【兄妹だけど】生殺し妹文学館【愛し合う】第十六巻
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100:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:01:55 8pnrjpUK BE:140071133-2BP(0)
・・・これ以上無いほど猛っていたペニスの先を、恵理子に舌で刺激されて思わず声が漏れる
恵理子『おにぃ・・・きもちええんや?』
恵理子は俊介の呻きが嬉しくて亀頭の周りを舌でくるくると舐めあげたあと、ゆっくりと口に含んだ
そして皮の繋ぎ目の部分を刺激しながら 歯を立てないようにする為、もう少し深く咥え込む
俊介「うぁ・・ え、恵理子・・・」
今までに感じた事のない口による愛撫の感触に身体を震わせつつも、恵理子への愛撫を再開する
恵理子「んっ ・・んふぅ ・・んんっ ・・んむっ」
しょっぱい味『おにぃの味』を亀頭を包む舌に感じながら 『おにぃの喜ぶ所』を舐め探っていく
秘部を舌で責められながら、俊介のペニスを自分の口に含んでいる事にSEXの一体感のような繋がりを感じ
包み込むような気持ちに満たされてくるのを感じていた 濁流のように押し寄せる歓喜にも似た激情
101:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:04:08 8pnrjpUK BE:186761243-2BP(0)
恵理子「んんんっ ・・んっ んっ んっ ・・んんっ 」
俊介「う・・く・・・ え、恵理子・・・出そうだ・・・」
自然に動き出しそうな腰を必死に抑えて堪えてきた俊介に限界が来た
恵理子「んっ んはぁ・・ ええよ・・ くちに出して? ・・・ん・・・んぷっ」
そういってさらに奥まで咥え込むと、頭を上下に振って口でペニスを扱きはじめる
俊介は頭が真っ白になって行くのを感じながら夢中で恵理子の秘部を責め上げた
恵理子「んっ ・・んんっ ・・んぷっ ・・んっ ・・んぐっ ・・んふっ! んぐっ! ぐぇっ!」
俊介「あ・・・ぐ・・・ も、もう・・・」
遂に抑えが効かなくなった俊介の腰が、快楽を求めて激しく揺れ始める
喉の奥を突かれて嗚咽を漏らしながらも、恵理子は天にも昇るような興奮に包まれ始めていた
102:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:06:31 8pnrjpUK BE:980494597-2BP(0)
恵理子「ん゛っ! ・・・う゛ぇっ! ・・ぐふぅっ! ・・・んぐぅっ!」
俊介「え、恵理子 すまん・・・腰がとまらん」
恵理子『おにぃが・・・ おにぃがあたしの口、犯してる・・・ きもちよくて 犯してるんや・・・』
恵理子を気遣いながらも止まらなくなった腰は、ひたすら恵理子の温もりを求めて口内で暴れるペニスを
容赦なく喉の奥まで突き立てた 恵理子はそれを全て受け止めながら自らも絶頂に達しようとしていた
やがてそれらは限界を超える
俊介「・・・出る!」
<<ビュッ・・・ビュルゥッ・・ドクッ・・・ドクッ・・ドクッ>>
恵理子「んぐっ!! んぶぶううううっ ・・ごぶっ ・・んぐっ ・・んぐぶっ」
大量の精液が口内に吐き出され、喉の粘膜を叩いた
同時に恵理子も絶頂に達し、全てを愛しく感じる覚醒したような光に包まれた意識の中
愛しい俊介の全てを愛し、全てを感じ、全てを受け入れ、全てを飲み干した
103:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:08:46 8pnrjpUK BE:466902656-2BP(0)
・・・霞掛かった意識がゆっくりと晴れていく
ザァーーっという水音に気だるい意識が鮮明になってくる
ここは風呂場、恵理子は俊介に抱えられながらシャワーを浴びていた
俊介「お、眼が覚めたか」
恵理子「・・おにぃ ・・・あたし、どうしたん?」
俊介「すまん、俺だけイったら悪いと思って、出したあとお前のアソコずっと責めてたら・・・失神させてしもた」
射精と同時に恵理子も絶頂に達していたのだが、そんな事とは知らない俊介は全力で恵理子の秘部を責め立てた
恵理子「あ・・・そうなんや・・・ あー・・・そういえば・・・めっちゃ気持ちよかったわ♪」
俊介「そ、そうか」
にへへぇ〜と顔を赤らめながら綻ばせる恵理子に、俊介はドギマギしながら恵理子の身体を洗ってやった
104:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:10:38 8pnrjpUK BE:280142036-2BP(0)
・・・二度目のシャワーから上がると、時刻は1:23分を指していた
恵理子「うわー 早よ寝なあかんなー・・・ おにぃ、お腹空いてる?」
冷蔵庫の中を物色しながらそう尋ねるが
俊介「減ってるけど、明日は俺も仕事だからこのまま寝るよ」
恵理子「そっかー あたしも寝る前に食べたら太るから止めとこ」
結局、昼の間に作っておいた麦茶だけ飲んで冷蔵庫は閉じられた
恵理子「おにぃ、・・・一緒に寝る?」
俊介「やめとく」
恵理子「うわっ なにその即答!」
あまりに素っ気無い返答に頬を膨らませる恵理子
105:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:14:44 8pnrjpUK BE:871551078-2BP(0)
俊介「夜中に我慢出来なくなるのが怖いんだよ、お前拒まないだろ?」
恵理子「え・・・うん、まあ・・・ えっへへ♪」
実にストレートな俊介の答えに満足し、今更ながら照れる恵理子だった
恵理子「おにぃって、意外と怖がりやねんなぁー♪」
俊介「お前を傷つけそうな事に対してはな、お前を守る為だったら何も怖くないぞ?」
真顔で言う俊介、そして
恵理子「・・・おにぃ・・・」
素で受け止め、感動する恵理子 ・・・恋する乙女心全開中であった
―‐この日、想いを受け止めあった二人は、別々の部屋で床に付くのだった‐―
106:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/16 12:16:37 8pnrjpUK BE:186760962-2BP(0)
とりあえずここまでで終了
次はまた学校編になるのですが・・・
107:三国 ◆V72uzrF0y2
06/08/16 22:23:37 dA6dm48g
>>106
校内写生乙
そして学校編wktk
108:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/16 23:15:06 zyxifsgi
>>106
GJです。
個人的には、おにぃには妹の処女を奪って欲しくないと思っている俺ガイル。
ちゃんとした貞操観念を持ってるんなら、ペッティングとかその辺で止めておくのも、妹に対する愛情だと思うんだ。
妹からすれば、「一番大事なのはおにぃだから、おにぃにあげたい」って気持ちなんだろうけど。
109:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 00:50:40 rurY1P86
>106
純愛路線まっしぐら、一線を越えないように頑張る兄って(・∀・)イイ!!
