無口な女の子とやっちゃうエロSS 3回目 at EROPARO
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250:朝の挨拶 ◆ga4Z.ynmGk
07/10/30 22:07:41 0HuFBZRp
………………。
………。
ぴくっ。
「おーい」
たったったった……。
ぴと。
「おっと」
ぎゅ。
「うん。おはよう。今日は大丈夫?」
こくこく。
「じゃあ行こっか」
くいくい。
「ん?忘れ物?」
ふるふる。
「じゃあ、オンブ?」
……。っふるふる。
「今、いいなとか思った?」
ぼ。
「顔、赤いよ?」
ぽかっぽかっぽかっ。
「あはは、ごめんごめん」
ぐいっ。
「わっ」
どてっ。
「いたた…なにす、」
ちゅ。
「………」
………。
「…言ってくれればしゃがむのに」
ぴと………ぼそぼそ。
「……んー押し倒す方が恥ずかしいと思うけどなぁ」
ぷぃ。
「んー…なら、」
ひょい。
!?
じたばたじたばたじ…。
ちゅ。
………くてん。
「これで許してくれる」
………。
「おーい?」
…こくり。
「ん。じゃあ行こっか。お姫様?」

251: ◆ga4Z.ynmGk
07/10/30 22:12:14 0HuFBZRp
勢いで投下。
ストーリー皆無だが…私は謝らないっ!
では何事もなかった様にどうぞ

252:名無しさん@ピンキー
07/10/30 22:14:32 4OoETub3
>>251
何も言う必要はあるまい。


……くてん。

253:名無しさん@ピンキー
07/10/30 22:21:06 TKVovpWA
>>251
あなたには甘えんぼうで無口なお姫様を書く義務があると思うんだ。

254:名無しさん@ピンキー
07/10/31 07:51:30 4NI1ETfW
>>251ネタGJ!!
その勢いでストーリーキボン


……くてん

↑(*´Д`)

255:『彼女』の呼び声 ブリッジ2〜前書き
07/11/01 00:04:58 QlCuIU8X
やあ(´・ω・`)
うん。「また」なんだ。すまない。
前回からあれだけ間を空けておいて、今回もブリッジなんだ。
と言うわけで、今回もまた興味ない方は『彼女』の呼び声あるいはブリッジ、であぼーんしておいてくれ。
じゃあ、続きを始めようか。

256:『彼女』の呼び声 ブリッジ2
07/11/01 00:06:46 QlCuIU8X
「ジュリエット、オデット、コッペリア、ドロシー……うーん……」

 バイトをしながらも、仁は必死に彼女に相応しい名前を考え続けていた。
 午後の授業の内容なんて欠片も頭に入っていない。
 考え始め、そろそろ六時間を越えている。
 が、それだけ頭を悩ませてもなお、彼女に相応しい名前は思いつかなかった。

「アリエノール、エルゼベート、ジャンヌ、シャラザード……」

 検品しながらもさらに考える。
 普通ならばそんな風に気を散らしていると数え間違いやら入力ミスを起こす物だが、今日は不思議とミスも無い。
 まるで頭が、彼女の事を考えている頭と、検品作業をこなしている頭の二つに分かれているかのようだ。

「アフロディテ、ファーティマ、ヴィシュヌ、此花咲耶姫……」

 駄目だ。
 どの名前も、彼女の持つ魅力や独特な雰囲気の百分の一、いや千分の一も表せていない。

 あの、幼女のように無邪気な笑顔。
 拗ねてそっぽを向いた時の横顔。
 お腹を空かせ、期待した眼差しでこちらを見上げる上目使いの表情。
 時折見せる、物憂げな表情。
 そして、頬を朱に染め、目を閉じて口づけをねだる時の甘えた顔。
 ―百万の言葉より、なお雄弁に語る表情と動作。

 何故か回りの人間に気づかれない幽霊のような存在だが、抱き締めた体の柔らかさと暖かさは決して夢幻のものではない。

「和泉式部、額田王、小野小町、小野妹子……」

 違う。妹子は男だ。
 自分で自分に突っ込みを入れ、そこでようやく我に返る。
 気づけば検品が終わっていた。
 さすがに注意力が散漫すぎたと反省し入力端末をチェックするが、不思議と値に間違いはなかった。
 さらに、時間を見てみるといつもの三分の一くらいしかかかっていない。

「これも……愛の為せる力かっ!?」

 自分で言って恥ずかしくなった。
 とりあえず、ごまかす為に咳払いを一つ。
 ついでに辺りを見回すが、特に彼に注意を払っていた人間はいないようだ。

 ―最近、気付けばいつも彼女のことを考えている。
 これもまた、つい先日までの彼からは考えられなかったことだ。

257:『彼女』の呼び声 ブリッジ2
07/11/01 00:07:41 QlCuIU8X
 これまでの彼の生活は、第一に学業だった。
 よい成績を取って一流大学に入り、目指すは政治家か弁護士か、あるいは外交官か。
 別にそれらの職に興味や感心がある訳ではない。
 ただ、世間的に立派な仕事、であればなんでも良かった。

 とにかく、一流の仕事について、そして―

「……兄貴だけが子供じゃないって事、思い出させてやる」

 仁には歳の離れた兄が一人いた。
 眉目秀麗成績優秀おまけにスポーツ万能。
 両親にとって、自慢の息子だった。
 母にとっては、兄だけが自慢の子供だったのだ。
 己が腹を痛めて産んだ子は、もう一人居たのに。

 兄が事故で死んだ後、母親は事あるごとにこう口にした。
 お前が死ねば良かったのに、と。
 それに比べれば、父はまだ優しかった。
 彼はこう言ったのだ。
 死んだ兄に負けないような、立派な人間になりなさい、と。

 結局、仁は兄の代用品でしかなかった。
 だから、学業に集中したいと言って家を出て―こうして、バイトをしながら寮生活を送っている。

 まったく、今までの彼の生活からは考えられないことだ。
 自分が、授業なんてどうでも良くなるほどに、他人のことを考えているなんて。
 本当に、彼女と出逢って自分の生活は変わったと思う。

 それはまるで、うさぎの穴に落ちた気分。
 見知らぬ少女を追いかけてたどり着いたのは、今までとは全く違う、不思議な世界。

「――それだ!」

 どうして今まで思いつかなかったのだろう。
 彼女の雰囲気を、最も的確に表現した名前。
 彼の好きな作家の、代表作とも言える作品の主人公。
 彼女に相応しい名前は、それしかない。
 だが……彼女は喜んでくれるだろうか?
 彼がつけるこの名前を、気に入ってくれるだろうか。

 その日の夜はいつにも増して、彼女がやってくる時間が待ち遠しかった。

258:『彼女』の呼び声 ブリッジ2〜あとがき
07/11/01 00:12:14 QlCuIU8X
そんな訳で、ようやく公式(?)にヒロインの名前が決定。
実際に命名するのは次回になりますが。

……かわいいおにゃのこのヤンデレは絵になるのに、男のヤンデレってどうも絵になりませんよね。
とりあえず萌えシーンを書くために、>>224氏と>>251氏の作品を128回ほど読み直してきます。
ではでは、また逢う日まで。ごきげんよう〜

