A-10「サンダーボルトII」最新型は40有余年の時を経て「完成」の域へ [きつねうどん★] at LIVEPLUS
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1:きつねうどん ★
20/07/15 07:23:09.92 CAP_USER.net
運用開始から40年以上が経過したA-10「サンダーボルトII」ですが、もちろんそのあいだに改良されており、最新型になると初期型とはもはや別物です。そしてようやく、当初のコンセプトどおりの運用が可能になったともいえるでしょう。
まだまだ飛ぶよ! A-10「サンダーボルトII」最新版はC型
 アメリカ空軍の攻撃機A-10「サンダーボルトII」は、抜群の火力を発揮する30mm機関砲、チタニウム合金による重装甲、低速ながら長時間の空中待機能力を持ち、また独特の形状もあって多くの軍用機ファンから絶大な支持を集める人気機種となっています。
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近代改修型A-10C。IT化によって情報収集能力が大きく改善された。右翼端から2番目の兵装搭載ステーションにライトニング照準ポッドを搭載する(画像:アメリカ空軍)。
 簡素で頑丈、安価で武骨なA-10は「漢(おとこ)の乗りもの」である、として愛する人も少なくないようです。確かに初期型のA-10Aはこうした攻撃機だったといえるかもしれません。しかしながら2020年7月現在は、全機がA-10Cと呼ばれる高性能攻撃機へ近代化改修され、大きく性格が異なる近代的な航空機へと生まれ変わっています。
 A-10Cの対地攻撃能力は、A-10Aとは比較にならないほど向上しました。とはいっても約7tの兵装搭載量や約800km/hの速度性能も変わっていません。何が変わったのかというと、A-10CはIT化され「スマートになった」ということです。具体的には「赤外線前方監視装置(FLIR)」や「統合戦術情報分配システム(JTIDS)」の搭載が挙げられます。
 赤外線前方監視装置は「スナイパー」または「ライトニング」と呼称する映像センサーであり、これによってA-10は昼夜を問わず監視対象の映像を取得することが可能となりました。また映像は動画として地上へリアルタイム送信することができ、A-10Cは偵察機としても機能します。
中身はもはや別物なA-10C どれほど画期的なのか
 もうひとつの統合戦術情報分配システムは、A-10CだけではなくF-35やF-15のような戦闘機、早期警戒機、イージス艦、そして地上部隊をつないだ戦術ネットワークであり、さまざまな命令や情報を共有します。これによって地上軍は正確にA-10Cへ攻撃して欲しい目標を伝達することができるようになりました。
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デジタル化されたA-10Cのコックピット。左の液晶にGPS、ネットワークと統合されたデジタルマップが表示されており、ナビゲーションや照準に使用(画像:アメリカ空軍)。
 このふたつによるA-10Cの能力向上は劇的であり、逆を言えばA-10Aは、現在の水準ではもう優秀な地上攻撃機とはいえません。なぜならA-10Aを含め「旧来の攻撃機は実はほとんど地上攻撃ができない」からです。
 たとえば地上軍から「サカイリバー北のマチダストリートを走る白いピックアップトラックを爆撃してくれ。近くにいる大型トラックは友軍だから注意しろ」という要請があったとします。A-10Aのパイロットにとってこれはとても難しい課題となります。土地勘が無ければ、サカイリバーやマチダストリートという地名を言われてもなかなか分かりませんし、さらに空からはピックアップトラックや大型トラックを見分けることは困難です。


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