そして学校編に期待。
>73
>ちょい役の筈
わかりますよ…俺も作品数が増えてくるとつい過去キャラや登場予定
キャラを絡めてしまうし。
>90
ゑ炉馬鹿な妹乙
一度三国氏の本格的妹攻めSSが読みたいなぁ〜…と書いてみたりする。
110:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:45:52 rurY1P86
そして誰もいないこの隙に新作を少し投下。
111:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:48:00 rurY1P86
「やぁ…」
「よぉ…」
何年も変わらない俺達の挨拶。
隣に住む少し歳の離れた日向と俺の挨拶だ。
それが今、俺の部屋の中で行われた。理由は簡単、今や家族同然
に扱われているこいつが家に来ても余計な挨拶など無く素通り出来る。
だから仮に俺がティッシュを横付けにして男ならではごく普通な
行為をしている時に出現してもおかしくはない。実にスリル満点の
生活なのだ。
112:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:50:00 rurY1P86
「それじゃあ…おやすみ。」
「コラコラ…また寝るんかい!もう朝だぜ…ほら起きろ!!」
「ぐぉおぉ…止め…うぅ…くそ…卑怯な…」
「だったら目ぇ覚ませ!」
朦朧とする意識の中で抗うのはほぼ不可能だ。貴重なアイテム
の枕をを強奪され俺は起床を余儀なくされた。
「なぁ、俺が朝弱いのは…」
「知ってる。だから早めに起こしに来たんだろ?」
「遊ぶんなら午後からにして…あぁ返せ!」
「んぐぐ…今日送ってくれる約束だろ…ぬぅ…あぁ往生際が悪い!
さっさと…起きろ…お…わぁあぁ!!!」
113:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:52:01 rurY1P86
毛布の奪い合いを諦めたまでは良かったが力を緩めるタイミング
を謝り日向はそのまま弾みを喰らい転倒した。
「やべぇ…あぁ…すまん…い…今のはあくまでも…ふ…不可抗力
と言う奴で…あ…あの…」
「ぬ…ぐぐ…い…痛ってぇ…」
「さて…準備するか…あ…わぁあぁ!」
「逃げんなコラぁ!!!」
逃亡劇は瞬く間に終了した。
幼い頃から俺と入り混じって遊んでいたせいなのか、日向の言葉
遣いは立派な男だ。
そしてこの乱暴さも…
114:支援 ◆orz..c5K0U
06/08/17 02:53:50 AF8t79t2
(*・∀・*)
115:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:55:16 rurY1P86
「痛てて…止めんか…あぁ…こ…コラ…」
「兄ちゃんに乱暴されたぁあぁ!!」
「紛らわしい発言…わ!あ…」
頭をしこたま殴られたうえに気が付くと母が俺達の目の前に立ち
開(はだ)かる。
「あなた…歳の離れた女の子に対して何を…」
「あ…あの…お…御母様…それは誤解…」
「判ってるわよね?日向ちゃんに何か有ったら…」
「うわ、ウチの母ちゃんといい勝負…」
「んん?何か言った??」
「わぁあぁ!な…何でもない…。おぉ…やっぱ凄ぇな…」
116:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:57:15 rurY1P86
俺だけに睨みを効かせている筈なのにいつの間にか日向までが
その迫力に圧倒されて沈黙しつつある。
何はともあれ…今日はさんざんな一日の始まりであるのは確かな
ようだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日の送り迎えは母が勝手に快諾した事。今までにもこんな風に
俺の意思と予定の確認、そして通知が忘れられている事は珍しく
ない。いやむしろそっちの方が断然多いかもしれない。
「何で俺に丸投げするかなぁ…。」
「いちいち愚痴るなよ。それとも…俺の送り迎えは…い…嫌…」
不安げな口調で日向が逆に愚痴ろうとする。
117:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 02:59:24 rurY1P86
「そんな事は無い。せめて一言事前通知が欲しかっただけだ。」
「む…うぅ…そ…それだけ?」
眉を顰め未だ何か伺おうとしている。
「あぁ…しかし…判っていたならさっさと昨夜は…ふぁ…あぁ〜」
「あ〜あ、だらしねぇなぁ…。」
「さぁて、この車に揺さぶられれば俺も安眠…」
「それじゃ永遠の眠りになっちまうだろ!頼むぜ…ちゃんと俺の
試合を観てくれよ!!」
バンバンと激しく背中を叩かれる。結構痛いのだが、眠気覚ましに
うってつけなので抵抗はせず全部受け止める。
「あぁもちろんだ。大将に選ばれたんだったっけ?」
「あ…あはは…ははは…」
118:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 03:01:24 rurY1P86
「何だ…気持ち悪いな…」
「いやいや…兄ちゃんがちゃんと覚えていたとは…えへへ…」
感情の起伏が激しい日向だがその笑顔を見ていると俺は何故か
少し嬉しくなった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「邪魔くせぇな…しかも何だあの下手糞な停め方は…」
「同感だ。普通の車で来なくてよかった。」
「なぁ兄ちゃん、この軽四以外に普通車なんて…」
「そこは突っ込まんでいい。」
行く手を遮る大きめの独逸車。運転手と思しき人物は素知らぬ顔
で立ち話を続けている。
119:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 03:03:28 rurY1P86
「やっぱり、あいつの母ちゃんか。全く…どうせ車自慢だろ。」
「知り合いなのか?」
「本日の中堅。」
「ほぉ…それはそれは…」
相手の身元判明と同時に渋い顔をする日向。あまり仲が良くない
のは想像に難くない。
「あの一緒に並んでいる子か…ほほぉ…まぁ見た目は可愛い…い…
痛てて…」
「あぁもぉ兄ちゃんまで!そうやって初対面は騙されるんだよ!!」
あからさまに気分を害した日向が俺の胸ぐらを掴み激しく訴える。
「分かったから…とりあえず近くに停めるぞ。」
「どうするんだ?」
120:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 03:05:58 rurY1P86
「こういう時こそ、この車の利点を活かすんだよ!」
歩行者に注意しながら俺は近くの芝生目掛けて車を寄せそのまま
乗り上げる。
「これぞ浜松名物ラダーフレームボディで御座い。」
「うわぁ…そう来たか。さてと…」
勢いよく飛び出し日向が車体後部に回り込む。
「ん、結構傾いてるな。おい、慌てて開け…」
「うわぁ!言うのが…遅いって…とと…わぁあぁ!!!」
「あ〜あ…」
急激に開いた横開きのリア・ゲートと飛び出した防具のせいで今度
は違う意味で騒がしくなる。
121:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 03:10:08 rurY1P86
今晩はココまでにします。
幼馴染シリーズ第三作目と言った所でしょうか…今回は気をつけないと
ショタっぽく読まれるかもしれない諸刃の件、結構手強いかも…。
そして毎度ながら勢い良く食いついてくるJCT氏の支援、感謝します。
感想・リクエストお待ちしています。
122:『変態兄とッョィ妹』弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:08:53 eB3dXpnH
・・・翌日
恵理子「おにぃ、今日仕事終わんの何時なん?」
俊介「今日は5時、残業なし、・・・の予定」
恵理子は登校の、俊介は出勤の準備を其々済ませながら今日の予定を話し合う
