そのいみするところは極めて重要であると考えた。結局のところ、「金
属疲労」というのはありふれた概念であり、純粋に機械的な述語で説明することが出来る。
だが「金属怠惰」を説明するのは困難だ。


 ハプグッドはさらに、現在ではよく知られているクリーヴ・バクスターの実験に言及している。バ
クスターは嘘発見器の専門店で、1960年半ば、研究所にあったダラセナの葉に嘘発見器を繋いで見
た。水を吸収したら電気抵抗が減るかどうか確認しようとしたのだが、驚いたことにその
反応ははるかに激烈で、ちょうど刺激を受けた人間のように反応したのだった。

354:、
08/10/28 19:57:18
Wikipedia項目リンク 金属疲労
Wikipedia項目リンク 嘘発見器
彼はマッチで葉に火をつけてみようと思い立ち―仰天した。実際にマッチを擦る前に、発見器
の針が跳ね上がったのだ。この植物は明らかに彼の心を読んでいた。さらに彼が葉に火を
つけようと言う意図を持たず、単にマッチを擦っただけのときは植物は何の反応も示さなかっ
た。

彼の実験に寄れば、植物は犬が接近すると警戒を示すし、生きたエビを熱湯に投入すると衝撃
を受け、数秒間「卒倒」していた。それはケガをした指の凝固した血にまで反応した。
バクスターは植物が意識を持つことを証明したのだ。

さらにハプグッドは、フランクリン・レーヤー師の実験にも言及している。彼はデゥーク大学の超心理学者
J・B・ラインと共同で、たえず話しかけた植物は無視された植物よりも育成状況がよいという
ことを証明した。不吉なことに、成長しないように話しかけた植物は生育が悪く、しばし
ば枯死してしまった―「黒魔術」の効果が証明されたのである。

ハプグッドは常に理論家というよりも実験科学者であったから、キーン州立大学でこれらの実験
を追試してみた。ただ学生たちには、植物に話しかける代わりに自分の感情を―ポジティヴ、
またはネガティヴェなものを―植物にむけるように指導した。するとやはり愛を与えられた
植物は無視されたものよりも生育がよく、さらに憎しみを向けられた植物の生育は最悪だ
った。

ハプグッドの学生たちはそれぞれ一人で実験しており、そのために興味深い発見があった。
ある極めて美しい少女は、愛によって植物の生育をよくすることが出来ないのに、憎しみ
を向けたものを枯死させるのはいつもうまくいく、と不満を述べた。

355:、
08/10/28 20:00:57
彼女のことを理解するに連れてその理由がわかった。彼女は感情的にネガティヴな少女で、愛
するよりも憎むことのないほうがはるかに得意なのだった。「彼女はこの哀れな小さな種子に対
して、そのサイキックな力をナガティヴに使うのは得意だったが、ポジティヴに使うのは苦手な
のだった。だから種子は発芽することができなかった、、、、、、世が世なら、彼女は極めて有
能な魔女になっていただろう」。

ハプグッドはまた、イェール大学の生物学者ハロルド・サクストン・バーに論を進める。バーは生命に関係し
た微弱な電場を発見した。精密電圧計を樹木に装着すると、この電場を計測できるだけで
はなく、暴風や太陽黒点、そして季節の変化の際にそれが変動することまで判明したので
ある。女性は排卵の際に電気的活動が活発化する。ある不妊の女性はこの情報を元に妊娠
に成功したという。

バーによれば、蛙の卵にはこのような力の場が線状になって存在し、それがオタマジャクシ
の神経系になるという。そこで彼は、これらの「場」が実際に生きた細胞を形成している、
と考えた。ちょうどゼリーの鋳型がゼリーを形成するようなものだ。彼はこれをLフィールド(生
命場)と名づけた。

バーはまた精密電圧計を使って患者の癌を検知できる事を発見した―それも、手術で摘出
可能な初期の段階でだ。

ハプグッドによれば、バーの生命場は「われわれが意思、知性、霊と呼ぶもののすべての要件
を備えている」。彼は、例えば動物学者サー・アリスター・ハーディの記述する扁形動物に属する扁虫
を例に挙げてもよいかもしれない。

