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無口な女の子とやっちゃうエロSS 3回目



657 名前:かおるさとー ◆F7/9W.nqNY mailto:sage [2007/12/30(日) 23:32:30 ID:krJDweVi]

      ◇  ◇  ◇

 10時頃に風見がようやく自宅に帰りつくと、門の前で紗枝が傘を差して立っていた。
 じろりと睨まれ、風見は顔が引きつった。
「ご、ごめん、遅くなった」
「……」
「いや、ミドリの用に時間かかって」
「……」
「あ、あの、バスも事故で遅れて」
「……」
 紗枝は何も言わない。普段から無口だが、今は機嫌の悪さがオーラとなって見えるようだった。
「あの、これ、プレゼント」
 冷や汗をかきながら、風見はプレゼントの袋を渡す。紗枝は一瞥すると、その袋を受け取った。
 それから紗枝は風見の顔に手を添えた。
 どきりとする中、紗枝の手は風見の両目を塞ぐ。
 目を瞑れ、ということなのだろう。風見はおとなしく目を瞑った。
 首元に何かを巻かれた。
 思わず目を開けると、首にチェックのマフラーが巻かれていた。
 幼馴染みを見ると、ぷいとそっぽを向いて目を合わせない。心なしか、頬が少し赤かった。
「手編み?」
「……」
 横を向いたまま、微かに頷く紗枝。
「ありがとう、紗枝」
 紗枝はしばらく何の反応も見せなかったが、やがて上目遣いにはにかんだ。
 風見はその笑顔がマフラー以上に嬉しく、幼馴染みに対する想いで胸がいっぱいになった。
「家、入ろっか」
 紗枝は頷くと、風見の腕を引っ張って傘の下に入れた。風見は抵抗せずに紗枝の好きにさせた。
 雪の降る中、幼馴染みの腕の感触は柔らかく、温かかった。

 今夜はホワイトクリスマス。
 みんなが少しだけ、幸せになれる日。






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