ツンデレラ姫12発目
..
243:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 05:27:24 r0p7e1tF
孔明が独自に開発した化学肥料を駆使して栽培した「たまねぎ」
それは生物であれ機械であれ、顔に近付けるだけで号泣してしまう
もの凄く刺激の強い「たまねぎ」である。
これを使えば、大抵の敵は視界を塞がれ、動きを止めてしまう。
そんなに効果的な「たまねぎ」なのだが、孔明はちくわの次にたまねぎが嫌いなのであった。
なのでこれまで使うかどうか散々迷って捨てられずにいたが、今回の反省を含め
泣いて「馬謖」こと「たまねぎ」を切ることにしたのである。
「やっぱり・・勿体なかったかなあ・・」
ちょっと後ろ髪引かれる孔明。
ツンデレラはそんな孔明を引っ張り、じいやの家へと向うのであった。
244:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 13:58:21 KnTzqBPT
じいや「あっ、あの馬謖を切られたのでございますか。せっかく新品種が出来た
というのになんてことを。球根はあれ一つしかありません。
切って捨てられたのならば、もう植えることができません。美味しいカレーや
肉じゃが、串かつが出来たのに。」
食いしん坊のじいやは、号泣し涙を流して悲しんでいる。
245:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 15:03:36 lI+6KK6c
孔明「この場を逃れるにはこれしかなかったのだ。わしとてこんな事はしたくなかった。」
見ればサイボーグ孔明達がみるみる黒ずみ、腐食しながらくずおれていくではないか。
ツンデレラ「これは一体・・・」
孔明「馬謖とは、たまねぎに含まれる硫黄化合物の含有量を極限まで上げ、
化学兵器のレベルまで高めた品種なのだ。ひとたびこれを斬れば、
半径50メートル以内の金属は等しく腐食し、微生物は死滅し、
人間は瞬時に血行がよくなり風邪をひきにくくなる。
さあ、逃げるぞよー!」
馬謖による滅菌効果により、ショカツリョースーツの悪玉菌が死滅して少し元気になった孔明は
ちょっとハイになっていた。
246:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/04/29 19:01:13 8bBmk/0K
「…なんて事を、逃げる時は言ってましたけど、じいやにはなんと言ってあったのかしら」
泣いて残念がるじいやを前に、しばし途方にくれるツンデレラ。
だがこのままでは埒があかない。
この際じいやの気持ちだとか、>245はその前二つの書き込みはちゃんと読んだ上なのかとか、そんな事には構っていられないのだ。
それに、引き返してきたものの「喫茶さてライトステーション」の事も気になる。
「じいや、とにかく私に関してあなたが知っている事…今すぐ全て話してもらいますわ」
247:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 00:57:05 IuLS3CjH
「……わかりました」
じいやはゆっくりと話し始めた。
「但し……後で聞かなければ良かった、と後悔なさらぬように」
そういってツンデレラに釘を刺す。
「……まず姫様、貴方様は実は○○○ではなく、×××なのです」
「えっ? よく聞こえませんことよ。はっきりとおっしゃいな」
「貴方様は実は
248:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 02:18:34 l1u8xMub
ジオンではなく連邦派なのです」
249:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 03:31:41 KYBSKeBJ
「アルテイシアと知って何故銃を向けるか!」
ツンデレラはそう言いながらじいやの頭を叩いた。
「『姫様』などと呼ぶからおかしいと思いましたわ…まじめにおやりなさい!」
じいやは困惑した表情で目を逸らした…どうやら相当言いにくい話のようだ。
ツンデレラはため息をつくと
250:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 03:55:47 fYKhxuKS
「ならば私が言ってあげましょうか?
つまりこういう事でしょう?私は…
251:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/01 18:18:49 g3hYivay
本物のツンデレラのDNAから作り上げられた戦闘用クローン人間なのでしょう?」
「…お嬢様、実は私も詳しい事は知らないのです。 しかしさすがにそのような荒唐無稽な話ではないと思いますよ」
「やっぱりじいやもそう思う? 私もさすがにそれは無いだろうという線を言ってみたのですわ」
ツンデレラはくすくすと笑う。
やがてその笑いが消え彼女が真剣な表情になると、じいやは語り始めた。
「十数年前、私は先代のストロットル女皇であるツンダレロス様の命により、幼いお嬢様をあの蛤岳のビルへとお連れしたのです」
「そこで何が…?」
252:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/03 22:06:32 hw453Tmk
出されたのですか?
懐石料理? フレンチフルコース? それとも中華? イタメシ?
あるいはエスキモー料理とかマサイ料理とか?
もしかしてアタラクシア料理でしたの?
253:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/04 05:22:29 6lCs43Qs
突然、ツンデレラの口調を真似て馬鹿にしたような声が木霊したかと思うと
次の瞬間、室内に白スーツの男が姿を現した。
「あなたは…先日の超能力者!」
「イッエェ〜ス! ア〜イア〜ム、バビノレ・ザ・サーイキーッカァー!」
254:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/08 16:17:16 MaFkXsgE
相変わらずの調子である。
「またあなたですの?」
「ミス・ツ〜ンデ〜レラァ〜、君にプレゼントがアリマ〜ス!」
「要りませんわ!」
ツンデレラも半ばあきれ顔…
が、白スーツの男がじいやを見た次の瞬間、その口調が一変する。
「ん? どこかで見た顔だと思ったら…久しぶりだなジジイ…
いや、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長!」
255:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/08 23:04:41 cumhbR5k
「ここはとおさん!」
256:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/09 01:49:21 VTOSvVzd
バビノレは矢継ぎ早にそう叫ぶと携帯電話を取り出してどこかに電話をかける。
すると間髪容れず、眼帯をかけた白スーツの初老の男がテレポートで現れた。
「どうも、バビノレの父です」
「とおさん見てよ、とおさんの右目を奪った男だぜ!?」
バビノレの父は息子が指差す人物を見て、左目をカッ見開いた。
「これはこれは、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長・ジーヤ・バトラー殿ではないですか。お久しぶりですな」
「なんの事やら私、解りかねるのですが…?」
そんなバビノレ親子の言葉にオロオロするばかりのじいやだったが
257:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/10 01:49:00 d50ymXDf
それもそのはず、記憶操作を施されていたのである。
そう、生涯で唯一任務に失敗してストロットル皇国秘密警察に捕まった「あの日」に…
258:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/10 22:30:41 T9VBPaAa
もどりたい・・・・と一瞬だけ思ったが
戻るのが、捕まる前でなければ意味が無い、と思いなおして
じいや は「あの日」の一日前に戻る事にした
259:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 00:41:55 UCI8l0DO
として、その翌日の運命を変える事は出来るのか?