これはヒドラと呼ばれる腔腸動物を喰う。その刺胞を採り入れるためだ。この「爆弾」(刺胞
の毒)は捕食者の意をくじくためのものだが、扁虫に飲み込まれたときは爆発しない。ヒド
ラが消化されると、この「爆弾」は扁虫の胃の粘膜に捕らえられ、別の細胞に渡される。こ
の細胞は労務者のようにこれを運び、扁虫の皮膚に、先端を外に向けて、ちょうど砲門の
ように並べる。

356:、
08/10/28 20:18:11
Wikipedia項目リンク扁虫
Wikipedia項目リンク(%E7%94%9F%E7%89%A9) ヒドラ
さらに、扁虫がヒドラを喰うのはこの武器を入手するためだけだ。皮膚に十分な刺胞を並べ
終えたら、たとえ飢えていてもヒドラには触れもしなくなる明らかに無意識的ではあるが合
目的的な力がここには働いている。

バーの後継者であるエドワード・ラッセルもまた、同様に重要な発見をしている。彼によれば、催
眠術師レナード・ラヴィッツは、被験者の催眠トランスの深さをバーの電圧計を使って計測することが
出来たという。つまり、肉体のLフィールドは精神の影響を受けるということだ。またラヴィッツ
によれば、精神不安定の患者のLフィールドは精神の影響を受けるということだ。またラヴィッツ
によれば、精神不安定の患者のLフィールドは症状発言の前に変動するという。

エドワードラッセルによれば、「思考場」(あるいはTフィールド)は生命場に影響を及ぼすことが出来
る。つまり思考は、ある意味では生命場を支配するのである。ハプグッドが指摘したように、
このことは「思考は宇宙の根源的な力である」といっているのと同じことだ。

ハプグッドはついに、物質科学というものはある意味ではものごとを逆さまに扱っている、
という結論に達した。思考は物質から流出したものではなく、物質の背後にある原動力な
のだ。要するにハーとラッセルは「霊」の、あるいは精神と呼んでも何と呼んでいいか、物質に
対するその優越性を示したのだ。


357:、
08/10/28 20:19:07

ハプグッドはさらにサイコメトリーに論を進める―例の、フォーセット大佐が信奉していたものだ―「サ
イキック」であるベーター・フルコスは、彼の2人の息子たちの写真を見て、その性格を精密に描写し
たのみならず、ということまで読み取ることが出来たのだ。

ハプグッドの視点は、マヌエル・コルドバとジェレミー・ナーバイの言う「シャーマン」的視点に徐々に近づき
つつある。そしてこれによって彼は、極めて興味深い推論を打ち立てた。ハプグッドは次の
ように自問した―インディオたちの雨乞いの踊りや豊作の踊りは迷信なのか、それとも実際
に効果があったのか。ハプグッドは考えた。「我々の祖先は少なくとも20万年前、恐らくは
その10倍も前から、大体今の我々と同じレベルの知性を持っていた」。

彼はニューメキシコのタオス・プレブロ族が、何時間も熱狂的に踊り続けるのを見たことがあった。も
しもそれが本当に迷信で、まったくの徒労だというなら、もうはるか昔にそのことに気づ
いていたのではないか。そして今、植物に語りかけるという彼自身の実験によって、人間
の精神が植物に影響を及ぼすことが明らかとなった。


