辻元清美「銃弾まで送りつけられてTwitterの更新をやめた私が、いま再開した本当の理由」 [きつねうどん★] at LIVEPLUS
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1:きつねうどん ★
20/09/25 06:56:45.48 CAP_USER.net
国会運営は与野党の「国会対策委員会」(国対)という、実は法的根拠のないシステムに依存していることをご存じでしょうか? 事実上、与党と最大野党の、二人の国対委員長が特別な権限を持っているのですが、いまだその実態については古い談合政治のようなイメージでしか捉えられていません。
2017年10月、史上初の野党第一党の女性国対委員長となった辻元清美議員が見てきた、官邸による「国会無力化計画」とは何だったのでしょうか。『国対委員長』(集英社新書)の著者・辻元議員に、本書の見どころを紹介してもらいながら、「ネットと政治」について、いま考えていることを明かしてもらいました。
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■最悪のタイミングで国対委員長に
4年ぶりに本を出すことになりました。タイトルは『国対委員長』です。
政治の世界にいる者からすれば「国対」は日常用語なため「そのまんますぎないか」という気がしたのですが、「いや、みんな聞いたことはあってもよく知らないですから」と背中を押してくれた編集者の藁谷浩一さんの調べによれば、おそらく書名は初出、類書もほぼ見当たらず、とのことでかえって驚きました。この仕事の実相が知られていない、いやむしろ隠されてきたのかなあと。
確かにテレビのニュースで「与野党の国対委員長が今出てきました」という中継が流れると、強面の男性ばかりで秘密を持ち合い、裏で国会を牛耳っているというイメージを持つ方もいるのでは。古き55年体制下の談合政治の温床と見る方も多いと思います。
そのドロドロした(?)国対で、野党全体を率いて自民党国対委員長とサシで交渉する役割に、こともあろうに私がつくことになったのが2017年総選挙の直後。安倍政権の勢いは最高潮、野党は希望の党の「排除騒動」を経てバラバラ、という政治的には最悪のタイミングでした。
与党はもちろん、野党第一党の国対委員長が女性というのは史上初めてということで、私の一挙手一投足が報じられるようになりました。本当に、トイレに行くにも10名くらいの記者を引き連れて行かねばならないくらい。
私の目の前の交渉相手は自民党国対でしたが、安倍官邸が様々な茶々を入れてきていたことは明白でした。私と安倍総理は「正反対の存在」として20年前から比較されてきた歴史があり、実際に予算委員会などでも誰より鋭く対峙してきたと思います。そんな相手が国会における一方の「最高権力者」になったわけですから、これはもう安倍総理としたら「この機会に潰してやろう」くらい思っていたのではないでしょうか。それくらい、就任当初の嫌がらせは酷いものでした。
■「国会17連休」と書かれた水面下で
「2年生議員たちがテレビに出たいと言っているから、野党の質問時間を削れ」と与野党の質疑時間を逆転させようとしたときには、「自民党はどうなっちゃったのかしら」とむしろ心配になりました。一昔前の自民党なら、2年生がそんなことをしようものなら先輩たちに説教されて雑巾掛けからやり直し、というのが常道だったはず。官邸のお墨付きがあったからこそ、若い議員たちも下手な芝居を打てたのでしょう。
そこまでして野党の(もしかしたら私の)存在価値を奪おうとしたのであれば、やはり安倍さんはわかっていなかった。私が国対委員長を務めた2年間、安倍総理は立法府全体を無力化しようとしていたと思います。これではむしろ物事は動かない。「安倍一強」下ですら悲願の憲法改正は1ミリも進められなかったのは、与野党を超えた立法府の矜持が掘り起こされたせいではと思います。そうした暗闘の歴史を本書に書きました。
何をやっても怒られるのが国対というお役目ですが、「国会17連休」と一部メディアに書かれたときは悔しい思いをしました。政治部の記者が、そういうときにこそ水面下で血を吐くような交渉が行なわれていることを知らないはずはないだろうし、事実、私たちが国会を止めなければ、あのとき柳瀬唯夫元首相秘書官の「記憶」が戻ることはなかったでしょう。
官邸が経済界の要求で営業職に裁量労働制を導入しようとしたときには、二階俊博幹事長を夜12時まで一歩も外に出さず国会論戦の糸口をたぐり寄せました。本書では「なぜ野党は国会を止めるのか」などの国会の舞台裏を、具体例で書かせていただきました。国会論戦をより「深く」見ていただくために、ぜひ手にとっていただければ幸いです。


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