世界樹の迷宮のキャラ ..
[2ch|▼Menu]
738:名無しさん@お腹いっぱい。
10/03/04 16:43:02 v/x4CMa/
穴金姫様と百人の忍は世界征服に必要な物品を揃えるべくファンシーショップを視察している。
凛々しい顔の穴金姫様だったが、ハムスターのぬいぐるみを手のひらに乗せると、
そのもふもふ感にふにゃっと表情が緩んだ。
が、隣に置いてあるカピバラのぬいぐるみに擬態・待機していた姫子(壱)がニヤニヤしているのに気づくと
「こんなネズ畜生可愛くもなんともありませんわ!」とばかりにプイッと顔を背ける穴金姫様可愛いよ穴金姫様。
でもその繊手は引き続きハムぐるみの頬袋をふにふにしてますよね。

その後世界征服用リボンと世界征服用ハムぐるみをかごに入れてレジに向かうと、ゆるふわゾディ子とばったり会った。
「あら奇遇ですわね。何か買いましたの?」
とさりげなく自分のかごを背に隠しながら尋ねるのが穴金姫様の可愛いところである。
ゆるふわはほんわかした微笑みを浮かべ、「風船…買いました…」と実に幸せそうに言った。
その手からはひっかきモグラ型の風船が伸び、頭上でふよふよ漂っていた。
そのせいか、いつもゆるゆるふわふわ浮遊しているゆるふわの高度も若干高い。
この愛らしさを覇道の障害と判断した穴金姫様は、ゆるふわをダメージがない程度にさば折りし、
ふわふわの髪の毛をくしゃくしゃに撫で回し、顔を己の豊かな胸に密着させ窒息を狙うという凄惨な虐待に踏み切った。
「ふわー…」
ゆるふわは窒息の症状か頬を紅潮させ、死の間際の脳内麻薬だろうか、
気持ち良さそうに目を細めて畏れ多くも穴金姫様にすりすりと顔を擦り付けた。
店主にすり変わっていた姫子(弍)も白昼堂々の鮮やかな暗殺技にごくりと唾を飲む。
解放されたゆるふわは奇跡的に生きていたが、
体温の上昇に伴いますます風船に引きずられてふよふよ昇っていく。
ゆるふわが天井に到達すると店自体もゆるゆるふわふわと持ち上がった。
慌てた穴金姫様が外を見れば既に高度は1階層分。
だが心配無用、こんな時のために忍がいる。
穴金姫様の号令で店のそこら中から飛び出した百人の姫子は互いの脚を白羽取りし、
一本の人間ロープと化してするすると地上に伸びた。
穴金姫様はうっかり品物を持ったままそれを悠々と下ると、
天空の店に向かって「ゆるふわー、夕飯までには降りますのよー」と声をかけるのだった。
返答は「ゆるぅ…」だった。

まぁ、姫子(弍)に万引きとして通報された穴金姫様は夕飯までに戻れなかったのだが。
恐るべし、千軍の主・穴金姫様。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

4696日前に更新/358 KB
担当:undef