いもうと大好きスレッド! Part4
at EROPARO
29: ◆BokUNiNIjE
07/09/08 01:51:44 ZnRfeX4/
「あの…に…逃げないから…」
「そんなの信用すると思うか?」
「お兄ちゃん、人の事言え…いや・・・な…何でもないです!」
片腕をベッドに縛られ寝そべる私を見つめながらお兄ちゃんはまた
何か画策している模様。
「今日もじっくり楽しませてもらうぞ♪」
「うぅ…この…け…ケダモノ!」
「お、呼ばれたと思ったか?」
扉の隙間から現れたのは我が愛猫ダンデロ。先程同様に鳴きながら
何かを求めている。直後にその背後からはもう一匹の猫が現れた。
シャム猫の模様に日本猫の体格の入り混じる雑種で最近この近くに
住みついたらしく頻繁にうちに出入りしている猫だ。
「お、またお友達か。しかし…お前には縄張り意識とか闘争本能
ってモノは無いのか?雄同士なら遭ったその場で喧嘩だろ??」
人見知りする事無くその来訪者は私達とダンデロを交互に見つめ
状況を把握しようと様子を伺う。
「あ…あの…お兄ちゃん…」
「まぁいい。で成る程、お前はお客様の為に俺に何かを出せって
言いたいんだな。よし…暫く待ってろ。」
そう言いながらお兄ちゃんが部屋を立ち去る。
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「うぅ…い・・・今のうちに…解かないと…あの…ちょっと待って…」
この隙を逃すワケにはいかない。すかさず残された片方の手で結び
目を解かんとする。しかし二匹がベッドに飛び乗り私に顔を摺り寄せ
愛想を振りまく。
「あぁん!お・・・お願いだから…い・・・今は止めて!!」
悪気が無いので邪険に振り払う事も出来ず片手を交互に動かし二匹
を遠ざけては結び目に手を伸ばしての繰り返し。
「だから…普段なら嬉しいけど…く…な…何で…こんな…」
何処で仕入れたか知らないがその結び目は複雑な形で直ぐには
解けない上に前述の“妨害”の為に作業は遅々として進まない。
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5330日前に更新/224 KB
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