【今晩はが】ブラック ..
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2:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:11:51 G/RqCLdx
>>1


3:ソーヤースキー
06/12/28 23:19:55 K7Mh52I2
>>1

3ゲット

4:395
06/12/28 23:25:25 jSvRPiLi
>>1


5:名無しさん@ピンキー
06/12/28 23:26:09 jSvRPiLi
うわ、全く関係ない所の名前が

6:名無しさん@ピンキー
06/12/29 00:36:33 8m4c5sm0
ソーヤーはバイオ4で大活躍のようですね…

7:名無しさん@ピンキー
06/12/29 01:08:53 l5O9kMGN
>6
最初に出てくるのと、姉妹なのと、
地下のトロッコで出てくるのと、ミニゲームで出てくるの
の中のどれでしょうか?

8:名無しさん@ピンキー
06/12/29 02:10:20 mE9dHzLD
ソーヤーは衛生兵として活躍して(そりゃ人も世界も違うだろ

9:名無しさん@ピンキー
06/12/29 03:55:10 U3DjgwT4
ソーヤーは関西人

10:名無しさん@ピンキー
06/12/29 06:11:31 LoAL37UX
「ザ…さァ……ツかまエたでェ…ガ…」

11:名無しさん@ピンキー
06/12/29 10:31:03 lRnFQye7
前すれ埋め立て完了

12:名無しさん@ピンキー
06/12/29 16:19:33 CLfp9Dry

「こういう時は、やっぱり皆人間なんだなと、変な話ほっとするよ。」

 体さえ黴びてしまいそうな蒸暑さの中、ネクタイを緩めた白いワイシャツの襟
首を綻ばせて、ロックは眼下に広がる昼の歓楽街に向て呟いた。全くだ、と苦笑
いを浮かべる黒人の大男が投げて寄越したハイネケンを受け取り、頸動脈を冷や
しながらホワイトボードに目をやる。
今日の業務は白紙。どの道、今の状況では大した仕事は出来ないだろうが。

 世界中のアウトサイダーの中でも別格に質の悪い連中が鎬を削る、法から見放
された危険地帯。背徳と硝煙に霞む街、ロアナプラ。
時に、『死人の歩く街』などと形容されるが、それはそれ、比喩であり、いくら
重火器を振回し、何の躊躇も無く他者の命を奪う冷徹さを持ち合わせていても、
やはり住まうのは生きた生身の人間だ。
人間である以上、たとえ銃弾の雨を掻潜れる力量があろうとも、回避出来ないト
ラブルに見舞われる事もある。正に今がその良い例だ。

 今、この小さな街を見えない勢力が制圧している。
米軍のデルタフォースを一個師団投入しても、決して成し得ないであろう偉業を
実現させた物。それはハリケーンに乗ってやって来た。
先日近くを通過した小型の暴風雨が熱帯雨林から運んで来たと思われる原因不明
の熱病が、このロアナプラで大流行してしまったのだ。
ベニーが拾って来た情報に依れば、感染力は強い物の、栄養を取って二日も安静
にしていれば治る様な物らしいが、酒ばかり飲み、不規則極まらない生活を皆が
皆送っている様な街である。瞬く間に蔓延する様は想像に難くない。

 実際、ここラグーン商会でも、情報を逸早く察知した筈のベニーが昨日倒れ、
本人は否定しているが、『二挺拳銃』と名高いレヴィも本調子では無い。病人を
引き連れて戦場をうろつく様な真似をするほど正気を失ってはいないし、それ程
までに経済的に切迫している訳でもない為、一応暖簾は上げている物の、実質的
な臨時休業を決め込む形となった。


13:名無しさん@ピンキー
06/12/29 16:20:49 CLfp9Dry

「ったくよ。あーーーもうウンザリだぜ。頭は痛てぇし体はダリぃ。おまけに鼻
水は止まらねぇ。クソったれ。」

「毎晩腹ほっぽり出して寝てるからだろ。」

ぼやくレヴィに正論を返したが、返事の変わりに殺気に満ちた唸りと金属が触れ
合う音が聞え、慌てて視線を窓の外へ戻す。静寂に包まれた町並は不気味な気配
を孕み、それが薄氷の上に有る事を物語っている様だった。

「静かな分には良い街なのになぁ。騒がしいのはやっぱり性に合わないよ。」

ソファの向こうから忍び笑いが聞こえる。

「阿呆抜かせ、あたしがこンな糞下らねぇ風邪なんか引いてなけりゃ、大喜びで
そこらの間抜けの口にドでかい体温計ぶち込ンでるのによ。」

 良い終わるが早いか先刻までの静けさが夢の様に、たちまち銃声が谺する。そ
れを皮切りにあちこちで窓ガラスの割れる音や女の悲鳴、遠くの方ではモーテル
の一室が火を吹いている。
まるで出来の悪いコメディの様な現実に、無性に泣きたい気持ちになって、ロッ
クは深々と溜め息を突いた。

「さっさと窓を閉めやがれロック。何の為に防弾ガラスを張っていると思う。」

 ダッチに促されて慌てて窓を閉める。前の通りでは覆面の暴漢と頭の禿げ上が
った中年の男がハリウッド映画さながらの銃撃戦を繰り広げていた。流れ弾が窓
の格子に当たってぞっとするような音を立てる。反射的にしゃがみ込んでしまい
、レヴィに笑われたが、見栄を張って死ぬのはごめんだ。

「全く、救いようが無いぜ。このままじゃあガラス代で倒産しちまう。まともな
仕事も出来ねぇってのによォ。」

深い皺を眉間に刻んでダッチが嘆いた。何となく澱んだ空気が室内を満たす。

PLLLL…………PLLLL…………PLLLL……………

 そこへ鳴り響く一本の電話。ただ,何となく出る気になれない。何故なら、こ
ういう時は大抵「良い知らせ」では無いし、この街に来てから悪い予感が外れた
例が無い。それはダッチも同じらしく、渋々といった感じが滲み出る緩慢な動作
で受話器を取った。


14:名無しさん@ピンキー
06/12/29 16:22:16 CLfp9Dry
前スレで言ってた看病物。
誰からの電話かは次のお楽しみと言う事で。

15:名無しさん@ピンキー
06/12/29 21:44:36 71RCNcFj
続きwktk

16:ボンテージ5-1
06/12/30 00:46:54 wNwd7TiN
「ちょっと待て、お前それじゃ着てきた意味が…」
「俺の好きなようにやるって言っただろ」
 
蜘蛛の脚みたいな黒革の紐を、丁寧に時間をかけて両断していく。
一本ずつ解かれていく内に露わになっていく、レヴィの背中。
ここに来てから一年の間、俺は敵に向かって先陣を切って駆けていくこの背中をいつも見てきた。
およそ女らしくないゴツい筋肉の付き方をしているくせに、骨と肉の描く曲線は紛れもない女のそれだった。
ずっと触れたくて、でも届かなくて。
最後の一本を切って革の拘束が解かれた瞬間、レヴィの身体が少し緩んだ気がした。
 
「入らないのに無理して着たのか?」
「うるせえ大きなお世話だ」
 
背中にキスしてやると、小さく身を震わせた。
身体のどこからか匂ってくる、甘い香り。
香水なんか使ってなかった筈だけど…
更に背中へのキスを繰り返した上に舌を這わせると、堪らずレヴィが身をよじらせた。
 
「よせよ、汚いんだ…」
「うるさいな、俺の勝手だろ」
「違う、この服がヤバいんだ」
「どんな風に?」
「…その…ローワンの所から出ていく時に、売り飛ばすつもりで持って来たまま、ずっと使ってなかったんだよ」
「それで?」
「だから…一年以上放っておいてカビやら埃やら偉い事になってるんだ」
「そうか。じゃあ、尚更綺麗にしたやらなきゃな」
「あ、おい…」

