【インフル】病気だって擬 ..
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2:http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1135405390/1
05/12/29 18:17:39 ULnrwRUQ

宇トド「アウッ!アウッ!」

スレリンク(mnewsplus板:1番)
URLリンク(www.toshiba-emi.co.jp)


3:名無したん(;´Д`)ハァハァ
05/12/29 19:14:37 j32MEy2I
へるぺすタン

・普段はおとなしい系
・自分が疲れた時とかに勝手に活動し始める
・天然系
・おくちとかおティンティンがだぁいすき
・すぐにグチュグチュしちゃうの


こんなかんじ?

4:名無したん(;´Д`)ハァハァ
05/12/29 20:45:14 9r1NiGN3
|д゚)ジー


5:名無したん(;´Д`)ハァハァ
05/12/29 20:59:10 0O5qFugu
|д゚)ジー

6:名無したん(;´Д`)ハァハァ
05/12/31 23:00:41 WcUmNCuB
以前にも似たスレがあった
スレリンク(ascii2d板)

今度こそ伸びてくれよ

7: 【727円】
06/01/01 02:56:32 j+IRsyjd
人がいないからage続けたほうがいい気がする。
このままじゃすぐ終わるぞ。

8:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/01 17:39:16 EEQyUTY5
インテルエンザに見えた

9:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/01 21:03:54 YzB83E9W
>>8にインフルが入っていれば…

10:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/03 23:39:07 lw7ZJJIb
クロイツフェルト・ヤコブ病は

クロタンと呼ぶかヤコタンかどっち?

11:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/04 20:46:05 0bUbaVKj
トキソプラズマ、マイコプラズマ姉妹とかどうだろう。

12:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/10 15:55:45 iCjp8uIm

俺の貧弱な脳味噌は固定概念から脱せない。
病原菌と言うと、どうしても黒か紫を主体とした
ゴスロリ、ボンテージ、ビザール、ボディスーツを着て
頭に触覚、手に槍を持ってる悪魔っ娘ぐらいしか思いつかん。

13:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/10 21:15:18 XZh3k8oe
ドロドロしてるんですよ。

14:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/16 18:07:48 akWCZ2Do

薬品をぶっかけられて
溶かされちゃうバイキンたん(*´Д`)ハァハァ

15:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/20 19:06:10 LZShjvPS
前々から思ってたんだけど
連鎖球菌ってアナルバイブに形が似てるよな。

16:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/21 19:40:36 +amnonRB
>>15
うp

17:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/21 22:33:02 A9SjssnX
鳥インフルエンザたん

18:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/21 23:32:17 oLIMAGp1
age

19:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/21 23:57:31 mcRxr2ve
不謹慎です><

20:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/22 13:50:00 X+bCHJ8X
微生物スレから誘導されてきました

21:微生物スレの90
06/01/22 16:04:27 NLP/B2EZ
いらっしゃい、こんな過疎スレで何ができるってわけでもないけど
絵師が来ればスレも伸びるとてくれると思うから・・・

とりあえず>>6に書いてある前スレのlogをどうぞ
苺1M up4857.zip

22:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/22 18:57:41 mkmJOhW+
>>21のスレで自作絵投下した者ッス。
1年ぶりに似たようなスレが立ったので、また一枚描こうと思うよ。

絵を描くのも一年ぶりだぜwwwwwww

23:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/22 22:06:40 NLP/B2EZ
ミュータンス菌の人?

24:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/22 22:11:35 mkmJOhW+
>>23
そそ。もう描き始めてるけど、今回はエロ無しね。
平日描くの無理だから、1週間ほど待ってくれ。

25:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/22 23:05:36 X+bCHJ8X
それまでホッシュしながら待ってます^^

26:22
06/01/23 01:24:01 Zs9t5/2Z
苺1の4874
とりあえず、ラフのラフ。こんな感じになりそーです。
絵の一枚も無いスレってのも寂しいので、上げてみました。続きは来週。

27:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/23 08:57:51 h5gfxdOv
>>22
期待して待ってます

微生物スレから来た人は絵を描ける人なの?
向こうのスレでそんな感じの事を匂わせてたけど・・・

28:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/23 23:05:56 xj9jBYXa
誘導されてきた人です。
いいインスピレーション沸いたら描かせてもらいます^−^

29:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/26 11:01:22 7U0RPUaC
とりあえず、スレタイにも書いてある
インフルエンザウィルスを擬人化するのはどうだろうか?


有名なのは、なんといっても香港A型・B型姉妹
A型たんは几帳面で奥ゆかしい撫子系
B型たんは大雑把で開けっぴろげな性格
色違いのチャイナボンテージを着ていて、冬になると人間を襲いまくる。

そして最近、有名になった鳥インフルエンザたん
彼女自身は優しい少女で鳥と遊びたいと思っている
でも、近づくと鳥達がパタパタ死んじゃうので、それを悩んでいる


ありがちかな…

30:22
06/01/27 00:30:47 fUxtrx3F
スレタイが「細菌を擬人化」ならもうちょっとスレ伸びるのかな、とか思ってみたり。
神職人がぞくぞく光臨してる微生物スレが羨ましいぜ。(*´Д`)ハァハァ

31:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/27 08:12:50 8ATLLnI8
>前々から思ってたんだけど
>連鎖球菌ってアナルバイブに形が似てるよな。


32:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/27 08:18:56 8ATLLnI8
↑スマン投下ミス

>前々から思ってたんだけど
>連鎖球菌ってアナルバイブに形が似てるよな。

これ? なんか触手っぽい
URLリンク(www.shimadzu.co.jp)

こっちはアナルボールに見える
URLリンク(microota.nutr.med.tokushima-u.ac.jp)

これも参考になるかも
URLリンク(nomura-milk.co.jp)

33:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/29 05:11:03 BG0wbREA
熱が出てオナニーできないから
病原体が人型に具現化して性欲処理してくれるようなのを希望

34:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/29 08:29:22 4U4r72cg

悪意を持って処理してるのか
善意で処理してくれてるのか・・・
そこが一番の問題だ。

35:22
06/01/29 22:24:48 /QBwQkeO
すまん、インフルエンザにヤられ中。
描く気力なし。もうちょっと待ってくれorz

36:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/30 02:25:28 DZsO+zec
さっそく22はヤられてるのか。
これで22は己の体験をもとに…

37:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/01/30 07:41:38 UnM57nin
夜な夜なヤられまくって風邪が悪化する22。


38:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/02 10:44:34 ENkF4dos
人の居ないスレだ

39:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/03 22:30:49 UNQ+/nDJ
最近流行の歯周病菌の擬人化なんてどうだろう
虫歯菌と歯周病菌がタッグを組んで、
上下から同時に責めてくるの

40:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/04 01:25:24 yhI4WGt8
B肝とかは、ウイルス自体に肝細胞を破壊する力はないけど
ウイルスが肝細胞に入り込み、その細胞が免疫のために破壊されるために肝炎が起こる…

策士B肝ウイルス。
…エロには結びつきそうもないか。

41:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/04 15:54:55 cQwz/zes

B型肝炎ってそんな風にして起きるんだな、
背中に照準が描いてある女スパイを連想したよ。

42:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/06 21:55:23 tuii8tqg
22はインフルたんを手なずけたのか?

43:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/09 22:08:49 4J46FlaO
誰も居ない・・・

44:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/09 22:10:01 GI23keVl
アトピーたん萌え


45:22
06/02/10 03:33:41 5KMlZ46+
すまん。無期限延期にさせてくれ。

朝仕事に行って、今の時間帯に帰ってくるのが毎日続いてちゃ、絵はとてもじゃないが描けんorz
IT業界は本当に地獄だぜ!フゥハハハー

46:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/13 08:13:06 1r4XQcjE
IT土方

47:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/02/25 08:28:37 kyKuunrN
スピロヘータたん萌え。
あまりにも可愛すぎて、皆が集まってスピロヘータたんを犯すの。
そして後日、皆が梅毒にかかってるの。

輪姦・乱交は倫理的にも衛生的にもよくないからやめようね(・∀・)!!

48:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/10 07:14:51 E7q/3kkz
やっぱり虫歯たんは疼きっぱなしなんだろうか

49:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/10 20:09:02 i2Dwf2wS
エボラたん
ぺストたん
赤痢たん
マラニアたん
結核たん
はしかたん

有名な病気あげたけどエボラ出血熱の出血が止まらない事からなんかスペックが出ないものか?

50:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/10 20:48:02 8R62cZ4E
>>49
マラニア→マラリアな

生理状態しか思い付かん>出血

51:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/10 20:53:16 VnLnNtDV
熱血少女とか

52:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/11 01:45:48 2V6y711M
風疹。妊娠してる人を犯せば、その胎内に入り込みその子供まで犯していくという…
ってそのまんまだった。

医学生とか医者の仲間いませんか?
自分まだまだ未熟な医学生なんで全然ダメだ。

53:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/15 03:55:08 8V4lUkux
1類感染症の

●エボラ出血熱
●クリミア・コンゴ出血熱
●ペスト
●マールブルグ熱 
●ラッサ熱 
●重症急性呼吸器症候群(SARS)
●マールブルグ熱

でユニット

54:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/26 20:29:48 8EtV0fSw
ここでひとつ豆知識
エイズというウィルスがあるが、
実はあれ、非常に弱い菌なのだ
つーわけで
病弱というイメージがあるのである

55:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/28 13:22:28 60tqG+yE
>>54
ウィルスは菌じゃないしエイズというウィルスもない。
正確にはHIV。エイズは症候群。

56:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/03/32 17:33:27 Psyx8t78
ヤクルトにより生きて腸に届いた1億の善玉菌に弄ばれるピロリ菌たん。

57:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/05 16:53:18 QH7+VcYF
hosyu

58:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/14 02:11:28 Nf5cPhIX
ウィルスと病状って名称違うんだってな
BSEやヤコブ病も病状であって、まだ原因は謎なんだろ
プリオン仮説が出てるけど

59:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/28 07:08:11 SG0qtNM2
人いねえなぁ…

もう、いっその事「病気」を擬人化しちゃえばいいんじゃない?
エイズやらペストやら、取っ付きにくいものを擬人化しようと
するからいけないのであって…

60:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/28 21:50:58 /xCJFHNi
前スレでも言及されてたネタだけど、潰れたエロゲメーカーのサイトに転がってたネタ。

URLリンク(web.archive.org)
URLリンク(web.archive.org)

このネタを膨らませて同人エロゲが出来ないだろうかと妄想してみる。

61:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/29 06:37:40 eJJkJPwZ
ミクロの決死圏ネタだな

昔、クリック・メディックなんてゲームがあったな
あれの病原菌を擬人化したらこんなのになりそうだ

62:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/04/29 23:01:38 glhg/8mE
URLリンク(www.liar.co.jp)

63:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/05/12 20:28:41 wIZup5tI
バイキン保守

64:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/05/18 19:15:15 +fjzwnBE
保守

65:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/05/27 19:51:44 1Mb4r7kC
保守

66:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/06/04 08:05:36 dh4/5jqH
保守

67:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/06/13 21:48:28 NQM1oSaE
保守

68:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/06/20 20:24:08 Mtaj6A7l
スレの延命の為にも…既出貼り
URLリンク(rainbow.sakuratan.com)

69:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/06/28 15:51:49 6DykpzyS
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお

70:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/13 01:45:30 YR0261Pz
ダメ絵投下。もうネタねーよ助けて
URLリンク(sund1.sakura.ne.jp)
大抵の病気って微生物スレよろしくな気がする

71:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/16 01:12:35 YJF4d79d
上の画像再うp。痛いぜ俺
URLリンク(sainevil.client.jp)
ガンガレこのスレ。ネタくれ

72:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/16 03:30:07 eaIXeV+2
プール熱

73:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/21 14:38:12 Nsw3YmGv
保守

74:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/22 10:57:06 dvdPFZ8O
画力も機材も無い俺が、恥を忍んでうp

URLリンク(vista.xii.jp)

75:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/22 11:54:40 HdkBe3vG
O-157

      ,.‐´   `‐、   
     ,i´     ヽ  
    i (●) (●) i  
   ,i'i          ,i'i, 
  ,i'  'i, ヽ二フ ,i' i, かもしてころすぞ。>>1-74
 i'   ,i'ゝ__,ノ   ,i
 i,   ,i'  ,i   ,i   ,i'
  i, ,i'  ,i  i,   ,i
  ;i,   i   i,  ,i
  ,i'i,  i    'i,i'
 ,i'  'i,  i    i'i,
,i'   'i, i   i 'i,

76:fisianasan
06/07/30 19:47:44 2dfZ0b16
ファイル test.html を作成できません

77:fisianasan
06/07/30 23:44:57 T+TOwwpR
'Count' の設定に失敗しました

78:fisianasan
06/07/31 00:05:37 tDWaHfDL
Access violation at address 0049BED4 in module '7月分のアレ詰め合わせ.exe'. Read of address 00000014

79:fisianasan
06/07/31 00:16:12 l67LF3CZ
'Count' の設定に失敗しました

80:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/07/31 23:19:11 ZlimNYcy
病気スレだけあって、ウイルスの書き込みが多いですね

81:p92d98f.sitmnt01.ap.so-net.ne.jp
06/08/01 19:57:02 4y71nPp/
【コンピュータ名】YOUR-N81S9QJHQA
【ユーザ名】中浦和の星(三宮宙泰)
【回数】148 回目
【今こんな事やってます】URLリンク(v.isp.2ch.net)

82:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/07 00:08:47 xW9ZEbk/
>>75
ここでこいつに会えると思ってなかった。

83:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/25 23:48:23 usHf29HR
キンタマ、山田、その他の亜種を擬人化してぶっ飛ばす

84:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/08/29 17:01:18 UW0CnK8r
保守age

85:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/09/25 10:50:03 lHLZflWu

乳酸菌タンが宇宙へ…
URLリンク(www.himawarimilk.co.jp)

86:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/10/03 20:53:12 rUTLd1dO
ええい授業でやったところだが
おしっこの近い尿崩症タンはどうだ

87:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/10/15 23:36:05 arDcqgb1


88:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/11/01 20:34:14 /tvikBZg
ほっしゅ

89:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/11/22 16:19:46 wlbxX+1I
保守

90:名無したん(;´Д`)ハァハァ
06/12/19 15:22:58 9tY6c8Fc
ノロウイルスの擬人化まーだぁ?

91:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/07 22:08:44 yQY6Wjbs
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

92:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/07 22:09:54 jOpYjYEV
>>91
腸炎ビブリオ?

とにかくカワユスwww

93:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/12 16:15:03 9uhhNwmq
ところで擬人化された病気が女の子の体の中で暴れ回って
女の子が苦しんでいるシチュが全く出て来ないのは何故だろう。

94:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/12 20:14:10 6j6T/9Ns
親菌「フフフッ……どう?苦しいでしょ?」
女患「あぅ……ふあぁ…ハァハァハァハァ…」
親菌「いっぱい蝕んであげるからね(舌キス)」
女患「あぁっ!?くぅ…あうぁあ!!」
親菌「私の分身が身体の中に入ったわよ…もう逃げられないわ!」
女患「熱い……熱いィィ……!」


95:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/12 20:17:24 6j6T/9Ns
【体内】

子菌「クスクスッ!ママ(親菌)の言ったとおり!凄く身体が弱ってる!」
免疫(女患と同じ姿)
   「ご主人様をいじめないで!」
子菌「ダメッ!あんたも宿主も蝕んでやるっ!行け〜!雑菌達(触手・スライムなど)〜っ!」
免疫「やっ…いやっ!…ご、ご主人様…ご主人様ぁ…」
子菌「アハハハハ!」

親菌「フフフフフッ…」
女患「苦しい…苦しいよぉ…」

こんな感じか?

96:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/13 18:18:36 RJc5fwQf
>>94-95
いいね、続きキボン

97:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/13 22:45:16 UtVt9fAs
乳酸菌は自動的にビジュアルが銀様となるのでしょうか

98:94
07/01/14 07:37:53 yEK3d9tP
「おばかさぁん」とか言いながら腸を守ってくれるのか。
ツンデレだな、乳酸菌は。

>>96
期待されてる…今週は忙しいから、とりあえず待ってくれ。

99:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/22 18:50:59 bPEqz+Fw
保守

100:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/27 07:11:28 KaTGmTRT
病気はデブサのイメージが・・・

101:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/01/27 17:34:51 6lW2niPx
というイメージを覆して超絶美人、とか。

102:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/02 09:37:14 JlxQ4dkS
キモブサウイルスが免疫娘を凌辱とか

103:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/04 17:16:15 c8AXiqeH
>>102
後のAIDSである。

104:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/09 17:48:44 mmPtVVSn
 

105:94
07/02/19 20:49:05 wVpKt4tY
やっとアク禁が解除された!
とりあえず作品書いてみたけど、続きが思いつかんかったから別物にしてしまった。
それでも良かったら貼っていいかい?

106:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/19 21:00:12 RoeN8bIl
>>105
問題ないと思うよ


107:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/20 10:17:41 Xn0fsITR
>>105
是非

108:94
07/02/20 17:03:54 o5Rdq6B5
地下鉄駅から外に出ると、暗い空から雨粒が落ちてきていた。
大学に行く前に見た天気予報では降水確率はそう高くなかったのだが、
いつの間に出来たのか大きな水溜りが路上に点々としていた。
あんな物、信じなければよかった。いっそのこと雪にでも変わってくれれば、まだ救いがあるのに。
寒空から降りしきる大粒の雫は冬の寒さを更に際立たせ、吐く息を白くさせる。
ここにいて雨が止むわけでもない。意を決し、一つ身震いをしてから自宅への帰路を歩み出した。

アパートに着いた時には、服も髪もずぶ濡れになっていた。
できるだけ雨が避けられるように道を選んで帰ってきたのだが、努力は無駄に終わったようだ。
家の鍵を探すため鞄に触れると端から水が滴っていた。鍵が見当たらない。
鍵探しに苦心していると、どこに出かけていたのか隣に住む住人が背中越しに
カバンの中身を覗き込み、傘を振ってから部屋に入っていった。
鍵はたっぷりと水を吸った参考書の下に転がっていた。これからは財布の中に鍵を入れておこう。

109:94
07/02/20 17:06:54 o5Rdq6B5
「駄目だ、風邪ひいちまう。」

ストーブの前で鼻を垂らし、残り数ミリも残っていない灯油の残量を目にして言葉を漏らした。
今日が金曜日だったのは不幸中の幸いか。熱を出しても二日はなんとかなる。
気象庁め。当たりもしない適当な予報を電波に乗せて。当てられないなら予報を出すな。
寒さは確実に体力を消耗させていき、ゾクゾクと寒気が背中を撫で上げた。

「これはいよいよもって危ないぞ。」
「そうね、あなたは風邪をひく。」

……幻聴じゃない……今、確かに女の声が聞こえた。後ろに誰かがいる!
強盗か、はたまたオカルトの類か。気配が音も無く近づいて来ている。
寒いなんて話はどうでもよくなった。今は、この状況をどうするかだ。
声から察するに多分、相手は女だ。幽霊でもない限り接近戦に持ち込めば勝機はある。
凶器を持ってたとしても、押し倒してしまえばこっちのものだ。ここは奇襲するしかない!
気配は今、真後ろに立った。

110:94
07/02/20 17:12:45 o5Rdq6B5
「うわあああああっ!」
「キャッ!」

動きが止まった瞬間を狙って気配に勢いを付けて飛びつく。さわれる。よかった、幽霊じゃない!
暴れる女を強引に押し倒し、なお抵抗する女の腕を力任せに押さえつけた。
高校生ぐらいだろうか?想像より若い娘は、だいぶうろたえているようだ。
黒い瞳が驚きの眼差しでこちらを見続けている。

「そんな…私が見えるの!?」
「えっ?」

何を言ってるんだ、この娘は。もしかして基地外か?そんなことを考えた一瞬の隙だった。
娘が右足を思いっきり蹴り上げ、その足はこちらの股間に見事命中した。完全に不意を突かれた。
娘が放った金的は腕の力を奪い、束縛から逃れた彼女は、
こちらが悶絶する様を見つめながら壁際へと後ずさって行く。

111:94
07/02/20 17:15:15 o5Rdq6B5
「なんで?なんで私が見えるの?なんでさわれるの?」
「何、言ってるんだお前は…。」
「だって、おかしいじゃない!人間が病魔に触れるだなんて!」
「びょ、病魔?」
「…どうしよう…そ、そうか、無視して感染しちゃえばいいんだ!
 相手が変な人間なのは嫌だけど、早く仕事を終わらせて仲間を増やさなくちゃ!」

駄目だこいつ。完全に基地外だ。家宅侵入の上に、言うことが支離滅裂だ。
こんな奴にからまれて、やっぱり今日は運が無い。きっと厄日なんだ。そうに違いない。
遂に目までおかしくなってきたか。基地外娘の周りが歪んで見える。ほら、娘の体が光に包まれて…?

