現代数学の系譜11 ガロア理論を読む34
at MATH
165:132人目の素数さん
17/06/05 19:52:36.27 c+ReRWde.net
「箱入り無数目」
(同値関係、決定番号の定義)
実数列の集合R^Nを考える。
s =(s _1,s _2,s _3,・・・)
s'=(s'_1,s'_2,s'_3,・・・)
注 _n 下付き添字(列のn番目の箱)
s,s'∈R^N は、
ある番号から先のしっぽが一致する
(∃n0.n>=n0⇒s_n=s'_n)
とき同値(s~s')と定義しよう
(いわばコーシーのべったり版)
~はR^Nを類別するが、各類から代表を選び
代表類を袋に蓄えておく。
幾何的には商射影R^N→R^N/~の切断を選んだことになる。
任意の実数列sに対して、袋をごそごそさぐって
そいつと同値な(同じファイバーの)代表r=r(s)を
ちょうど1つ取り出せるわけだ
sとrがそこから先ずっと一致する番号を
sの決定番号と呼び、d=d(s)と記す。つまり
s_d,s_d+1,s_d+2,・・・
を知ればsの類の代表rは決められる。
更に何らかの事情によりdが知らされていなくても
あるD>=dについて
s_D,s_D+1,s_D+2,・・・
が知らされたとするならば、それだけの情報で
既にr=r(s)は取り出せ、したがってd=d(s)も決まり、
結局s_d(実はs_d,s_d+1,s_d+2,・・・,s_Dごっそり)が
決められることに注意しよう
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