【大阪】戦時中「猛獣殺処分」 復興支えたゾウ「春子」、貴重な写真満載…天王寺動物園が「100周年記念誌」発行[06/02] at FEMNEWSPLUS
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1:坊主 ★
16/06/02 19:55:41.32 CAP_USER.net
引用元:産経ニュース 2016.6.2 08:55
URLリンク(www.sankei.com)
 昨年、開園100周年を迎えた天王寺動物園(大阪市天王寺区)が記念誌「天王寺動物園 100年の足あと」を発行した。
日本で3番目に古い同園の歩みを、白黒写真などをふんだんに使いながら構成。戦時中、猛獣が逃げ出すのを恐れて殺処分した苦難の歴史や、戦後復興期に来園したゾウの春子を約1万人の市民が熱狂的に出迎える様子など、その“足跡”を余すことなく伝えている。(上岡由美)
 大正4(1915)年に開園した同園は戦争を乗り越え、日本の近代化とともに市民の憩いの場として発展してきた。
記念誌は、この1世紀にわたる歴史を踏まえ、次の100年につなげようと企画。昨秋から同園スタッフら約10人が編纂作業を進めてきた。
 同園のルーツにあたる「府立大阪博物場」から開園当時のにぎわい、戦中・戦後の受難、廃虚からの復興、生態的展示を採用した「ZOO21計画」など、近代的動物園への変遷を7章に分けて紹介している。
 現在、約11ヘクタールの園内で約200種千点の動物を飼育し、年間約173万人(平成27年度)が訪れる同園だが、大正4年の開園時は入園料が大人5銭、子供3銭で、60種類以上、230点の動物を展示。1年目の入場者数は約57万人を数えた。
 人気はうなぎ上りで、翌年には春の夜桜開園や夏の納涼夜間開園(ナイトZOO)など、早くもユニークな企画を実施したという。
 その後、戦争がその歴史に暗い影を落とす。
第二次大戦が始まると、もはや動物を見て楽しむ余裕すら失われ、戦況が悪化するにつれ、動物たちの飼料の調達は困難を極めた。
 そんな中、戦意高揚に利用されたのが人気者だったチンパンジーの「リタ」と「ロイド」だ。
記念誌には、軍服を着せられ防空演習に参加する姿が収められている。芸達者なリタたちは、お客もいない広場で芸を披露していたという。
 さらに戦局が深まった昭和18年9月には、「空襲でおりが壊れ、猛獣が逃げ出すと危険」との理由でライオンやトラ、ヒョウなど10種類26頭が殺処分された。
 ただ、あるヒョウだけは毒入りの肉を食べなかったため、飼育員が首にロープをかけてやむなく絞殺したという。
記念誌には「慈しみ育ててきた動物を、自らの手で殺さねばならないなんて、飼育員にとってどれほどつらいことだったでしょう」と記されている。
 同園の担当者は「この悲劇は歴史的事実であり、動物も園もつらい目に遭いながら復興してきたということをしっかり伝えたかった」と話している。
定価1080円。園内売店で1500部限定で販売している。問い合わせは同園((電)06・6771・0201)。
春子を歓迎する市民らで沿道は埋め尽くされた
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殺処分されたヒョウ
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開園100周年を記念して発行された「天王寺動物園100年の足あと」
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