358:、
08/10/28 20:25:06
、、、  焦点を外して見る  、、、



人間は少なくとも20万年前、もしかしたら200万年前から現代人と同レベルの知性を持って
いた、というハプグッドの指摘は興味深い。

1997年に発見された事実は、この仮説を裏づけているようだ。フロレス島(ジャワ島とバリ島の東)
のマタ・メンゲの古代の湖底を調べていたオーストリアの古人類学者グループが、石器を発見した。マイク・
モーウッドとニューイングランド大学(ニューサウスウェールズ)の学者たちがこの石器を発見した火山灰の湖底
は、80万年以上前、つまりホモ・エレクトゥスの時代と測定した。その付近で発見された動物の骨
も同じ年代だった。奇妙なことに、フロレス島は比較的小さな島で、古代人の痕跡があるとは
知られていなかった。最も近隣では、巨大な島であるジャワ島、つまりジャワ原人の故郷があ
る。ジャワ原人は我々最古の祖先で、やはりホモ・エレクトゥスに属する。

この原始的な人間がフロレス島に到達するには、島から島へと航海せねばならない。つまり10
マイル(約16キロ)の距離をわたる必要がある。大した距離ではないように思えるかもしれ
ないが、モーウッドによれば、ホモ・エレクトゥスは一般に「ややマシなチンパンジー」程度のものだった
と見なされている。だがもしも海を渡ることが出来たとすれば、とてもそんなものではす
まないはずだ。さらにモーウッドによれば、かなり大きな集団で海を渡るには相当の組織力が
必要であり、つまりホモ・エレクトゥスは何らかの言語能力を持っていたはずだ。

言い換えれば、100万年近く前の祖先は、皆で協力して筏を造る程度の知性を持っていたの
である。そしてもしも彼等がまだ言語を持っていなかったとしたら、何らかの直感的・直
接的コミュニケーション、つまり何らかの形のテレパシーがあったと考えざるを得ない―ハプグッドによ
る、人間の未知の能力に関する仮説を裏付けているようだ。

359:、
08/10/30 20:49:44
スレリンク(wild板:80番)
1964年4月、ハプグッドはまたしても、科学的興味をかき立てる現象と遭遇した。彼は心理
学者ケネス・ライアンズ博士の逆行催眠実験に参加した。ライアンズはジョージという名の被験者を逆行
催眠に書け、小学校に入学したばかりのころに遡らせた。するとジョージの声は子供の声に
なり、その日のことを詳細に語った。その後、ライアンズはジョージを前世にまで遡らせた。ジョ
ージは、自分の名はジェイムズで、時は1618年、場所はコーンヲールだ、と述べた。それから自分は
17歳のときにロンドンの監獄で死んだ、と語った。

これに興味を持ったハプグッドは、ライアンズをキーン州大学に招いて実験させた。彼も学生たちも
魅了され、過去世遡行実験は2年にわたって続いた。ハプグッドは言う、「あらゆる実験において、わ
れわれの被験者は過去に遡ったとき、その過去世の社会状況を正確に語った」。別の少女は
まったくフランス語が出来なかったが、フランスでの過去世に遡ったときには完璧なフランス
語を話した。ある16歳の少年は、イスタンブールのトリカブ宮殿―ピリ・レイスの海図が発見させた
場所―に行くように命じられ、その様子を詳細に描写した。

ハプグッドは考えた。もしも人間を過去に遡らせることが出来るなら、未来に送ることも出
来るのではないか。その結果は驚くべきものだった。

ジェイという学生は来週の水曜に行くように命じられた。彼はその日の状況―昼食のメニュー、
講義の課題、テストなど―を事細かに語った。今何処にいますか、とたずねると、今はキーン
空港にいて、ヴァーモント州モントピーリアから来た飛行士と会った、と答えた。飛行士は1年前に起
こった謎の飛行機事故の模様を詳細に語ったという。
翌週の水曜日のよる、ハプグッドはその日の出来事についてジェイについてたずねた。彼はキーン
空港に行き、モントピーリアから来た空港士に会い、件の事故の話を聞いたという。それ以外の
細々としたこと―課題とか―もまた、前週の日曜日に彼が語っていたことにぴったり
一致していた。
Wikipedia項目リンク催眠