259:名無しさん@ピンキー
07/11/01 11:05:28 z9QQth1c
>>258
君は……とりあえず食われてこい
誰にって?そりゃあ出番なくていじけてるあの子にですよ

ってかGJ!!な訳で
早く本編の続(ry
な訳で
そろそろ全裸も風邪ひくしな

260:名無しさん@ピンキー
07/11/01 11:51:41 7jB6PDqp
全裸はそろそろきついだろう、せめてパンツくらいはけよw

261:名無しさん@ピンキー
07/11/01 17:06:23 vI7+6eBu
最近は全身タイツで待機が流行らしいぞ。


262:名無しさん@ピンキー
07/11/01 18:05:05 O9rSAcga
もじもじ君を想像する俺ってどうなんだろう…

263:名無しさん@ピンキー
07/11/01 20:16:24 /q4DP7wC
わかりやすくていいじゃないw

264:名無しさん@ピンキー
07/11/01 20:30:11 z9QQth1c
なんで俺に対するレスで伸びてんだwww


しかし、なんと言われようと全裸だ、これはガチ

265:名無しさん@ピンキー
07/11/01 22:23:01 VnrtTxIA
>>264
体は大事にな


266:名無しさん@ピンキー
07/11/01 22:55:19 GtDJG3Wj
ゼルダスレで全裸待機者がすごいカオスな差し入れされてたな。
全身タイツは暖かいらしいが。

267:名無しさん@ピンキー
07/11/02 17:59:58 JhRvTlEE
布団にカビが生えて捨てることになり
毎夜寒い思いをしてる俺もいる

268:名無しさん@ピンキー
07/11/02 21:10:24 +hLayyN1
投下あってから雑談入るまでが今回は異様に早えなてめえらwww
しかし、俺は雑談に参加せずに>>258にGJをする

269:名無しさん@ピンキー
07/11/02 21:15:46 bLOxrhQh
まあ、名前決まりましたー、なだけだからね。
だがそれがGJ! 

しかし思っている名前と違ったらどうしようという一抹の不安がw

270:名無しさん@ピンキー
07/11/03 08:41:45 Qayob3iz
「僕はここにいる」が激しく似合うスレ認定。

271:名無しさん@ピンキー
07/11/03 14:56:32 08inSxuV
お前は俺のプライドを傷付けた。
勝手にBBにやられるがいい('・ω・)

272:名無しさん@ピンキー
07/11/03 14:58:09 08inSxuV
これはひどい誤爆

273:名無しさん@ピンキー
07/11/03 19:00:32 VFtBy5rD
>>272
BB?NFが浮かんだが違うだろうな……

ところで、ここんとこの流れは最高だな
いいぞ、もっと続け

274:名無しさん@ピンキー
07/11/03 21:47:25 RWVv359f
この季節も全裸で待機し続けられる、寒さに強い俺が通りますよ

275:coobard ◆69/69YEfXI
07/11/05 00:25:09 0mqw2zSc
おひさしぶりです。ミュウマの外伝的なお話を投下します。
よろしくお願いします。

276:1/10
07/11/05 00:26:10 0mqw2zSc
 10月の終わり。秋の夕暮れ。
 僕とミュウマはいつものように放課後の校庭を横切って、帰ろうとしていた。
 僕たちふたりの並んだ影がオレンジ色のグラウンドに長く伸びている。
「……にふ」
 彼女は最近お気に入りの可愛らしい言葉、というか声を出した。
 僕の腕をぐっと抱き寄せ、頬を付ける。
 ふたりの影がひとつになった。
 
「にふふ……」
 嬉しそうだ。
 袖越しに当たる、頬のふにっとした感触が少しくすぐったい。
「にふーん」
 僕の肩の高さにある頭をグリグリと押しつける。
 ふわりと優しいフローラルの香りがする。
 彼女の短く蒼い髪が夕焼けの色に縁取られ、キラキラと金色の糸のように輝く。
 きれいだ。
 僕は思わず立ち止まる。
「……?」
 彼女が僕を真っ直ぐな瞳で見上げて、小首をかしげた。
 僕は少し笑うと、反対側の手で彼女の頭を撫でた。
 サラサラとした感触。それでいて、水面のように光を跳ね返している。

 ふいに彼女が僕の名を呼んだ。
「……ナオ……」
 見開いた瞳から銀の滴がポロポロと零れる。
 僕は慌てて聞いた。
「な、ど、どうしたの?」
 彼女は夕焼けの光より赤く頬を紅潮させ、笑った。
「……ここに……そばに……ナオが、いる、から」
 消え入りそうな声でそれだけ言うと涙を拭いた。


277:2/10
07/11/05 00:26:53 0mqw2zSc
 やがて、ゆっくりと目を閉じる。
 幼さの残る彼女の、愛らしい顔。
 その中で小さなピンクの唇が、花のように艶めいている。
 僕は彼女のほうに向いて、そっと両肩に手を乗せた。
 顔を近づける。
 彼女がその雰囲気から次の瞬間を期待したのか、息を吸った。
 だけど、僕は耳元に囁いたんだ。
「ここは校庭だからダメだよ」

 彼女は僕の手を払って、パッと僕から離れた。
 険しい表情で僕を睨んでいる。
 頬を膨らませながら、また違った不思議な声を出した。
「んぎゅう……」
 しまった。むくれちゃった。ぶんむくれだ。
 どうフォローしようか考えていると、彼女がポツリと言った。
「……保健室……」
 今度は僕が真っ赤になる番だった。
「あああのときは、だって、その、ミュウマから来てくれたから、流れでしちゃたっていうか」
 うう、さらにマズイこと言っちゃった。
 彼女の目が哀しい光を帯びた。
「……だれ、でも、よかっ……たんだ……」
 うわー! こんな時はどうすればいいんだ? 助けて! 王子!
 なんて言っても、もう僕は僕だから無理か。
 えーと、えーと……。
 ふいに僕自身、思ってもいない言葉が出た。

「バカ!」
 ミュウマがビクッとした。
「僕はミュウマだから、流れに乗ったんだよ。誰でも良かったわけじゃない!」
 そう言ってすかさず、彼女を抱きしめる。
「今はこれだけで許してくれ。帰ったら、その、してあげるから」
 彼女が抱き返してくれる。
「……ん……」

 ナイスフォロー。でも、やっぱりちょっとどこかに僕じゃない感じもある。
 それでも、これが今の僕なんだと無理矢理納得したけど。

278:3/10
07/11/05 00:27:37 0mqw2zSc
「ただいまー……って誰もいなくても、つい言っちゃうな。さあ、入って」
 僕のウチは共働きで、父さんは残業、母さんは夕方のパートに出ている。
 つまり、この時間は誰も家にいない。
 ミュウマがおずおずと、玄関に入ってきた。
「お邪魔、します……」
 そういってすぐ付いてくるかと思えば少し遅れている。
 気になって後ろを見ると、彼女は僕の分まで靴をキッチリと揃えていた。
 それはこちらの世界に来てから覚えたもののひとつだろう。
 そういう普通のしぐさにも優雅さと気品を感じさせる。さすがに元お姫様だ。

