群馬・館林舞台のアニメ「よりもい」、有志がCM　「聖地」放映にファン団結 [ひよこ★]

群馬・館林舞台のアニメ「よりもい」、有志がCM　「聖地」放映にファン団結 [ひよこ★] at EDITORIALPLUS

1:ひよこ ★
21/01/17 19:30:22.71 N4uR+4CS9.net
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毎日新聞2021年1月17日 17時48分(最終更新 1月17日 17時48分)

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「宇宙よりも遠い場所」の作品紹介コーナーを設けている城町食堂＝群馬県館林市城町で2021年1月14日、鈴木敦子撮影

　かつて「日本一暑い」とされた群馬県館林市を舞台に、世界で最も寒い南極を目指す女子高校生ら4人の成長を描いた青春アニメ「宇宙（そら）よりも遠い場所」（通称「よりもい」、全13話）が、2月1日から群馬テレビで初めて放送される。これを受け、“聖地”での放送決定を歓迎するファン有志がお金を出し合って番組スポンサーになり、CMを出すことになった。ファンの作品への思いが形になった珍しい取り組みだ。
　「よりもい」は2018年1月からTOKYO　MXテレビなどで放送されたり、インターネットで配信されたりしたアニメ。国内外で人気を博し、作品に登場するつつじが岡公園や茂林寺（いずれも館林市）などを“聖地巡礼”するファンが後を絶たない。館林市は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」（アニメツーリズム協会主催）の19、20年版に2年連続で選ばれている。
　昨年12月、群馬テレビでの放送予定が明らかになると、ファンの動きは速かった。東京都在住の高橋一文さん（44）が「大好きな作品が地元で多くの方に愛してもらえるきっかけになれば」と番組スポンサーとして応援することを思い付き、局側に打診し、交渉を重ねた。個人名では売名行為になる恐れがあるため、ファン有志のグループ「応援する会（仮称）」を結成し、CMを出すことを決めた。

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館林市役所前には「アニメ聖地88選」選定を祝う横断幕が懸かる＝群馬県館林市城町で2021年1月14日午後2時51分、鈴木敦子撮影
　今年1月6日から1週間、ツイッターなどでメンバーを募ると、予想をはるかに上回る約100人が参加を表明。市内の複数の飲食店も加わり、ファンからは「よりもいのつながりはすごいなぁ」などと感想が寄せられた。どのようなCMを制作し、何本ぐらい流すかなどはメンバー間で協議中。アニメファンにとって聖地での放送は喜ばしく、高橋さんは「多くの方が参加してくれてありがたい。自分の住む街がこれだけ上質な作品の舞台になるのはとても貴重な機会で、私からすれば群馬県の方が羨ましい。県内で『作品を見た』という人がもっと増えてほしい」と期待を込める。
　群馬テレビによると、一般的な番組スポンサーは企業や団体で、ファンからの依頼は極めて珍しいという。今回は営業部員が高橋さんと会って話し合うなどし、実現に向けた仕組みを考案した。瀧本義久編成局次長は最初に電話を受けた時は驚いたというが、「ファンの方からは『コロナ禍でなければ群馬に行って見たかった』とまで言っていただき、地元の放送局としてありがたいと思った」と話している。【鈴木敦子】

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