幻覚ではなかった。彼女は本当に光の中にいた。
部屋中の空気が光に吸い込まれていく様な感覚が皮膚を通して伝わってくる。
いや、実際そうなのかもしれない。徐々に光が大きく、黒く変化していく様は、
空気中の何か不純な物を吸収し、膨れ上がっているように感じた。
そう、例えば……病原菌…とか。

112:94
07/02/20 17:20:53 o5Rdq6B5
突如として空気が移動しているような感覚が止んだ。
白光は今や黒い塊となり、渦巻き、中にいるであろう娘の姿は確認できなくなっている。
次第にその黒い塊は小さくなり始め、中心から徐々に娘が姿を現してきた。

ふたたび現れた彼女の姿は、光に包まれる前のそれとは大きく変化していた。
首から足まで全身を包み込む黒のボディスーツ。
黒かった長髪と瞳は、鮮やかな紫へと色を変えている。
そして、頭と尻から生えたスペード型の触覚と尻尾!
子供向けの教育絵本に出てくるバイキンじゃないのか。今の彼女の姿は正しくそれである。

「……えっ!?」
「さあ…覚悟してね。」

紫の瞳が、まっすぐにこちらの眼を見つめてる。
さっきまでのうろたえた眼はどこへ行っってしまったのか。
今そこにあるのはサディスティックな。それこそ獲物を弄ぶ様な、絶対優位者の眼だった。

113:94
07/02/20 17:26:36 o5Rdq6B5
背中に寒気が走る。寒さから来る悪寒か。それとも、この娘の瞳の所為なのか。
立ち上がることが出来ない。頭の中身がハンマーで殴られた様に揺れている。
まるで…風邪をひいた時みたいじゃないか。こいつ、本当に風邪の…。

「立てないんでしょ。頭もグルグル回ってるよね。」
「お前、まさか本当に…。」

ゆっくり、ゆっくりと娘がこちらに向かってくる。全身から滲み出る威圧感。
突き刺る冷たい視線。抵抗する力が出ない。目が逸らせない。加速する脈拍。
もはや後ずさることしか出来なかった。

「諦めなよ。寒さで弱った身体じゃ、私から逃げられないよ。」

気づけば台所に追い詰められていた。こんな狭い所じゃ逃げられない。
獲物を追い詰め、満足そうな眼で見下ろす病魔。意識が朦朧としてくる。
背中が背の低い冷蔵庫にぶつかった。もはや隠れる場所すら無い。

114:94
07/02/20 17:29:00 o5Rdq6B5
……冷蔵庫?

……あっ!アレがある!
そう、確かあれは冷蔵庫の扉ポケット。大学のレポート対策用に買っておいた筈だ。
もし、こいつが本当に風邪菌ならアレが効かない筈が無い!
震える手で冷蔵庫を開けると、そこには鈍く輝く茶色の小瓶が!

「あった!ユ○ケル黄帝液!」
「えっ、栄養剤!?や、やだ!やめなさいよ!」

やめるかバカ。
黄色い蓋に力を込めて、グルリと一回転。キリリッという心地良い音が台所内に響き渡った。
あの、なんとも呈し難い独特の香りが茶色の瓶の飲み口から上がってくる。
これを飲んでどうなるのかわからないが、この娘のうろたえ様を見ると悪い方には転がらないだろう。
それこそ某CMのファイト一発っぷりを凌駕する勢いで、瓶を口に近づけた。
お願いだ。状況を好転させてくれ!

115:94
07/02/20 17:31:45 o5Rdq6B5
「あっ、ああぁーーーっ!」
「きゅぅ〜〜〜〜っ、ぷはっ。」
「の、飲んだ…飲んじゃった…一滴残らず!」
「へへへ…ざまあ…みろ…。」

…遅かったみたいだ…意識が遠のく…。風邪菌娘が落ちた瓶を握り絞めてこっちを見てる…。
なんだ…結構、可愛い顔してる…じゃないか…こい…つ……。

… … …

気がつくと空に月が昇っていた。
雨はいつのまにか止み、ベランダの手すりに雨水が光っていた。
意識が定まらない頭で居間に大の字で仰向けになり、さっきまでのことを思い出す。蛍光灯がまぶしい。
台所で風邪菌娘と死闘を繰り広げていた…ような気がするが、そんな形跡は何処にも無い。
夢だったんだ、きっと。病魔だかなんだか知らないが、そんな奴が居るわけないだろう。

116:94
07/02/20 17:34:42 o5Rdq6B5
「とんでもない悪夢だった…。」
「夢じゃないっ!」
「うわあああぁ!!」

蛍光灯の明かりを遮って、あの風邪菌娘が顔を覗かせた。
こ、こいつ、本当に居やがったのか!クソッ、往生際の悪い奴め。
倒れてる間に出て行けばよかったのに、なんでまだ家の中に居るんだ!

「あんたが栄養剤で抵抗力つけたから、感染失敗しちゃったじゃないの!
 どうしてくれるのよ。媒体が無いと増殖できないじゃないの!」
「知るかそんなこと。他の奴にでも感染しろよ。」
「嫌よ!なんか、尻尾を巻いて逃げるみたいじゃない!」
「逃げろよ。実際、尻尾も持ってるじゃないか。」
「!!…ゆ、許せない!絶対、あんたに感染してやる!」

117:94
07/02/20 17:36:57 o5Rdq6B5
しまった。火に油を注いだか。

「風邪の病魔はしつこいのよ!あんたなんて、私の培養槽になればいいのよ!」
「うるさい!出てけ!」
「イヤッ!居座ってやる!」
「俺の座布団に座るな!風邪菌の癖に炬燵に入るんじゃない!」
「ふんだ!この座布団を私の物にしてやる!」
「うわっ、なんだその黒い塊!何してるんだやめろ!」
「ふん、もう、この座布団は私の菌で一杯よ!座ったら風邪ひくわよ?」
「冗談じゃない!やめろ、尻尾を振って勝ち誇るな!」

こうして、自称風邪の病魔に付きまとわれることになってしまった。
こいつ、本当に感染するまで居座るつもりだろうか。ああ、駄目だ…頭が痛くなってきた…。

118:94
07/02/20 17:38:07 o5Rdq6B5
とりあえず、こんなもんでいい?

119:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/20 17:41:38 8cwRGtaV
>>118
オケおけ キャラ的にはただのアデノウイルスとかその辺でいい?

120:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/20 21:31:23 snVNie6k
なにこの良スレ

121:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/21 00:48:51 PciUTYsF
>>94
goodjob

病気って物凄くマイナスイメージあるから萌え擬人化するのは大変だな。

122:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/21 17:42:08 fS+qbjPK
漫画の神様も結核菌を萌え擬人化してんだぜ。しかも菌と人間のラブロマンス。
魔物娘スレでも言われてたけど、ほんと節操の無い神様だな。良い意味で。

123:94
07/02/21 18:21:07 o+vVLinK
>>119
菌の名前とか特徴がわからないから病気の擬人化。
スレタイも病気の擬人化だし。

>>122
38度線の怪物だっけ?


好評だから出来てる分だけ続き貼り付けるよ。
これ以降は、もう少し待ってくれ。

124:94
07/02/21 18:23:01 o+vVLinK
風邪菌娘が家に居座ってから丸一日。未だにこいつとの攻防は続いていた。
奴はベッドでも菌を培養し始めて、それ以来ベットは占拠され昨夜は床で寝ることになった。

こいつが居座ってからの間、一秒も気を抜くことが出来なかった。
隙が出来ると、こいつは色々な手段で身体を弱らせようとしてくる。
この一日だけでも、ベッドを奪われ、ベランダに締め出され、
背中に氷を放り込まれ、灯油を捨てられ、風呂に水を張られ…。
あぁ、今も炊飯器の中に自分の菌を放り込もうとしてる。

「やめろ。お百姓様に失礼だろうが。」
「放せー!こうすれば、確実に体内に入るでしょ!」
「駄目だ。お前、農家の人に申し訳ないと思わないのか?」
「うっ、う〜…。」

振り回していた腕の動きが止まり、炊飯器から離れた彼女は不機嫌そうにベットに腰掛けた。
変なところで良心が働いているらしい。枕を抱きしめながらこちらを睨む姿が妙に笑えてしまう。

125:94
07/02/21 18:24:40 o+vVLinK
…この娘は本当に病魔なのだろうか?確かに、目の前で突然姿を変えたり、
変身した後の瞳に見据えられると頭がグラグラしたり…思い当たる点は沢山ある。
でも見た目は普通の女の子だ。人間離れした行動を取ってはいるが、やっぱり人間臭い。
そんな部分が、彼女を病魔という印象から遠ざけているのだろう。

「あんたが風邪をひけば万事解決するの!感染させてよ!」

風邪菌娘は口を開くと悪態ばかりついていた。
昨日から一晩中「感染させろ」「出ていけ」の押問答ばかりを繰り返している。
病魔というからには、人間にまとわりついて病気にするのが役目なのだろう。
娘は職務を忠実に果たしている。しかし、人間側としては易々と感染されるわけにはいかない。
そして、そこに衝突が起きる。至極当然のことだが、ずっと口喧嘩しているのも正直、疲れてきた。
彼女は疲れないのだろうか?娘は親の敵でも見るような眼つきで睨み続けるばかりだった。

126:94
07/02/21 18:26:01 o+vVLinK
このまま膠着状態を続けるのは精神衛生上、良くない。
互いに理解しあう必要がある。まだ彼女の名前すら聞いてないじゃないか。
そうだとも「お前」「あんた」で呼び合っていて、良い関係を築けるはずがない。
まずは、ここから改善すべきだ。そう、この風邪菌娘に快く退室してもらうために!

「なぁ、その『あんた』って言うのやめてくれないか?」
「あんたは私の獲物でしょ?獲物に名前なんて必要ないじゃない。」

ひ、一蹴りされた…こいつ…人が下手に出てやれば!
いかん、ここで怒ったりしたら全てが台無しだ。また口喧嘩の押問答が始まってしまう。
あくまでも穏便に、紳士的に接しなければ。相手が病魔だとしても、誠意は伝わる筈だ。

127:94
07/02/21 18:26:45 o+vVLinK
「……じゃあ、お前の名前は何て言うんだ?教えてくれよ。」
「名前なんて無いわよ。」
「名前が無い?」
「私は病魔だもん。同じ兄弟姉妹が何億、何兆の単位でいるから一人一人に名前なんて付けない。
 もっとも、名前があったとしても獲物のあんたには教えないけど。」
「ふーん、名前が無いのか、お前。」
「病の世界ではそれが普通なの。」

なるほどね。病原菌だから仲間が多いのは当たり前か。
だからと言って、ここで食い下がるわけにはいかない。
初めて作れたコミュニケーションの場だ。折角のチャンスを離してなるものか。

128:94
07/02/21 18:28:20 o+vVLinK
「じゃあ、名前を考えないとな。」
「いらないわよそんなの。人間って名前が無いと意思の疎通も出来ないの?」
「そう言うなって。そうだな…風子…なんてどうだ?」
「うわ、安直…オリジナリティーの欠片も無いのね。やっぱり名前なんていらない。」

…どこまでも可愛くない奴め。一度、人類の本気を見せ付けてやろうか?
そうだな…栄養剤であそこまでビビったんだ…アルコールでもかけてやれば……。

………今、とんでもない想像が頭の中に広がった。
アルコールをかけられた娘が、悲鳴をあげながらドロドロに溶け始めて…。
駄目だ!それは駄目だ!未知との遭遇で済む事が、インディペンデンス・デイになってしまう!
そ、そうだ、紳士的にするんだった!日本人は怒らない!

129:94
07/02/21 18:30:34 o+vVLinK
「…そ、そうかな。結構、可愛いくないか?呼んでみるか?風子〜?」
「そんな名前いらないってば!」
「ツンケンするなって。なっ、風子。」
「うるさ〜い!私は風邪の病魔なの!名前なんて無いのよ!」
「だから風子って名前を付けたんだろ。名前が無いと不便だろ?」
「なんで私が、人間『ごとき』に名前を付けられなきゃいけないのよ!」


              ……限界。


その後、一時間に渡って人類の威厳を賭けた口論が続いた。
アルコールこそ出さなかったものの、その怒声はアパート住人の反感を買うこととなった。
風邪菌娘はこっちを睨みっぱなしだ……もう許してくれ。

130:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/21 23:54:31 fS+qbjPK
>>94
続きモツカレ。

俺もSS書いてみようかな。物語なんて書いたこと無いけど。

131:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/21 23:57:54 sq8C0hFj
>>130
書け書け 書かなければ何事も始まらない
たまには自分の中にある衝動を文章にしたためてみるのも面白いぞ

132:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 03:13:27 z3Ede0kr
ただ、投稿する前に自分で
1日置いてから読んでおいたほうが良い
それと嗜好を分かってもらえるような
知り合いがいればそいつにも一度読んでもらっとけ

叩かれても良いなら 別にやる必要はないだろうけどな

133:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/22 10:51:37 sDRb0Pq2
まぁひどい叩かれ方をされてもちゃんとその中身を見極めて精進すればいいと思う

134:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/24 20:00:53 9bEv2hY4
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

二年以上逃げたら負けかなと思ってる。
てかこのスレまだあったのか。。

135:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/24 20:19:18 2GWEL91I
>>134
ピロリ菌?

136:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/24 22:15:17 9bEv2hY4
乗り物はピロリ菌を意識。その他設定無し。
元々菌に顔は無かったが、顔を描いただけでグッと良くなった。擬人化恐るべし。

137:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/24 22:44:10 2GWEL91I
>>136
やはりそうか トン

138:94
07/02/25 21:15:39 H9n95EX6
風邪菌娘が来てから二回目の夜。
口論の末、彼女との間にある亀裂は修復不能な大きさになっていた。
対峙して壁に張り付き睨み合い続けて30分。もはや怒りの限界点だ。

この風邪菌娘、可愛い顔してるくせに酷い跳ねっ返りだ。
心底、人間を馬鹿にして自らを増やすための媒体としてしか考えていない。
人間と病原菌の間に友好関係は生まれなかった。
人類誕生以来の敵同士だ。それが当然なのかもしれない。

「待ってよ、どこ行くの。」
「出て行くんだよ。お前と一緒に居たくない。しばらく家を空けてやるから、
 頭を冷やして気が済んだら出てけ。次、帰ってきた時にまだ家に居たら…覚悟しろよ。」
「諦めないわよ。絶対に感染してやる!」

139:94
07/02/25 21:17:33 H9n95EX6
こんな啖呵を切ってみたものの、何か考えがあるわけではない。
絶対に感染してやる…か。もし、本当に彼女が出て行かなったらどうする?
いっそのこと風邪ぐらいひいてやればいいのか?
いや、やっぱり家から叩き出すのが最良の選択か?
クソッ、意地なんて張らずに別の奴に感染すればいいのに。

思慮を払うように力を込めて家のドアを開けると、隣家の住人がアパートの
階段を昇ってきていた。また、どこかに出かけていたようだ。
眼が合った。と、同時に話したことも無い隣人が口から言葉を発する。

「さっきの喧嘩、うるさかったよ。もっと静かにしてくれ。」

なんのことはない、文句を言いたかったらしい。人がイライラしている時に…。
……えっ?喧嘩がうるさかった?

140:94
07/02/25 21:19:42 H9n95EX6
「女の子と喧嘩なんてしちゃいけないよ。優しくしてあげなよ。」

なんで『女の子』と『喧嘩』をしたって知ってるんだ?
人間には、病魔を知覚できないはずじゃなかったか?
普通の人間にも病魔の声は聞こえるのか?

「あぁ、その子か。可愛い子だねぇ。」

隣人の視線を辿ると、家の中で彼女がへたり込んでいるのが見えた。
隣人との会話を聞いて事の重大さに気づき、様子を見に来たのだろう。
そう、この隣人には娘の姿が見えている!病魔である娘の姿が!

「す、すいません!以後、気をつけますんで!」
「女の子をいじめちゃ駄目だよ?わかってるの?」
「ゴメンなさい!用事があるんです!すいません!」
「おい、ちょっと…。」

141:94
07/02/25 21:20:55 H9n95EX6
隣人の声を遮り、無理やりに玄関のドアを閉める。
隣人は何かブツブツ言ってるようだが、すぐにその声も止み、
隣家のドアが閉まる音が玄関越しに聞こえてきた。
風邪菌娘から、さっきまでの威勢は消えてしまっていた。
彼女の表情は明らかに何かに困惑している。

…この風邪菌娘と初めて会った時、こいつは確かに「なんで私が見えるの?」と言った。
だから今の今まで、自分が病魔の姿を見れるようになったとばかり思っていた。
しかし、隣人は病魔である彼女の声を聞き、姿を目視することができた。
行き当たる答えは一つ。大切なことだ、彼女には酷かもしれないが聞かなければならない。

「なぁ、今まで病魔を見ることが出来るようになったと思ってたんだけど…。」
「………。」
「お前が…人間に見えるようになったんじゃないか…?」
「もう…わかんないよ…。」

142:94
07/02/25 21:21:50 H9n95EX6
それからは全く会話にならなかった。彼女は何を言っても返事をしなくなった。
相も変わらずベッドからこちらを睨みつけて、有無を言わせない姿勢を取り続けている。
だがその姿はどこか頼りない。ベッドの上の彼女の姿が酷く小さいものに見えた。

今日はもう寝よう。
照明スイッチを切り、冷たいフローリングに寝そべって体を毛布で包む。
時計が音を刻む暗い部屋の中、彼女はまだこちらを睨み続けているようだ。
……一体、どうしろっていうんだ。

143:94
07/02/25 21:28:23 H9n95EX6
第三話だよ。

>>134
ミュータンス菌の人だよね?
しばらく見ないうちに画力が上がったね。GJ。


144:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/26 04:27:35 vQIpSek0
>>94GJ!

145:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/27 00:12:57 t2BSSCSQ
>>94
画力なんて全く上がってませんぜ?
そんなことより3話目GJ。

にしても、このスレって常駐どれくらいいるんだろうか‥‥
URLリンク(kasamatusan.sakura.ne.jp)

146:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/02/28 01:45:15 KJl6Cv1l
>>145
とりあえずお気に入りに入れているから最低一人入る
でも色々と用があったり実家に帰って足りするとPCがアレなので見たり見なかったり…

147:94
07/02/28 13:31:27 AizMb0VF
俺もいるでよ。もう虫歯菌を描かないの?

148:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 23:06:01 amDav3uW
描いたよ。ベタ塗りだけど。
URLリンク(vista.crap.jp)

前の2枚も色塗ってみた。
URLリンク(vista.crap.jp)
URLリンク(vista.jeez.jp)

149:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 23:34:14 amDav3uW
スマン。張りなおし。
URLリンク(vista.jeez.jp)
URLリンク(vista.jeez.jp)
URLリンク(vista.jeez.jp)

150:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/01 23:57:36 z7jhTGEo
エイズは1日に数十数百人を相手にする肉便器キャラって感じ。
当然やった相手はエイズに感染してほぼ確実に死にます><

151:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/02 18:14:51 Gfi81CzJ
でもエイズウイルスで死ぬのではなく
エイズウイルスにより堕落し働かなくなった免疫系を尻目に
破壊活動をおこなう細菌とかウイルスにより亡くなるのであった

152:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/02 21:57:24 VMXkmSlf
要するにエイズウイルスたんは
免疫娘を美味しく頂くドSの百合娘であると

153:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/02 22:51:29 dAEg6vlD
>>149
病気のくせにやけにパステルだなw

154:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/03 08:35:10 gYXfvJiJ
>>151
そりゃ周知の事実だろうがエイズ感染者の死亡率は高い。そういうことだ。

155:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/09 14:15:54 vm85mhRo
保守

156:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/13 02:54:34 PQ6QuN7O
4枚目。どんどん手抜きになってる気もしないでもない。
URLリンク(vista.crap.jp)

157:名無したん(;´Д`)ハァハァ
07/03/13 14:37:15 a1ffYW6s
>>156
描きやすいのが一番じゃないか…

158:94
07/03/16 21:07:54 Mr0jcoqY
横になってから、どの位の時間が経ったのだろうか?
無言のまま風邪菌娘の冷たい視線を背中に受け続け、眠りにつくこともできずに
暗い部屋の壁を見つめ続けていると、時間の感覚がなくなってくる。
僅か数分間なのかすでに数時間なのか、そんなこともわからない。
規則的に刻まれる時計の音が、狂った時間感覚を更に混乱させていた。
彼女は眠らないのだろうか。いつまで睨み続けているつもりだろう?

「……うっ。」

シンと静まり返った部屋の中に、突如として小さな声が響いた。
なんだろう、風邪菌娘が嗚咽を漏らして……泣いている?
あの跳ねっ返りが泣いているのか?

顔を見たわけではないが、時折聞こえる押し殺したような嗚咽が、
状況判断に十分過ぎる確証を与えていた。間違いなく彼女は泣いている。
冷たく睨み悪態を吐いて、ひたすら嫌な奴に徹していたあの風邪菌娘が涙を流している!

159:94
07/03/16 21:09:02 Mr0jcoqY
「…ひくっ…うぅ…。」

…不安なんだろうな、無理も無い。
彼女は最大の武器である隠密性を失った状態で一人、人間の世界に放り出されてしまった。
姿が見える状態では、警戒されて人間に感染するのも難しいだろう。
もし、このまま家から叩き出されたら、行くあての無い彼女は一体どうすればいい?

良心に同情と罪悪の念が押し寄せてきた。優しさが足りなかったのではないか?
いくら病魔とはいえ、女の子を怒鳴りあげて追い出そうとするなんて。
そうはいっても、こちらとしても襲われたりしてるわけだし…。
人間に見えるようになったなんて事情も知らなかったわけだし…。
だからといって、あんな可愛い女の子が右も左もわからない世界に放り出されたら、
どうなってしまうか想像できるだろう?それこそ悪い人間に捕まりでもしたら!

「……起きてるの?」

160:94
07/03/16 21:09:45 Mr0jcoqY
突然、思考を遮って彼女が涙ぐんだ声をあげた。狸寝入りがバレたか。
良心の葛藤が体から滲み出してしまったのだろうか。
寝返りを打ち視線を上に向けると、初めて彼女の泣き顔を確認できた。
切れ長の目尻から涙をこぼし、その雫を拭おうともせずに彼女はこちらを見つめている。

「えっ、あぁ…うん。」
「マヌケでしょ?散々あんたのことを馬鹿にしてきて、その結末がこんな事になるだなんて。
 人間には見つかる、感染にも失敗する…オマケに仲間の姿も見えなくなっちゃった…。」

話す彼女の頬を涙が伝うたび、罪悪感がより一層大きくなって良心を攻め立てた。
幼少の頃から『女の子を泣かしてはいけない』と教わり続け、それを忠実に守り続けてきたつもりだ。
しかし今、自分のせいで目の前の女の子が泣いている。それが衝撃的でならない。
彼女の涙一粒一粒が心に鋭く突き刺さり、自虐的になった言葉は悲壮感を際立たせた。
何より彼女の震える肩が華奢で、小さくて、弱々しくて。
今にも崩れて無くなってしまいそうなその姿が、同情心を激しく揺さぶっていた。

161:94
07/03/16 21:10:38 Mr0jcoqY
「私なんてこの程度よ、所詮は風邪の病魔だもん!弱った人間にしか感染できない、
 栄養剤一本で簡単にやられちゃうような、人間の脅威にもなれない存在よ!」

頬を高揚させた彼女が、出会ってから一番の狼狽を見せた。
信じられない、これがあの自信満面で生意気全開の跳ねっ返り風邪菌娘か?
肩で息をして苦しそうな呼吸を整え始めた彼女の瞳が、何かを決心したような光を帯びていた。

すると突然、彼女は抱き絞めていた枕を投げ捨てベッドから立ち上がり、
頬から流れる涙を片手で拭い去って、廊下の方へと足を向け始めた。

「おい、どこ行くんだよ。」

返事は無い。だが、どこに行こうとしてるかすぐに見当が付いた。彼女は玄関へと向かっている。
家から出て行くつもりなんだ。身体を包んでいた毛布を蹴り上げ、彼女の後を追って立ち上がる。
と、その瞬間、一つの思慮が脳裏を駆け抜けた。『これでいいんじゃないのか?』

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07/03/16 21:11:14 Mr0jcoqY
彼女は風邪の病魔だ。人間を忌み嫌って馬鹿にして、こっちも散々、嫌な思いをさせられた。
数時間前には口論にまで発展して、人間と病魔はわかりあえないという結論に達したはずだ。
そして、彼女を追い出そうと決心した。丁度いいじゃないか、彼女の方から出て行ってくれるんだぞ。
厄介者がいなくなる。罵声を浴びなくて済む。風邪をひかなくて済む。元の生活に戻れる。
望んでいたことじゃないか。なんで彼女を止める必要があるんだ?
そうだとも、このまま放っておけばいい。厄介者がいなくなるんだぞ、厄介者が。

……放っておけばいいのに……なんで、こんなに彼女の事が気になるんだ?

彼女を一人にしてはいけない。助けてあげないと。一緒にいてあげないと。
そんな意思が頭から、体から、腕に、足先に行き渡り、己の全てを侭に動かしていた。
彼女の右手が玄関のドアノブにかかる。駄目だ、出て行かないでくれ!