「そう言えば、前に一度お見舞いに来てくれたよね。あの時はありがとう」
 はにかみながら、ふるふると顔を横に振った。
 僕はキッチンの前で止まると、顔を赤くしながら彼女に頼んだ。
「えと、先に、その、僕の部屋に行ってて……。と、とりあえず、飲み物でも用意するから」
 彼女も急速に顔を赤くして、こくんと頷いた。
 そのまま、階段を登っていく。
 お互い、これからのことを考えてドキドキしてるんだ。

「えーと、飲み物……あれ、もうないのか。しかたないなぁ」
 僕はお盆に用意していたコップをしまい、湯飲みと急須を出した。
 お茶のパックを急須に放り込んで、お湯を注ぐ。
 緑茶の良い香りが立ちのぼった。
「それで、お菓子かなにか……って、甘納豆しかないってどういうことなんだ」
 おやつを入れてあるカゴを見て溜息を吐いた。
「まあ、お茶には合うけどさ」
 僕は甘納豆の小袋をいくつかとお茶をお盆に載せて、二階へ向かった。

「おまたせ」
 ドアを開けて部屋に入ると、彼女はベッドの上でちょっと飛び上がった。
 慌ててベッドの下に、今まで見ていた本を隠した。
 というより戻したというほうが正しい。
 僕は古典的な方法でその本を隠していた。
 そう、健康な男子なら誰でもが手にしている、Hな本だ。


279:4/10
07/11/05 00:28:24 0mqw2zSc
 彼女はベッドの上で、ちょこんと正座をしている。
 その顔を火照らせて、うつむいていた。

 お互い気まずい無言。
 僕は見られたという気持ち。
 彼女も見ているのを見られたという気持ちだろう。

 僕はなんとか気を取り直して、お盆をテーブルに置いた。
 そのままテーブルの近くに座る。彼女のそばには恥ずかしくて、必要以上に近づけない気がしたから。
「え、えと……甘納豆、大丈夫?」
 彼女のいた世界にはおそらくなかっただろう。
 そうでなくても独特の匂いはあるし、嫌いな人もいる。

 彼女は、ハッとして僕の顔を見つめた。
 あ、やっぱりダメなのかな。
「甘納豆、やっぱり嫌い、かな?」
 ミュウマは手を握って口に当て、少し戸惑うような表情を見せた。
 ただでさえ赤い顔が、更に紅潮する。
「……だ、大丈夫……」
 ぽつりと言うとベッドから降りて、僕のほうへしなだれかかる。
「えっ、ちょ……?」
 僕は押し倒されるような格好になった。
 彼女は僕の股間に顔を近づけ、制服のズボンにあるジッパーを下げた。
 まだ小さいままの僕自身を彼女は、手でしごいた。
「う……」
 僕のモノは急激に大きくなっていく。
 彼女の息が僕の肉茎に当たる。
「はぁはぁ……ん」
 彼女は僕の先端にキスをした。
「ちゅ……ん……こ、こう、かな……」
 舌先で、ちろちろと先端の鈴口を舐める。
 僕は彼女の頭を押さえ、髪に指を絡めた。
「ううっ! き、きもちいい……」
 彼女が僕のカリの裏を軽く舐めながら、聞いた。

280:5/10
07/11/05 00:29:06 0mqw2zSc
「んぷふぅ……アマ・ナトゥ、きもち、いい?」
「えっ?」
「ん、ナオ、さっき……ア、アマ・ナトゥ、して、欲しいって、言った……んちゅ」
「えええっ!」
 もしかして彼女のいた世界の言葉で、その、この行為のこと、そう言うのか?
「……アマ・ナトゥ……あたし、も、興奮、しちゃ、うんん……」
 彼女は僕のモノを口に頬張った。
 片手で茎の部分を擦りながら、空いている手を自分のスカートの中に入れた。
「ふぅっ! んんん! んちゅぷ、ちゅる、ちゅっ……」
 もうすっかりスィッチが入ってしまっているようだ。
 その目はとろけるようにきらめき、息は荒く、額に汗が浮き始めている。
 一生懸命に僕の男性器をしゃぶっている。そのぎこちなさが僕の心を掴んだ。
 ミュウマはふだんでも可愛いけど、Hになったときはもっと可愛い。エロカワってこのことだよ。
「ああっ、みゅ、ミュウマ、いいよ……はぁっはぁっ」
 彼女は嬉しそうに言う。
「あ、また、おっきく、なった……ちゅぷ、ちゅっ、ちゅる……んぐ」
 彼女が喉の奥まで僕のモノを飲み込む。
「んふぅ、ぐ、ぐぅ、んふぅ……」
 眉をしかめているが、よだれでベタベタの口元は笑っている。
 彼女のスカートの中からより激しく、くちゅくちゅといういやらしい淫水の音が聞こえてきた。
「あっ、ああ、ミュウマ、なんてエッチなんだ……っう」
 彼女は肉棒から口を少し離して、僕の太ももに頭を乗せる。
 上目遣いで僕に淫らな質問を投げかけた。
「んあ……はぁはぁ……え、エッチな子……きら、い?」
 その瞳には淫蕩な妖しい光が浮かんでいる。
 彼女は足をだらしなく開き、たくし上げたスカートの下の、パンツの中で蠢く指を見せつけた。


281:6/10
07/11/05 00:30:44 0mqw2zSc
 それは僕のほうが無口になる瞬間だった。
 僕は身体を起こし、彼女に激しいキスをした。
「んんぶ、ちゅ、ちゅる……んん」
 唇を離して、彼女に言った。
「好きだ。ミュウマ!」
 彼女はこっくりと頷いた。

 彼女をお姫様だっこで抱き上げ、ベッドにそっと寝かせた。
 もう一度、キス。
 お互いがお互いの着ている物の前を、はだけさせた。
 吐息だけがその部屋を満たしていた。

 僕は彼女の綿でできたブラをずらし上げる。
 ぷっくりと少しだけ膨らんだ乳房が現れた。その先端が痛そうなくらいにつんと立っている。
「あれ、ちょっと大きくなった?」
 彼女は両手で顔を押さえて、わずかに頷いた。
「そうなんだ。でも僕はこのままがいいかも」
 そう言って、その尖ったピンクの部分を口に含んだ。
「ふっ!」
 彼女が跳ねる。
 顔を押さえていた手が崩れ、小指が唇に入った。
「ふううん、ふぁあっ!」
 乳首をころころと舌で転がすように舐めながら、もう片方を指でつまんだ。
「っくふ!」
 強い反応がある。それを見た僕もだんだん我慢が出来なくなってきた。
 僕は空いている手で、お尻を撫でた。
 つるりとして起伏が少なく、幼い感じの硬さがある。だが、それでいて柔らかさもあった。
 僕はそのすべすべとした滑らかな感触を楽しんだ。
「んん……ナオの、手、やらし、い、いよぉ」
 僕は唇を胸から、お腹に滑らせた。
 こちらもすべすべとして、滑らかだ。それにまばゆいほど白い。
 僕はさらに顔を下げる。
 スカートを超えて、パンツに達した。
 甘く切ない匂いが立ち上っている。
 僕はくらくらした。
「ああ、ミュウマの匂い……」

