【国内】教育困難校の悲惨な現実 アルファベットも書けない生徒が大量に存在 at BIZPLUS
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1:海江田三郎 ★
16/12/17 08:37:26.50 CAP_USER.net
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「教育困難校」という言葉をご存じだろうか。さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、教育活動が成立しない高校のことだ。
大学受験は社会の関心を集めるものの、高校受験は、人生にとっての意味の大きさに反して、あまり注目されていない。
しかし、この高校受験こそ、実は人生前半の最大の分岐点という意味を持つものである。
高校という学校段階は、子どものもつ学力、家庭環境等の「格差」が改善される場ではなく、
加速される場になってしまっているというのが現実だ。本連載では、「教育困難校」の実態について、現場での経験を踏まえ、お伝えしていく。
「教育困難校」には、アルファベットをまともに書けない生徒が相当数存在する。特に、bとd、mとn、qとgなど、
似た文字を書き分けられない生徒が多い。また、高校生になっているのに、曜日の英単語すら覚えていない。
中でも若干区別が難しい火曜(Tuesday)、水曜(Wednesday)、木曜(Thursday)がわからない生徒は、ざらにいる。
これらの生徒は、勉強を怠けてきたという理由ではなく、先天的な学習障害を持ちながら、
高校生になるまで気づかれず、何も訓練を受けてこなかったからできない者が、ほとんどのようだ。
さらに、英語の語句と語句の間のスペースがまったく意識できず、アルファベットの文字列をどこで区切るのかが理
解できない生徒もいる。これも視覚障害や学習障害に起因する混乱であろうと考えられる。
もっと小さい頃に、学習面での子どもの困りごとに保護者や周囲が気づき、専門機関で障害の有無を確認し、
治療や訓練を受ける等すれば、高校までにそれなりの能力向上が期待できたはずだ。気の毒に思いながらも、
半ばあきらめの境地で、教師はまったく英語を理解できていない生徒の指導にあたっているのが現状である。
いつものようにざわついていた教室内の雰囲気が少し落ち着き、ようやく授業ができそうになると、
教師は「はい、今から辞書を配るからね」と言って、スーパーに設置してあるものと同サイズの買い物かごに入れた
辞書を一冊ずつ配り始める。なぜ、自分の辞書を使わせないのだろう、あるいは、入学時に買った電子辞書があるのではないかと、
読者の中には疑問に思う方もいるかもしれない。
実は、教育困難校では、英語や国語の辞書を数クラス分用意し、毎時間生徒に貸している学校がかなりある。
辞書を持っていても、学校に持参することを忘れる生徒が多いし、それ以上に、辞書(当然ながら電子辞書も)を買えない
生徒も少なくないからだ。もちろん、丁寧に使うように教師が毎回注意はしているが、確認してみると、
いたずら書きがしてあったり、ページが切られている辞書もある。それでも、新しい辞書を買う教科の予算が潤沢ではないので、
それを使わざるをえないのが悩みの1つだ。
辞書が行き渡ると今度は、プリントを配布する。教科書を買ってはあるが、生徒の能力ではそのまま使える内容はほとんどないし、
教科書だけでは生徒の集中力が持たない。毎時間、授業の最初は、生徒の興味を引くようなイラストを
たくさん入れた手作りプリントを生徒にやらせている。今日は、曜日を英語で書くプリントだ
(中略)
経済力の差が学力に大きく反映される理由とは?
現在、高校に在学している高校生は、小学校に英語教育が導入され始めた頃の生徒たちであるが、
今後、英語の教科化が進むと、幼児期からの英語教育はさらに加熱するだろう。そこに、参加できない家庭の子どもは
今以上に強い嫌悪感を持って高校に入学して来ることにならないか、授業を成立させることが一層難しくならないか
教育困難校の英語教師は、心中穏やかではいられない。


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