【企業】MRJ開発遅れ、大型客船撤退、原発賠償…失態続きの三菱重工に今何が起きているのか? at BIZPLUS
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1:海江田三郎 ★
16/11/04 14:25:08.19 CAP_USER.net
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(中略)
 延期に伴い、MRJの開発費は計画を大幅に上回る3000億円規模に膨らむ見通し。
受注が確定した427機はキャンセルでき、せっかく獲得した顧客を失う可能性もある。
 同社が直面するトラブルは、これらにとどまらない。米国では、原子力発電所に納めた蒸気発生器が壊れて廃炉になったとして、
7000億円もの巨額賠償を請求されている。2年前に火力発電所事業を統合した日立製作所とは、
南アフリカの発電所建設で発生した損失負担をめぐり争っている。さらに、昨年秋と今年夏に防衛省が行った
新型イージス艦2隻の入札では、ともにライバルのジャパンマリンユナイテッドに敗れている。
 三菱重工が過去10年間に計上した特別損失は、実に年平均で600億円に達する。
 大型客船とMRJは、ほとんど経験のない分野に挑んだ点で共通している。
 同社が10万以上の大型客船を建造するのは10年ぶりだ。しかも10年前は「プロトタイプ」があり、自ら基本設計を行う必要はなかった。
 大型客船は「浮かぶホテル」ともいわれ、客室や劇場、プールなどを備える。アイーダ・プリマのような最新の船になると、
各部屋に無線インターネット回線も完備し、その分さまざまなノウハウが必要になる。同社にはそうしたノウハウが欠けていたうえ、
内装や設備を手がける欧州企業との連携もうまくいかなかった。
 一方、旅客機開発も、同社が中心的役割を果たした「YSー11」以来、約50年ぶりだ。別の重工メーカーからは
「飛行機の開発は特に失敗や計画の遅れがつきもの。『生みの苦しみ』は避けられない」との同情的な声も聞かれる。
 だが同社の“失態”は、自ら招いた側面もある。
「受注優先のマインドがあった。楽観的で拙速な判断があった」
 大型客船の損失原因を検証する社内評価委員会の木村和明委員長(三菱重工常務)は、背景に技術力への過信があったことをにおわせる。
 造船事業は、同社にとって長崎で約130年前に始めた「祖業」だ。同社は、大型客船を手がけた長崎造船所などの事業所が、
自ら事業を仕切る態勢を最近まで敷いてきた。
 「(長崎造船所は)大変プライドが高く、閉鎖性もあったのでは」。宮永社長は会見で、背後に潜む「負の伝統」に言及した。
 同社は、本社に対応可能な人材が不足したことも事業所任せの原因になっていたとして、
「事業リスクマネジメント委員会」を立ち上げる方針だ。これにより全事業で会社レベルのリスク管理を徹底し、特
別損失の額を年300億円以上減らすとしている。日本を代表する名門メーカーとして、これ以上の「オウンゴール」は許されない状況だ。(井田通人)


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