282:7/10
07/11/05 00:32:06 0mqw2zSc
 パンツの上から、その大事な部分に口と鼻を押しつけた。
「ひゅうっん!」
 彼女は僕の頭を抑えつける。
「はっ、はぁっはぁっ! くるるぅあ、い、いひゅう……っ」
 彼女は仰け反って、硬直し、くたっとした。
 胸が激しく上下している。
 口からは唾液が垂れている。
 僕は顔を上げて、聞いた。
「ミュウマ、イッちゃった?」
 うつろな目で僕を見て、かすかに頷く。
 僕は笑った。
「自分だけ先にイクなんて悪い子だなぁ」
 僕はズボンとパンツを降ろした。
 いきり立つ僕の性器は、今にも暴走しそうだった。
 僕が彼女のパンツに手を掛けると、彼女はぴくりとした。
「ん……」
 そして腰を浮かせた。
 すっかり愛液でベトベトになったミュウマのパンツを、取り去った。
 僕は彼女に覆い被さって、優しくキスをした。
「挿れるよ」
 彼女は僕を潤んだ瞳で見つめて、頷いた。

 僕は一気に彼女の中に挿った。
「んあああっ!」
 ミュウマは顎を上げて喘いだ。
「はぁっ、はぁっ、ミュウマ! ミュウマぁ!」
 首輪を外された獣のように、ぼくは彼女を襲う。
 飢えていた。
 欲していた。
 そして、狂っていた。

283:8/10
07/11/05 00:32:56 0mqw2zSc
 ミュウマは僕に犯されるたび、歓喜の叫びを上げた。
「はぐっ! うあっ! ああ、あっあっあああ! おチンポ! ひいいの!」
 彼女の軽い身体を起こさせて、体位を変える。
 腰を両手で持って、下から突き上げる格好になった。
「はっはあっ! ミュウマ●コ気持ちいいよっ! あう!」
 ミュウマは僕の肩を掴み、弓なりになって声を上げた。
「あっ、あっ、ああっ! ナオチンポ、もいいのっ! ナオチンポいいい!」
 僕は彼女の背中に手を回し、抱きしめながら腰を動かした。
「ひぃう! あっ! こ、これ、しゅき……! おく、にナオチンポくるの!」
 彼女も僕の動きに合わせて、腰を振った。
「はっ、ああっ! くるるぅ! くるるあーっ!」
「ぼ、ぼくも、出る、でるでる……!」
 僕たちは揺れながら、強く抱き合った。
「ナオ、ナオ、しゅきしゅきぃふゅう―っ!」
「ああっ、ミュウマ! 愛してるっ!」
 ガクガクと震えるように腰を擦り合わせて、僕たちは混ざってしまうような錯覚に陥った。
「い、ふゅうううう―んんんっ!」
「う、うあああ―っ!」
 どくん!
 僕は彼女の膣内に全てを放った。
「うあっ……ナ、ナオチンポ汁……おくに、い、っぱ、い……」
 ビクビクと痙攣するように、僕たちは果てた。

284:9/10
07/11/05 00:33:33 0mqw2zSc
「にふ……」
 ミュウマは僕の腕枕で満足そうにまったりとしていた。
 カーテン越しに外を見ると、いつの間にかかなり暗い。ほとんど夜になっている。
 僕はミュウマの眠りを妨げないように身体を起こして、ほの暗い部屋の時計を見た。
「あれ……」
 その秒針は止まっていた。まさか、これは……。
「その通りです。ナオ様」
 セクシーな魔女の姿をした全身黒づくめの女性が現れた。エルだ。
 マントと魔女の三角帽がなければ、ちょうどバニーガールのような格好に見える。
 有無を言わせない大きな胸とくびれた腰。そしてやや冷たいが妖艶な表情。
 ミュウマとはまた違う大人のエロティックさがある。

 すぐとなりに、オレンジ色のカボチャを帽子に仕立てたものを被った女の子も現れる。キアだ。
「って、なぜあたしがカボチャなのじゃ! 魔法はあたしのほうが本職なのに!」
 文句のわりに手には明るいランプを持ち、うまくカボチャをデザインしたコスチュームを着こなしている。
 魔法で作ったのだろうか。それとも裁縫が得意なのか? いずれにせよ、それは彼女の金髪碧眼に似合っていて、とても可愛らしい。

285:10/10
07/11/05 00:34:04 0mqw2zSc
「ってそれって……」
 エルが帽子のつばを直して言った。
「はい。こちらの世界でも、わたしたちの世界にあったものと似たお祭りがあると聞いて、やってみました」
 横からキアが金髪を揺らしながら、割り込んでくる。
「は、はーろいん? じゃったか」
 エルが頷いて、僕に手を差し出した。キアも続けて同じ行動を取った。
「ナオ様。トリック・オア・トリート」
 え、えっと、ああ。お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ、って意味だっけ。
「ああ、お菓子。えーと……あ、甘納豆で」
 って、しまった! この言葉は向こうの世界でフェラチオの事だったじゃないか。
 エルとキアが、お互い目くばせした。
「つまり、悪戯がお望みと言うことですね」
「ナオユキ、そのような事を直接言っってしまうとはのう! この好き者が!」
「いや、今のはちがっ!」
 僕は問答無用に勢いで、二人に押し倒されたのだった。

《end》

286:coobard ◆69/69YEfXI
07/11/05 00:36:03 0mqw2zSc
以上です。ここまでお読み頂いてありがとうございます。

やや遅くなってネタの時期がズレてしまいました。
申し訳ありません。

それでは、このスレの発展をお祈りしつつ、失礼します。


287:名無しさん@ピンキー
07/11/05 00:54:01 XiXOR9hX
とにかくGJ。
 でもよかった。俺がさっきからつまんでたの、乾燥納豆(七味味)でw

288:名無しさん@ピンキー
07/11/06 00:39:25 gYReKh47
GJ!アマ・ナトゥされたいw

289:名無しさん@ピンキー
07/11/06 21:20:50 Hp6l1jhY
委員長タイプの無口娘という電波が来た

290:名無しさん@ピンキー
07/11/06 21:45:51 4OX0uuQV
>>289を見て
委員長タイプ(女)と補佐役(男)の電波を受信した。

291:名無しさん@ピンキー
07/11/07 15:52:54 cac+GNjK
補佐っつうか通訳www

292:名無しさん@ピンキー
07/11/07 22:16:35 lmKOEoow
>>291を見て9人無口1人通訳の生徒会という電波を受信した。人数は適当。

293:名無しさん@ピンキー
07/11/08 07:58:41 d1fihshQ
無口ハーレムか……大変そうだ

294:名無しさん@ピンキー
07/11/08 10:04:43 NW9djgMb
実は通訳以外も>>292以外とは普通にしゃべるという後付け設定

295:名無しさん@ピンキー
07/11/08 14:54:09 /ioGFwzh
「「「「…………」」」」
無言の重圧、キツい、正直キツい
「……俺がなにかしたか?」
>>292は問いかける、生徒会の面々に、
「「「「…………」」」」
が、返ってきたのはまたしても無言、何故か冷や汗が背中を伝う。
―まずい、なんか知らないが非常にまずい。
第六感が警告を告げる、ここに居るとやばいぞ、と。
「あー……用事なさそうだから俺は帰るよ」
そう言い、後ろにある扉に向かって歩きだそうとしたら
「待て」
「待って」
「待ちなさい」
「待ってください」
制止の言葉がかけられる。
何故か冷や汗を超えて脂汗が流れてくるような感じがしてくる。
>>292は首をギギと音が鳴りそうなぎこちな《省略されました》