17:ボンテージ5-2
06/12/30 00:47:50 wNwd7TiN
有無を言わさず、幼児の着替えみたいに無理矢理両腕を上げさせて一気に剥ぎ取る。
革の塊はドレスというより鎧みたいに重くて、堅さも匂いも剣道の防具を思い起こさせた。
レヴィはインナーも何も無しにそんな物を素肌の上に着て、何時間もここにいた事になる。
ああそうか、この香りと味はレヴィの汗なんだ。
 
「おいロック、腹壊しても知らねぇぞ」
「大丈夫だよ。レヴィの汗、こんなに甘いし良い匂いだ…」
「馬鹿野郎、そりゃカビが何か変なモン出してんだ。離れろよ」
 
自分で犯せと言った筈なのに、今度は躍起になって俺の身体を引き剥がそうと藻掻き始める。
しかし何故だか、鎧を外したレヴィの腕力はさっきと比べて随分と軽く感じられた。
後ろ手に掴みかかってくる腕を余裕でかわしながら、背筋に一際強くキスをして、肩を掴んで仰向けにひっくり返した。
 
ベッドの上に、初めて素裸のレヴィが露わになる。
 
普段から露出度の高い服装をしているお陰で、身体の大部分は既に見慣れている筈だった。
刺青の入った肩と首、引き締まった腹筋、走っても自堕落に揺れたりしない太股、俺より太いかもしれない腕。
色気よりも力強さとしなやかさを含んだ、逞しい四肢。
けれど、一糸纏わず全てが晒け出された姿は、紛れもない一人の女でしかなかった。
さっきまで散々ヴァギナを舐めて射精していたくせに、やっと見られた乳房に触れると、また痛いほど勃起した。
局部だけが見える革鎧姿も興奮したけど、これは全然違う。
何よりレヴィの表情が、見た事もないような真っ赤な仏頂面になっている。
同じ無表情でも、俺に向かって犯せといった時みたいな死んだ顔じゃない。レヴィの中の心は死んでない。
それが何より、嬉しかった。

18:ボンテージ5-3
06/12/30 00:48:22 wNwd7TiN
「クソ、せっかくお前の為に着て来たのによ…台無しじゃねぇか」
「本当に俺の為だけ、か?」
 
右手の薬指と中指で乳首を挟みながら優しく揉む。
視線は斜め上を向いているままだけど、少しだけ呼吸が変わった。
左側の乳首を軽く吸い上げ、舌で転がす。
AVか何かで見た微かな記憶と自分の欲望をミックスし、自制心の首輪を締めて、大胆かつ慎重に事を進めていく。
レヴィはまだこれといった反応は示さないけど、嫌がっている訳でもない。
それを確認した俺は、また一歩、地雷原の奥に足を踏み入れる。
 
「レヴィ、キスしよう」
「召使いじゃあるまいし、んなもん一々お伺いを立てるんじゃねぇ。勝手にしろ」
「じゃあこっちを向けよ」
「口が上向いていればできんだろ」
「怖いのか?」
「…なっ、何が」
 
適当に見当を付けて、レヴィが頭を乗せている枕の下に手を突っ込む。
あった。いつか映画で見たのと全く同じパターンだ。
俺は枕の下から引っ張り出したカトラスを、無理矢理レヴィの手に握らせて、言った。
 
「怖いならこれを持っていろよ」
「…良いのかよ、お前が危ないだけだぞ。そんな色物プレイ」
「良いさ。撃ちたくなったら撃て。だから、こっちを見てくれ」
 
観念してまともにこっちを見たレヴィが一言、
 
「なあ、今のお前の目の方がよっぽど怖いぞ…」
「ごめん」
「謝るな」
 
唇を重ねて、ゼロ距離で見つめ合う目。
屋台で撃たれた時以来だな、この距離は。
あの時の鋭く勇ましい死んだ犬の目と、恐怖と怒りの混ざった今の目。
どっちも本当のお前の眼差しだとして、その両方見るのを俺に許してくれるのか?
あの時、躊躇わずに引いたトリガーを、また引くのか?
 
「あ…」
 
唇を離した隙に、既に十分濡れている彼女の股間に入っていく。
反射的に両脚が閉じて、何があっても逃げられないように俺の身体を縛り付けてしまう。
それが映画でよく見る快感の証なのか、単に怖くてしがみついたのかは、分からない。

19:ボンテージ5-4
06/12/30 00:49:06 wNwd7TiN
「レヴィ、動くよ」
 
撃鉄が、起きる音。
無意識に指がそう動いたのか、レヴィがこれは違うんだと言うように首をわなわなと振る。
分かってる。別に良いさ。それとも何かイヤな物を思い出しているのか?
しかし今の俺には、想定より早く登り詰めてしまう可能性の方が重大な懸念事項だ。
そっちの方向で失敗して撃ち殺されるって事は無…あるかもしれないし。
 
爆弾解体みたいに、慎重に、緩い加速度で腰を押し込む。
 
レヴィの息が煙草臭い。肺の奥底から出てきたような吐息。
カチカチと鳴っているのは歯じゃなくて、カトラスの十字架だろう。
震えて鳴っているという点では、どっちでも同じだけど。
明確な拒絶の意思表示が無いのを確認して、入れたのと同じ速度でペニスを抜いていく。
 
「痛くないか、レヴィ?」
「うるせえ…生娘みたいな事言ってんじゃねえクソバカ…」
 
焦る心を抑えて、緩慢なピストン運動を継続させていく。
気持ち良い。
自分の手でするのとも、風俗の嘘臭く機械的なサービスとも全然違う、
俺自身の快楽優先で気を抜いていたら、即、全てを出してしまいそうになる。
快楽を求めながら、ひたすら自制心と頭をフル回転させて、欲望の爆発を寸前で抑え続ける。
セックスって、こんな修行みたいな物だったっけ?本当にみんな、こんな事しているのか?
 
「よせよ…正常位なんて…感じないって言っただろ」
「本当か?」
 
両方の乳首をわざと強めにつまんでやると、もう隠しようのないくらい派手に声を上げた。
一気に畳みかける様に、全力でレヴィの上半身にキスの雨を降らせる。
最初は軽いキスの速射から、段々吸う力と続ける時間を大きくする。
そうして肌に幾つもの印を付けてから、舌を使って面で制圧する。
唾液とキスマークを塗りつける事で、レヴィの領地を少しずつ奪い取っていく。
俺の領地が広がっていくにつれて、レヴィの息づかいと反応が強くなっていった。
そんな彼女を抱いているのが、嬉しくもあり、辛くもある。
多分、愛しいって感情は、こんな感じなんだろう。
それを言葉にして伝えたい。今、すぐに。

20:ボンテージ5-5
06/12/30 00:49:41 wNwd7TiN
「レヴィ、俺は…」
 
額に冷たい銃口が突き付けられた。
 
レヴィは何も言わない。言えないのかもしれない。
変な気分だ。危険なのは俺の方なのに、明らかに追いつめられているのは彼女だと分かる。
銃じゃ解決しない事もある。分かっていても、もう彼女が頼れる物はそれしかないんだ。
だから、俺は最後の地雷を踏む。
 
「俺は、お前を愛している。レヴィ」
 
もう一度唇に深いキス。腰を存分に振りながら。
上も下も、隅々まで互いの身体が張り付いて離れない。
むしろレヴィがトリガーを引いて、このまま死んだら最高だと思う。
さあ撃てよ。もう銃口を逸らしたりしないから。
だけどレヴィは必死に唇を引き剥がし、足りなくなった酸素を一気に吸い込んで、叫んだ。
 
「…ロック、ロック、ロックっ!あああっ!!」
 
叫びと一緒にカトラスがどこかに飛んでいき、レヴィの両腕が初めて俺の身体を強く抱いた。
今度はレヴィの方から俺の口を塞いでくる。
求める物の全てはここにあり、他の物は目にも入らなかった。
レヴィが俺を受け入れ、求めてくれる。
他はいらない。何もいらない。

