世界樹の迷宮のキャラは6666エンｶﾜｲｲ第44階層

世界樹の迷宮のキャラ ..

653:名無しさん＠お腹いっぱい。
10/02/28 01:02:12 +f46uVQH
ところで調子に乗って>>525のその後なんだけど
紫姫って、実はとある北国の高貴なお方と凸ドクさんの間に生まれた
王位継承権第一位のお姫様なんだ。
だけど頼んでもいないのに金ドクが勝手に世話役を買って出ちゃったもんだから
性格が歪みに歪んだ揚句に「冒険がしたい」なんて言い出すようになっちゃったんだよね。
駄目だと言っても勝手に城を抜け出して旅に出るだろうし、
そうなるくらいなら、いっそ護衛付きで送り出しちゃうことにしたんだ。

でまぁそれはひとまず置いといて、今日もバリ子たちは樹海に挑んでいるわけだけど
バリ子って紙防御だから、攻撃されると簡単に倒れちゃうんだよね。
でもまぁ倒れるたびに姫忍に口移しでネクタルを飲ませてもらえるなら・・・とか期待してたんだけど
どうも2回目以降はいつも紫姫の口移しになっちゃってるんだ。

それで今日もまた倒れちゃうわけなんだけど、今回の唇の感触は紫姫のものとは違ったんだ。
一瞬期待が膨らんだんだけど、でも記憶にある姫忍の感触とも違うんだよね。
恐る恐る目を開けてみると、眼前にあるのは赤モン子の顔でやっぱり姫忍じゃなかったんだ。

バリ子も頭では仕方ないとは思うんだけど、ついつい表情が陰るのが抑えられなくて
それに気付いてニヤニヤしてる赤モン子から
「姫忍ちゃんにしてもらった方がよかったかしら？」なんてからかわれちゃうの。
図星をつかれたもんだから、慌てて「何言ってるんですか！」ってごまかしたりするんだけど
顔は真っ赤だし微妙に舌が回ってないしオーバーアクションだしでバレバレなんだよね。

そんなこんなで探索は続くんだけど、今度は姫忍が攻撃を受けて倒れちゃったんだ。
バリ子としては、自分以外の仲間が倒れるのは初めてのことだし
ましてそれが片思い中の女の子なもんだから、もう今にも泣き出しそうなところだったんだけど
不意に肩に手が置かれて、ビクッとして振り向くと紫姫が真面目な顔で立っているんだ。

曰く、バリ子は一度姫忍に助けられているのだから、今こそ恩を返すべきだ、と。
そう言ってネクタルの瓶を差し出してきたんだ。

この薬を口に含み、そして姫忍の口の中に流し込む。
姫忍に口づけする大義名分を得たわけなんだけど、今のバリ子にはそんな淫らな感情とかは一切なくて
ただ純粋に彼女を助けたい、もう一度元気な彼女の顔を見たい、それだけを思って
ネクタルを口に含み、姫忍の顔に近付いて・・・唐突に紫姫の顔が割り込んできたんだ。

紫姫は一言「いただきます」とだけ言って、避ける間もなくバリ子と唇を重ねるんだよね。
それでせっかく口の中に含んだネクタルを、ちゅうーって吸い出しちゃったんだ。
それで突然の事態に声も出せないでいるバリ子に見せ付けるかのように、
たっぷり時間をかけながら姫忍の口の中に、少しずつ少しずつ、ネクタルを流し込んでいくの。

ついさっきまではバリ子に煩悩なんて無かったんだけど、
スローモーションのようなキスシーンを長々と見せ付けられたせいで
本来なら姫忍に口づけしてるのは自分だった、
そのチャンスを奪われたんだってことに気付かされちゃったんだよね。

姫忍「・・・はっ！すみません、姫様のお手を煩わせてしまうなんて！」
紫姫「よい、気にするでない。美味であったぞ」
姫忍「またまた、姫様ったらもう」
バリ子「う、うわあああああん！うわああああん！」
姫忍「わっ、バリ子ちゃん、いきなりなんやの？」
バリ子「うわあああああん！うわあああああん！」
姫忍「もう、バリ子ちゃんは大袈裟やなぁ。うちはもう大丈夫よ？」
バリ子「　う　わ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ　！　」

紫姫「いやまったく美味であったぞ二人とも(ニヤリ)」
赤モン子「(バリ子・・・不憫な子！)」

そんなことがあったもんだから、その日の探索中のバリ子はなんかもう色々とダメダメで
結局5回ほど倒れちゃうんだけど、しっかり紫姫が蘇生させてあげました。

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