296:名無しさん@ピンキー
07/11/08 15:12:57 sjOGsuRR
>>295
いじめじゃねーかwww

297:名無しさん@ピンキー
07/11/08 16:03:04 Y/056eyu
>>295
わっふるわっふる

298:名無しさん@ピンキー
07/11/10 03:15:14 aD90bGfm
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる

299:名無しさん@ピンキー
07/11/10 11:47:26 BIaJGSQH
なぁ、>>292が羨ましく感じるのは俺だけか?

300:名無しさん@ピンキー
07/11/11 15:23:22 +JhkjJHT
突然だし今更なんだが、裾を引っ張って「…ん。」と言ってくれる少女がいいと思うんだ。

301:名無しさん@ピンキー
07/11/11 22:09:32 veFow1zS
>>300
同志よ!いいなああれは

302:名無しさん@ピンキー
07/11/11 22:55:54 QL1tOIf7
>>300
あれ、俺がいる。

303:名無しさん@ピンキー
07/11/12 00:44:03 Q59XUkoL
>>300
そして振り向いた瞬間唐突にキスとかされた日には…

304:名無しさん@ピンキー
07/11/12 02:16:20 5Cl8lnD0

「だから!先約入ってんだって!勘弁してくれよ!」

ある日曜日の早朝のこと、一人の青年が携帯電話に向かってなにやら怒鳴っている。

「しつこ過ぎるっつーの!こっちは一週間前からだっての!」

その電話口の論争を眺める少女がいた。

凛とした黒髪を肩まで伸ばし、対照的な白のワンピースで着飾っている。

「あー!もう!だから違うって!明日でいいだろ……って…切りやがった…。」

ぼやきながら携帯電話を閉じる青年の服の裾をいつのまにか隣にいた少女が引っ張っる。

「……行けないの…?」

泣きそうな瞳、上目遣い。

青年は腰を屈め少女に背を合わせて、彼女の頭を優しく撫でた。


「大丈夫、ちゃんと断ったから。」

「……ん。」

少女の顔に笑みが溢れ、彼女は青年の手をとり《省略されました》

305:名無しさん@ピンキー
07/11/12 02:19:00 2+9+PNTm
まっするまっする

306:名無しさん@ピンキー
07/11/12 04:18:01 uOmtl58Z
続かないといいつつ>>120の続き
――――――――――
 園子に嫌われてしまった。
 園子ってのは大家さんちの娘さんで、俺がこのアパートに越してきた大学一年の頃から
ずっと家庭教師をしてて、まるで妹みたいに可愛がってきた女の子なのだ。
 ちょっと前まではだいたい週一くらいの頻度で、俺と園子は朝一緒に駅まで行ってたりしてた。
 そこそこ会話もしてたし。
 と、いっても園子はほとんど喋らないので、一方的に話す俺にたいして時折「……はい」とか
「…そうです」とかしか言わないわけだが。

 ともかく、そんな園子に最近避けられているような気がする。

 滅多に会わなくなったし、昨日なんて大家さんちの玄関から出てくる園子に手を振ったら、逃げられた。

 そりゃ俺が悪いんだろう。
 熱で朦朧としてたとはいえ、看病しに来てくれた園子を押し倒すなんて、それは確かに悪かった。
 おまけに俺上半身裸だったし。
 弁解させてもらえば、アレは別に変な気を起こしたわけじゃなくて熱で布団の上に座っていられなくなって
倒れただけで、その倒れた下に園子がいただけの話なのだ。

 まあ、でも確かに園子にしてみればショックだったのかも。
 兄みたいに思ってた男に恐怖を感じたら、そりゃトラウマにもなるだろう。
 でも、いくらなんでもなあ。
 逃げることはないんじゃないかと思う。





 そんなことを思いつつ、夜食のカップ麺にお湯を入れてたら、アパートのドアを誰かがノックした。
 誰だ?こんな夜中に。

 ドアを開けると、そこには園子が立っていた。

「あれ?園子?いったいどうし―」

 そこまでしか言えなかった。
 コートを着た園子が、俺の身体に抱きついてきたから。
 ちっこい身体が、俺の胸に飛び込んできた。
 ふわふわのショートヘアが、俺の顔に押し付けられていい匂いがする。
 お日様の匂いとシャンプーを混ぜたような、どことなく甘くて柑橘系のいい匂い。
 そんな匂いを嗅ぎながら、俺は園子の突然すぎる行動にどうすることもできないでいた。
「そ、そ、園子ちゃん?」
 やっと搾り出すようにしてそう声をかける。
 でも、園子は俺の言葉などまったく気にもせずに俺の胸元に顔を押し当てながら、かすかになにかを
呟いている。聞こえないけど。

「……おん……の……なんて」
 いつもの無口な園子が、そんな声を出しながら俺の身体に細い腕を回して抱きついている。

「おい、園子?どうしたんだ?」

 こんな夜中に、突然園子がやってくるなんて尋常じゃない。

 胸にしがみついてくる園子の顔を無理やり、上向かせる。
 真っ赤になった女の子の顔が俺の視界に飛び込んできた。

307:名無しさん@ピンキー
07/11/12 04:19:12 uOmtl58Z
 頬から、額から、耳まで真っ赤に染めた女の子。
 小学生だったころからずっと見ていた女の子が、何か熱に浮かされたような表情で俺を見つめている。
「園子、おい、落ち着け。いったいどうしたんだ?」

 突然園子はつぶらな瞳を潤ませると、その目じりから涙を流し始めた。

「…ふ…く…ふぁぁぁあああああん」
 園子は、こらえ切れない嗚咽を漏らしながら俺の胸に顔を埋める。
 胸が痛んだ。
 園子が泣いている。ダメだ。園子は、いつも笑ってなきゃダメなんだ。

 そう思ってしまった俺は、いつしか園子を抱きしめていた。
 胸の中で涙をこぼしながら声にならない嗚咽を漏らし続ける園子。
 ちいさな頃から、ずっと見てきた園子。
 ランドセルを背負ってた頃から、高校のセーラー服を着るようになった今まで、妹みたいに可愛がってきた園子。


 そんな園子が、泣いてちゃダメなんだ。
 俺は園子のちっちゃな身体を抱きしめる。
 手のひらで背中を撫ぜ、小さな頭の後頭部をかき抱くように抱きしめる。

「園子」
 俺は園子の耳にそう囁いた。
 その囁きを耳にした園子はひくん、と身体を震わせる。

「園子。泣くなよ」
 ぷるぷる震えている園子。
「……ふ……ぐぅ」
「泣くなって」
「う…うぁぁあああああーーーー」

 園子はその瞳からぽろぽろと涙をこぼしながら泣きじゃくっている。
 俺が園子の頭を撫でれば撫でるほど、園子はふるふると震えながら涙をこぼし続ける。







 玄関で抱き合ってるのもなんなので、座らせて落ち着かせることにした。
 スンスン言っている園子にお茶を出してみる。
 座布団に座ってちゃぶ台に向かっている園子は、視線をお茶にずっと落としたままだ。
 何が恥ずかしいのか顔を真っ赤にして、時々鼻を鳴らしている園子はコートの下に
高校の制服のセーラー服を着ていた。なんでだ?