360:、
08/10/30 20:54:29
またヘンリーという学生は、翌木曜日に「早送り」された。彼によれば、近くのブラトルバロまで
のみにいくところで、友人に車を借りようとしているという。さらに数時間進めると、彼
は食堂で2人の女と一緒にいたが、女たちは夫の悪口を言いながら彼にモーションをかけ
ていた。だが彼は嫌気がさしていて、女たちの話の内容を言いたがらなかった。それから
彼は夜中の2時に家に戻り、犬の吠え声で家族を起こしてしまった。

次の金曜日、ハプグッドは学生会館でヘンリーを見かけた。彼は言った、「君が昨夜何処にいたか
当てて見せようか?」。「当たるはずないですよ」とヘンリーは答えた。「ブラトルバロへ行っただろ
う」。ヘンリーは目を丸くした。さらにハプグッドは、彼がクルマを借り、食堂へ行き、2人の女に会
ったという話をしたので、ヘンリーは仰天した。「女たちが何ていったか知らないんですか?」、
彼は心配してたずねた。ハプグッドは笑っていった、「いや、それは君がいいたがらくてね」。
さらにヘンリーによれば、彼は深夜2時に帰宅し、そのとき犬が吠えて家族がおきてしまった
という。

これらの催眠実験の意味するところは、他で書かれているよりもはるかに仰天すべきもの
だ。ハプグッドは言う、「、、、、場は、それが組織する材料に依存するのではない。磁石は鉄
粉を引き寄せ、一定のパターンを作る。この鉄粉を除去し、別の鉄粉を入れれば、磁石はそれ
で同じパターンを組織するだろう。肉体のLフィールドもまた、それと同様に肉体の死後も生
き延び、他の肉体を組織するのかもしれない。Tフィールドもまた、それを作り出した力が存在
する限り、いつまでも存在するのかもしれない。そして、この力とは、究極の創造力でな
くて何であろう?」。

懐疑論者はこう答えるだろう。「たとえ生命場や思考場が存在するとしても、それは物質に
よって生じるものかもしれない。光と熱が火によって生じるのと同様である」と。言い換
えれば、それらは独立した存在ではないということだ。

この説―物質こそが究極のリアリティーである―を論破することはほとんど不可能だ。ハプグ
ッドの逆行催眠ですら、物質的な述語によって説明することが出来る―細胞に保持された
無意識の記憶とか―あるいは単なる空想とか。

361:、
08/10/30 20:58:07
だがそのような説は本来予知に当てはまらない。

物質主義者の用語で言えば、未来はまだ起こってはいない。ゆえにそれを正しく予知する
ことは不可能だ。だが、キーン空港ででジェイの体験や、ブラトルバロでのヘンリーの体験を見る限り、
「科学的」説明はつけようがない。ハプグッドの言うことが真実であるならば、「Tフィールド」
―であれなんであれ―は、時間の制限を受けないと断定せざるを得ない。そして世界
中のシャーマンはこれを自明のこととして受け入れ、未来を予知することをまったく奇妙なこと

だとは考えないのに対して、われわれの現代的な「ものの見方」は、その意味するところ
を理解することすら困難にさせる。ましてや、ものの見方を変える方法など及びもつかな
い。

ロンドンの精神医学研究所に勤める神経精神科医ピーター・フェンウィック博士の最近の実験のことを知
ったら、ハプグッドは驚喜していただろう。1990年代に、バランティアの被験者をポリグラフに繋ぎ、
恐ろしい絵と穏やかな絵をランダムに見せたところ、恐ろしい絵が示される3・5秒前に恐怖
の反応が現れることが明らかとなったのだ。

2003年9月、サルフォード大学で行われた英国学術協会の科学際で、フェンウィックは「精神は脳の外
に存在するのかも知れない。それは脳の活動としてとらえるよりも、場として理解するべ
きものかもしれない」。と述べた。そして彼は、心臓発作に襲われた人が、肉体から出て自
分自身に組成措置が施されている様子を外から見ていたという事例を紹介している。さら
にまた、彼はきわめて高い頻度で起こる「臨終一致症候群」について語っている。これは、
親族が死んだことを伝える虫の知らせがあったとか、その瞬間に彼等の存在に気づいたと
いうような事例である。さらにハプグッドと同様、彼もまた祈りには治癒効果があり、心臓
病や不妊で入院している人に対して「ポジティヴな効果」があるという。