21:ボンテージ5-6
06/12/30 00:50:21 wNwd7TiN
数え切れないくらい舌が絡み、全身の皮膚が擦れ合う中で、レヴィの膣が鋭く、激しく震えた。
それが限界だった。
俺の中に残った全てを、確実にレヴィの一番奥に届くように叩き付け、注ぎ込んだ。
繋がったままの口の中で、二人で声にならない叫びを上げた。
機械のように動き続けた身体がやっと止まり、だらしなくレヴィの上に覆い被さってしまう。
こういう時、男は女に気を使って体重を乗せないようにするとか聞いてたけど、そんな余裕は無かった。
腰や腕が止まった後も、互いの舌だけがしつこく絡み合って離れない。
どっちが先に離れる気配もなく、今まで触れ合えなかった鬱憤を晴らすように、延々と唾液を混ぜ続けた。
離れるには、俺が一方的に全ての唾液を飲みきってしまわなければならなかった。
唇が糸を引いて遠ざかり、密着していた皮膚も全て剥がれ、最後に深く刺さっていたペニスが引き抜かれた。
お約束のように、ヴァギナから白濁液がだらしなく流れ出る。
その光景の主が赤の他人であるAV女優や男優ではなく、レヴィと俺自身である事実が、堪らなく心地よかった。
 
しかし、二人がかりで暴れてすっかり寝乱れたベッドの上で、彼女は静かに泣いていた。
 
自分から犯せと言った女を、なるべくレイプにならないように抱いたつもりだし、実際そうなった筈だった。
それが、この状況で両手で目をふさいで少女の様に泣かれてしまうと、紛う事なきレイプ現場そのものに見えてしまう。
一度は高まった満足感も、そんな彼女を見ている内に消え去っていった。
後に残ったのは戸惑いと、ただひたすらに涙を止めたいという想いだけだった。
 
「レヴィ、一緒にシャワーを浴びよう」
 

22:名無しさん@ピンキー
06/12/30 00:50:59 wNwd7TiN
残りもう少しだけど、今年中に終わるか自信ない…orz

23:名無しさん@ピンキー
06/12/30 01:50:08 mgJBp3d7
>22
GJ!良いものを読ませてくれてdクス!!待ってましたYO!
完結まで楽しみだ〜

24:名無しさん@ピンキー
06/12/30 03:26:40 xvw6eSwL
このまま放置プレイなんてイヤです><

25:名無しさん@ピンキー
06/12/30 12:46:49 46favfe3
レヴィたん、泣かないでー(つД`)

26:名無しさん@ピンキー
06/12/30 15:45:55 YaRimjvx
>ボンテージ神、あんたマジ神だ。GJGJGJ!
楽しみにしてる。がんばってくだされ。

27:名無しさん@ピンキー
06/12/30 17:29:55 r94KIEJd
>>7
一回目 ミニゲの村

二回目 覚醒するから ミニゲの水島

28:名無しさん@ピンキー
06/12/30 21:40:57 ZqgqtnBb
しくしく泣いてるってところが堪らない。
書いた人は良いセンスしてると思う。

待ち望んでいた一作です。皆さんPCか携帯に一礼しましょう。

29:名無しさん@ピンキー
06/12/31 00:17:59 H1xEEBNx
なんだかもう、言葉にできない。切なすぎて泣けてきた・・・
がんばってください!

30:名無しさん@ピンキー
06/12/31 03:12:07 2pTAB9MB
>>22
GJ!!

犯された感はレイプ以上かもしんないな、レヴィ(つД`) 。
ロック、レヴィを頼むぜー!

31:名無しさん@ピンキー
07/01/01 00:09:49 1pbTiG0w
あけおめ

32:へたれパシリ
07/01/01 01:01:18 CenK63v0
「ふぅ・・・」

「ロック、どうした?まだ帰らないのか?」

夕闇がこの事務所を飲み込んでいく時間になってもロックはソファに留まっている。
レヴィは仕事が無いならと昼過ぎに自分の酒の買出しに行くと言い残し帰っていった。
ダニーもつい先程まで事務所に居たのだが、マシンのメンテが終わったからとチャルクワンの市場に。

「働き者の日本人にはこういう時間は苦痛か?それともまたレヴィともめた・・・」
と、ダッチがレヴィの名を聞いた途端ロックは、言葉を遮る様に問い掛けた。
「なぁダッチ。最近レヴィの様子がおかしいとおもわないか?」
「おかしいって?お前が怪我をした日の事を言ってるのか」
ダッチがロックの半袖の右腕から覗く包帯を見ながら言う。

「それもそうなんだけど、その前、あれは・・・・・そう、日本から帰って来た時ぐらいからだと思うんだ」
両膝の上に両肘をつき、手を眉間の前で組みながら、教会で懺悔するような格好で思い出していた。
「仕事で車に二人の時や、イエローフラッグで飲んだりしてると時々俺の顔をじっと見つめて黙り込むことがあるんだ。
その顔があの時の・・日本の屋台で見たときの目と同じなんだ」
「・・・・・・・・」
ダッチはここ最近のレヴィの異変に気付いてはいた。それが今ロックが言った時期からだという事もとうに知っていた。
一緒に日本に行っていたロックでさえも、今思い返して気付いた様な小さな変化だ。
そしてそれが誰の目からもはっきり『変化』とわかる事が起こった。

33:へたれパシリ
07/01/01 01:02:50 CenK63v0
それはついこの間、暴力教会が新規に回す武器を陸路で輸送中の時だった。
目的地到着寸前、その客の敵対勢力が数にまかせてラグーン商会の面子に襲い掛かった。
いくらレヴィやダッチ、エダの腕がたつといっても、荷を守りながら、しかも得意の水上でない以上、多勢に無勢の感は否めない。
車を降りて応戦していたが、しびれを切らしたレヴィが突撃しようとしたとき背後に伏せていた敵が彼女を狙った。
ダッチやエダは気付いたが彼等の方にも新手が現れ、手を貸せる状況ではない。
「レヴィ!!」
叫んで飛び出したロックが走りこみレヴィを抱え地面に転がる。
「ロック!お前は車ン中隠れてろって言っただろ!!」
彼女が自分を抱え込んだロックに向けて怒鳴りながら彼の手をどけようとした時、ヌルっとした液体に触れた。
ロックの右肩あたりから白いシャツがみるみる赤く染まっていく。
「オーライだ。かすりキズさ、問題ないよレヴィ。お前は大丈夫か?」
そう笑顔で言うロックの額には冷や汗が浮いていた。
「ロッ・・・ク」
ワイシャツに拡がっていく血を見つめ彼の名を口走ると、目の奥に一瞬にして怒りの炎が灯った。

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!テメェ等皆殺しだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「待て!レヴィ!」
ロックの声と体を振りほどきカトラスを両手に憤怒と憎悪の女神、いや鬼神は辺りを血の海に変えていく。
ルアク達を葬った時もレヴィの闘いに驚嘆したものだったが、今回のそれは戦慄。
恐怖こそないものの身震いを止められなかった。

34:へたれパシリ
07/01/01 01:04:23 CenK63v0
最後に残った敵のボスの前でレヴィは仁王立ちしている。相手は腰が抜け銃を捨てた両手であとずさる。
ロックが肩を押さえながら近づいて、レヴィに声をかけ様とした時、スゥーっと両手が上がりカトラスを構えた。
一発。 二発、三発、 四発五発六発七・・・・・交互に左右の銃から同じ箇所目掛けて撃ち込まれる。右肩一箇所に。
何発目で相手が死んだのか、もうそれが肩なのか体なのか腕なのか形がわからなくなるほど撃ち込んだ。
「お、おいっ、レヴィ!もういい。もう終わったんだよ」
ロックが羽交い絞めにして止めようとするが、振りほどかれカトラスを向けられた。
「うるせぇ!、黙ってろ!」
そう言うとまた向き直り同じ所を撃ちはじめた。ダッチとエダが諭したり、からかう事もなく皆その光景をじっとみつめていた。