 俺は園子に尋ねてみる。
「園子。何があったんだ?」
「……」
「……黙ってちゃわかんないだろ?」
 園子は、基本的にすごくいい子で。
 他人を困らせるようなことは絶対にしない。
 大家さんちは御園さんという苗字で。
 普通そんな姓の香具師は娘に「園子」なんてつけたりしない。被ってるから。
 園子は、大家さんちの遠縁で、七歳の頃両親が蒸発してしまったから子供のいない御園さんちに貰われてきたのだという。
 家庭教師を始めて二年目にして、園子はそのことを打ち明けてくれた。
 そんな苦労をしてるからなのか、園子はものすごく内向的で、それでいてものすごく素直な子だ。


308:名無しさん@ピンキー
07/11/12 04:19:33 uOmtl58Z
 そんな女の子が、俺の問いかけに対して口ごもっている。

 言えないようなことなんだろうか?
「…ぃ…が…」
 園子の薄桃色の唇がかすかに動く。
 ヒロ兄ぃが、と園子は言っているようだ。
 俺のことを園子はヒロ兄ぃ、と呼んでいる。
 俺の名がひろゆきだからそれはそれでかまわないが、弟妹のいない俺には「兄ぃ」ってのが
ちょっとキュンとくる呼び名だってのはこのさいさておく。


 で、園子だ。
 口ごもりつつも、園子は続ける。

「…………」
 俺が?女の人と、いっしょにいた…って?何のことだ?

「……………………」
 え?部屋に入れた?女の人を?




 腑に落ちた。
 そういえば、昨日、職場の同僚の田中さんがこの部屋に来たんだっけ。
 田中さんには俺の古いノートパソコンを譲る約束をしてて、で、昨日はたまたま近くまで来てたから
うちまで取りに来た、ただそれだけのことだった。
 ま、そりゃたしかに田中さんて女の人ですけど。美人だし。
 でも、あの人俺の先輩の奥さんっすよ?
 そんな気出すわけないじゃん。

―園子って、もしかして嫉妬してる?

 園子はまた涙ぐみ始める。
「…おん……のひとが…」
 よく聞き取れないが、俺が部屋に女の人を上げたのがショックだったらしい。


「わた…………っと………のこ……だった……のに」
 おい待てそれはなんだなんて言った今!?

わたしずっとひろにぃのことすきだったのに

 そう言わなかったか?

 耳たぶまで真っ赤にしながら、うつむいた園子はそれをもう一度繰り返す。
「わたし……ずっと、ヒロ兄ぃのこと……す、すき、だったのに」


 そう言って園子は顔を上げた。
 つぶらな瞳。低い鼻。ふっくらとした唇。薄ばら色に染まるぷにっとしたほっぺた。

 俺はその顔に見とれていた。
 妹程度に思っていた。
 園子はいつまでも子供な、ちっこい妹分だと思っていた。
 でも、その顔はまぎれもなく女の子の顔だった。
 恋に焦がれているその少女の顔は、俺の心の奥底をズキっと甘く痛ませた。


309:名無しさん@ピンキー
07/11/12 04:20:21 uOmtl58Z
―かわいい
―園子が。ガキだとおもってた園子が。こんなに―可愛い。

 そんな可愛い女の子が、自分のことを好きだ、と言っている。
 それはまるで夢のような幸せなことだ、と俺は実感してしまう。

 気の弱い、なにかにつけ他人の顔色をうかがってしまうような女の子。
 自分からあまり話をすることの少ない、いつもなにかに怯えているハムスターみたいな小動物のような女の子。

 そんな園子が、自分の内心を吐露している。
 それにはどんな決意が要ったのか、俺にはわかる。


 だから、俺が園子を抱きしめていたのは全く自然な流れであり。
 胸の中で「…くふぅっ」というような幸せそうな甘い吐息を漏らす女の子が可愛くて、
好きで、愛しくてたまらない。
 体温が高いのか、制服越しに感じる園子の肌はとても熱かった。
 園子の身体は柔らかい。ちっこくて、力を入れたら骨が折れちゃいそうなくらい頼りなくて。
 その身体についているまるい胸はまぎれも無く女の子であることの証拠で。
 そんな園子を抱きしめているうちに、俺は身体の中がだんだん熱くなってくるのを感じていた。

「園子」
 俺が耳元でそう囁くと、園子は身体をびくんと震わせる。
「園子」
 耳にかかった髪の毛を除けながら、耳元に囁いてやると園子の身体からはくったりと力が抜けていく。
「…う…」
 また泣きそうになる園子に俺は囁く。
「泣くなよ。…ごめんな。俺、お前がそんなこと思ってたのに気づかなかった」
「……ぅ」
 ぴったりと寄せあった頬が熱い。
「妹みたいに思ってた。ごめんな。こんなこと女の子の方から言わせたらダメなのにな」
「……」
 身体を少しだけ離して、園子の顔を覗き込む。
 涙を瞳のふちにたたえながら、園子は俺の顔をまっすぐに見ている。
「俺も、お前のことが、好きだ」
 涙が決壊した。
 つつー、と赤いままの頬に涙の線が流れていく。
 園子のあごに手を当てると、上向きにさせた唇に、自分の唇をそっと重ねる。

 ふんわりとしたやわらかさ。
 かすかに香る、柑橘系のような匂いと、興奮に熱くなった血潮の熱を感じる。
 しびれるようなそのキスの感触に、俺は唇を離したくない。

 長いキスを終えると、俺と園子の唇の間には銀色の糸の橋がかかった。
 キスしながら呼吸ができないのか、園子は荒く口で息をついている。
 ふとした疑問がわいて来る。
「園子、お前キスするの初めてか?」

 その問いに意外な答えが返ってきた。
「……二回目、です」
「二回目?」
 園子はキスの経験があるのか。そんな意外な、でもどういうわけかムカムカするような感覚を
胸の中に感じていた俺は、続く園子の言葉にはっとした。

「……先々週、ヒロ兄ぃがしてくれたときが、ファーストキス……です」

なぬ?!