「痛いっ!何する……えっ?」

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07/03/16 21:11:48 Mr0jcoqY
気付けば彼女の両手をドアに押し付け、立ったまま、覆いかぶさるように彼女と見つめ合っていた。
こんなに近くでこいつを見たのは初めてだ。彼女が潤んだ瞳を大きく見開いて呆然としている。
こんな必死の形相で止めに来るなんて、想定外の事だったのだろう。
彼女の頭から生えた二本の触覚だけが、顔の前でピョコピョコと動いていた。

「い、行くな。出て行くな。」

気まずさの中から捻り出した言葉が裏返る。
まるで自分が自分でないような、誰か別の人間が喋ったのではないかと思わせる声だった。
自分の意識から遠く離れた言葉。何故、そんな事を口走ったのかもわからない言葉。
彼女の涙を見て以来、心のどこかに出来たわだかまりが、自分とは別の思考を持って彼女と接しようとしていた。

164:94
07/03/16 21:12:26 Mr0jcoqY
「な、なによ…散々、出ていけって言ったのはそっちでしょ!」
「悪かったよ。困ってるんじゃないのか?行くあて無いんだろ?」
「今更なに?同情してるの?人間の同情なんていらないわよ!」
「そんなこと言ってる場合か?落ち着いて、よく考えてみろよ。」
「………。」

数瞬、彼女が動きを止めた。そして一つ深呼吸をして、今一度こちらの瞳を覗き込む。
その瞳の奥底にあるであろう本意を見出そうとするかのように、驚くほどまっすぐな視線を向けてきた。
彼女の紫色の瞳に、初めて会った時の寒気が走るようなものは無い。
そこにあるのは本当にまっすぐな、物事の本筋を素直に受け取ろうとする瞳だった。

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07/03/16 21:16:10 Mr0jcoqY
「本当に悪かったと思ってる、事情を知らなかったんだ。 もう絶対に、怒鳴ったりしないから。
 風邪をひくわけにはいかないけど、今の状態が何とかなるまで家に居ていいよ。
 解決する方法を一緒に考えよう。」
「人間の癖に。」
「本当に悪かった。」
「……病魔に謝らないでよ。」

やがて瞳から何かを感じ取ったのか、彼女は視線を床に向け眼を合わせずに口を開いた。

「…人間が怖いのよ、凄く……本当に…本当に居ていいの…?」

彼女の口から飛び出した言葉は震えていた。
肩を振るわせ口に手を当てて、搾り出すようにして放った蚊の鳴くような声。
その言葉には彼女の本音が隠れていた。怖いのよ…と。

166:94
07/03/16 21:17:11 Mr0jcoqY
獲物だ感染だと叫び続けていた彼女の言動の、根源にある物が見えたような気がする。
彼女は人間を恐れている。配慮が足りなかった、よくよく考えれば当然のことじゃないか。
人間は薬で彼女たち病魔を殺す。彼女が人間を恐れるのは当たり前だ。
その恐れが、彼女の人間に対する態度を尖らせていたのだろうか。

「安心していいよ。もう、絶対に酷い事しないから。」

言葉を聞いた彼女が顔を上げる。と、そこには、会って以来つり上がり続けていた
目尻を垂らし、眼から涙をポロポロこぼす彼女がいた。

「うぅ〜っ……人間の…癖にぃ…。」

床にペタリと座り込み泣きじゃくる彼女の涙は今までの物とは幾分、違って見えた。
不安からくる涙ではなく……いや、不安は残っているのかな。
でも、切羽詰った部分が薄れているような、今までのそれよりも柔和で、可愛げのある涙が溢れている。
それから暫く、緊張の糸が緩んだ彼女は、小さな声をあげながら泣き続けるだけだった。

167:94
07/03/16 21:18:06 Mr0jcoqY


… … …


「人間にも変わったのがいるのね。」
「んっ?」

ベットにうつ伏せになった彼女の横で、ベットの縁に寄りかかりながら言葉に耳を貸す。
思い返してみれば、彼女の方から話題を振ってくるのは初めてじゃないか。
語感もだいぶ柔らかくなってきた。少しは心を許してくれたみたいだ。
枕の下に腕を入れて横を向く彼女の頭の上で触覚が動く。その姿が実に可愛らしく、微笑ましい。
さっきまで大喧嘩をしていたのが信じられないほど、穏やかに時間が流れていた。

168:94
07/03/16 21:20:10 Mr0jcoqY
「変わった人間だなって。普通、風邪菌が家の中に居たら嫌がるものでしょ?
 実際、今さっきまで凄く嫌がってたじゃない。なんで突然、優しくしてくれるの?」
「さぁ…なんでだろうな。」
「なにそれ。やっぱり、人間ってよくわからないわ。」

何故、病魔に優しくするのか、正直なところ自分でもよくわからない。
彼女の涙を見て以来、彼女のことが妙に気になってしまう。多分、同情心がそうさせているのだろう。
彼女のことが不憫で可愛そうだから、こんなに気なるんだ。そうに決まってる。
だって、そうじゃなかったら……まるで、彼女に恋してるみたいじゃないか。

まさか。そんな筈がない。そりゃ確かに彼女は可愛いけど…人間じゃない。病魔だ。
人間では考えられないほどに鮮やかで、魅惑的な紫の瞳と髪を持っているし、
頭の上からは触覚、尻からは尻尾が生えてる。こんな人間いるわけないだろう。


169:94
07/03/16 21:21:34 Mr0jcoqY
価値観だって違う。見ろ、あの黒いボディースーツを!
あんなピッチリと体のラインが出る服を着ようなんて、普通の人間は考えない。
精々、新体操選手とストレッチマンが着るぐらいのものだ。
ほら、あんなにピッチリと豊かな胸…が……ゆ、ゆたかな……。

「ねぇ、聞いてる?」
「はいっ!?なんでしょう!!」
「?…あんたの名前を教えてって言ってるの。」
「あっ、名前ね。名前名前……えっ!?」

驚いた。人間嫌いの彼女が、人間の名前を聞いてきた。
『獲物に名前は必要ない』とかなんとか言っていた彼女が、人間の名前を聞いてきた!

170:94
07/03/16 21:22:43 Mr0jcoqY
「そんなに驚かなくても……や、やっぱりいいわ…。」
「いいよ、教えてやるよ。」
「いいの、教わらない!人間は『あんた』のままでいいわ!」
「なんだよ、また意地張って……そうだ、じゃあ、お前の事を名前で呼ぼう。風子って呼んでいいか?」
「またそれ?もう少し、センスのある名前を考えられないの?」

彼女が怪訝そうな声をあげる。やっぱり風子は、お気に召さないらしい。

「なんだよ、やっぱり風子は嫌なのか?結構、気に入ってるんだけどなぁ。」
「別に…絶対に嫌ってほどじゃ……な、何とでも呼べばいいでしょ…。」

彼女は言い終わるなり寝返りを打って、ソッポ向いてしまった。
今や彼女は、尖った耳の先端まで真っ赤にして縮こまっている。
ときおり両手で頭を抱えては、自分の触覚を撫でたり引っ張ったりして…
その手つきが妙に手馴れているのは、多分、それが彼女の癖だからだろう。


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