幸いロックのキズは浅く、弾丸は貫通しているものの簡単な応急処置で出血は治まった。
レヴィはロックの手当てをしながらいつもの調子に戻って、
「柄でも無ぇ事すっから、余計なケツの穴こさえる事になるんだぞバカロック」
とウンザリ顔で呟く。
「しょうが無いだろ。体が勝手にうごいちゃったんだから」
「またお前の趣味か?」
「そうなのかもな」
「・・・ロック。前日本で言ったよな『私はあんたの銃だ』って。一応まだ有効だから私がどうなろうと一々気にするな。
銃が壊れたら新しい銃に換えればいいんだ。・・・それだけさ、OK?」
「そうはいかないよ。レヴィは大事な相棒だ。そうだろ?」
刹那、そうほんの一瞬レヴィの表情が緩む。そんな気がした。
「相棒?笑わせるなホワイトカラー。そんな大口叩くンならまず拉致られ癖直せってんだ」
そういって最後にパンと平手で傷口をはたかれた。
「そら、終わったぜベイビー」
「いっ、痛っ〜〜!やさしくしてくれよ」
ケタケタ小気味良く笑いながらレヴィは、
「わかった、わかった。お前の初めての時はやさしくしてやるよ。レディ」
「そういう意味じゃないよ〜。何考えてるんだよ。ったく・・」

35:へたれパシリ
07/01/01 01:06:17 CenK63v0
さっきの修羅場とは別人の様なレヴィの様子見てダッチは考えていた。
レヴィが戦いの中荒れる事は今までもあった。そんな時レヴィは光を宿さない目で、感情をもっていないかの様なその目で、
無表情に無差別に獲物を平らげていった。快楽殺人者の様に。
だがこれほどあからさまに憎しみの感情を剥き出しに表現したのはこれが初めてと言ってもいい。
ダッチやベニー、ラグーンの仲間に危険が迫った時、その状況を愉しむかのように敵を蹴散らすレヴィ。
殺人機械のメイドに一発喰らった時でさえ、やられたからやりかえさないと気がすまないといった類のものだ。
今回のはまぎれもない怒りと憎しみ、そしてその瞳に『感情』を映していた。



「ロック、お前レヴィの事どう思ってんだ?」
あまりにストレートなダッチの質問にロックはソファから転げ落ちそうになった。エダでさえこんな聞き方しないだろうに。
「えっ?えっ!いやっ、あの、その・・」
「別にハリウッドのキザったらしいロマンスみたいな意味じゃ無え。あいつの側に立っていられる覚悟はあるかって事さ」
「俺は・・・レヴィのキズを増やすような事しか出来ていない。この前のようにあいつのキズを代わりに受ける事も、あいつは望んでない。
むしろそれはレヴィにとって違う形で傷になる。それでも・・・いや、だからこそあいつの側をはなれたくない。はなれるわけにはいかないんだ」
「オーライ、わかった。だがそのセリフ、充分ハリウッドで通用するぜ」
「ダッチまで俺の事からかうのかい?」
そう言って二人は笑った。

36:へたれパシリ
07/01/01 01:07:49 CenK63v0
真顔に戻りダッチが切り出した。
「いいか、ロック。確かにレヴィはこっち側の、血と硝煙とドブの中にいる。腰までドップリと浸かってな。でもそれは仕方ないのさ」
「そこでしか生きていけなかったから、だろ?」
「正確に言えば、生きる選択肢がその世界にしか無かったからだ。生きる事を選んだ時点で道は一つしか無かった」
「相手を殺し盗まなければ道は無いと?」
「ああ、そうだ。お前達日本人からはおよそ想像も出来ないぐらい歪んじまってる所が世界にはゴロゴロあるんだ。
たとえ親兄弟だって今日殺らなきゃ明日自分が殺られる。そんな所だって少なくないんだぜ」
「レヴィもそうだった・・」
潜水艦の中でのレヴィの言葉がロックの頭の中を覆っていく。そしてあの時よりもリアルな輪郭を持ち一言、一言が心臓を錐の様に突き刺していく。
「俺やバラライカ、張。他のヤツも確かにこっち側にいる。だが自分で選んだり逃げ込んだり理由は様々だが、
あっち側の世界を少しは知っている奴がほとんどだ。」
「・・・・・・・・」
「さらに言うなら同じ様な環境だったにも関わらずレヴィはあの双子の様にイかれちゃいないってこった。」
ダッチは続ける。
「なぁロック。レヴィは昔お前をあっち側の人間だからと拒もうとした。だが今もお前の横にいる。何故だと思うね?」
「・・・・・」
「レヴィの中で何かが変わりつつあるのさ。別に愛や希望なんてガラクタを本気で信じるバカ共と一緒になる必要はないが、
心の中のわだかまりや埋まらない穴を塞ぐ手立てを誰かが一緒に探してくれるかも知れないと言う淡い期待が生まれている」
ダッチはアメリカンスピリットに手を伸ばし、一本取り出しロックにも勧めた後、火を点け深く吸い込み一息ついた。
「レヴィ自身その変化に戸惑ってるはずだ。それを支えてやれるのは雇用主の俺じゃない。『相棒』であるお前なんだよロック」
「・・・ああ、わかってる。そのつもりさ」
ロックはダッチを真っ直ぐな目で見ながら、静に力強く答えた。

37:へたれパシリ
07/01/01 01:12:57 CenK63v0
一先ず書いてあるのはここまでっす
自分で書いててどんだけ前フリ長いのかと小一時間ry   orz
気にいらなければ読まずにすっ飛ばしてくだせぇ

38:名無しさん@ピンキー
07/01/01 01:14:16 X6VsTTEZ
GJ!一気に読ましてもらったー!
そして、あけおめ!今年もどうぞよろしく

39:名無しさん@ピンキー
07/01/01 01:16:38 x0p+4Xn3
GJ!!
だが最初の
「ダニーもつい先程まで〜」で新年初笑いしたのは内緒なんだぜ

40:へたれパシリ
07/01/01 01:22:06 CenK63v0
>>39
スマソ マジボケです
言われて気付いたw
ゴメンヨ (´・ω・`)ベニー

41:へたれパシリ
07/01/01 02:17:57 CenK63v0
×ダッチがレヴィの名を聞いた途端
○ダッチがレヴィの名を口にした途端
慌てすぎだ、俺・・・・

42:名無しさん@ピンキー
07/01/01 06:28:37 +gW1ipCm
おお新年一発目!めでたい
キャラの解釈が深くていいですねこういうの好きだ
続き楽しみにしてます

43:名無しさん@ピンキー
07/01/01 12:29:07 7YMq50tb
イイヨイイヨー!GJ!!
こういう類いの怒レヴィは珍しいな
続きに期待

44: 【大吉】
07/01/01 15:32:21 hSSyN6ql
コトコトと軽快なリズムを奏でる鍋のスープの味をみてから
慌てて寝室へと消えた彼女を不思議な気持ちで見つめ
一緒に暮らして初めて迎える新年なのに、せわしないなと想いながら
立ち上がろうとした俺に、凄まじい勢いで寝室から
飛び出してきた彼女が顔を真っ赤にして、叫んでいる
「ロック!ハッピーニューイヤーだ!…ったく
なんでジャパニーズはこんな格好が好きなんだよ」
裸で白いエプロンを付けただけのレヴィが仁王立ちで立っている

ガツン

何かに打つかったのか、あたりを見回すと
いつもの様子のレヴィが目の前でからから笑ってる
「ヘイ、ロック!なぁに寝てんだ?
せっかくのニューイヤーだぜ、もっと楽しめよ」
そうだ…新年をイエローフラッグで迎えて
テキーラを煽って…潰れて寝てたのか…
あれが俺の初夢って訳か…?
何とも言えない複雑な気分を吹き飛ばすようにテキーラを煽る
大声で騒ぎながら、はしゃぎながら…吹き飛ばす

45:名無しさん@ピンキー
07/01/01 15:34:58 hSSyN6ql
という訳で、皆様良い初夢を〜

46:名無しさん@ピンキー
07/01/01 16:18:10 O9MkDldh
裸エプロンw
さすがだ、ロック(ぇ

47:名無しさん@ピンキー
07/01/01 16:34:48 AgnEC1Oh
あけおめ。
50レス切ってないのにこの神の出現率の高さは一体何の冗談だ?w
今年は良い年になりそうだ。

48:名無しさん@ピンキー
07/01/01 21:51:43 lzYgHSa+
URLリンク(www.geocities.jp)
ワラタw

49:名無しさん@ピンキー
07/01/02 00:29:07 iddiYnTd
本当に天国だな、ここは。
ったく、このスレの住民はどいつもこいつもオレをエレクトさせるぜ!