恵理子「ふーん、ほな商店街で買い物して帰ろうーや」
俊介「ああ、いいぞ」
俊介に手作り弁当を渡しながら、恵理子は微妙な表情をしてみせる
恵理子「・・・」
俊介「ん? どうした?」
弁当を受け取って鞄にしまいながら問う
123:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:10:59 eB3dXpnH
恵理子「な、なんか おにぃが普通やと調子狂うわ」
俊介「変態のがいいのか? この淫乱変態妹め!」
恵理子「うわっ そーいうコトゆーか! このロリコン変態兄貴め!」
俊介「まて、ロリコンは違うだろ」
そんな今までの高坂家の朝の光景とは、少し違った光景を展開しながら
二人はバタバタと玄関に移動する
恵理子「いってきまーす」
俊介「いってくるぞー」
バス停から商店街までは同じ道程、そこから俊介は会社まで歩いて出勤
恵理子はこのまま学園前まで乗車する バスの窓から会社に向かう俊介に手を振った
恵理子「ほな、夕方な〜」
124:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:13:12 eB3dXpnH
・・・学園、朝のホームルーム前の休み時間
恵理子は一時間目の教科書等を用意しつつ、周囲の視線を訝しんだ
登校中は普段と変わり無かったのだが、門をくぐって学園内に入ってから
どうにも奇妙な周囲の視線を感じる
元々学園で女子に人気のあった和哉との恋仲を囁かれていた頃から
妬みや嫉妬の視線は日常茶飯事、掃いて捨てる程受けていたし
一年の頃に絡んできた三年の不良グループを叩きのめした事から好奇の視線も受けてきた
それでなくとも俊介がああだったのだから、人々の視線には敏感かつ慣れっこだったので問題なかった
しかし、今日の学園内で感じる視線は、好奇の類ではあるが、何処か嫌な雰囲気を纏ったモノだった
恵理子『う〜ん、なんやろ? 昨日の事が広まってるわけ無いしなぁ』
そんな事を思いながら首を傾げている所に、智子と麻由美が青い顔をして教室に走りこんできた
125:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:19:23 eB3dXpnH
智子「恵理ちゃん!」
恵理子「あれ、二人ともどうしたん? 朝の時間に来るんなんか珍しいなぁ?」
智子と麻由美の二人は顔を見合わせ、『やっぱり』といった表情で頷くと
智子「恵理ちゃん、ちょっと来て・・・」
真剣な表情で手招きしながら教室のドアと所まで歩いていく、麻由美も心配そうな表情でそれに続く
恵理子「いったい どないしたんよ・・・」
とりあえず、二人の後に付いて行くと 教室の隣、誰も居ない会議室に入った
鍵は学級委員である智子が学園内に居る間は持ち歩いている為、
重要なモノが置かれていない準備室や会議室には自由に出入り出来る
智子「・・・恵理ちゃん、落ち着いて見てな?」
126:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 07:20:28 rurY1P86
出勤前に支援
127:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:21:57 eB3dXpnH
・・・そういって智子は制服のポケットから くしゃくしゃに丸めた紙を取り出し
ゆっくり広げていく、そこには・・・
恵理子「・・・なにこれ」
両手を頭上で縛られ、両足を開いた態勢で足首をロープで固定され
乱れた制服から乳房を露出した半裸の姿で、薄汚れた何処かの部屋に拘束されている
恵理子の写真をA4サイズの紙にプリントしたモノだった
麻由美「恵理子ちゃん・・・」
麻由美が心配そうに恵理子の顔色を窺う
智子「今日の朝登校してきたら、学校中の掲示板に貼り付けてあったんよ・・・直ぐに全部剥がしたけど」
智子が登校して来た時には、既に掲示板前に人だかりが出来ていたらしい
128:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:24:00 eB3dXpnH
智子「先生に相談したら・・学校側は昨日の事こと公表せえへんみたいやし・・・」
麻由美「それに・・・、さっき見てきたら・・ 和哉くん、・・・来てるみたい」
なんと言って良いのか分からず、心苦しげに現状を伝える二人を他所に
写真のプリントをじ〜っと見ていた恵理子は一言、呟いた
恵理子「コラやん」
智子&麻由美「「・・・へ??」」
恵理子「これ、あたしの顔だけくっ付けた出来の悪い合成写真やで、あたしの胸こんなでか無いし、ホクロ無いし
こんな色のパンツ持ってないし、身長合ってへんやん、ソックスも色違うし、しかもこれ制服ちゃうやん
こっちからライト当ててたのになんでコッチに影が出来てるんよ、首から上は影が逆やし、下っ手糞やなぁ」
一気に捲くし立てて写真の矛盾点を指摘しまくる
129:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:26:11 eB3dXpnH
恵理子「和哉来てるって?」
麻由美「え、・・・う、うん 教室にいてたけど・・・」
平然としている恵理子の様子に智子&麻由美の方が固まっている
恵理子「そ〜か・・・あいつの仕業やなぁ? あのアホがっ」
そう、吐き捨てるように呟くと プリントを持ったまま会議室を飛び出して行く
慌てて後を追う智子&麻由美、何処か余裕のある恵理子の様子に、智子は何かを悟るのだった
-----------------------------------------------------------------------
・・・窓際の席、数人の取り巻きが黄色い声を上げる何時もの光景
頭に包帯を巻き、やはり包帯で腕を釣っている和哉が
取り巻きの女子生徒と談笑をしている
130:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/17 07:27:59 rurY1P86
もうちょっと時間が有ったので再び支援
131:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:28:18 eB3dXpnH BE:466902465-2BP(0)
取り巻き1「和哉君、大丈夫? 痛くない?」
和哉「うん、見た目ほど大したことないんだ」
取り巻き2「どうしてそんな大怪我したのー?」
和哉「いやぁ 昨日、高坂とデートだったんだけどさぁ」
ピクリ、と、取り巻き達の眼が反応する
和哉「高坂って元気な所があって、時々無茶しちゃうもんだから 喧嘩に巻き込まれちゃって・・あはは」
取り巻き3「え〜〜〜ひっどーい、それで和哉君に怪我させたのー?」
取り巻き2「ふつーデート中に喧嘩なんかするー?」
口々に恵理子の事を批難する取り巻きの女の子達
和哉「いや、高坂は悪くないよ・・・ 僕が情けないのがいけなかったんだ・・・
お陰でなんだか、振られちゃったみたいでね・・・ あはは、格好悪いなぁ 僕って」
132:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:30:31 eB3dXpnH BE:93380832-2BP(0)
取り巻きーズ「えー和哉君は悪くないよ」「和哉君、可哀想」「元気だして和哉君」
和哉「うん・・・ ありがとう」
・・・けっ テメーラみてぇな取り巻き 興味ねーんだよ、だが役には立って貰おうか
<<ガラッ ・・・バンッ>>
けたたましい音を立てて教室の扉が開き、その音に教室内の雑談等によるざわめきが一瞬消えて
教室に居た生徒達の視線がドアの所に立つ女子生徒に集中した
へぇーやっぱりこっちに来たか・・・、だがそれも想定内だ
こいつらや他の女供はほぼ全員俺の味方、しかも朝の掲示板騒ぎで男供もひいてるだろーしな
自分から『レイプされかけました』、なんて言える女はいねぇ・・・ たっぷり恥かかせてやる!