310:名無しさん@ピンキー
07/11/12 04:21:07 uOmtl58Z
「……………………………………」
 俺が襲い掛かってきてすごくびっくりした、と園子は言う。
 いや、それは襲い掛かったんじゃねえ!っていうか誤解だ!

「……………………………………」
 そのとき、キスしてくれて、キスして貰えてすごく嬉しかった、って?

 園子はこくりと頷く。
 キスなんてしたっけか?

「……………………………………」
「動転して逃げてしまってごめんなさい、だって?」
 再び頷く園子。

 そんなことしちまってたのか俺。
 そんなつもりは毛頭無かったのだが、園子にしてみたらそれは念願の行為だったらしい。


「……………………………………」
「きょ、今日は逃げません、って……それって……そういう意味か?」
 園子は小さく、しかし力強く頷いた。


―――――――――――――
続くか続かないかわからん
続いて欲しかったらワッフルワッフルと叫んでください

311:名無しさん@ピンキー
07/11/12 05:13:53 TrLU0YU1
「ワッフルワッフル」と叫んだら、「早朝からうるさい」と隣の住人から怒られた。
どうしてくれる。続かねば許さん!!









という気分なのは仕方ないよね?

ちなみに逆の隣と向かいも「ワッフルワッフル」と叫んでいた。

312:名無しさん@ピンキー
07/11/12 05:57:05 D6sNEqUP
>>310
死のうと思っていた。
今日の早朝、無口スレに短編が投下されていた。
これは陽が昇るまでワッフルワッフルするものであろう。
投下されるまで生きていようと思った。

313:名無しさん@ピンキー
07/11/12 07:30:11 7Fc7tney
口で糞垂れる前に始めとケツにワッフルワッフルをつけワッフル!

314:名無しさん@ピンキー
07/11/12 08:06:47 GRgpl7lP
ワッフルわっふるワッフルわっふるワッフルわっふるワッフルわっふるワッフルあっふるワッフルわっふるァッフルあっふるあッフルあっふるァッフルあっf……………



しってるか?
連呼してると「わ」か言いにくくなってくるんだぜ
続きを読みたいのは分かるけど無茶するなよ?

315:名無しさん@ピンキー
07/11/12 08:26:43 SgmkIEFq
喉張り裂け、血反吐吐くまで
ワッフー、ワッフル、ワッフリャー!!!

316:名無しさん@ピンキー
07/11/12 13:08:53 5ji3nnBW
ワアアアァァアァッッッッフゥゥゥゥルゥゥウウウゥゥゥ

317:名無しさん@ピンキー
07/11/12 18:56:02 cMC7RB9j
>>310
うん良いねぇ、俺こういう甘ったるいの大好きだから・・・ワッフルワッフル

318:名無しさん@ピンキー
07/11/12 19:18:51 Ffp9f7Z8
____________ ______
| |                / | |
|     | / | |
      / \\ / /  | | /
/ / / / | /
___/ / / / レ

319:名無しさん@ピンキー
07/11/12 19:19:43 Ffp9f7Z8
畜生、AA失敗した。
ワッフルGJ

320:名無しさん@ピンキー
07/11/13 00:19:59 mWYxvD/D
ワワワワッフルワッフル

321:名無しさん@ピンキー
07/11/13 07:00:10 QNI1cF/T
ワッフルワッフル
ところで無口娘の同じクラスの男子で、無口で友達もあまりいない自分にも積極的に話しかけてくれ、
勉強に詰まった所は優しく教えてくれたり、クラスの人間とトラブルになった時にはうまく話せない自分に代わって仲裁してくれたりして
だんだん無口娘はそいつが好きになっていき、次第に二人は接近してってさ
でも自分は無口だし男も恥ずかしがりでなかなか告白できずにいたけど
勇気を出して男の家に行き想いを告げ、男も前からお前が好きだった、と告白
想いが通じたのが嬉しくて二人とも激しく抱き合いながらキスしちゃったりする
でも二人ともそこで満足して、セクロスまで行かず眠っちゃいました
なんていう電波を受信した
文才がなくて書けないのがくやしいビクビク
てか朝っぱらからこんな妄想してる俺キメェ

322:名無しさん@ピンキー
07/11/13 07:12:24 8ZbtUGre
>>310
 『夜食のカップ麺』が完全にのびちゃって
 デロンデロンになるくらい、ワッフルワッフル

>>321
 朝っぱらから、内気な無口スキーにぐっさり止め刺すなよ、ワッフル

323:名無しさん@ピンキー
07/11/13 08:10:34 NT3UsPs1
>>321
無口っ娘系王道話だな
でも、キスで満足ってのは異議あり
入れたときの、痛い? って問いかけに耳まで真っ赤にして、
無言でふるふると首を横に振りながら、それでも痛みに全身を強張らせてて、
だから離れようとしするのに、ぎゅっとしがみついて離そうとしない所が良いんだ
とか言ってみる。

324:名無しさん@ピンキー
07/11/13 08:38:15 au4Snx3k
>>321
そこまで考えてるならあとは努力と気合いと根性で書けるぞ
文才?自分で作り出して磨きあげるものだ

325:名無しさん@ピンキー
07/11/13 12:01:07 GBUVQNBd
物書きがSSを書くのでは無い
SSを書いた者が物書きなのだ

326:名無しさん@ピンキー
07/11/14 02:17:07 uOQrDGuy
ワッフルワッフルしてるだけなのに無駄にアツいこのスレが大好きです。

「わっふる」
「……ワッフル? なんだそれ」
「…わっふるわっふる」
「そんなにワッフル食いたいのか?」
…ふるふる

327:名無しさん@ピンキー
07/11/14 07:40:34 INPgOV9w
最後の「…ふるふる」だけで萌えた俺は末期ですね

328:名無しさん@ピンキー
07/11/14 07:58:03 ewZNxPnO
>>327
そんなお前さんには
つHELLSING 9巻

329:名無しさん@ピンキー
07/11/14 08:42:57 0XR4g+AM
>>327
大丈夫だ、まだ初期症状
俺なんて無口っ子がこっちもジッと見てるだけで萌える


330:名無しさん@ピンキー
07/11/14 15:08:09 jRZReFAo
>>329
俺なんか教室で誰も話しかけてくれなくてもその状況に萌えるぜ。

331:名無しさん@ピンキー
07/11/14 16:25:55 bY2NRPVk
>>330
素晴らしき放置プレイw

332:名無しさん@ピンキー
07/11/14 23:57:48 0XR4g+AM
>>330
それ友達いないかいじめられてるかのどっちかだろwww
はっ、まさか貴様……真性のマゾか!?