50:名無しさん@ピンキー
07/01/02 08:23:50 SUlMY0+C
>>48
俺、バラ姐さんがこういう可愛い系着てるのが変なツボにストライクするんだ…。

51:へたれパシリ
07/01/02 20:58:29 NFU2s3Uc
「OK。この話、今日はここまでだ」
「じゃ帰るよ。イエローフラッグにでも寄っていくかな」
事務所ビルの階段を降りた出口で壁にもたれていた人影がロックに声をかける。
「残業は終わったのかよ?ホワイトカラー」
「買出しはもう終わったのかい?」
「へっ、暇だから拉致られ癖のある奴と飲めば、撃ち合いの一つや二つに出くわすかと思ってよ」
「直せっていったくせに」
「うるせぇ、いかねえのか?」
「あー、なんかダッチと話してたら飲みに行きたくなったから行こうと思ってたんだ」
並んでイエローフラッグへの道を歩き出す二人。
「なぁ、ダッチと何の話してたんだ?」
「詮索屋は・・」
「バカっ、違うよ。ただ・・なんかすっきりした顔で酒飲みに行きたくなるような景気のいい話だったのかと思ってな」
「んー。俺の居たい場所の話、かな」
「前に言ってた、お前の立っている所に居るとかっていう話か?」
「ああ、俺が『今立って歩いている所』が居たい所だってはっきりしたんだ」
「ふ〜ん、こんな糞溜めみたいな街のどこがいいのかね」
「だから、レ・・・いいよ、後でわからせるから」
「小難しい説教なら教会でも行って、ヨランダばあさんの御茶の相手しながらにしてくれ」
「レヴィ、お前って」
「おっ、着いた。さぁて飲むぞー!」
店の看板が見えるとオモチャを買って貰える子供のように走って先にいってしまうレヴィ。
「はぁ〜、わかってはいたけど勝手な奴だなぁ。」
そんな事を言いつつもロックの顔は穏やかに微笑んでいる。店に入るとカウンターの席からレヴィが呼びかける
「おせぇぞ、ロック。早く飲もうぜ」
「焦らなくても今日はとことんつきあうよ」
「言うじゃねえか。おーっし今日こそ絶ッテー潰してやる!」
「・・・普通に飲まないか?」

52:へたれパシリ
07/01/02 21:00:21 NFU2s3Uc



「悪かったよ」
「ン?何か言った?ほら早く行こう」
「分かったから、そんなに引っ張ンなよ。別に逃げやしないよ」
そう逃げたって仕方ないのだ。今向かっているのはレヴィの部屋なのだから。
「だからさぁ、からかって悪かったって。」
「勝負は勝負だろ。さっきは俺の負けだ」
「酒の勝負になるとホント、ムキになるよなお前」
「へっ?何か言った?」
「しかも完全に酔ってるし・・・」
先ほど店で早飲みして負けた時レヴィに、
「こいつを飲みほしたらもう一回勝負受けてやるよ」
と出されたのはスピリタス。いくら酒の強い人間でもジョッキになみなみと注がれたこれを飲み干せる者はそうはいない。
それでもロックは、黙ってジョッキを手に取り飲み始めた。半分まで飲んだ時むせてしまいジョッキをカウンターに下ろした。
むせて咳き込むロックにレヴィは、
「わかったよベイビー、今日は引き分けだ。家で飲み直そうぜ」
「ゲホッ、じゃ、もう一回・・ゴホ、ゴホ勝・負だ・・ゲホ」

レヴィの部屋に着くと酒瓶がズラリと並んでいた。昼間買出しに行った時買い込んだらしい。
「今日はとことん付き合ってくれるって言っただろ。だからゆっくり飲もうぜ。って聞いてんのかよ、おい」
ロックは酒瓶の前でブツブツ言いながら一本、一本ラベルを見ている。その時レヴィの家では見慣れない瓶を見つけて動きが止まる。
『キャプテン・モルガン』と書かれている。レヴィはロックの背中越しにそれを見て、
「なんか店の奴にラムを一通りもってこいっつったら、それも持ってきたんだ。飲んでみるか?」
振り向き黙ってコクコクと頷くロック。なんかこいつガキみてぇだなと思わずレヴィの顔が緩む。
グラスを二つ持ってきて一つをロックに手渡す。注がれた酒を飲んでみるとバニラの様な香りといつも飲むバカルディとは違う甘さが口の中に広がった。
この状態でこの酒はマズイかもしれない。今まで飲んだ強いアルコールがこの甘い香りとともに酔いとして回ってきそうだ。
そして口一杯の甘い匂いに誘われ、惑った思いが揺り起こされ望むべきでない事を言葉にしてしまう様な気がした。
「クソ甘ったるい臭いだ。こんなの飲めるか」
レヴィがそういって他の酒を取りに行こうとすると、ロックに腕をつかまれ引き寄せられた。
「あっ」
こんな女性らしい声が出るのかと、レヴィは自分の喉が発した音を聞いた。
「俺を置いていくなよ、レヴェッカ」
自分と変わらないぐらいの体格だと思っていたロックの腕の中にすっぽり収められ、いつもとは違う呼び方で名を呼ばれ、
体の重心預けていると、不思議な程心が静まっていくのを感じた。
このまま抱きしめかえしたいという衝動を押さえ込んだ時、フッと我に返りロックの腕から離れ言った。
「酔い過ぎだぜ、ロック。どこかの女と間違えてねえか?まぁ名前があってたのは褒めてやるけどよ」
いつもの悪戯っ子のような笑顔でロックを見るレヴィを再び引き寄せ抱きしめながらキスをした。

「レヴィの唇も甘い香りがする」
顔を離したロックが呟く。
「ロッ・・いや、私も酔ってんのかなぁ。こんなホワイトカラーに二度も隙みせるなんて・・・」
精一杯の強がり。軽口も上手く叩けない。子供の頃腐った街でたった一欠片でもいいから欲しいと願ったモノが、
そこにあるかもしれない。でも触れたことがない自分はどうすればいいのかわからない。

53:へたれパシリ
07/01/02 21:02:26 NFU2s3Uc
あわてて掴んだら砂糖菓子みたいにポロポロと崩れて掌からサラサラこぼれ落ち、跡形もなくなってしまうんじゃないだろうか。
「レヴィ、俺が酔ってるって言ったらずっとこのままでいてくれるか?」
「お、おうっ。いっ、いいぜ、ママが恋しくなったんだろ、ベイビー」
「ふ〜・・・そうか、そうくるんだったなお前の場合。・・・じゃあ本当の事言うとこれっぽっちも酔ってない」
「へっ?!」
思わず素っ頓狂な声をだすレヴィ。
「いくら飲んでも酔えないんだよ。頭の中がスッキリしちまったからかな。だから抱き寄せたのも、『レヴェッカ』と呼んだのも、
・・・キスしたのも、したくてしたんだ。酔った勢いでも、雰囲気に流されてでもない!」
「お前、自分が何言ってるのか分かってるか?私と一緒に居たいって風に聞こえるぞ。撃ち合いでも役に立たない出来損ないの水夫のクセに」
「ああ、分かってる。そうだ俺はいつだって考える事しかできない。お前は撃ち合うことしか能がないバカだよ。でもそのおかげで俺は銃を持たずに、
この街で生きてる。俺はひたすら考える事しか能の無いバカだ。だったら俺がレヴィの進む道に立ち塞がるモノを突破するための方法を考えて何が悪い」
「それ以上言うと本気にするぞ」
「店に行く前に言っただろ。俺の居たい場所が分かったって。だから『ここ』なんだよレヴィ」
そう言い終わった途端に、お預けをくっていた子犬がOKをもらったかのようにレヴィの唇がロックの唇に重なり、それを上下に割って舌をねじりこむ。
「チュッ・・・ニチュ・・・ハァハァ・・・ン・・・フッ・・」
呼吸する間も惜しい程唇を重ね合わせ舌を絡ませる。お互いがお互いを受け入れても良いのだという安心。
今まで触れられなかった分を取り戻すかの様に相手の唇や舌をむさぼり舐め合う。
ふいにレヴィの体がずり落ちそうになる。快感と安息、興奮と酸欠で腰砕けの様になってしまった。
ギュっと抱き止め呼吸を整えさせながらレヴィを立たせるロック。そのとき覗き込んだ彼女の瞳は潤み、不安と恍惚の狭間で揺れている。
月明かりを浴びて蒼白く光るその表情と肌が、今まで見たどんな女性よりも神秘的で美しかった。
自分をこの女から引き離すものがあるならば、たとえそれが神であろうが自分と共に残されたカトラスでFuckして奪い返してやる。
ロックはレヴィにニコッと微笑む。レヴィはキョトンしている。その時ロックが彼女の体を両手でポンっと軽く押すとあっけに取られたレヴィはベッドの上に倒れた。