恵理子は男子からの好奇の視線や、女子からの敵意の視線を無視して和哉を見つけると、一目散に走って来る
133:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:33:44 eB3dXpnH BE:373521964-2BP(0)
和哉「あ、高坂・・・ 昨日は大丈夫だった?」
くっくっく・・・さあて、どんな反応するかな?
<<ドバキャッ>>
和哉「ぶぎゃっ」
走り込んで来た恵理子はその勢いを殺さずそのまま和哉の顔面に跳び蹴りを食らわせた
椅子からもんどり打って転げ落ちる和哉、・・・凍りついたように静まり返る教室―
恵理子「あんたやろっ! こんなしょーもないもん作って張り廻ったんわ!」
そう言って持ってきた合成写真プリントを投げつける
取り巻き「ちょ、ちょっと高坂さん なんて事すんのよ!」
恵理子「・・・あんな? 取り巻きは黙ってひっこんどれ・・・ な?」
134:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:36:05 eB3dXpnH BE:747043968-2BP(0)
・・・恵理子に食って掛かる取り巻きは、その底冷えするような”ガン”に震え上がって沈黙する
和哉「てて・・ 酷いなぁ高坂」
くそったれ・・・っ なんだこいつ! 行動が想定外過ぎるだろーが!
表面の仮面は崩さないまま、和哉はあまりも予想の斜め上をいく恵理子の行動に悪態をつきながらも
この局面をどう切り抜けるか思案していた ・・しかし、恵理子の行動はさらに想いも寄らな過ぎた
恵理子「あんたなぁ、5人がかりであたしの事レイプしようとして失敗したからって、嫌がらせがコレか?」
教室が一瞬ざわつく ・・・和哉は信じられないモノを見るような目で恵理子を見上げた
恵理子「ナイフで脅すわ、金で釣った手下に見捨てられるわ、うちのおにぃにシバかれるわで、あげくにこれ?」
恵理子はスゥーっと目を細めると、見下すように醒めた目で言った
135:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:38:13 eB3dXpnH BE:186761434-2BP(0)
恵理子「小さい男・・・ 情けなぁ」
フッと口の端に笑みさえ浮かべて向けられた侮蔑の視線に、自尊心を刺激された和哉は思わず激昂する
和哉「て、てめぇ・・・」
恵理子「あぁん? なにそれ? 凄んでんの? 小学生でもビビらへんと思うで?」
和哉を足蹴にしながら挑発を続ける恵理子と、雰囲気が明らかに違う和哉の様子に、取り巻きはもちろん
周囲の生徒達は誰も動く事が出来ず、教室の外には何時の間にか他のクラスの生徒達が人垣を作っていた
恵理子「女相手に一人じゃな〜んも出来ん癖に・・・ 粋がんなっ、この根性なし!」
和哉「んだとこらぁっ! てめぇこそヨガって泣き喚いてた癖に調子乗ってんじゃねぇー!」
恵理子「泣かされたけど喚いてへんし、ヨガってへんわっ 下手糞ー」
和哉「なっ て、てめ・・・ 」
言いかけてハッとなる和哉 ・・・恵理子はさっきとは少し雰囲気の違う不適な笑みを浮かべている
136:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:46:14 eB3dXpnH BE:498028984-2BP(0)
和哉『・・・俺 今、何を言った・・・???』
慌てて周囲を見渡す ・・・教室内に漂う重苦しい空気と、訝しむ視線、視線、視線・・・
自分が思わず口走った内容を思い出し、自爆をやらかした事を悟る
和哉「・・・ちっ!」
煩わしそうに舌打をしながら鞄を掴むと、教室のドアに向かう
恵理子「なんや、逃げるんか?」
和哉「うるせぇ!」
そのままドアの周りに居た生徒を乱暴に押しのけながら、和哉は教室を出て行った
静まり返った教室、和哉の取り巻き達も立ち尽くしたまま所在なさげに顔を見合わせている
・・・一部のコアな取り巻きは『黒い和哉君もかっこいいーv』とか呟いていたが
和哉が出て行ったのを見送った教室の中の生徒達の関心は、その当事者である恵理子に向けられる
137:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:49:01 eB3dXpnH BE:980494979-2BP(0)
・・・恵理子は和哉が見えなくなったのを確認すると、その場にへなへなと座り込んだ
智子「え、恵理ちゃん!」
麻由美「恵理子ちゃん!」
慌てて駆け寄る親友の二人に、力無く笑顔を向ける恵理子
智子「恵理ちゃん、大丈夫?」
恵理子「あはは・・・大丈夫、だけど・・・ ちょっと保険室で休ませて貰おうかな・・・?」
緊張が解けて力が抜けた恵理子を、智子と麻由美が両側から支えて教室を後にする
一連のやりとりを見ていた周囲の生徒達は、それまでに恵理子に好奇の視線を向けていた事への
バツの悪さからか、微妙に気拙そうな表情で視線を外していた
結局、学園側は和哉と不良グループの所業に関する公表は控えた
しかし、この日を境に和哉に対する周囲の認識は、明らかに違うモノとなった
138:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/17 07:52:57 At1FuSZZ
しーえーんー
139:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 07:56:25 eB3dXpnH BE:560282966-2BP(0)
>106
学校編ドゾー
実はこの学校編から新章に入ってます、主人公変わります
>108
兄妹の関係を貫いて愛し合うか、男女として愛し合うか・・・ですな
>109
学校編の支援ドモー
格闘幼馴染ボーイッシュ少女でお兄ちゃんモノですか^^
140:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 12:35:17 eB3dXpnH BE:155634825-2BP(0)
>138
しえんドモー
うーむ、今日の午後の分が出来てるんだけど
どうしようかな
141:『鬼畜兄とッョィ妹』弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 15:56:20 eB3dXpnH BE:62254122-2BP(0)
・・・閑静な高級住宅街の一角 如月家
和哉『ちくしょう ちくしょう ちくしょう!』
学園のホームルームが始まる前に帰宅した和哉は、部屋で独り、憤りにもがいていた
昼過ぎまでは不貞寝して過していたが、寝る事に飽きると平日の昼間では何もする事が無い
そうしていると、また学園での事を思い出し、イライラが募ってくる
和哉「あのやろう!」
『野郎とちゃうわっ』そんな恵理子の反しが聞こえた気がした
和哉「ちっ・・・ ムカつく兄妹だぜ・・・」
ごろりとベットに転がり、時計を見る
時刻は夕方の4時を回った所だ、そろそろ”沙耶”が帰って来る頃かもしれない・・・
142:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 15:58:50 eB3dXpnH BE:700353959-2BP(0)
・・・カチャンと玄関の鍵を開ける音がして扉が開き、この家の住人の一人が帰宅を告げる
沙耶「ただいま― 帰りました」
玄関で靴を脱ぐ時、和哉の靴があるのをみて首を傾げる
和哉の学園ではまだ放課後の筈なのだが・・・と
和哉「「沙耶っ!」」
