【小学五年生】　しょくじんラブ　【1983年正月】

【小学五年生】　しょくじんラブ　【1983年正月】 at SEPIA

1:るっじぇろ・でおだーと
19/12/06 04:30:37.92 .net
今から36年前の1983年1月15日、『E.T.』スーパー大ヒット中のさなか
正月映画第二弾として『食人族』が封切られた。僕はE.T.よりも実は食人族が
観たかった。封切りで観たかったんだけど用事があって観れなくて観に行くのは
一週間後となった。そして友達を誘って観たんだけど「あんな気持ちの悪そうな映画なんて観に行くか！」と人蹴りされ即座に断られてしまった。映画館まで行くのに
バスに乗って地下鉄に乗らなければ行けないので一人では怖くて行けれそうに
ないので、この際、誰でも良いので誘ってみようと朝のホームルーム前にみんなに『誰か俺と一緒に食人族観に行かへん？』と声を掛けた。みんな返事はＮＯ！
だった。親友にまで断られクラスの皆にも見事断られた僕は途方に暮れ、こうなったら勇気を出して一人で観に行く決心をした。そして放課後帰宅する時に下駄箱に一枚
の手紙が入っており早速読んでみたら“私も実は観に行きたいんだけど、友達に見事に断られてしまったので、よければ私と一緒に観に行ってくれませんか？放課後
○○公園のブランコで待っています”と言った内容の手紙だった。文面からして
女の子の手紙だった。決してラブレターじゃないが異常にテンションが上がった僕は
土曜日まで風邪とか下手にひかないよう健康管理に十分気を付け土曜日早く来いと
心ウキウキにして土曜日の放課後を無事に迎えた。早速○○公園のブランコに行った僕はそこで赤いベレー帽を被りフリルの洋服を着たお嬢様風衣装の凄くオシャレしてきた今にして思うとイタリア映画「小さな唇」のカティア・バーガーに超似ていた
11年間生きてきた中で一番衝撃を受けたほどの異次元の美少女に初めて恋をした。

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