【市況】バンダイナムコ、成長の芽は「アイドル」 源流は”アイドルマスター” at MOEPLUS
[2ch|▼Menu]
1:yomiφ ★
16/01/12 10:02:16.83 CAP_USER.net
 「ミューズ!ミュージック!スタート!」。
大みそか恒例のNHK紅白歌合戦で、アニメの映像とともに登場した女性グループの掛け声に会場からは大きな歓声が上がった。
彼女たちは声優ユニット「μ’s(ミューズ)」。プロデュースしているのはバンダイナムコホールディングスだ。
もともとはアニメ「ラブライブ!」に登場する架空の女子高生アイドルグループで、作中のメンバーを演じる声優がアニメと同じように歌って踊る。
出す曲が軒並みヒットチャートの上位に入る人気ぶりで、初の紅白出場を果たした。
今、こうしたキャラクターの映像音楽プロデュースがバンナムHDの新たな稼ぎ頭となっている。
 バンナムHDは新中期経営計画をスタートさせ、2018年3月期に連結営業利益で600億円(前期実績は563億円)を目指している。
田口三昭社長は「新たな事業領域の開拓に挑戦する」として、映像音楽プロデュース事業を新設した。
少子化が進む国内市場で玩具やゲームといった1つのカテゴリーで完結するビジネスにとどまっていては頭打ちになる。
自社キャラクターをアニメや音楽CD、ライブイベントなどに多重活用して収益機会を広げるのが狙いだ。
 多重活用の源流は05年、旧ナムコが投入した業務用ゲーム「アイドルマスター」にさかのぼる。アイドルを育成するコンセプトのゲームとして始まったが、
11年のテレビアニメ化をきっかけに携帯ゲーム、音楽CD、ライブイベントと多面展開して成功した。
10周年の昨年はキャラクターを演じる声優のコンサートが2日間で7万6000人を動員するなど人気が定着している。
田口社長はこうした多重活用が「作品のファンを増やす強力な武器」と力を込める。
 見逃せないのは収益性の高さ。15年3月期の事業別の売上高営業利益率をみると、映像音楽プロデュース事業が23%と突出し、
主力の玩具(7%)やゲーム(10%)を上回る。今期も同水準を保つ計画だ。
工場などの設備投資が少なく固定費負担が軽いほか、ひとたび人気キャラクターを創出できれば利幅の厚い版権使用料も加わるためだ。
例えば「ラブライブ!」は人気に着目した他社からもゲームやアパレルなどの商品が発売され、キャラクターの版権使用料を通じて他社からの収益も得ている。
 同社は海外展開を成長戦略の中核に据えている。海外売上高比率は前期で2割弱と目標の5割を大きく下回る。
グループで展開するキャラクターは他社に使用料を払うものも含め200種類以上あるが、海外で人気のあるものはまだ少ない。
アニメやライブイベントは国内の人気キャラクターを海外に紹介し、ファンを開拓する武器にもなる。
1月末には上海で海外初となる「ラブライブ!」のライブイベントを開催する予定で、ネットを通じたアニメの配信にも力を入れている。
 株価は2400円台と、昨年2月に付けた昨年来安値(2085円)に近い。
「妖怪ウォッチ」ブームで関連玩具の販売が大きく伸びた15年3月期は連結売上高、営業利益ともに過去最高を記録したが、今期は逆に反動減に悩まされている。
キャラクタービジネスは特定のヒット商品に収益が左右されやすいだけに、利益の積み上げには収益源の多角化が欠かせない。
キャラクターの総合演出で国内外のファンを開拓し、成長の安定基盤を築けるか。バンナムHDのプロデュース手腕が試される。
URLリンク(www.nikkei.com)


レスを読む
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
暇つぶし2ch

3076日前に更新/13 KB
担当:undef