部屋から呼ぶ声が聞こえる、声の感じからして随分と機嫌が悪そう・・・等と想いながら
沙耶は返事を返して和哉の部屋に向かう
沙耶「和哉さん・・・ 今日は、どうしたんで・・・きゃあっ!」
ドアをノックして部屋に入るなり、いきなり髪を掴まれて 床の上に引き倒された
143:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:01:11 eB3dXpnH BE:233451353-2BP(0)
沙耶「い、痛いですっ 和哉さん・・・」
和哉「うるせぇ!」
和哉は沙耶の髪を掴んだまま、床に倒れた沙耶の顔を無理矢理上げさせると
その口元に自分の勃起したペニスを押し当てた ・・・ズボンは既に部屋の隅に脱ぎ捨ててある
和哉「さっさと咥えろよ!」
沙耶「は、はい・・・ あ・・む」
沙耶は裏筋から竿を絡めとるように舌を動かしながらソレを咥え込み
顎を上下に、頭を前後に動かして扱き上げていく
沙耶「んっ・・・ んっ ・・んっ ・・んっ ・・・んっ」
かなり卓越したその舌捌きに和哉は直ぐに昇り詰め、そのまま沙耶の口の中に射精する
そして沙耶もそれを当然のように受け止め、飲み干し、最後の一滴まで吸い上げる
144:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:03:20 eB3dXpnH BE:466902465-2BP(0)
和哉「・・・、・・・もういいぞ、行け」
沙耶「ん・・・、はい・・・ 失礼します」
沙耶は口元を押さえながら和哉の部屋を後にし、自分の部屋に行く前に洗面所に向かった
和哉「・・・」
溜息を付きながらベットに腰掛け、沙耶の愛撫の余韻に浸りながら新しいパンツを出して履く
沙耶は、義理の妹だ 自分が小学生の頃、この家に来た 今では自分の肉奴隷、淫乱な雌豚だ
和哉「・・・ち」
アイツは俺の肉奴隷、肉便器、誰のちんぽでも咥え込む淫乱な雌豚なんだ・・・
自分にそう言い聞かせるように、沙耶の痴態を思い浮かべ
その先の記憶に触れないようにしながら気持ちを切り替える 意識を・・・抑え込む
145:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:07:08 eB3dXpnH BE:544719375-2BP(0)
・・・如月家 洗面所
沙耶「(クチュクチュクチュ・・・ぺっ)・・・はぁ」
一通り口臭予防なうがいを済ませて一息ついた所に、聞き慣れた声が掛かった
和美「なぁに? また和哉のちんぽ舐めてたの?」
沙耶「あ、お姉さん」
和哉の実の姉である”和美”は、気だるそうに斑な金髪に染めた髪をぽりぽり掻きながら
階段を降りてきた、 ・・歩くたびに腕やら首やら耳朶やらにぶら下った大量の装飾品が
ラメの様な光を反射しながらガシャガシャと音を立て、キツめの化粧と香水の匂いが周囲を侵食する
和美「あんたも大概よくやるわねー、嫌なら嫌って言わないと、アイツ何処までも付け上がるよー?」
沙耶「いえ、和哉さんにされるのは イヤじゃないですから・・・ それに・・・」
146:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:09:08 eB3dXpnH BE:186761243-2BP(0)
・・・『それに』の後を続けようとして、和美に手で制される
和美「はいはい、”和哉さんがあんな風になったのは自分のせいですから”・・でしょ?」
沙耶「・・はい」
聞き飽きたわよ、と言うようなゼスチャーで肩を竦ませる和美に、短く肯定の返事をする沙耶
和美「それにしたってねぇ〜 あんたその内身篭るよー?」
沙耶「それは・・別に」
和美は俯き加減で赤くなる沙耶に溜息を付きつつ
和美「あーたが良くてもアイツが了承しないっしょーが、どうせ堕ろす事になるんだし、気いつけなきゃ」
沙耶「はい、ありがとう お姉さん」
見た目はチャラチャラしていて口調も乱暴な人だが、本気で自分を心配してくれている事を沙耶は知っている
147:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:12:00 eB3dXpnH BE:124507542-2BP(0)
・・・ようやく自分の部屋に戻った沙耶は、鞄から今日の宿題を出して机の上に並べ
壁のハンガーを取って制服の上着を掛けようとし、襟の所に付いた白い染みを見つける
沙耶『あ・・・和哉さんの、付いちゃった こぼしちゃったのかな?』
ウェットティッシュで丁寧にふき取り、スカートも一緒に引っ掛けると
普段着に着替えて宿題に取り掛かる ・・・ここ1年程続くほぼいつも通りの生活サイクル
沙耶『和哉さん、今日イライラしてたみたいだけど、何かあったのかな・・・ 昨日は怪我をして帰って来たし』
考え事をしつつも宿題の手は休めず、訳の問題などを解いて行く
沙耶『昨日の夜・・・あの小屋で撮った写真、どうするのかな・・・? また和哉さんのお友達に見せるのかな・・?』
警察から事情聴取を終えて帰って来た和哉は、沙耶を雑木林の小屋に連れ出し、そこで縛り付けて写真を撮り
そのまま沙耶を犯して深夜に帰宅、その後も遅くまで部屋の明かりは灯っていた ・・・沙耶は腕のアザを眺める
148:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:15:01 eB3dXpnH BE:544719757-2BP(0)
沙耶『そういえば・・・ 昨夜は珍しく長く前戯をしてくれたような・・・ 腕が痛かったけど、嬉しかったな・・・』
宿題の三分の一を済ませた所で、夕食の準備をしに部屋を出る
沙耶『いつかまた・・・ 昔みたいに・・・、和哉お兄ちゃんって呼べるようになると・・・いいな』
如月家の家事全般は家政婦さんと沙耶が交代で受け持っていて、今日は沙耶が当番だ
拾い立派なダイニングテーブルはもっぱら家政婦さんが食事を摂るのに使うくらいで
普段は其々自分の部屋に持って行って食事を済ませる、もっとも和哉の食事は何時も沙耶が運んでいる
沙耶「和哉さん、お夕飯ですよ?」
声を掛けてから部屋に入ると、和哉はベットに転がったままじっとしていた
部屋に置いてあるガラステーブルに夕飯を並べ終え、和哉の様子を窺ってみると、・・・眠っているようだ
沙耶は起こそうか寝かせておくか迷ったが、食事が冷めてしまうので起こす事にした
149:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/17 16:17:12 eB3dXpnH BE:93381023-2BP(0)
今日はここまで
新章・和哉編
150:三国 ◆V72uzrF0y2
06/08/17 21:34:15 5nj7mC+B
>>149
妹っょぃゎぁ色んな意味で
そしてその強さを引き出した兄GJ
和哉がいかにして腐ったか…続き楽しみにしてます
151:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/17 23:15:19 7RObwGYi
>>149
本当に妹、強いですな。なんというか、格好いいですわw
んで、和哉の義妹の沙耶……こういう立ち位置のキャラには、弱かったりする。
無理にハッピーエンドにならなくても良い。ただ、こういう娘が幸せにならなきゃ嘘だ、とは思う。
(つか、「自分のせい」って思い続けている娘が苦手なだけ。横っ面ひっぱたいて、前を向かせたくなる)
152:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:01:45 U4Vh0gkn