54:へたれパシリ
07/01/02 21:07:38 NFU2s3Uc
やっとベッドまで来たけど、書いてあるのはここまでっす。
勢いで書いた
今は反省しているが、やめるつもりはまだない

ヘタクソで誤字、乱文だけど読んでくれた人トンです。
このスレのみんなが良い一年になりますように

55:名無しさん@ピンキー
07/01/02 21:19:16 W4AasXya
おおお続きだ続きだ、ありがとう!!
実を言うとレヴェッカと呼ぶロックさんが見たかったんだ
あと
>スピリタス

死ぬよwww

56:名無しさん@ピンキー
07/01/02 22:31:10 lKIKCN/6
ジョッキでスピリタスは余裕で死ねるなw

GJ!
続きは甘々になりそうだな

57:名無しさん@ピンキー
07/01/02 22:40:24 J9NEEvOb
以前、スピリタスをタンブラー一杯に注いで飲んだ事があるが、
流石にきつかったな。翌朝は二日酔いに悩まされたよ。

58:名無しさん@ピンキー
07/01/02 23:45:42 zkXLI/Bj
死ぬよなあw>スピリタス

レヴェッカって名前でよぶのはクルものがるよね。
ずっと前のSSでもレヴェッカって呼ぶタイミングをうまくつかったやつは、なかなかよかったなあ。

59:名無しさん@ピンキー
07/01/02 23:58:18 mx6q/oh4
いつか本編でもロックにレヴェッカと呼んで欲しいが
物凄く重いシーンにきそうだな。
それにしてもこの年末年始は良い作ザクザクでお年玉貰った気分だ!

60:へたれパシリ
07/01/03 00:11:50 1z32rDCi
>>55-58
実は俺もショットグラス二杯で火星まで吹っ飛んだクチですが
まぁそこはロックの意地の見せ所なんで…w

61:名無しさん@ピンキー
07/01/03 01:51:23 BtYU3Gxj
テキーラをジョッキで飲む声優の後藤邑子とレウ゛ィで飲み比べ欲しいと思ったのは俺だけでいい

62:看病物
07/01/04 01:04:24 Eg8+G4ge

「……こちらラグーン……おぅ,ボリスか。」

 静寂の中に微かな緊張感が混じる。ボリスと言えば、このロアナプラの中心に
強力な勢力で座するロシアン・マフィア、「ホテル・モスクワ」。その女幹部こ
とバラライカの右腕たる男だ。電話口から彼の名前が出た以上、それは「ホテル
・モスクワ」からの依頼を意味している。
彼女達は大口の仕事をくれる上得意だが、金額が大きいと言う事はそれにに比例
して危険度も高いと言う事だ。お世辞にも万全の状態とはいえない現状である。
幾ら美味しい依頼だとしても、半死人を抱えて命の駆け引きはしたく無い。
その内ダッチがこう切り出すだろう。

『悪いなボリス。大間抜けが二人も腹抱えて寝込んじまってるもんでな。申し訳
ねぇが,今回は他所を当たってくれ。』

事実,午前中にもそう言って数件の依頼を断っている。その後はむすっと黙りこ
くるかゴミ箱でも蹴り飛ばすだろう。煙草の煙を視線で追いながら、ぼんやりと
そんな事を考えていたが、予想に反してダッチの口から漏れた声は明るいトーン
だった。それどころか含み笑いまで混じっている。

「あぁ、そうかい……。ククク。『鬼の霍乱』とは正にこの事だ。あぁ、構わね
ぇぜ。お互い様だ。いや、どうせやる事も無かったんだ。今回は報酬抜きの個人
的なおせっかいって事でいい。その代わりにこっちの間抜けを二人程、其処の物
置にでも放り込んでくれないか。ああ、馬鹿が多いんでな。ついでに店まで吹っ
飛ばされちゃ敵わねぇ。あぁ、直ぐ行くよ。おう、じゃあ後ほど。」

 どうも話が掴めない。何かトラブル、と言う事は間違いない様だが、ダッチの
にやにや顔がどうも引っかかる。違和感を感じてレヴィも体を起こし、ソファか
ら乗り出してきた。

「なんだよボス、随分と楽しそうなおしゃべりだったじゃねぇか。儲け話じゃね
ぇのか?」

「ククク。ロック、さっきの話だがな。全く持ってその通りだ。たまにチタン合
金で出来てるんじゃないかと思う様な奴もいるが、どうやら皆赤い血の通った人
間様の様だぜ。」

「ンだよ、気味が悪ィな。もったいぶってねェで、さっさと話しちまってくれよ
ダッチ。」

珍しく口元に笑みを残して、ダッチがようやく事の顛末を喋り出す。

「とある知り合いの組織もうちと同じ状態らしいぜレヴィ。この間の日本出張が
祟ってか、『ホテル・モスクワ』も過半数が寝込んじまった様でな。他のマフィ
アからの襲撃に備えて、助っ人に来て欲しいとの事だ。しかもここからが面白い
。何とあの無く子も黙るミス・バラライカもぶっ倒れちまったって話だ。しかも
酷くこじらしているらしい。」



63:看病物
07/01/04 01:07:10 Eg8+G4ge
>>12-14の続き。
遅筆なんでちょっとずつしか投下出来ないけど、
長い目で見守って頂ければ幸いな感じです。
経験浅いんで改善点とかアドバイスあったら聞かせて欲しい。


64:名無しさん@ピンキー
07/01/04 01:18:52 KV8Fmt33
>>63
簡単なアドバイスだけ。
文頭に禁則文字、例えば 。 とか 、 とかは持ってこない。
あと「」内は
 
>「ンだよ、気味が悪ィな。もったいぶってねェで、さっさと話しちまってくれよ
>ダッチ。」

 
これとか、文末の句点は使わず
 
>「ンだよ、気味が悪ィな。もったいぶってねェで、さっさと話しちまってくれよ
>ダッチ」

 
てな感じにした方がいいよ。
本当に些末事だけど。
 
他は文句なしに、GJ!

65:名無しさん@ピンキー
07/01/04 01:26:35 I10ogJmE
>>64
行頭禁則はともかく、「」最後の句点は筆者の書き方次第だったりするので、別に「絶対やらなきゃだめ」ってことではないよ
まあ、比較的珍しいので、意図してやるのでない限りは外した方が無難なのは無難なんだけど。

66:名無しさん@ピンキー
07/01/04 05:10:55 pzQdmLCJ
>>61
マジでか。
みくるちゃんのイメージしかないから以外だ…

67:名無しさん@ピンキー
07/01/04 07:50:24 cV0Gx8hH
おお!GJ!!
キャラの特徴がよく出てて最高だ!
続き楽しみに待ってます

68:名無しさん@ピンキー
07/01/04 10:18:38 QC44PSiY
ダッチの台詞がそれっぽくていいな(・∀・)

続きに期待

69:名無しさん@ピンキー
07/01/05 00:16:12 xDaDeDxT
新たな双子物はないのかな・・・

70:名無しさん@ピンキー
07/01/05 00:50:42 dpjk+C5Q
読んでるうちにダッチの台詞を磯部声で脳内再生してたぜwwwGJ!