333:名無しさん@ピンキー
07/11/15 02:05:44 Sextbohv
リア厨の頃、いつも隣で本読んでる子がたまらなく好きだったけど
俺ヘタレなんでorz

334:名無しさん@ピンキー
07/11/15 02:47:15 23bJt4DS

今日も、あの人がとなりに座る。

席替えで決まった席順、たまたま私はあの人のとなりの席に座る。

ずっと気になってた男の子。
神様が気を利かせてくれたのか。
でもそれは、お節介。

こうして、あの人の一番近くに座っていても、私はあの人に、声をかけることも出来ない。
ずっと、本を開いてページに目を落とすだけ。
もちろん、本の中身なんて、ちっとも頭に入らない。

私が、好きなヒトに声をかける勇気がないことを知っていて、神様はこんな意地悪をしてくるのだ。


いま、>>333君が、こっちを見た。

私が今読んでる本に興味を持ったのだろうか。
それとも、次の授業で提出する宿題を忘れたのだろうか。
教科書を忘れたって言うんだったら、机を寄せて、いっしょに見ようか? って言ってあげてもいい。

まだ>>333君は私を見てる。

うん! 勇気を出して、私!
声をかけて、きっかけを作らなきゃ!

「あ・・・」

声が出ないよ〜っ!
頑張れ、頑張れ私!

「あの・・・・・・」

よし! もうひといき!!

「わたしに、なにか?」

やったっ! いえたよっっ!!



って、もう>>333君、こっちを見てない〜っ!!

「あの、あのっ!・・・」

聞こえてない〜っ!!


神様は、意地悪です。

私が、声も小さくて、引っ込み思案なことを知ってて、大好きなあの人のとなりに座らせるなんて。


きっと神様は、こんな私を見て、天国で笑っているはず。
でも私、めげません。

私にはまだ、あしたがあるんだから。


335:名無しさん@ピンキー
07/11/15 02:48:19 23bJt4DS



翌日は、席替えでした。







かみさまの、いじわる。



END OF TEXT

336:名無しさん@ピンキー
07/11/15 07:28:12 QiC4z5Ef
>>333に合掌

337:名無しさん@ピンキー
07/11/15 07:51:38 ayrSIXKp
>>333に同情する。

338:名無しさん@ピンキー
07/11/15 08:00:10 +AYIpCJK
>>333
つ《ワッフル》

339:名無しさん@ピンキー
07/11/15 08:02:47 fEVbm/vT
これは……>>333にちょっと慰み酒でも盛りにいくか

340:名無しさん@ピンキー
07/11/15 09:02:01 GJRPf9Ar
>>333
フルボッコワロタw

…ガンガレ

341:名無しさん@ピンキー
07/11/15 09:25:43 i4MA05vm
>>333
とてもいいIDをお持ちですね。

342:書く人
07/11/15 18:18:01 /xZ/JVqq
私は>>333ではありませんが・・・




 記憶の仕組みは未だ難解不可思議だ。
 五分前の大切な要件を忘れてしまうかと思えば、10年前の何気ない記憶をふと思い出させる。
 なぜ俺がこんなことを思ったかというと、理由は二つ。
 一つは今日、図書館に来たのが記憶のメカニズムについてのレポートを書くための資料を借りに来たため。
 もう一つは、その図書館のカウンターに座って本を読んでいた司書の横顔に見覚えがあったため。
 思い出されるのは中学の頃、ほんの数か月の間、自分の横にいた少女と、本に目を落とす目の前の女性の面影が重なった。
 淡い切なさと共に、彼女の名前が胸にせり上がり、名前の方だけが口を出た。

「××…」

 弾かれたように彼女は顔をあげた。どうやら、俺がここに突っ立っていたことにすら気づいていなかったらしい。
 本に熱中すると、周りが見えなくなるところも昔のままだ。
 懐かしさを覚えながら、同時に少し焦りに似た感情を得る。
 自分にとって彼女は想いをよせていた相手だが、彼女にとっての自分は一度席が隣り合っただけの同窓生に過ぎない。
 いきなり呼び捨てにしたのはまずったか?
 彼女の記憶の端にでも自分の名前が残っていることに期待しながら、俺は自分の名前を名乗ろうとした。
 けれども、

「……>>333……くん?」

 目を丸くした彼女の口から、記憶していたのより少し大人びた声に載せられた、俺の名前が聞こえてきた。



 などという神展開を夢想してみんとす。

343:(´・ω・)
07/11/15 20:13:57 XaEhK8Y9
「……や」
「ああ、何だ。入ってたのか」
「ん」
「ん、じゃ俺は先に身体を…待て貴様一体どうやって侵入した」
 一日の締めは熱い風呂に限る。
 そういつものように浴室に入ると、幼馴染の彩花さんがバスタオル一枚で待ち構えておられました。
「これで」
 と、何事でもないように銀色の鍵をちらつかせる彩花殿。
 …正直うちの両親にはもう少し思慮のある行動を望みたい。無駄とはわかっているのだけれども切実に。
「…で、何故ここに?」
「お風呂、一緒」
 What?
「洗いっこ」
 …( ゚д゚ )
「…は、はやく、しろっ」
 

(さくしゃは にげだした)

344:コテ外して名無しさん@ピンキー
07/11/15 20:27:39 fEVbm/vT
>>342
暇人なので続けてみる



「あ、まだ覚えてくれてたんだ」
なんだか少し照れ臭くなり、漫画のキャラがやるように頭を掻く。
「……忘れる訳……ない」
「え?」
「……なんでも……」
顔を真っ赤にしてうつ向きながらぼそぼそとしゃべる彼女。
なんというか、あの頃と全く変わらない様子を見て、何故か顔が自然に笑ってしまった
同級生だったころもそうだ、
俺が話しかけると、彼女は顔を真っ赤にしてうつ向き、ぼそぼそと話した。
「………」
気づいてみれば、彼女はこちらを見つめていた。
「ん?俺の顔になんかついてるか?」
尋ねるが、彼女は再び顔を真っ赤にしてうつ向き、ぼそぼそとしゃべるだけだ。
な《携帯からだと異常にだるいので省略されました》




後は任せた

345:名無しさん@ピンキー
07/11/15 21:41:04 vnHsqOOB
>>344
なんとなく任された


んとなく、彼女の声に耳を傾ける。
「……ついて……ない」
本当に時々ちょっとしたことで聞くことが出来たあの頃と、全く変わっていない声。
ホントに可愛らしくて、優しげなその声がもう一度聞けるなんて、思ってなかったから。
できれば、もう少し彼女と話しがしたくなった。
こほんっと、背中の方から咳の音が聞こえて、俺は慌てて本を差し出す。
「あのさ、後で時間あるかな? これ、俺の携帯番号。良かったら電話して?」
素早くメモ用紙に番号を書き付けて、彼女に手渡す。
言いながら、俺自身、顔が赤くなってるのを自覚した。
「え…………? でも」
「その、迷惑じゃなかったらで、いいんだ。あ、あとこの本の貸し出しお願い」
「ん……」
また咳の音。
もう少しくらい、余裕見てくれても良いんじゃないかと言いたい。
かなり本気で言いたいけど、彼女に迷惑になったら困るし。
そんな事を思いながら、俺は彼女を見詰めて笑って見せた。
「はい……、貸し出し期間は…………二週間……です」
「ん、わかってる。じゃあ、電話待ってるから」
「…………はい」
ほんの一瞬だけ、嬉しそうに笑ってくれた彼女に胸の奥がさやぐ。
終わったはずの初恋。それを叶えるチャンスをこんどこそ、手放したくない。
だから【続きは省略されました】

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