>150
ちょっと暗い雰囲気が続くかもしれません>和哉の原因
>151
ハッピーエンド至上主義者の信念全開でどうにかしようと思ってます^^
153:『鬼畜兄とッョィ妹』弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:08:29 U4Vh0gkn
・・・白いワンピースに腰まで伸びた黒髪が映える
飾り気のない、しかし彼女の持つ涼しげな雰囲気
春の陽射しとそよ風に揺れる木々の木漏れ日のような印象を抱かせる佇まい
沙耶『さやです・・・』
父ちゃん『今日から家族になる沙耶ちゃんだ、仲良くするんだぞ?』
可愛いと思った、妹が出来て嬉しかった
沙耶『和哉・・お兄ちゃん・・』
初めて”お兄ちゃん”と呼ばれた時は、なんだか嬉しくて恥ずかしかった
歳が三つ以上離れた姉ちゃんとは余り一緒に遊べなかったけど
沙耶とは一つ違い、学校でも、家でも、外でも、何時も一緒に遊びまわった
154:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:10:29 U4Vh0gkn
・・・小学校の砂場で、泣いてる沙耶を慰めた
和哉『沙耶をいじめるな!』
沙耶が作った砂山を踏み潰した上級生数人に殴りかかって返り討ちにあった
沙耶『ぐす・・・お兄ちゃん・・・ お兄ちゃん・・・』
姉ちゃんが跳んで来てそいつ等を蹴散らした、・・・沙耶はボクが守りたかったのに
でも、姉ちゃんは『よくやった』って褒めてくれた
沙耶『お兄ちゃん・・・ ありがとう・・』
誕生日には貯めたおこづかいで でっかいウサギのヌイグルミをプレゼントした
父ちゃんの買って来たクマより大きいやつだったから 持って帰る時大変だった
155:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:16:18 U4Vh0gkn
・・・ボクは中学校に上がった、沙耶と一年間は学校で会えない
沙耶『来年は・・ 一緒の中学だね』
沙耶は待ち遠しそうに言った、ボクも待ち遠しかった
沙耶『明日は、卒業式だよ・・』
沙耶は白いブラウスにチェックのワンピース、紺のベレー帽姿で”おめかし”して言った
『綺麗だ』って見惚れてたら、沙耶は赤くなって俯いた、可愛いと思った
― 和哉さん・・・―
翌日は雨だった・・・ 雷が鳴っていて 辺りは夕方のように暗かった
中学校は半日下校になったから、雨の中びしょ濡れになりながら走って帰って来た
『沙耶を迎えに行かなきゃ』って思ったんだ
156:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:19:09 U4Vh0gkn
― 和哉さん・・・―
玄関に入ると、父ちゃんの靴があった ・・・家の電気は消えてたけど、奥から声が聞こえた
― 和哉さん、お夕飯ですよ?」
和哉「・・・ん」
沙耶「和哉さん、起きて下さい・・・ 和哉さん」
軽く肩を揺すられる感覚に意識が浮上してくる
和哉『・・・夢 か』
沙耶「和哉さん・・お夕は・・<<パンッ>> きゃっ」
裏手で頬を叩かれ、小さく悲鳴を上げる沙耶
和哉は不機嫌そうな顔でのっそりと身体を起こした
157:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:22:39 U4Vh0gkn
和哉「勝手に俺の身体に触るな」
沙耶「・・ごめんなさい・・・」
和哉は食事の並ぶガラステーブルの前に座ると、適当なオカズをよそり
一つだけ空のまま並ぶ皿に乗せて床に置く ・・・何時もの”儀式”のようなモノ
沙耶は四つん這いになってそれを食べると、皿に付いたオカズの汁なども舐め摂る
和哉「済んだら呼ぶ」
沙耶「はい・・ 失礼します」
その皿を持って、沙耶は和哉の部屋を後にした
・・・カチャカチャと箸が食器を叩く音、偶に漬物等を咀嚼する音だけが静かに部屋に響く
和哉『沙耶は俺の肉奴隷だ・・・ 沙耶は俺の肉奴隷だ・・・ 沙耶は俺の・・』
158:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:24:39 U4Vh0gkn
・・・自分の部屋に戻って早めに食事を済ませた沙耶は、キッチンで食器を洗っていた
和哉「「沙耶」」
沙耶「・・あ、はーい!」
冷蔵庫に用意しておいた冷茶をトレイに乗せて 和哉の部屋に向かう
沙耶「もうすぐ、お風呂が沸きますから」
ガラステーブルの食器をトレイに纏めながら告げる
和哉「・・・沙耶、お前は俺の肉奴隷だ」
沙耶「・・はい」
確かめるように投げ掛けられる何時もの言葉に、淀みなく肯定の返事を返す沙耶
和哉が沙耶をベットに押し倒して組み敷くと、沙耶は身体の力を抜いて身を任せる
159:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/18 10:26:53 U4Vh0gkn
今日はここまで
160:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/18 19:51:54 lPW8wrxR
ごめん、弾の灯さん
このシリーズが終わるまであぼーんさせて貰うわ
正直耐え切れん
161:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/18 19:54:23 lPW8wrxR
ついでに登場人物の名前も
162:三国 ◆V72uzrF0y2
06/08/18 22:22:42 aFpRwsJZ
>>159
全てを受け入れる、っつーよりは『ぬるま湯に浸かってる』感じですね
言い回し(言葉の使い方)はアレだけど、察してくださいw
>>151
>こういう娘が幸せにならなきゃ嘘だ、とは思う。
まったくもって同意
163:PC・Drinker ◆BokUNiNIjE
06/08/19 00:02:22 zmLnjhzn
>160
確かにこのスレでは鬼畜ネタ自体が希少だし四つん這いという
シチュまで来たら次を読むのがキツいかも。
とりあえず>152のコメント(ハッピーエンド至上主義者)を信じて
みましょう。
164:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 00:40:37 YBoWIfX4
>>163
四つんばいの前に、>>147での一文の
沙耶『昨日の夜・・・あの小屋で撮った写真、どうするのかな・・・? また和哉さんのお友達に見せるのかな・・?』
これも相当きついですけどね。和哉をぶん殴りたいと思った。
もっとも、読み手にそう思わせることができるってことは、鬼畜物として成り立っているし、キャラも生きているってこと
だと思いますから、純粋に「作品」として見たら、書くことを否定できるものでも無いと思います。
この後に安易にソフトな展開に移ったりしたら、この評価は一気に変わりそうですがね。
しかし……やっぱり読み続けるのは辛いよママン
165:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 02:00:57 bl2YEMFP
いくらハッピーエンドでもそれまでが暗い鬼畜(レイプ監禁等描写あり)ならラストだけ読んであとは捨てる。
正直ソレ専門スレに書いてリンクだけして欲しい気持ちだわ本当。
つか例えで悪いが
「誘拐されました」「監禁されました」「輪姦されました」「局部に回復不能の傷を負わされました」
「でも兄貴と結ばれたから」ハッピーエンドです、ってな言い訳も出来るんじゃないの?