そんな、取り留めの無い考えが一瞬頭を過ぎった。
記憶操作により封じられた過去の記憶が呼び覚まされようとしているのか・・・
だが断片的な記憶など理解不能のノイズのような物だ。
そんな「雑念」に囚われたじいやを、
260:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 01:23:58 qHre7YQK
泣きながら孔明が
261:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 03:31:24 zDgqJmXH
にんにくを口に含んで抱き締めた。
これこそ馬謖たまねぎと並行して開発されていた、孔明のもう一つの切り札、馬謖にんにく。
口に含んで匂いを取り込み、それを武器として使うことも出来れば
匂いに宿る凄まじい量のスタミナを用いて味方を活性化することも出来る。
たまねぎは嫌いだから投げつける、の逆転の発想
にんにくは大好きだからあげない、という発想から生まれた新兵器であった。
「大好物だからね。今度こそ迷わず使うことが出来るよ」
そう、孔明は新兵器にんにくの力でもってじいやの意識を取り戻そうと試みたのであった。
262:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/11 05:05:16 713JrWFu
だが、その圧倒的な臭気を前にして
じいやは失神、ツンデレラは一瞬にして500m後方に下がり、
バビノレ親子は遁走した。
263:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 01:31:06 6XipfguV
あたかも前ダッシュするかの様な体勢で激しくバックダッシュするさまを見て
264:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 02:32:09 7p7ZylCY
後の歴史家はこう称えたという。
265:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/12 04:10:35 V2W5roBw
「すげー!」
266:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/14 00:03:02 GXdCtrtQ
さて、バックダッシュしたツンデレラはじいや宅の最奥部へと辿りついていた。
じいやの家は玄関側から見るとただの平屋一戸建てだが、やたら長細い造りなのだ。
だがこれだけ離れたと言うのに、廊下の遥か彼方からまだにんにくの匂いが漂ってきている気がする。
どこか逃げ込むところは無いか。
ツンデレラが傍らに目をやると、そこには厳重にいくつもの鍵がかけられた金属製の扉があった。
267:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/14 04:19:22 OJ18fm4H
そして、下の方にはネコ扉があった。
268:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/15 15:34:43 BQJXCmkV
ご丁寧にネコ扉にも鍵が付いている…
そのネコ扉がツンデレラの目の前でカチャリと音をたてて開かれた。
そして中から
269:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/15 21:29:25 dVBkCqBh
2体のからくり人形が現れた。
そのうち1体には手紙が添えられていた。
270:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/16 03:03:33 t/UkaPGC
その手紙には一文だけ、こう書かれていた。
「私にいい考えがある」
271:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/16 03:32:30 BKqBtBkW
ツンデレラはそう声に出して読んだ。
するとどうだろう。厳重にかけられた鍵が次々と開いていくではないか。
余談だが、彼女には手紙でも辞書でも官能小説でも声に出して読む癖があり
それで何度か孔明の作戦を台無しにした事がある。
しかし本人にはその自覚はいまだなかった。
重々しい音を立てて開いた扉の向こうには
272:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 03:31:04 0hui9L7Y
黒い光沢を放つ一台の
273:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 03:49:32 yVo1N8b9
テレビとファミコンが置いてあった。
ささってるソフトは『コンボイの謎』
274:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/17 19:18:43 G5eRTvUJ
だが黒っぽいグレーのハズのカセットが、なぜか赤いものになっている。
不審に思いつつツンデレラはファミコンのスイッチを入れた。
すると、テ
275:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 10:23:37 P53kdD2V
ーレッテレー♪
と奇妙な音が鳴り響き、
276:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 12:13:19 P+8r1eWs
画面中央に「ヤラレチャッタ」の文字が。
「なぜ殺した」
その声にツンデレラが振り向くと、そこでは孔明が泣きながら
277:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 21:47:14 jaLusp2r
馬謖にんにくをすりおろしていた
278:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/18 23:51:19 d6Iia1ng
「…にんにくをそんなに嫌うんだ!なぜ!」
どうやら先ほどの「なぜ殺した」は「なぜおろした」の聞き違いだったようである。
「そんな事より孔明、これを見てちょうだい。ただのファミコンでは無いようなのだけれど」
ツンデレラはそれを無視して話題をそらすと孔明もソレに興味をしめしたようだ。
「なるほど…ただのファミコンに見せかけて、実際は後の機械に繋がってるみたいだね」
「手っ取り早く、じいやに聞いてみましょう」
元の部屋に戻ってみた二人だったが
279:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/19 23:32:36 6DRz/RTy
ファミコンは消え、PS3とWiiそっくりの機械が残されていた
そしてその2台をTVに繋いで一人じいやがプレイをしている
280:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 02:18:12 XXT+OVRv
「じいやは確か外で失神していたはず…
それに私が元いたところは屋敷の廊下だったはずなのに…」
281:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 10:01:40 NXaj8x1D
おかしな事を言い出すツンデレラに孔明はギョッとした。
『元の部屋』とはじいやと会話していた部屋、いわゆる普通の居間のことである。
孔明はツンデレラを見た。
彼女は2台のゲーム機(PS3とWiiにそっくりだが海外製のパチモノらしく両方とも中身はファミコンのようだ)が
繋がったTVを虚ろな目で見つめている。
ワイドTVに左右分割で映し出される2つのゲーム画面、アスキーグリップで両方のゲームを同時にこなすじいや。
たしかに見惚れるほどの見事なプレイだが…
そこで孔明の意識は途切れた。
気が付くと
282:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/20 20:41:59 m8su/1Pl
そこはゴルゴダの丘。
どうやら誰かに連れてこられたようなのであるが、人の気配はない。
283:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/22 21:47:26 qbu5pVvf
孔明は一人だった…
一方、ツンデレラはじいやと共に奥の部屋の赤いコンボイの謎が挿さったファミコンの前に居た。
(※WiiとPS3のパチモンと入れ替わってたのは、居間にあった普通のファミコン)
じいやが赤いコンボイの謎を微妙に斜め挿しにしてファミコンのスイッチを入れる。
すると画面に男の姿が映し出された。
『じいや殿、どうしましたか』
じいやは現女皇ユリザベスとの直接通信を願い出た。
「こちらに今、ツンデレラお嬢様がおられます。女皇陛下に直接お話を伺いたいのです」
284:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/23 13:19:14 lNqrkXmj
スガーン!!