71:名無しさん@ピンキー
07/01/05 15:38:54 pe4tHIR0
アニメの方ってもう放送終わったのかな?
さっきアニメの日本編見終わったんだけど、最終回ぽい終わり方だったんで気になって

72:名無しさん@ピンキー
07/01/06 01:11:44 Evn9LmAp
>>66
後藤邑子 part31 テンチュウサツですか…?
スレリンク(voiceactor板:12番)
ま、スレ違いなのでこれくらいに。

>>71
あれが最終回です

73:名無しさん@ピンキー
07/01/06 09:00:25 WGAcfZGB
>>72
(д)     ゜ ゜

74:名無しさん@ピンキー
07/01/06 12:14:47 inehsBLr
スピリタス4杯飲んでアブサンて……

75:へたれパシリ
07/01/06 20:26:21 ahDdDHaI
レヴィの体の上にゆっくりと覆いかぶさるロック。両腕で自分の体重を支えようとした時、右肩に鈍痛が走る。
「ロック?」
「いや、なんでもないよ」
「痛むンだろ?オーライ、こっちへきなよ、ベイビー」
そう言うとレヴィは半身を起こしロックの顔を胸に抱え、自分の横に寝かせた。
「日本の時みたいにこうやって寝るだけでもいいぜ」
ロックの左腕を枕に右肩をさすってやりながら、ニヤリと笑いレヴィが言う。
「・・・それじゃあ、生殺しだよ」
「思い知れよ。アタシだってあの時そうだったンだから」
「あの時は、その、いろいろあったし、それにほら、最後の方はレヴィがケガしてたし・・」
「今日はロックがケガしてるぜ」
「ん、ん〜〜・・・・・あっ、うっ」
「冗談だよロック。それにこんなになってるこっちの方が苦しそうだもんな」
ロックの右肩をさすっていた手がいつの間にかはちきれんばかりに盛り上がった股間をまさぐる。
「私と『初めての時はやさしくしてやる』って言っただろ。任せときなよ」
レヴィは馬乗りになり、ワイシャツのボタンをはずして脱がせようとした時、ちらりと包帯に目をやる。
「とうとうお前にケガさせちまったな・・・」
「レヴィ程じゃないさ。それにこんなの舐めてりゃ治るよ」
「・・・・・・」
レヴィはおもむろにロックの包帯をほどき、ベッドの横にあったラムを一口含んで右肩の傷口をそっと舐め始めた。
「い、いや、ちょっと、えっ、本当にするのか?あっ、いっ、痛っ・・・レヴィ、ちょ、ちょっと沁みるかな」
口の中の酒を飲み込みレヴィが答える。
「ングッ、だって最初は消毒しなきゃダメだろ」
「う、うん、そうなんだろうけどさ。まさか今されると思ってなかったから」
「どのみち、今日は消毒して無ェンだろ?治療だよ、治療」
そう言うとまた酒を口に含み、今度はロックに口づけて流し込んだ。
今日は相当飲んだはずなのに、アルコールが血管を駆け巡り体中を熱くする。まるで上質な麻薬でもキメたかの様に。
レヴィは酒を流し込み終わると唇と舌を首から鎖骨へ向けてはわす。くちづけ、ついばみ、舌で撫でる。
今度はロックの乳首に唇をつけ軽く吸いながら、舌で小さく円を描いたり甘噛みをする。ロックは思わず声が出た。
「うっ!、くっ!」
レヴィは口の両端を吊り上げ、先程とは違う淫靡な笑みを浮かべて言う。
「男も感じると声がでるだろ?我慢せず喘いでもいいぜ」
「そういうのどうやって覚えたんだよ?」
「フッ、生娘でもあるまいし、いろいろ知ってるさ」
当たり前。そう当たり前の事だ。自分だって日本にいた時に付き合っていた相手、会社の接待で付き合わされた風俗。
荒れた時は、酒場で意気投合し一夜限りの相手と寝た事だってあった。
ましてやレヴィは魅力的な女だ。いろんな『経験』があって当然、それこそ生娘だなんて思ってはいなかった。
が、その事を『今』レヴィの口から告げられるのには抵抗がある。何か言い知れない感情に包まれてしまうから。
嫉妬や独占欲の一言では片付けられないドス黒い感情が渦巻いている。
「さぁ、脱ぎなベイビー。もっと天国に連れてってやるぜ」
レヴィはベルトを解きながら言う。
それを押し止めながらユラリとロックが立ち上がり自分で服を脱ぎ、捨てた。
レヴィは膝立ちで見上げ、いぶかしげな顔をしている。

76:へたれパシリ
07/01/06 20:27:30 ahDdDHaI
「お前も、脱げよ」
ロックが言う。そう言われて、なんだそういう事かと合点がいった顔でレヴィが服を脱ぐ。
脱ぎ終わり裸に月明かりを浴びたレヴィは、より一層煽情的だった。ロックは自分の中で何かが崩れていくのを感じた。
両手でレヴィの髪を掴み痛いほどいきり立った肉棒を彼女の口の中に押し込んだ。
「ンン?!ンググ!!」
声にならない驚き。レヴィは大きく目を見開きロックを見上げる。彼も瞬きもせずこちらを見ている。
でもその目には何か得体の知れない感情を宿していてレヴィは少し怖くなる。
ロックはレヴィの頭を押さえつけて肉棒の根元まで彼女の口内におさめる。レヴィがウッと吐きそうな声を出すと、
ゆっくり抜き亀頭の先端までくるとまた押し込む。しばらくの間それを繰り返した。
そしてレヴィが苦しさのあまり咳き込んだ。
「苦しいかい、レヴィ?」
「ゲホッ、ゲホッ、・・・何で?」
「ん?」
「どうして、こんな風に?ゲホッ、ゲホッ」
「・・・わからない。わからないけど・・・」
「けど?」
「・・・お前を俺のモノに・・・違う・・・クソッ、何やってんだ俺!」
込み上げる焦燥感。
「・・・・私を・・・支配したい?」
「・・・・・・・」
「そんな顔すンなよ、あんたはとっくに私のマスターじゃないか。」
「レヴィ、俺はおまえを・」
「言葉より、体で確かめようぜ」
レヴィはロックの肉棒を根元まで飲み込んだ。今までのイマラチオがディープスロートに変わった。
「ひっかふぃ、おあえのガンはかけぃいよあ」
「咥えながらながら言われると何いってるのか分からないよ」
レヴィ答えず熱心にロックのモノをねぶりまわす。彼女の頭が前後に揺れるとピチャ、ピチャと淫らな水音が部屋に響く。
「あっ!そんな!クッ・・うっ、ううっ」
奥まで深く咥え込み喉を締め付け根元をレロレロと舐めたかと思えば、戻り亀頭を唇でしごきながら鈴口を舌で撫でる。そうかと思うとまた深く。
ロックはもう我慢の限界だった。
「ダメだ。もう我慢できないよレヴィ」
レヴィは何も言わず咥え舐めながら、ロックの目を見つめコクリと頷き両腕を彼の腰に回し、前後に揺れるスピードを上げた。
「くっ!いくよ、レヴィ、うっ、出る、イクっ!」
今まで味わった絶頂感と放出感を味わいながらロックはレヴィの口内に欲望をぶちまけた。
「!!!!!!ンッ、ゴクッ、ングッ、ンン、濃・・い・・ハァ・・ン」
大量の精液を一滴もこぼすまいとレヴィは一心に飲み下す。
口一杯あったであろう放出されたロックの精液を全て飲み干し、尚も尿道に残ったモノを丁寧に吸い出そうとしている。
その姿をみてロックの肉棒は萎えるどころかさらに硬さを増した。
「・・・・なぁ、さっきより硬くなってねェか?」
レヴィが不思議そうに問い掛ける。ロックは、ばつが悪そうながらも、
「お、お前が、魅力的だから、一回じゃ終われないんだ」
と、顔を赤らめて言う。レヴィは先程より更に淫蕩な表情を浮かべ、
「ふ〜ん、もっとも、これで終わりだったらカトラスで蜂の巣にしてやる所だけどな」
「はっ!、蜂の巣?・・」
「そりゃあそうだろ。自分だけ満足しといて、私に何のご褒美も無しは無ェだろ、『マスター』」
欲情にかられた女らしい、いや女の本能に近い発言なのだが、今まで聞いたどの脅しよりも効く言葉だった。
「は、ははっ、あ、当たり前だろ。ははは、あははは」
「・・・なんか縮んできてるぞ」
「ばっ、バカだな、お前があんまり笑わせるからだよ」
「オーライ、悪かったよロック。あんたに従う、次は何をすればいい?」
レヴィから発せられた殊勝な言葉は、萎えかけたイチモツを奮い立たせた。
「俺に体を預けてくれれば、それでいい。」