どこがハッピーよ。
女向けのエロ漫画じゃあるまいし。
166:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 02:10:23 bl2YEMFP
ああ、「そこまで鬼畜な展開にはしませんから大丈夫ですw」って言い訳もやめろな>弾の灯
途中経過で不愉快にさせる点では一緒だからな。
死にネタならまだしも、性犯罪ネタはマジにやめてくれ。
167:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 02:35:35 HlUkS5Sq
だったらお前らが読まなきゃ良いだけ。
さも『俺は不快ですよー』と誇示せんが為にレス入れる必要も無いだろ。
つかまずテンプレ読めよ。
道中からラストまでハッピーな展開オンリー、なんてレギュレーションがどこに書いてある?
168:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 02:40:54 ZH4lwjyT
どっちもやめなよ。
この展開はまるでボク妊スレが荒れてああなる前の状況に似てるから……
>>166さん、>>167さんが言ってることにも一理あるよ?
自分がそう思ったからと言って、全員そうとは限らない訳なんだから……
どっちもある意味スルーしようよ? ねっ?
(かく言う自分が一番スルー出来てない気もするけど、ちょっと嫌な前兆だったんであえて書きました)
169: ◆DvBI45asCU
06/08/19 02:45:37 YBoWIfX4
>>167
揚げ足を取るようだけど、スレタイと>>1の3、4行目からすれば、このスレで鬼畜系を書く方が異端だと思える。
だからと言って、>>165-166が正しいとは思わないけど。文句言うだけなら、読まなければ良いと言うのは同意。
この話にはレスが幾つか付いているんだから、今後どうするかは作者次第だと思う。中途半端な形で「書く」ということ
自体を止めなければ、個人的にはおkだと思う。
170: ◆DvBI45asCU
06/08/19 02:48:42 YBoWIfX4
……orz
>>168さん、ごめん。本当にごめんorz
171:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:04:59 SYPcWX7L
ここまでの意見:
鬼畜マンセー >>167 >>169
鬼畜アンチ >>160 >>164 >>165
中立 >>168
引き続き投票お待ちしております。
<!-- 個人的には専門スレに書いてリンクってのに一票入れたいところです -->
<!-- ろだでもいいや -->
172: ◆DvBI45asCU
06/08/19 03:07:27 YBoWIfX4
>>171
>>164も>>169も俺です。>>164はアンチな意味で書いたわけでは無いです。
ロダを通してうpってのは、結構やってたなぁ。内容がきついのは、そっちの方が良いのかも。
173:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:13:20 o7DNu0IJ
最近、「愛がある」鬼畜エロゲ、なんていうのが増えてきてるからね。
そういうものをやり込むのはいいけど、だからって和み系の場所に
愛があるから多少鬼畜でもゆるしてね(はあと と、無差別に投下するのもどうかと…
いや、聞き流して。好みは本当に人それぞれだからね。
地平線まで広がるエメラルドグリーンの海に真っ黒な原油を流す輩がいようと、タンカーを建造するような国によって現代の文明は成り立っているわけだから、我慢しなきゃいけないんだよね。
174:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:24:21 1t7vHerk
兄妹同士の斬った張った、不治の病で死ぬ死なないってのは普通にあったが、
妹が兄(ここの住民もふくめて・・・ってそれはボク妊だったか)以外の男にいろいろされそうになる展開はいままでなかった気がする
175:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:29:30 1t7vHerk
ロダにうpされたのもふくめて
176:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:32:34 HlUkS5Sq
>>171
当方>>167だが、個人的感情を述べるなら鬼畜系はマンセーどころかかなり苦手だぞ。
ただ、このスレにいる以上ある程度幅広いジャンルの文に目を通す可能性を私は考えているし、
それゆえに、それを忘れてロダだの別スレだのとのたまう香具師に疑問を持ったまでで。
まぁその考えも>>169の先頭行で論破され気味なわけだが。
177:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:36:49 aWy4yM3o
>>168
キモイ奴にあえてレスしてみよう
>>165-166の意見が全員の意見とは限らないが
裏を返せば全員が弾の灯のSSに諸手を挙げて
全面的に受け入れるわけじゃない
そこを理解しろ馴れ合い腐女子
178:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 03:53:13 /gJNcnyn
スルー止めて俺も個人的感情を述べさせてもらうわ。
うpろだでも嫌気が差す、他スレ行って二度と帰って来るな
ここに鬼畜はいらん
…大人しく絵だけ描いてればよかったのにな。
179:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 06:08:23 bNdDhOh8
「鬼畜が苦手」くらいの感想ならわかるけど
作者に出て行けと言うのはやりすぎだと思う、それも作品がまだ終わってもいないのに
少なくとも新しい作品をスレに書き込んでくれた弾の灯さんには感謝するべきだと思う
このスレ、新しい作家さんが来ない来ないっていつも悩んでるのに、
いざ来てみたら「いやそれは違うからあってでやってくれ」って、
そんなんじゃ新しい人なんか来るわけがない
弾の灯さんにはできればこのまま書き続けて作品を完成させてもらいたいです
応援しています
180:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 06:11:03 bNdDhOh8
訂正です、5行目
×「いやそれは違うからあってでやってくれ」
○「いやそれは違うからあっちでやってくれ」
181:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 06:15:27 mZoceeKZ
あらら、荒れる元になって申し訳ないです
でも最後までちゃんと書きます
それと一応言っておかなくてはならない事として
レス内容に影響されての、書く予定だった内容の変更は有りません
182:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 06:34:16 LD8Pw7rp
肯定レスと弾の灯の書き込み時刻があまりにも近すぎる件。
で、性懲りもなく直に投下し続け、嫌がっている読者側にわざわざ手間をかけさせるわけだ。
随分偉い作家様ですね。
もうどうでもいい、ここは妹ネタならなんでもありなんだし、
強姦だろうと監禁だろうと四肢切断だろうと脳髄直食いだろうとどうぞ勝手にやって下さい。
読者には止める術も新天地も最早ない、甘んじてグロ描写を受け入れるしかございませんし。
183: ◆DvBI45asCU
06/08/19 06:55:24 YBoWIfX4
>>181
荒れる元になっているというのなら、もう少し対応を考えてほしかったです。あなたがここに直に投下すると決めたなら、
それに対して文句言うつもりはありませんけど。
>>182
読者にかける手間ってのは、どんなのですか?読みたくない作品のレスを飛ばして読むこと?