突如チープな爆発音と共に映像が途切れ、会話が中断された。見ると画面では自機と思しきロボットが破壊されていた。
じいやはリセットボタンを押し、もう一度男と通信を試みた。
『じいや殿、どうしましたか』 「こちらに今、ツンデ」
ズガーン!!
再び通信は中断された。
『じいや殿、どうしま』
ズガーン!!
ズガーン!!
ズガーン!!
どうやらまともに会話するには、まずこのゲームを攻略する必要があるようだった。そこでじいやは
285:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 00:03:31 +UCmN1RK
コントローラを手に、早速攻略に取り掛かろうとする。そんなじいやの姿を見てツンデレラは慌てて声を掛けた。
「ちょ、ちょっと、使用する度にいちいち最初から攻略しなきゃダメな通信機なんですの?
緊急時に使用する特別回線とか、そういう便利な機能があるはずでしょう?」
じいやは首を振って応える。
「いいえお嬢様。この通信機にそんな機能は付いておりません。
申し訳ございません・・。何せ実用価は殆ど無い旧型通信機ですので・・」
この一刻を争う様な時に・・とツンデレラは溜め息をついた。「何とかなりませんの、孔明・・?」
そこでツンデレラはようやく孔明の姿が居なくなっていることに気がつく。
「じいや、孔明は何処へ行きましたの?」だが、じいやはコントローラを握ったまま一言も口を聞こうとしない。
もし、これが敵の罠だとすれば、孔明不在の今こそ襲撃のチャンス・・
ツンデレラの背中を冷たい汗が流れた。
一方、そのころ孔明は
286:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 12:07:41 34OPXLc8
大統一理論の証明に成功していた。
287:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 14:19:33 7CFM53FC
大日本史の編纂にも着手していた。
288:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/24 23:06:10 6phK9UDy
そして万里の長城を一人で築き上げ
クフ王のピラミッドよりの十倍大きいピラミッドを造り
次はメジャーリーグでの完全試合達成だと意気込んでいた
289:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/25 00:32:52 MOXexBJV
のであるが・・・
嗚呼、悲しきかな五十肩!
290:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/25 03:15:36 ZYI1/Xor
もはや完全試合どころかボールすらまともに投げられぬ有様。
この上はこれなるゴルゴダの丘にて腹掻っ捌き、野晒す骸と成り果てるも一興か
とマジ思い始めてきた頃、ようやく孔明は自らが置かれている状況の異常さに思い至った。
「私一人で野球はできぬではないか」
彼は早速メンバーを探す旅に出た。
だが彼は知らなかった。ここがヤプー
291:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/26 13:34:33 FxdRB0pA
スタジアムだという事に。
ヤプースタジアム、ただしくはYapoo!BBスタジアム。
インターネット内に存在するバーチャルな野球場である。
そう、孔明は今電脳空間の中にいたのだ。
292:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/26 16:06:13 QREHCmhH
この電脳スタジアム、論理的な広さはなんと東京ドーム56億7000万個分という、
まさに弥勒級の面積を誇っているため、孔明ほどの知能をもってしても、
万里の長城で囲んだ超巨大ピラミッドの天辺で地平をにらみ気を吐いている今に至っても、
ここが野球場であることに気付かぬのも無理は無かった。
そんな孔明がふと地平の一角に目をやると、長いコンテナをつけた白いトレーラーが
293:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 01:42:56 lQWPcSmZ
やってくるのが見えた。
そのコンテナの長さたるや尋常ではない。
車体が見えた後も、一向にコンテナの最後部は地平線の向こう側にあるのだ。
孔明は目を見張った。
アレはコンテナではない…荷台に載った巨大なナタデココの塊だ!
しかも
294:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 09:53:17 v37lNiVo
巨大なレッドチェリーまで添えられ彩りを加えている!
巨大ナタデココは自重崩壊するであろうし、そもそもあのような巨大なチェリーが
そんざいするわけもない。
賢明な孔明はハタと膝を打ち、看破の叫び。
「遺伝子組み換えによる新技術に違いない!!」
孔明が電脳空間であることに気がついたのは、立小便をちようとしたらモザイクが
かかっていたのを見る、14分後のことだった。
295:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/27 16:29:58 mM+SRfg2
ただし、現実時間の1分は、電脳空間の1年に相当する。
孔明にとっては、すでに巨大ピラミッドと万里の長城の建設に25年を費やした後、
さらに14年の月日を費やす事になるのである。
しかしそれはまた別のお話。
じいやが通信機で丁度30回目のコンティニューをした瞬間、突如画面が激しくフラッシュし、
「ぐおぉぉぉお!おのれ勇者ども!だが我は滅びぬ!貴様ら人間の欲望ある限り
我は必ず、必ず帰って再び災いを成すであろう!!!」
と、なにやら向こうで仔細があったような捨て台詞をはきながら、孔明が現実世界に帰還した。
傍らには白いトレーラーと
296:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 00:58:39 PIMEScYZ
おぼしきミニカーが転がっている。
画面には「ヤラレチャッタ」の文字が表示されゲームオーバーとなっていた。
驚いているツンデレラを尻目にじいやはカセットを抜くと孔明の前に突き出した。
「孔明様、申し訳ありませんがクリアーできるまで中にいてください」
「グワーッ!」
絶叫と共にカセットに吸い込まれる孔明。
「こうしないと無限コンティニューの裏技が使えないのです」
じいやはプレイを再開した。
…それからどれほどの時間がたっただろうか。
ツンデレラは
297:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 02:21:25 liAa/l8a
飽きたので、DSで「真らき☆すた 萌えドリル〜旅立ち〜」をやっていた。
298:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 02:31:35 aY33iRQA
ふと脇を見ると孔明の落としていった白いトレーラーのミニカーが。
DSを放り出し、たちまち夢中になるツンデレラ。
「ぶおーん、ぶおーん」
「ぴぴーっ、左に曲がります。ぴぴーっ」
「トランスフォーム!ギゴガギゴ」
ツンデレラが持ち前の好奇心でドアをあらぬ方向に開こうとした、そのときだった。
「イタイイタイ!ヤメロ!」
突然ミニカーが喋りだした。
「ワタシヲ コウメイシテンノウ ノ ヒトリ ウルトラマグナス ト シッテノ ロウゼキカ!」
ウルトラマグナスと名乗るそのミニカーは、テ
299:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/28 22:57:02 u92VSxNX
レポーテーションが出来ると噂されている驚異のミニカーだったが
真実はテレポーテーションではなくテンプラ定食を
300:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 01:22:26 3REFSuWP
グレードアップさせた、テンプラ・冷麺・ポークカレー定食レボリューションセット(980円・税込み)
略して「テ冷ポー定ション」についていた、佐賀県でしか手に入らない限定ミニカーなのであった。
これは先日喫茶「さてライトステーション」に赴いた際、孔明がミニカー欲しさに定食を注文してから
後生大事に孔明のポケットにしまわれており、一緒に電脳空間へ旅立っていた。
そのときはただのミニカーだったのだが、電脳空間での40年が進化を促したのか、はたまた孔明の策か
それとも「コンボイの謎」を斜めざししたのが功を奏したのか、とにかく知能を持つに至ったようだ。
ウルトラマグナスはツンデレラに
301:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 02:56:27 A3+OYyyE
「モット ヤサシクシテ ママミタイニ…」と
302:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 21:34:39 7/IG9U3R
ツンデレラの胸の谷間にもぐり込もうとしたが、逆上したツンデレラに
踏み潰されてしまったのだが
303:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/29 21:58:32 3REFSuWP
三度もよみがえり、いまなお四度目を狙うほど盛ん
という過去を持つじいやに
304:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/30 02:16:32 fXDzbpzK
不思議な共感を覚えていた。
ツンデレラの股間にもぐりこみながら。
305:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/30 02:38:28 //RRveXV
そしてトランスフォーム
306:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/05/31 22:25:40 olGkhAY5
ツンデレラは思わず
307:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 01:00:59 QOnueswb
内股に力を込める。
「パキョッ」
太腿に挟まれたウルトラマグナスは、小気味よい音を立てて圧壊した。
同時にじいやがついにゲームをクリア。
通信回線が開かれ、
308:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 01:39:07 1OERyNc0
―やがて文明が滅びときが訪れた。
309:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 02:20:28 Rh94NJwD
そんな時、とある小さな国でコンボイという貴族の娘が生まれた。
310:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 09:13:53 GE1MuAK5
そのゲームのタイトルは「コンボイ姫13発目」
もちろん作者はツンデレラである
Wii用に作られたアクションゲームのはずだったが
311:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 09:32:12 a2I9Aui+
あけ
312:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 11:57:58 1OERyNc0
るな
313:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/01 22:02:14 p/cAHHtk
とゲームの箱に
314:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 03:19:00 42aCt8B4
書いてあるのを無視して開けると
中には一枚のメモがあった。
「今夏公開のトランスフォーマームービーの
オプティマスプライムの吹替えは玄田哲章に決まったそうだ」
315:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 11:34:40 +Rze4U8N
玄田哲章は嫌いなので製作配給会社を破壊することにした
使用する武器は小型反物質爆弾
316:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 13:35:12 sWsKhx+f
報復なのか、赤い飛行物体が多数飛んで来る
見た所ヴァル・ヴァロの様だ
ツンデレラはじいやと共に
317:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 17:45:47 h5IRf22h
ECM機器をフルパワーで作動させた上で
シククロトンビーム砲を乱射して迎撃を試みる
318:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 20:45:26 Y7d21Xk4
それはさておき通信先のおじさんが放置を食らってそろそろブチ切れそうであった。
ここはひとまず
319:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/02 22:42:45 71VqB1Pa
おじさんにメンゴとわびて
牛タン定食を転送して
差し入れることにしようと
320:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 00:38:32 h3MGcjS5
したらなんと、じいやまで転送されてしまったのだ
しかも頭の一部だけが中途半端に転送されている
それを見たツンデレラは
321:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 02:22:13 aAtSj9wK
幼少の頃、自分もよくああしてじいやの頭を
どこかに転送して困らせていたことを思い出した。
322:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 10:34:06 I6AMuGlD
「なわきゃねぇだろう!」 と孔明は
323:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/03 22:45:04 JMNU3Rq8
マスヤ味噌の樽の中に転送されて来ていた、じいやの脳ミソを
一サジすくって味噌汁に溶かし込んだ。全ては無意識の内の行動だった
「うん、なぜか今日の味噌汁はコクがある。ふつーのマスヤ味噌のばずだったが?」
と味見をしながら
324:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 00:25:34 vL0pJaJh
今日も電脳空間からの脱出策を練るのであった。
一方ツンデレラは記憶の糸を手繰り、自分がクローンかサイボーグだったりしたような
そうでもなかったような、なんかそんな悶着がずいぶん前のレスにあったことも思い出していた。
ためしにじいやの頭をもう少し削ってみる・・・やはり使える。
「そういえばこの超常の力、生き別れの兄さんも持っていた気がしますわ・・・あれはたしか、テ
325:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 04:40:21 dYzp5NJT
キスト123ページに載っていたはず」
と、何故か手元にあった「『悪魔の辞典』A・ビアス著」のページをめくった。
326:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/04 21:16:37 bTfxD6wd
しかし123ページは千切れてなくなっていた
327:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/05 16:13:25 t9WjnXJ7
代わりに生き別れた兄が挟まっていた。
にゅ
328:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/05 16:31:28 ktbztD3S
るにゅるしていたので、そのまま本を閉じた。
よくよく思い出してみたら今のは生き別れの兄ではなかった。
「それにしても生き別れの兄さんの事なんて今まですっかり忘れていましたわ」
ツンデレラは今、自分が封じられた記憶に触れている事に気付いていない。
ツンデレラの超常の力が発現したのは事故に遭い、サイボーグ化したと思わされてからの事であったはずだ。
ツンデレラは無警戒に記憶の深部へと入っていく。
兄との記憶は生まれ育った屋敷ではなかった。 どこかの研究所のような…
そこで幼い二人は、互いの力をぶつけあい、戦わされていたような…
そして…
あの時、兄の四肢を奪ったツンデレラはそのままとどめをさそうとして…
「そうですわ・・・私は、私はこの手でジミー兄さんを殺そうとした…!」
その時、にゅ
329:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/06 00:56:25 tiHHV59L
ぷり という音を立てて
330:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/06 02:07:05 6QajzRzJ
みたくなったので、
331:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 05:21:47 XEKNqRqy
素数を数えて落ち着いた。
332:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 05:35:39 nnxl9Jhu
と、そこに
ぬる
333:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 11:21:48 /InZobWx
ぽ
334:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/07 22:31:06 XEKNqRqy
でおなじみの
335:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 09:17:38 2ZOOmSXQ
ガッ という音をたてて
336:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 13:01:58 KkXETf7v
じいやが吐血した。
いいかげん元に戻さないとイタズラの度を越すと言うものだろう。
あと通信先のおじさんが
337:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/08 16:46:18 5vaF3jKH
いつになったらメシが食えるんだ!