77:へたれパシリ
07/01/06 20:31:34 ahDdDHaI
「レヴィ?俺まだ何もしてないのに・・」
「〜〜」
顔を赤らめ頬を膨らましプイっと横を向くレヴィ。内腿を伝わっている愛液を見られ気恥ずかしくなった様だ。
二挺拳銃と異名を取り、悪名高きこの街で、誰もが一目置くガンマンは、今は完全に只の女だった。
「準備は出来てるみたいだけど、その前にちょっと味見しとかないとね」
そう言うとロックは両手でレヴィの両足首を掴み大きく広げた。
「!!!・・・あっ!ひんっ!」
そして完全に無防備になった蜜壺にロックが口をつけ、ズズーッと盛大な音を立て吸い付く。
吸い付きながらロックは舌でワレメをかき分け探り入れていき、肉芽をみつける。
それを舌でレロっと弾いてやると、レヴィの体が大きくうねり跳ねた。
「イッ!ヒィッ!アッンッ」
「声、我慢しなくても良かったのに。どっちみち出ちゃうんだったらさ」
「ハァー、ハァー、な、なんれ?」
「ん?どうしたの?」
「こ、こんな風に、こんなに感じた事、無かったのに・・って、ヒャ!アッ!ダメ!!」
レヴィの言葉を遮るかの如くロックはワレメを押し広げ、露になりその存在を主張している肉芽に直に吸い付いた。
「ンンンンッ!アアア!イイッ、イイようっ」
ロックは先程の要領で吸い付きながら、舌で肉芽を上下左右に小刻みに弾く。
「ウウッ!らめ!それ以上しちゃぁ、いやぁぁ、ら、らめぇぇぇ!!!」
レヴィの体がまた跳ねるが、ロックは彼女の両腿をガッチリ抱え離さずに続ける。
「クる!クるっ!!らめぇぇえぇぇ、キちゃうううぅぅぅ!!!」
ギリギリと絞りあげた弓の弦のみたいに背中を反らせる。そして不意に弦が切れたかの様にガクッっと力が抜けベッドに落ちた。
レヴィはハァハァと肩で息をし、小刻みに震え目が潤んでいる。
「何処か痛い?」
ロックが聞くと、レヴィはまだ呼吸で精一杯なのかしゃべらずに首を横に何度も振った。
「じゃあ、苦しいの?」
また首を横にブンブンと振るレヴィ。
「んー・・・じゃあ、もっと?」
照れくさそうに下唇を噛み微笑みながら首を縦にふるレヴィ。

「アアッ!!クッ、クるぅ!もうらめええぇぇ!またキちゃうう、らめぇぇ!」
と叫ぶ。その言葉を聞いたロックはピタリと動くのを止める。

78:へたれパシリ
07/01/06 20:33:00 ahDdDHaI
ロックはレヴィの背後から彼女の片足を抱え肉棒をワレメに擦り付ける。
段々と速度を速めていくとレヴィはそれだけで、また息が荒くなる。
急に動きを止めたので、レヴィがロックの方に振り向こうとした瞬間、
ズブリッと肉棒が蜜壺へ差し込まれた。
「アァン!!イッ!ンッッ!!」
「すごくキツいな、置くまでは、んっ、一気に、うっ、いけない、な」
小刻みに腰を振りながら徐々に挿入の深さを増していく。生娘じゃあるまいしと言ったレヴィ、
確かに出血や痛みは無いようだが、この締め付け具合を体感すると、ロックは自分が初めてなんじゃないかと錯覚に陥りそうだった。
このままの体勢で、腰の動きを調節しながら振り続けるのは、少々キツくなってきたロックは肉棒を抜き膝立ちになる。
そしてレヴィの腰を抱え四つん這いにさせた。レヴィも彼の意図がわかって脚を広げ尻を突き出す。
大きいが決して無駄にたるみの無い弾力をもったレヴィの尻を、ロックは両手でむんずと割ってその中心に肉棒を突き入れた。
ヒィとレヴィがまたわななく。先程の抽挿で大分ほぐれた蜜壺の奥までロックが肉棒をねじり込んでいくと、レヴィはシーツを握り締めよがる。
「アッ、ふ、深いっ!とどく、とどくよぉ」
「奥がいいんだねレヴィは。んっ、じゃっ、これ、なら、ど、う?」
パンッ、パンッとレヴィの尻に音がするほど腰を深く打ちつけるロック。徐々にそのスピードを上げていく。
レヴィは快感のあまりシーツに顔をうずめ答えない。その時ロックがバチィンとレヴィの尻を打った。のけぞるレヴィ。
「聞いてる事には、答えようねレヴィ?っと」
バチィィン。さっきよりも強く尻を打つロック。
「アヒッ!!イイ!気持ちイイようっ!」
「それはこっち?それとも、ンッ、こっち」
レヴィの尻を打ちながら、子宮にとどくほどの勢いで腰を打ち付けるロック。
「ウン、ウン、イイ、イイ!」
「だ・か・ら。それじゃ、わからないよ」
ロックは手をレヴィのワレメにはわせ快感と興奮でパンパンに膨らんだ肉芽を指でつまみ垂れてくる淫汁でこする。
「ああああ!ぜっ!ぜんぶっ!!ロッ・・うっ・・ク・・が、ハァ、する、事、気持ちい・・いっ!」
「そう、良かった。じゃあ全部いっぺんにしよう」
「!!!!!!」
そう言うとロックは汗だくになりながら肉芽を擦りながら、腰を打ちつけ、タイミングを見ては半身を起こし尻を力一杯乱打する。
実際ロックの方も、ほぐしたはずのレヴィの蜜壺が彼女の快感が増していくごとに、締め付けを増し肉ヒダが纏わりつかせ肉棒を扱いていく。
少しでも気を抜くとすべてをぶちまけたくなるほどの射精感に、達してしまうのを必死にこらえていた。
レヴィは涎を垂らし泣き叫ばんばかりによがり狂う。そして絶頂が近づいたらしく、
「アアッ!!クッ、クるぅ!もうらめええぇぇ!またキちゃうう、らめぇぇ!」
と叫ぶ。その言葉を聞いたロックはピタリと動くのを止める。
「えっ、えっ?なに?なんれ?」
ロックは肉棒を蜜壺から抜き、レヴィをベッドに寝かせる。人指し指と中指を蜜壺に挿れ、親指で肉芽を擦る。
レヴィの快感のレベルが落ちない様に、でも決してイかせない程度に指を動かし続ける。ロックはレヴィの目を見て言う。
「レヴィ、正常位で一緒にイこう」
「えっ・・・い、いや、お前、あれは話の・・・アンッ!」
ロックはかまわず肉棒を突き入れ腰を振り始める。
レヴィの顔が曇っていき、その目からは感情が消えていく。
「い、いやだ・・」
小さく抑揚の無い声がロックに向けて発せられた。
彼女の頭の中を暗い影が覆いつくしていく。部屋中に溢れかえるロックと自分の汗や淫らな汁、酒の匂いが消え、
血と硝煙とドブの腐敗した臭いが、レヴィの粘膜から染み出しているように思えた。


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