専ブラを導入して、読みたくないレスのIDかコテでもNG登録すれば済む程度のことだと思いますけど。
専ブラ導入すること自体が手間だと思うなら、そもそも半虹なんかに来るな、って話になりそうですけど。
作家が偉いとは思いませんが、あなたの言い方だと、単に個人を叩いているだけに聞こえますよ。少なくとも、俺には。
184:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 07:19:07 LD8Pw7rp
>>183
荒らし書き込みをするような奴は専ブラも導入しないDQNだって言いたいんですね。
DQNでどうもすみませんねえ。
専ブラぐらい入れてますよ、ただわざわざNGワードに登録するのが手間ではないとおっしゃりますか。
鬼畜小説もその痕跡も嫌でねえ、いかに感想レスの中から鬼畜小説に対する物を選り分けるか、
それがどれだけ手間のかかる作業か、あなたには理解する気もないようで。
個人叩きともおっしゃってますが、現状鬼畜グロ小説を書いているのは特定個人しかいませんし、仕方がないんじゃありませんか?
185: ◆DvBI45asCU
06/08/19 07:37:46 YBoWIfX4
>>184
専ブラ入れてるなら、NG登録で事済むでしょう。レスの痕跡を残したくないのなら、今の章が始まる前に注意することは
できたはず。このスレを見たのが今の章が始まってからなら、既に話は書き始められてると割り切るしか無いのでは?
そこまで自分の嫌いなレスを選り分ける手間は、理解する気が無いんじゃなくて、理解できないんです。
そこまで潔癖になって、どうするのかと。弾の灯氏にも叩かれる要素は十分にあるので、理に適った叩きなら、
好きなだけどうぞ。あなたの言い方からは「作家は読者の要望に応えるべきで、作家は読者の都合に合わせるべき」と
言っているように聞こえるのが引っかかります。
これ以上俺が何か言っても荒れるだけだと思うので、書き込まないことにします。あなたからすれば、ただの逃げでしょうけど。
186:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/19 07:53:42 LD8Pw7rp
>>185
鬼畜グロ小説が始まるのを阻止するために、毎日毎日寝る間も惜しんで2ちゃんねるを閲覧しろとでも?
なんというか、いかにもお暇な方の考え方ですね。まことに羨ましいことで。
ところで、私から逃げと糾弾するつもりは全くありませんよ。その言葉を出したあなたがわざわざご自身を責めていらっしゃるのでは?
187:『鬼畜兄とッョィ妹』弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 09:52:06 mZoceeKZ
・・・深夜 如月家
軒先を叩く水滴の音に雨の到来を感じながら、沙耶はそっとベットを抜け出した
ようやく果てて寝息を立てる和哉にシーツを掛け、エアコンの温度を控えめに設定すると
乱れた衣服を直しながらトレイに乗った食器を片付けにキッチンに向かう
和美「おつかれさん」
沙耶「あ・・、お姉さん」
リビングで煙草を吸っていた和美は徐に立ち上がると、沙耶からトレイを引っ掴む
和美「わたしがやっとくから、早くシャワー行ってきな」
沙耶「すみません、お姉さん・・」
手をひらひらさせながら『早く行っといで』のジェスチャーをする和美に軽く頭を下げて
沙耶はシャワーを浴びにバスルームに向かう
188:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 09:54:59 mZoceeKZ
<<ザアアァ―‐>>
乳房や首筋に刻み付けられた痣を愛しそうに撫でながら
汗と唾液と精液に塗れた身体を洗い流してゆく
沙耶『今日も前戯が長かったな・・・』
和哉の鳩尾の所が赤く腫れ上がっていた事が気になったが
普段より念入りに愛撫された事で自然と微笑みがこぼれる
バスルームの小窓から見える空は厚い雨雲に覆われ
街頭の明かりに反射する軌跡に、雨が本降りになって来た事を知る
沙耶『和哉さん・・・ また荒れるかも・・』
”あの日”以来、雨の日の和哉はすこぶる機嫌が悪くなる事に、沙耶は沈痛な想いを抱く
189:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 09:57:09 mZoceeKZ
・・・翌日
沙耶「行ってきます」
和美「あい、いってらっさい」
雨は上がっているものの、どんよりとした曇り空
沙耶は小さい折畳み傘を鞄入れて、通学路のバス停に向かう
沙耶『和哉さん・・ 部屋に篭ったまま出てこなかったな・・・』
何時も通り朝食を持って和哉の部屋に向かったが、鍵が掛けられていて呼び掛けても返事はなく
部屋に入れてもらえなかった ・・・雨の日は時々そういう事がある 逆に部屋に入るなり乱暴にされる事もある
バス停に着くと、何時もより並んでいる利用客が多かった
天候が不安定な為、普段ならバイクや自転車を使っている人達がバスに乗り換えたのだろう
190:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 09:59:28 mZoceeKZ
・・・バスの中はやはり普段よりも混んでいて、さながら満員電車一歩手前!のような状態だった
人の波に押されながらどうにか吊革にしがみ付いて一息ついた沙耶は、お尻に当たる手の感触を訝しむ
<<サワサワ・・>>
沙耶「・・・?」
<<サワサワサワ・・・>>
その手は沙耶のお尻を撫で回しながら、少しづつスカートをたくし上げようと持ち上げて行く
耳元では押し殺したような息遣いで沙耶の長い黒髪の匂いを嗅ぐ鼻息が、付かず離れずして聞こえていた
肩越しに振り返ると、40〜50代のサラリーマン風の男が厭らしい視線を向けている
沙耶『この時間に痴漢に合うなんて・・・珍しい、やっぱり混んでる時は気をつけないと・・』
沙耶はそんな事を思いながら軽く溜息を付き、早く行為を終わらせようと 男の股間に手を伸ばしたその時
痴漢「いてててててっ!」
恵理子「なんしとんやっ おっさん!」
沙耶「・・!」
191:弾の灯 ◆a.2VI1eTvE
06/08/19 10:02:07 mZoceeKZ
恵理子「運転手さん痴漢やー、ちょっとそこの交番の前で止まってー」
痴漢「な、なにゆうとんねんっ わし知らんがな!」
沙耶『あ・・、和哉さんの学園の制服・・』
突然痴漢の手を捻り上げ、人ごみを押し分けて来る小柄な女の子に驚き
その女の子が和哉の通う学園の制服を着ている事に関心を持つ沙耶
恵理子「なあ、あんた大丈夫? こいつに尻触られとったやろ?」
沙耶「あ・・ はい、大丈夫です ありがとうございました」
道路沿いの交番前で一時停車するバスから、往生際悪く『わし知らんて』と騒ぐ痴漢の男と
その男の手首をがっちり極めた恵理子が降車し、沙耶もその後に続く
沙耶「あの、私は別に構いませんけど・・・」
恵理子「あかんあかんっ こういうのは現行犯やないと捕まえられへんのやから、ちゃんと警察に突き出さな」
沙耶「でも・・・、貴方にご迷惑が・・・」
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5331日前に更新/434 KB
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