と怒りまくり、ICBM を発射したようだ
338:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/09 05:23:24 kHhS+0pp
だが、軍の下請け業者が資金を横領した所為で
ICBMが配備されるはずだったのがテポドンになっていた。
339:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/09 11:57:44 +Ug1aYPQ
しかも資金不足で燃料が注入できなかった
340:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 01:08:11 x2JhispP
のでテポドンはただの飾りとなっていた
ツンデレラはいい加減にじいやの頭を元に戻した
そしてじいやは
341:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 12:05:03 MKsYggBe
宇宙の森羅万象全てが見通せる超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才となっていた
342:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 15:28:00 UwOmWbUR
あまりに超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才だったため
誰もじいやが何を言っているのか意味が全く判らなかった
そのためツンデレラはじいやを
343:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/10 21:32:26 agKeX3sB
寝かしつけ、直接通信員のおじさんと話をする事にしてみた。
じいやが王室とどう繋がっているのかは解らないが、とにかく話を聞いてみるしかない。
「私、事情が良く解っていないのですけれど、ユリザベス陛下と繋いで頂けます?」
ツンデレラの要求は意外とあっさり通り、モニターには女皇ユリザベスの姿が映し出された。
「久しぶりね、ツンデレラ。元気そうで何よりだわ」
ツンデレラに気さくに話しかけてくるユリザベス。
実はツンデレラの母は王族の出身で、二人は親戚として面識があったのである。
「ユリザベス、単刀直入に聞きますわ。私
344:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 00:19:28 lQPMm3Xd
(中略)
345:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 00:39:37 Lm4hzuym
ですの?」
「ゴメンよく聞こえなかったから、もう一回言って」
「私
346:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 01:44:05 5T+S1SGJ
(それでも中略)
347:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 02:41:57 /aXYLXG4
以下略
348:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 12:32:52 u9ZSpnzM
」
まぁ内容はじいやへの問いと同じようなもので、繰り返すまでも無いだろう。
「そう…確かに私は母上、先代女皇ツンダレロスから全て聞いているから答える事はできるわ。」
ツンデレラの瞳に期待の光が点るのを見て、ユリザベスはため息をついた。
「でも、それはできないの。あなた達はいずれ嫌でも全てを知る時が来る、それまでは何も教えるなと言われているのよ」
「そんなバ
349:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 13:41:37 lQPMm3Xd
バァの寝言は無視なさい。あなたは今の女皇なのでしょう?」
「そういえばそうね。」
そしてユリザベスは全てを語り始めた。
「ヌ
350:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/11 17:30:14 C9+VMfeg
ーブラが
351:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 00:19:21 4I95Uinl
すべての発端だったらしいわ。かつて
352:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 03:03:03 nXmOg2/w
人間は海に青春を賭けた。
七つの海にはロマンと野心が
冒険心と功名心が炎と燃えて激突していた。
そして今、西暦2200年の若者は宇宙の海へ挑む。
そこには、我々の想像を超えた世界が待ち受けているのだ。
353:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 10:28:28 rQEeg2+Y
でもそのロマンの陰には、少なからず犠牲があったの。
西暦2012年、第十二代皇帝ツンデロペドリフィリア3世指揮の下、
物質を亜光速で射出する実験に参加した、一人の天才女性物理学者がいたわ。
彼女はツンデリオンの妹だったけど、ツンデリオンとは兄妹以上の愛情で結ばれていた少女だった。
その少女の名は、ツンデレラ。」
「!」
ツンデレラは頭の奥で、封印されたシナプスがかすかに疼くのを感じた。
354:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/12 15:11:44 kdGU0p5i
「物理学者であるツンデレラは、デレ・インパルス理論を証明した人物として有名ね。
デレ・インパルス理論は、人間の『ある精神状態の変化を物理エネルギーに変換する』という物。
でもそのエネルギーは誰からでも取り出せるものではなかった…ある程度の素質が必要だったのね。
そして、それを最も引き出せたのが他ならぬツンデレラ自身だったのよ。
彼女は自らのクローンを量産して実験を繰り返しデレ・インパルスを実用化に着手した。
そして2032年には彼女が完成させたデレ・インパルス・エンジン…『DIE』を搭載した外宇宙調査船
『DIEラガー号』が出航し、2060年には別天体の知的生命体との接触に成功した…」
「宇宙人という事ですの?そんなの初耳ですわ」
「一般には公開されていない情報だから、知らなくて当然だわ。
でもこの出会いは幸せな物ではなかったの…その宇宙人は、おそるべき略奪者だったのよ。
奴らはデレ・インパルス・エンジンのコアとなっていたツンデレラのクローンに目をつけた。
そして奴らによるツンデレラ狩りが始まったのよ…それが100年ほど前の事。
355:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 02:02:34 7gWFfUII
」
「まさか、そのクローンの一人が私だと言うのではありませんわよね?」
「違うわ。その宇宙人によってクローンはおろか、もう老齢だったオリジナルまで連れ去られてしまったんだから」
「じゃあ、そんな大昔の話が私とどう関係あるんですの?」
「デレ・インパルスに変換する前の精神エネルギーともいえるモノの単位は『ツンデレ(単位:T)』というのだけれど・・・
物理学者のツンデレラを基準の1Tとすると、生まれて間もないあなたが一人で275GTもの出力を持っている事が判った。
母上はこの事が外に漏れぬよう秘密にしたけれど、関係者のミスで情報はwinnyを介して漏洩してしまった。
何しろツンデレラ2750億人分よ?もしこれが兵器なんか転用されたら・・・
だから情報がバレてしまった以上、あなたが隠されなければならなかった!」
「隠す・・・ですって?」
「そう、あなたはあなたであってあなたではない。
オリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラというこれみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローン!」
356:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 02:57:35 OTkrnqyn
そう言ってユリザベスはツンデレラの胸元を指差した。
「ナルホドネ・・・」
その指が指し示す場所から声がしたかと思うと、ベージュの布のような物体─ヌーブラ─が
胸の谷間からはみ出してきた。
ヌーブラ=ツンデレラは物怖じする様子も無く、訥々と語り始めた
「ワタシガ タダノ ぬーぶら デハナイコトハ ウスウス キヅイテイタ。
ヤハリ ピュ
357:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/13 14:57:43 T3LxoNTu
ウトイウ アノ」
「ちょ、ちょっとなんですのコレ!?」
「え、だからオリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラという
これみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローンよ。
正確にはクローン細胞で作られた生きているヌーブラ」
「…じゃあ私はなんなんですの?」
「さぁ…?」
「さぁってなんですの、さぁって!」
「んー、まぁなんというかあなたの出自は聞かされてないから…
とりあえずヌーブラとあなた、セットでツンデレラという事かしら?」
358:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 12:26:49 K3r78v/g
ツンデレラは頭を抱えながら席を立った。
今までまったく意識していなかったが、確かにこのヌーブラは幼い頃から肌身離さず身につけていた物だ。
ツンデレラはヌーブラを摘み上げると、語りかけた。
「あなたは私が何者か知っていますの?」
「マズ サキニ イッテオク。
ワタシタチガ フタリデ ツンデレラ ダトシテモ、ワタシガ シュ デ オマエガ ジュウ ダ。
クチノ キキカタニ キヲツケロ」
359:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 12:43:24 0mNgdQ9m
ツンデレラはベージュの布切れの両端をつまみ、左右に伸ばした。
優雅に、たおやかに、そして全力で。
「ヒギィ!ノビチャウ、メクレチャウゥゥゥ!」
360:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/14 17:10:33 Xd3Z6grN
ブチッ!
