ヤンデレの小説を書こ ..
34:しまっちゃうメイドさん
07/02/26 01:13:32 Jt4vtuqM
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次の日の明朝、朝食の支度を終えた源之助は通常どおり、凛を起こしに凛の部屋を開けた
。
瞬間、源之助は言葉を失った。
源之助の顔を見ると凛は、
「おはよう。フフン、どう、驚いた?私だってたまには早起きするのよ」
とニッコリと微笑みかけた。勿論、源之助が驚いているのは凛が早起きしたからではない
。そして凛のこの言葉は、それを分かっているからこそであった。
凛は待っているのだ、源之助がこの部屋の惨状を問いかけるのを…。
「どうしたの?固まっちゃって。早く、学校に行かないと遅刻するわよ」
説明するのが楽しみで仕方の無い、といった風情である。あまりの事に源之助は返す言葉
を失い、無言で凛の部屋の様子を見ていた。
床に溜まる血の跡、凛の血が付着しているパジャマ、乾いた血がこびり付いている凛の拳
、そして部屋に立ち込める獣臭。そして源之助の目はある一点に…凛の足元に転がってい
る物体に注がれた。
源之助の頭よりも先に身体が反応する。
源之助は凛の足元にゴミ屑みたいに転がるものの正体を理解した時には、既に怒りで凛を
殴り飛ばしていた。
「凛!貴方が!」
少し遅れて言葉が飛び出す。源之助は分かっていた、分かっていたが、叫ばずには言られ
なかった。これはお前のやったことかと。
「そう、私がやったの」
殴られた事も意に介さず、凛が笑って言う。
「殺してやったわ。あの色キチガイの…、否命の子よ」
そうして、凛は可、可、可と笑い声を上げた。
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