362:、
08/10/30 21:00:43
私にアンリ・ボルトフトの本を紹介してくれた友人であるエディ・キャンベルは、次のようなことを教え
てくれた。「このワークをする部屋のドアを閉め、それからコンピューターのキーボードの前に座る。両
手を額の縁のところに持ってきて、拳で作るトンネルの中に視線が納まるようにする。その状
態でキーボードを見詰め、目の焦点が合ったり外れたりするのに任せる。ちょっと運がよけれ
ばすぐにでも、そこらで売っている立体視の本を試してみたときと同じ様な「シフト」がある
だろう。そしてかなり運がよければ突然、見慣れたキーボードがまったく見知らぬ別物のよう
に見えるだろう。それこそつまり、ゲーテの言う能動的注視―「対象をそれ自身の中心に
おいて認識すること」だ」。

この技法のエッセンスは、ナーバイの言う「焦点を外す」ということだろう。その目的は通常の主
体=客体の知覚を消滅させることだ。ステーヴン・フィリップスの「神秘体験」にあるように、主体
と客体をある意味で合一させるのだ。

エディ・キャンベルによれば「ドイツ学派伝えられてきた知の技法があった。それは科学的発見の
ために能動的注視を用いるもので、たぶん中世初期以来の伝統だろう、、、、、コペルニクスは、1543
年に彼の宇宙像を「見た」。その宇宙像を裏づける客観的データを得られるようになる300年も前に」。

もしも彼の言うとおりなら、それは我々が「未開」と見なすような社会において、「高度に
発達した科学」を獲得する方法に関する手がかりとなるだろう。


363:Nanashi_et_al.
08/10/31 10:40:05
翻訳してないのに翻訳者。

364:、
09/01/01 19:48:41




,




365:、
09/01/01 19:49:50
明けましておめでとう御座います、、今年もヨロシクお願いします
            /;;;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
           /;;;;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;l;|
              |;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/リl;;;| ゙、;;;;;;;;;;;;;;|リ
          |;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;/l,,ノ;/  |/   lハ;;;;;;;;/
          |;;;;;;;;|j;;;;;;;;〃/l∠ニ'"      ‐ニ、 l;;/
              |;;;;;;;;l;;;;;;;;/'" ,r''{。;;;;;l`    , 〈 l。;;;}.〉 |_
           |;;;;;;;,-、;;|   ヽ`ー''"    ゙、 `ー'''  | |
              ゙、;;;|''ヽ l            , /      |ノ
             ヾ、ヽi                  |
              入__ ,、         ,.-、     /゙、
              l;;;;;;;;;;ノ \       ̄    /;;;;;;l
                ヽ;;;〈  | ゙ヽ、.        /ヽ;;;;;;ノ
               /;;;;;ヽ  |    ゙''‐- ,,_ ,.イ  /;;;;;;;ヽ


366:Nanashi_et_al.
09/01/09 20:44:23
現代科学の問題・・・ってなんだろう

367:,
09/06/09 10:04:14
,

368:moondrop
09/08/15 20:15:21
URLリンク(www.jsps.go.jp)

369:Nanashi_et_al.
09/08/15 20:19:48
ポイントは奈良大、千葉大の重鎮か?

370:Nanashi_et_al.
09/08/15 20:25:21
最終戦と思われる
電撃戦の要領で連続集中攻撃を発起されたし
正確なターゲッティングがポイント 

古来からの権威を尊重されたし
法的根拠、政治的道義的優位、圧倒的リソースが確保されている

371:Nanashi_et_al.
09/08/16 02:31:13
スレリンク(kinema板)

科学が好きなら、若しくは得意ならこれの>>81の謎教えてください。。。

気になって眠れん。


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