「あ!」
361:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 01:07:27 KmzjmyEz
「ギャアアアアアア!」
つまんでいた部分がちぎれてしまった。
傷口からじんわり血がにじんでくる様は結構キショイ。
「もう捨てちゃおうかしら…」
そう思ったが、頭の中に「それを捨てるなんてとんでもない」という言葉が響いたような気がして
362:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 02:12:11 z4nqWHB4
「ナニヲスル! コノ ヨウジタイケイgギニャアアアアァア!」
傷口にキンカンを塗るだけで勘弁しておいた。
363:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 11:22:43 h9pZVoiG
「とりあえず二人でツンデレラとかややこしいので、あなたはヌーブラと呼びますわよ?」
「フ、フザ…ギョホオオオオオオオ! ワカリマシタ…」
そんな事をやっている間に、孔明が電脳空間から帰還したようだ。
「話はすべてこのウルトラマグナスから聞いたよ、ツンデレラ。
まさか
364:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/15 21:49:39 dgW+qGRS
コンボイの謎があんなクソゲーだったなんて…
365:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 01:50:57 BkNsvcNJ
そもそも…」
「そんなことはどうでもいいですわ。それより孔明、あなた私のDNA鑑定をしましたわよね?」
「ああ、したね」
「私とお父様、お母様は血が繋がっているんですわよね?」
「ああ、間違いないね」
ツンデレラは自身もオリジナルとやらのクローンである可能性を考えていた。
「では孔明、このヌーブラと私のDNAを比較してちょうだい」
自身もクローンであるなら、このヌーブラとDNAが一致するはずである。
それを聞いた孔明は、き
366:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 09:26:12 CaCyhWkm
でもふれたかのように
367:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/16 21:45:03 sZY2XKhm
笑い出した。
「キミ、気でもふれたのかい? ブラジャーの遺伝子って!」
ツンデレラは涙を流して笑い転げる孔明
368:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 02:24:27 ED9FNt4l
の股間を、流れるような優雅な動作で
思い切り踏んづけた。
369:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 11:24:13 6HrD4awu
グシャ! と鈍い音が聞こえた
370:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 14:36:00 VLtgah1c
音のした方を見ると、皿の上に崩れたプリンが。
まだ充分に固まってなかったのを
371:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 16:06:29 x7FroFUe
じいやが思いっきり壁に向かって投げつけたようだ
あっ! じいやがゾンビ状態になって暴れまわって
372:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 21:48:48 oSRyCMQV
ホップステップジャンプ!
そのままのイキオイに任せて
373:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/17 22:24:34 DSCXY7s1
屋根を突き破り、空の彼方まで飛んで行ってしまった
じいや〜オーイ、オーイ といくら呼んでも返事がない
そこでツンデレラは
374:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 00:53:30 n+efm9qw
孔明にちくわをたらふく食わせる事に決めた。
ぺ
375:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 01:43:02 jPWHnp8C
ペロンチーノにしこたまチクワをブチ込んでやりますわ、と。
でも、その前に話を進めなくてはならない。
ツンデレラは孔明にユリザベスから得た情報を説明した。
「なるほどね…あ」
「どうしたんですの?」
「いや、キミのDNAを採取する時に乳首から細胞を取ったんだよ。もしかしたら鑑定したのは乳首に付着したヌーブラの細胞だったのかも」
ツンデレラは目を丸くして
376:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 03:20:44 EZHW1cN0
目からビームを出した
377:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 23:48:03 hOFBvZov
ちなみに目を細めてビームを出すと威力が増す。
これはホースの水と同じ原理であり
378:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/18 23:54:35 n+efm9qw
ビーム圧を上げすぎると視神経がすっぽ抜けるという
諸刃の剣である。
孔明はそのビームを
379:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 00:30:33 s26a3OVS
孔明レーザーで相殺した。
孔明レーザーとは孔明の目から発射されるレーザー。
こちらはピンホールカメラと同じ原理であり、目を細めると
孔明の脳内映像がより鮮明に映し出されてしまうという
諸刃の剣である。
あまりの騒がしさに眠りから覚めたじいやは
380:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 00:34:54 J1H9s/sA
いつの間にやら自分が空を飛んでいる事に驚いた。
だが超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才である今の彼にとって
381:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 02:56:50 qtXVt7y9
こんな事が現実に起こるはずが無い
これは夢に違いない。
と、そのまままた目を閉じて寝てしまった。
382:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/19 21:52:08 oXUo5nH/
グーグー
383:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 02:03:25 FGOONMf6
そうこうしているうちに、孔明はじりじり壁際へと追いやられていた。
このままでは孔明がやられる!
しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが
384:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 02:16:26 0QlFfjT/
素早く動いた!
だが光速の壁を越えてしまったため時空をも跳躍してしまい
385:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 13:38:21 Eucs8dsv
何もできずに消えていった。
(……何がしたかったのかしら? というよりも一発屋?)
ツンデレラは首をかしげる。
結局、何も状況は変わらないどころか、孔明にとって更に不利になってしまっていた。
壁まで残り30センチ、もう後がない。
386:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/20 23:20:09 wAzJFDAl
だが焦ってはいけない、ここはポジティブシンキング。
「まだ30センチもある…!」
387:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 17:21:29 gmo6rA2b
孔明は壁を思いっきり蹴っ飛ばして30cmだった残りを30万qに拡げた
388:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 17:30:55 F6XVxYU6
しかしその代償はあまりに大きかった。
389:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/21 18:29:02 P69q3WRJ
「足が…ッ!!」
やはり30センチの隙間では体勢に無理があったようで、若干足首を捻ってしまった様だ。
そして目標の月へは、まだあと8万キロほどある。
宇宙空間を慣性移動する孔明。
するとそこへ
390:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 12:17:52 n0geuM3i
ジャーンジャーンジャーン
391:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 15:19:34 PqLF8bjn
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
ジャーンジャーンジャーン
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
というテーマに乗って、ダースベイダー卿がタイファイターで飛来した。
392:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 18:00:18 XkGdnb92
ツンデレラのビームを受け豪快に爆散するするタイファイター。
その爆風に乗ってさらに加速する孔明だったが、
393:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/22 21:47:09 TwFaGecr
デススターに激突した
394:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 04:33:55 KFlV2Tl+
はずみでトランスフォームする
395:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 07:46:26 F5DKypev
デススター。
なんとそれはデススターではなく、惑星サイズのトランスフォーマー・ユニクロンであった。
地球まであと30万km。このままでは地球が危ない!
しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが
396:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 10:05:46 hBCk+pjP
突然の心停止!
孔明「なんてこったい!」
397:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 11:50:06 12DGhdF+
すると突然、じいやが現れ
398:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/23 19:24:00 fyBuLyq+
超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才の頭脳で考え抜いた言葉を
399:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 02:46:56 3v67L7sy
グッと飲み込むと、孔明にある一点を指し示した。
孔明がその方向に目をやると、はるか彼方にぐるぐると渦巻く
400:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 05:14:55 WOiYctIK
う
401:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 17:42:07 /HGLDn46
ん
402:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:24:05 X5vM7Vjo
も
403:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:44:44 Q8ifgiHP
のごとく煌めく
404:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/24 22:48:21 WOiYctIK
う
405:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 01:18:16 qWX0NCFT
ん
406:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 21:15:26 FwfdLT2D
め
407:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/25 22:33:35 uZAldcd5
い
408:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 02:07:43 oG64OQHr
と宿命の時が迫ってくるのが見える。
いや、しかし…孔明は『それ』がそうだとはどうしても思えなかった。
えてして、人はそういったものを受け入れてしまいがちだが、そんな考えはあまりに
ばかばかしい…と孔明が鼻で笑ったその時、彼の脇をかすめてユニクロンが飛び出した。
交戦を開始するユニクロンと『それ』…両者が激しくぶつかりあう衝撃は銀河中に
響くかのような凄まじさだ。
曲者だ、皆の者であえであえ!とダースベイダーもストームトルーパーを突撃させる。
第三のビールを不意にじいやから手渡された孔明は、ひとまず観戦と洒落込む事にした。
五万キロほど残された月への旅路、退屈しのぎにはちょうどいいかもしれない、と。
番人のように月の前に立ちふさがる人物に、孔明が気付いたのは
409:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 02:46:23 mxZbvx11
発泡酒5本、焼酎8杯、日本酒1升、そしてウォッカのボトルを空けた所であった。
410:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 03:30:33 fQvlAdbQ
東洋の伝説の武器・UsuとKineを手に、それぞれ上段と下段に構え、
まるで隙の無い体勢で、その二人は孔明を待ち受けていた。
頭部に何らかのセンサーと思しき突起物を備えた彼らは、地球のウサギという生物に酷似していた。
しかしウサギではありえない事は明らかだった。
その大きさたるや、月の端から端まであると言っても良いほどなのである。
おそらく地球からでも肉眼で彼らを観測する事ができるだろう。
孔明は戦慄した。
411:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 13:47:37 yCHe0s7R
ついでに孔明のモノも屹立していた。
412:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 16:36:07 s6aJqREo
どうやら疲労が蓄積されているようだ。
だが疲労を回復させるためには、まず目の前の「それ」を
処理しなければならない。
413:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/26 22:49:42 BPNrn9l5
そこで処理した。今日はよく飛んだ
414:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 01:38:13 JeKDyRsQ
だが宇宙空間でそれは無謀な行為であった。
その勢いで孔明の体はぐんぐんと軌道をそれて行く。
415:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 03:02:29 pNOnnC/c
一方その頃サイバトロン基地では
416:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 05:10:38 kebRfVNZ
梅雨真っ盛り。
417:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/27 23:37:57 4thcy70Z
除湿しようと久々にエアコンを起動したら熱風と霧が噴出
とても耐えられないので基地から総員退去
サイバトロン基地は内部のアホ事故によって一瞬で壊滅してしまった
ナンテコッタイ!
418:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 03:16:39 xIIchpSR
お姉さんびっくりだ
419:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 20:53:42 LGzlzBTm
いみょうに咄嗟に変身、すぐさま現地へと向かった。
そこには壊滅したサイバトロン基地(※サイバトロン社の社屋)と、それを囲むように項垂れる社員達が
420:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 21:14:56 jTxU5OTx
心肺停止状態で
421:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/28 22:49:37 I0Po8phv
横たわるウルトラマンにコチョコチョを
422:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 13:32:38 1hJa6XNE
台湾の業者に権利なし判決で棚。
423:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 21:44:47 7nji2mdE
を使って行っていた。
ちなみにこの棚の名前の由来は
424:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 21:53:31 ed08ck5j
喋ると命に関わるので、ここでは伏せておくことにする。
425:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 22:53:51 U/kMpz2d
という、とても長いふざけた名前だ
426:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/29 23:34:19 uq+PENOi
という理由が由来となっていると言うのはウソ
「ヘェ・・・」わずか1ヘェだった
427:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 02:12:39 dIIqkCOZ
にも関わらず、後々それがあんな事になろうとは…
びっくりだいみょうも超びっくりというヤツであった。
ところで、このびっくりだいみょうに変身したお姉さん、誰のお姉さんかと言うと
428:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 02:56:14 MlcWsVef
ママとあそぼう!ピンポンパンの
429:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 10:02:47 XNeVsaDr
裏番組である
430:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/06/30 13:45:38 j4H8xu8i
「実録!隣の団地妻」のメインキャスター
431:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/02 12:48:18 vZXrSCWb
ちなみにキャスターとは家具やピアノの足などに付いている小さな車輪である。
432:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/02 16:37:53 sTaPuoc1
」
の台詞でおなじみの
433:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/02 21:44:50 pDlxrSMy
ジャーパネット高かった
434:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/03 23:18:55 ZUItR8NX
の隣のビルの地下15階にある
435:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 03:41:00 /Uawe+8z
核施設の
436:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 11:06:31 eU+MD3qA
爆破をもくろむ秘密組織の
437:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 15:44:45 Uf1wrATe
お茶くみ担当。
長い説明だが、簡単に言ってしまえば一般人だ。
別に特別な人物ではない。
438:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 18:47:17 6ZmmQrY3
誰もがそう信じていた。だが
439:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 20:42:22 zM5dslKS
地下組織では、とても変な人間だと嫌われまくり、ほぼ伝説と化している男
440:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 21:16:01 eU+MD3qA
、しかし物事の本質を誰よりも見抜くといわれる男には、
”その善良な仮面の下に、とてつもなく危険な香りを漂わせ
普通には生きられない、いずれ組織に災いをもたらす”
と評される不吉な男
のお姉さんなのである。
びっくりだいみょう(お姉さん)はサイバトロン社の社員たちを
441:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/04 22:26:04 zM5dslKS
スイカとメロンにしたいという願望をもって
442:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/06 14:50:29 kBjYS6Xq
しても
443:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/06 18:33:39 DW8H7hoV
アイスキューカンバーにしかならなかった
444:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/08 12:08:23 wcDoCTr8
だろうと推測していたところ、不意に彼女に指令が下った。
『びっくりだいみょうよ、裏切者の香草仮面コリアンダーを抹殺せよ』
そう、お姉さんはサイボーグ帝国所属のソルジャーなのだ。
「前任のオレオンナはどうなったのかしら…」
同僚であり友人でもあるオレオンナの事が気になったが
445:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/09 22:43:51 Y8IeZX7N
ピニャータ!
446:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/10 23:11:03 sRgw7oRN
ダーナ マレ ゴンジャレンコロフ!
447:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/10 23:29:24 VVUbS5PG
ガ? ドラニャラ? パナプトニャホホイ!
448:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/12 20:17:34 6NiQEmAQ
ひれまん ふれまん だ〜なんなんなん ぷむへめるそん
449:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/12 22:22:29 F7NXMW8G
↑の呪文を唱えると
450:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/13 04:06:29 EpgZwDXQ
おねえさんのメインコンピュータのCドライブがフォーマットされてしまうので
大変危険なので迂闊に唱えないでください
451:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/13 04:47:06 r86BoKT9
という注意書き(お姉さんのうなじに記載)を音読したツンデレラ(孔明追跡中)のおかげで
そんなモヤモヤも、瞬時にしゃっきりポンと忘れてしまった。
ぶ
452:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/13 22:18:42 JPhgj+vf
う〜〜 ぷう〜〜 すか〜〜
453:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/14 20:47:15 po7R433X
の三人、通称「サイボーグ帝国の黄色い三連星」たちの事も当然忘れてしまった。
ですがお姉さんはロボットじゃなくてサイボーグなので、脳みそは普通にあるのです。
だからそれらの事は単に「忘れたい事」だったのでしょう。
それよりもお姉さんにとってはメインコンピュータのCドライブがフォーマットされた事で
mixiにログインできなくなった事の方が重大です。
バックアップを取ったのはいつの事だったか…
一方、ツンデレラが宇宙に消えた孔明を追うべく向かっているのは
454:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/15 10:39:12 agNV/Xin
・・・・・
・・・・・・どこだっけ?
455:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/15 14:16:22 xaXJVi1A
マジで分からなくなったツンデレラがヌーブラに聞いてみた。
「今、
456:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 02:40:29 WGi6j7Qt
田耕司って最近どうよ?」
457:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 04:03:34 6Stqg/Tg
「今田はナウロマンティック〜
458:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 06:46:29 BTM/kBgM
・・・」
ヌーブラはここ数日で発音などをみるみる学習し、誰が聞いてもネイティブに聞こえるくらい
普通に喋れるようになっていた。
しかし、この成長はツンデレラの知能と引き換えである事を、ツンデレラは
またヌーブラ自身も、このときまだ知る由も無いのであった。
その頃オレオンナはコリアンダーと
459:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 12:01:18 TsgoZsR3
なっとうをかき混ぜていた
昼ごはんのおかずである
グルグルグル、ネバネバネバ
と
460:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 13:30:33 NPjxSgz+
ふと思う。
(この納豆はにおわなっとうだったか?それともほねげんき・・・?)
461:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/16 23:07:14 bO0RGR2u
「たかが納豆だろ」と諸兄はお思いであろうが、
銘柄についてはかなりうるさいのである。
もし所望しているものと全く違う銘柄のものを
口にしようものなら、
462:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/17 07:01:02 XbJrSdNQ
思わず吐き出すも糸を引いてしまい、あちこちネトネトになってしまう。
463:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/17 21:10:38 rNeUkph+
「そんな事になるくらいなら、いっそ・・・」
464:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/18 07:25:16 rxOoyodz
「別の納豆を持ってくるかい?」
なっとうと混ぜられながらコリアンダーが言った。
これは「納豆と混ぜて食べちゃうぞ」という、一度はまったら脱出不可能という
オレオンナの超絶必殺技なのだ。
「だがかき混ぜるのをやめた瞬間、お前は死ぬ事になるぜ。
俺のエネルギーはこの納豆の臭気ですでにマックスだからな。」
465:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/20 20:57:04 Q65+GIep
しかしこれはコリアンダーのハッタリであった。
これほどグルグルネバネバと混ぜられているにもかかわらず
この納豆からは全くと言っていいほど納豆臭がしないのだ。
すなわち明らかに「におわなっとう」なのである。
当然エネルギーはマックスどころではない。
このような状況で強がりを言ってどうするのか、と諸兄はお思いであろうが
この一見逃げ道を自らふさいでいるかのようなハッタリの裏には
巧みな作戦が隠れているのである。
その作戦とは
466:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/07/20 23:14:33 VZxapmXD
泣きながら馬謖を
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